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無敵ロボトライダーG7 | |
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ジャンル | ロボットアニメ |
アニメ | |
原作 | 矢立肇 |
監督 | 佐々木勝利 |
シリーズ構成 | 星山博之 |
キャラクターデザイン | 佐々門信芳 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 出渕裕 |
アニメーション制作 | 日本サンライズ (現・サンライズ) |
製作 | 名古屋テレビ 創通エージェンシー (現・創通) 日本サンライズ |
放送局 | 名古屋テレビ |
放送期間 | 1980年2月2日 - 1981年1月24日 |
話数 | 全50話 |
コピーライト表記 | ©1980 創通・サンライズ |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『無敵ロボ トライダーG7』(むてきロボ トライダージーセブン)は、1980年(昭和55年)2月2日から1981年(昭和56年)1月24日まで名古屋テレビ系で毎週土曜日17:30 - 18:00に全50話が放送された、サンライズ製作のロボットアニメ。
前番組の『機動戦士ガンダム』が高年齢層からは注目を集めたものの、本来の視聴者である低年齢層の間では今ひとつ人気が振るわなかったことから、純然たる子供向けアニメとして制作された。
いわゆるスーパーロボットアニメでありながら、出撃時に近所の住民にスピーカーで注意を呼びかける、敵と戦うときに経費を考えて戦う必要がある、などの生活感ある描写が数多く見られ、軍用兵器としてのロボット描写を重視したガンダムとは別の意味で、リアリティを追求した作品となった。またトライダーG7の高い性能についても、ロボット帝国から亡命した科学者による1機だけの設計であり、他の地球製ロボットに比べ、ずば抜けて優れていると説明がなされている。
地球侵略を狙うロボット帝国とトライダーG7との戦いを描いているが、ドラマはワッ太を中心とする下町人情物ストーリーが主に描かれ、ロボット帝国の正体は地球に知られておらず、「地球を襲ってくる謎の怪ロボット」程度にしか認識されていない。ロボット帝国側も、地球を襲撃するたびに迎撃に出てくるトライダーの正体を探ろうとするものの、偶然が重なり失敗が続く。結局、ロボット帝国が地球侵略を断念する最終回も含め、敵味方の両陣営にほとんどストーリー交流が無いという特異な構成となった。唯一の接点はトライダーG7を設計したのがロボット帝国の科学者・ナバロン(梅本)であるという事だが、それを知るのは主人公・ワッ太の亡き父親とロボット帝国の技術者クラードのみであり、他の主要登場人物は誰もその事実を知らない。最終回では戦闘はなく、ワッ太達の卒業式で締めくくっている。
また、ナレーションは前番組の『機動戦士ガンダム』で、シリアスな語りをしていた永井一郎が引き続き担当。前番組と打って変わって、弾けた語り口を披露している。
版権元の創通エージェンシーは放映前に「食品関係に力を入れて許諾したい」と述べており、前作よりも食品関係の商品が出回った。このためか本作は食事シーンが多い。
小学生のワッ太に合わせストーリーの中でも23話の健康診断(歯科検診)と虫歯治療、48話のスキー合宿と雪山遭難など、学校行事イベントなどもふんだんに盛り込まれている。
前番組までの音楽はそれまで渡辺岳夫と松山祐士が担当していたが、劇場版機動戦士ガンダムの音楽制作に専念するため、茅蔵人が担当した。
テンプレート:ネタバレ
全宇宙の征服をもくろむガバール星:ロボット帝国。それに反発し地球へと亡命した科学者ナバロンは、竹尾道太郎と出会う。彼の手により設計された多段変形ロボット「トライダーG7」は、礼代わりに道太郎に譲られた。不幸にも道太郎は事故死してしまうが、息子の竹尾ワッ太が彼の仕事とトライダーを引き継ぐ。零細企業とは言え、「竹尾ゼネラルカンパニー」の社長としてワッ太は今日も会社の金庫…いや、みんなの幸せを守るために奮闘する。
社長以下全社員5名の零細企業。万能ロボット「トライダーG7」を使って土木作業からゴミ運搬、地球を襲う怪ロボットの撃退などあらゆる業務をこなす「宇宙の何でも屋」。
当初は倒産瀬戸際の貧乏会社であり、防衛軍からの出動要請を有り難く請け負っていた。ロボット帝国の侵略を撃退した実績によって経営が安定したようで、最終回においてはロボットの来襲が無くなり危険な仕事が無くなって良かったという展開になった。
竹尾ワッ太(たけお わった)声:間嶋里美二代目社長で、社員からは「若社長」と呼ばれる。その名のとおり竹を割ったかのようにまっすぐな性格の小学6年生。初代社長の父亡き今、トライダーG7を操縦できる唯一の人物。授業中でも専務が呼びに来ると早退して出動する(学校公認)。運動神経は抜群だが勉強はいまひとつ(ただし、宇宙関係の知識は豊富)で、遅刻や居眠りをすることもしばしば。最終回で無事小学校を卒業する。彼の職業が社長になったのは放映前のアンケートで小学生がなりたい職業No.1が社長だったからである。柿小路梅麻呂(かきこうじ うめまろ)声:永井一郎専務。64歳にして南極基地で働く一郎を筆頭に12人の子を持ち、最終回ではさらに双子が生まれることがわかる大変な子沢山。事件が起き、トライダーに出撃要請が出ると、ワッ太がどこにいようと「お仕事ですぞ~!」と大声で叫びながら自転車で迎えに来る。ワッ太や常務たちがミサイルを撃つたびに算盤をはじいて経費を計算するが、トライダーがピンチになったときに算盤を放り投げてミサイルを乱射したことも。口癖は「そんなに撃ったら我が社の予算が!」。厚井鉄男(あつい てつお)声:藤本譲常務。メカニック担当で唯一ツナギを着ていて、トライダーの整備からエアコンの修理まで機械いじりはなんでもこなす。シャトルの操縦を担当し、専務のハラハラをよそに、ミサイルでワッ太を援護する熱血系取締役。ワッ太からは「鉄(て)っつぁん」と呼ばれている。妻との間に子供はいないが、物語の途中で竜介という少年と養子縁組をする。木下藤八郎(きのした とうはちろう)声:山本相時(現:正司トキオ)営業係長だが、仕事は専務を通して入ってくるため、彼が仕事を取ってくることはまずない。お調子者のムードメーカーで憎めない存在。「パーッとやりましょう!パーっと!」が口癖。砂原郁絵(すなばら いくえ)声:潘恵子社の紅一点。経理・事務・お茶くみ担当の18歳。地球から発進して月や火星などの目的地まで行く途中、シャトルの中でおやつや食事を作ってくれる。特技はフラダンス。かの有名な「発進アナウンス」係でもある。28話ではシャワーを浴びているところをワッ太に見られてしまう。竹尾道太郎(たけお みちたろう)声:桜片達雄主人公・ワッ太の父親で、先代(初代)社長。物語開始時において既に故人。主にエンディングに登場する顔写真で確認できる。ナバロントライダーG7の設計者で、元はロボット帝国から地球に亡命した科学者。地球では梅本という名前で活動していた。「本物のロボット」を造るという夢を実現するために帝国を脱出。火星でケガをしてさまよっていたところを竹尾道太郎に救われ、その礼としてトライダーG7を設計した。その事実は故人である竹尾道太郎以外は誰も知らない。他の社員にも知られているのは、「梅本」が偽名である事らしいという事だけである。トライダーG7の活躍によって他社からも引き合いがあったが、地球を離れて火星に旅立って以降の行方は不明で、トライダーG7は竹尾ゼネラルカンパニーの1機のみとなっている。銀河系の彼方から全宇宙制覇を企む、高等ロボット達による軍事国家。マザーコンピュータ・シグマが統合する。なお「ガバール星の所在地」「なぜロボット国家になったのか」「シグマの製作者」などは一切不明。
ザクロン声:曽我部和行ガバール帝国銀河系方面総司令官。いわゆる美形悪役の範疇に入るキャラだが、10メートルの巨躯を誇るところが異色。49話では自らを模した巨大ロボに乗り込みトライダーと激闘を繰り広げるが「コンピュータの指示通り戦った」にも関わらず敗れ去る。これによりコンピュータの計算を超越した存在が明るみに出るとロボット帝国は崩壊すると判断し、最終話でマザーコンピュータ・シグマに「地球は役に立たない星」と虚偽の報告をして撤収していった。オンドロン声:池田勝地球侵略担当司令官。普段は宇宙要塞内にいて部下に指令を出すのみ。ヒゲの中年紳士の出で立ちをしており、細いキセルでタバコを吸う。最期は49話で敗北続きの自分を無能者呼ばわりして出撃しながら、やはり同じようにトライダーに敗れたザクロンを嘲笑しつつ「我々が無能だから勝てなかったのではない。全能だと信じていたマザーコンピュータ・シグマが地球人に敗れたのだ」と真実を喝破した上で、ザクロンを葬ろうとするも逆に抹殺される。歴代幹部ヤール声:若本紀昭(現:若本規夫)第1~7話に登場。初代隊長を務めたオンドロンの秘書。任務に失敗し続けたため、処刑される。気が弱い。ズルチン声:沢りつお第8~13話に登場。第2代隊長。凄い短足。トレンチコートの胸ポケットに小型ロボ(ペコペコ)を入れている。大変気が荒く、すぐ体内の油が切れるので、ペコペコに油を差してもらって自らを落ち着かせる。13話でメカロボット(チェンダム)に自ら搭乗し、初めて地球を襲うもトライダーに倒され戦死。ドンマ声:滝口順平ズール声:山田俊司(第7話のみ) / 千葉繁第3代隊長。初登場は7話。14話よりコンビで隊長となる。20話で上下に分離するメカロボット(設定名はバンチ、劇中未呼称)に2人して乗り込みトライダーと戦闘、分断してトライダーを捕まえるも、手柄欲しさにケンカになってしまい、バードアタックの前に敢え無く敗れ戦死。モデルは漫才師の星セント・ルイス。ジャッカル声:笹岡繁蔵第21話より登場する第4代隊長。ポンチョを羽織ったマカロニウェスタンのガンマン風の出で立ちで自称「戦闘のプロフェッショナル」。26話で自らガンマン風メカロボット(設定名はジャッカル、劇中未呼称)を駆りトライダー打倒を図るが、バードアタックを食らい撃破された。ジルバ声:武藤礼子第27話~33話に登場する第5代隊長。妖艶な美女で元・ザクロン親衛隊員。金髪のオカッパ頭でグラマラスな体型をしており、目からキュービームを放つ。33話で自ら設計したクイーン・アテナスを操縦しトライダーと戦う。地球人を飼いならすのが帝国の目的なのに対し、人口が多すぎると感じ、減らそうと考えている。胸のミサイル連射やキュービーム、地獄ムチによる電撃で追い詰めるも、最期はバードアタックを受けて散った。クラード声:松岡文雄月面の工場に赴任したメカロボットの製造技術主任。常にナバロンの下に甘んじていた事がコンプレックスとなっている。事実上の第6代隊長任務を引き継ぐ。38話でトライダーの秘密に気付き、39話で自らメカロボット(オメガン)を操縦してトライダーと対決。剣でトライダーの胸を切り裂き、あと一歩まで追い詰めるも、バードアタックを受け爆死。彼の死後はオンドロン自身が攻撃隊長に任命されたため、後任は現れず。ガバール星の脱走者であるメカロボット技術主任ナバロン(地球人名・梅本)が設計し、地球の三葉工業で建造された地球唯一のスーパーロボット。
全長57m、重量777t。出力5700万馬力、大気圏内飛行速度マッハ7.7。
ロボット帝国で使用されている合金「ガーバルニウム」で建造されたが、後のメンテナンスや補修・部品交換で多くの部分が地球製の鋼鉄素材に置き換わっている。劇中では一撃で宇宙パトロール艇や純地球製巨大ロボット(43話)が撃破されるような攻撃を受け止めたり直撃を受けても平気なシーンがたびたびあり、作中の地球メカの中では最強の防御力を誇る。
普段は児童公園の地下に頭部先端が露出した状態で格納されており、発進時に「毎度お騒がせして申し訳ございません。ただいまよりトライダー、発進いたします。危険ですから白線の外までお下がりください」とのアナウンスが流れ(8話より)、退避後に公園が中央から開いて安全確認後トライダーが発進する。出動後は代わりに噴水が出現する。35話より発進バンクに追加されたモニター画面には「Fortran」という文字が見える、ちなみに全表記は「SR OA FORTRAN Transfer-2 CODE by Microsoft」。
基本形態であるG7のほかに6形態の変形パターンがある。竹尾ゼネラルカンパニーにおけるトライダーの活躍により他の会社からもトライダーの発注があったが、その時点でナバロンが行方不明になっていたため竹尾ゼネラルカンパニーにある一台だけが残された。
武装[]トライダー・ジャベリン右の脚部に格納されている槍。先端が三叉に広がり、切るだけでなく投擲にも使用されるトライダーG7の主力武器。劇中ではたびたびメカロボットに折られたり破壊されたりしている。トライダー・カッター両脇腹に格納されている円盤を通常は2個同時に投擲する。初登場は3話。投擲後、円盤の縁から刃が飛び出てくる。装甲を切り裂くのみでなく、敵の攻撃部分そのものを破壊するために常用される。トライダー・ルアーと併用する事でヨーヨーのような使用も可能(22話)。トライダー・チェーン鎖分銅状の武器で公式サイトによれば「4本の鍵爪付き投げ鎖」、基本的に左脚部に格納されているが右脚部にも格納されている(38話)。初使用は2話。鎖の先に巨大な錨状のものが付いており、打撃にのみでなく、巻きつけて使うことも出来る。トライダー・ルアー釣竿型の武器。錨状のものがロープの先についており、その部分を引っかけて使う。初使用は7話だが使用頻度は低い。トライダー・ミサイル大型ミサイル、脇部格納庫に垂直の状態で収納されており、腰に降りてセットされた際に水平となり発射される。初使用は7話。ミサイルは消耗品で費用がかかるため、会社の収益が好ましくない場合、専務から使用を控え、ジャベリン等の手持ち武器で戦うよう求められることがある。トライダー・バルカン・ミサイル両手の指の先端から発射される高速ミサイルで、連射が可能。1話では「G7ミサイル」と呼ばれていた。劇中では真っ先にこれを連射して相手に通用しないというパターンが多いが、ここぞという時には絶大な威力を発揮する。トライダー・ビーム・キャノン第26話から登場する。右腹部にグリップを畳んだ状態で収納されており、使用時には右腰に収められる。使用回数は少ないが威力は高い。水中でも使用可能(44話)だが同回では実弾を発射しているように描写されている。トライダー・セイバー第28話から登場する。両脚部に柄のみが格納されており、使用時には柄から剣が伸びる。二刀流の形で使用されることもある。後半では主力武器として使用されることが多い。切れ味は抜群だが深く刺さって抜けなくなった(29話)事も。43話では一瞬だがジャベリンとの同時使用も見られた。なお刀身の部分は、ガーバルニウム製かエネルギー結晶体かは不明。バード・アタック「トライダー・バード・アタック」の掛け声で胸の黄色い鳥のマーク(トライダーバード)を巨大化させ、全身を光の鳥で包んだ状態で体当たりを行い敵を切断する技。42話を除く(同回では爆発寸前のメカロボット製造工場に放り込んで撃破している)回の全てのメカロボットを確実に葬った文字通りの必殺技。宇宙・地中・水中・光線を浴びた状態(40話)など場所・状況を問わず使用・行動可能で、敵の攻撃を完全に無効化するため発動中は実質的な無敵状態である。水中使用(44話)の際は海面が沸騰していた事からかなりの熱量の模様。トライダーよりはるかに巨大な相手に対しては複数回突撃する。操縦者のワッ太自身「バードアタックに敵う奴はいない」と豪語している(49話)。変形パターン[]変形時の掛け声は「○○(現在の形態)・チェンジ・○○(変形する形態)」となっているが、トライダーG7からの場合は「トライダー・チェンジ・○○」となる。
トライダーG7基本形態の巨大ロボット、上記参照。トライダー・コスミックトライダーの基本的な飛行形態。全長63m、全幅57m、全高22m。最高速度マッハ30。主に中距離の移動に使用され、シャトルと合体しトライダー・フォートレスとなる。武装はコスミック・ミサイルとロケット砲。トライダー・ビーグル陸上作業用形態。シャトルから発進したトライダー・キャタピラ(無限軌道付きの台車)と合体する、その都合上トライダー単体では変形不可能。全長54m、全幅32m、全高40m。重量137t、出力1億1277万馬力、最高速度250km。荒地整備や登坂を得意とし大重量物の運搬にも最適、ブルドーザーとしての使用も可能。武装はロケット砲とバルカン・ミサイル。劇中では7話と37話に登場。トライダー・イーグル超高速飛行形態、コスミック以上の高速移動が必要な時に使用される。全長56m、全幅57m、全高24m。最高速度マッハ37。翼部がカッターとなっており劇中ではそれでメカロボットを切断していた。それ以外の武装はコスミックと同様。登場は45話。トライダー・マリン水上・水中航行形態。だがトライダーの頭部のみが変形するため胴体はトライダー・フォートレスの状態で分離する。登場は44話。魚雷が武器。フロートは水中戦の時は収納する。トライダー・ホーク劇中未登場。トライダーの頭部が変形した小型偵察戦闘機で、マリンとモビルの原型でもある。設定での武器はミサイルとビーム。トライダー・モビル劇中未登場。ホークの後方の翼を折り畳み、3つの車輪を出した、地上走行形態。なお設定でも、武器の有無は不明。トライダーG7と共に出動し、サポートや資材等の運搬・救助活動を行う。専務、常務、係長、郁恵の4人が乗り込むが、劇中では他の人物が搭乗することもある(46話など)バギーや船外作業用ポッドなどの装備も積み込まれている。操縦者は常務。ミサイル発射などは係長の席からだが、新シャトルには専務の席にもミサイル発射ボタンがある(32話・46話)。
トライダー・シャトル (改造前)トライダーG7と共に本編の約3年前、竹尾ゼネラルカンパニーに導入された。3話・4話では「カプセル」と呼ばれるシーンがある。武装は機首 (?) のビーム砲と側面の二連ミサイルランチャー二門。燃料とミサイル代は経費から捻出されているため、ミサイルを発射すると専務が算盤をはじいて計算している。劇中ではたびたび自制を呼びかけているがワッ太や常務の「そんなこといってられない」の一言で無視されてしまう。19話と20話では捕獲されかかったトライダーを救うために専務自身がミサイルを乱射している。牽引用の装備としてルアーを装備(トライダーG7のものとは異なり、吸盤四つ一組)。第26話で動力部が中破し航行不能となった。トライダー・シャトル(改造後)27話にてシャトルの修理の際、足立長官に専務が提案した改造案を実行したもの。全長72m、重量1500t。出力2億4300万馬力、最高速度マッハ30。修理・改造経費を防衛省で持ってもらう代わりに、足立長官からの依頼は最優先で引き受ける契約を結んでいる。旧シャトルとは異なり主翼(折りたたみ式)を持ち、大気圏内においても高い機動性を発揮する。戦闘時や単独使用時には機体後方に配置してあるカナード翼付きの機首が先端に移動し、より航空機的なフォルムとなる。武装は四門に増加したミサイルとシャトルキャノン(40話、攻撃に使用せず)、その他の装備としてトライダー・フィッシュロープ(44話、四連のワイヤー付き銛)。ミサイル代については足立長官に必要経費として請求(27話)しており、トライダーの援護のためいつも乱射している。それにともない専務がミサイルを発射するシーンが時々見られるようになる(32話、46話)。以前とは異なり積極的に前に出てトライダーを援護しているため、攻撃を受けて不時着・撃墜されるシーンがたびたび見られた。トライダー・フォートレストライダー・コスミックとシャトルが合体した形態、専務曰く「わが社の全財産」(46話)。主に超高速宇宙巡航用でトライダーG7が出動すると直ちにコスミックに変形し合体、月や火星などの目的地へ向かう(近距離であればその限りではない)。現地までの輸送手段としてのみならず、パイロットの食事や休養の場所にもなる。第28話では風呂に入っているシーンもある。コスミックとは頭部との合体面から内部通路で相互移動が可能。目的地へ向かう間に郁恵が何らかの軽食やおやつを出すのが定番となっている(地球での仕事ではその場面がない)。飛行速度は旧シャトルでマッハ57、新シャトルはマッハ60。武装はコスミック、シャトル両方の武装。本作の世界では、世界各国でロボットが使用されており、G7の他にも様々なロボットが登場している。そのいくつかを紹介する。
43話で、太平洋上に浮かぶ人工島(かつて13話でG7とチェンタムが戦った場所)で行われたイベント。「ロボット展示会」と「コンテスト」の2つからなる。
展示ロボット[]ローラーロボ整地用に作られたロボット。タイヤ状の本体の中央から、2本のキャタピラ付きの足が出ている形状となっている。高速で走り、本体の外装を回転させる事で、整地させる事が出来る。ジャンプロボ小柄で、驚異的なジャンプ力がある。何の目的かは不明。コンテスト参加ロボット[]コンテストは、まずタンカーなどを持ち上げた重量挙げコンテストを行い、合格ロボット7体(内1体がG7)が賞金500万円を賭けた「地球一周レース」に挑戦した。だが途中でガバール星のメカロボット・ドリング(劇中未呼称)に襲われ、白虎王とグレインコは大破し、ジュテームは傷を追う。G7は急遽戦闘に切り替え、ドリングを撃破するが、その間にジェミニNo.1とアーサー3世が上位入賞、G7はジュテームを抱えて完走するも最下位になる。だが足立長官に「仲間を見捨てなかったG7は、世界最高のロボットだ」と褒め称えられた。
ジェミニNo.1「ジェミニナンバーワン」と読む。アナログ合衆国のロボット。操縦士は少年コンラッド。3本の角とマント状が特徴。ジュテームフロランス共和国のロボット。操縦士はジャンヌとシャネルの姉妹。ミニスカートやブーツ状の装甲が特徴の女性ロボット。パワーは少ないが、平衡感覚が優れている。アーサー3世グレート・ブロテン国のロボット。両肩が突き出ているのが特徴。白虎王「バイフーワン」と読む。亜細亜連邦のロボット。全身純白で、両肩に推進器が有る。頭の辮髪はムチになる。グレインコソロコフ連邦のロボット。シュミットドイテ連邦のロボット。両手の指からの光線が武器。チョコストロベリィ代表ロボット球状の胴体に、長い手足が備えてあるのが特徴。レースは不参加。正式名は不明。オーストリッチ代表ロボット四つの脚で歩行する、獣の様なロボット。これもレース不参加にして正式名不明。カナドライ代表ロボット6本のアームを備えたロボット。脚はキャタピラ。これも不参加&正式名不明。G7の特徴である七段変形は玩具では完全には再現できず、いずれも頭部の二変形が省略されている。
初期に発売された「変型合体セット」は五段変型、後にトライダーシャトルとセットで発売された「完全7変型合体」では別の変形パターンを加えて七段変形とした。他に廉価版の「変型シャトル合体」や必殺技を再現した「バードアタック」などが発売。売れ行き自体は好評で、サンライズ側ではスポンサーのクローバーに前作の借りが返せたと感じていたという。
アオシマからは非変形のアニメスケール版1/440トライダーG7、ポケットパワー版のトライダーG7、トライダーフォートレス、トライダービーグル、ノンスケールのミニ合体版トライダーG7、おやこマシン版のトライダーG7、トライダーホーク、トライダーコスミック、トライダービーグルが発売された。NEOミニ合体、BBガンボットでは、トライダーG7のリデコ商品、Lダム、ブロワード、シュワルツェネガーが発売されている。
次回予告の最後には毎回、ワッ太が飛び出して決め台詞を喋る、バンクシーンが入る。こうした映像を使う演出は後番組『最強ロボ ダイオージャ』など、一部の作品でも使用される様になった。
話数 | サブタイトル | 登場戦闘ロボット | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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1 | がんばれ若社長! | ズドール | 星山博之 | 兜四郎 | 鹿島典夫 | 佐々門信芳 |
2 | 社長はつらいよ | ダルダ | 菊田武勝 | 加瀬充子 | 金山明博 | |
3 | お金じゃないよ、心意気 | バイオス | 伊東恒久 | 鹿島典夫 | 木村圭市郎 | |
4 | 男・ワッ太の子守唄 | ヘルバーズ | 星山博之 | 吉沢孝男 | 鈴木行 | 冨沢雄三 |
5 | ああ、宿命のライバル | ハイマッシュ | 伊東恒久 | 斧谷稔 | 菊池一仁 | 佐々門信芳 |
6 | 俺は大好き宇宙塾 | ドズーン | 星山博之 | 北島信幸 | 加瀬充子 | 金山明博 |
7 | 危うし!花の係長 | グロスター | 松崎健一 | 福島和美 | 鈴木行 | 冨沢雄三 |
8 | 男と男の花が散る | ドロボス | 伊東恒久 | 鹿島典夫 | 佐々門信芳 | |
9 | 俺は小さな大社長 | パンテルス | 荒木芳久 | 菊池一仁 | 金山明博 | |
10 | 男・純情!大門先生 | ゼライザー | 星山博之 | 加瀬充子 | 塩山紀生 | |
11 | ああ、テストマル秘作戦 | デスボッド | 伊東恒久 | 北島信幸 | 鈴木行 | 木村圭市郎 |
12 | 走れ信吉! ゴールをめざせ | ダッシュビル アスメック | 佐々木勝利 | 兜四郎 | 金山明博 | |
13 | 俺は地球のスーパー・スター!? | チェンタム | 星山博之 | 貞光紳也 | 鈴木行 | 冨沢雄三 |
14 | どうせ拾った貝だもの | グアラギン | 富田祐弘 | 北島信幸 | 鹿島典夫 | 佐々門信芳 |
15 | 妹・サチ子は世界一 | ダンゴロス | 伊東恒久 | 加瀬充子 | 金山明博 | |
16 | 父兄会は大騒動! | サンダー | 富田祐弘 | 菊池一仁 | 塩山紀生 | |
17 | 夢にまで見たデート | レンザー | 荒木芳久 | 鹿島典夫 | 木村圭市郎 | |
18 | ワッ太は世紀の天文博士! | バラス | 星山博之 | 鈴木行 | 金山明博 | |
19 | ホットケーキはどんな味? | アステロール | 菊池一仁 | 佐々門信芳 | ||
20 | 感激!! ボーナスが出る | バンチ | 高橋資祐 | 鈴木行 | 冨沢雄三 | |
21 | 親父は宇宙の大工さん | タングル | 伊東恒久 | 加瀬充子 | 西城明 | |
22 | 心意気だぜ郁絵ちゃん | マジーン | 荒木芳久 | 鹿島典夫 | 金山明博 | |
23 | 歯なしにならない話 | ガリドリル | 菊池一仁 | 塩山紀生 | ||
24 | キャベツがなくなる日 | グオルグ | 三山博一 | 兜四郎 | 加瀬充子 | 佐々門信芳 |
25 | 男ならひき受けろ! | ヒルドラー | 荒木芳久 | 鈴木行 | 冨沢雄三 | |
26 | でっかい輪っかだ夏祭り | ジャッカル | 伊東恒久 | 鹿島典夫 | 金山明博 | |
27 | ニースからの手紙 | スカンダル | 星山博之 | 北島信幸 | 鈴木行 | 西城明 |
28 | 星空のキャンプファイヤー | マグネダー | 富田祐弘 | 高橋資祐 | 鹿島典夫 | 木村圭市郎 |
29 | 泣くな男だ!係長 | ダンブレザー | 荒木芳久 | 加瀬充子 | 佐々門信芳 | |
30 | 大門先生は鬼コーチ | ザンブ | 星山博之 | 横山裕一朗 | 金山明博 | |
31 | おかね婆さん奮戦記 | ギャングラ | 伊東恒久 | 鹿島典夫 | 塩山紀生 | |
32 | ああ専務! 男涙のアルバイト | ブロッカー | 荒木芳久 | 鈴木行 | 冨沢雄三 | |
33 | 女の子はヤキイモがお好き | クイーンアテナス | 伊東恒久 | 横山裕一朗 | 木村圭市郎 | |
34 | 熱がなんだ情熱だ! | キャッチャー | 星山博之 | 高橋資祐 | 鹿島典夫 | 金山明博 |
35 | 俺たち少年探偵団 | ブロウ | 中原朗 | 北島信幸 | 加瀬充子 | 佐々門信芳 |
36 | あの町この町日が暮れて | アルファ | 星山博之 | 兜四郎 | 鈴木行 | 塩山紀生 |
37 | 火星で食べた!? サンマの味 | ベーター | 富田祐弘 | 鹿島典夫 | 富沢雄三 | |
38 | 常務は父親一年生 | シグマ | 五武冬史 | 横山裕一朗 | 金山明博 | |
39 | トライダーの秘密 | オメガン | 星山博之 | 加瀬充子 | 佐々門信芳 | |
40 | 台風一過・大騒動!! | バスター | 荒木芳久 | 高橋資祐 | 鈴木行 | 冨沢雄三 |
41 | がんばれ!ポンコツロボット | デビロイド | 伊東恒久 | 鹿島典夫 | 木村圭市郎 | |
42 | 男・アキラよどこへ行く | ウォーガー | 佐々木勝利 | 兜四郎 | 鈴木行 | 金山明博 |
43 | スーパーロボット大集合 | ドリンコ | 富田祐弘 | 横山裕一朗 | 塩山紀生 | |
44 | 六年一組・大門先生 | シードグマ | 中原朗 | 菊池一仁 | 加瀬充子 | 冨沢雄三 |
45 | ああ、あこがれのハワイ珍道中 | スカイバット | 荒木芳久 | 鈴木行 | 金山明博 | |
46 | 三重子先生の決意 | ボンバル | 荒木芳久 | 鹿島典夫 | 佐々門信芳 | |
47 | ワッ太の誕生日 | シビレッグ | 伊東恒久 | 横山裕一朗 | 木村圭市郎 | |
48 | 男・大門ここにあり | ガルデン | 星山博之 | 高橋資祐 | 加瀬充子 | 冨沢雄三 |
49 | 危険がいっぱい大仕事 | 巨大ザクロン | 荒木芳久 | 鈴木行 | 金山明博 | |
50 | とびだせ! 若社長!! | - | 星山博之 | 鹿島典夫 | 塩山紀生 |
テンプレート:前後番組
en:Trider G7it:Trider G7
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魔装機神サイバスタージャンルロボットアニメアニメ原作松伝馬監督うえだひでひとシリーズ構成酒井あきよしキャラクターデザイン伊藤岳史メカニックデザイン伊藤浩二、森木靖泰音楽信田かずお、須藤賢一アニメーショ...
『魔装機神サイバスター』(まそうきしんさいばすたー)は、バンプレストオリジナルのスーパーロボット作品である。『第2次スーパーロボット大戦』に登場して以来、数多くの作品に登場している。作品一覧[]魔装機...
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTALの登場兵器では、『スーパーロボット大戦』シリーズに登場するバンプレストオリジナルの架空のロボットアニメ『魔装機神 THE LORD OF ELEME...
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTALの登場人物では、『スーパーロボット大戦』シリーズに登場するバンプレストオリジナルの架空のロボットアニメ『魔装機神 THE LORD OF ELEME...
『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』(まそうきしん ザ・ロード・オブ・エレメンタル)とは、ゲームソフト『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するバンプレストオリジナルの架空のロボッ...
テンプレート:コンピュータゲーム『魔神英雄伝ワタル外伝』(ましんえいゆうでんワタルがいでん)は、1990年3月23日にハドソンより発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。TVアニメ『魔神英雄伝...
テンプレート:漫画『魔法の少尉ブラスターマリ』(まほうのしょういブラスターマリ)は池田恵の漫画作品。サイバーコミックスにて8号から17号にかけて連載。9・13号は休載で全8話。コミックスは1990年に...
銀魂 > 銀魂の登場人物一覧 > 鬼兵隊鬼兵隊(きへいたい)は、空知英秋作の少年漫画『銀魂』に登場する架空の武装集団。目次1 概要2 隊士2.1 高杉晋助2.1.1 金魂2.1.2 3年Z組銀八先生2...
高機動型ザクII(こうきどうがたザクツー、High Mobility Type ZAKU II あるいは High Maneuver Model ZAKU II)は、アニメ作品のガンダムシリーズのうち...
高松 信司(たかまつ しんじ、1961年12月3日 - )は、日本の男性アニメーション演出家、アニメーション監督。目次1 概要・人物2 経歴3 作品4 脚注5 参考資料6 関連項目概要・人物[]演出家...
テンプレート:Infobox Single風船ガム (ふうせんガム)は、キャプテンストライダムの6thシングル。2006年6月7日発売。解説[]メジャー5th、通算6枚目のシングル。2度目のアニメタイ...
テンプレート:Infobox Single「風のごとく」(かぜ-)は、2010年8月4日に発売された井上ジョーの5枚目のシングル。解説[]前作『GO★』から1年1ヶ月ぶりのリリースとなる。初回仕様限定...
テンプレート:Infobox Single「雪のツバサ」(ゆきのツバサ)は、音楽バンドredballoonのデビューシングル。目次1 解説2 収録曲3 収録アルバム4 関連項目解説[]初回仕様には、『...
陽電子リフレクター(ようでんしリフレクター、Positron Deflector)は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の防御兵器。本項目ではビームシールドの概要も記述す...
機動戦士ガンダム 第08MS小隊 > 陸戦型ジム陸戦型ジム(りくせんがたジム)は、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』に登場する架空の兵器。...
陸戦型ザクII(りくせんがたザクツー)は、ガンダムシリーズのうち、宇宙世紀を舞台とするアニメなどに登場する架空の兵器。ジオン公国軍の陸戦用量産型モビルスーツ (MS)。地上用とも呼ばれるほか、型式番号...
陸戦型ガンダム(りくせんがたガンダム)は、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場する架空の兵器。地球連邦軍の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」の機種の1つ。本項目では、セガサターン用ゲー...
テンプレート:Infobox Single「阿修羅姫」(あしゅらひめ)は、ALI PROJECTの14作目のシングル。2005年6月8日にMellowHeadから発売された。概要[]表題曲「阿修羅姫」...