ゼットン

ページ名:ゼットン

ゼットンは、ウルトラシリーズに登場した架空の怪獣の名前。別名「宇宙恐竜」。この別名から、実在した恐竜化石などの展示会では「架空の恐竜」として展示されることが多い(2008年開催の「恐竜博」など)。

目次

概要[]

「ゼットン」という名は、ラテン文字の最後の文字「Z(ゼット)」と五十音の最後の文字「ん」を組み合わせた物で、最終最強の怪獣という意味が込められている。

甲冑を着込んだような姿をしており、頭部には2本の角(雄牛のように前方に曲がっている)がある。また、背中にはゴマダラカミキリをモチーフにした甲羅がある。顔には目鼻が無く、中央に発光体があって点滅している。いわゆる怪獣らしい鳴き声は出さず、時折ピポポポポポポポ……という電子音と、息を吐く様な低い声(「ゼットン」と言っているように聞こえる)を出す。全身のほとんどが黒い事や、無表情・無機質な動作の不気味さ、そして『ウルトラマン』最終回で見せつけた圧倒的な強さが印象深く、そのインパクトから2006年に行われた「ウルトラマン生誕40周年忘れられない怪獣・宇宙人アンケート」でバルタン星人やピグモンらを抑えて堂々の1位を飾っている。ウルトラシリーズでは数々の強力な怪獣、超獣、宇宙人が出てきたがウルトラマンを完全に倒し地面を完全に這わせ舐めさせた怪獣はゼットン一体のみである。

デザイナーの成田亨は最強の怪獣という注文を受けて、西洋の甲冑をモチーフにデザインした。また、黒と銀のカラーリングは、メフィラス星人と同様にウルトラマンのアンチテーゼとしての配色である。

  • 初代ゼットンのデザイン:成田亨
  • 初代ゼットンの造形:高山良策

『ウルトラマン』に登場したゼットン[]

特撮テレビ番組『ウルトラマン』最終回「さらばウルトラマン」(1967年4月9日放送)に登場。

  • 身長:60メートル
  • 体重:3万トン
  • 出身地:宇宙
  • スーツアクター:荒垣輝雄

いかなる攻撃をもはね返す電磁バリヤーと、テレポート能力、口から放つ摂氏一兆度の火の玉・ゼットン火球が武器。また目にあたる部分から光弾を発射し、両腕で光線を吸収して何倍にも強化して発射仕返す能力(この光線は波状光線と呼ばれる)も持つ。ゼットン星人が銃撃され、「ゼットーーン」「ゼットーーン」と断末魔の声を上げながら消滅すると、それに応えるように大型母船の中から膨らんだ青い風船が爆発して出現し、科特隊基地を襲撃しようとした。

ウルトラマンとの戦闘ではキャッチリングを引き千切り、テレポートでウルトラマンを攪乱。ウルトラスラッシュはおろかスペシウム光線までも電磁バリヤーで防ぎ、波状光線でカラータイマーを破壊。圧倒的な力でウルトラマンを倒した。しかし科学特捜隊が新開発した無重力弾の試作品により上空に浮かび上がり粉々に爆発した。なお、設定時にはペンシル爆弾により倒されるとされていたため、古い文献には劇中に登場しない「ペンシル爆弾」の名称が残っていることが多い。

  • 不気味な電子音はケムール人(二代目)のアレンジ。 その後、帰ってきたウルトラマンに登場したゼラン星人がウルトラブレスレットを操っていた機械の音、ウルトラマンAに登場したアングラモン(アレンジ)に流用された。

『ウルトラマン』のメイン脚本家を務めた金城哲夫の書いた小説では、メフィラス星人ザラブ星人などがウルトラマンを倒すための作戦会議を開いている場で、ゼットン星人と思しき無名の宇宙人が「ゼットン、早く育て」とつぶやいているという描写が見られるので、ウルトラマンの抹殺のために作られた怪獣であるとも考えられる。

裏話[]

最終回の準備稿では、ゼットンを倒すのは科学特捜隊ではなく、ゾフィー[1]だった(尚、この設定はウルトラマン Fighting Evolution3のウルトラモードで使用されている)。

ウルトラマンがゼットンに倒される場面展開も完成作品とは異なっており、現存している同話の準備稿では、ウルトラマンはこれまでウルトラマンが怪獣にしてきたようにゼットンに担ぎ上げられて投げ飛ばされ、起き上がろうとしたウルトラマンのカラータイマーをゼットンが叩き潰す様子が描写されている。金城の著書『小説 ウルトラマン』には、その名残と思われる描写が存在する。しかし、同話の監督を務めた円谷一が子供のヒーローを残酷に殺すことに強く反対し、現在の形に修正した。

劇中に見られる描写の矛盾[2]などはその名残だと思われる。

ゼットンが発する「一兆度の火の玉[3]」は当時の雑誌における記事で大伴昌司により設定されたものであり、実際には脚本中にも台詞にも言及がなく、映像中でも特に強力な描写はない(科特隊の基地を一部破壊した程度)。しかし、「一兆度」という数値のインパクトが一人歩きして、現在ではゼットンのキャラクターの重要な要素として認知されている。逆に波状光線については劇中で原子爆弾の爆発に平然と耐えているウルトラマンに致命的なダメージを与えていることから、単体目標に対する攻撃力では爆心温度一億度と言われる核兵器を上回っている。

  1. この時点では、単に「ウルトラマンの仲間」と称されている
  2. ウルトラマンがゼットンの光線を受けてうつぶせに倒れたのに、次のカットでは仰向けになっている。ゼットンに倒された時はカラータイマーは原型のままだが、ゾフィーとウルトラマンが邂逅するカットでは砕けているように見える。但し、同じシーンで上から仰向けに寝ているウルトラマンを映したカットだと、点滅するカラータイマーを何かビニールか飴細工のような透明の膜のような物で覆って(保護して?)いるようにも見える
  3. 実際には炎が一兆度に達することはなく、プラズマ化する。余談だが、「空想科学読本」では、「太陽よりはるかに熱い物体が地球上に発生するので、海水は全て蒸発し、地球上の生物という生物は全て死滅してしまう。」「地球そのものが一瞬で蒸発し、太陽系の他の星々も全て消滅してしまい、半径90光年を死の世界に変えるγ線が放たれる。」等の描写があるが、これは科学的に誤り。もし仮に何等かの理由でプラズマ化することなく火の玉が生成可能だとしても、一兆度でも熱量が限られるので周辺大気の白熱化でおわり。

『帰ってきたウルトラマン』に登場したゼットン[]

特撮テレビ番組『帰ってきたウルトラマン』最終回「ウルトラ5つの誓い」に登場。

  • 身長:60メートル
  • 体重:3万トン

バット星人によってウルトラマン(ウルトラマンジャック)を倒す為に特訓を受け、育てられた怪獣。初代ウルトラマンを倒したものと同種族と思われる。力は初代よりも上という設定で、体格はスマートだった初代に対して全体的に太めになっている(しかし身長・体重は初代と同じである)。また、初代と同じ電子音の他に、牛に近い鳴き声を上げる。初代同様口から火球を放つが、初代が使っていた、ウルトラスラッシュを無効化した電磁バリヤや、スペシウム光線を吸収して自身の光線として発射する能力は使用していない。それらに代わる二代目独自の能力として、手先から発するゼットンナパームと、体への直接攻撃をはじき返す電撃を備えている。バット星人達はゼットンをより強化するためにパワーだけを引き上げたが、逆に初代が備えていたような戦闘バランスの良さは失われてしまい、殴る蹴るなどの肉弾戦が主体となっている。

出撃したマットアロー1号およびマットジャイロを全て撃墜してMATの主戦力を全滅させ、バット星人と2対1の有利な状況でウルトラマンと戦うも最後はバット星人を失い、ウルトラハリケーンで空中に飛ばされた後にスペシウム光線を喰らって爆破された。

デザインと顔や胸の電飾は初代と同じだが着ぐるみ造形の出来がひどく、『ウルトラマンタロウ』に登場する2代目怪獣のように「アトラクション用に作られた着ぐるみを流用したもの」とよく言われるが、実際は新造されたもので、新番組『ウルトラマンA』の超獣造形に手間をかけたスケジュール過密のしわ寄せが来たものと思われる。特に角の中に骨組みが入っていないらしく、動くたびに角がブラブラしている。「最強の怪獣に勝つことによる完全なるヒーローへの成長」という『帰ってきたウルトラマン』最終話の基本コンセプトに映像上の説得力が伴わず、その評価を貶める要因の1つとなっている。

『レッドマン』に登場したゼットン[]

特撮テレビ番組『レッドマン』第129、132、134話に登場。着ぐるみは『帰ってきたウルトラマン』に登場したゼットン2代目の流用。

  • 第129話:レッドナイフ、レッドアローをかわすが、レッドフォールで崖下へ落とされ倒された。
  • 第132話:ドラコと共にレッドマンと戦うが、レッドナイフを刺されて倒された。
  • 第134話:ドラコ、サドラコダイゴンと共にレッドマンと戦うが、レッドアローで倒された。

『ウルトラマンパワード』に登場したゼットン[]

特撮ビデオ作品『ウルトラマンパワード』最終回「さらばウルトラマン」(米国版サブタイトル:THE FINAL SHOWDOWN?)に登場。パワードゼットンと称される。

  • 身長:99.9メートル
  • 体重:6万6666トン

サイコバルタン星人によって作り上げられた最強怪獣で、パワードを苦しめた。パワードの光線を、胸の吸収板で取り入れた後、強化して射ちかえすこと、1兆度の火球を放つことは初代を踏襲している。但し、身長・体重は大きく上回り、腕や脚は黒一色で、より無機質な感じになっている。特に頭部は大きい。また翼が生えていて空を飛ぶことができる。サイコバルタン星人によって、パワードとパワードドラコとの戦いで得られたデータに基づいた調整がされている。吸収板の装着されていない背中が弱点。最期はパワードのメガスペシウム光線3連射に対し、1発目は正面から吸収し、W.I.N.R.本部の壁に反射して背中に飛んできた2発目は振り向いて吸収するも、3発目のメガスペシウム光線を背中に受けて爆死した(爆死したと言うより、消滅した)。

『ウルトラスーパーファイト』に登場したゼットン[]

特撮ビデオ作品『ウルトラスーパーファイト』第9話「恐怖の背後霊怪獣」第11話「セブン!心の目を開け!!」に登場。第11話ではウルトラセブンに突然襲い掛かり、セブンの目を潰し、視力を奪った上で打撃攻撃を仕掛けてきた。最期は精神を集中し、心の目を開いたウルトラセブンの巴投げで倒された。


『ウルトラマンマックス』に登場したゼットン[]

特撮テレビ番組『ウルトラマンマックス』第13話「ゼットンの娘」に登場。ゼットン星人と区別する為か、劇中ではゼットン怪獣と呼称されている。

  • 身長:66メートル
  • 体重:5万3千トン

マックスを倒すためにゼットン星人が地球に送り込んだ怪獣で、青く光る隕石のような姿となって飛来した。初代同様の火球とマックスを片手で投げ飛ばす程の怪力が武器。また頑強な表皮に覆われているため打撃がほとんど通じないうえ、全身を包み込む強力なバリア「ゼットンシャッター」でマックスのあらゆる必殺技を防いでしまう。マックスとその救援に駆けつけたウルトラマンゼノンを立て続けに窮地に陥れたが、ゼノンが託した新装備「マックスギャラクシー」を得て再び立ち上がったマックスにゼットンシャッターを破られて倒された。また、本編でゼノンが戦った唯一の怪獣でもある。

なお、小学館のてれびくん2006年1月号付録『てれびくんスペシャルDVD スーパーバトルだ!! ウルトラマンマックス』ではレッドキングとタッグを組んでマックスと戦う新撮映像が収録されていた。

『ウルトラマンメビウス』に登場したゼットン[]

特撮テレビ番組『ウルトラマンメビウス』第27話「激闘の覇者」に登場。

  • 身長:60メートル(設定)
  • 体重:3万トン(設定)

戦力増強を図ったGUYSが新たに製作したプロトマケット怪獣として登場。実体化前のシミュレーション用プログラムとして登場したのみで現実世界には登場していない(そのため身長、体重も設定のみ、現実世界でリアライズした場合に想定される数値である)。同じく新マケット怪獣の候補としてあがったグドンバードンツインテールベムスター、メビウス等が諸事情で断念されたことを経て、初代の能力を完全に再現した戦闘能力を買われテストされたが、実はゼットンのプログラム(カプセル)はセット前にトリヤマ補佐官が誤って床に落としてしまった際のショックで破損していた。そのためシミュレーション終了後に暴走してコンピュータウィルス化し仮想戦場から消えなくなったばかりか勝手に暴れ出すという緊急事態が発生(この話の冒頭や直後の話で地球に危機が迫っており、何者か〔おそらく皇帝=エンペラ星人〕の策略としている文献も存在する)。その結果、GUYSのコンピュータシステムと直結していた仮想戦場はゼットンの攻撃により基幹システムを損傷し、GUYS基地の機能が麻痺寸前になってしまう。

仮想戦場で暴れ続けるゼットンを鎮圧するための対策としてプロトマケットメビウス(試作版)が投入されるも簡単に倒されてしまい(この場合は指揮の混乱から有効に攻撃できなかったこともあるが)、やむなくヒビノ・ミライ=本物のウルトラマンメビウスが自らをデジタルデータ化して仮想戦場に入り込み戦う事になる。プロトマケットゼットンは本物そっくりの火球攻撃やバリヤー、あるいはテレポーテーション能力などを駆使してメビウスを苦しめたものの、仲間達の声援とミクラス、ウインダムの救援を受けたメビウスのライトニングカウンター・ゼロによって倒された。

その後CREW GUYSのメインコンピュータから念入りにデータが消去され破棄された模様。もっとも床に落とした程度で暴走する時点で実用に耐えない物で、実験段階で破棄された可能性がある。また、この時のゼットンはドキュメントSSSPに記録された初代ゼットンから再現された物で、ドキュメントMATの記録(二代目ゼットン)からは利用されていない。

  • 着ぐるみは『ウルトラマンマックス』のゼットンの流用。
  • 第21話でも怪獣墓場に漂っている姿が確認されている(初代と同一の個体かどうかは不明)。
  • バリアはオリジナルを完全には再現できなかったのかドーム型ではなく円柱型。そのためメビウスが放ったバリアを飛び越えての流星キックを食らっている。
  • この回に登場したプロトマケットメビウスがゼットンに倒されてしまう時の描写(光線技を跳ね返されてカラータイマーに命中したプロトマケットメビウスがあおり気味のカメラアングルでばったりと倒れこむシーン、およびその際のGUYS隊員たちのセリフ)は『ウルトラマン』最終回「さらばウルトラマン」へのオマージュである。

『ザ・ウルトラマンメビウス』に登場したゼットン[]

ウルトラマンメビウス』のDVD附属のイラストノベル『ザ・ウルトラマンメビウス』に登場。

再びウルトラの国を襲撃しようとするバット星人によって大量に養殖され、ウルトラ兄弟を不意打ちするために送り込まれる。手始めに宇宙空間を遊泳していたメビウスを攻撃するが、ウルトラマンに一撃で倒されてしまう。その後も大量に送り込まれるが、ウルトラ兄弟によって次々と倒されてしまった。容姿は初代ゼットンと同じだが、養殖物ということもあってか、かっての個体程の強さは無かったようだ。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したゼットン[]

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第11話「ウルトラマン」から第13話「惑星脱出」に登場。

  • 身長:60メートル
  • 体重:3万トン

かつてウルトラマンを倒したことがあるとも言われる宇宙恐竜。ケイトが操る怪獣の中でも最強クラスの存在。往来の火球や電磁バリヤー、光線を吸収しての発射仕返しなどのほか格闘にも秀でており、初戦ではこれらの武器・能力を駆使してゴモラ、リトラ、エレキングの三匹がかりでも歯が立たない圧倒的な強さを見せつけた。最終決戦でもゴモラを退け、キングジョーブラックとも互角に戦うが、パワーアップしたEXゴモラの超振動波を受けて倒された。

  • 着ぐるみは『ウルトラマンマックス』や『ウルトラマンメビウス』で使用された物の流用。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するゼットン[編集][]

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第3話「大暴走! レイオニックバースト」に登場。

  • 身長:60メートル[51]
  • 体重:3万トン[51]
  • 出身地:宇宙[51]

今作ではナックル星人が操るガルベロスの作り出した幻影として登場。重い打撃だけではなくバック転も披露するなど、前作以上の機敏な動きも見せる。ゴモラに何度倒されても復活し、体力を消耗させたところでガルベロスと入れ替わる形で消えた。

  • スーツアクター:寺井大介
  • オープニングではタイラントと戦い、こちらでも機敏な動きによる回し蹴りを披露している。
  • 一部書籍では、名称を幻影ゼットンと記載している[52][53]。

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するゼットン[編集][]

映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。

ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活した、ベリアル軍団の1体[54]。怪獣墓場でウルトラ戦士達を襲撃し、バルタン星人やアントラーなどと共に初代ウルトラマンと激突する。その後も軍団の中では長く生き残るが、最期はウルトラマンゼロのゼロスラッガーアタックで他の怪獣共々切り裂かれて倒された。

回想シーンでも、レイブラッド星人が率いる怪獣軍団や、「ベリアルの乱」で光の国を襲撃する怪獣軍団の1体として登場する他、百体怪獣ベリュドラの首を構成する怪獣の1体となっている[55]。

  • 当初は冒頭で登場する予定であったが、造型担当の品田冬樹の提案によりベムラーに変更された[56]。
  • 雑誌連載版
    • 『てれびくん』で連載された漫画版でも、ベリアル軍団の1体として登場する。
    • 『てれびくん』2009年12月号付録のメガサイズポスターでは、ウルトラマンレオと戦っている。

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』に登場するゼットン[編集][]

データカードダスゲーム『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』EX第15話「歴史改変計画」、第18話「ダブルモンスロード!」に登場。

ババルウ星人を追って過去の惑星ボリスに降り立ち、そこで倒れているレイモンを見付けた主人公達の前に出現。強豪怪獣だが、バトルナイザーの怪獣によって何とか退けられる。その後、レイモンのEXゴモラと戦う。

第18話ではレイブラッド星人の力でパワーアップした個体が登場。レイブラッド星人の命令でピグモンを襲うもレイモンに救出される。そして次に主人公の怪獣と戦うも、主人公と共にここまで戦い成長した怪獣の前にあえなく倒された。

ステータスはアタックとディフェンスが高めで、スピードとパワーが低め。冷気属性攻撃に弱いという一面も持つ。ウルトラマンのスペシウム光線を受け止めた実績もあって、NEO以降は光属性に耐性を持っている。必殺技は劇中見せなかったテレポートを用いての連続攻撃である「テレポートアタック」以外は原作の技を再現しており、特にゼットンお馴染みの「一兆度の火球」は高熱属性最強の威力を持つ。また、それとは別に目の部分から白色破壊光弾を発射する「ゼットン光弾」という必殺技もある。今作ではシステムの都合上、ウルトラマンを倒した光線を吸収して撃ち返す「ゼットンファイナルビーム」は通常のプレイでは使用できないが、NEO第5弾で登場するにせウルトラマンと組むことでタッグ必殺技として発動可能である。

『ウルトラゾーン』に登場するゼットン[編集][]

『ウルトラゾーン』のコントコーナー「不良怪獣ゼットン」(全6回)に主人公として登場。

また1枚絵のアイキャッチにも登場し、第1話では河原で火球を吐いてバーベキューを焼いている姿が[57]、第5話では紳士服売り場でゼットン星人の背広の仕立てを手伝っている姿が[58]、第21話では彼女と自転車に乗っている姿が[59]、最終回となる第23話では怪獣特捜隊日本支部の地下道場にてタカダ・リホ隊員の前でダークザギに負けて落ち込む初代ゼットンをゼットン(二代目)が慰める姿が描かれる[59]。

不良怪獣ゼットン[編集][]

  • 身長:60メートル[60]
  • 体重:3万トン[60]
  • 出身地:宇宙[60]

地球防衛高校では無名の無口な学生で、仲間の不良たちからはパシリをさせられているが、赤王高校などの他校からはウルトラマンを唯一倒した怪獣として恐れられ、赤王四天王さえも軽く倒してしまう実力を隠し持っている。赤王高校のレッドキングとのタイマン勝負では最初は不意打ちで苦戦するものの、圧倒的な力の差で殴り倒す。恋人のカオリを人質に取られ不利な状況に陥るが、仲間の不良がカオリを取り戻したことで逆転し、火球の一撃でレッドキングを倒した。

  • スーツアクター:新井宏幸[61]

『ウルトラマンサーガ ゼロ&ウルトラ兄弟 飛び出す!ハイパーバトル!!』に登場するゼットン[編集][]

てれびくん付録DVDのオリジナルストーリー『ウルトラマンサーガ ゼロ&ウルトラ兄弟飛び出す!ハイパーバトル!!』に登場。

バット星人が怪獣兵器を生み出す実験のために怪獣墓場を荒らしていた中、宇宙で暴れていた個体。ある小惑星上にてウルトラマンゼロと戦っていたが、バット星人に回収されて姿を消した。この後、この個体はハイパーゼットンへと改造されることとなる。

これまで同様火球を武器とし、ゼロスラッガーを持ったゼロと素手で互角に渡り合い、プラズマスパークスラッシュによる斬撃にもあまりダメージを受けず、エメリウムスラッシュも吸収して波状光線として撃ち返すなど、その強豪ぶりは健在で、ゼロからも「ウルトラマンを倒しただけのことはある」と賞されている。

『ウルトラマンギンガ』に登場するゼットン(SD)[編集][]

『ウルトラマンギンガ』番外編「残された仲間」に登場。

マグマ星人(SD)が隠し玉として持っていたスパークドールズでダークライブする。降星町を火球で破壊しようとした所を千草がウルトライブしたウルトラマン(SD)と健太がウルトライブしたウルトラマンティガ(SD)に阻止され、月面で対決。当初は劣勢だったがライブしていたマグマ星人(SD)が分離して加勢したことで優位に立った隙を突き、再び火球による遠距離射撃(マグマ星人(SD)曰く『超遠距離砲』)で降星町を狙うが、ウルトラマン(SD)とウルトラマンティガ(SD)にまたしても阻まれて失敗。最終的には駆け付けたウルトラマンギンガにマグマ星人(SD)共々ギンガクロスシュートで敗北。この時バリアで防ごうとするが破られている。スパークドールズはギンガによって宇宙へと運ばれた。

  • 『スパークドールズ劇場』ではネット版第6回にゲストとして登場。鳴き声を上げるだけで一切喋らない。ハイパーゼットン(イマーゴ)へと変化して見せた。

『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場するゼットン(SDI)[編集][]

映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場。 ライブパッドを使った「ウルトライブシミュレーション」で友也がライブし、健太がライブしたドラゴリー(SDI)、ヒカルがライブしたゾアムルチ(SDI)と戦い、最後は乱入してきた千草がライブしたザムシャー(SDI)にドラゴリー、ゾアムルチ共々倒される。

『ウルトラマンX』に登場するゼットン[編集][]

『ウルトラマンX』第8話「狙われたX」に登場。

  • 身長:60メートル[62][63]
  • 体重:3万トン[62][63]

ウルトラマンマックスに倒された同族の仇を討たんとするスラン星人クワイラに操られ地球に襲来した。

エックスとの初戦ではサイバーアーマーを装着したエックスを完全に叩きのめしながらも止めは刺さずテレポートで撤退。大地がサイバーゼットンのカードの開発を焦る布石を作る。そしてクワイラの目論見通り再戦にて完成したゼットンアーマーを装着して洗脳されるエックスや巨大化したクワイラと共に、真の標的であるウルトラマンマックスを3対1という圧倒的有利な状況で追い詰める。

しかし、サイバーエレキングのカードを利用してアーマーの洗脳を解いた大地の活躍により、エックスの意志が復活。ゼットンアーマーの全能力を制御するに至ったエックスと同じ力を至近でぶつけ合う壮絶な戦いの末にゼットンシャッターをエックスの新たな技・ゼットントルネードで破られ、上空からのザナディウム光線を受けてスパークドールズに縮小された。

  • スーツアクター:力丸佳大
  • 第8話の監督を務めたアベユーイチは、怪獣の中でゼットンが1番好きなため倒しようがないくらい強くしてしまい、最後は勢いとビジュアルで乗り切ったと述べている[64]。アベは、尺があと5分あればエックスとの瞬間移動での対決に押し負けてから火球とバリアでの接近戦に切り替える展開にしたかったと述べている[64]。
  • バリアの形状が『マックス』登場時のゼットンシャッターに近い形になっている[64]。Blu-ray BOXの解説では、クワイラが『マックス』の世界から連れてきたものと推測している[65]。

サイバーゼットン[編集][]

Xioが開発したサイバー怪獣の1体。両腕に「Z」の文字があしらわれている。大地が当麻博士(スラン星人クワイラが化けた姿)から渡されたゼットンのスパークドールズを元に完成させた。しかしそのデータには、クワイラによってアーマー装着時にエックスの意志を奪い、意のままに操れるプログラムが仕組まれていた。このプログラムにはプロテクトがかけられており外部からの改変を受け付けなかったが、大地によってサイバーエレキングの力で強引に除去された。劇場版でもワタルによってサイバーカードが使用され、アスナが放ったゴモラ振動砲と合わせる形でランドマスケッティからゼットンレールキャノンを放ち、球状になってウルトラマンを苦戦させるゴーグファイヤーゴルザの攻撃を妨害し、ウルトラマンの勝利に一役買った。

  • デザインは、初代ゼットンの頭でっかちなシルエットを意識している[66]。
  • 『新ウルトラマン列伝』第142話の新撮シーンでは、ラボチームの面々が調整に苦心している様子が描かれ、マモル曰く「リミッターをちょっとでも弱めるとすぐ暴走しちゃう」とのこと。

『ウルトラマンタイガ』に登場するゼットン[編集][]

『ウルトラマンタイガ』第18話「新しき世界のために」に登場。

  • 身長:60メートル[67]
  • 体重:3万トン[67]

触角宇宙人 バット星人小森セイジが霧崎から与えられた怪獣兵器。小森によって怪獣育成セットから召喚された[67]。腕から放つ波状光線[67]や光波バリヤー[67]で光線を防ぎ、タイガを圧倒するが、最期はタイガトライストリウムの風真烈火斬に敗れる。

  • スーツアクター:新井宏幸
  • 着ぐるみは初代のものを新調している[68]。当初はハイパーゼットンやペダニウムゼットンが登場する予定だったが[68]、監督の辻本貴則は自身のこだわりで初代にしたと述べている[9]。
  • 劇中では、得体の知れない凄みを出すため、「ゼットン」の名は出さず、「宇宙恐竜」とのみ呼称されている[9]。鳴き声も、無機質な電子音のみとしている[9]。
  • 登場シーンでは、小森セイジの「新しい世界」というセリフに合わせ、ドヴォルザークの「交響曲第9番」が流れる[9]。

EXゼットン[編集][]

ゲーム『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』のオリジナル怪獣として初登場。

  • 身長:66メートル
  • 体重:3万3千トン

『大怪獣バトル』オリジナルのゼットンの進化形態。甲虫のような外見はさらに虫のような部分が強調されるように変化し、頑丈な甲殻と鋭利なクロー、発光体の変化など全身のスタイルが変わっている。能力も格段にパワーアップしており、一兆度の火球は連射可能となったうえ、それすら上回る百兆度の火球「トリリオンメテオ」及び「100トリリオンメテオ」までも発射可能となった。この他、通常のゼットンにはなかった飛行能力が備わっており、常に宙を浮きながら移動する姿も見られ、さらに背中からのジェット噴射で猛スピードで飛びまわることもできる。そのジェット噴射で飛んだ際に体当たりしながら放たれた炎で敵を焼き尽くす「ゼットンバックファイア」という技も持つ。

全体的なステータスはゼットンをはるかに上回っており、しかも最大の必殺技「100トリリオンメテオ」は最高威力の光属性を持っている。また、第6弾ではレイブラッド星人と組むことで「アルティメットメテオ」というタッグ必殺技を発動させることが可能。

  • 『ウルトラマン Fighting Evolution REBIRTH』の改造怪獣が元になっていたそれまでのEX怪獣と違い、このEXゼットンは『大怪獣バトル』の完全オリジナルなEX怪獣である。
  • ゲームで登場した後にアトラクション用スーツが製作されており、通常サイズのものと3メートルを超えるショー用の巨大スーツ[69]の2種が存在。各地のショーや、後述の『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』などで活躍している。
  • デザインは後藤正行が担当した。

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』に登場するEXゼットン[編集][]

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』NEO第14話「暴走!ヴィットリオ」、第15話「最終レイオニクス決戦!」に登場。

  • 身長:66メートル
  • 体重:3万3千トン

『ウルトラギャラクシー』でケイトが操っていたゼットンの遺伝子をレイブラッド星人がカネゴンのバトルナイザーに入れ、主人公達の戦いのエネルギーを吸収させることで進化させたもの。実質上、『NEO』のストーリーモードにおけるラストボスであり、レイブラッド星人が憑依した状態で主人公たちに襲い掛かる。だが、返り討ちに遭い、最後の手段として一兆度の火球で平行世界を滅ぼそうとするも、レイモンと共に現れたかつての主人だったケイトの声で正気に戻り、通常のゼットンに戻りながらケイトと共に光の中へ消え、その影響で融合をキープできなくなったレイブラッド星人も消滅した。

『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するEXゼットン[編集][]

『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場。

  • 身長:66メートル[70]
  • 体重:3万3千トン[70]
  • 出身地:不明[70]

ゼットンの強化形態で、伝説のアイテム・ギガバトルナイザーが封印された炎の谷をテリトリーにしており、百兆度の火球トリリオンメテオ[注釈 8]を武器にしている。メビウスからも存在を知られていた。

炎の谷の門番的な役割も担っており、ギガバトルナイザーを求めてやって来たメビウスとメカザムに襲い掛かる。圧倒的な力で2人を追い詰めるも、メビウスとメカザムの手によってギガバトルナイザーが解き放たれ、特殊なフィールドが消滅したことで形勢逆転。最後はメビウスのメビュームブレードとメカザムのソードザンバーによる2段攻撃を受けて爆砕した。

  • 映像作品への登場は本作が初である[71]。
  • 戦闘シーンはグリーンバックの使用上の都合から一本道での戦いとなった[71]。
  • 監督の横山誠は、EXゼットンのスーツは演じるのが困難で、撮影現場ではよく転倒していたことを証言している[71]。

宇宙恐竜 ハイパーゼットン[編集][]

映画『ウルトラマンサーガ』に登場。

バット星人がこれまでのゼットンの優れた部分だけを抽出して作り出した[72]、ゼットンの新たな進化形態。怪獣だけでなく「人間たちの絶望と恐怖心」を餌に成長していくことで覚醒した。

劇中で「ハイパーゼットン」と呼ばれるのは完全体のイマーゴのみで、他は単に「ゼットン」と呼ばれる。バット星人にコントロールされ、彼の意のままに動く。いずれの形態でも1兆度を超える暗黒火球を放つことが可能[73]。

  • 各形態ともデザインは後藤正行が担当した[74]。
  • 企画初期の名称は「ビーストゼットン」[74][75]。決定稿以前に描かれた後藤によるイメージボードでは、第1形態としてドラゴンをモチーフとした高速飛行タイプが存在した[74]。

ハイパーゼットン(コクーン)[編集][]

  • 全長:500メートル[73]
  • 体重:50万トン[73]

繭の状態。スフィアをはじめ、バット星人が集めてきたさまざまな怪獣や生命体を捕食し、人間たちの絶望の悲鳴を吸収することで成長する。

この状態でも中から鋭い爪の付いた触手を伸ばして獲物を捕食し、石化光線や暗黒火球を発射できるなど、動けない点以外は十分な戦闘力を持ち、一度はダイナを倒した。

しかし、ダイナが自らコクーンの中に入りハイパーゼットンの成長を押さえ込むという、バット星人さえも想定外の出来事が起こり、覚醒を著しく遅らされることになる。

ハイパーゼットン(ギガント)[編集][]

  • 体長:300メートル[73]
  • 体重:30万トン[73]

コクーンから孵化した形体で、幼体にあたる。顔は通常のゼットンと同じだが、頭部の角は前を向いた鉤爪のようになっており、顔の下からも上に伸びる牙が生え、身体は超巨大な多足の昆虫型となっている。

武器は伸縮自在の鎌状に変形した前脚ギガンティスクロー[73]や、コクーン同様の触手、背中の発光体から放つ暗黒火球[73]。また、コクーン同様に胴体から刺突用の鋭利な触手を生やして攻撃することが可能。まだ幼体だが、暗黒火球の射程は長距離砲撃を行えるほど長く、1発を複数に分裂させることも可能なほか、鎌の一撃でコスモスを瀕死にまで追い込み、ゼロのプラズマスパークスラッシュすら通じない圧倒的な戦闘力を持つ。

ゼロ、コスモスを圧倒する実力を見せるが、ダイナの復活により形勢が逆転。ゼロ、ダイナ、コスモスのファイナルウルティメイトゼロ・トリニティで倒される。しかしその直後、バット星人自らが円盤ごと融合することで、ハイパーゼットン(イマーゴ)へと進化した。

  • 作中全てCGで描かれているが[74]、『モンスターハンター』のようなクリーチャーらしいものではなく、「着ぐるみそっくりのリアルなCG」を目指して描かれている[76]。
  • デザイン初期の段階ではダンゴムシのように丸くなって転がることも考えられていた[74]。酉澤安施による参考用デザインも描かれており、こちらはスーツ制作を前提としていた[74]。
  • 『ぱちんこウルトラバトル烈伝 戦えゼロ!若き最強戦士』では、帝国を築き上げたウルトラマンベリアルが地球に放った設定で登場。ゼロ(リーチによってはウルトラセブン)と戦いを繰り広げる。

ハイパーゼットン(イマーゴ)[編集][]

  • 身長:70メートル[73][77]
  • 体重:4万トン[73][77]
  • 出身地:フューチャーアース[77]

バット星人が宇宙船ごと融合し、ギガントから脱皮することによって誕生した完全体で、滅亡の邪神や究極のゼットンとも呼ばれる。スマートな人型でより昆虫的な姿となっており、腕は突起状で、伸縮自在の翼や尻尾も生えている。融合したバット星人は頭部の発光体に宿っており、そこで一心同体に近い形となってハイパーゼットンをコントロールしている。ゼットン特有の「ピポポポポポポ」という電子音も発するが、鳴き声はこれまでの個体に比べてかなり低い。

大きさはギガントよりも小さくなったが、戦闘力や機動力は飛躍的に向上しており、コクーンやギガント時以上に威力の洗練された暗黒火球[73]を胸から放つほか、攻撃を防ぐハイパーゼットンバリヤー[73]や、まるで残像が残るように超速移動するハイパーゼットンテレポート[73]、ウルトラマンの光線を吸収・増幅して波状光線として撃ち返すハイパーゼットンアブゾーブ[73]など、ゼットンの基本能力を極限までパワーアップさせたさまざまな武器・能力を持つ。暗黒火球は威力だけでなく以前同様に分裂可能で、軌道をある程度は自由に調整できるなどの強化もなされている。また、テレポートは擬似分身攻撃を、アブゾーブは吸収したエネルギーを跳ね返すだけでなく、それぞれ暗黒火球に上乗せするなどの応用が利き、臨機応変な戦闘をこなせる。背中の翼を展開しなくても飛行できるが、展開した場合は尻尾も伸びるうえ、最高速度はマッハ33に達する。邪気が高まると、全身から触れたものを焼き尽くす暗黒火炎コラプサーオーラ[73]を吹き出す。

吸収したスフィアを元に、怪獣兵器(アントラー、キングパンドン、ブラックキング、ベロクロン、タイラント)を生み出せる。この能力の披露シーンは本編ではカットされたが、後にイベント上映や『新ウルトラマン列伝』でのディレクターズカット版で正式に披露された。

初戦ではゼロ、ダイナ、コスモスを圧倒するが、その3人が合体して現れたウルトラマンサーガとの激戦では互角に渡り合った後、バット星人が「つまらない生き物」と何よりも見下していた人間であるチームUの作戦で文字通り足を掬われ、動きを止められた隙を突かれてサーガカッターで翼を切断され[注釈 9]、サーガパンチャーの猛攻を受ける。それでも飛行して逃走を試みるが、サーガに宇宙まで弾き飛ばされ、全力で放った暗黒火球をもサーガプロテクションに防がれ、最後はサーガマキシマムで中のバット星人ごと倒されて大爆発する。それと同時に、バット星人に捕らわれていた地球(フューチャーアース)の生物たちも、みな解放された。

  • デザイン画では蛇腹が赤いものも検討されていたが、一目でゼットンとわかるようにオリジナルと同じ配色となった[74]。またカラーバリエーションとして全身が赤いものも検討されていた[74]。
  • 『ぱちんこウルトラバトル烈伝 戦えゼロ!若き最強戦士』では上記のギガントが進化し、原作のようにゼロ、ダイナ、コスモスと戦う。

『ウルトラマンギンガS』に登場するハイパーゼットン イマーゴ(SD)[編集][]

『ウルトラマンギンガS』第14話「復活のルギエル」に登場。

  • 身長:14センチメートル - 70メートル(最大)[78][79]
  • 体重:150グラム - 4万トン(最大)[78][79]

ウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリーを倒すためにチブル星人エクセラー(SD)が遣わしたエージェント・ゼットン星人ベルメ(SD)がモンスライブし、UPGの持つビクトリウム・キャノンを狙って彼らの基地であるライブベース近辺に現れる。

背部の翼こそ使用しないものの圧倒的な戦力は健在で、ハイパーゼットンテレポートやウルトラマンギンガストリウムのスペシウム光線をハイパーゼットンアブゾーブで打ち返すなどの戦法でギンガを翻弄するうえ、彼を盾にすることによってUPGのビクトリウム・キャノンを封じる。その後、ビクトリーが加勢してもなお互角の戦いを繰り広げるが、ウルトラマンタロウの導きでギンガストリウムがコスモミラクル光線を発動すると、ハイパーゼットンアブゾーブを押し返されて敗退する。戦いの後、スパークドールズはヒカルとショウが回収した。

だが、この戦いは最凶最大の敵・ビクトルギエル誕生までの時間稼ぎに過ぎず、エクセラーはこの隙にライブベースを占拠し、ビクトルギエルを生み出してしまう。

  • スーツアクター:岡部暁
  • 『スパークドールズ劇場』ではネット版第6回に登場。ゼットン(SD)が変化した姿で、やはり鳴き声しか上げず喋らない。エレキング(SD)からは「なんてスマートでエレガント」と評された。その後、闘志を燃やしたEXレッドキング(SD)と勝負になったところで、本編は終わっている。
『ウルトラファイトオーブ』に登場するハイパーゼットン(イマーゴ)[編集][]

『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』に登場。

レイバトスにより復活させられた個体が、キングジョー、グドン、ツインテール、バードン、ビクトルギエルと共に出現し、ウルトラマンゼロとウルトラマンオーブに襲いかかるが、ルナミラクルゼロのウルトラゼロランスによる攻撃とオーブ(ハリケーンスラッシュ)のビッグバンスラストを同時に受け、倒される。

ハイパーゼットン デスサイス[編集][]

『ウルトラマンオーブ』第5話「逃げない心」に登場。

  • 身長:5メートル - 70メートル[80][81]
  • 体重:500キログラム - 4万トン[80][81]

ゼットン星人マドックによって操られているハイパーゼットンで、翼を展開する前のイマーゴの腕が鎌に変化したような両腕を持つ。ハイパーゼットンバリヤーやハイパーゼットンアブソーブは使用していないが、前者は設定上は使用可能とされる[80]。マドックによって調査されていたウルトラマンオーブのデータがインプットされており、オーブを倒す切り札とされていた。

当初は工場に収まるサイズまで縮小しており、地下に隠れていたが、ナオミを救出に現れたガイに居場所を知られたマドックによって巨大化する。スペシウムゼペリオン形態で現れたオーブのスペリオン光輪を鎌で受け止めて弾き返した後、ハリケーンスラッシュ形態に姿を変えたオーブと対決する。一時はオーブをテレポートで翻弄するが、オーブも瞬間移動能力を使用したために次第に押され、暗黒火球を連射するもオーブが召喚したオーブスラッガーランスから放たれたオーブランサーシュートで相殺され、最後は胸の発光器官を破壊されてビッグバンスラストを受け、爆散する。

  • スーツアクター:岡部暁[61]
  • デザインは後藤正行が担当した[82]。デザイン画はイラストではなく、既存スーツの写真を加工している[82][83]。鎌の形状は、デザイン画では曲線であったが[83]、造型では見映えのため波状となった[82]。
  • 脚本を担当した小林弘利は、地下にいる状態はギガントを想定していたが、使用できるのが動かないプロップのみであったため、イマーゴにギガントの鎌を加えた新形態を登場させることとなった[84]。
ハイパーゼットン デスサイス(リザーバー)[編集][]

『ウルトラマンオーブ』第21話「青いリボンの少女」に登場。

  • 身長:70メートル[81]
  • 体重:4万トン[81]

上記のハイパーゼットン デスサイスが再生した個体。マドックにスペアの肉体として用意された少女の姿の人工生命体・マーヤ(の腕輪に宿ったマドック)によって操られている。

1か月前から市街地の上空にたびたび現れてはマーヤと共に突然姿を消し、人々を混乱させていた。その後、ガイに目的を知られたマドックが、ガイ=オーブを始末させるために地上へ降下させる。オーブオリジン形態で現れたオーブとの戦闘では、ハイパーゼットンテレポートと暗黒火球を駆使して追い詰めるが、強固な自我を持ったマーヤがマドックの意思が宿っている腕輪を破壊したことによって弱体化し、オーブカリバーで斬られて大ダメージを受ける。最後は、サンダーブレスター形態にフュージョンアップしたオーブのゼットシウム光線を受け、爆散する。

  • スーツアクター:岡部暁[61]
  • 戦闘シーンではテレポーテーションを用い、スピーディさやトリッキーさを出すことで前回との差別化を図っている[85][86]。

光ノ魔王獣 マガゼットン[編集][]

『ウルトラマンオーブ』第1話「夕陽の風来坊」に登場。

  • 身長:60メートル[80][81]
  • 体重:3万トン[80][81]

ウルトラマンによって北欧の森林地帯に封印されていた、光属性の魔王獣。これまでのゼットンと異なり顔面の発光体が魔王獣特有のマガクリスタルになっており、胸部の発光体は青くなっている。

1908年、ルサールカと呼ばれる地帯においてウルトラマンオーブ(オーブオリジン)と激戦を繰り広げる。その果てにオーブのオーブスプリームカリバーを浴び、カリバーを吸収しながらも周辺一帯を破壊し尽くす大爆発を起こして消滅する。クレナイ ガイはウルトラマンのカードを手に入れるが、近くにいた現地の少女・ナターシャがこの爆発に巻き込まれてしまい、彼女を救えなかった自責の念がオーブ / ガイの心に暗い影を落とすことになった。その後、経緯は不明だがマガゼットンの怪獣カードはジャグラスジャグラーの手元に渡ることとなり、最終的に魔王獣たちを束ねる存在であるマガオロチの復活に利用されることとなった。

この時に起きた大爆発は、人間側にも原因不明のミステリー「ルサールカ大爆発」として認知されている[注釈 10]。

  • スーツアクター:新井宏幸[61]
  • 発光体の色は、デジタル合成によって処理されている[83]。
  • 田口清隆・中野貴雄による「エピソード10構想」によれば、第5章(エピソード5-1)でガイが倒したキングザウルス二世・超コッヴ・プリズ魔のカードをジャグラーが用いて復活させた。

宇宙超絶恐竜 ファイヤーゼットン[編集][]

『てれびくん』・『幼稚園』・円谷プロダクションによる「ゼットン強化アイデアコンテスト」のグランプリ作品として登場[87]。

  • 身長:70メートル
  • 体重:4万トン

ゼットンの遺伝子に強化改造を施して生み出した個体。体格はEXゼットンより太く、腕や背中などに名前の通りの炎の意匠が取り入れられているのが特徴。角は垂れ下がり、左腕は巨大な鎌となっている。身体は相手の如何なる攻撃も通じないほど硬い。

ライブステージに登場したゼットン[]

クローンゼットン[編集][]

舞台作品『ウルトラマンライブステージ2・宇宙恐竜最強進化!』に登場。別名「人工宇宙恐竜」。

地球侵略を狙うレギュラン星人の生体実験によって生み出された、ゼットンの進化形態。すべての宇宙に終わりをもたらすべく、事件の黒幕であるセミ人間に操られている。通常のゼットンとは異なり、強い外敵との戦いによってフラストレーションを発し、それを成長ホルモンへ変えることにより、幼体→半甲殻体→甲殻体→繭状体→成体と5段階に成長する。その進化の鍵となるのはゼットンの主人であるゼットン星人の存在であり、ゴース星人にゾフィーによって卵の状態で託され、彼が父親として育て上げたゼットン星人の子供が、クローンゼットンをめぐる事件に巻き込まれることになる。

レギュラン星人に操られ、幼体の状態で地球に現れてウルトラマンガイアを圧倒する。その後、レギュラン星人らの宇宙基地に侵入したウルトラマンらと半甲殻体から甲殻体へ進化しながらの戦いを経てレギュラン星人にさらわれ、セミ人間の超能力で操られたゼットン星人の子供を取り込み、繭状体へ変化する。羽化して成体「クローンゼットン・ファイナル」となった後、集結した初代マン、ティガ、ダイナ、ガイア、コスモスと戦闘を繰り広げ、強力な防御力で戦いを優位に進めるが、現れたゴース星人を吸収した後に沈黙し、ウルトラマン5人の必殺攻撃を受けて倒された。

  • デザインは丸山浩が担当[88]。成長による色の変化はカブトムシの変態時の体色をイメージしている[88]。
クローンゼットン・ホワイト幼体。この時点ではまだ通常のゼットンのような外骨格はなく、柔らかく白い皮膚が剥き出しになっている。そのため、防御力が非常に低く外敵に襲われやすいが、防御力の低さをカバーするために耐久力と生命力が高くなっているほか、頭部の角が発達しており、レーダー器官として高い能力を持っている。クローンゼットン・ハーフ半甲殻体。幼体から脱皮することにより外骨格と背中の甲羅が構成され、防御力が高まっている。しかし、この形態でも防御力は通常のゼットンには及ばず、一般の怪獣と同レベルとなっている。このため、まだ比較的外敵に攻撃される可能性が高いが、それを補うために背中の甲羅が羽根の役割を果たし、飛行が可能となっている。攻撃力は光線技が使用できない点以外、通常のゼットンと同等である。クローンゼットン甲殻体。外骨格が全身を覆い、通常のゼットンと同じ姿になっている。この形態に達することで、初めて光線技などの使用が可能となる。この形態になるまで進化するには、多くの激しい戦いを潜り抜け、多くの外敵の攻撃を受け続けなければならない。クローンゼットン・ファイナル成体。甲殻体から繭の状態を経て進化するクローンゼットンの最終形態。唯一ゼットンとの交信が可能なゼットン星人の感情の起伏と、さらに強力な外敵との戦闘が進化の引き金となる。甲殻体から成体に進化するためには、甲殻体の時点で最強に近いクローンゼットンより強い敵、すなわちウルトラマンなどとの戦闘が不可欠となる。その形態は一般のゼットンとは大きく異なり、すべての攻撃を遮断しつくすために外骨格が全身を傘のように覆い尽くしており、すでに甲殻体の面影は見られない。また、触角も感覚器官としての能力は失われ、クワガタムシの大顎のような武器に進化している。この形態まで進化した場合、すべての生物を滅ぼすまでその破壊衝動が収まることはない。
  • 繭の状態は破壊神バルラ同様、車輪で動かす想定でデザインされ、頭部と胸部の発光部分を中央にまとめている[89]。最終形態では、横にカーテン状に広げることで巨大感を表現している[89]。

ウルトラマンフェスティバル2005[編集][]

バルタン星人の切り札として登場。マックス、ノア、タロウ、セブン、初代マンを相手に劣勢に追い込む。

ウルトラマンプレミアステージ[編集][]

エンペラ星人復活を企む暗黒四天王が率いる怪獣軍団の1体。ウルトラ6兄弟をまとめて相手にするが、エネルギーを集結させたタロウのコスモミラクル光線で倒された。

着ぐるみは通常よりやや大きめの物が使用されている。

ウルトラマンフェスティバル2007[編集][]

『メビウス』最終回後の出来事とされ、冒頭でマグマ星人やゴモラと共にウルトラ戦士と戦うが、最後はウルトラセブンのエメリウム光線に敗れる。

ウルトラマンフェスティバル2010[編集][]

サロメ星人の率いるロボット怪獣の1体として登場。同じくジュダ・ゾグ(第一形態)・エンペラ星人と共にウルトラマンゼロやウルトラ戦士と戦うが、最後はウルトラマンのスペシウム光線に敗れた。

ウルトラマンフェスティバル2011[編集][]

第一部ではボスキャラクターとして登場。ウルトラマンに倒されたギギが最後の切り札として残していった怪獣で、ウルトラ戦士たちを圧倒するが、過去の世界から助っ人として現れたウルトラマンベリアル(アーリースタイル)の出現により逆転され、一斉攻撃で倒された。

第二部ではEXゼットンがボスキャラクターとして登場。全ウルトラ戦士を追い詰めるが、ティガとナイスの機転により駆け付けたウルティメイトフォースゼロのメンバーの合流により形勢が逆転し、一斉攻撃で倒された。

ウルトラマンフェスティバル2013[編集][]

第一部でクール星人の配下として登場。途中でEXゼットンにパワーアップし、EXレッドキングと共にゼロを追い詰めるが、駆け付けたギンガのギンガセイバーで一度は倒される。しかし、クール星人の手によって巨大化し、さらにパワーアップする。最後はウルトラ戦士たちの合体光線で倒された。

ウルトラマンフェスティバル2014[編集][]

EXゼットンが登場。第一部ではチブル星人エクセラーの配下として1体が登場し、第二部ではガッツ星人の配下として数体が登場。

ウルトラマンフェスティバル2016[編集][]

第一部ではマガゼットンが登場。さらに、MCのお姉さんに化けたゼットン星人によって集められた観客の声援のエネルギーを利用し、バルタン星人がゼットンの能力を取り込んだことで、ボスキャラクターのゼットンバルタン星人に変貌する。

第二部では通常、EXゼットン、クローンゼットン・ホワイト、クローンゼットン・ハーフ、マガゼットンが、宇宙恐魔人ゼットに率いられて登場。さらに、通常のゼットンがバルタン星人の大群と合体することで、ゼットンバルタン星人に変貌する。

宇宙恐魔人 ゼットバット星人が作り出した生物兵器。今までに登場したゼットンとは異なり、「心」が組み込まれている。能力テスト用に呼び出されたスーパーグランドキングを倒し、主であるはずのバット星人をも殺害した後、自らの意思でウルトラ戦士を滅ぼすために活動を開始する。
  • 声優:杉田智和

漫画作品に登場したゼットン[]

決戦!ウルトラ兄弟[]

決戦!ウルトラ兄弟』「誇り高き戦士」に登場

ゼットン三世新マン(ウルトラマンジャック)に倒されたゼットン二世(ゼットン2代目)の弟である、ゼットン一族の三世。誇り高く、新マンを仇として憎んではいるが、それ以上に卑怯を嫌う。外見はゼットン一世(初代ゼットンとほぼ同じ。一兆度の火の玉やバリヤーといった往来のゼットンの能力を持つ他、格闘術に長けており、人語を話すことも出来る。新マンを倒そうとするドグラ星人に雇われて地球に向かうが、戦いが終われば自分を倒そうとしていた星人の企みを見抜いており、星人を倒して改めて新マンに勝負を挑む。互角以上の戦いを繰り広げた末、新マンがセブンの助言で生み出したウルトラ山あらしに敗れ、負けを認めて自ら火口へと身を投げて誇り高く散っていった。

ウルトラ怪獣大戦争[]

『ウルトラ怪獣大戦争』に登場

ウルトラの国の怪獣独房にアイロス星人、ガンダー、パンドンと共に収容されていたが、セブン抹殺とウルトラ族の全滅を企むダーク・ゴッドの作戦により脱獄。他の3体と共にメカ改造強化を受けてパワーアップする。セブンを追い詰めるが、ウルトラの国の新兵器ウルトリアバイクによって破壊された。

ファミコン・ウルトラマン[]

『ファミコン・ウルトラマン』に登場

ファミコン世界から地球侵略を企む怪獣帝国のボス。怪獣だけでなくバルタン星人やザラブ星人といった宇宙人をも配下に持つ実力の持ち主。人語を話すなど知能も高い。地球人のタロウ少年がコントロールするウルトラマンと戦い、一度は倒すが、コントローラーIIにより復活したウルトラマンのスペシウム光線残像乱れ打ちと八つ裂き光輪によって倒される。

ウルトラセブン キングゼットンのふくしゅう[]

『ウルトラセブン キングゼットンのふくしゅう』に登場

キングゼットン上記の「ファミコン・ウルトラマン」にてウルトラマンに倒されたゼットンが、ゼットン星人によって改造されてパワーアップして復活した姿。体の大半が機械化されている。ウルトラ兄弟を次々と血祭りに上げ、ウルトラマンをも倒し、最後に残ったウルトラセブンを倒そうと襲い掛かる。ゼットン星人にコントロールされてセブンを苦しめるが、地球人の子供達タケシ、秀一、春香の助力を得たセブンの反撃で次第に追い詰められ、アイスラッガーで真っ二つにされて爆発した。

ファミコン・ウルトラマン2 ウルトラ怪獣大決戦[]

『ファミコン・ウルトラマン2 ウルトラ怪獣大決戦』に登場

サイボーグゼットンメフィラス星人によってまたしても復活。ウルトラマン打倒の為に出撃する。今度は全身がサイボーグ化されている(最初は生身の姿の皮を被っていた)。科特隊のイデ隊員とホシノ少年のコントロールでパワーアップしたウルトラマンと戦い、スペシウム光線でミサイルごと撃たれて大ダメージを負った状態で尚も立ち上がってきたが、ファミコンエネルギーを最大出力にしたウルトラマンのウルトラファイヤーパンチの一撃で今度こそ息の根を止められた。

ウルトラマン超闘士激伝[]

ウルトラマン超闘士激伝』に登場。

ウルトラマンSTORY 0[]

ウルトラマンSTORY 0』(講談社の「マガジンZ」連載)第二話「奇跡のM87光線」に登場。

ある辺境の星のクワガタのような昆虫が、光の国で起こった事故のプラズマ光に含まれるディファレーター因子を浴びた事によって進化した。複数現れるもゾフィーによって撃退される。

その後、普通のゼットンの2倍ほどの大きさのゼットンが現れゾフィーを追い詰めるも、人々の願いと生きたいと叫ぶ星の声によって復活したゾフィーのM87光線によって倒された。ゾフィーがM87光線を編み出したのがこの時である。

ウルトラマン THE FIRST[編集][]

『ウルトラマン THE FIRST』の「怪獣墓場」「科特隊宇宙へ・後編」などに登場。

バルタン星人が、地球を破壊し制圧するために怪獣墓場で多数の怪獣の死体(作中でウルトラマンに倒されたベムラー、ネロンガや、劇中では戦わなかったスカイドンやテレスドンなど)から造っていた。元宇宙飛行士ジャミラが死の間際に放った言葉「黒い恐怖」の正体である。地球にはウルトラマンやベムラーの乗っていた宇宙船と同じような、色の黒い隕石に乗って襲来する。

姿形はテレビ版と大きく異なり、頭部から胸まではオリジナルと同じだが、下半身はカマキリのような這いつくばった状態で、腕や脚は異常に長く、背中には巨大な突起が無数にある。その大きさは島ほどもあり、ウルトラマンの身長がせいぜい顔の発光体ぐらい。使用する技は、顔の発光体から放つ散弾のような怪光線と太い一条の光線。火球の使用やスペシウム光線を吸収することもない。バルタン本隊の全滅後も活動を続け、防衛軍の三個師団と米軍基地、さらに科特隊基地を叩き潰す。破格の巨体と強力な光線でウルトラマンをも圧倒し、最後は光線で彼を倒した。が、その陰から科特隊によって新型ミサイル(形状や使用法はテレビ版とは違うものの「無重力弾」。スペシウム光線の倍の威力を持つ)を打ち込まれ、顔の発光体を撃ち抜かれ爆砕した。

ゲーム作品に登場したゼットン[]

ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲[]

ファミリーコンピュータ ディスクシステムのソフト「ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲」に登場する。

最終ステージにて、画面右端全体を使った巨大怪獣として登場。プレイヤーが操作するウルトラマンの約3倍の大きさがあるため、その姿は圧巻である。

ウルトラマン (1991年版ゲーム)[]

アーケードゲーム、メガドライブ版、スーパーファミコン版、ゲームボーイ版。

最終ステージの敵として登場。ハイジャンプキック・岩石落としといったウルトラマンの技を使用してくる上、広い射程を持つ3WAY火球、テレポーテーション、光波バリヤーといった能力を駆使し、プレイヤーを苦しめる。原作同様、スペシウム光線を吸収して撃ち返しウルトラマンを倒してしまう。プレイヤーはアラシ隊員となって、ゼットンに無重力弾を命中させなければならない。難易度を高く設定するほどゼットンの動きが速くなり、命中させることが困難となる。もちろん、弾がすべて無くなるとゲームオーバーになる。

スーパーヒーロー作戦[]

プレイステーションソフト。

科特隊基地を襲撃。原作と異なり、ウルトラマンはゼットン火球の連射を浴びて倒される。主人公は自機であるロボット「R-GUN」で立ち向かうが、ゼットンには敵わない(ウルトラマン、主人公共にイベント戦闘なので必ず敗北する)。絶体絶命と思われたその時……。

ウルトラマン (プレイステーション2版)[]

プレイステーション2ソフト。

ストーリーモード最終ステージの敵として登場。火球での攻撃、テレポーテーションなどを使ってくる。キャッチリングは引きちぎり、八つ裂き光輪はバリヤーで防ぐ。スペシウム光線は吸収して撃ち返しウルトラマンを倒してしまう。科特隊モードで無重力弾を命中させれば倒すことができる。ウルトラマンがゼットンを倒すことも可能だが、スペシウム光線を使うと強制的に負けてしまうのでそれ以外の技のみで倒さねばならず、難易度は高い。タイミングによっては八つ裂き光輪が当たることがあるのでそれができれば比較的楽に倒せる。ストーリーモードで倒すことができれば怪獣天下モードや怪獣大乱闘モードで使用可能になる。

ウルトラマン Fighting Evolution3[]

プレイステーション2ソフト。

ウルトラモード、バトルモード等に登場。ウルトラモードでは初代ウルトラマンの最終回を模したものであり、ゼットンの能力は通常時より上がっている。原作同様ウルトラマンはスペシウム光線を跳ね返される(他の必殺技も一切効かない)が、一定の条件を満たすとゾフィーを操作しゼットンと戦うこととなる。なお、ウルトラマンを葬った光線は「ゼットンファイナルビーム」として、隠し技扱いとなっている(ちなみにウルトラ戦士以外のキャラでは唯一の隠し技である)。

ウルトラマン Fighting Evolution0[編集][]

2006年発売のPlayStation Portable専用ソフト『ウルトラマン Fighting Evolution 0』に登場。

ストーリーモードの通常ルート終盤にてババルウ星人によって地球に送り込まれる。初めはプレイヤーキャラ以外のウルトラ兄弟を地球におびき寄せる餌として使われ、ババルウ星人がヒッポリトタールでウルトラ兄弟を一網打尽にした後、プレイヤーキャラと戦う。敗戦後は「最強の力」としてババルウ星人に力を吸収される。

PDウルトラマンバトルコレクション64[編集][]

1999年に発売されたNINTENDO64ソフト『PDウルトラマンバトルコレクション64』では、プレイヤーキャラクターとして登場。

通常のゼットンの他に「ゼットンS」「ゼットンII」というものも登場するが、基本能力はほとんど変わらない。このうち「ゼットンS」は、作品オリジナルキャラクターを除く登場キャラクターの中でも指折りの初期能力を持つ。また、グラフィックの都合上非常に頭の大きな外見となっている。

対決!ウルトラヒーロー[編集][]

2004年発売のゲームボーイアドバンスソフト『対決!ウルトラヒーロー』にプレイЯキャラクターとして2代目が登場する。

怪獣バスターズ[編集][]

2009年発売のニンテンドーDSソフト『怪獣バスターズ』およびその続編『怪獣バスターズPOWERED』に敵キャラクターとして登場。

怪獣墓場に生じた時空のゆがみから突如現れ、周辺を破壊しだしたことから主人公に討伐が命じられる。このほか、時空のゆがみから発せられる大量のエネルギーを吸収して進化した「変異種」と呼ばれる個体も登場し、こちらは体に無数のとげが生え、角はヘラジカの角のような特異な形状になっている。

接近戦には瞬間移動で後ろに回り込んで拳で叩き伏せる攻撃、遠距離戦ではバリアーでこちらの攻撃を無効化しつつ火球とゼットンファイナルビームを用いて攻撃する。ゼットンファイナルビームを放つ際には若干の溜めが入るが、溜め中に攻撃するとビームの威力が倍になるという特性がある。

変異種の攻撃方法もほぼ同様だが、火球の代わりにブラックホールの様にプレイヤーを引き寄せる効果を持った引力弾を使用する。

過去の映像を流用しての登場[編集][]

いずれも映像はそれぞれの初登場作品の流用。

『ウルトラマンタロウ』第40話で回想シーンの35大怪獣・宇宙人の1体として登場(鳴き声はステゴンに変更されている)。『ウルトラマン怪獣大決戦』冒頭で新マンと2代目の戦いが紹介される。『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』ウルトラマンを倒した後、描写はないがゾフィーに倒されたことになっている。『甦れ!ウルトラマン』冒頭でウルトラマンを倒すがイデの新兵器で倒された後、ウルトラマンが分身して戦っている頃に科学隊本部を襲撃し、ウルトラマンと再び戦い苦戦させるが、イデ隊員のスタミナカプセルでカラータイマーが青に回復したウルトラマンの、マリンスペシウム光線で倒される(映像自体はいずれも無重力弾で倒されるシーンの流用)。『ウルトラ怪獣大図鑑』第153話「必殺技にもびくともしない怪獣たち」、第172話「科学特捜隊が倒した怪獣たち」で紹介された。『ウルトラマンボーイのウルころ』「先輩のリベンジだ!の巻」で2代目の戦いが紹介された。『大決戦!超ウルトラ8兄弟』ハヤタの回想シーンで登場。

その他[編集][]

ウルトラシリーズ[編集][]

  • 『ウルトラマンタロウ』放送中の児童誌(『小学三年生』1973年12月号)によると、「怪獣軍団」(児童誌上の設定で存在した侵略宇宙人の集団)はタロウと戦う再生・改造怪獣の一体として最初にゼットンを候補に挙げたが、「新マンに負けているから」という理由で外したという[要ページ番号]。
  • 『ウルトラマンレオ』第9話では、遊園地の怪獣軍団ショーの1体としてゼットンの着ぐるみが登場する[90][91]。
  • 映画『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』では、ウルトラマンキングの誕生日を怪獣たちと共に祝福する。
  • 2006年に行われた「ウルトラマン生誕40周年忘れられない怪獣・宇宙人アンケート」では、1位に選ばれた。
  • プロバスケットボールbjリーグと円谷プロダクションのコラボ企画として開催された、ウルトラ怪獣を各チームのマスコットキャラクターとしてチームに加える「ウルトラ怪獣ドラフト2010」では、ノミネート怪獣として候補に挙がり、仙台89ERSからドラフト指名された。
  • 『ウルトラマンゼロ&オールスターウルトラマン超絶!ウルトラリーグ』(『てれびくん』2011年6月号掲載分)では怪獣軍団の1体としてウルティメイトフォースゼロを襲うが、助けに現れたウルトラマンネクサス(ジュネッスブルー)のオーバーアローレイシュトロームに敗れる。
  • 『ウルトラマンギンガ』第1話では、ダークスパークウォーズのイメージシーンでウルトラマンと戦いを繰り広げるが、ダークスパークの力によって他の怪獣やウルトラ戦士もろともスパークドールズに変えられるシーンがある。
  • 『ウルトラマンR/B』第17話では、アサヒの友人えりながハロウィンの仮装としてゼットンのコスチュームを着用[92]。衣裳はキッズ向けのイベント用のもの[93]。
  • データカードダス『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』では、プラズマソウルを取りこんだプラズマ怪獣として2弾から登場し、ボス怪獣を務める。
  • マイポケットとウルトラマンのコラボレーション企画『地球のデータを救え! ウルトラマイポケット』第2話「愕然!バックアップしてなかった!編」(2013年12月4日公開)では、ある女性の家に現れてノートパソコンを破壊するが、バリアーを出す直前にウルトラマンの八つ裂き光輪で倒される。
  • 『ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POP』で擬人化された。『ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POP Comic code』に登場。
  • 『ウルトラ怪獣擬人化計画』では、『電撃G's magazine』2014年3月号(第4回)に、怪獣の黒色と発光体を意識したオーバーニーソックスに、怪獣の角に人間との2組の眼を持つゼットンさん(イラスト:大熊猫介)が掲載され、同年3月25日には彼女をプリントしたTシャツが発売された。また、同年同月号の『電撃ホビーマガジン』にはゼットン星人も掲載された。
    • 派生漫画『ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ』では、ゴモラやベムスターのクラスメイトで、ゼットン星人の妹[94]。ジト目が特徴。無口かつ感情表現が貧しく、ゼットン星人による溺愛に対しては冷たい(ただし、ゼットン星人は照れていると勘違いしている)が、根は優しい性格で、面倒見もいいしっかり者。ぶっ飛んだキャラクターが多い本作の中では常識的な人物だが、自分の好きなことがあると盲目的になることがあり、ガマちゃんグッズを集めたり、温泉旅行の際に姉を無理矢理卓球に突き合わせた。誰に対しても丁寧口調でしゃべる。家ではゼットン星人と2人暮らしで、家事を基本的に担っている。原典のゼットン同様バリヤーやテレポーテーションが可能だが、普段から使わないために本人は使い方を忘れている。一兆度の火球も出すことも可能で、「試し打ち」による連続発射で前方一体を焦土と化すほどの威力である。
    • アニメ『怪獣娘(かいじゅうがーるず) 〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』では、ゼットンの魂を受け継いだ怪獣娘として登場する。声優は加藤英美里。
  • 漫画『酩酊!怪獣酒場』では怪獣酒場江幸田支店のスタッフ(厨房)。女好きだがシャイで女性を直視できない。元不良。母親も登場している。
    • テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』第2話では、新条アカネの部屋の棚にパワードゼットンのフィギュアが、第3話では初代ゼットンのフィギュアがそれぞれ飾られている[95][96]。後者はグリッドマンが敗北するという展開から、ウルトラマンを倒した怪獣でまとめられている[95][96]。
  • ゼットンを基にしたキャラクター
    • 『ウルトラQ』と『ウルトラマン』の間の出来事を描いた円谷プロ公認のPCゲーム『ウルトラ作戦 科特隊出動せよ!』最終話「首都警戒命令」に登場する宇宙鳥獣エックスは、黒い外見の頭部や腹の中央にダイオードを持つ、名前がアルファベット、登場するのが最終話など、ゼットンをモチーフに制作された[97]。
    • 映画『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』では直接は登場しないが、ウルトラマンシャドーを迎え撃つ際に初代ウルトラマンのカラータイマーを波状光線で破壊したことが語られる。これを元にした6000万アンペアの電流と2500万ガウスの電磁を交錯させることで再現した「ゼットン光線砲」が製作され、シャドーのタイマーを破壊すべくMydoの戦闘母艦スカイシャークに装備される。

CM[編集][]

  • 1995年の出光石油のCMでは、ベンゼン星人が率いる怪獣軍団の1体として、神秘のエネルギーを護るウルトラマンゼアスを襲撃する。
  • ウルトラマングッズの専門店「ウルトラマンワールドM78(ウルトラマンスタジアムの前身)」のCMでは、バルタン星人やピグモンと共に店を訪れている。
  • 「ぱちんこウルトラマン」のCMでは、バルタン星人をはじめとする宇宙人たちに操られ、町を破壊している。
  • 2009年のHONDA「ステップワゴン スパーダ」のCMでは、スパーダを恐れて他の怪獣と共に道を空ける役で出演している。

外部出演[編集][]

  • 『青が散る』(TBS、1983年)では「ウルトラマン80対ゼットンの特撮カットの撮影」といった劇中劇シーンがある。
  • 『めちゃ×2イケてるッ!』2009年12月5日放送分では『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』出演のオーディションに他の怪獣達と共に参加した。加藤浩次からは初代ウルトラマンを倒した功績から「ゼットン師匠」と呼ばれ、尊敬されているが「アラシ隊員のペンシル爆弾で倒された」ことまで触れられている。ナレーションでも流用映像でウルトラマンを倒したことが紹介された。プレッシャー星人に対しては特に快く思っていない様子を見せており、ゴール直前の球乗りの球に足をかけ邪魔をするなど、怪獣の中で一番嫌がらせを行った。その後キングジョーブラックとの球乗り対決では仕返しされて背中を強打。キングジョーブラックの方も玉から落ちたため引き分けとなり、プレッシャー星人と不正行為をしたかしないかで揉めることになった。この様子に怒ったムサシ役の杉浦太陽に「静かにしないと光線を打つ」と注意されたことで不合格になると危惧したため、ウルトラ戦士が審査に来てからのアピールタイムではウルトラの父の肩を揉んでごまをする行動をとり、ナレーターや出演者も「あのゼットンが」とこの行動に驚いた。それでも最後に全員で「ウルトラー」(「スリラー」の動きをアレンジ)を踊り、プレッシャー星人ともすっかり打ち解けた。
  • 『予備校ブギ』最終回にヒーローショーを終えたゼットンが上条茂樹(緒形直人)に襲い掛かる。ゼットンの中身は橘薫(織田裕二)である。その後薫はゼットンの姿で茂樹達の入試会場へ激励に現れる。
  • アニメ『はいたい七葉』第20話に「ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POP」で擬人化されたものが登場する。声の出演は喜多丘千陽。

ゼットンに関連する力を持つ戦士・怪獣[編集][]

  • ウルトラマンX - ゼットンアーマーというサイバーゼットンの能力を持つモンスアーマーを使用。また、他のモンスアーマーと能力を統合したハイブリッドアーマーも登場。
  • ベリュドラ - ゼットンを含む多数の怪獣で構成されている。
  • ゼッパンドン - ゼットンとパンドンを融合させた怪獣。
  • ペダニウムゼットン - キングジョーと能力をあわせたベリアル融合獣。

その他の補足[編集][]

  • プロレスラーの大仁田厚と前田日明は、少年時代に「テレビで初代ウルトラマンがゼットンに敗れたのを見てショックを受け、ウルトラマンの仇を討つために打倒ゼットンを志した」と語っている。
  • アニメ『機動警察パトレイバー』後期OVAシリーズ第15話「星から来た女」には、ゼットンをモチーフとした怪獣「グリフォン」が登場し、地球防衛組織CLATやイングラマンと交戦する。同話には円谷プロが協力しており、効果音も原典のものが使用されている。また、ストーリーも「さらばウルトラマン」と『ウルトラセブン』の「史上最大の侵略」のパロディとなっている。
  • テレビアニメ『ケロロ軍曹』第152話 - 第154話には、ゼットンをモチーフとした超宇宙巨大侵略獣「ゼゼゼットトトソ」が登場している。
  • アニメ『戦姫絶唱シンフォギアG』の第13話には、ゼットンをモチーフとしたネフィリム・ノヴァが登場する。
  • ゲーム『ワイルドアームズシリーズ』に登場する隠しボス「ラギュ・オ・ラギュラ」は、ゼットンをモチーフにしている。『WA1』から『WA:F』では「1000000000000℃」を攻撃し、『WA5』では「-1000000000000℃」も攻撃してくる。
  • 漫画『クローズ』『WORST』の両作品に登場する人物「花澤三郎」のあだ名は、「ウルトラマン」というあだ名の教師を倒したことから「ゼットン」となっている。
  • 漫画『ZETMAN』には、ゼットンをモチーフに悪魔的なアレンジを加えたG3が登場する。
  • 2008年開催の大恐竜博には「宇宙恐竜」の別名から「架空の恐竜」として展示された。
  • 『ウルトラマンオーブ』のメイン監督を務めた田口清隆は、カプコンのゲームディレクターを務める藤岡要と2018年に行なった対談にて、最近のウルトラシリーズに使いすぎてファンから怒られた怪獣としてゼットンの名を挙げている[98]。

関連項目[]

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