ミルトン＝ヴァミリア

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ミルトン＝ヴァミリアのデータ 肖像 性別 男 年齢（CE78当時） 56歳 生年月日 CE22 所属 ロゴス 階級・肩書き ロゴスの盟主 愛機 なし 二つ名 なし 登場作品 なし

概略[]

ロゴス戦役にて戦死したロード＝ジブリールに代わり、ロゴスの指導者となる。ロゴス内の強硬派で、立場としてはジブリールやアズラエルに近い。彼らとの違いは、ミルトン＝ヴァミリアが現職の大西洋連邦副大統領であるという点だ。デュランダルの暴露によって、多くの幹部が襲撃を受け、逮捕される中でヴァミリアが無事であったのはそのためでもある。

メサイア攻防戦の直前にコープランド大統領がザフトのレクイエムで殉職。ヴァミリアは代行として大西洋連邦政府の実権を握ると、国内外のロゴス党員を秘密裏に保護した。同時に、彼はオーブを地球連合の盟主に迎え入れ、メサイア攻防戦において共同戦線を張ることを決断する。これは、後のオーブ・大西洋連邦戦争の結末から考えると失策という他ないが、当時の大西洋連邦は政治的にも軍事的にも力を失っており、地球連合をまとめることができなかった。ヴァミリアはオーブと結び、メサイア戦勝利のあかつきには２国で地球圏を主導しようと企図していたのである。

しかし、その目論見は終戦直後にオーブが発表したプラント併合宣言によって早くも頓挫する。ヴァミリアはプラントに第二次汎地球圏大戦の戦争責任を被せ、保護国として非武装化の上で地球連合の管理下に置くことを考えていたのだ。ナチュラルとコーディネーターの融和を目指すオーブの統治では都合が悪いのである。さらに翌月、オーブは「統一連合」構想を発表する。地球圏を包括する新しい安全保障機構の設立に、参加を表明したのは親オーブ・親プラントの諸国であった。ここにおいて、大西洋連邦は国際的な影響力を完全に失ったことを知る。

ミルトン＝ヴァミリアは大統領代行として戦後復興に着手する。未だ健在なロゴスの資金力を背景に、軍備に力を注いだ。その中で、彼の強引なやり方、ロゴスとの関係を非難する者も多かったが、ヴァミリアはそれらを全て押さえ込んでしまった。彼がオーブとの戦争にどれほどの勝機を見出していたのかはわからない。ただ開戦には積極的であり、反戦を唱える世論に対して、「オーブのＭＳが太平洋岸の都市を襲撃する」などと煽動を行っていた。

オーブ・大西洋連邦戦争の敗北が決定的になった１０月下旬、カール＝レノンを中心としたエターナリストのクーデタが起こる。ヴァミリアは辛くも逃げ延びるが、結局ゲルハルト＝ライヒらの追跡に追いつかれて逮捕された。ロゴス一派は「平和に関する罪」で起訴され、ヴァミリアは無期懲役となった。

現在は自宅謹慎、実質的な軟禁状態に置かれている。ただし、ＣＥ７５年にゲルハルト＝ライヒが大規模なロゴス弾圧を行った際、彼に内通してロゴス幹部の情報を流したのはミルトン＝ヴァミリアだという噂もある。

物語における役割[]

関連する出来事[]

• オーブ・大西洋連邦戦争

関連する人物[]

• カール＝レノン

特記事項[]

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