ウルトラマンメビウスの登場怪獣

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ウルトラマンメビウスの登場怪獣(ウルトラマンメビウスのとうじょうかいじゅう)は、特撮テレビ番組『ウルトラマンメビウス』、及び関連するマンガやショーなどに登場した架空の怪獣(マケット怪獣超獣円盤生物を含む)、宇宙人(異次元人を含む)、ロボット、その他の生物の一覧である。並び順は基本的に登場話数順とする。 劇場版に登場した怪獣についてはウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟#登場怪獣・宇宙人を参照。

目次

宇宙斬鉄怪獣 ディノゾール[]

第1話「運命の出逢い」、第4話「傷だらけの絆」、第5話「逆転のシュート」、第11話「母の奇跡」に登場。

  • 体長:77メートル
  • 体重:5万トン

25年間も怪獣が出現しなかった地球にボガールに呼び寄せられて突如襲来した。強固な“外骨格”に覆われた体は地球の兵器による攻撃を一切寄せ付けない。本来は宇宙空間で少ない水素分子を集めるために使う鋭い鞭状の舌(断層スクープテイザー)を目に見えないほどの速さで振り回してあらゆる物体を切断する。この舌の総延長は1万メートルだが、直径は1オングストロームという異常な細さで、視認は非常に困難。外殻部から連続して打ち出される流体焼夷弾(融合ハイドロプロパルサー)も強力。迎撃した対怪獣防衛チーム「旧CREW GUYS」を全滅させた上、街を破壊し尽くしたが、メビウスのメビュームシュートを頭部に受けて倒された。この個体がディノゾールリバースにならなかった理由は不明。

第4話ではホログラムとして登場。マケットミクラスの性能テストの相手役となる。

第5話ではボガールによって別個体が呼び寄せられたが、地球に到着する前にハンターナイトツルギのナイトシュートで倒された。

渡りを行なう習性があり、第11話では第1話に登場したディノゾールの経路を追って大群が地球に向かってきた。GUYSスペーシーが配備した宇宙機雷ライトンR30マインによって地球に侵入しようとしたほとんどの個体が倒され、残った群れは進行方向を変えさせられる。機雷群を抜けて地球に降り立った1匹も、ガンウィンガーから放たれたスペシウム弾頭弾で頭部を破壊、殲滅された。だがこの個体は体の極性を反転させてディノゾールリバースになって蘇った。

  • 鳴き声には、ゴジラシリーズに登場した宇宙怪獣ガイガンのものが使用されている。
  • デザイン:酉澤安施。『ウルトラマンマックス』第22話に登場した魔デウスの候補デザインの流用(同話に謎の女が作る粘土像としても登場している)。

宇宙斬鉄怪獣 ディノゾールリバース[]

第11話「母の奇跡」に登場。

  • 体長:77メートル
  • 体重:5万トン

GUYSに倒されたディノゾールが逆立ちで立ち上がり、その極性を反転させて復活した姿。尾の先端にある神経節が肥大して新たな脳幹が形成され、2つの頭を持つ形態に変化した。真っ逆さまになったことで、本来持っていた推進器官による飛行能力は失われている。2つの頭から放つ2本の断層スクープテイザーの動きは人間はもちろん、メビウスでも見切ることは困難。背部(ディノゾールの時は腹部発光器官)からの融合ハイドロプロパルサーや断層スクープテイザーでマケットウインダムやGUYSの攻撃を完璧に防いでメビウスをも翻弄するが、ヒカリの参戦で形勢は逆転。断層スクープテイザーを切断され、メビュームシュートとナイトシュートを同時に受けて倒された。後に第21話で怪獣墓場に漂っている姿が発見された。

『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場したディノゾール、ディノゾールリバースアークボガールによって地球に呼び寄せられる。以前と同じガンウィンガーのスペシウム弾頭弾で頭部を爆破された後、やはりリバースとなって復活したが、メビウスとヒカリに倒された。
  • デザイン:酉澤安施
  • ディノゾールリバースが水素を求めて向かったダムは『ウルトラQ』第13話「ガラダマ」において、隕石怪獣ガラモンに破壊された事のある熊谷ダムである。

地底怪獣 グドン[]

第2話「俺達の翼」、第9話「復讐の鎧」、第27話「激闘の覇者」に登場。

詳しくはグドン参照。

火山怪鳥 バードン[]

第3話「ひとつきりの命」、第24話「復活のヤプール」,第27話「激闘の覇者」に登場。

※詳細はバードンの項目を参照。

宇宙凶険怪獣 ケルビム[]

第4話「傷だらけの絆」、第20話「総監の伝言」に登場。

  • 体長:44メートル
  • 体重:4万4千トン

ボガールが呼び寄せた宇宙怪獣。頭の角とヒレ状の耳、中2本が長い4本の指が特徴。遠距離では火球(弾道エクスクルーシブスピット)、中距離では鋭利な棘が先端の瘤に生えた尻尾(超音速クラッシャーテイル)、近距離では長い爪と頭頂部の鋭い角(裂岩マチェットホーン)と極めて隙が無い。飛行・空中浮遊能力を持ち、自身を回転させることでその長い尾を遠心力で振り回す攻撃で周囲を破壊する。距離を選ばない多彩な攻撃でミクラスやメビウスを翻弄したが、ミクラスによって弱らされた上にコノミ隊員によって角を破壊され、懐に入ったメビウスのメビュームブレードで一刀両断された。

第20話では、一匹目が日本海に潜伏している際に産み落とした卵から新しい個体が孵化。GUYS対怪獣研究所の音響放射装置の誘導電波を耳で共鳴支配してアーストロンを操り、メビウスと戦った。しかしガンブースターの攻撃で音響反射装置を破壊されアーストロンを操れなくなり、仲たがいしたところをメビウスブレイブのメビュームナイトブレード・ブレードオーバーロードによって倒された。

第20話の個体は、劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』にも回想シーンで登場。元はこの劇場版のためにデザインされた怪獣であるが、テレビ本編と劇場版とでは何故か鳴き声が違う。

  • デザインは板野一郎。デザインイメージはバラゴン。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したケルビム[]

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第8話「水中の王者」に登場。

  • 体長:44メートル
  • 体重:4万4千トン

アーストロンと戦うが、死んだふりで騙されたところに奇襲を受けて耳を引き千切られ、熱線を受けて倒された。

  • 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス』で使用された物の流用。

マケット怪獣 ミクラス[]

第4話「傷だらけの絆」から登場。

詳しくはミクラスを参照。

マケット怪獣 エレキミクラス[]

第8話「戦慄の捕食者」から登場。

詳しくはエレキミクラスを参照。

岩石怪獣 サドラ[]

第5話「逆転のシュート」、第8話「戦慄の捕食者」に登場。

※詳細はサドラの項目を参照。

古代怪獣 ツインテール[]

第6話「深海の二人」、第9話「復讐の鎧」,第27話「激闘の覇者」に登場。

※詳細はツインテール (ウルトラ怪獣)を参照。

高次元捕食体 ボガール[]

第6話「深海の二人」から第9話「復讐の鎧」まで登場(ボガールヒューマンは第1話「運命の出逢い」から登場)。

  • 体長:47メートル
  • 体重:4万7千トン

高い知能と凶悪な心を持つ生命体で、怪獣の天敵ともいえる存在。怪獣を主な食料としており、自分の餌となる怪獣を宇宙から呼び寄せたり、地球で眠っていた怪獣を復活させていた(これが地球に再び怪獣が現れるようになった原因である)。過去にハンターナイト ツルギが見守っていた惑星アーブを滅ぼしており、ツルギから仇と狙われている。地球上では人間の女性(ボガールヒューマン)に擬態して行動しているが、捕食時にはその正体を現し、翼状の大口であらゆるものを捕食する(「食事」を邪魔するメビウスも捕食対象である)。念動力で敵の動きを止めたり、敵の体を操る事も可能。長く伸ばせる尻尾も強力な武器になり、切られても再生してしまう。戦闘力が非常に高い上、あくまで食事が目的なので形勢が不利になるとすぐにテレポートで逃走する。そのため、簡単に倒すことは出来ない。但し第7話でメビウスに切られた尻尾をGUYSに解析され、電流が弱点だと見破られた(ヒカリサーガ第1話でもアーブの民の電撃に苦しめられている)。第8話でエレキミクラスとツルギとの連戦で弱り、メビウスのメビュームシュートを受けて倒されたように見えたが、第9話で爆発の寸前に逃走し生きていることが判明。さらにその後グドンとツインテールを目覚めさせて捕食し、第二形態のボガールモンス(後述)に変異した。

  • このボガールと皇帝や暗黒四天王との関係は不明だが、後述のアークボガール(ボガールマスター)がウルトラ大戦争以前の暗黒四天王の邪将の座に着いていたことを考えると、このボガール(及びその一族)も皇帝の配下である可能性は高い。
  • デザイン:酉澤安施。デザインイメージは白蛇。
  • 声:小山萌子(ボガールヒューマンの役も演じている)

高次元捕食体 ボガールモンス[]

第9話「復讐の鎧」、第10話「GUYSの誇り」に登場。

  • 体長:79メートル
  • 体重:6万7千トン

第一形態のボガール(前述)が突然変異した姿。弱点であった電流攻撃にある程度は耐えられるなど、全能力がパワーアップしており、メビウスを捕食しかけたこともある。頭部の角状の器官から破壊光線を発射し、先端が二又に分かれた尾で敵を捕らえ、巨大な翼を大口の様に広げて捕食する(変異前は前方が口だがこの形態では後方が口になる)。ちなみにメビウスに首を絞められて泡を吹いていたことを考えると呼吸は頭部の口で行っている様子。この形態になって以降はボガールヒューマンへの擬態は見られていない。また、パワーアップしたことを自覚しているのか以前のように逃げることは少ない。他の怪獣を食べる度に体内のエネルギーを増幅させており、エネルギーに引火した瞬間、半径100キロ以内が壊滅するほどの大爆発を起こす為、下手な攻撃は出来ない。第10話でGUYSによって特殊な磁場で包まれた孤島におびき寄せられ、メビウスとツルギの連続攻撃(とどめはメビュームシュートとナイトシュート)を受けて倒れた後、再び立ち上がりメビウスとツルギに襲い掛かろうとしたがツルギのナイトビームブレードによって動きを封じられそのまま爆発四散した。

『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場したボガールモンスアークボガールによって再び地球に襲来したが、歴戦で力をつけたメビウスとツルギの敵ではなかった。
  • デザイン:酉澤安施

高次元捕食獣 レッサーボガール[]

第21話「虚空の呼び声」、第22話「日々の未来」に登場。

  • 体長:2 - 47メートル
  • 体重:200キログラム - 4万7千トン

ボガールの同族。なんでも喰らう旺盛な食欲はボガール同様だが、擬態能力を持たず知能も低いなど、性質としてはボガールよりも未熟であると思われる。通常は人間大で群れを成して行動しているが、同族の死体を喰らう事で急激に質量を増して巨大化する。巨大化時は頭部に角のような突起が発生、腕も異常に発達しそこから波動弾を放つ。目から放つ怪光線も武器とする。捕食時に伸縮自在の舌で獲物を捕らえ、巨大な口を展開して飲み込む。背中の羽根状の器官はボガールモンスでは口だったが、レッサーボガールの場合は次元を食い破るようにして空間の歪みに消えるためのものである(捕食は頭部の口で行う)。ウルトラゾーンと呼ばれる宇宙空間内にある怪獣墓場の小惑星に多数が生息(描写されたのは2体)、漂着していた宇宙船アランダス周辺で探索を行っていたGUYSと交戦した。その後、生き残った個体が巨大化しメビウスと衝突するも、メビウスブレイブのメビュームナイトブレード・アクティブレードアタックで一閃されて爆砕した。

しかし第22話では、恐らくはミライの体に付着していたのであろう仲間の匂いを辿り、次元を跳躍して3体が地球にも現れた。2体は人間体のままミライが放ったメビュームスラッシュによって倒されるも、その死体を喰らって生き残った1体が巨大化し、最終形態となった。変身しようとしたミライを怪光線で気絶させ、1度はリュウの乗るガンウィンガーを巨大な口を展開して捕食しようとしたが、目が覚め現れたメビウスによって阻止される。その後メビウスと交戦するもガンフェニックストライカーのインビンシブルフェニックスを受けて深手を負い、次元を超えて逃げようとしたところをメビュームシュートによって倒された。

『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場したレッサーボガールアークボガールにより送り込まれ、ガンフェニックスを捕食しようとしたが、地球に帰ってきたメビウスにより倒された。

高次元捕食王 アークボガール[]

雑誌展開やライブステージによる後日談作品『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場。

  • 体長:61メートル
  • 体重:5万1千トン

全てのボガールの頂点に立つ存在で、様々な宇宙人、怪獣を部下に構える。その正体は暗黒四天王の先代の邪将(現邪将は巨大ヤプール)、ボガールマスターその人。知能はボガール族はおろか、並の宇宙人以上に高く、元暗黒四天王なだけに戦闘力も非常に高い。皇帝(=エンペラ星人)や他の四天王とはしばしば対立していたらしく、命令を無視して星々の生物を喰らうなどの勝手な行動ばかりしていた為に皇帝達の怒りを買い、ブラックホールに封印されていたが、皇帝の死とともに再び宇宙に解き放たれた。外見的な大きな特徴はカラフルな体色、水牛のような頭の大きな角、巨大な鉤爪の付いた右腕、捕食器官についた棘である。捕食の際にはかつてのボガールと同様に翼を大口状に広げる他、腹にも捕食用の大口(ベムスターアストロモンスのような)を有しており、ここから強力な吸引渦を発生させて獲物を飲み込む。他にも爪から発射する破壊光弾や分身能力なども持つ。

プレイムービー DXウルトラコクピット専用DVD版復活後、様々な宇宙人や怪獣、更には異次元のゲートを開いて超獣までもを地球に呼び寄せてしまう。その理由は、地球そのものを「料理」し、喰らうためである。ボガール一族らしく食欲が旺盛だが、なんとウルトラマン達の光線までもを喰らってしまう。最後はウルトラ兄弟の光線とインビンシブルフェニックスパワーマキシマムを喰らい、そのあまりに強力な光エネルギーに満足し、散っていった。てれびくん版(内山まもるによる漫画版)エンペラ星人亡き後、宇宙に新たな時空波を発信してジオルゴンを始めとする宇宙人や怪獣達を暴れさせる。チブル星人に食料となる怪獣達を集めた「怪獣牧場」を作らせ、自身もそこに身を潜めていた(時空波もここから発信させている)。怪獣牧場に乗り込んできたウルトラ兄弟によってチブル星人が倒され、時空波発生装置も破壊された後、ついに姿を現し、ウルトラ兄弟に襲い掛かる。ウルトラ兄弟を圧倒し、メビウスとヒカリ、さらには救援に駆けつけたGUYSの面々をも飲み込み、これで宇宙を支配できると勝ち誇ったが、直後にメビウス達が合体したフェニックスブレイブによって体内から爆破され遂に滅び去った。テレビマガジン版謎の電波を送ってウルトラ兄弟を宇宙に誘い出し、宇宙人軍団や怪獣達に襲わせる。怪獣や宇宙人が全て倒された後、複数のエンディール星人を従えて登場、破壊光弾でウルトラ兄弟を攻撃するが、ウルトラ兄弟が先の戦いで怪獣や宇宙人を倒した時に手に入れていた「3つの光の玉」に自分達のエネルギーを注入して作った巨大なエネルギーボールをメビウスにぶつけられて大爆発した。ウルトラマンフェスティバル2007ライブステージ版超巨大な姿(巨大風船)で登場。第1部ではジオルゴンとエンディール星人が切り札として(キングジョーブラックの自爆で)復活させたがウルトラ戦士達の合体光線で倒された。第2部ではジオルゴンやエンディール星人を生贄としてエンペラ星人が再び解き放ち、ウルトラ戦士達を次々に飲み込むが、メビウスフェニックスブレイブの二刀流で切り裂かれた後、メビュームフェニックスで倒され、飲み込まれたウルトラ戦士達も解放された。
  • 声:佐藤正治

健啖宇宙人 ファントン星人[]

第7話「ファントンの落し物」、第49話「最終三部作II 絶望の暗雲」、第50話「最終三部作III 心からの言葉」に登場。

  • 体長:2メートル
  • 体重:92キロ

友好的で陽気な宇宙人。目がカタツムリのように突き出ている。ファントン星は深刻な食糧不足に襲われており、滅亡の危機にある。星人はこの問題を解決する為に食料探しの旅をしながら、非常用食料「シーピン929」(後述)を開発していた。だが母星に戻る途中、ボガールの攻撃を受けて宇宙船が故障してしまい、シーピン929を地球に落としてしまった為、宇宙語による通信でGUYSに事情を説明してシーピン929を回収してもらおうとした。解決後は、ツルギとボガールの名前及び目的をGUYSに伝え、地球人への友情の言葉を残して去っていった。ファントン星人にとって食事は神聖な儀式であり、食事の前には踊って神に祈る。また、少ない食料から得られるエネルギーを節約するために食事の後は睡眠をとる習慣がある。なお、星人との会話には宇宙語翻訳機パンスペースインタープリター(同じ名前の機械が『ウルトラマン』第16話に登場している)が使われたが、宇宙なまりがひどいため機械による翻訳がうまくいかず、テッペイが通訳を行った。

第49話ではGUYSの危機を救うためにカコと共にフェニックスネストに現れ、圧縮能力でインペライザーを押し潰した。

ヒカリサーガ』第1話ではファントン星を訪ねたツルギにボガールという存在を教えた。また、地球にやって来たツルギの話をザムシャーに教えた。

  • 声:川津泰彦
  • デザイン:酉澤安施。デザインイメージはカネゴン

肥大糧食 シーピン929[]

第7話「ファントンの落し物」に登場。

ファントン星人(前述)が開発した巨大な非常食。軟体動物のような形態で手足や目などの感覚器官などは見当たらず、有機質ではあるが生命体かは不明。サッカーボール程の大きさにまで圧縮されていたが、ボガールの攻撃で回収用のカプセルが破壊された上、地球の温度の影響を受けて元の大きさに戻り、更に大気中の窒素を材料として無限に巨大化してしまう。ボガールに食べられる寸前、GUYSの重力偏向板によって大気圏外にまで運ばれ、ファントン星人に回収された。

なお、フェニックスネスト内の食堂で自分の半年分の食券を使ってご馳走を振舞ってくれたトリヤマ補佐官には、お礼として保存用カプセルと共に「『シーピン929』1年分、確保出来次第お送りします」というメッセージが送られた。但し地球人がシーピン929を食べられるか、食べられても旨いかは不明。マリナはシーピン929を見て「あんまり美味しそうに見えない」と言っている(更にファントン星人はご馳走を振舞われた際、食事を皿ごと食べようとしていた)。

  • デザイン:酉澤安施。デザインイメージはブルトンやバルンガ

フォンタ[]

ファントン星人の息子。「ウルトラマンプレミアステージ」に登場。

父ファントン星人がウルトラマンゼアスウルトラマンナイスと共に漫才トリオを結成して宇宙を巡業している間、GUYSの託児所に預けられている。同じく預けられているダダの子供ヂヂと仲良し。不思議なおじいさんからもらった、何でも一つだけ願いをかなえてくれる絵本「星空の涙」を宝物にしている。その「星空の涙」に暗黒四天王(後述)が目をつけ、彼らの願いをかなえるために奪おうとしたことから、フォンタとヂヂの大冒険が始まる…。

マケット怪獣 リムエレキング[]

第8話「戦慄の捕食者」から登場。

詳しくはエレキング参照。

マケット怪獣 ウインダム[]

第11話「母の奇跡」から登場。

詳しくはウインダム参照。

マケット怪獣 ファイヤーウインダム[]

第24話「復活のヤプール」から登場

詳しくはファイヤーウインダム参照。

魔神怪獣 コダイゴンジアザー[]

第12話「初めてのお使い」に登場。

※詳細はコダイゴンの項目を参照。

百足怪獣 ムカデンダー[]

第13話「風のマリナ」、第24話「復活のヤプール」に登場。

※詳細はムカデンダーの項目を参照。

昆虫型甲殻怪獣 インセクタス[]

第14話「ひとつの道」に登場。

  • 体長:45メートル
  • 体重:4万トン(雄)、3万9千トン(雌)

昆虫に似た怪獣で、クワガタムシの顎に似た形状の角を持っている。雄と雌の2体が確認されており、角の大きい方が雄、小さい方が雌である。アゴを震わせることで高周波を発生させて昆虫の群れを操る能力を持ち、メビウスもこれに苦しめられた(幼態も人間を操る能力を持っている)。雌はウインダムによって倒されたが、雌が産み残した雄の1体が“ノープリウス”状態でトリヤマ補佐官の体内に潜り込み、そこからテッペイの母親に乗り移ってテッペイの父親が勤務する病院に侵入。患者たちの体内を転々としながら成長を繰り返し、成体となった。昆虫を操る能力と角から放つ電撃でメビウス、GUYSと戦ったが、GUYSのメテオール「ニューロン・ニュートラライザー」を腹部の神経中枢に撃ち込まれて高周波を封じられ、最後はメビュームシュートで倒された。

後に第21話において怪獣墓場で親子ともども漂っている姿が発見された。

  • デザイン:酉澤安施。デザインイメージは宇宙蟹。
  • 着ぐるみは雄雌で差し換え式となっている。

宇宙礫岩怪獣 グロマイト[]

第15話「不死鳥の砦」、第47話「メフィラスの遊戯」に登場。

  • 体長:55メートル
  • 体重:5万トン

『メビウス』では初めての四足歩行型怪獣。別名は「うちゅうれきがんかいじゅう」と読む。宇宙空間でGUYSスペーシーの攻撃を浴びるが中枢器官のみの状態で地上に飛来し、地上の岩石を取り込んで活動を再開した。岩石や瓦礫などを食べることでそれらを体内で凝縮、体表の鎧を構成する物質へと変える性質を持ち、そのため本体に攻撃が届くことは非常に困難を極める。また口から岩石を弾丸のように放って攻撃することも可能である。ただしその岩石を口から取り込む際に鎧の間に隙間が発生するため、その隙間が生じる首の付け根が弱点ともなってしまう。1度はヒカリと交戦するが地下に逃亡。その後再び地上に出現し猛威を振るうが、リュウの乗るガンブースターの「ガトリング・デトネイター」を弱点に浴び大ダメージを受け、最期はメビウスのライトニングカウンター・ゼロで倒された。

第47話では別個体が出現し、メビウスに代わって「人類の味方」を演じるメフィラス星人と戦う。岩石弾を放つがあっさり返され、メフィラスの必殺光線によって瞬殺された。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したグロマイト[]

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第9話「ベンドラゴン浮上せず!」に登場。

  • 身長:55メートル
  • 体重:5万トン

惑星ボリスの岩場でアングロスと戦うが、突如乱入したキングジョーブラック(円盤形態)によってアングロスが倒された為、試合は無効試合になってしまい最終的にはペダニウムランチャーで倒された。

  • 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス』で使用した物の流用。

宇宙剣豪 ザムシャー[]

第16話「宇宙の剣豪」、第49話「最終三部作II 絶望の暗雲」に登場。

  • 体長:53メートル
  • 体重:5万5千トン

宇宙に名を馳せる剣豪で、出身は不明。非常に好戦的な性格で、己の剣の腕に絶対の自信を持っている。また己より強い者と戦うことに強い喜びを感じており、地球に来たツルギの話をファントン星人から聞きつけて戦いを挑んだ。「星斬丸(ほしきりまる)」と呼ばれる愛刀の切れ味は抜群で、いとも簡単に巨大隕石を真っ二つにし、メビウスのメビュームブレードを折ってしまった。オオシマ彗星上でマグマ星人兄弟に勝ち、この戦闘が原因で地球に飛来することとなった彗星の破片と共にフェニックスネスト付近に降り立ち、自分を倒して名を上げようと追ってきたバルキー星人をもたやすく撃破する。その後基地を守るべく現れたメビウスにオオシマ彗星によって地球の危機が迫っていることを理由に戦闘中止を呼びかけられるが、「戦うこと以外に興味はない!」と一蹴してメビウスを追いつめた。その後現れたヒカリとの一騎打ちによって刀を折られるが、実際はそれがメビウスによってすでに折られていたことを教えられる。自らの刀を折られたザムシャーはメビウスの「誰かを守ろうとする強い意志」に敗北を潔く認め、ヒカリとメビウスとの再戦を望みながら地球を去った。

第49話ではGUYSの危機にフェニックスネストに現れてインペライザーを斬り倒す活躍をするもエンペラ星人には敵わず、瀕死の状態でエンペラ星人の光線からフェニックスネストを自らの体を呈してかばい、守るということを理解しながら絶命。光の粒子となって消滅した。しかし愛刀である星斬丸は消えずに残り、その後ヒカリが手にしてエンペラ星人に一太刀浴びせる事に成功している。

放映終了後に発売されたムック『ウルトラマンメビウス ARCHIVE DOCUMENT』ISBN 978-4-257-03745-3 に掲載された外伝小説「守るための太刀」(作:赤星政尚)によれば、折れた星斬丸を復元したのはウルトラマンキングである。

  • スーツアクター:夏山剛一
  • 声:菅谷勇
  • デザイン:酉澤安施。元々はアトラクションの悪役としてデザインされていた。
  • 名前は「THE 武者」より。

サーベル暴君 マグマ星人[]

第16話「宇宙の剣豪」に登場。

詳しくはマグマ星人参照。

宇宙海人 バルキー星人[]

第16話「宇宙の剣豪」に登場。

※詳細はバルキー星人の項目を参照。

再生怪獣 サラマンドラ[]

第17話「誓いのフォーメーション」に登場。

※詳細はサラマンドラ (ウルトラ怪獣)の項目を参照。

宇宙大怪獣 ベムスター[]

第18話「ウルトラマンの重圧」に登場。

詳しくはベムスター参照。

宇宙量子怪獣 ディガルーグ[]

第19話「孤高のスタンドプレイヤー」に登場。

  • 体長:54メートル
  • 体重:3万トン

GUYSスペーシーの要撃衛星を突破して日本に降下した、甲殻類に凶悪な顔がついたような外見の宇宙怪獣。武器は口から吐く火球と、頭部の角から発射する強力な破壊光線。格闘戦にも長けており、両腕の巨大な爪を使って攻撃する。宇宙空間では火の玉のような形態で飛行する。三体が姿を現し、都市部に降下して、町を破壊した。目視では三体に見えるが、センサーでは一体しか確認されず、さらにセンサーも本物の一体を正確に補足出来ず、センサーを頼りに攻撃しても虚像をすり抜けてしまう。この怪獣は「一体が本物で残り二体は虚像」という訳ではなく、三体で一つの実体を持っており、どのディガルーグも三分の一ずつ本物という確率論的な存在である。その為、この怪獣を倒すには三体を全く同時に攻撃する必要がある。その見極めと同時攻撃は至難の技であったが、並外れた空間認知能力を持つジョージはディガルーグの光る角のタイミングから秘密を見極め、新兵器メテオールショットで三体を同時に攻撃した。攻撃を受けたディガルーグは一つとなり、三体分の力を集めた強力な一体となってジョージとメビウスを苦しめたが、メビウスブレイブのメビュームナイトブレード・スピンブレードアタックによって切り刻まれ、爆砕した。

  • デザイン:酉澤安施

凶暴怪獣 アーストロン[]

第20話「総監の伝言」に登場。

詳しくはアーストロン参照。

時間怪獣 クロノーム[]

第23話「時の海鳴り」に登場。

  • 体長:50メートル
  • 体重:4万5千トン

時を操り、時の継ぎ目の中に潜んで海鳴りのような音の後に知性体を捕らえ、その記憶を利用して過去の時間に潜り込む。この能力でアンヘル星人トーリの母星の記憶や時間を崩壊させて滅ぼした。ウミウシのような外見で、戦闘時には体から白い煙を出して姿を消し、巨大な触手を伸ばして攻撃する。触角の下から強烈な光弾を放ち、背面の口でメビウスのキックを受け止めて捕食しようとした。マリナの欠落した記憶を利用して過去の時間の中に潜り込み、自分の居場所を知る事ができる彼女を殺そうとしたが、マリナの優れた聴覚によって触角が弱点である事を見抜かれ、マリナのトライガーショットによって触角を破壊されて弱ったところをメビュームシュートで倒された。

アンヘル星人トーリ[]

第23話「時の海鳴り」に登場。

  • 体長:2メートル
  • 体重:100キログラム

かつてクロノームに母星を滅ぼされ、地球に移住してきた宇宙人。善良な性格をしており、鳥や天使を連想させる美しい姿をしている(マリナは「白い孔雀」と例えた)。地球では人間の姿で「桐李(とうり)」と名乗っている。多発する連続失踪事件の犯人をクロノームだと推測し、刑事を名乗ってマリナに接近。捜査をするが共にクロノームによって過去の時間(7年前、1999年)に引きずり込まれてしまう。ミライの正体を見抜き、一緒にマリナを探してクロノームと戦うが、クロノームの光弾からマリナを庇って絶命する。祖父の死に落ち込んでいたマリナを励ました張本人だったが、死の直前、過去のマリナに今見たことを忘れるように暗示をかけ、マリナの彼に関する記憶は失われた。しかし心の奥底ではトーリの事を覚えていたらしく、最初に会った時に奇妙な懐かしさを感じていた。

  • 演:大浦龍宇一(人間体)
  • 名前はスペイン語で「天使」を意味する「アンヘル」から来ていると思われる。
  • 着ぐるみは『ウルトラマンコスモス』に登場したグラルファンの改造(尾羽はCG)。当初はフルCGの予定だった。

異次元人 ヤプール(異次元超人 巨大ヤプール)[]

第24話「復活のヤプール」、第42話「旧友の来訪」から第44話「エースの願い」に登場。劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』にも登場した。

詳しくはヤプール人を参照。

一角超獣 バキシム[]

第24話「復活のヤプール」に登場。

※詳細はバキシムの項目を参照。

蛾超獣 ドラゴリー[]

第25話「毒蛾のプログラム」に登場。

※詳細はドラゴリーの項目を参照。

ミサイル超獣 ベロクロン[]

第26話「明日への飛翔」に登場。

詳しくはベロクロン参照。

プロトマケット怪獣 ゼットン[]

第27話「激闘の覇者」に登場。

詳しくはゼットン参照。

プロトマケットウルトラマンメビウス[]

第27話「激闘の覇者」に登場。

戦力増強を図ったGUYSが用意したプロトマケット怪獣の1体として登場。しかしウルトラマン(というより自分自身)をマケット化することに難色を示したミライと、その心情を慮ったサコミズ隊長によって、却下となる。

その後、仮想空間内で暴走したゼットンを倒すために急遽投入されるが、複数の命令を同時に受けて混乱したうえに、トリヤマ補佐官の命令でメビュームシュートを発射、初代マンと同じように光線を跳ね返されてあっけなく倒されてしまった。

円盤生物 ノーバ[]

第28話「コノミの宝物」に登場。

※詳細はノーバ (ウルトラ怪獣)の項目を参照。

マケットノーバ[]

第28話「コノミの宝物」に登場。

※詳細はノーバ (ウルトラ怪獣)の項目を参照。

無双鉄神 インペライザー[]

第29話「別れの日」、第30話「約束の炎」、第48話「最終三部作I 皇帝の降臨」、第49話「最終三部作II 絶望の暗雲」に登場。

  • 体長:60メートル
  • 体重:6万トン

何者かの手によって「尖兵」として突如地球に送り込まれた巨大侵略兵器(ロボット)。その存在を察知したウルトラの父がメビウスに帰還命令を送るほどの高いポテンシャルを秘めているが、代わりにと派遣されたウルトラマンタロウによると「地球にこれから訪れるであろう最大の危機のほんの前触れでしかない」という。神出鬼没の空間転移能力に加え、強力なビームを発射する頭部の3連装ガトリングガン(メビウスのディフェンスサークルやキャプチャーキューブをも突き破る)や、標的を自動的に追尾する光弾を連続発射する両肩の砲門といった強力な武装で破壊活動を行う。更に上半身を高速回転させながら乱射する光弾は、辺り一体を一瞬で焦土と化してしまう程の威力を持つ。しかしそれ以上に厄介なのは、メビュームシュートでさえもほとんど傷つかない強靭な装甲と怪力、そして万が一の破損・分解においても内部構造ともども完全に復元してしまう自己修復機能であり、メビウスブレイブのメビュームナイトブレードで切断された腕も大剣に変化させて自動的に修復した。

第29話で空間転移能力で突然街中に現れ、「ガシュー」という起動音を起こしながら街を破壊。メビウスとの戦闘においてはその強力な性能でメビウスのすべての技を跳ね返し圧倒、戦闘不能に持ち込む。その後、救援に駆けつけたタロウのストリウム光線で上半身を吹き飛ばされて戦闘力を奪われ、状況を不利と見たのか行方をくらます。

その後、第30話で全身を完全に修復した状態で再び出現。GUYSの作戦を容易に切り抜け、救援に駆けつけたタロウのウルトラダイナマイトを受けたがバラバラになっただけで再生し、激しく疲弊したタロウを窮地に追い込む。さらに再登場したメビウスのメビュームシュートとGUYSのキャプチャーキューブのコンビネーションにもびくともせず、逆に光弾でメビウスを再び戦闘不能に追い込む。しかし、GUYSの面々の熱い思いを受け取ったメビウスはバーニングブレイブにパワーアップして復活。タロウのストリウム光線によるアシストを受けつつ放たれたメビュームバーストによって全身を焼き尽くされ、再生出来ぬまま完全消滅した。

第48話では、宇宙から13体が送り込まれ各国の首都や大都市(東京、北京、ワシントンD.C.、サンフランシスコ、パリ、ロンドン、モスクワ、シドニー、ボゴタ、ニューデリー、プレトリア、ローマ、カイロ)を襲った。破壊されてもまた、別の個体が送り込まれ、皇帝(エンペラ星人)が居る限り無限に増殖されると推測される。新たな武装として、第49話でGUYS基地を襲った機体のうちの1体が左腕から発射したドリルミサイルがある。

『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場したインペライザー内山まもる版では、大要塞の守護兵で合体し巨大化する能力を持ち、さらにはエレキングベムスター、ケルビムなどの姿にも変身でき、黒幕のメフィラス星人の命令を受けるとエンペラ星人の姿にもなった。変身能力は『ザ・ウルトラマン』のジャッカル大魔王を思わせる。DXウルトラコクピット版でもグローザムによって再び送り込まれている。
  • デザイン:酉澤安施。初期の名称はインペリアル。
  • 着ぐるみは、『ウルトラマンマックス』のギガバーサークの改造の予定だったが、最終的には足のみ流用でほぼ新造形となっている。
  • 第30話でインペライザーが出現した青沢山脈は以前、ギラドラスを操るシャプレー星人が、地球の核を構成するウルトニウムを採取しようと暗躍した場所でもある。メビウス番組公式サイトの「WEBメビナビ」(携帯サイトでは「メビナビ」)では、ウルトニウムを狙っていたのかもしれないと書かれている。
  • 第49話でザムシャー、ファントン星人、カコに破壊された機体を除いた他のインペライザーは自己修復の描写が見られなかったため、簡易量産型が多くを占めていたのではないかと推測するファンもいる。

円盤生物 ロベルガー[]

第31話「仲間達の想い」に登場。

  • 体長:55メートル
  • 体重:1万9千トン

GUYSの「アウト・オブ・ドキュメント」(防衛チームが存在しない時代)にもデータが存在しない新種の円盤生物で、GUYSスペーシーの要撃衛星群を破壊した円盤群(恐らく皇帝の配下)の尖兵として地球に襲来した。かつて『ウルトラマンレオ』に登場した円盤生物の後半がレオ個人を標的としたのと同様に標的はメビウスのみで、GUYSは眼中に無い。「指令、ウルトラマンメビウスの抹殺」を行動目的として、ロボットのように復唱する。円盤形態では赤い破壊光弾、怪獣形態では目から青い楔型光線と掌から手裏剣状の光弾を放つ。怪獣形態ではメビウスと互角以上に渡り合うほど高い格闘能力を発揮し、身軽な動きでメビウスを翻弄した。光線の連射でメビウスを苦しめるが、テッペイ・コノミが出現させたファイヤーウインダム、ジョージ・マリナが搭乗するガンブースター、そして地上からはリュウの援護射撃とGUYSの全力支援攻撃を受け、それに勇気づけられてバーニングブレイブとなったメビウスのメビュームバーストで倒された。

DVDに付属する前日談「ザ・ウルトラマンメビウス」にも登場。ウルトラ兄弟に襲い掛かっている。この時タロウやレオが「ブラックスターは実は巨大な円盤生物で、その破片を何者かが利用し、誕生させたのがロベルガーではないか?」と推測している。

  • 声:江川央生
  • デザイン:酉澤安施

円盤生物 ロベルガー二世[]

第41話「思い出の先生」に登場。

  • 体長:55メートル
  • 体重:1万9千トン

ロベルガーの別個体。以前の個体は2本だった頭部の角が4本に増加し、体色は赤い部分が黄色になっている。以前の個体同様、圧倒的なパワーと手からの光線弾、目からの破壊光線が武器。円盤形態で地球に飛来したところを、追ってきたウルトラマン80のスパイラルビームを受けてバランスを崩し失速、怪獣形態に変形して太平洋上の無人島(落語が塚本に持ってきた新聞にはウェーク島の北方15キロにあるシンナ島とある)に着陸し、80及び駆けつけたメビウスと戦う。得意の格闘戦と2種類の光線で80を苦しめ、2人のウルトラマンを相手に一歩も引かない強さを見せるが、空中に飛び上がって光弾を連射したところを80のウルトラレイランスに貫かれ、サクシウム光線とメビュームシュートの同時攻撃で倒された。

  • 戦場になった無人島には誰かがいたらしく、「ウルトラマン80再来」と戦闘時の写真と共に新聞の一面に載っていた(80=矢的猛の教え子達はその記事によりかつての「先生」が地球に来ていることを知ることになる)。
  • 円盤生物との戦闘経験が無いかあるいは乏しかったのか、「ウルトラマン80」では無敗を誇った80も、重力下であるにも関わらず空中で自由に動き回る相手にかなり翻弄されていた。

宇宙調査員 メイツ星人ビオ[]

第32話「怪獣使いの遺産」に登場。

※詳細はメイツ星人の項目を参照。

巨大魚怪獣 ゾアムルチ[]

第32話「怪獣使いの遺産」に登場。

詳しくはムルチを参照。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したゾアムルチ

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」第9話「ペンドラゴン浮上せず!」に登場。

惑星ボリスの海に出現し、海底に没したペンドラゴンを襲う。レイの召還したエレキングと戦い最後は電流攻撃をうけて倒された。

人魂怪獣 フェミゴン(フェミゴンフレイム)[]

第33話「青い火の女」に登場。

※詳細はフェミゴンの項目を参照。

光波宇宙人 リフレクト星人[]

第34話「故郷のない男」に登場。

  • 体長:50メートル
  • 体重:5万5千トン

メビウスを倒すために地球に襲来した宇宙人(侵略目的の有無については不明。時空波によって地球に降り立ったとも考えられる)。自分の能力に絶対の自信を持っており、一見紳士的だがメビウスや地球人を見下すような慇懃無礼な物腰が特徴的。金属製の球体に手足をつけたような形状をしており、全身には鋭い棘が生えている。武器は両腕についた円盤状のシールドのスリットに仕込まれた剣。また、チェーンとミサイルも仕込まれている。最大の特徴は全身を覆う装甲で、この装甲は誘電体多層膜ミラーのような構造になっており光線の吸収率が無く、どんな光線技も完全に弾いてしまう。初戦ではこの装甲でメビュームシュート、メビュームナイトブレード・ブレードスラッシュの一撃も完全に跳ね返してメビウスを追いつめた上、咄嗟にガンウインガーが撃ち込んだスペシウム弾頭弾すら刀で全弾斬り払うという圧倒的な強さを見せつけた。直後、GUYSの援護に興を削がれたという理由から、「あなたなどいつでも倒せます」と言い放ち、あえてメビウスを見逃しその場を立ち去った。

その後、今度は本当にメビウスを抹殺すべく再出現するが、雲水の姿で現れたおゝとりゲン(テロップでは「おおとりゲン」)=ウルトラマンレオの課した特訓(ゲンはかつて自分が使っていた白い道着をミライに渡している)によりメビウスが編み出した、メビウスピンキックによって左腕のシールドを割られたことで激昂し、初戦時の余裕綽々な態度をかなぐり捨て、ガンフェニックスを人質に取った上でメビウスの命を狙うという暴挙に出た。しかし、その行為に憤ったレオの援護により阻まれ、最期はレオのレオキックとメビウスバーニングブレイブのバーニングメビウスピンキックによる同時攻撃(縦に二人並んで放っているので厳密には連続攻撃)に対して体をスピンさせての体当たり攻撃で対抗したものの敵わず、体を貫かれて倒された。

  • 声:掛川裕彦(音声に加工有り)
  • デザイン:酉澤安施、ラフデザイン:菊地雄一。当初はヒューマノイド型の予定であった。
  • 「名前が持っている特殊能力と同じ」「来襲目的がはっきりしない」「一度はウルトラ戦士を倒すもののとどめを刺さず再戦で敗れる」など、『レオ』に登場した星人に対するオマージュと思われる点が多い。

暗黒星人 ババルウ星人[]

第35話「群青の光と影」に登場。

※詳細はババルウ星人の項目を参照。

ニセハンターナイト ツルギ[]

第35話「群青の光と影」に登場。

※詳細はババルウ星人#ニセハンターナイト ツルギの項目を参照。

土塊怪獣 アングロス[]

第36話「ミライの妹」に登場。

  • 体長:43メートル
  • 体重:3万トン

サイコキノ星人カコ(後述)たちが超能力を使い、土から作り出した四足歩行の怪獣。別名は「つちくれかいじゅう」と読む。カコの超能力によって操られて暴れる。構成物質の大半が鉱物粒子で形成されており生体反応が無く、厳密には「怪獣」とは言えない存在。武器は前後に動く頭部先端のドリル状の角と、ヒレのついた巨大な前足。最初に出現した時はこの前足で地中を掘り進み、GUYSの攻撃から身を隠した。再度出現した際はトリヤマ補佐官たちの仕打ちに激怒したカコによって凶暴化・強化され(赤い目を見開き、四足歩行から二足歩行になり、背中から三本の巨大な角を生やした)、掘り返した土をメビウスに浴びせ、カコの超能力によって動きを封じられたメビウスを埋めてしまうが、ミクラスの参戦によって形勢は逆転。カコもメビウスの説得に心が揺れ動いて逃走し、残ったアングロスは空中からのメビュームシュートによって爆砕、土塊に戻った。

  • デザイン:酉澤安施

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したアングロス[]

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第9話「ベンドラゴン浮上せず!」に登場。

  • 身長:43メートル
  • 体重:3万トン

惑星ボリスの岩場でグロマイトと戦っていたが、突如乱入したキングジョーブラック(円盤形態)のペダニウムランチャーをうけて倒された。

  • 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス』で使用された物の流用。

念動宇宙人 サイコキノ星人カコ[]

第36話「ミライの妹」、第49話「最終三部作II 絶望の暗雲」、第50話「最終三部作III 心からの言葉」に登場。

イタズラ好きな事で有名なサイコキノ星人の少女。本来はいわゆるグレイタイプの宇宙人だが地球上では中学生位の少女の姿に変身していた。サイコキノ星人は強大な超能力を持っているが、その能力ゆえに母星を滅ぼしてしまい、以後は宇宙を放浪しては各地で超能力を使った悪さをしている(そのため、宇宙のどこに行っても厄介者扱いされている)。アングロスを作り出した後、ミライの妹と名乗り、GUYSの内部に入り込んだ。妹と名乗る事で「兄弟」に特別な憧憬を抱くウルトラマン=ミライを油断させて倒すつもりだったが、ミライやGUYSの優しさに心を揺れ動かす。しかしトリヤマ補佐官に捕獲されそうになった事で地球人への不信を募らせ、仲間のサイコキノ星人と合流。再度アングロスを出現させてメビウスを追い詰めるが、彼の説得で改心する。メビウスに地球から円盤生物や宇宙人を呼び寄せる時空波が出ていることを教えた後、新しいイタズラ(ミステラー星とアテリア星の戦争を悪化させたり、バルダック星に再び雪崩を起こそうとした)を企む仲間を諌め、一緒に地球を去っていった。

第49話では、GUYSの危機にフェニックスネストに「ミライの妹」として駆けつける。エンペラ星人には念動力で対抗するも敵わず弾き飛ばされてしまった。また、以前自分を捕らえようとしたトリヤマ補佐官に助けられ、彼に礼を言っている。

なお「カコ」という名前は彼女の本名ではなく、リュウが咄嗟に付けたものである(ミライ(未来)の妹でカコ(過去))。このまま、アングロスを使いイタズラを続けていたらメビウスは負けていたと推測される。

  • 演:高宗歩未
  • 変身体デザイン:板野一郎

宇宙三面魔像 ジャシュライン[]

第37話「父の背中」に登場。

  • 体長:60メートル
  • 体重:6万トン

トーテムポールに手足が付いたような姿をした宇宙人。メビウスを黄金像にした後で軽快に踊るといったおちゃらけた一面を持つが、その実は屈強かつ凶悪。上から並ぶ三つの顔(表情は上から怒り、笑い、冷静)は兄弟で、それぞれ異なる人格を持っている。エリダヌス座宇宙を荒らし回っていた大悪党で、倒した相手の死体を集めている。宇宙ストリートファイトの連勝街道を驀進していたが、謎の時空波に導かれて地球へ飛来し、メビウスに勝負を挑んだ。

三つの顔の額にはランプがあり、ランプが点灯している顔が現在の攻撃主導権を握っている事を示し、三兄弟はそれぞれ異なる攻撃を仕掛ける。長兄は腕の盾から作り出すブーメランの名手で、一人称は「オレ様」、語尾が「〜ジャジャ」。次兄は格闘戦に長けており、メビウスをも凌ぐ実力の持ち主。一人称は「ボクちん」、語尾は「シュラ」。末弟は念動力を使って敵の動きを封じたり、敵の攻撃を撃ち返す。一人称は「ワシ」、語尾は「イ〜ン」(三兄弟の語尾の由来は名前を分割したもの)。そして三兄弟の額のランプが三つ同時に点灯すると、両肩の羽根から金色の光線「ゴールジャシュラー」を放ち、相手を黄金像にしてしまう。これによってメビウスを黄金像にするが、メビウスが諦めなかったため、カラータイマーだけは黄金にならず、苛立ってカラータイマーを破壊しようとするが、駆けつけたウルトラの父によってメビウスは復活。2人に向けてゴールジャシュラーを放とうとするが、ウルトラの父のウルトラアレイによって額のランプを全て破壊されてのた打ち回り、余裕を捨ててメビウスに立ち向かうがバーニングブレイブに変身したメビウスに苦戦。敵わないと判断して、地球の地核を刺激して星ごとメビウス達を倒そうとするが、地中に潜る寸前にメビュームバーストで倒された。

『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場したジャシュラインテレビマガジン版では、アークボガール配下の宇宙人軍団として、マグマ星人ペガッサ星人ババルウ星人と共にウルトラマンとセブンに襲い掛かるが、ウルトラマンのスペシウム光線を受けて宇宙の彼方に吹っ飛ばされた。
  • 声:松本大(長兄)、浅沼晋太郎(次兄)、はじ(末弟)
  • デザイン:酉澤安施
  • このエピソードは「像にされてしまったウルトラマン」、「そのウルトラマンを救出に来たウルトラの父」などから、ヒッポリト星人との戦いを彷彿とさせる。

宇宙有翼怪獣 アリゲラ[]

第38話「オーシャンの勇魚」に登場。

  • 体長:55メートル
  • 体重:1万1千トン

謎の時空波に導かれて地球に襲来した宇宙怪獣。戦闘機以上の高速・高機動飛行能力を有しているだけでなく、それと同等の水中航行能力をも有している、陸・海・空・宇宙どの環境にも強い怪獣である。

頭部に目を持っていない代わりに肩部のジェットエンジンの吸入口を彷彿とさせるパルス孔から超音波を発して、コウモリのように目標・高度を計って移動している。攻撃技は前述のパルス孔から放つ光線(周囲に拡散させて広範囲を攻撃することもできる)、尻尾の先から放つ追尾光弾(メテオールマニューバモードでも振り切れない)の他、強度が高いため刃としても使える翼、そして低高度飛行での衝撃波も大きな脅威となる。

劇中では房総半島沖の海上へ降下した後GUYSの迎撃を巧みにかわし、変身したメビウスも翼ですれ違いざまに負傷させるが、GUYSオーシャン隊長・勇魚操縦のシーウインガーの攻撃を受け日本海溝に潜伏。その後、GUYSジャパンと勇魚の合同作戦によって誘き出され、板野サーカス風の激しい空戦の果て、割って入ったメビウスにまたしても正面突撃をかける。が、メビウスはメビュームブレードで突撃を真っ向から受け止め、アリゲラは突撃の勢いそのままに頭から両断され、爆発四散した。

『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場したアリゲラ怪獣墓場で眠っていたが、アークボガールによって目覚めさせられGUYSに襲い掛かる。
  • デザイン:酉澤安施。デザインイメージは「肘の曲るギエロン星獣」。
  • 着ぐるみは新規のものだが、口部のギミックはディノゾールのものの流用。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したアリゲラ[]

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第9話「ベンドラゴン浮上せず!」に登場。

  • 身長:55メートル
  • 体重:1万1千トン

大群で出現したが、オキによって超音波をペンドラゴンとは違う方向に向けられ、何処へと去っていった。

  • 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス』で使用された物の流用。

憑依宇宙人 サーペント星人[]

第39話「無敵のママ」に登場。

  • 体長:158センチ - 48メートル
  • 体重:48キロ - 2万4千トン

へびつかい座M9球状星雲よりやって来た宇宙人。頭部を頑強な兜で覆っており、指先から放つ青白い怪光線を武器として集団戦法で戦う。また発光体の姿となって1つに融合することで、全身を鎧で包んだ巨大化形態に変身する。その体は95%が純度の高い水分で構成されており、巨大化形態での鎧は大気中の水分によって高速で再生することが可能。しかしその性質ゆえに、ナメクジのように塩化ナトリウム(すなわち食塩)には弱い。GUYSジャパンの食堂に勤務する日ノ出サユリ(演:美保純)が車にはねられて死亡したところに1体が憑依し、蘇生させる。この際、サーペント星人の影響(前述)で食堂の味付けが極端に薄くなり、職員から苦情が頻出した。そして転送装置を用いて仲間を呼び、基地内部からGUYSの全機能を麻痺させようとした。本人はこれを「大いなる計画」と呼称、この計画の成功のためには自らの命も惜しまなかったが、家族を想うサユリの意識がサーペント星人を逆に乗っ取ってしまい、まさに「母は強し」で仲間はサユリ一人に全員返り討ちにされてしまう。その後合体・巨大化してフェニックスネストを攻撃しようとするがメビウスに阻止され、肉体の性質を逆手に取ったガンウィンガーとガンローダーの金属火災用塩化ナトリウム弾を受けて脱水硬化したところを、メビュームブレードで滅多切りにされて四散した。

サーペント星人の意識を乗っ取ったサユリの肉体には若干ながらその能力が残留してしまったようで、高速移動や再びはねられかけた車を受け止める怪力、さらにはウルトラマンを髣髴とさせる飛行能力までもが発現している(テッペイによれば、ゆっくりではあるが、次第に能力は消滅していくとの事) 。

「ウルトラマンメビウス超全集」の解説によると、彼らも皇帝の尖兵だったらしい。

  • 声:坂口哲夫
  • デザイン:酉澤安施。デザインイメージは『ウルトラセブン』のボーグ星人と貝殻。等身大時のデザインイメージはフック星人
  • 着ぐるみは、等身大時と巨大化時で頭部と肩のプロテクターが共通。
  • 「他者のために自身の命を犠牲にした地球人と一体化する」という歴代ウルトラマン同様の設定を侵略宇宙人に適用しており、劇中でも、(実は悪の)サーペント星人が死亡したサユリに語りかけて憑依するシーンは、『帰ってきたウルトラマン』第1話で(正義の)ウルトラマンジャックが郷秀樹に憑依するシーンと酷似した演出が行われている。

宇宙植物怪獣 ソリチュラ[]

第40話「ひとりの楽園」に登場。

  • 体長:50メートル
  • 体重:2万トン

時空波に引き寄せられ山の中に落下した隕石に潜んでいた植物型怪獣。周囲の木々を触手で取り込みながら成長を続け、一晩で巨大な体となった。あらゆる生物と同化することが目的で、成長を続けることで体中に白い花・ソリチュランフラワーを咲かせ自らのしもべとも言える植物怪人ソリチュランに変えて暗躍する。また頭部から神経を麻痺させる黄色い毒花粉を噴射したり、全身だけでなく地下に張り巡らせた触手を自在に操って攻撃することが可能である。根の部分にはソリチュランによって捕えられた人々を取り込んでいるため、うかつにGUYSも攻撃することが出来なかったが、ウルトラマンメビウスのメビュームブレードによって上半身を切断され、核ともいえる頭部にメビュームシュートを受け青い炎を上げて燃え上がり、消滅した。神経を麻痺させる黄色い毒花粉に含まれている成分「ソリチュラ化合銀」は『ウルトラマン80』に登場した怪獣ゾラの毒花粉にも含まれていた成分であり、両者は実は同じ種類の植物から分かれて進化したのではないかとする説もあるが詳細は不明。

  • デザイン:酉澤安施

宇宙植物怪人 ソリチュラン[]

第40話「ひとりの楽園」に登場。

ソリチュラの体に咲いたソリチュランフラワーが地面に落ち、人間大の怪人となった姿。白いローブに身を包んだ人間の姿を借りているが、真の姿は頭部に白い花を咲かせた植物人間そのもので、花から本体であるソリチュラと同様の黄色い毒花粉を噴射して人間を昏倒させてしまう。人間の姿に化け、孤独な人間の心の隙間につけ込むことで本体のもとへと導く役目を担っている。

  • 演:田中伸彦
  • デザイン:酉澤安施

硫酸怪獣 ホー[]

第41話「思い出の先生」に登場。

※詳細はホー (ウルトラ怪獣)の項目を参照。

古代怪獣 ゴモラ[]

第42話「旧友の来訪」に登場。

詳しくはゴモラ参照。

どくろ怪獣 レッドキング[]

第42話「旧友の来訪」に登場。

詳しくはレッドキング参照。

宇宙同化獣 ガディバ[]

第42話「旧友の来訪」、第43話「脅威のメビウスキラー」に登場。

  • 身長:不明
  • 体重:不明

黒ずくめの男(正体は異次元人ヤプール)によって操られる、黒紫の霧で構成された蛇のような怪獣。実体を持たないが他の怪獣と同化する能力を持っており、同化した生物の能力をコピーすることで乗り移った怪獣の肉体を媒介に変化・再現することが出来る。再現された怪獣の能力は元の個体よりグレードアップしている。

ジョンスン島に出現したゴモラの遺伝子を取り込み、多々良島で黒服の男によってレッドキングと同化した。その後迎撃に現れたGUYS、メビウスに1度は敗れ去れるも、レッドキングの体をゴモラに変化させ間髪いれずに攻撃。メビウスを追いつめたが、最後はバーニングブレイブとなったメビウスとガンフェニックストライカーの同時攻撃を受け爆発した。しかし肉体を抜け出したガディバ本体は男の元に戻った。その真の目的はメビウスの戦闘データの採取であり、第43話でメビウスキラーの胸のクリスタルに同化してそのデータを完全再現した。その後、メビウスキラーはメビウスとの戦いでメビュームダイナマイトを受け爆散、同化していたガディバも運命を共にしたと思われる。

  • デザイン:酉澤安施
  • 先のレッドキングやゴモラとの戦いではメビウスはメビュームブレードを使っていないが、同化されたメビウスキラーはメビュームブレードを使用している。

異次元超人 メビウスキラー[]

第43話「脅威のメビウスキラー」に登場。

※詳細はエースキラー (ウルトラ怪獣)の項目を参照。

策謀宇宙人 デスレム[]

第43話「脅威のメビウスキラー」、第45話「デスレムのたくらみ」に登場。

  • 体長:50メートル
  • 体重:1万5千トン

皇帝に仕える暗黒四天王の一人で地位は「謀将」。3万年前から皇帝に従軍し、伝説の「ウルトラ大戦争」にも参加していた。骨と肉が逆転したような外見が特徴で、扇のような形の左手を振って天空から無数の火球を降り注がせる術を得意とする(この火球はデスレムの左手の動きに連動しており、振り上げることで地面から放つことも可能)。地位の通り卑劣な謀略を好み、月から帰る途中のフェニックスネストを襲撃し、脱出した(あえて「させた」)ジョージ以外のクルー全員を人質にとってメビウスの戦意を削ごうとした。さらにこれには人類とメビウスの不和を生み出そうという意図も組み込まれており、その目論見通り仲間を人質に取られて本気を出せないメビウスとGUYSに世論は厳しい批判を向けてしまい、メビウスを一時的に人間不信へ陥れた。しかしテッペイの機転で地上の電波受信機に向けて発信されたGUYSクルーのメッセージを受けて再び気力を取り戻したメビウスに圧倒される。人質にとったフェニックスネストを破壊しようとするも救援に現れたウルトラマンジャックによって阻まれ、ついで街と人々を火球で攻撃しようとするも、ジョージのメテオールによって阻止される。最期はバーニングブレイブのメビュームバーストとジャックのスペシウム光線を立て続けに受けて倒された。

『ウルトラマンプレミアステージ』では暗黒エネルギーの影響で他の四天王共々復活。皇帝を復活させる為にファントン星人の息子フォンタが持つ絵本「星空の涙」を大人気なく本気で狙う。多数の怪獣・宇宙人軍団を引き連れてメビウスやGUYS、ウルトラ兄弟を苦しめるが、最期はウルトラ兄弟達の救援に駆けつけたウルトラマンネクサスウルトラマンマックスウルトラマンゼノンに倒された。

  • 声:郷里大輔
  • デザイン:酉澤安施。初期の名称はジェノア。
  • ウルトラマンが精神的に弱くなったところにつけこむ、知略に長けている、ジャックと対決する等、ナックル星人と似たタイプの敵とも受け取れる。
  • 上記のジャックとの対決の他、防衛チームの隊員を人質に取った点は『ウルトラマンタロウ』のドロボンとの戦いを、無事だったとはいえフェニックスネストが撃破されたように見えたシーンは『ウルトラマンレオ』のMAC全滅を彷彿とさせる。

冷凍星人 グローザム[]

第43話「脅威のメビウスキラー」から第46話「不死身のグローザム」に登場。

  • 体長:2 - 50メートル
  • 体重:200キログラム - 2万トン

皇帝に仕える暗黒四天王の一人で、地位は「豪将」。デスレムと同じく3万年前から皇帝に従軍しており、伝説の「ウルトラ大戦争」にも参加していた。氷の塊のような鋭角的な体が特徴。人間と同じ大きさになる事もでき、その時は青いローブをまとっている(人間に変身しているわけではないので、体はローブからはみ出している)。狡猾で卑劣な作戦を行なったヤプールやデスレムとは違い、正面から挑んでメビウスを倒そうとする。しかし、ザムシャーやハンターナイトツルギ(ウルトラマンヒカリ)とは違い、己の強さに慢心しきった傲慢で横暴な性格で、武人とは言えない。武器は口から放つ冷気と両腕の剣。一息でダムひとつを完全に凍結させ、ビームさえも氷柱に変えるほどの冷気を放つ(本人は「その気になれば地球全てを氷結させることも出来る」と豪語している)上、傷ついてもすぐに再生することから「不死身のグローザム」の異名を持つ。

メビウスとの初戦ではメビュームシュートはおろかバーニングブレイブへ再変身したメビウスのメビュームバーストを受けても瞬時に再生しメビウスを圧倒、助太刀に入ったテッペイのファイヤーウィンダムもまったく歯が立たず一蹴された。さらにはメビウスの腹部を剣で貫いて凍り付けにした状態でダムの壁面へ磔にし、その様子を地球人たちに見せつけて絶望感を植えつけた上、あえて止めを刺さずにメビウスを餌にウルトラ兄弟を誘い出してこれをもろとも倒そうと企んでいた。その後、GUYSのマリナとコノミがかつての防衛チーム(ウルトラ警備隊)が残した戦績を元に考案した新型メテオール「マグネリウム・メディカライザー」を用いてメビウスの治療を試みた際にこれを妨害すべく再出現するも、これは間一髪駆けつけたウルトラセブンに防がれた。復活したメビウスと、そして彼と共に戦いを挑んだウルトラセブンとは互角の勝負を繰り広げ、セブンのアイスラッガーで体を両断されても瞬時に再生し、メビウスとセブンによるメビュームシュート+エメリウム光線の合体攻撃を受けて爆散してなおも再生しようとするなどインペライザー以上の強靭さを見せつけたものの、その能力を既に分析済みだったフジサワ・アサミ博士考案によるもうひとつの新型メテオール「マクスウェル・トルネード」(炎の竜巻)の直撃を受けて再生能力が間に合わなくなり、焚き火に放り込まれたカキ氷のように溶けて蒸発。同僚の知将メフィラスから「人間を甘く見ないほうがいい」と忠告されていたにもかかわらず、これを無視し、結局侮っていた人間に足をすくわれて倒される形となった。

『ウルトラマンプレミアステージ』では暗黒エネルギーの影響で他の四天王共々復活。皇帝を復活させる為にファントン星人の息子フォンタが持つ絵本「星空の涙」を狙う。エネルギーの消耗が激しいメビウスを以前と同様に苦しめるなど相変わらずの自信と強さを見せていたが、最後はウルトラマンゼアスウルトラマンナイスとの戦いにおいて、二人のギャグに「セブンかよっ!」と突っ込み、そこで油断した隙を突かれて敗北。またしても格下と侮った相手に倒される醜態を晒した。

『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場したグローザムこの時の復活の原因は不明だが、本人いわく不死身だかららしい。インペライザーを送り込んだ後、再びメビウスと交戦し勝利するものの、セブンにはやはり敵わず、以前と同じく「マクスウェル・トルネード」で消滅した。
  • 声:江川央生
  • デザイン:酉澤安施。初期の名称はグレイザー。
  • 人間大時のローブはソリチュランのものを流用。頭部は巨大化時のものとは別造形(口が開閉する)。
  • ウルトラマンを磔にしたりファイヤーウィンダムを一蹴する辺りは『ウルトラセブン』に登場したガッツ星人を、冷気を操る所は同じくポール星人を思わせる。ただしセブンとは異なり、メビウスには寒さに弱いという描写は見られない(同行していたテッペイが冷気に耐えられず倒れたのに、ミライはまったく平気だった)。
  • 磔にされたウルトラマンを防衛チームが「マグネリウム・エネルギー」を用いて救い出すというシチュエーション自体が『セブン』第39・40話「セブン暗殺計画」へのオマージュである。
  • メビウスが倒せなかった敵をGUYSが(それも女性陣だけで)倒した唯一の例となった。また、32話にてコノミが働いていた幼稚園の園児が、「怪獣だったらコノミ先生がやっつけてくれるよ」と言っていたが、この話で現実となった。

悪質宇宙人 メフィラス星人[]

第43話「脅威のメビウスキラー」から第47話「メフィラスの遊戯」に登場。

詳しくはメフィラス星人参照。

満月超獣 ルナチクス[]

第44話「エースの願い」に登場。

※詳細はルナチクスの項目を参照。

暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人[]

第48話「最終三部作I 皇帝の降臨」から第50話「最終三部作III 心からの言葉」に登場。

※詳細はエンペラ星人の項目を参照。

岩力破壊参謀 ジオルゴン[]

ウルトラマンフェスティバル2007ライブステージ、てれびくん(内山まもる)版『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦 戦え!ウルトラ兄弟』に登場

エンペラ軍団の残党。軍団の闇の二大幹部と恐れられていた岩石状の宇宙生命体。暗黒四天王と共に3万年前のウルトラ大戦争に従軍していた経験も持っており、エンペラ星人への忠誠心は厚い。「ぐふっ」が口癖で、「参謀」という肩書きの割には力押しで粗雑な面が目立つ。ウルトラ兄弟の合体光線を受けても無傷でいるなど高い防御力を誇り、強烈な体当たり「ゴーゴンデストラクション」や目からの怪光線を駆使して戦う。さらにはタロウとメビウスの合体技ダブルダイナマイトを受け粉々になっても個々のパーツが動き出すなど、インペライザーやグローザムをも越える生命力でウルトラ兄弟を苦しめたが、ゾフィーが持ってきたウルトラキーから発射されたエネルギーによって溶解、消滅していった。

ウルトラマンフェスティバル2007ライブステージではエンディール星人と共にエンペラ星人復活を目論み暗躍する。しかし最後は心底忠誠を誓っているそのエンペラ星人によってアークボガール復活の為の生贄にされてしまった。

  • 元はてれびくんの『強敵宇宙人デザインコンテスト』最優秀賞受賞作品。

知略遊撃宇宙人 エンディール星人[]

ウルトラマンフェスティバル2007ライブステージ、テレビマガジン版『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦 ウルトラ兄弟宇宙大決戦』に登場

エンペラ軍団の残党。ジオルゴンと並んで軍団の闇の二大幹部として恐れられている全身に棘の生えた単眼の宇宙人。3万年前のウルトラ大戦争にも従軍していた。眼から放つ光線「パラライズ・アイ」や電撃ボール「エレクトロ・ポイズン」、棘を突き刺して攻撃する「ポイズンスティンガー」などの強力な武器でウルトラ兄弟を苦しめる。メビウス・インフィニティーのコスモミラクルアタックで倒されたが、後にアークボガールによって引き連れられて複数で登場。

ウルトラマンフェスティバル2007ライブステージでは紳士ぶった口調で話し、復活した皇帝を倒して自らが宇宙の頂点に立とうと企てていたが、結局は皇帝によってアークボガール復活の為の生贄にされてしまった。

  • 元はテレビマガジンの『強敵宇宙人デザインコンテスト』最優秀賞受賞作品。

鳥獣 ガルーラ[]

ウルトラマンフェスティバル2008ライブステージ、てれびくん版『ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネスジャッカル軍団大逆襲!!』に登場

  • 元はてれびくんの『最強の宇宙大怪獣デザインコンテスト』最優秀賞受賞作品。

関連項目[]

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