陶醉/アンティネス

ページ名:阿片中毒

 

ふぅ……は。美味いか……?おぉ、そうか、そうか。

構わん、好きなだけ用立ててやるともさ。

私にある用事と言えば、それくらいなものだろう?

■現実の設定

名前:陶醉(タオ・ズェイ)

年齢:180~200歳

身長:153㎝

性別:女性

瞳の色:赤

髪の色:灰

容姿:襤褸に近い漢服を身に着けた痩躯の女性

所属:夢語り-1級夢現災害(ドラッグの大流行による特例措置)

キャラクター設定:中国からクオリアを輸入されてきた黒曜石の一体で、夢現災害としては覚醒級ダイバーに相当する。自身の夢現領域を常に麻薬のような煙で満たす性質があり、これ自体を採取したり人為的に再現したモノが夢語りの資金源となっている。

自身の生み出す煙によって常に酩酊しており、酷く無気力で何事にも無関心。領域内に侵入した者が話し掛けても怯えなく、大抵は碌に相手をしてくれず、けんもほろろに追い返される。脅しや危害を加えようとしてもこれは変わらないのだが、自分は商品として壊されることはないだろうという驕りなのか、自分の生死にすら関心がないのか、どちらなのかは誰にもわからない。

また、夢語りなどの外部の人間が一度に多量の煙を収穫すると生成速度が追い付かず、酔いが覚めるときが稀にある。この際はバッドトリップや普段酔いで抑圧している不安や寂寥感に襲われるのか、狂乱し恐慌状態を起こす。この状態を制御しきれる自身がなかったのだろうか、夢語りは何度かの試験ののち採取量上限を設けるようになっている。

さむい。いたい。こわい。……ちがう、これは、こんなのはわたしじゃない、みるな……。-陶醉

由来となったのは宿主の阿片窟での酩酊の幸福。酔いが覚めたときの苦痛も含めてが彼女の誕生源であり、彼女の夢現領域は幻覚めいてサイケデリックに彩られた屋敷で構成されている。

ざっとした経歴についてだが、初代宿主が阿片窟で中毒死した際に自己保存の為クオリア化、近世になって偶然回収した慈善家の女性が2代目の宿主となり、小規模なカルティズムを形成したがローグダイバーに殺害されクオリア状態で奪取。以後は夢語り同士の血みどろの争奪戦で宿主を何度も変えさせられながら現在に至る。無論、言うまでもないが一応の保護者である夢語りにも好い感情は抱いていない。

私を巻き込んでくれるな、と言ったところで聞かんのだろう。なら、どうでもいい。それだけだ。-陶醉

 

■夢の姿の設定

名前:アンティネス

武器:煙、パイプ

外見:女性型の上半身にクロシジミ(蝶の一種)の四齢幼虫の下半身、背中の罅から出掛かりの羽根

夢の姿の設定:空間を満たす煙の性質は大きく分けて2種類。一つは非物質的作用、夢界への意識接続の補助、つまり潜在的なダイバー達への意識ダイブ誘導剤としての効果。もう一つが物質的作用、多幸感・幻覚作用・意識抑制、いわゆる麻薬としての性質である。

前者が数十分から二時間近くを要するのに対し、後者の作用は毒ガスとして扱えるほど極めてその浸透が速く、そのため安定したノンレム睡眠にまで移行した状態で作用する。このため、夢語りが覚醒級ダイバーの私兵を増やすのにもこの煙は重宝される。高橋がダイバー能力を発現するきっかけとなったドラッグも、これを薄めた粗悪品のもの。尤もお互いに面識は一切ないが。

彼女には平和利用の余地があります。故に、我々はあんな捻くれた薬中でも甲斐甲斐しく手厚く世話するのですよ。

ええ、それが社会の、世の為ですから。-夢語りの売人

本体の戦闘能力はほぼほぼ皆無。装甲を持たないので覚醒級ダイバーの攻撃でも容易く貫けるし、中毒死以外では直接的な殺傷手段も筋力一切ないので、もしも仮に彼女が誰かを速やかに死に至らしめようとするのなら酩酊状態に対象を追い込んだ上で、絞殺用のロープなどの調達が必要になる。

ダイバーネームは特心対からの識別名。好蟻性(虫がアリに蜜を与えたりするアレ)の意。本人含めて周囲の人物は使わないどころか恐らく認識もしていない。(逆に言うと特心対もタオズェイという彼女の名前を知らない。)

 

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