プロトスフィラエナ「エナ」

ページ名:Protosphyraena_pernicciosus

 

動物名:プロトスフィラエナ
愛称:エナ
所属:カントーエリア 試験解放区
管理権限:2


アニマルガール概要

彼女はパキコムルス目パキコムルス科の魚類"プロトスフィラエナ"のアニマルガールです。
名前をとって「エナ」と名付けられました。

 

  • 誕生・発見とその後の経緯

20██/██/██にミチアト古生物研究所へ化石資料を移送中にサンドスター火山が噴火、落下してきたサンドスターが移送中の資料の一つだったプロトスフィラエナの化石(正確にはP. perniciosaに分類される化石)に直撃し、アニマルガール化しました。
誕生直後、周囲に水がない事に気付き非常に慌てた様子でしたが、化石と共にミチアト古生物研究所へ移動したころには自身の置かれた状況をある程度把握し、落ち着きました。

その後数か月間をミチアト古生物研究所で過ごしていましたが、ナリモン水族館へ出かけた際にレストランストリートで食した海鮮料理に心を打たれ、「自分でも海鮮料理を作りたい」という一心で試験解放区にある東部うみのかぜ女学院へ入学し、3年後の20██年に卒業。現在は試験解放区内で小さな寿司店「干賽斯(かんざす)」を光森 カノン氏と二人で経営しています。

 

  • 性格

活発な性格で、所謂姉御肌気質と言えます。
何をするにも率先的に行動し、失敗しても前向きに考え次に生かすなど、ポジティブな一面もあります。
そんな性格ゆえに店を訪れた客から悩みを打ち明けられることもあり、その相談に乗っている姿も見受けられます。
また女学院時代に剣道部に所属していたのもあって集中力も高く、集中している時のエナの様子は「気迫が凄すぎて怖い」とも評されています。

その一方で実は怖がりな一面もあり、例えばホラー映画などは大の苦手です。
過去に「とりついた相手に化けて次々と周囲の人間や動物を侵食する怪物」の映画を光森氏に見せられた際は一時人間不信に陥りかけ、「〇〇さんなんだよね?本当にそうなんだよね?」などと何度も確認を取るといった過剰な行動が見られました。
不意打ちで怖い話を聞かせるなどの行為はやめてあげてください。光森氏、あなたの事です。

この性格は、元動物が一見するとカジキのようで強そうに見えるのに反して、生息していた中生代後期の海にはモササウルスを筆頭にさらに恐ろしい肉食動物が生息しており、生態系における位置がそこまで高いわけではない事が反映された結果、という推測もあります。

 

  • 外見

身体は全体的にスリムでしなやかといった体形をしています。

髪型はストレートなロングヘアで、色は地がネービーブルー、毛先は銀色をしています。
前髪から頭頂部にかけての髪型は元の動物の頭部を模した形状をしていて、背ビレと腹ビレに酷似したヒレがあります。

試験解放区内での普段着は半袖のシャツにパーカー、膝上くらいの丈のズボンで、寿司店で働いている時はパーカーを脱いだ上から寿司店オリジナルの制服と板前帽子を着用しています。

アニマルガールとしての本来の服装は長袖のウェットスーツに似たもので、腹側が灰色、背中側が濃紺になっており、腰にはスカートに似た生地も付いています。
またユーティリティベルトのようなベルトを巻いており、所謂ドス(短刀)が一本と左右に鞘付きの刀が差してあります。

 

  • 身体能力

陸上における体力は元々高くありませんでしたが、元が魚類なだけに泳ぎ全般は高い水準であり、寿司店で提供する魚の一部を自分で捕ってくるなど日々の運動も欠かさないでいるためか、陸上における体力も以前と比べてついてきているようです。

また、彼女は刃物の扱いに慣れている節があり、学院においては家庭科の授業で初めて包丁を触ったにも関わらず食材を均一に切り揃え、周囲を驚かせました。この能力は魚料理にも生かされており、驚く程の速さで魚を三枚におろすと評判です。

 

アニマルガールの服装の際に腰に下げているドスと刀は鞘共々けものプラズム製で、過去に寿司店に押し入った不審者に襲われた際はドスで反撃した事があります。このドスは元動物で言う吻に当たると推測され、同様に腰の刀は胸ビレとされていますが、どちらも抜けない構造となっています。

エナ自身荒事・争い事は好まない性格であり、必要な際も拳骨程度で済ませようとします。
どうしても必要になった際もドスしか使いません。学院時代は剣道部に所属していたため、ある程度剣術の心得はあるようですが、刀は通常抜けないので使う事はありません。

 

  • 野生解放能力

"双刃 グラディウス・ツインズ"と呼ばれており、アニマルガールの服装の時に腰に下げている二本の刀が抜けるようになります。
刀とはいえ刃は実際の刀とは異なり滑らかな曲線ではなく、ノコギリの様な鋭いエッジが並んだ形状をしていて、これは元動物の胸ビレを模していると考えられます。切れ味は鋭く、木材を容易に切断するほどです。

エナはこの刀を使い、二刀流で戦うと証言しています。
なお、現在までに野生解放はミチアト古生物研究所で能力調査の際に行ったのみで、試験解放区内で行ったことはありません。

 

+本人インタビュー-

 

エナの働く寿司店にアニマルガール「ファントム」が訪れた際の記録です。

 

<記録開始>

 

エナ:らっしゃーい!

 

ファントム:あら、あなた......フレンズ?

 

エナ:その通り!プロトスフィラエナのエナよ!
   フレンズが寿司屋で働いててびっくりしたでしょ!

 

ファントム:まぁね...試験解放区では条件を満たしたフレンズが働いてるとは聞いてたけど、初めて会ったわ。

 

エナ:それはどうもね! 何食べる?

 

ファントム:...正直魚はよくわからないわ。何かおすすめがあるならそれで。

 

エナ:オッケー! 任せておいて!

 

[鯖を持ってくると、あっという間に三枚におろし、切り身にして寿司を作っていく]

 

ファントム:...わぁ。

 

エナ:はいお待ち! 今日捕れた新鮮なサバよ!

 

ファントム:随分速いわね、作るの......びっくりしたわ。

 

エナ:私は普通に作ってるつもりなんだけどねー。そんなに速い?

 

ファントム:私の知り合いも魚から作ったりするけど、こんなに速くないわよ。
      ...んっ。 でも、おいしいわね。

 

エナ:ありがとう。
   ...ところで、今更だけどあなたもフレンズよね?

 

ファントム:そうよ。ファントムっていうの。
      エイリアン・ビッグ・キャット、知ってる?

 

エナ:え、エイリアン......?[少し後ずさる]

 

ファントム:名前だけよ、そんなビビる事ないじゃない。[少し笑う]

 

エナ:そ、そうよね!あはは...。

 

<記録終了>

 

 

 

交友関係

試験解放区担当の特殊動物飼育員です。
以前から面識があったらしく、現在はエナ担当であり、二人で干賽斯を営んでいます。

 

動物情報

動物名: プロトスフィラエナ
学名: Protosphyraena
分布: 白亜紀後期の海
IUCNによる保全状況: EX(絶滅)


動物概要

白亜紀後期の海に生息していた、全長2~3メートルの大型の魚類です。発見当初はその外見からカジキの近縁種と見られていましたが、現在は白亜紀末期に絶滅したグループであるパキコムルス目に分類され、カジキに似た長い吻や尾ビレは収斂進化とされています。

固有の特徴として口には牙が生えていた他、長く伸びた一対の胸ビレを持ち、前縁部分がのこぎり刃のようにギザギザのエッジ状になっていました。一説にはこれで通り魔のようにすれ違いざまに他の海生生物を斬りつけていたとも言われていますが、正確な目的はわかっていません。また、発掘地域によってはエッジではなく前縁に対し垂直な溝ができているものも発見されているため、生息地域によって差があったと考えられます。

 


※しゅうれんしんか。異なる分類の生物が同じ生態系の地位で進化した結果、似たような身体的特徴に進化する事。

執筆:Type-ZERO

アニマルガール カントー 魚類 絶滅種 海棲 試験解放区 ミチアト古生物研究所

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧