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テリーマンは、『キン肉マン』及びその続編『キン肉マンII世』に登場する超人。
正式名はザ・テリーマン。初登場は怪獣退治編「アメリカからきた男の巻」。額に「米」の文字があり、髪は銀のブロンドヘアー(アニメやJCS表紙では金髪)で外見は人間に近いが、両肩には愛国心とファイティングスピリットの象徴であるスター・エンブレムが取り付けられている。たれ目がちな青い目が特徴。肌の色は、アニメではピンクになっている。初登場時はビジネスライクかつキザな性格であり、キン肉マンを見下すような態度を取っていたが、自分にも彼と同じ熱い魂があるのを知り、以後は彼の一番の親友となり、後に自分のことを最後に考える奥ゆかしい性格となる。
第20回超人オリンピック中、キン骨マンの放った銃弾によって左足を負傷し、義足となるが、黄金のマスク編ラストの完璧のマスクの光によって治療されたとされる[1]。なお、アニメ版ではその設定は割愛され、単に足の負傷として扱われている。
超人の中でも博学な方で、「そういえば聞いたことがある」と言って仲間たち(および読者)にいろいろ解説を加えた。また彼のリングシューズの紐が切れる事は仲間の危機を意味する。
週間HEROの女性記者・翔野ナツコと恋仲であり、ナツコがキン骨マンに洗脳・巨大化させられたときは、彼女を元に戻すと同時に告白している。
体格はキン肉マンと比べると痩せ型であり、筋肉のつきにくい体とされる。また対照的に左利きである。作者・ゆでたまごは彼の持ち味を出す為、対戦相手を小技を出す相手ではなく、リング上での荒々しさが際だつと意図し重量級と戦わせている[2] 。「究極の超人タッグ編」では『巨漢(ジャイアント)ハンター』の異名が設定され、自分より遥かに大きい敵に対した時に闘志を燃やすという特徴も付けられている。
モデルは実在のプロレスラー「テリー・ファンク」であり、使用する技も彼の得意技が多い。モチーフと同様に「テキサス・ブロンコ」の愛称で呼ばれ、闘志をむき出しにした粘り強いファイトスタイルを持つ。さらに、作者の嶋田によると、『オバケのQ太郎』のドロンパを意識しているという[3]。キザなアメリカ人、テキサス出身、星のマークなどの共通点が見られる。
キン肉マンファンの間では人気投票と相性が悪い事で有名(ロビンマスクの相性の良さや、バッファローマンが人気投票の時期になると命を投げ出すことと並んで話の種にされることが多い)。
義足をおしてタッグマッチに出場した第一回人気投票こそ1位に輝いたが[4]、奮戦した悪魔超人編では投票は行われず、第2回では五重のリングで唯一引き分けた事もあり4位、タッグ編の準決勝の時期に行われた第3回ではキン肉マンとの仲が中々修復しなかったうえにグレートとの票割れもあり次点(11位)、タッグ編との兼ね合いもあり活躍が少なかった王位争奪戦中に行われた第4回でも次点となっている[5]。
作者自身も連載終了から30年が経過しているためか「人気が低下していたものの固定的なファンの支持は持続していたのと作者の思い入れから終盤まで活躍し続けた」としている[6]が、当時のジャンプの読者にとって人気投票の順位=人気ではないことは常識であり、恐らく誤りと推測される。
幼い頃、超人レスラーに憧れていた[7]テリーは、父親であるドリーマンに鍛えられる少年時代を過ごしていた。
日本に現れた怪獣・アブドーラをキン肉マンよりも速く退治。日本と契約し国民投票により日本専属のスーパーヒーローとなる。その後、それとキン肉マンのヒーロー降任を伝えにキン肉ハウスを訪れる。ちょうどその頃、町がシーク星人に襲われ、父親を人質にとられた少年がテリーマンに助けを求めるが、テリーマンは金にならないという理由から少年の頼みを断り、蹴りあげる。見かねたキン肉マンはテリーマンを一喝。国外強制退去も辞さずシーク星人退治に向かうキン肉マンの「大和魂」に打たれ、ヒーローバッジを投げ捨てて助太刀に向かった。
第20回超人オリンピックではアメリカ南部代表として出場。予選を難なく突破し、最終予選のあと突如行われたバトルロイヤルではキン肉マンを失格にせんとするキン骨マン一味の企みを見抜き、阻止する。1回戦でメキシコ代表のスカイマンに苦戦するものの、同じアメリカ代表の親友であるスペシャルマンの声援を受け逆転勝利。続く準決勝では勝ち上がってきたロビンマスクとの対戦が決定するが、キン骨マンが特殊ライフルでキン肉マンに狙いを付けているところを目撃、彼の誤射により左足を負傷する。傷を押してリングに立ったテリーマンであるが、正攻法では勝てないと踏み、普段のイメージと異なるダーティーファイトで応戦。スピニング・トーホールドを仕掛けるが、傷口が開き、ロビンマスクのボストンクラブを受けてギブアップする。3位決定戦ではラーメンマンと闘うが、ラーメンマンの一方的な反則攻撃により反則勝ちを拾う。決勝戦ではキン肉マンのセコンドに付き、ロビンマスク攻略のアドバイスを送る。大会終了後に帰国。
超人オリンピックからしばらくしてキン骨マンから受けた左足の傷が突如悪化。左足を切断し2度とリングに上がらないことを決めたテリーマンだったがキン肉マンの説得により、「ザ・マシンガンズ」を結成し全米超人タッグ選手権に出場。
当初は、キン肉マンとのタッグの呼吸が合わなかったが、次第にそれらを克服し1戦目のエンペラーズ(ビューティー・ローデス、ジャンヌ・スティムボード)に善戦し引き分け。2戦目では怪人師弟コンビ(キン骨マン、イワオ)と対戦、キン骨マンに対し左足を失ったことへの怒りを露わとしていた。その後行われた宇宙一凶悪コンビ(スカル・ボーズ、デビル・マジシャン)VSジ・エンペラーズでは、凶悪コンビのラフファイトを止めるために乱入。その際、義足が外れて左足を失ったことを知られてしまう。
戦意を失ったテリーマンだったが車椅子の少年・ロバートが自分の戦いで勇気を受け取ったことを知り、リングに赴く決意を固める。試合中、怪人師弟コンビ、シーク星人に義足を奪われるが、ロバートやエンペラーズの手助けにより義足を取り戻し逆転勝利、全米超人タッグ選手権に優勝する。
キン肉マンがベルトを剥奪され、急遽開催された超人オリンピック ザ・ビッグファイトにおいてもアメリカ代表の一人として出場するが、3次予選「新幹線アタック」にて線路に迷い込んだ子犬を助けるために新幹線を止め、失格となる。その後は超人オリンピックの特別ゲストとして解説役として招かれ、解説役としてのイメージが定着し始める。決勝戦前にて行われた、ウルフマンとの人気超人世界一決定戦では僅差で勝利している。ゆでたまごは後年この扱いに対し前シリーズで充分活躍したため、しばらく休養を取らせた方がいいかなと判断し、期待を裏切る意味もあったと語っている[8]。
7人の悪魔超人編ではミートが7人の悪魔超人のリーダーバッファローマンの手によりバラバラにされたため、彼に代わってキン肉マンのセコンドを務めた。また、ブラックホール戦では完治していないキン肉マンに代わり、彼のマスクをかぶり闘おうともしている。ブラックホール戦後はアイドル超人の1人として秩父連山にてザ・魔雲天と対戦。試合は団体戦の中で長期戦になり、冷静さを失ったテリーマンは次第に追い込まれるが、最後はブレーン・バスターを決める。直後に落下するリングから脱出できず対戦相手もろとも転落、無効試合の可能性が危ぶまれていたが生還した。アイドル超人軍団の中では唯一実力での勝利となって、ミートの腰部を奪還する。その後、キン肉マン対アトランティスの試合においてキン肉マンを苦しめる悪魔超人の亡霊を、霊界ポケットを使い救世主(モンゴルマン)やブロッケンJr.と共に自らも亡霊となり退治している。
黄金のマスク編では、他の超人と同じく悪魔六騎士により超人パワーを奪われ、その後、悪魔騎士のひとりプラネットマンの人面プラネットにより人質状態にされてしまう。キン肉マンの一撃とウォーズマンの献身によって脱出し、その際にプラネットマンの超人パワーを吸収して復活。その後、残りの悪魔騎士がウォーズマンに入り込み、彼を助ける為にリサイクル・ゾーンに飛び込む。
ウォーズマンの体内において、悪魔騎士随一の実力者アシュラマンと五重のリング3階で対決。死んだ相手の腕を取り込む能力を持つアシュラマンに自身の両腕を奪われてしまい、苦戦を強いられる。必殺技・阿修羅バスターに捕らえられるが偶然ウォーズマンの制御装置がクッションになり助かるものの彼の命綱とも言える制御装置が故障する。装置に再びショックを与えることにより彼を救うべくテリーマンは再び阿修羅バスターを掛けることを要求する。死を覚悟したテリーマンだったが、突如現れたバッファローマンの両腕により阿修羅バスターが食い止められる。そのパワーでウォーズマンの制御装置にショックを与え、アシュラマンを場外でKOし、20カウントで正義超人軍で唯一の引き分けとなる。
その後、キン肉マンがアシュラマンに勝利したことで両腕を取り戻し、彼の新必殺技・キン肉ドライバー誕生の瞬間を見届ける。
夢の超人タッグ編では悪魔騎士の生き残りであるアシュラマンとサンシャインの策謀により、正義超人全体が互いの間の友情を奪われ、正義超人崩壊の危機を迎える。テリーマンもその策謀によりキン肉マンを拒絶。超人として蘇ったジェロニモをパートナーとし、「ニュー・マシンガンズ」を結成して宇宙超人タッグ・トーナメントに出場。キン肉マンはキン肉マンそっくりのマスクを被って「キン肉マングレート」を名乗ったプリンス・カメハメと共に「マッスル・ブラザーズ」を結成。1回戦第4試合にて共に因縁があるはぐれ悪魔超人コンビとの対戦が決定する。
甘さを捨てたニュー・テリーマンとして反則攻撃をも辞さない悪魔のファイトとジェロニモとの連携ではぐれ悪魔コンビに善戦するが、ジェロニモの右腕の負傷をきっかけに連携が乱れ始める。戦いのなか、キン肉マンを拒絶したことを後悔するテリーマンだったが、キン肉マンのアドバイスによりサンシャインをテキサス・クローバーホールドに捕らえ、ギブアップ寸前まで追い込む。しかしその間にアシュラマンによりジェロニモを人質にされ、彼を救うため両肩のスター・エンブレムを渡し、降伏するが、その後でさらに彼らの追撃を受け、それに対して救出に入ったキン肉マングレートが自分を庇って瀕死状態になる。
控え室にて瀕死のカメハメよりグレートのマスクを譲り受けてその死を看取り、2代目キン肉マングレートとしてタッグ・トーナメントに再び参加することとなる。2回戦では組み合わせの変更により再びはぐれ悪魔コンビと対戦。ジェロニモ、カメハメの敵討ちに燃えるテリーマンは完全決着のデスマッチを提案する。試合開始直後は偉大なるカメハメと自分とのギャップに苦しむが、本来のスタイルであるテキサスファイトを思い出し、カメハメとは違う若さあふれるファイトを発揮。キン肉マンとの連携も復活しマッスル・ドッキングを成功させ、はぐれ悪魔コンビに勝利。
ヘル・ミッショネルズ(ネプチューンマン、ビッグ・ザ・武道)との決勝戦ではネプチューンマンの提案により急遽3本勝負となる。それはヘル・ミッショネルズの1本目でグレート、2本目でキン肉マンのマスクを剥ぐという思惑であったが、その思惑通り1本目でマスクを剥がされ、正体を暴露される。テリーマンとしては既にはぐれ悪魔コンビに自らのシンボルである両肩のスター・エンブレムを献じて降伏していたために大会への参加資格なしとして糾弾されるが、アシュラマンからスターエンブレムを返却され、テリーマンとして再びリングに上がる。カメハメの死を隠していたことでキン肉マンとの間に溝が生じるが、ギリギリの闘いの中でキン肉マンとの信頼を回復させマシンガンズとして完全復活。
キン肉マンの覆面狩りを狙うヘル・ミッショネルズに対してテリーマンが彼のマスクを被って囮になることにより、回避させるものの、ミッショネルズの引き起こした磁気嵐に巻き込まれ場外の剣盤に落ち、一時的に死亡する。仮死状態に落ちていたテリーマンは、ヘル・ミッショネルズのマグネットパワーのエネルギーの出入り口が前方後円墳であると悟り、キン肉マンに探しに向かわせる。
キン肉マンが前方後円墳に鍵をかけ、マグネット・パワーを停止させた後、マッスル・ドッキングでヘル・ミッショネルズをKO。3本目もそのまま勝利し、優勝。完璧超人の地球侵攻を食い止め、真の友情の証たるトロフィーをキン肉マンと共に引き抜くことに成功する。
キン肉星王位争奪戦では正義超人参謀に任命されるが、邪悪の神々の陰謀により火事場のクソ力を奪われ窮地に立たされたキン肉マンらを助けるためにロビンマスクとともに熊本城で戦うキン肉マンチームに参戦。キン肉マンマリポーサ率いる飛翔チームの副将・キング・ザ・100tと対峙する。なお、原作ではキン肉マンがあぶり出しの特殊インクでメンバー表に名前を書いていたが、アニメではテリーマンが行っている。
Pl ases0018 0009 01.jpg100tの変身殺法とジェット・ローラー・シーソーにより全身の骨がバラバラになってしまうが、キン肉マンのフェイス・フラッシュの助けにより逆転[9]、カーフ・ブランディングで100tを粉砕するが、頭上に飛んできた腕により、体勢を崩し引き分けとなる。
2回戦の姫路城におけるキン肉マンゼブラ率いる技巧チーム戦ではキン肉マン達の傷の回復のために次鋒に志願。モーターマンの攻撃に窮地に追い込まれるが、ラーメンマンと交代。病院に搬送される。
決勝戦のキン肉マンスーパー・フェニックス率いる知性チームとの戦いはアニメでは中堅に選抜されていたが、試合前の練習にてキン肉マンのマッスル・スパークの特訓に付き合い、キン肉マンが突如仕掛けたマッスル・スパークにより負傷。終盤では正義超人軍団を率いてキン肉マンの応援に駆けつける。ゆでたまごは技巧チームとの闘いでキン肉マンチームがベストメンバーになったために危機感を出すためにチームの編成替えをした、としている[10]。
時系列上、「夢の超人タッグ編」「キン肉星王位争奪編」の間となる。
「ザ・サイコー超人の挑戦編」ではキン肉マンの宇宙超人タッグ・トーナメント優勝の祝賀会に招待されるも、ザ・サイコー超人軍団が襲来。ブロッケンJr.とともにサイコー超人軍団四天王の一人・ガンガリアンの軍団と戦い勝利する。
「地獄の極悪超人編」ではキン肉マンらと共に真の正義超人の証明である正義の剣を受け取るべく正義超人発祥の地といわれるキンモク星へ行く。しかし、その場に現れた裏超人界の超人・極悪超人と正義の剣を巡って闘うことになる。
テリーマンは、第1戦で行方不明になったダーティーバロンの行方と正義の剣の不思議な力を突き止めるため第2戦にて夜霧のワイルドバクトとの闘いを志願。筋肉がない肉体を持つワイルドバクトを180度曲げのボストングラブに捕らえるが、正義の剣の見せたダーティーバロンの行方に困惑。その隙をつかれ、ワイルドバクトの夜霧の神経衰弱に仕掛けられ敗北する。
その後昏睡状態になり、病院に搬送されるも、最終戦のキン肉マンの闘いに駆けつける。
『キン肉マンII世』第1話より登場。恋人の翔野ナツコと結婚し、息子・テリー・ザ・キッドを設け、牧場を経営している。
仕事が多忙でキッドを野球やハイキングに連れて行くことがなく付き合いは浅かったが、彼のことは見守っており、超人オリンピック ザ・レザレクション予選では溺れている子供を救助し、失格になった彼に対し賛辞の言葉を送っている。決勝前ではキン肉マンとマシンガンズを再結成してエキシビションマッチに参加。試合終了後、キン肉マンに息子の試合に私情を挟まないよう注意するが、キン肉マンの嘘[11]に引っかかり、コスチュームを渡すのを許してしまった。
未知の強豪・ロビンマスクがデビューすると聞き、イギリスに渡り彼を視察していた。人間に足抜け(ドロップ・アウト)した彼を見て、問題外と判断するが、ロビンマスクが超人としてギロチン・キングと闘う決意を見て、彼の超人パワーが封印されたストーン・ヘンジを持参し、チンピラに襲われる彼を助ける。その後、彼のデビュー戦を見届ける。
宇宙超人タッグ・トーナメント優勝し、トロフィーを抜く直前、空から時間超人が出現。彼らの攻撃の前に、ロビンマスクが餌食となるそれを追うかのように新世代超人が出現する。彼らによりロビンマスクは助け出されたものの、妻・アリサが重傷を負ってしまう。そのうえ彼らの出現によりトロフィーがマシンガンズを最強と認めなくなり、もう一度最強のタッグを決める為に究極の超人タッグが開催される。テリーマンもキン肉マンらと同様未来の息子であるキッドら新世代超人を敵視し、キン肉マンと再度、ザ・マシンガンズを結成し究極の超人タッグに出場する。
チーム過多によって行われた間引きバトルロイヤルではセレブリティーズ(ネオ・ショパン、ローズマン)、2回戦第1試合にてカーペット・ポミングス(オルテガ、モアイドン)を撃破する。その後、言葉には出さないもののキン肉マンとは対照的に、徐々にキッドを自分の息子だと確信するようになり、2回戦にて時間超人と対戦するキッドが一人でトレーニングしていた場所に現れスパーリングパートナーを務め、時間超人と対戦したキッドが、満身創痍になりながらも自らギブアップをしないテキサス魂を見せた事で息子として認める。
2回戦終了後。突如現れたサタンとそれに協力した新星・ヘル・イクスパンションズ(ネプチューンマン、マンモスマン)、時間超人によりキン肉マンは黒後家蜘蛛の呪いにかけられてしまう。その呪いを解くにはキン肉マンを愛するキーパーソンが抱擁することであり、テリーマンも抱擁するものの解除には至らなかった。後にそのキーパーソンは彼のかつての恋人である二階堂マリと判明するが、キン肉マンは抱擁を拒否し、自らの力で呪いを封じ、リングに赴く。
準決勝ではマッスル・ブラザーズ・ヌーボー(キン肉万太郎、カオス・アヴェニール)との対戦が決定。しかしその戦いの中キン肉マンは黒後家蜘蛛の呪いが発症。テリーマンはキッドからグレートテキサンハットを受け取り、試合放棄を進言されるが、帽子の汗染みからキン肉マンとわざと仲間割れし、彼に磁気を帯びた身体からアイアン・スェットを流させる案を思いつき、呪いを解くことに成功する。その後はキン肉マンと同様、カオスに苛烈な攻撃を浴びせるが、正義超人の矜持としてリングから落ちる万太郎を助けている。試合中キン肉マンの不調に気付き、自らマッスル・ドッキングαを行うも、万太郎とカオスをKOするに至らず、二度目の「マッスル・ドッキングβ」を破られ、逆転の「マッスル・エボルシオン」を受け立ち上がろうとしたが敗北する。またこの試合後、駆け寄ってきたキッドに対し、「おまえとも戦って見たかった」との言葉をかけている。
第1作では、宇宙地下プロレス連盟のオクトパスドラゴン3世に奪われた、二階堂マリとキン肉マンのチャンピオンベルト奪還のため、キン肉マンとアイドル超人と共にメトロ星へ行く。キン肉マンと共にオクトパスドラゴンの元にたどり着いたテリーマンはタッグマッチでオクトパスドラゴン&猛虎星人と戦う。猛虎星人をKOしたテリーマンだったが、部下の一人ガンマラーの狙撃からキン肉マンを守り倒れる。
第2作「大暴れ!正義超人」では長年の夢である大牧場を購入する。ブラックエンペラーの部下・ブラックバッファローの軍団に襲われるも、これを撃破。富士の裾野で苦戦するキン肉マンと合流し、ブラックバッファローを撃破する。
第3作『正義超人vs古代超人』ではメキシコ南部のパレンケの遺跡に見物に来ていた。その時、突如現れた古代超人のザウルサタンの軍団と闘い、これを撃破。サタンタワーの闘いではキン肉マン達と共に入場。部下を一掃する。
第4作『逆襲!宇宙かくれ超人』では、他のアイドル超人と一緒にハイドラキングにさらわれたロビンマスク救出に立ち上がり、共にハイドラ星へ。なお本作の設定ではロビンと子供のころからの友人と明言している。道中、ハイドラキングの仕掛けた白馬の罠にかかるも、テリーマンはこれを手懐け気力を回復。ハイドラキングにより蘇生されたニューアシュラマンを撃破し、超人サザンクロスでハイドラキングを撃破する。
第5作『晴れ姿!正義超人』ではニューヨークにナツコと仕事がてら遊びに来ていたところ、朱点童子の部下である朱点軍団が襲来し朱点軍団が襲来し、キン肉マンを助けるために他のアイドル超人たちと共に江戸時代へタイムスリップ。ジェロニモとニュー・マシンガンズを再結成し、ザ・ニンジャマンの軍団と戦う。作中の台詞から朱点童子の存在は知っていたようである。
第6作「ニューヨーク危機一髪!」では復活した悪魔将軍に吸収される。しかし彼の残したテンガロンハットがキン肉マンを奮い立たすきっかけとなり、キン肉マンは悪魔将軍に勝利。無事に救出される。
第7作「正義超人vs戦士超人」では戦士超人にミートを人質にとられ、他のアイドル超人と共に仲間に頼りきりのキン肉マンに活を入れるために、牧場が忙しいと芝居を打ち、キン肉マンの頼みを断る。その後、キン肉マンが窮地に陥ったさいに駆けつけ、7重の搭1階にて戦士超人ミョウオウと戦う。
「ロビン・メモの巻」ではハイドラ・ブートンに攫われたロビンマスクとロビン・メモ奪回の為に、他の正義超人達とウィーク・ポイント星に行く。ロビン・メモにより弱点の左脚を砲台で狙われるが、最後は合体技・超人サザンクロスでブートンを撃破する。
「マッスル・リターンズ」では第1回超人究極チャンピオンシップに出場、決勝まで勝ちあがり残虐超人・BUKIボーイと戦うが敗北。その後、病院に搬送されるが、5年ぶりにリングに立ち、BUKIボーイに勝利したキン肉マンの復活に涙する。
秋本治との合作である『超こち亀』「正義超人亀有大集結!!の巻」においては、キン肉マンの招集を受け、葛飾区内をパトロール中、腹ごしらえにステーキ屋でT-ボーンステーキを食べたが、財布を忘れたため無銭飲食で亀有公園前派出所まで連行されている。最後は迷惑防止条例違反として逮捕され、中川圭一に自身の技であるスピニング・トーホールドをかけられた。
『キン肉マンvsテリーマン』では、キン肉マンがキン肉星の大王の座に着き、キン肉星へ帰る間際、彼に闘いを申し込む。これを承諾したキン肉マンはお互いに悔いのない戦いをするため、トレーニングに励むことを提案。テリーマンはテキサスの牧場に戻り、スパーリング人形とのトレーニングにいそしむが、そこに現れたウォーズマンとバッファローマンがスパーリングパートナーを買って出る。2人に勝利し、日本へ出発する直前、牛乳配達に出かけていたナツコが事故に遭い、意識不明の重態となったため彼女に付き添う。意識を取り戻したナツコは自分にかまわず、闘いに行ってほしいを告げる。テリーマンは雨の中、闘技場に現れる。海を泳ぎきり、消耗した状態でリングに上がる彼にキン肉マンは闘いを止めることを促すが、テリーマンはそれを拒否。キン肉マンは彼の熱意に応えるため、闘いを続行。キン肉マンの攻撃を捌くテリーマンはカーフ・ブランディングを仕掛けるも、逆にマッスル・スパークにかけられる。意地で返そうとするテリーマンだったが、時間切れにより試合は引き分け、最後にいい思い出ができたと握手を交わす。彼らの試合は非公式で行われ、超人界の歴史に残らない試合だったが、テリーマンは闘った記録としてニーパッドをミートに預ける。
ジャンプ40周年記念特別読切『キン肉マンの結婚式!!の巻』では、キン肉マンとビビンバとの結婚式の招待状が送られてくるが、テリーマンは自分達超人レスラーの行くところではないと乗り気でなかった。そんな中、キン肉ハウス取り壊しの情報を聞いたテリーマンと仲間の正義超人たちはキン肉ハウスに集合。しかしこれはキン肉マンが何人かは来ないことを見越して流した偽の情報であり、彼は結婚記念のプレゼントとして、彼らとの7番勝負のスパーリングを求める。6人とのスパーリングを終えたキン肉マンに対し、テリーマンは前の試合での決着をつけるためテキサス・フィストデスマッチを提案。キン肉マンはこれを了承し、お互いの気持ちをぶつけ合う凄まじい攻防の末クロスカウンターで引き分けになりつつもテリーマンは、彼に祝いの言葉をかける。消耗したテリーマン達はキン肉ハウスで結婚式に間に合うことを願い、休息をとっていた。その後、キン肉マンはボロボロの状態でビビンバの元に戻り、無事に結婚式をあげる。
『キン肉マン』の最初のゲーム化作品である『キン肉マン マッスルタッグマッチ』では、8体のプレイヤーキャラクターの内の1人としてテリーマンが登場している。パンチ力・バックドロップ力が高いが、足が遅い。必殺技は高速で突進し相手を巻き込む「ブルドッキングヘッドロック」。
『キン肉マン キン肉星王位争奪戦』では5人のステージキャラクターの内の1人として登場。必殺技は相手を打ち上げ、叩きつける「カーフ・ブランディング」。
『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』など『キン肉マンII世』以後のゲームでは、タッグチームを組むキャラクターによっては特定のチーム名が付けられる。
ザ・マシンガンズ、ニューマシンガンズを除いてはゲーム独自の名称である。
『キン肉マンII世 超人聖戦史』では属性ゲージが一定以上なら仲間にできる、主人公がアメリカ出身であれば弟子入りし「テキサス・クローバーホールド」を習得できる。また主人公が選んだルートにより扱いが分かれる。
『キン肉マン マッスルグランプリ』では、テリーマンの2Pカラー(同じキャラクター同士で対戦するための「色違い」キャラクター)として2代目キン肉マングレートが登場する。
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