Tips:良いチュートリアルビデオを作るには

ページ名:Tips_HowtoGreatVideoTurorial

<<Tips

Tips:良いチュートリアルビデオを作るには

「Blenderも使い始めてから少し経つし、初級は超えたと思うので『チュートリアルビデオ』でも作ろうかー」って思う人もいると思います。Blender系VTuberさんも「講座」やってらっしゃるようですし。

どうせ作るなら良いもの作ってビュー数ガツンと稼ぎたいと思うところではあると思うんです。ただ、あまり注意が払われていない「残念なチュートリアル」が量産されているのが現状です(洋の東西を問わず)。

良いチュートリアルの数式

例えば、上の動画で「良いチュートリアルの数式」として以下が挙げられています。

(Topic x Result ) + Practice + Clarity +Deliverly

Keyword キーワード note
Topic トピック 「何を作るか」は大事、ウケるトピックをリサーチ
Result 結果 できる限り「良い見た目」の結果(サムネ映え?)
Practice 練習

(説明するものを)5回は繰り返し作ってみるべき

  1. 最初に作ってみる
  2. 最初に作ったものを分析し、失敗する箇所、修正方法を確認
  3. 手順や説明を簡単にする
  4. (確立した)手順を覚える
  5. チュートリアルで実際にいうことを確認する
Clarity 明快さ 複雑にせず明快に。
Delivery (適切な)配信 「教える」ことにフォーカスする

まあ他にも動画中では「クソなイントロは要らない」「良いマイク使え」とか言われてますね。

さて、「Blenderのチュートリアルと言ったらこの人」的な tutor4u さんの動画ですが、「最初に結果を示している」「冒頭で使用バージョンを言っている」「説明がよどみない(スムーズ過ぎるくらい)」「説明が的確」「動画の時間もあまり長く無い」ともう大変良いものです。えっ、英語だからわかんないですって?いやそんなことないでしょう?

超初心者向けBlender講座あるある(作る側)

「超初心者向けBlender講座」という感じのタイトルでよく見かける残念なところについてやや重箱の隅をつつくような感じで攻めてみましょうかね。

「超初心者向けBlender講座」ってタイトルって、見る側は身構えちゃうじゃん?

「そのチュートリアルでこれまでBlender出来なかった人を全員すくい上げる」くらいの意気込みなんですよねえ?

ダメポイント note
冒頭に完成図が無い 何作るかわからないのに続けてその動画を見ようって思うでしょうか?
使用バージョンについて言及が無い 使用バージョンで手順が変わったり、実際の手順やクリックする箇所が変わります。
画面の「ここ」とか言いすぎる ここをクリックして」「ここを良い感じに」ってわかるかー!
「Cubeオブジェクトをクリックして」とかもっと具体的に。
「何のために」が抜けている 手順として説明しているのに出来てみないと分からない、とか「何のために初心者チュートリアル作っているのか」分からないです。例えば「角を滑らかなポリゴンにするためにベベルをかけます」とかだけでも。
使わない用語 たまに「俺様用語」炸裂させちゃう人いますね。用語自体も間違って使っていたり、同じコマンドなのに時間によって言い方が変わっていたり。分かりにくいです。
いきなりショートカットキー そのショートカットキー、何をするものか説明せずに「あー[E]キーを押してこう、上げます」…何言ってるんですか???最初に使うときに説明くらいしましょう?
間違ったカスタマイズ デフォルトから設定を変えてチュートリアルを作成すると、他の人が作っているチュートリアルと差ができて視聴者が混乱してしまいます。カスタマイズ前提はお勧めできません。
あと、日本語UI設定にする説明で「New Data を On 」にしている動画は基本的にNGです。
(意図しない)操作の失敗をする あえて失敗してそれをFIXする、というシナリオが出来ていればそれも学習のタネになるのでいいですが、「撮って出しで失敗したところもなんか気分でFIXしてる」とかいうのを見ていると不安になる、というか「こんなの作れるんだぜ自慢」止まりになってしまうというか。
何回かリハーサルをするだけでもかなりマシになります。
パクり どこかの英語チュートリアルパクリました」という動画もありますね。もちろん例外もありますが、オリジナルのチュートリアルの劣化版であることが多く、全体的に雑で、あまり多くを得られなかったりします。
オリジナルのチュートリアルと同じかそれ以上に丁寧な説明をしましょう。(ちゃんとオリジナルのチュートリアルのリンクも貼っておく)
「講座」「チュートリアル」の範囲が広すぎ 説明している風の動画を何でもかんでも「チュートリアル」とか「講座」とか言ってません?えっ^何、「検索に引っかかるようにするため」ですって?うーん…。
タイトルに「〜のやり方」 Blenderのチュートリアルで「〜のやり方」っていうタイトルで動画出されている人には申し訳ないですが、正直あまり頭が良さそうに見えません(見る側はある程度の期待値を持っているのにそれに応えない風に見えます)具体的に何をするのかを強調する方向でタイトルを考え直してみてください。

(出来れば)リリース前に誰かに見てもらって!!

リリース前に試写して改善案を出してもらうといいです。自分では正しい・十分に説明できていると思っているところでも、最適ではない・説明としてちゃんと足りているかは作っている本人だからこそ見えなくなってしまうことはよくあります。

せめて「編集完了して即リリース」ではなく、「一晩寝かせて、最終チェック、よければリリース」で。

 

リリースしたらきちんと宣伝して!!

せっかくリリースしたんだからきちんと宣伝して、一人でも多くの人に見てもらえるよう、ちょっとだけ努力してみませんか。あ、でも「ついったで意味なく連呼する」とかは逆効果なので、

  • どういう人が見れば一番効果的か
  • 「こういう状況で楽できます」なのか「考え方もしっかり身につきます」なのか

という情報を織り交ぜながら特色を出してアピールしていく方法はどうでしょうか。ここで心がけるのは「自分が見えているところの一歩外側にリーチすることを考える」ってことです。

  • ついったなら、「フォロワーのフォロワーに届けられるかどうか」

これなんでか、っていうと、「フィードバックもらえる確率が上がる」ということです。フィードバックもらえるようになると色々なものが劇的に向上します。次につながります。

また、宣伝する場所もきちんと選んでください。

騙されたと思って頑張ってみてください。

 

See Also:

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧