盆出 和輪/サー・ダンデライオン

ページ名:ポンデリング

 

「雄弁は銀、沈黙は金とはよく言うが……私にはそう思えん。」

「黙っていても、残るのは後悔ばかりだ。」

■現実の設定

名前:盆出 和輪(ぼんで かずわ)

年齢:29

身長:182㎝

性別:男性

瞳の色:黒

髪の色:黒みがかった茶

所属:夢の使者ードレアム騎士団

キャラクター設定:三等深層の位階に座る騎士団の男性ダイバー。元々はいずれ空く空座の争奪戦のために擁立された無数の騎士達の内の一人であり、武力対立の末にサー・ロータスが第一席に座ることで没落した旧家側の人間だが、反旗を翻したり憎悪などの個人的な感情を抱くこともなく、実直な忠誠を捧げている。

私はただ為すべきことを為すだけだ。そこに地位や権威というのは、付随物に過ぎない。

……とは言うが正直なところを言えば、余計な物を背負わず済んだと安心した自分も居る。-サー・ダンデライオン

その人柄は概ね、義理と礼節を重んじ勇猛果敢、戦地においては剣だけに囚われることなく柔軟に戦法を取り入れる優れた騎士……だが、その代わり人心の機微に疎くて口数の少ない唐変木、とも評することができる。

特に人の心の解らなさは深刻で、稽古を付けていた空羽が10代前半の頃に告白してきたところを「騎士団にどんな形であれど、行き過ぎた私情を交えてはいけない」とガチ目な説教をして思いっきり泣かせたこともある。この後色々あった結果当人は吹っ切れたのだが、彼の中ではそれでも未だに有数の黒歴史というか、失敗である。

あのときのことは今思い返しても冷や汗が止まらない……。どうして私はあんな心無いことを……-サー・ダンデライオン

どうしてこうなってしまったかと言えば、時に狂信に近い領域にまで信念に殉ずることを求められることがある騎士団の中で、さらにはその13の長を狙うことを画策して育てられたということが最大の原因だろう(残りは本人の気質)。

幼少期から精神面・肉体面の双方において過酷な鍛錬を強いられ、青年期に入ると武功を積み重ねる為に生死に関わる夢界任務にも幾度となくダイブを行うことになり……と、気付けば彼がこの階級に辿り着く頃には親しき友人は殆ど着いてこれずに離脱するか、あるいは自分の力量を見誤り戦死した。拠所のない孤独の中でも折れることのないこの胆力は狂人だが、それは同時に機微を読み解く能力を伸ばす機会を作ることなく大人になってしまったのだ。

 

その他のエピソードとしては………幼馴染の婚約者も居て、立場も落ち着いた当人としてはいわゆる恋人関係……になっていたつもりなのだが、十年以上前に置いて行かれた彼女は既に諦観に染まっており、「家柄のための表面上の付き合い」「鍛錬の無料給水場」くらいに思われているのだろうとガッツリ誤解されていた。こないだそれに気付いた(というか周りに指摘された)ところで、土下座し倒して想いを通じ合わせて来た。

あとポン●リング言われると普通に凹む。

■夢の姿の設定

名前:サー・ダンデライオン

武器:剣・マスケット銃

外見:獅子皮のマントを羽織った鎧騎士

夢の姿の設定:マントは弾丸や刃などの物理攻撃に対してかなりの強度を誇る防御壁であり、彼が唯一持つ特殊特性。ある悪夢を討伐した際にクオリアを取り込んだだの契約しただのという噂があるが、実際のところを言えば幼少期の頃の彼が星座とギリシア神話に熱中していたことに由来する。当時はハデスの兜とかアイギスの盾とかも作り出そうとしたのだが、特殊形質には資質が合わず定着したのがこれだけだった。

所持武器のマスケット銃は傭兵との共同戦線で歩調を合わせるのを目的に習熟し始めたもの。剣との取り回しを重視し選んだのだが、同級での夢の使者はおろか、傭兵・特心対にまで範囲を広げても習熟者が見つからず、先達の不在に苦労したという。(最終的には近い系統樹である火縄銃使いの奇書院ダイバーに師事した。)


人物相関

  • 相守めぐり/グリフィス
    時たま口論しているところが見受けられ、没落貴族と名誉貴族ということで蔑視したり思想が対立しているように思われがちだが、大体の場合は理想論のめぐりに対して妥協を勧める構図で占められており、実際のところは案外良好。歩く正義である彼女と、蟲毒の中で正義に殉ずる彼の思想は根本では殆ど似通っているからだ。

 

 

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