ウロコフネタマガイ

ページ名:Scaly-foot.pdf

こわく……こわく…ないから…ね…?

 

アニマルガール情報


アニマルガール管理番号: 0002001

動物名: ウロコフネタマガイ

愛称: ケリー

所属: ツイハマ深海生物研究所

管理権限: 0

 

アニマルガール概要


 

-性格について

とても物静かな性格をしていて、自分から相手に話しかける事はまずありません。全くの無口と言うわけでもなく話しかけられれば会話に応じますが、まだ会話に慣れていないのか相手と喋るタイミングが合わなかったり被ったりしてしまう事が時折あり、少し会話のテンポがズレてしまう様です。どうしても伝えたい事がある場合は紙などに自身の意思を書いて伝えるといった手法を用いる等、意外にも積極的にコミュニケーションを取ろうとする傾向が見られます。

また恥ずかしがり屋でもあり賞賛を受けるなどで照れた場合などは盾で顔を隠す行動を取りますが、それ以外で同じように盾で鬱ぎ込む事はあまりありません。

打ち解けた相手とも接し方は変わらない様に見えますが、抱きついたりといったスキンシップが目立ち始めます。会話に不慣れな中で好意を伝えようと彼女自身が考えた末の行動のようです。

 

 

-愛称について

誕生した当初はまだ愛称と呼べるものが決まっておらず、当研究所の職員やアニマルガールと接する際も動物名で呼ばれていましたが、彼女が「自分にもかわいい名前が欲しい」と要望を送った為、彼女に対する愛称が考案されましたが、彼女の要望にある「可愛らしい名前」らしい名前には中々至らず、彼女が要望を送ってから15日の日数が経過した時点で、ウロコフネタマガイの俗称にもある「スケーリーフット」をもじり「ケリー」という愛称が考えられ、彼女に愛称として与えられました。彼女はこの事がとても嬉しかったようで、この愛称を与えられた当日はひっそりと自身に与えられた愛称を音読して幸せそうにしている姿が観察されました。

正式な文書内で彼女を呼称する際は『ウロコフネタマガイ』の名が用いられて居ます。

 

-外観について

髪や瞳は鈍色で、髪先は深海を表現している為か黒く、マリンスノーと思しき白い粒子も確認できますが、チムニー周辺に住んでいた為か彼女の髪先に限っては意外にも暖かい事が報告されています。また触角が反映されたものとされる赤毛の部分がチャームポイントとして存在しています。

硫化鉄で出来た西洋風の鎧、纏っていた貝殻を模った形のやや大きな盾、左腕に装着する護身用の籠手、可動性に富んだドレスのような鎧、脚を守るグリーヴ、そして首には黄色の竜の形をしたブローチを身につけています。鎧はアニマルガール化して陸上に上がった時間が長かった為か錆がかなり目立っており、一見すると脆そうな印象を抱かせますが強度に問題は無いようです。

腰にポーチを付けていて、その中に赤、黄、白の指輪が入っていますが、それぞれ「かいれいフィールド」 「ドラゴンフィールド」 「ソリティアフィールド」といった、ウロコフネタマガイが今までに発見・採集された地ごとの個体の色の違いに対応しているものと思われます。

 

-誕生・発見について

海嶺フィールドから採集された個体がツイハマ深海生物研究所に輸送され、研究所に運び込まれる途中でサンドスターに直撃、そのままアニマルガール化しました。  アニマルガール化した直後から鎧に少しずつ錆が現れた為、緊急に水槽へ移されるといった対応がされましたが、命に別状がない事が分かると水槽の外への外出が許可される様になりました。この時の対応を職員が自身を助けようとしていたと感じたのか、職員に対して懐いており、同研究所に慣れるのに時間はかかりませんでした。

しかし鎧の錆は彼女にとっても悩みの種であるようで、定期的な手入れが行われていますが未だに完全に錆を除去するには至っていません。

 

-生活について

普段はツイハマ深海生物研究所の中でのんびりと過ごしている姿が確認され、余り変化のない静かな場所を好む様です。

住んでいた環境に影響してか暖かいお湯が大好きで、いっそ浴びたいくらいに好きな様です。そんな暖かいお湯にゆっくり入れる温泉の存在を知ってからは不定期にユタ温泉といったパーク各地の温泉に足を運ぶようになりました。

その他にも施設内を徘徊したり、休憩所で眠っていたりと気ままに行動しているようです。

 

-身体能力

基本ゆったりとした動きから体力と力が無いように感じられますが、重量のある鎧や盾を日頃身につけているだけあってか、彼女自身は意外にもタフです。持久走による体力測定では鎧を身につけた状態であるにも関わらずおよそ3時間という長時間を走り、充分な体力が確認されました。この体力は元動物の体積の4%を心臓が占めているという、動物の中でも群を抜いた大きさの心臓が、彼女の持久性に由来していると推測されています。

反面泳ぎは得意な方ではなく、鎧と一緒に入ったりしてしまう場合もあって基本ゆったりと底に落下します。着底した際はゆっくりと歩いたり、座ったり、待ちぼうけしたりとスローな行動を取る傾向があるようです。

また、サンドスターを消費することによって磁力を限定的に一気に強め、特に金属で出来た物体を引き寄せる事が出来るようです。近年では扱い慣れてきたようで、もっぱら溝などににはまり込んだ物を取るのに用いられています。

 

 

-野生開放能力

彼女の野生解放は非常に特殊で、何れも鎧の錆が全て剥がれますが、解放した際に装着した指輪によって特性が変わるという性質を持っています。 

赤色の指輪を身につけた際は赤い鎧が現れ籠手と盾が高い熱を帯び、それを使って殴る、対象に押し付けるといった具合に、主に撃退に使用されると推定。

赤色の指輪が対応しているのは"かいれいフィールド"で、自身の採集された、つまり自身が元々住んでいた場所である為、色濃く効果が現れている物とされます。

黄色の指輪を身につけた際は黄色の鎧が現れ、籠手、鎧、盾の硬度が飛躍的に上昇する防御特化の能力が発言しますが、その分鎧の重量も増え、機動性が低下するため退避するには向いていません。 

黄色の指輪が対応しているのは"ドラゴンフィールド"で、生半可な武器を通さないドラゴンの様な防御力として効果が現れている物とされています。

白色の指輪を身につけた際は、硫化鉄の抜けた白色の鎧が現れ、鎧や盾の硬度が明確に軟化してしまう代わりに重量が減るため、機動性の向上と言う効果が確認されています。鎧から抜けた硫化鉄は、野生解放が解除される際には再び元に戻っている様です。

白色の指輪が対応しているのは"ソリティアフィールド"で、そこに暮らす個体には硫化鉄がない個体である事がこの能力に起因している物とされています。

 

この様な特異的な性質を持っている原因としては三つの地域で個体差のあるウロコフネタマガイが発見されている事が反映された物と推測が建てられていますが、ウロコフネタマガイは鉄の鱗を持つだけの、飽く迄も一般的な動物であり状況に応じて形態変化するような特徴はありません。にも関わらずこの様な能力を持つことは疑問点が多く現在も調査が進められていますが、正確な原因は解明されていません。

しかし実験の結果これらの野生解放は「奮起」の感情がトリガーとなり発現する事が分かっています。

 

「わたし…あぅ  えっと……みんな  みなさんの事  すきだから…頑張って守らなきゃ  って……えへへ。

 

+20██/08/21追記-

 

ケリーの野生解放能力が判明した際、指輪を三つ同時に身につけた際はどうなるのか?といった疑問を探るべく実験が計画されていましたが、一つ身につけただけでも多大にサンドスターを消費することから、三つつけた際に消費するサンドスターの量は計り知れないものとなり、彼女が元の動物に還元してしまう可能性が指摘されたため中止されました。

ちなみにケリーに対して上記の疑問を問いかけた際、「多分いろいろすごーい事になりそう」との回答が得られました。

 

-本人インタビュー

同研究所内にて、来園したオールディス氏とケリーの会話記録です。

+記録を展開-

<00.00.00 再生開始>

 

 

ライラ: あら!すごいイカす鎧ね!  お名前なんていうの?

 

ケリー: ひゃ  ぇっと、…ウロコフネタマガイ、のケリー…です。

 

ライラ: ウロコフネタマガイ……うちの国じゃスケーリーフットって呼ばれてたわね。

 

ケリー: うぇ…ぇっと……こ、こわく…ないよ…?

 

ライラ: NoNoNoNo  スケアリーじゃなくてスケーリーだからねっ、怖がってるわけじゃないの!

 

ケリー: ほ、ほんと…?

 

ライラ: うん、そのまんま鱗を持つ足って意味なのよ!

 

ケリー: よ…かったあ……

 

ライラ: 似てるようだけど全然違うのよ、覚えた?

 

ケリー: うん…ありがとう、教えてくれて…

 

ライラ: ふふ。こんなかっこいい鎧とか盾とか持ってるから怖くなんか無いわよー!

 

ケリー: さ、錆びてるけど……

 

ライラ: …あー、で、でも味が出ていいと思うわ!

 

ケリー: ぅ…あ、…食べないで…?

 

ライラ: ………えっと………………ぷふっ

 

ケリー: ふえ……味って、食べるんじゃないの…?

 

ライラ: ふふふっ…!違う、違うのよっ。ふふ…意外と抜けてるところ有るのね?

 

ケリー: あう…

 

ライラ: ふー…良いわ、日本の言葉にあるニュアンスの事、知ってる限りで教えてあげるわね!

 

ケリー: ありがとう………えっと。…あなた、誰だっけ?

 

ライラ: ……あっ。……ふふ。ライラよ。よろしくね?

 

ケリー: …うん……♪

 

 

<00.05.45 再生終了>

 

-友好関係の特筆事項

彼女が誕生して初めて知り合ったタコのアニマルガールです。彼女とは仲が良く、うっかり怖がらせてしまった職員からココが逃げる際に彼女の大きな盾で身を隠していたりする事が有り、ケリーもそんなココを受け入れて居る様子です。  いつか鎧から錆を落として綺麗な鎧をココに見せてあげたいと述べています。

 


画像提供: 蛇研所属の無明さんから頂きました


アニマルガール 軟体動物 カントー ツイハマ深海生物研究所 海棲

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コメント

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isume

追記。
「海棲」のタグも追加しました。

返信
2018-03-04 21:00:17

isume

内容に基づき「アニマルガール」「軟体動物」「カントー」「ツイハマ深海生物研究所」のタグを付与しました。
ツイハマ深海生物研究所へのリンクを設置しました。

返信
2018-03-04 20:54:32

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