ジェヴォーダンの獣「シュシュ」

ページ名:Chouchou-La bête du Gévaudan

ニマルガール情報


動物名: ジェヴォーダンの獣

愛称: シュシュ

所属: ナカベエリア - ヒガシシラカワ未確認動物館

管理権限: 0

「私はシュシュ……ジェヴォーダンの獣、らしいです。……ですから、あまり近づかない方が、いいと思います」

アニマルガール概要: 複数のアニマルガールの特徴を持っており、後述する言動から未確認動物(UMA)である「ジェヴォーダンの獣」と呼称される存在だと推測されているアニマルガールです。
特筆すべき点として、オオカミ系フレンズと同様の生地質の褐色ベストとボトムスを着用しているにもかかわらず、尾のみライオンのフレンズと同じ形態をしていたり、アームガードがクマ系やカワウソのフレンズのような指ぬき型であったりするなど複合的な外見を持つことが挙げられます。

シュシュはカントーエリアの食物生産エリア内で発見されました。発見した職員に対して自身から離れるよう警告し、その後逃走しました。再度確認されたのはナカベエリアであり、昏睡状態で保護されました。回復を待ってパークセントラルへと移動させ、元動物の分析が行われましたが、研究班は合致する絶滅種を含んだ動物が存在しないという結論を下しました。研究班はUMAや幻想生物の可能性が高いとして各施設に協力を仰ぎ、結果「ジェヴォーダンの獣」のアニマルガールであるという説が現在有力となっています。このとき、ヤマウチ氏によって''シュシュ''という愛称が付けられました。

シュシュは基本的に臆病な性格ですが、自身の好奇心に忠実であり、その欲求を満たすために懸命に物事を成し遂げようとする様子が確認されています。時折過労で倒れるまで調べものをすることがあるので、彼女を見かけたら少し気にかけてあげてください。また、相手の行動を優先させることが多く、結果として自分のしたいことができるまで耐え続けます。一部のフレンズからは「優しい姉のようだ」と評されます。

シュシュは「自分は人間と関わってはいけない」という理由で、人間との接触を可能な限り避けようとします。霊長類、人型ロボット、アニマルガールに対しては友好的な反応を示しますが、視覚的な特徴を消した人間が接近した場合においても人間と感知されます。人間か否かを判断するという能力において、シュシュは優れているといえます。
シュシュは自身がどのような動物であったかを明確に記憶していません。彼女が記憶しているのは「かつては凶暴なけものであった」「人間と関わると不幸を起こす」という曖昧な事柄のみです。


「不幸」、というのはおそらく動物が人間を襲う獣害を言っているのだろう。確かに、「ジェヴォーダンの獣」は住人たちを恐怖に染め上げた。しかし、なぜ彼女だけがそれを記憶しているのだろうか。他の猛獣、ライオンやカバやアリゲイターもこれまで人間を襲うことがあっただろう。しかし、彼らを元としたフレンズはそれを主張しようとはしない。なぜなら彼女らの元は動物だからだ。縄張りの自衛のため、食糧を得るための行為に不幸な人間が巻き込まれたのだ。自然界では常識的な行為であるため、サンドスターによっても反映されはしなかったのだろう。そこまで辿り着くと、なぜシュシュが警告するのかが見えるような気がする。「ジェヴォーダンの獣」は事件の被害や討伐の様子ばかり記録が残されており、「ジェヴォーダンの獣」自体はあやふやだ。もしかすると、「ジェヴォーダンの獣」のアイデンティティは事件そのものに存在するため、事件そのものがフレンズ化されてしまったのかもしれない。ただ、サンドスターによる一連の現象が解明されない限り、この考察も一つの想像に過ぎないが。 - ヤマウチ氏

 

野生解放能力: 身体能力がアニマルガールの特性以上に強化され、攻撃能力・瞬発力・反射神経・俊敏性が向上します。戦闘時には相手の急所を的確に見抜き、ピンポイントで高火力の攻撃を行うなど判断力も向上しているように見えます。
シュシュは任意のタイミングで野生解放を解くことができず、自身や仲間の危機が去った後に野生解放が解かれない場合も観察されています。シュシュはこの能力の発動中の記憶について曖昧で、発動後は必ず「誰かに身体を乗っ取られそう」という精神不安を訴えています。


動物情報


動物名: ジェヴォーダンの獣(仏: La bête du Gévaudan)

出現地点: フランス・ジェヴォーダン地方(現在はロゼール県の一部)

動物概要: ジェヴォーダンの獣は18世紀に上記の地域で出現したオオカミに似た生物です。単独で農作業をしがちな女性や子供を中心的な標的とし、100人以上の死傷者を出したとされています。
現在に伝承されているこの生物の獲物の殺害方法は特殊であり、獲物の頭部を狙って攻撃し、本来捕食動物が狙うはずの脚や喉を無視していたといわれています。また標的を人間に限定しているようにも見えたとされ、農場にいるはずのウシを避け人間を襲撃したといわれています。獣は同じ種類の獣をもう一匹連れていたか、子連れだったという報告もいくつか存在しています。

逸話の一つに、猟師の祈りの最中に出現したが、その祈りが終わるまで待ち、その後射殺されたというものがあります。しかしこれは信仰の効力を示すための捏造だとされています。
この獣の解釈としては、オオカミ説・アフリカから持ち込まれたハイエナ説・脱走したナマケグマ説・オオカミと犬の雑種説・複数の動物の目撃証言の混合説・絶滅種説などがあります。中には事件の誇張や神罰や悪魔召喚によるなどという説もありますが、襲撃があったのは事実です。


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ページ作成者:相須楽斗 イラスト:茶の助

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