【RP】タズミ海洋公園旅行 後編

ページ名:RP-タズミ海洋公園旅行 後編

前編はこちら

登場人物


 


ケツァルコアトルス・ノルトロピ「トロピィ」


ザトウクジラ「リサ」


来園者 エドワード・アースキン


キンメ(キガシラ)ペンギン


テッポウウオ「アーチャー」


A.D.L.B マックス


テッポウエビ「ハドウ」

 

前書き


実施日時: 2017年9月2日

前編からの続きとなります。

 

本編


[乗り場への道のりはそう遠くはなく、ターミナルへの足場は橋のようになっていた]
[タズミ海洋動物公園 - 中央潜水艇ターミナル]


テッポウウオ
…今回は俺の勝ちだな!!
[若干汚れたテッポウウオが仁王立ちで立っている]


リサ
わ、意外なんです。
 


テッポウウオ
何がだ!!!!!
 


リサ
いつもなら1時間位さまよってるので……
 


キガシラペンギン
方向音痴なんですか
 


テッポウウオ
ふ…ふん、地の利を得ることは戦いの基本だからな
(つい暴走して変なとこまで行ってしまうんだよな…)
 


ハドウ
猪突猛進なだけだと思うぞ。
 


リサ
……さて、中央潜水艇ターミナルに着いたんです!
[ターミナルにはチケット購入所が並び、その奥には順番に並んだチケット読み込み機と潜水艇乗り込みゲートが見える]
 


エドワード
さて、件の潜水艇は…
 


リサ
あそこの購入機で買えるんです。ファミリー1つ、人数6人設定で問題ないんですよ。
 


エドワード
カードは使えるかね?
 


テッポウウオ
(カード…!?)
 


リサ
もちろん使えるんです!
読み取りリーダーにシュッてするだけなんですよ〜
 


エドワード
では問題ないね。[黒いカードでチケットを購入する]
 


リサ
あ、真っ黒カード!
 


テッポウウオ
(なんかかっこいいぞ!)
 


キガシラペンギン
ふーん
 


リサ
ミナガさんが言ってたんです、黒いカードはすごいって!
 


テッポウウオ
そうなのか?
 


ハドウ
[興味深そうに見る]
 


キガシラペンギン
何がすごいのか
 


トロピィ
……[便利だなあと思っている]
 


キガシラペンギン
わかれへん
 


リサ
えーっと、確か、カードの会社?からスイセンでもらえるって
えらいひとがもらえるカードみたいなんです
 


テッポウウオ
選ばれた存在…四天王というわけか…!?
 


リサ
うーん、四天王ならエドワードさんも入っちゃうんです
 


テッポウウオ
馬鹿な…! あのカードはそれほどなのか…!
 


エドワード
四天王ほどではないよ……騎士団くらいには入っているがね(ボソッ)
 


キガシラペンギン
ICカードはICカードなんだね
 


リサ
それじゃあ、騎士団のエドワードさんに今回はお願いするんです
 


テッポウウオ
(予想以上の実力者…! 戦ってみたいぞ…)
 


トロピィ
騎士、騎士か……強そうだな。うむ[小声でつぶやく]
 


エドワード
ははは…。では、購入させていただこう[チケットを選択してカードをかざすと、チケットが発行された]
 


トロピィ
[興味深そうに眺める]
 


テッポウウオ
さ、さっさと乗り込むぞ!
はりーはりーはりー!!
 


リサ
あっ、まだチケットを持ってないから・・・!待つんです!!
 


テッポウウオ
[聞こえていないのか、奥へ走り去る]
 


エドワード
む…?
 


リサ
[職員が止めて掛かる]
[そして捕まる]
 


テッポウウオ
おあ!
はなせーー!
 


キガシラペンギン
あらまあ
 


リサ
わー!その子はお友達なんです!ちょっとテンションが上っただけなんで!!
 


エドワード
日本語には詳しくないが、無鉄砲とはこのことではないのかね?
 


ハドウ
…とても狙撃手には見えんな…[呆れ顔]
 


リサ
もう!アーちゃんはいつも話を聞かないんですから!!
職員さんごめんなさいなんです、あとでちゃんと言っておくんです
 


テッポウウオ
す…すまん、今回はさすがに先走りすぎた…
悪い癖だな
 


トロピィ
……リサみたいな存在をホゴシャ、と呼ぶのだったか……?(小声)
 


テッポウウオ
ぬぁんだって!?
 


エドワード
噂ではナリモンにも似たような関係のフレンズがいると聞くが…
 


キガシラペンギン
いたなぁそういえば
 


リサ
ナリモンというと、確か前にコラボをやったところなんです
 


ハドウ
(なんとなくだがテッポウウオの敗因が分かったぞ…)
 


テッポウウオ
こいつが保護者!? ありえない! ありえないからなぁああああ!!!!?
 


リサ
あの水族館もとってもいいところなんです
 


キガシラペンギン
ナリモンに住んでるからねぇその位はわかるんだよー
 


リサ
むふー、私はホゴシャでもいーんですけどねー
 


テッポウウオ
屈辱だ…! こんなことはあってはならない…!
やはり勝たなくては…!
 


ハドウ
子育てが大変そうだな、それは。
 


エドワード
ナリモンも行ってみたいものだ。その時はラン君とはまた会うかもしれないね
 


テッポウウオ
覚悟してろおおおおおお!!!
 


リサ
そして、チケットは買えたんですか?エドワードさん。
 


トロピィ
(私も近くに住んでるのだが……あんまり言いふらすなと言われてるしな……)
 


エドワード
滞りなく、ここにあるとも[チケットを見せる]
 


キガシラペンギン
そうですねー
 


リサ
よかったです
では、今度こそ落ち着いて乗り込むんですよ
……あー、えっと
 


テッポウウオ
わ…わかってるぞ…!
ん?どうした?
 


リサ
オホン。
潜水艇「イーハトーブ号」に乗る時は、手や足、耳、尻尾などを密閉扉に挟まないようにお気をつけください!……なんです
 


テッポウウオ
…ああ、まじめなこった
 


リサ
ちゃんと言うように言われてるんですっ
 


ハドウ
…だとさ。気を付けろよ。[テッポウウオに向かって]
 


テッポウウオ
わーってるよ
 


リサ
特にはさみやすい子が居る場合は……ですね?
 


トロピィ
私の翼もそうだが、アーちゃんも本当に気をつけるのだぞ。
 


テッポウウオ
装備の準備と同様、機材を正しく使うのは大事だからな
…あとあーちゃんいうな!!
 


エドワード
看板娘として仕事もこなさないと、だな。我々も注意はしっかり聞かねばな
 


リサ
では、乗りましょう、なんです!
[潜水艇イーハトーブ号内部へ]
[中は意外にも広く作られており、8人まで座れる座席が並んでいる。外が一望できる窓はラウンド状で、透き通るような海がよく見える]
[中央には操作パネルがあるが、ハンドルはなく自動運転である]
 


エドワード
思ったよりも快適そうだな…悪くない
 


リサ
……イーハトーブ号へようこそ!順番に座席におかけください、なんです!
でしょでしょー、来園者さんにくつろいでくれるように考えられてるみたいなんです
 


テッポウウオ
…なんか前乗ったのより豪華だな?
後ろにベッドがあるぞ…
 


リサ
それはベッドじゃなくて座席なんです・・・
 


エドワード
では失礼して…[座席に座る]
 


テッポウウオ
うお、ほんとだ!
座席が寝てただけか。…だとしても柔らかいな
 


トロピィ
これはよさそうなノリモノだな……[着席]
 


ハドウ
[物珍しそうに中を見渡している]
 


テッポウウオ
さてみんな乗ったか?
俺はもう準備できてるぞ(ベルトをはめながら)
 


リサ
はい、じゃあ行き先は……[操作パネルから目的のレストランにセット]
……はい、できましたんです
[座席へ駆け寄って着席]
 


エドワード
年甲斐もなくワクワクしてしまうな
 


リサ
……えっと、あ、そうだった。
えー、イーハトーブ号はパージ時に激しく揺れることがあるんです。その時に頭をぶつけたりしないよう、シートベルトはしっかりと着用してください、なんです!
[お手本を見せるように自分の座席のシートベルトを付ける]
 


トロピィ
[既に準備完了]
 


ハドウ
[リサに続いてベルトを着ける]
 


エドワード
これを…こうかね?[ベルトを装着する]
 


テッポウウオ
いや、ちょっと違うな…。それはそこに一回通すんだぞ。
 


エドワード
おお、なるほど。助かったよ
 


リサ
全員の準備が終わったんですか?
じゃあ、早速出発なんです!
[潜水艇の開閉扉が締まり、エンジンが作動する音がする]
[エンジン音もさしてうるさいものではなく、むしろ独特の空気感によって心地よさを感じる程度だ]
 


テッポウウオ
早く目的地につけー!
これ以上腹は保たない!!
ぐぎゅるるる(ぐう…この時ばかりはエンジンの音が恋しい…!!!)
 


船内アナウンス
それでは、ワールドオーシャンレイクでのしばしの海の旅をお楽しみくださいませ!
[切り離しの時に大きく船体が揺れる]
 


リサ
おっとっと・・・
 


トロピィ
ひっ……!
 


テッポウウオ
やっとか…!!
 


リサ
[潜水艇はゆっくりと水の中を潜っていく。外からの光が筋のようになってきらめいている。きらめきの原因はおそらく水中に溶け込むサンドスターに反射してのことだろう]
 


エドワード
おお…素晴らしいな
 


リサ
この沈むときの光景が、いつも私は好きなんです
普段は潜水艇がなくても潜れるんですけどね、えへへ
 


トロピィ
こ、これが海の中か……はは……[不安で少し顔が青い]
 


テッポウウオ
…ふん、うちの周りの川だって負けてないんだぞ。(ヒレパタパタ)
 


リサ
大丈夫なんです!このガラスはすっごく丈夫なんですよ!
[暫く潜ると、浅瀬ポイントが見えてくる。太平洋、グレートバリアリーフをイメージしたサンゴ礁だ。熱帯魚たちが元気に泳ぎ回っている]
 


テッポウウオ
まぁもし破れたら俺が海面まで送ってやるよ!(どやぁ)
俺は川も海も行けるからな
 


リサ
でもここの海水は塩分が濃いんですよ・・・?
 


テッポウウオ
…数十分ならいける
 


エドワード
うむ、その時はよろしく頼むよ。まあ、強度を疑うつもりはないとも
 


トロピィ
そうだな……頼る事態にはならないだろう……しかし、綺麗だな……
 


リサ
ふふーん
[潜水艇はみるみる沈んでいく]
 


エドワード
こういった自然の美しさはいつ見ても良いものだ。若いころにそれに気づけて良かったと思っているよ
 


リサ
エドワードさんの若い頃はどんな感じだったんですか?
 


エドワード
そうだな…若い頃は相手を傷つけようが目的を達成すればいいと思うような男だったよ
 


リサ
……そう、なんですか。
 


エドワード
あの日、たまたま動物園に足を運ばなければ今の私はなかっただろうね
 


リサ
じゃあ、その動物園がジンセーのテンカンテンだったんですね!
 


エドワード
そこでの出会いと気づきが今の私に繋がっているとも言えるだろうな…
 


リサ
すごく、ろまんちっくな感じなんですね・・・!
 


テッポウウオ
(…むしろ陳腐じゃないか?)
(そんなコロコロ人の心が変わるのかねぇ)
(俺は銃一筋だ!)
 


トロピィ
……ジンセイには出会いと気づきがたくさんあるんだろうな。私も海の上を飛んで魚を掬っていたが、その海の中がこんなに美しいとは知らなかった。……初めて気づいたよ。
 


ハドウ
人生何があるかはわからんからな…。
 


エドワード
歳を取ると恥ずかしいセリフもさらっと言えるようになる。話半分に受け取ってもらっても構わんよ
 


リサ
私はこの姿になってから色々あったんですけどね……
いつもよりも体の大きさも違うし、しかも海の外に出ていけるようになっていて……
 


エドワード
全く違う環境に突然にして放り出されるのは不安だったのではないかね?
 


リサ
すごく不安だったんですね
……お母さんとお話できなくなってたし
 


テッポウウオ
(むすっ)
 


トロピィ
……それは、かなしいな……
 


リサ
い、いや、でも大丈夫なんです!
言葉が通じなくなってても、気持ちでは何を考えてるのか、よく分かるんですよ!
だから何も問題はないんです、です!
 


テッポウウオ
…元に戻りたいと思ってんのか?
 


リサ
元に、ですか?
 


テッポウウオ
クジラの姿にだよ
 


リサ
まあ、戻りたくない……といえば嘘になっちゃいますけど……
でも、この姿でしか出会えなかった子たちもいっぱいいるんです
ミナガさんもそうですし、マックスさんやトロピィさん、もっと言えば、アーちゃんだって
 


テッポウウオ
[むすーーっ](ヒレぱたぱた)
 


リサ
私がこの姿になってなきゃ、アーちゃんは私のライバルになることも無かったって思うと、この体も、悪いものじゃないのかなって……
そう思うんです。
……えへへ。
[照れ隠しのような笑い]
 


テッポウウオ
…そのとーりだ!上等じゃねーか!!
少なくとも俺が倒すまで戻るなんて許さないからな!!!
あ、でも次俺が勝ってもしばらくは戻るなよ…!
 


エドワード
そうとも。君たちの姿でしか見えない景色、触れられないモノがある。
だからこそ、私は皆に今を当たり前と思わずに大切にしていってほしいのだよ
 


テッポウウオ
そう…最低俺が5連勝はしなきゃだめだ!いいな!?
 


リサ
大丈夫です、私はみんなとお友達で居る限り、戻ったりはしないんです!
アーちゃんがその間までに戻ってないといいですね[いつもの調子で小馬鹿にするような顔に]
 


テッポウウオ
はぁああああああ!? 次の試合がお前の連敗へのロンドだ!!!!!
覚悟しとけ!!!!
 


リサ
ふふふ・・・
[一面の青い世界を進み行く潜水艇に、その光を遮る大きな影が落とされる]
あっ
 


トロピィ
む?なんだ……?
 


リサ
[上方に大きな影が見える]
 


エドワード
これは…
 


リサ
……私の、お母さんです。
 


テッポウウオ
…でかいな(少しぷるぷる)
 


リサ
[後ろの長髪が青く光る]
[輝きは増して行く]
 


テッポウウオ
…けものプラズム…?
 


リサ
……うん、そうなんです……みんないいお友達なんですよ……えへへ……
[上を向き、手を上に伸ばして呟いている]
 


エドワード
(これは…もしや野生開放?)
 


トロピィ
(……綺麗な光……)
 


リサ
[黒い影が通り過ぎる]
 


ハドウ
(会話していたのか…?いや、言葉が通じなくなったと言っていたはずだ…。)
 


テッポウウオ
(…話してたのか。邪魔するわけにはいかねぇよな。…でもそのままいっちまったりしねぇよな…)
 


リサ
[それと同時に、髪色も元の青い美しいものに戻っていく]
……ふぅ。
お母さんも、皆さんを歓迎しているって、そう言ってたんですよ。
 


テッポウウオ
…話せるんじゃねーか(むっすーーー)
 


ハドウ
…言葉が通じなくなったと言っていたはずだが?
 


エドワード
歓迎してくれていたか…実にありがたいことだ
 


リサ
ちゃんとは話せてないんです、心でお話しただけなんですよ。
 


トロピィ
……そうか。ヤセーナントカとやらだな?
 


リサ
そうです。
 


エドワード
君たちにそれぞれ備わった能力(スキル)を我々は野生開放能力と呼んでいるのだよ
間近で見るとやはり美しいものだな
 


ハドウ
…なるほどな。
どおりで強いわけだ。[小声でつぶやく]
 


リサ
私の能力は、運動ができるようになるものじゃないんです……
[やがて、海底が見えてくる]
[海底には沈没船のようなものが見えるだろう]
……あ、あそこです!
 


テッポウウオ
[黒い船体と、木目の甲板、煙突は深い茶色をした船…まるでタイタニックを彷彿とさせる船。その船の艦首がみえる。]
[…しかしその船は真っ二つになっており、艦尾の部分は見る影もないほど砕けていた]
[艦首のほうは比較的形を保っており…その窓からは、きらきらと電気の明かりがともって輝いていた]
…ついた!アンダーシップだ!
 


リサ
いよいよなんです
 


エドワード
お待ちかねのランチタイムと行こうじゃないか
 


テッポウウオ
[潜水艇は艦首の裏に回り、まっぷたつになった船の断面から中へと入っていく]
 


船内アナウンス
お疲れ様でした。目的地のレストラン「アンダーシップ」に到着しました!
 


テッポウウオ
[ガタンとゴム状の動く床に潜水艇は乗り上げ、それに運ばれながら沈没船の中に作られた空気のある空間に浮き上がる]
[潜水艇は遊園地のアトラクションを降りるプラットフォームのようなところにつくと、自動で昇降口が開いた]
 


リサ
一応、水圧がすごい場所なので気をつけるんです
キアツヘンカ?というのが起きるかもしれないんです
耳がキーンってなったり……
 


テッポウウオ
ふん! だいじょうぶに決まって…
…。
 


リサ
あとは、お腹が痛くなったり……
 


エドワード
アーチャー君が先走てしまったが、大丈夫なのかね?
 


テッポウウオ
……。もちろん、平気だ。[なぜか少し前かがみだ]
 


リサ
……言わんこっちゃないですね……
 


ハドウ
…両方引いたな…
 


テッポウウオ
平気だって言ってるだるおおおおおおおおお!!!!!!?
 


リサ
まあ、大丈夫ならいきましょ!
[シートベルトを外す]
 


テッポウウオ
[少し奥に、レトロな感じの高級感のあるドアが見える。]
 


エドワード
話は最後まで聞くこと。年寄りからのアドバイスだ[そう言いつつシートベルトを外す]


テッポウウオ
[その前には小さな旗が立てかけられている]
 


リサ
ここに来るのは実は初めてなんです
結構新し目のところなんで・・・
 


テッポウウオ
へぇ、意外だな(おなかをおさえながら)
 


リサ
ほんとうに大丈夫なんです?
 


トロピィ
何もかもが未知の世界だな![少し震えている]
 


テッポウウオ
…知らねぇよ。
俺もポスター読んだだけだからな!!
 


リサ
[開いた扉から出ると、すぐにレストランが見えるだろう]
 


店員
いらっしゃいませ。何名様でいらっしゃいますか?
[黒い清潔な服で、白いナプキンを持った店員が出てきた。]
 


エドワード
こちらは6人だ
 


店員
承知いたしました。では二階のこのお席はいかがでしょうか?
大きな窓のあるいいお席ですよ[そういって艦内見取り図のようなものを見せてくれる]
 


リサ
よろしくお願いします、なんです
 


店員
ではこちらへ
[そういって案内された場所にはエレベーターがあり、チーンと音が鳴ると、そのドアが開いた。これもまたレトロなつくりだ]
[案内に従い、エレベータに乗り込み、二階に上がると。そこは船体が大きく裂けた部屋だった]
 


テッポウウオ
[もちろん裂け目は丈夫なガラスで埋まっている。その大きな裂け目からは。海が広く、遠くまで見ることができた]
 


店員
ご注文がお決まりになりましたら、またお伺いいたします。では。
[そういって店員は去っていった]
 


テッポウウオ
…メニューはこれか
 


エドワード
何が一番人気なのかね?
 


テッポウウオ
一番大きく書かれている奴じゃないのか?
…「太平洋ビーフシチュー」らしい
 


リサ
この「アンダーシップ・シーフードドリア」というのが美味しそうなんです!(キラキラ)
 


テッポウウオ
俺はビーフシチューはいいかなぁ
…この「沈没ハンバーグ」だな!!
 


エドワード
では私が「ビーフシチュー」に焼きたてパンとサラダをつけて頼もうか
 


リサ
でも全部美味しそうなんです!
 


テッポウウオ
…でもちょっと高くないか…?
太平洋ビーフシチューは4000円らしいが…これは普通なのか…?
 


エドワード
私が払うのだから君たちは気にせずに頼むといい
 


トロピィ
こういう時、値段を気にしないのがジョセーのタシナミ?らしいぞ?
 


リサ
……多分、お店がある場所が海の底だからなんです。
 


テッポウウオ
お、おう…!遠慮しないぞ(プルプル)
トロピィもハドウも遠慮すんなよ…!な…!
[巻き込もうとする視線]
 


ハドウ
吾輩は…そうだな、この”すてーき”とやらを頼もう。
 


トロピィ
うむ。私はこの「ディープ・シーフードピッツァ」とやらを3枚いただくとしよう。海の底のモノの味が気になるしな。

 


店員
ご注文のほう、お決まりですか?(微笑む)
[いつの間にか店員が後ろにいる]
 


リサ
あ、じゃあアンダーシップ・シーフードドリアの特大を1つくださいなんです!
 


エドワード
ではビーフシチューを焼きたてパンとサラダつきで
 


テッポウウオ
「沈没ハンバーグ」…(リサは特大…!?)…お、俺も特大だ!!!!!
 


リサ
張り合ったて何も出ないんですよ・・・?
 


テッポウウオ
はあああああああ!? 張り合ってねぇしいいいいいいい!!!!
 


エドワード
やれやれ…
 


リサ
大げさな反応なんです。
 


テッポウウオ
(ぐぐぐぐぐぐぐぐ)
 


トロピィ
「ディープ・シーフードピッツァ」の"える"を3枚頼む。[指を3本立てる]
 


ハドウ
この”すてーき”とやらを頼む。
 


店員
はい、かしこまりました。少々お待ちください
 


リサ
たのしみなんです
 


テッポウウオ
[一礼して店員は去っていった]
 


トロピィ
……そういえば、なぜ海の底にわざわざレストランを建てたんだろうな?
 


リサ
カイテーシセツは実はここ以外にもいっぱいあるんです
こうやって、潜水艇で潜って海を楽しんでいると、近くに休憩所がある方が都合がいいんですよ
 


テッポウウオ
なるほどなぁ
…お、メニューの後ろのほうにもそんなようなことが書いてあるぞ。
あとパークメモリアルとしての側面があるんだと。
…たいたにっく…とかいう船をモチーフとしてるらしいぞ
その歴史の再現らしいな
 


リサ
百年?も前に沈んだ船なんです
すっごくおっきな船だったみたいなんですよ
 


テッポウウオ
このレストランは再現したといっても、かなり縮小してるとも書いてあるな
…どんだけでかかったんだ…
 


エドワード
見覚えのある造形と思ったが、そういうことかね
資料でなら見たことがある
 


リサ
たしか、沈んだ本物はもうほとんど跡形も残ってないそうなんですけどね……
 


テッポウウオ
だからこそこっちに再現ってことか
 


エドワード
再現しても沈んでいるのだがね
 


テッポウウオ
ははっ確かに違いないな!
 


トロピィ
海に浮かぶ姿も見てみたくはあるな……
 


リサ
まあ、作ろうって話になった時に色んな人が「フキンシン」と言ってたみたいなんです
結局作っちゃいましたけどね
アハハ
 


テッポウウオ
執念がやばいな!!
 


店員
皆さま、お料理をお持ちいたしました
 


リサ
パーク運営の底力?なんですかね・・・
んお!
来たんです!!
 


テッポウウオ
[店員が料理をくばっていく]
すげぇ…!ハンバーグが本当に沈没してる…!(沈没ハンバーグを見ながら)
 


リサ
(ホントによくこのメニューが通ったんです……もう100年前だからいいんですかね……)
 


エドワード
香り、見た目も共に良しだな[ビーフシチューを見ながら]
 


テッポウウオ
[太平洋ビーフシチューはライスの部分がアメリカ大陸に見える。
食材もいいものを使っているようだ]

[ディープ・シーフードピッツァはあまり見ない魚が多い。…深海魚だろうか?]
 


トロピィ
これがエビでこれはホタテ……魚はわからんな。確かグソクムシ?とやらもあったな……この白い身がそうか?
 


テッポウウオ
[アンダーシップ・シーフードドリアはゴロゴロと魚が入っているのがチーズの上からでもわかる!
焦がしたパン粉でアンダーシップのロゴが装飾されているのが印象的だ]

 


リサ
なかなか美味しそうなんです!むふふー
 


テッポウウオ
[ステーキは牛肉ではなく、まさかのサメ肉だ。
脂がのってしっとりとしているのが見た目で分かる]

 


ハドウ
牛肉ではなくサメ肉か…。[物珍しそうに見る]


リサ
元の体では絶対味わえないものなんです!
 


トロピィ
うむ。私は潜れなかったしな。
 


テッポウウオ
(で…でも多い…やっぱり特盛は…!!)
 


ハドウ
そうだな…元の体だとサメなど会ったことすらなかったからな。
 


リサ
むしろ食べられる側だったりして……(ニヤニヤ)
 


テッポウウオ
リ…リサ…! 俺の料理も少し気になったりしないか…!?
 


リサ
沈んだハンバーグですか?美味しそうなんです!
 


テッポウウオ
何なら少し分けてもいいぞ…(目をそらしながら)
 


リサ
いいんですか!?じゃあこの肉を全部・・・
[フォークを伸ばしてくる]
 


テッポウウオ
な”ぁ”!!!!!
誰が全部って言ったああああああああああ!!!!!
 


リサ
えー?だめなんですか?そうですか……
 


テッポウウオ
「少し」を弁えろおらああああああ!!
 


リサ
まあ、冗談なんです。
自分の分は自分で食べるんですよ!
 


テッポウウオ
ぬが…!
そ…そういうな…きっとうまいぞ…!
 


リサ
うーんどうしたんですかー?突然そんなに優しくして……
そんなことしても試合では手加減しませんよー。
 


エドワード
さて、さっそく食べたいところだが。ここは日本式で行かせてもらおうか
 


ハドウ
多く食べ、そして鍛えるのも強くなる秘訣だと思うぞ
 


テッポウウオ
ぐぬぬぬぬぬぬぅ…
 


トロピィ
……残しては相手に失礼だ、とカコも言っていたぞ。[切り分けたピザを4段に重ねていく]
ニホン式か。
 


エドワード
妻がこれをやれとうるさくてかなわないのだよ
 


リサ
食べるときも挨拶は大事なんです
 


エドワード
もう何十年とやってきたのでね、習慣になっているとも[手を合わせる]
 


リサ
手を合わせるんですよ〜
[合掌]
 


テッポウウオ
(うぐぐぐぐ…なんとかこのハンバーグをどうにかしなければ…)
[青い顔で手を合わせる]
 


ハドウ
食材に感謝を込めて…だったか。[手を合わせる]
 


トロピィ
感謝せねばな。会えたことにも食べれることにも(手を合わせる)
 


リサ
では・・・
いただきま〜す!なんです
 


エドワード
いただきます
 


ハドウ
いただきます。
 


トロピィ
いただきます!
 


テッポウウオ
…いただきます
[その後みんなでアンダーシップの味を味わいました!
この後ほんの少しだけトラブルもあったけど…それはまた別の機会に…なんです!]


 


リサ
[みんながひとしきり楽しんだ後の事。一人のアニマルガールが、湖の中を漂う]
[閉館後のタズミの湖には、彼女と、巨大な影があった]
……うん、あの子達はほんとうに仲がいいんです。みんな優しいし、まあちょっぴり騒がしい子もいるけど、それも楽しい。
お母さんとこうやって通じ合うようになってからはちゃんと伝わってるかはわからないけれど、私は幸せなんですよ。
だから、安心してほしいんです。……心配ばっかり掛けて、ごめんなさいなんです……
……あの歌、また、歌ってほしいな。
……うん。
[その夜の湖には、とても優しい歌がこだました。どこか懐かしい、穏やかな歌だった]
[fin]
 

 


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キャスト

トロピィ: キキリシュギ

リサ / 船内アナウンス: 春日井磯也

エドワード: Hanagaki

キガシラペンギン: Aoitori

テッポウウオ / 店員: Fu_sutu

マックス: ZAKU

ハドウ: DerMaltu

校正:  Fu_sutu , Nordic , idola

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