夢見の戦士

ページ名:夢見の戦士

ゼロ(戦闘前)

止まれ! この王国を出ようとする者は呪われし者。時そのものが眠りにつくまで、ここで休むがいい。

希望それに自由…力さえあれば、それらが手に入ると思っていた。おれの夢の中で、おれの釘はあの病を切り裂く。だがおれは、王にその切っ先を向けたのだ。

この神聖なる場所で目覚めたとき、おれは理解した。希望を持とうとする者は…すでに救いを失っているのだと。

おまえは今でも希望を持とうとするか? おまえは逃げるか? それともその武器をかかげ、おれたちを破滅に導くか?

ゼロ(戦闘後)

そうか…そういうことだったのか。王に歯向かう者たちは、その武器を取った時点で破滅しているのだ。

おれは裏切り者などではなく…単なる愚か者だ。

お前は逃げないだろう。そしておまえがどこに行こうと…おれはおまえを見ている…

ゼロの墓

王に逆らう者は呪われん。

ゴーブ(戦闘前)

おれさまはゴーブ!

したがえ! ゴーブにしたがえ! したがえ!

偉大なる精神の持ち主! おれさまはゴーブ!

昇れ! ゴーブと共に昇れ! 昇れ! 昇れ!

ゴーブ(戦闘後)

おれさまは…ゴーブ!

偉大なる精神の持ち主の…この痛み! 昇れ! 昇れ!

おれ…さまは…

ゴーブの墓

偉大なる精神の持ち主ゴーブ、ここに眠る。

メナシ(戦闘前)

わたしの子…今でも見える? どうかわたしを傷つけないで。

小さな子…両目が開いていては眠れない。息をしていなければ夢も見れない。

大切な子どもたち…あなたは眠りながらひどいことを言う…あなたの爪がひっかき…

大切な子どもたち…暗闇の中から怪物がやってきた…わたしのために歌ってくれる?

メナシ(戦闘後)

ひとつひとつ…あの子たちの眼は閉じられ…温かい静寂がわたしを包んでいった。

あなたを恐れてごめんなさい。あなたはいつだって、わたしたちのことを守っていた。わたしたちにあなたが見えないときでさえ。

わたしたちを連れていって。光に悩まされない場所に。夢のない場所に…お願い…

メナシの墓

石が顔の形に削られている。

マーム(戦闘前)

ああ、女王様! 女王様がくる! ずっと待っていた女王様が、もう少しでくる! もう身体が爆発しそう!

この聖なる庭を、わたしは守ってきた! ずっとずっと守ってきて、もうすぐ女王様がきて、わたしに飛び方を教えてくれる!

あなたも一緒に待つ? 一緒にここで遊ぶ?

マーム(戦闘後)

あなた…つよいわ…わたしよりもずっと…

わたしは長い間待っていた。長い間戦ってきた。

わたしはとてもとても疲れた! もうすぐ女王様がここにくる。そしてわたしは少し眠りたい。

女王様が来たらわたしを起こしてちょうだい。ひょっとしたら女王様は、わたしたち両方に飛び方を教えてくれるかもしれないわ!

そうだったら…すてきね…そうでしょう?

マームの墓

偉大なる根と葉の守護者、ここに眠る。

長老フー(戦闘前)

待て小僧! なぜここにきた? この狂暴で、崩壊した土地を鎮めにきたのか?

この土地を清めようと多くの者がやってきたが、ここに暮らした者はすべて呑み込まれてしまった。

この下に潜むあのムシたちもそうだ。あれもかつてはおまえのように誇り高き存在だったが、いまでは単なる怪物と化してしまった。

栄光への夢に惑わされるな。ここを去り、二度と戻ってくるでない。

長老フー(戦闘後)

思考が…晴れた。われわれは…眠っていたのか?

ああ…思い出した。あの誇り高き長たち…かれらはほんとうに怪物だったのか? かれらの眼を覚えている…明るくてはっきりしていた。ならばなぜわたしはかれらを恐れたのだ?

あの村に狂気が存在したとすれば、それをもたらしたのはこのわたしだ。わたしが追放されたのも当然のことだ。

わたしが攻撃したとき、かれらは当然ながら…

当然ながらわたしを殺した…

わたしを…殺した…?

ああ…

長老フーの墓

長老の記憶とともに。

ガリエン(戦闘前)

ほほう、おまえも戦士というわけか。このおぞましく、忘れ去られた穴を生き延びる勇気と力を持っているのは、このおれだけだと思っていたがな。

おれの名はガリエン。ハロウネスト最強の戦士であり、自分の力を試すためにこの禍々しき土地へとやってきた。おまえも自分の力を確かめたいんだろう?

んん?

おれもおまえも特別な存在だ。くたばっちまったこの哀れな野郎とはちがう。この世界は弱者にやさしくないからな。

というわけで…戦うか? めいっぱいやり合って、お互いの力を確かめあおうじゃねえか!

ガリエン(戦闘後)

信じられん…このおれが敗れるときがくるとは! 負けるってのはこんな気分だったんだな…

だが、おれだって強いよな? 王に会ったら、おれの強さを伝えてくれるだろ?

王はおれの力を試すためにおまえをよこしたんだろ? わかってたよ。王は勇敢なるガリエンのことを忘れちゃいないってな。

兄弟たちよ、おれも行くぜ。一緒にこの場所を…離れようじゃねえか…

一緒に…

ガリエンの亡骸

戦いに敗れた戦士の死体だ。

マーコス(戦闘前)

この世界の果てで死ぬために、はるばるやって来たというわけか。

いや、なにもいわんでいい。おまえのような輩からは、数え切れぬ言葉を聞いてきた。おまえの誇り、おまえの欲望、おまえの焦り…すべて一緒にわたしがほうむってやろう。

武器をかまえろ。そしてこれまでにここにやって来た者たち同様に死ぬがいい。

マーコス(戦闘後)

わたしはこれまで決して…戦いに敗れたことはなかった。

いまだ眠り続ける…自分の姿が見える。わたしはどれだけの間、ここに隠されていたのだ?

この世界の片隅で、おまえが来るまでは…誰にも発見されることなく…

戦士、騎士、王、そして時間すらも…わたしを力で上回ることはなかった。それをおまえは…

おまえは暗闇そのものだ…わたしを呑みこみにきた…

マーコスの亡骸

釘と盾を持った、戦士の死体がある。

 

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