人など、地球上に存在する無数の種の一つに過ぎない。
―故に尊い―
氏名: 鹿島 幹夫(カシマ-ミキオ)
性別: 男性
年齢: 56(20██年現在)
管理権限: GENERAL-4 / MIP-5※
所属: ミチアト古生物研究所
人物: ミチアト古生物研究所の創設者であり現所長。定年退職まで指を折る歳であるため頭髪に白髪が混じってはいますが、衰えを感じさせない厳格かつ寛大な様相はしばしば父のようだと形容されます。
所長としての管理業務はそのほとんどを部下や秘書に任せていますが、その配分や連絡の手腕は同研究所の職員からも高く評価されています。タスクが過剰になった際は彼も管理業務に積極的に取り掛かりますが、その際も極めて手際よく行い、他の職員の補助を行う余裕を見せます。研究業務も基本は口や手を出さずに稀に監督するのみですが、思い悩んでいる様子の職員には積極的に相談に乗り、的確な助言を与えます。
余暇は主に職員やアニマルガールとの草野球に費やします。元高校球児だったこともあり50代とは思えない頑健な身体でスポーツに励んでいるためか、重い荷物を持つところは目撃されても、そのために腰や肩を悪くしている所を見た者はいません。
経歴: 神奈川県の出身であり、██小学校、██中学校卒業のち、学区外の横浜███████████高校へ入学し、高校球児として県大会まで出場する傍ら、学業で優秀な成績を修める。卒業後は都内の██大学を受験するも落第し一浪。その後無事合格し、4年後に三畳紀末の大量絶滅に関する論文で学士号を取得、卒業後は████大学大学院へ移籍し博士課程前記、後期を修めた後に客員教授としてパーク研究開発局へ就任、任用期間中の実績が認められて正式採用に至る。
アノマロカリス「リア」のアニマルガール化をヒントに現在のミチアト古生物研究所の前身となる研究室を設立、アニマルガールを実験動物とする研究内容への反発に対して挫けることも無視することもせず、講演会を通して地道に理解を勝ち取りミチアト古生物研究所設立に至る。その背景にはカコ博士の助力があったとされている。
インタビュアー: カコ博士 状況: ミチアト古生物研究所一般公開初日の展示棟閉館後に所長室にて 補足: 当時鹿島所長は4█歳
<再生開始>
カコ博士: どうでしたか、所長。今日の手ごたえは。 鹿島所長: いよいよ念願叶いけり、って感じだね。君こそ協力してきた企画が運用されて何か感じることは? カコ博士: 私としても、自分の研究分野に関する展示を通して来園者が少しでも興味を持ってくれれば嬉しい限りです。 鹿島所長: 2階と3階の展示には君の論文も引用されていたね。3つだったかな。 カコ博士: 2つですね。始祖鳥のものとピカイアのものです。 鹿島所長: そうだった。しかし客員教授として内部の信頼の弱い僕の後援をしてくれなければ、こうして引用することもなかっただろうね。 カコ博士: しかし、一般公開直前のデスマーチとも言うべき現場での活躍。何故普段からあのようになさらないのですか。 鹿島所長: 僕ももうすぐ50になる。そうなれば定年などすぐだろう?君達のような若者の活躍と経験の場を僕が奪うわけにはいかないよ。 カコ博士: ともすれば、所長の席を譲る人物は既に目星が? 鹿島所長: いいや、それは僕が決めることじゃない。君達が誰の下で働くかは君達が決めるべきだよ。もちろん君が所長になっても可笑しくないと思ってる。 カコ博士: 過ぎたお言葉です。私にはとても。 鹿島所長: それを決めるのだって君じゃないさ。自分で自分の限界を決めたらそれまでだからね。 カコ博士: 肝に銘じておきます。 鹿島所長: [時計を見る] おっと、随分話し込んでしまった。僕の悪い癖だね。今日は君もやることが多くて疲れただろう。上がっても構わないよ。 カコ博士: お心遣い、感謝します。失礼しました。
<再生終了>
補足2: のちにカコ博士はこのインタビューに関して非常に緊張していた旨を吐露しました。 |
交友関係:
- 相沢朱音
しばしば論文執筆の助言をしているのが目撃される。彼女が縁故就職を鹿島幹生に迫ることもあるが、機会は与えるので実力を示すようの一点張りである。 - 植木 源十郎
互いに定年の近い身であることから親近感を覚えている様子。しばしば酒の席を設けて若年層の部下について意見を交換している模様。
鹿島 幹生の周囲評価: 以下は、鹿島 幹生の人事的評価を示すための指標として、パーク運営事務局人事部が社内外の人物に氏の印象を質問した際のコメント集です。この項目は本人による編集も可能であるため、個別に返信コメントが書き込まれる場合もあります。また、アニマルガールや来園者にも同様に項目を追加することが許可されています。
アタシ達に親っていないけどさ、こういうのが“お父さん”って言われると、頭じゃなくて心でわかるんだ―リア お父さんだなんて小恥ずかしいな、はは―鹿島 幹生 |
父のような威厳と研究者として真摯な態度と矜持。むしろ頑なでひた向きな所は少年のようですらある―カコ博士 研究者にはいつだって好奇心、探究心が必要だからね。誰だって子供の頃はそれらを持っていたはずさ―鹿島 幹生 |
昨日見たんです。鹿島所長が目を細めながら新聞を顔から離して読んでるのを。そろそろ老眼鏡換えた方がいいんじゃないかと。所長室にルーペや双眼実体顕微鏡は必要ないでしょう?―███研究員 給料日になったら眼科へ行く予定だよ。あと所長室の顕微鏡は東京ミネラルフェアで買った戦利品を眺めるためのものなので老眼とは関係ないよー鹿島 幹生 |
画像提供: ZAKU様
パーク職員 パーク研究開発局 カコ ゴコク ミチアト古生物研究所
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