大西洋連邦

ページ名:大西洋連邦
大西洋連邦のデータ
地図ファイル:No map.jpg
人口不明
首都(中心地)ワシントン
GDP(一人当たり)不明


目次

概要[]

 大西洋連邦とは旧世紀の第三次世界大戦を経てかつてのアメリカ合衆国とカナダ、イギリスを主な構成国としたアメリカ大陸の北部に位置する連邦制国家でありまた地球連合の主要構成国の一つであった。現在も統一地球圏連合の構成国の一つであり反オーブ派の国の一つ。首都はワシントンD.C


政治[]

 旧アメリカ型の連邦制を採用しており大統領と連邦議会の権限が非常に強い。大統領は直接選挙で選ばれる。現在は大西洋連邦再興の前衛が議会で多数を占めている政権政党であり、大統領の出身政党でもある。

 広大な領土と様々な人種が混ざった国で各州が独自の州議会と州兵を保持しおり、法律も州によって違う場合もある。企業からの献金や組織票で支持基盤を固めている議員が多く、以前はブルーコスモスの活動家やその他のロビイストが議会に強い影響力を持っており現在でもブルーコスモスの影響は強い。そのためプラントに対して強硬な姿勢で挑んだ事が多く軍事費の投入は以前は世界一であったが現在は統一地球圏連合の台頭で影響力が弱まっているため、農業や工業施設に補助金を投資したり、秘密裏に新型兵器の開発をしたりなど、国力の巻き返しを図っている。


歴史[]

第三次世界大戦(再構築戦争)の後に世界中の国家が更なる連合国家として再編していた時は北アメリカ大陸も例外では無かった。その後、旧アメリカ・カナダ・グリーンランド・アイスランド・イギリス諸島を領土において旧アメリカの国力を受け継いだ新たな「大西洋連邦」が建国されたのであった。コズミック・イラ初期では、コーディネーターの存在によってアメリカ地域の環境保護団体だったブルーコスモスが勢いを増していき大西洋連邦議会でもブルーコスモス系の議員が台頭していった。

そのコーディネーターの排斥計画として立案されたのが宇宙植民地、後の「プラント」であり大西洋連邦はプラントに出資した宗主国の一つだった。やがてプラント内部で独立論が強まり大西洋連邦内でも対プラント強硬論が主流を占めた為、度々武力衝突が起こりそれが後の第一次汎地球圏大戦へと発展した。

この戦争で、大西洋連邦及び地球連合諸国はザフト軍のニュートロンジャマーとモビルスーツの登場に衝撃を受けた。           この二つの兵器の存在で核兵器は使えず電波干渉によって戦闘中の連絡は取れずで従来の戦術は殆ど通用しなくなったからである。緒戦の後、地球連合はスペースコロニー「ヘリオポリス」で大西洋連邦とオーブを中心として新型モビルスーツの開発を急いだ。その後、大西洋連邦製のモビルスーツ「ストライクダガー」の開発・量産に成功したため地球上のザフト軍の殆どを排除し、地球連合の常任理事国としてプラントと休戦協定を「ユニウスセブン」で結んだ。

終戦後には核エネルギーを使用可能としたニュートロンジャマーキャンセラーを外交カードに使い、他国への政治的影響力を更に強め、プラントに対抗するために新型兵器の開発に勤しんだ。第二次汎地球圏大戦直前ではブレイク・ザ・ワールド事件が発生したが落下した破片の殆どが赤道付近に落下したため大西洋連邦自体は何の問題も無かったが、この事件で地球中の経済が混乱し対プラント強硬論が盛り上がったした為、戦争市場によって経済を活発化する為にもプラントと再度戦争をしようとして第二次汎地球圏大戦が勃発した。

しかし第二次汎地球圏大戦ではザフト軍に対して緒戦で連戦連敗しその影響力が揺らぎ始めた。更にギルバート=デュランダルの反ロゴス演説によって、ロゴスと名指しされた大西洋連邦内での有力企業家や有力政治家がロゴス狩りで一斉に失脚した為に、経済と政治が一時的に麻痺する事態に至る。加えて当時のコープラント大統領の戦死、オーブ・大西洋連邦戦争の敗北、統一地球圏連合創設に至って人類世界の覇権をついにオーブに譲る事となってしまった。

現在では統一地球圏連合に加盟し、表面的には明確な反オーブを標榜する事はないものの、裏では統一連合から距離を置くような工作を常々行っている。また、大西洋連邦の情報部「大西洋連邦情報局」が、秘密裏にレジスタンスや旧地球連合軍の残存勢力に資金や兵器を与えてはいるが大西洋連邦も財政的に余裕が無いため、レジスタンス側が十分な援助を受けているとは言えない。

軍事[]

大西洋連邦の国軍である大西洋連邦軍は以前は広大な領土の為、百数十万単位の兵力を保有していたが、二度に渡る汎地球圏大戦とオーブとの戦争で国内の経済が疲弊したため、兵員と軍備を縮小し現在の兵力は正規兵で80万人にも減ったが、州兵と予備役の兵士を併せたら90万単位と、以前として強い兵力を保有している。 軍事兵器の面では地球連合の中でも比較的優秀で第一次汎地球圏大戦ではオーブ連合首長国のコロニー・ヘリオポリスで地球連合軍の試験モビルスーツであるGATシリーズを開発していた。また地球連合の中でも最初に量産型MSである「ストライクダガー」を開発した国でもある(このストライクダガーの別の発展機体が現在の統一地球圏連合軍のモビルスーツであるストライクブレードである)。 

第二次汎地球圏大戦前は、水中用のモビルスーツの開発やダガー系シリーズに更なる改良を加えた「ダガーL」と当時最新型のOSを搭載した量産型GATシリーズの「ウィンダム」を開発した。(ただ第二次汎地球圏大戦中は「ウィンダム」は地球軍兵士には不評であった。その理由は訓練する暇も無く「ウィンダム」に搭乗したため、パイロットが最新型のOSについて行けなかったからである。)

オーブ・大西洋連邦戦争後には統一地球圏連合の設立で戦争市場が縮小し、現在では国内の軍事企業は現在統一地球圏連合と大西洋連邦政府を相手に商売をしているが大西洋連邦の財政が圧迫しているため、企業側はあまり儲かっていない。

背景[]

 国力のイメージとしては、ナポレオン戦争後のオランダといったイメージが一番妥当。フランス(プラント)に端を発したナポレオン戦争(第一次、第二次汎地球圏大戦)によって覇権をイギリス(統一連合)に奪われたものの、まだ世界に通用する力を持つ大国。

 昔はレッドアメリカ的保守主義の権化のような国。大統領制と小選挙区制というシステム上、大統領が変わるたびにかなり政策が変わる国。つまり国民の支持としては、ブルーコスモスを支持するようなレッドアメリカ的勢力と、レノン前大統領に代表されるエターナリストに近いブルーアメリカ的勢力が同数程度混在しているといえる。現在の大統領ジェームス=ジェファーソン=ジョンソンはこの両極端な勢力の中道を進んでいる。

 この国を語る上で一番気を付けなければならないのは前述したとおり、国民の意思というより、大統領とその閣僚団の意思が国策に強く反映されるという点。つまり、反プラントな政策を採ったとしても、それはその政策を支持する人々をレンズとして大統領の意思が拡大されたようなもの。『国民には選挙の時にしか決定権は存在しない』という英国初の皮肉を最も体現してしまった制度。しかし、それゆえに最もパワフルで最も個人の正義感に立脚した政策が打ち出せる国ともいえる。

物語での役割[]

周辺地域との関係[]

関連組織[]

大西洋連邦情報局

ブルーコスモス

地球連合

統一地球圏連合

特記事項[]



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