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※注意※[]
本ページは創作小説「機動戦士ガンダムSEED Revival」の架空の設定です。
実際の作中の人物像やその後とは大きく異なります。
概略[]
レジスタンス組織リヴァイブを率いる男。かつての自分の至らなさを反省し、元の世界を取り戻すという目的のもとで行動している。軽口を叩く癖は相変わらずだが、4年前の戦争で自らの軽率な行動によって、ザフトによるオーブ連合首長国攻撃を招き、多くの犠牲を生み出したことを今でも苦悩している。
4年前のオーブ連合首長国防衛戦で瀕死の重傷を負った彼は、セイラン派シンパに匿われ密かに国外脱出、療養生活を送っていた。傷が癒えた後、オーブ五大氏族のサハクが治めるアメノミハシラへと亡命。ロンド＝ミナ＝サハクに出会い、世界の真実を見せ付けられた事で己の未熟さを痛感し、より深く、広い視野を持つ為に積極的に学んでいく。そして彼は地上へと戻り紆余曲折の末、東ユーラシア共和国コーカサス州で反政府組織のメンバーを纏めていく事になる。反統一地球圏連合レジスタンスリヴァイブ はこうして産声を上げたのである。
現在はロマ＝ギリアムと名乗っており、彼がユウナ＝ロマ＝セイランであることを知っている人間はごく一部の人間だけであり、その人たちからして別人のようだと称される姿にリヴァイブ のメンバーからは敬意と親しみを込め『リーダー』と呼ばれているが、世間的には高い能力とは裏腹に外見と行動が道化じみている事から『道化』と渾名されている。
なお常に身に着けている仮面は視力補正と顔面の傷跡を隠すためのものである。
過去に自分の犯した過ちとそれによって生まれた悲劇を目の当たりにして、傲慢で幼い自分を抹殺した彼はまるで別人の様になったが、一方で幼い自分は消滅することなくユウナの心の奥底に居座っている。その声を振り払うように人格者として振る舞う内に人格が２つある二重人格状態になっていった。
そして「昔の自分」は消えることなく静かに、そして確実に心の奥底で肥大化していった。
ミハエル＝ペッテンコーファーによって自分がリヴァイブで歩んできた行動や理念の底を見透かされ、全否定されたユウナは『道化』の自分を完全に破壊された事で昔の自分に再び乗っ取られる事になる。そして彼の扇動に踊らされるまま世界を憎み、「Revival project」の発動を宣言する。
物語における役割[]
主人公ソラ＝ヒダカに対する世界の語り部。
彼の世界に対する説明は、非常に端的にレジスタンスの立場というものが理解できるものであり、ソラは世界の多くの現実をユウナを通して知ることになる。
しかし次第にソラに己の間違いを指摘されるなど逆に教えられる事も増えていく。
徐々に浮かび上がる自分達の行動への疑問と昔の自分の内に秘めた破壊願望をミハエル＝ペッテンコーファーに見抜かれ、彼の掌の上で『道化』と化す。
そして操られるまま、オーブ時代の人格に戻ったユウナの赤ん坊の様な心が生んだ自分を否定する物全てを排除する人類粛清計画「Revival project」を実行しようとし、シンによって討たれる。
ユウナの正義と過ち[]
ユウナが統一地球圏連合に対して反抗する理由は、以下の一点に集約される。
- 統一地球圏連合が地方から判断の権利と責任を奪うから
彼自身は過去の自分の行動を非常に悔いているが、その一方でオーブの新体制、そして自分を否定したカガリに対して憎しみを抱いておりオーブ連合首長国では死んだことになった事で、「過去の自分を償う権利を奪われてしまっている状態」過ちを直す権利と責任を奪う「地方自治権の簒奪」という名目でオーブ政府や連合を敵視している。
当然それらは全て彼の抱える罪や後ろめたさや不安を隠す為の大義名分に過ぎず、過去を悔いたはずのユウナが過去の自分から国や人々を救った恩人であるはずのカガリたちを恨むという最大の矛盾点となる。
その矛盾を突かれ、ユウナの正義は完全に崩壊する事になる。それは『道化』としてのリヴァイブのユウナとしての人格の死でもあったー
遍歴[]
オーブ連合首長国では「国は貴方の玩具ではない」と、カガリを貶めて見せ国の主導権を握ろうとした。
しかし、悲しいかな、過去の彼に欠けていたのは実践的な経験。
楽天的に連合に与し、地中海戦での問題行動は、それが顕著に現れた例。自分には戦術的な指揮もできると調子に乗ったのが大きな失敗。また現実の戦闘を目の当たりにすることでパニックに陥り、為政者としては失格といえる弱さを露呈した。
連合との同盟は理解できるとしても、彼らが大衆の支持を失い、力も失いかけていたにも関わらず、その首魁の一人ジブリールとの連携にこだわってしまった。
その結果、デュランダル率いるザフトを敵に回し、オーブ連合首長国攻撃の口実を作ってしまう。
当時の彼がエリート育ち故の落とし穴、すなわち自分の選択ミスを素直に認め軌道修正を図ることができない状況に陥っていたことがわかる。
そして一時は国を去ったカガリ＝ユラ＝アスハの英雄的行動。
彼女の行為は部下たちがすべて自分から離反するには十分であり、彼女の側についたことは、彼にとって大きなショックを与えた。
拘束され、ついには撃墜されたモビルスーツの爆発に巻き込まれて重症を負い、生死の境を彷徨ったうえ、両眼の視力に大きなハンディを持つに至る。
今の彼は、特製のゴーグルなしでは満足に字を読むことすらできない。
しかし、彼は失った視力の代わりに大きな力を身に付けた。この5年、彼は己に足りないものと己が優れている部分を客観的に認識し、また人の心をつかむためには何をするべきかを悟り、それを実践するための方法論を構築した。
ユウナが手に入れたもの、それは仮初めのリーダーシップである。
彼が本気になれば、レジスタンスを手駒のように駆使して、より効率的に統一地球圏連合にダメージを与えることも可能であろう。しかしその欲望にかられながらも彼はそれを潔しとしない。
彼にとってレジスタンスのメンバーは、挫折を経てようやく手に入れた仲間である。それを道具のように扱ってしまった瞬間に、今のユウナはかつての愚かなユウナに戻り、ラクス＝クラインやカガリ＝ユラ＝アスハを糾弾する資格を失うと気付いている。
無論、今現在その資格があると思っている彼を甘いと言うこともできようが、その甘さが、リヴァイブの結束をより強固にし、他のレジスタンス組織すら一目置く存在に昇華させている理由でもある。（その与しやすさを利用されているとも言えるがー…）
しかし、ミハエル＝ペッテンコーファーとの邂逅から全ての歯車が狂っていくー……
Ｑ：カガリへの想いは？
Ａ：ユウナはカガリとは『昔からの婚約者』だった。
最初は、結婚して妻になるのが当然の道具、として認識していた。しかし、自分の愚かさを突き付けたカガリに対して依然として複雑な感情を抱えたままである。
Ｑ：シン＝アスカとユウナとの関係は？
Ａ：当然、シン＝アスカはユウナに対して、あまりよい感情を持っていない。
カガリ（＝アスハ家）もユウナ（＝セイラン家）もオーブを戦いに巻き込んだ責任があると思っている。しかし今のユウナは同族意識を持てる相手と判断してもいる。シンの気持ちを台詞にすれば、「俺はユウナのした事を許しはしない。ユウナも許して貰えるなんて思っていないだろう。ただ、俺は『今の』ユウナなら信じることは出来る」後世の評価[]
この戦いで起こした人類史上類を見ない虐殺計画の発案者として後世ではミハエル＝ペッテンコーファー、ヨアヒム＝ラドルと並んで「３大悪人」の1人とされる。
関連する出来事[]
- アメノミハシラへの脱出(ユウナ)
- アメノミハシラでの出会い(ユウナ)
- コーカサスの夜明けでの活躍(ユウナ)
- リヴァイブ発足
- ユウナのこれまでの軌跡
関連する人物[]
特記事項[]
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