ウォーカーマシン

ページ名:ウォーカーマシン

ウォーカーマシン (WALKER MACHINE) とは、テレビアニメ『戦闘メカ ザブングル』に登場する、架空の作業用・戦闘用ロボットの総称である。

目次

概要[]

ウォーカーマシンが登場する舞台は「年代不詳のはるか未来の地球(惑星ゾラ)」であり、その作品世界における支配階級であるイノセントから大衆層であるシビリアンに供与・売却される二足歩行型作業機械が「ウォーカーマシン」である。

惑星ゾラでは「ウォーカーマシン」が土木作業機械や移動手段、ときには兵器として活躍しており、ハイテクを駆使したロボット兵器とは異なる、シビリアンの生活に密着した自動車のような存在として表現されるものだった。本来これらの機械が二足歩行を採用しているのはイノセントたちによる「再び惑星ゾラの大地を二本の脚で力強く踏みしめる」という願いからであり、人類再生の象徴であったという。

しかし劇中では(主に作画の都合で)「ジェットホバーノズルを併用したジャンプで移動する」、「スキーを履き、雪上を直立したまま滑走する」、「ホバーで低空飛行する」などのシーンが目立ち、名に反して「意外に歩かないマシン」でもあった。

ウォーカーマシンの特徴として、

  • ロボットの動力源は「ガソリンエンジン」
  • 操縦方法は「ステアリング」「レバー」と「クラッチ、アクセル、ブレーキ」[1]を用いた自動車を思わせるものであり、例えばウォーカーギャリアは、16気筒と設定されている[2]。また一部機体を除いて膝関節が鳥脚になっているのも特徴である。これらウォーカーマシンはそのほとんどが土木作業機械的なイメージを持つものであるが、際立った例外として合体変形機構を持ち、しかも最も人型に近いザブングル・タイプがある。
  • 武装は意外に貧弱で、機体に固定装備の機関砲が主流。あとはミサイル(というより単なる無誘導のロケット弾)ランチャーを後付けで増設する程度で、それ以上の重火器や手持ち火器を持つ機体はごく一部(そもそも人間型の「手」のついた機体自体が稀)。また飛び道具ではない白兵戦装備は登場しなかった。
  • 防御力もこの程度の火器で易々と撃破できるほど脆弱だが、パイロットの生存性は(シビリアンの屈強さとギャグタッチの作品内容もあって)意外に高い。
  • 操縦席は例外なく、外が見える直接視認型。特に小型WMでは屋根もないオープントップ(露天式)が主。このため操縦席に「キュサ81mmロケットランチャー」などの携帯火器を持ち込んで、貧弱な火力を強化する例も多く見られた。
  • 長時間運転用に自動歩行モードが標準装備されており、ティンプのガバメントのように無線による外部からの遠隔操作が可能な機種も存在する。
  • 水上用に「ホバーボード」(WMサイズのホバー付きサーフィンボード)や、雪中用の「スキー」「かんじき」と言った移動オプションが用意されており、これらを装備することである程度までなら、歩行移動に向かない地形にも対応可能。

なお、主人公の乗り込む母艦がロボットに変形したり、全く同型の主役機が2機同時に存在したり、一作品の中で主人公が最初に乗っていた主役機から全く新しい主役機に乗り換えた最初のアニメでもある[3]

ウォーカーマシン一覧[]

主人公機[]


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ギャロップ[]

ギャロップ (GALLOP) タイプは全高7.8mとウォーカーマシンの中でも比較的小型の(第1話を除く劇中では、設定寸法より小型に描かれている)トラッド11と並ぶ普及機である。

外観の特徴として機体後部に大きな固定式の荷台がある。また脚部は他の多くの機種同様、膝関節が背中側に曲がるいわゆる鳥脚となっている。操縦席はオープントップで操縦にはハンドルではなく数本のレバーを用いる。シャベル状の爪をもつマニピュレーターは鉱石採掘にも用いられた。機体底面にジェットホバーノズルを持ち、ジャンプによる移動も可能だった(ただし「ホバーを噴かすと、あっという間にガス欠になる」と設定されているが)。

ブレーカー、ロックマン、交易商人を問わずさまざまな人たちが使用している。正面に向けて撃つのが難しい武装配置から、あまり戦闘向きではないが、シビリアンは「とにかく使えるものなら何でも使う」ため、荷台に大型ウォーカーマシン用のミサイルランチャーを横向きに載せて、戦力を強化した機体が劇中で確認されている。

船出したラグ・ウラロがこの機種でアイアン・ギアーを翻弄したほか、第41話でソルトのリーダーカタカム・ズシムが、ギャリアのバズーカ弾を装填する本機をラグから奪って、機体と引き替えにキッド・ホーラガバリエを自沈せしめた。出渕裕によるデザイン。

スペック
  • 全高:7.8m
  • 全装備重量:58.0t
武装
  • 7.62mm旋回機銃(操縦席脇に付く標準装備の火器。遠隔操作できず、一人での操作時は片手運転を余儀なくされる)
  • 無反動砲(旋回機銃の反対側に設置するオプション火器。旋回機銃同様だが、装填や発砲に両手が必要なので、こちらは完全な手放し運転になる)
  • 固定式マシンガン(バンダイのプラモデルでは、胸部に機銃が増設されている。口径不明)


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トラッド11[]

トラッド11 (TRAD 11)タイプはギャロップ同様に、全高8.2mとウォーカーマシンの中でも比較的小型の普及機である。

外観の特徴として前面にキャノピー(ブルドーザーのような枠だけのロールバーへ、透明ビニールを張った代物)を持つ操縦席がある。胴体には固定式のミニガン二丁があり、脚部は鳥脚となっている。ギャロップ同様、操縦にはハンドルではなく建設重機式に数本のレバーを用いる。機体底面にジェットホバーノズルを3基持ち、ジャンプによる移動も可能だった。

ブレーカー、ロックマン、交易商人を問わずさまざまな人たちが使用している。遠隔操作式の固定武装が正面にあり、機体ががっちりしてはいるが、火力的には貧弱であまり戦闘向きではない。劇中、両手で大型ウォーカーマシン用のミサイルランチャーを持ち発射するシーンもある。

キャリング・カーゴによるプロポピエフ一座へのWM操縦の特訓や、ジロン・アモスが、サンドラッドのメンバーにホバーノズルを使わず、重心移動だけで這い上がる練習をさせた機体である。第19話で、ザブングルと対決した機体は、ギャロップも混じりつつ、肩車して三重塔のようになったが、すぐに崩れた。出渕裕によるデザイン。

武装
  • 7.62mmミニガン(ガトリングガン)×2


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クラブ[]

クラブ (CRAB) タイプは全高9.3mとウォーカーマシンの中では中型のメカである。

上半身全体が箱型の操縦席・機関部で、一番高い部分から腕が生えているトップヘビーな形状であり非常にバランスが悪く、歩行時にはマニピュレーターや脚部を横に大きく広げてバランスをとる必要がある。燃費が悪く常に背面の2本の排気筒から煙をあげ、腰に増設の球型燃料タンクが4基つけられている。すでに旧式化しており戦闘にも採掘にも向かないという機体であるが、上半身がまるまる操縦席のため居住性は非常に良く、交易商人が好んで使用することがある。後に腕の位置を下げて重心バランスを改善し、キャブを取り去って軽量化するなどの改良を施した「オープントップクラブ」という、旋回機銃と迫撃砲を装備して戦闘向きに改修された機体も存在している。出渕裕によるデザイン。

プラモデル版のデザインでは、上部の固定式マシンガンが大型化されており、むしろ大火力を誇る機体という設定になっている。腰部四方の球形燃料タンクから「バーニアを噴かして安定を取る」との設定もあったが、劇中ではこのギミックは再現されていない。

武装
  • 12.7mm機銃×2
  • 81mm迫撃砲&7.62mm旋回機銃(オーブントップタイプ)


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ダッガー[]

ダッガー (DUGGER) タイプは惑星ゾラではもっとも標準的なウォーカーマシンである。

装甲が厚く固定武装が豊富で、コクピットに寝台が標準装備されているなど居住性も高いベストセラー機。実用的な技術で設計されており信頼性は高い。ガバメントやプロメウスといった他の二足歩行タイプに比べると機動性はやや劣るものの、採掘、戦闘、移動と何にでも使える汎用WMである。

正面から見て、V字型に突き出したラジエーターがシルエット的特徴。マニピュレーターは右が採掘用クロー。左が4連装ロケットバルカンとなっている。このロケットバルカンは射程と火力が優秀なため、LSの武装として転用されることもある。脚部は鳥脚となっており、機体底面に4基のジェットホバーノズルを持ち、これによる跳躍移動も可能。豊富な固定武装が用意されているが背面銃座だけ解放式である。銃座が2つとコクピットが1つであるため武装をフルに活かすためには3人乗り込まなければならないが、操縦席からの遠隔操作での射撃も可能。コクピットは複座式。劇中では主にモブ機として、赤・黄・青の三機一組で登場していた。

比較的旧式に属するが優れた大型作業機器であり、また戦闘用として優れた火力を持つためブレーカーにも交易商人、ロックマンにも多用されている。大型機としてはゾラでもっとも普及したWMで、ジロンの父、“鉄の腕”も暗灰色の本機を使用していた。湖川友謙 / ビーボォーによるデザイン[4]。よく間違われるが、ダッカーではない。

スペック
  • 全高:16.9m
  • 全装備重量:125.0t
  • 出力:24000馬力
  • 乗員(最大定員):1(4)名
固定武装
  • 20mm連装機関砲(上部銃座)
  • 4連装ロケットバルカン(左手。威力はあるが精度が低いのを補う発想から、ロケット弾を連射する大型火器)
  • 12.7mm機銃(背面銃座)


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プロメウス[]

プロメウス (PROMEUS) タイプは全高13.8mと中型のウォーカーマシンである。

装甲は厚く両腕は火炎放射器(ナパーム砲)が装備されていてマニピュレーターを持たず、純戦闘用のウォーカーマシンである。

コクピットは股間前面にある。銃座をかねたサブコクピットが機体上方にある。重心が低いこともありずんぐりとしたデザインのわりに高機動であり、機体底部の2基のジェットホバーノズルによってかなりの高さまでジャンプが可能であった。また固定武装である両腕はアタッチメントとして肘から先を交換可能である。

キッド・ホーラの最初の愛機だった。その他にも多くのブレーカーが使用している。湖川友謙 / ビーボォーによるデザイン。よく間違われるが、プロメテウスではない。

スペック
  • 全高:13.8m
  • 全装備重量:104.0t
  • 出力:24000馬力
  • 乗員(最大定員):1(3)名
固定武装
  • 20mm連装機関砲
  • 火炎放射器(ナパーム砲)×2
  • 大型カッター発射機×2[5]


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オットリッチ[]

オットリッチ (OTTRICH)タイプは全高18.2mの大型ウォーカーマシンである。同じようなウォーカーマシンにセンドビードタイプがある。これらはウォーカーマシン開発の歴史において、かなり初期の段階に生み出されたものである。

本来ブルーストーン採掘用に開発されているが、厚い装甲を活かして戦闘にも用いられる。初期の機種ということもあってか、後発の多くのウォーカーマシンのような二本の「腕」はなく、機体中央のターレットに大型クレーンアーム1本と、同じくアームに保持されるコクピットが1基ある。脚部はかなり大型で、機体底面の6基のジェットホバーノズルと併用する事で見た目よりは機動力がある。機体背面に20mm連装砲座を持ち、ターレットには6連装のミサイルランチャーが2基装備されているので戦闘力もそこそこある。主にロックマンが自衛用に用いることが多く、一部のブレーカーも使っているが、機動性の高い後発の機体にはかなわなかった。マッド・シーではホバーボードに乗って海戦も行っているが、ザブングルに横から蹴り落とされて海没している。

大型クレーンアームの先端は作業用の採掘ドリルやショベル、戦闘用のミサイルポッドなど様々なオプションから選択して付け替えることが可能であり、劇中でも多数のバリエーションがみられ、特に第18・19話のエル・コンドル専用機が知られる。監督の富野由悠季のラフをもとにした、湖川友謙 / ビーボォーによるデザイン。よく間違われるが、オストリッチ(ダチョウ)ではない。

武装
  • 20mm連装機関砲
  • ドリルor9連装ミサイルポッド
  • 6連装ミサイルランチャー×2


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センドビード[]

センドビード (SENDVEAD)タイプは全高17.1mの大型ウォーカーマシンである。

ブルーストーン採掘のためにだけ開発されているため固定武装は無い。コトセット曰く「大昔のウォーカーマシン」で、現存しているものは少ない。オットリッチタイプの先祖的なメカと考えられ、機体中央のターレットに機体の3 - 4倍の長さの2本のマニピュレーターを持つ。コクピットもオットリッチと同じくアームに保持されるタイプのものが中央ターレットにマウントされている。マニピュレーター先端の作業ハンドはドリルにも換装可能である。また機体正面に口のような鉱石粉砕用の破砕器を持っている。機体底面に4基、背面に2基のホバーノズルを装備し機動性は見た目よりはよい。非常に曲面を多用した外観は作業機械然とした他のウォーカーマシンとは異なっている。

ほとんど廃鉱同然の山にこもってブルーストーンを探し続けるホッターの機体として登場。

武器としてではないが、ビームスナッチャーと呼ばれる製造中止となった作業ハンドは鉱石粉砕用に振動し、ウォーカーマシンも粉砕できる。その中央部には採掘用破砕砲(デモリッションガン)があり、さらに爆薬を投射していた。監督の富野由悠季のラフをもとにした、湖川友謙 / ビーボォーによるデザイン。


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ガバメント[]

機体諸元
全高15.2m
全装備重量98.0t
出力30000馬力
乗員(最大定員)1(2)名
主な搭乗者ティンプ・シャローン
固定武装20mm連装機関砲

ガバメント (GOVERNMENT)タイプは全高15.2mのウォーカーマシンである。

他の大型ウォーカーマシンと比べればひとまわり小さいが、出力も高く機動性も高い優れた機体であり、長距離移動にも適している。

固定武装は少ないがさまざまな汎用武器を扱える4本指のマニピュレーターを持つ。コクピットは機体上部にあり一人乗りであり、下の機銃座は完全に固定されているため遠隔操作で射撃することが多い。肩のマウント位置を移動できる機能があり、これによりマニピュレーターの届く範囲がかなり拡張されていて、格闘戦能力は高い。機体底部に2基のジェットホバーノズルを持つ。プロメウスタイプと同じように下腕部を他の武装に換装する事が可能で、ティンプ機が右腕を高性能火薬入りのミサイルポッドとして使用していたこともある。また、ティンプ機はイノセントのエンブレムをつけていたが、全てのイノセントのエージェントに付けられるわけではない。

第1話でカーゴ一家のウォーカーマシンとして登場する。ただし搭乗者は不明。ティンプ・シャローンが初期に使用していた機体でもある。イノセントは一部のブレーカーに最新装備をあたえシビリアンの世界に混乱を起こすことで、人類再生計画の進捗度の検討と促進を行なっていた。イノセント専用機というわけではなく、少数ながら一般に流通している機体でもある。大手の交易商人であるカラス・カラスの一家は複数台を所有していた。湖川友謙 / ビーボォーによるデザイン。


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カプリコ[]

機体諸元
全高19.3m
全装備重量109t
出力28000馬力
乗員(最大定員)1(2)名
主な搭乗者トロン・ミラン
固定武装
  • 20mm機関砲(頭頂部)
  • 20mm機関砲×2(胸部)
  • 20mm連装機関砲(股間部)

カプリコ (CAPRICO) タイプは全高19.3mと大型のウォーカーマシンである。

アクチュエーターが露出するほどの細身の四肢を持ち機動性・汎用性ともに高く、大型機としての普及率ではダッガーと並ぶ。3本のクロー状のマニピュレーターはゾラの規格に合わせてあるためか案外器用で、いくつかの手持ち武器を扱える。内蔵武器も豊富で計5門の機関砲を備える。背部には装甲板を兼ねる可動式の荷台があり、積載量も大きい。大型なため機体を前屈させて乗降する。全高はザブングルよりも高いが細身で軽量なため機体底部の2基のジェットホバーノズルにより軽やかに動く。その身軽さゆえか、雪山などでスキーやホバーボードを使ってウォーカーマシンに比較的不向きな環境でも多く運用されていた。外観に似合わず耐久性も優れ、劇中で下半身を吹き飛ばされても、上半身だけで動くこともできた。

第8話から女交易商人ギャブレット・ギャブレイ配下の機体として初登場。以後敵味方関係なく多数が登場し、死んだと思われたティンプが第29話で再登場した際にもこの機体に乗っていた。第27話では、ソルトの女戦士トロン・ミラン用として頭頂部の銃座のない機体が登場。トロン・ミランの他にもさまざまなブレーカーがカプリコタイプに乗って登場したが、トロン・ミラン以上の使い手はおらず、第34話ではファットマンの火事場の怪力によって撃破されてしまうこともあった。

監督の富野由悠季のラフをもとに、湖川友謙 / ビーボォーによるクリンナップ。


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ガラバゴス[]

ガラバゴス (GALABAGOS) タイプはアイアン・ギアー一行やソルトといった反イノセント勢力が台頭し始めて以降に登場した新型の戦闘用大型ウォーカーマシンである。機体色は橙色。

汎用性が高く、各関節が大型の丸いギアのような構造を有しており、関節の自由度が高い。4本のクロー状のマニピュレーターを持つが、左手は固定武装内蔵式のため手持ち武器に一部制限がある。機体背面には荷台があり、積載量も高い。頭頂部に12連装の旋回式小型ミサイルランチャーを装備し、胸にあたる部分にも機関砲(またはロケット砲)を備え、つま先部分にも20mm機関砲を内蔵している。また機体上部に、肩から機体中心にかけて一体化した装甲板をもち防御力に優れている。装甲板上部には手すり付きのデッキが備えられ、死角を減らす工夫がなされている。これだけの固定武装を持ちながら、すべてリモートコントロールが可能であり、パイロット一人でも全武装を使用できる。機体をはらばいにして乗降する(設定ではレッグ、ホッグ、カプリコ、ガラバゴスにそれぞれ降着ポーズが用意されている)。

番組後半からキッド・ホーラなどのブレーカーが多く使用した。ホーラ曰く「主人公にふさわしいマシン」で装甲は厚く、ザブングルの30mmライフルにも耐える。よく間違われるが、ガラパゴスではない。

監督の富野由悠季のラフをもとにした、湖川友謙 / ビーボォーによるデザイン。

スペック
  • 全高:20.25m
  • 全装備重量:120t
  • 出力:33000馬力
  • 乗員(最大定員):1(4)名
固定武装
  • 12連装小型ミサイルランチャー
  • 胸部20mm機関砲×2、またはロケット砲×2
  • 腕部三連ミサイルランチャー
  • つま先に隠し武器として20mm連装機関砲が左右に1基ずつ装備されている。


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ブラッカリィ[]

ブラッカリィ (BLOCKARY) はザブングルタイプの一種に分類される[6]全高16.5mと大型の第六世代ウォーカーマシンである。

ザブングルとウォーカー・ギャリアの中間的な外観を持ち、背部には固定式のローターが装備されている。股間とふくらはぎにホバーノズルを装備している。変形機構こそもたないものの、ローターとジェットホバーを用いて短時間の飛行が可能な機体であり、機動性は可変タイプのザブングルやウォーカー・ギャリアに勝るとされる。胸に機関砲塔、下腕部にミサイルランチャーを持ち、ギャリアと同種の銃を装備する。また、ザブングルやギャリアと同様ハンドル操作である。

ギャリアを手に入れて戦力を増した主人公サイドに対し、ドランタイプとともにイノセント側の軍隊に配備された。ホーラやティンプといったブレーカーの他にも、イノセントのドワスが使用している。後付設定では最初の1機の他はエンジンをデチューンした量産型であると設定されたが、画面上での性能的差違はない。湖川友謙 / ビーボォーによるデザイン。よく間違われるが、ブラッカリーではない。

デザイン的にも、ザブングルとギャリアの中間的なものである。主人公機であるザブングルが世界観にそぐわないため、ウォーカー・ギャリアが登場することになったが、それゆえにかえってサブングルの存在が浮くようになってしまった。その両者の中間的なメカを、あえて敵方に配することでザブングルの存在を合理的に馴染ませようとする配慮がうかがえる。

スペック
  • 全高:16.5m
  • 全装備重量:120t
  • 出力:30000馬力
武装
  • 30mm専用ライフル
  • ミサイルランチャー×2
  • 20mm連装機関砲

この機体は放送期間中プラモデルが発売されなかった。しかし、2005年にザブングルが1/144スケールで『超合金魂』シリーズのラインナップに加わった際、同梱される形で同スケールのブラッカリィのプラモデルが製作された。


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ドラン[]

ドラン (DURUN) タイプは全高15.4mの中型ウォーカーマシンである。

他のウォーカーマシンのような作業・掘削の用途への使用は考えられておらず、イノセントが拠点防衛用に作り上げたため、長時間安定して飛行できる。戦闘に特化しているので武装は強力。惑星ゾラではシビリアンの間には航空機類はなく、長い間イノセントの独占状態にあった。しかしホバギーに代表されるファンローター式の浮行マシンは存在し、ウォーカーマシンもジェットホバーノズルでかなりの高さまでジャンプが可能だった。そんな中でドランタイプはあえて歩行能力を大幅に簡略化、飛行に特化して開発されている。胸部から背部にまたがる大きなカバーに覆われたローターを2基備えており、空中機動性はかなりのものである。反面脚部は軽量化のためか折り畳み式の着陸脚状、腕部は固定武装を内蔵した兵装スポットで汎用性と歩行性能はかなり低く、飛行と攻撃力のみが突出した「ウォーカー」マシンとは呼べないような機体となっている。高機動と飛行による軽量化ゆえに装甲が犠牲となり、防御力が低いのが弱点。全高よりも全幅が大きく昆虫のようなシルエットを持つ。

劇中のブルメのセリフによると通常の交易ルートにはまだ流通しておらず、カシム・キング派のイノセントが組織した軍隊に参加したグレタ・カラスをはじめ、ブレーカーの多くが使用している。そのため、劇中では後半の敵側の代表的なメカとして多数が活躍した。本来「二本の脚で再びゾラの大地を歩く」という願いが託されていたウォーカーマシンの思想からは離れ、支配と制圧のために特化した飛行能力と火力は、人類再生計画に否定的なカシム派による「イノセントによる支配思想」を象徴する機体であるとも評されている。反イノセントの対抗組織ソルトのビリン・ナダマリア・マリアも捕獲した機体を使用して戦果を上げているが、慣熟訓練を行っておらず撃破されてしまう。出渕裕によるデザインで、当初は飛行メカではなく、ジャンプできる時間の長い機体と考えていたとのこと。

武装
  • 20mm連装機関砲
  • 7.62mmミニガン×2(胴体)
  • 5.56mm機銃×4(コクピット)
  • スモークディスチャージャー×6(コクピット脇)
  • 8連装ミサイルランチャー(胸部)
  • 5連装ロケットランチャー&クローアーム(左腕部)

ブラッカリィ同様に放送期間中プラモデルが発売されていなかったが、ザブングルに続いて2007年にウォーカーギャリアが『超合金魂』シリーズのラインナップに加わった際に、そこに同梱される形で、同スケールのドランの半完成品プラモデルキット化が実現された。


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レッグ[]

レッグ (LEGG) タイプは全高2.4mとウォーカーマシンの中でも最も小型である。同じようなサイズのウォーカーマシンにホッグがある。

小さな武装アタッチメントを兼ねるマニピュレーターを持ち、肩・腰が無く対空砲座から両手足が生えているような形で、常に前屈姿勢である。股関節と肩関節はほぼ同じ高さにあり、足は小さくつま先以外に外側とかかとに張り出しがあり、操縦席はオープントップで正面に縦列式の機銃を備える。

操縦自体は簡単でホバギー同様だれでも扱えるが、戦闘に用いるのには向いていない。馬かバイクに近い存在で、ランドシップ内の移動や荷物の積みおろし、伝令などに用いられるのが一般的だが、第37話ではイノセントの女ブレーカー集団が、この機体でランドシップを窮地に陥れたこともあった。ソルトのビリン・ナダはこれで戦場を駆け巡っていた。出渕裕によるデザインで、『超時空要塞マクロス』のリガードのようなものと考え準備稿ではカプリコタイプ風の細めの足であったが、決定稿では総監督の指示により接地面積の広いものに変更された。

武装
  • 12.7mm連装機銃


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ホッグ[]

ホッグ (PHOGG) タイプは全高3.3mとウォーカーマシンの中でも非常に小型である。

武装はなく、触手状の修理用マニピュレーターで他のマシンを修理するWMである。レッグより脚部は太く、収納式のマニピュレーターを格納すると脚部のみの作動肢となる。コクピットはガラス張りの閉鎖型で居住性が高く、このために偵察用に転用される場合が多い。ブルメが本機に搭乗し破壊されたウォーカーマシンの使用可能なパーツを集めていた事があり、別なクルーが乗りアイアン・ギアーの破損した装甲板を剥がしていた姿もある。出渕裕によるデザイン。


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ブラン[]

ブラン (BURUN) タイプは全高3.2mとウォーカーマシンの中でも非常に小型である。塗装はダークブルー。

無人で自動制御されておりイノセントの居住区域であるポイントと呼ばれる無菌ドームやドームと外界をつなぐ交易ポイントのガード用で、マニピュレーターは装備されていない(ウォーカーマシンというより、非人間型ガードロボットに近い機体)。機体前部上下にそれぞれ12.7mm機銃を搭載したターレット。後部に回転するバーアンテナ付きのレドームを持ち、股間には二本の対WMミサイルポッドがある。

ジロンたちがイノセントを次々襲撃しはじめたことで登場機会が増えたが、自動制御のために動作が単調でばたばたとやられた。装甲も薄く、ギャリアの12.7mm機銃にすら蜂の巣にされてしまうほど脆弱である。出渕裕によるデザイン。

スペック
  • 12.7mm機銃×2
  • 対WMミサイルポッド×2


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バルキリ[]

バルキリ (VLKR) タイプは全長23.4mのドランタイプのような飛行を主とした大型ウォーカー・マシン。劇中には登場しない、一種のボツメカである。

スペック上はドランよりも一回り大型のつくりになっている。詳細はわかっておらず、ドランとの前後関係も明らかになっていない。WMには珍しく、大型のカノン砲を装備した火力支援型の機体である。

ドランの後継機種として開発されたという説と、ドランの前段階に位置するプロトタイプ的な機種(各部構造にダッガータイプとの類似性がみられる)であるというふたつの説がある。実際には生産されなかったとする資料もあるが、目撃例もあり定かではない[7]。出渕裕によるデザインで、これを初の本格的な飛行メカとして登場させるつもりであったという。現在はいわゆるMSV的な機体として一部の資料で語られるのみである。

スペック
  • 全長:23.4m
  • 全装備重量:175.0t
  • 出力:33000馬力×2(飛行)、18000馬力(歩行)
  • 乗員(最大定員):1(1)名
武装
  • 76.2mmカノン砲
  • 4連装ロケットバルカン
  • 20mm連装機関砲
  • スモークディスチャージャー×8


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名称不明のウォーカーマシン[]

その他、第2話に2カットのみ登場している謎の青いウォーカーマシンが存在する。

クレーン車を思わせるガラス張りのキャノピーが、機体の中心線より右側に寄って設置されているのが特徴。左側にはケーブルドラムが設置されており、後方に荷台らしき部位がみられ、トラッド11タイプとギャロップタイプの中間的なデザインである。バザーのモブとして、没設定のWMを描いたものとされる。武装などのスペックは不明。


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商品化[]

戦闘メカ ザブングル』は『機動戦士ガンダム』から数えて同じ放送枠では4作目となるアニメである。同枠内としては『無敵ロボ トライダーG7』、『最強ロボ ダイオージャ』に続く作品となる。当時は他局でリアルロボット路線の走りとされた『太陽の牙ダグラム』、『装甲騎兵ボトムズ』のラインが重厚なストーリーと精度の高い玩具により人気を博していた。そのため玩具においては、前作、前々作とは変えてリアルロボット路線にシフトした製品開発が行なわれたのが特徴である。

当時の主な商品としては、メインスポンサーのクローバーからザブングルが『DX戦甲(マシーン)変型合体』、ウォーカー・ギャリアが『DX変型合体』として発売され[8]さらに変型・合体しないスタンダードの合金トイ、ソフトビニールのトイも併せて発売された。また、完全変型できる『変型デラックス』としてアイアン・ギアーも発売された[9]。この『変型デラックス』アイアン・ギアーはトイにしては珍しくスジ彫りを多用したプラモデル的な手法を用いていた。これとは対照的に、ザブングル同様『戦甲(マシーン)変型合体』のカテゴリーにラインナップされていた「アイアンギアーセット」は、より玩具的要素が強く、劇中の設定にはない剣と銃、そしてザクのヒートホークそっくりの斧など多数武器が付属し、戦車形態にも変型してしまう驚きの内容だった。この「アイアンギアーセット」は初期設定を参考にする形で企画されたものなのか、パッケージには「宇宙空母が戦闘ロボにチェンジ」のコピーが残っていたが、『変型デラックス』版では番組開始後の設定に則って「LAND SHIP」の表記が加えられている。

さらにバンダイからは主役とそれ以外の多数を含む各ウォーカーマシンのプラモデルが発売されている。バンダイが展開するガンプラ以降の本格的な新シリーズとあって、かなり開発に力が入れられていた。昨今のバンダイの自社安全基準に則る以前の商品であったことや、当時のロボットアニメプラモがミリタリー的なリアル志向に傾倒していたことなどもあり、1/100シリーズは特にミリタリーモデルを彷彿とさせるシャープな造形とディテールが特徴となっている。アニメ用設定画では省略されていたラジエターグリル、蛇腹関節、シリンダーなどを加えた模型用デザイン画が新たに起こされ、機体各部にはパネルラインなどのスジ彫りが施された(ユーザーが自由に塗装するよう指示されていたり、ドラム缶など好みで付けるオプションパーツや1/100のフィギュアなども付属)。また1/100シリーズの箱絵は田宮模型のMMシリーズを思わせる、背景のない「ホワイトバック」だった。

1/144シリーズの箱絵は石橋謙一、開田裕治の手によって、世界観を重視したイラストが描かれていた。それまでの業界の常識を破りキット内容に入っていない物まで描かれていたり、そのイラストだけではメカの全体像がイメージできないような斬新な構図など、作家の遊び心がうかがえる。なかでも石橋による、メカを俯瞰で捉えて描かれたガラバゴスタイプ、メカの後方、足元から広角レンズで捉えたような視点で描かれたオットリッチタイプなどは現在も話題となることが多い。

結果的に1/100シリーズ最終作となったガラバゴスタイプは、これまでの物より幾分あっさりしたモールドだった。

本プラモシリーズで問題とされたことは主役メカを除くと「顔がない」ことである。スタートダッシュはそこそこの売れ行きだったものやがて失速していく。デザイナーが野心的すぎたのが原因とされている[10]

こうした売上不振などの諸々の事情から、2機目の主役メカであるウォーカー・ギャリアの1/100モデルは発売が中止され、また1/48レッグタイプ&ブランタイプに関しても、試作木型が作られながら実際のラインナップに加わることなくシリーズは終了した。1/100ウォーカー・ギャリアはバンダイ発行の『模型情報』vol.44(1983年4月号)誌上で発売中止が伝えられた直後から、ユーザーの抗議が殺到した。それから実に1年余りもキット化希望の声が絶えず、騒動が鎮静化してしばらく経った1985年8月には、『模型情報』別冊のペーパークラフトとして発行された[11]ものの、とてもモデラーを満足させる物ではなかった[12]。この一件を受け、のちにウェーブをはじめとするいくつかのメーカーから1/100ウォーカー・ギャリアのガレージキットが発売されている。また、当のバンダイからも1984年、唯一のHCM(ハイコンプリートモデル)のWMとして、1/144のウォーカー・ギャリアが発売(1996年に再発売された)され、2000年には、M・I・A(モビルスーツ・イン・アクション)の流れを組むW・I・A(ウォーカーマシーン・イン・アクション)で無変型でオプションを付けたザブングルと、HCMと同等のギミックを持つウォーカー・ギャリアが発売された。

シリーズ終了以降も一部のキットは何度か再発売が行われていたが、2005年8月に1/144キットを中心に約22年ぶりの物も含んだ多数のラインナップが再発売され、いわゆるザコWMを中心に店頭に並ぶや即完売状態に陥り、人気の高さをうかがわせた。また2007年2月、2008年4月にも再発売されている。

また、近年には再発売だけではなく、完全新作商品として『超合金魂』にザブングル(2005年発売)・ウォーカーギャリア・アイアンギアー(ともに2007年発売)の3点がラインナップに加わっている。そのうち前者2点にはブラッカリィ、ドランタイプと放送当時は商品化が見送られていたアイテムが半完成品キットとして付属した。このキットは本来の『超合金魂』の商品パッケージの中に内箱に入るかたちで同梱されており、そのパッケージデザインは番組放送当時の1/144プラモデルシリーズを踏襲した凝った仕様になっている。また、アイアンギアーは前述の『変型デラックス』ではできなかった「脚部の変型と可動の両立」を実現している。

さらにムック本『第二次超合金魂計画』の誌上企画で販売された限定アイテムのザブングル(リアルカラー)にはボーナスアイテムとして、レッグタイプ、ホッグタイプ、ブランタイプの彩色済み完成品が付属した(代わりに前述のブラッカリィは付属せず)。これをもって劇中に登場したウォーカー・マシンは全種1/144スケールでの商品化が実現したこととなる。また、Amazon.com限定商品として、一迅社の『戦闘メカザブングル 設定完全資料集』にギア・ギアのプラモ(内容は1/1000アイアン・ギアーの成型色違い)をセットした特別版なども登場している。このように昨今再び盛り上がりを見せているシリーズだが、大半の1/100キットに関しては金型の仕様やマテリアル調達の都合から永らく再発売が見送られていた。だが、2007年のプラモデル・ラジコンショーで1/100シリーズの約24年ぶりの発売が発表された。既に数回の再発売で市場にある程度の数が出回っているザブングルタイプと、現時点で金型の一部の所在が不明なガバメントタイプ、プロメウスタイプ、オットリッチタイプを除いたラインナップの販売が2008年1月下旬よりスタート。2008年4月『R3 1/100ウォーカーギャリア』発売から半月後に、約24年振りに1/100ダッガータイプが販売された。

2006年9月に第1弾レイズナーが発売されたプラモデル「リアルロボットレボリューション」シリーズにおいて、開発スタッフから1/100ギャリアの製品化が示唆され、2006年秋のプラモデル・ラジコンショウではラピッドプロトタイピングによる試作品が展示されていた。しかし試作モデルのデザインアレンジの不評やシリーズ自体の苦戦から企画そのものがペンディング状態であったが、プロジェクトチーフである狩野氏の要請でフリーライターのあさのまさひこがスーパーバイザーとして加わる形で開発が再開し、2007年のプラモデル・ラジコンショーでかなり本編描写に近い形状の新しい試作品展示と同時に2008年春発売を目標に開発を行なっていると発表され、発売中止の報から25年を経て2008年4月12日に『R3 1/100ウォーカーギャリア』として発売された。またパッケージには初期のキットからの通し番号があり1/100シリーズ「No.11」の扱いになっており、付属の小冊子はかつての『模型情報』を模したデザインや判型となっている。このパッケージや小冊子、ギャリア本体の形状やディテールのみならず告知用ポスター・広告、旧1/100キット販売告知用ポスターのデザインアイディアなどほぼ全てにおいてあさのが深く関わっている[13]

初期プラモデルシリーズ発売アイテム一覧[]

  • ギャロップ 1/144、1/100
  • トラッド11 1/144、1/100
  • クラブ 1/144、1/100
  • ダッガー 1/144、1/100
  • プロメウス 1/144、1/100
  • ガバメント 1/144、1/100[14]
  • カプリコ 1/144、1/100
  • ガラバゴス 1/144、1/100
  • オットリッチ 1/144、1/100
  • ザブングル 1/144、1/100
  • ウォーカーギャリア 1/144
  • センドビード 1/144
  • アイアン・ギアー 1/1000
  • ホバギー 1/48(同スケールのジロンとラグのフィギュアが付属)
  • ロボチェンマンシリーズウォーカーギャリア

関連項目[]

脚注[]

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  1. 飛行型のドランタイプのみは、実在の航空機と同じ操縦桿的なもので動かす。
  2. ただし、一部の公式資料では現在我々が使用する内燃機関としてのガソリンエンジンと全く同様のテクノロジーであるか否かの明言は避けられている。なお、本作の登場キャラやメカニックがスピンオフ参戦したPS用ゲーム『スーパーロボット大戦α外伝』には、このガソリンエンジンに関する設定から派生した「高性能ガソリンエンジン」なるアイテムが登場。ウォーカーマシンだけでなく他のロボットなどに「強化パーツ」として装着することで、性能をアップできた。これを受け、昨今ではウォーカーマシンのエンジンの名称を「高性能ガソリンエンジン」と表記する場合もあるが、公式の設定というわけではない。
  3. 特撮作品でも1973年の『ジャンボーグA』では、途中からジャンボーグ9が登場するが、こちらはそれまでの主役機のAと必要に応じて使い分けるという違いがある。
  4. 『模型情報』vol.36(1982年8月号)出渕裕インタビューより
  5. 放映当初は「大型カッター発射機」が装備されているという設定が存在していた。実際、第2話のキッド・ホーラ搭乗機(設定書ではプロメウスA)は胴体脇の2基のエアインテークのような部分からカッターを発射していたが、のちに発売されたプラモデルではその部分はラジエター、もしくはエアインテークとして細いフィン状に造型されており、大型カッターの設定は消えている。
  6. 従来のザブングルタイプとの形状の違いからブラッカリィタイプと分別される場合もある。
  7. TVシリーズの数年後のエピソードを描いた伊藤明弘のコミック「ブルーゲイル」では、ソルトが入手して使用している機体が登場した。
  8. のちに発売されたプラモデルでは、ザブングルは変型・合体不可能、ギャリアはギャリー・ホバーにのみ変型可能だった
  9. 『変型デラックス』のみ、設計、製作は「加藤製作所」によるもの
  10. バンダイキャラクタープラモ年代記
  11. これに先がけた1985年1月号の企画ページでこのペーパークラフトが紹介され、読者プレゼントとしたところ数多くの応募が集まったという経緯がある
  12. 『R3 1/100ウォーカーギャリア』付属ブックレットより
  13. 『モデルグラフィックス』2008年5月号 R3ギャリアプロジェクトチーム座談会より
  14. 初回生産分ではパッケージの通し番号が「No.3」と誤ったまま発売されていた。(実際には「No.4」で「No.3」はクラブタイプ)


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