グリーン・マイル(映画)

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登録日:2012/10/06(土) 20:07:05
更新日:2023/08/18 Fri 17:07:56NEW!
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映画 スティーヴン・キング フランク・ダラボン トム・ハンクス 名作 傑作 感動作 追悼項目 涙腺崩壊 不朽の名作 ワーナー・ブラザース マイケル・クラーク・ダンカン 割と鬱エンド グリーン・マイル ギャガ



「普通は“ラスト・マイルと呼ぶ死刑囚棟を私(看守)達はグリーン・マイルと呼んでいた…床が褪せた緑色をしていたからだ」







■グリーン・マイル■


『グリーン・マイル(The Green Mile)』は99年の米映画。
ジャンルはヒューマンドラマ、SF。
スティーヴン・キングの同名感動作の実写映画化作品で、人を癒やす超能力を持つ囚人と、看守達の触れ合いを描く。


監督、脚本は94年に同じキング原作の『ショーシャンクの空に』で、多くの喝采を浴びたフランク・ダラボン。


ファンからは『ショーシャンクの空に』と、続く01年の『マジェスティック』と共にフランク・ダラボンによる感動三部作として挙げられている。


また、原作小説の知名度もあってか公開以前から 大掛かりな宣伝を組まれるなど、特に話題を集めた作品であり、
物語のキーパーソンとなる囚人を演じたマイケル・クラーク・ダンカンの出世作ともなった。



【物語】


……1999年。
老人ホームで孤独な余生を過ごすポール・エッジコムは、昼下がりに古い映画を見て、
1935年に自らが体験した“奇跡の物語”をホームの友人のエレーンに語り始める。


……1935年。
大恐慌の頃、ポールはコールド・マウンテン刑務所の死刑囚棟の看守主任を務めていた。


その年、彼は最悪の尿路感染症を患っていた。
そして……その年はジョン・コーフィと殺された二人の女の子の年でもあった……。


アラバマ州で、二人の女児が忽然と姿を消す事件が発生した。
犯人として収監されて来たのは、血塗れで死んでいた二人を泣きながら抱いていた黒人の大男、ジョン・コーフィ……。
人を圧倒する程の巨体でありながら、暗闇を怖がる純朴なジョンの姿に違和感を覚えるポール。


「どうしようも無かった…元に戻せなかった」


やがて、ポールはコーフィの持つ“奇跡”を目の当たりにして、自らの疑念が真実であると確信する。


その後の事件を経て、他の看守達や所長もコーフィの“奇跡”と人格を知るが、結末を変える事は誰にも出来ない……。
そして、遂にコーフィの死刑執行の日がやって来た……。




※以下はネタバレ含む。






【登場人物】
※吹替はソフト版。


■ポール・エッジコム
演:トム・ハンクス
声:江原正士
死刑囚棟の看守主任。
酷い尿路感染症に悩まされている。
“奇跡”により病を癒やされた事と、純粋な魂を感じ取りコーフィの無実を最初に確信する。
1935年当時は44歳で、99年の時点で108歳になる。


■ブルータス“ブルータル”ハウエル
演:デヴィッド・モース
声:石塚運昇
ポールの同僚で巨漢。
常に冷静で、心優しい人情家。
…故にパーシーを毛嫌いしている。


■ディーン・スタントン
演:バリー・ペッパー
声:鳥海勝美
ポールの同僚。


■ハリー・ターウィルガー
演:ジェフリー・デマン
声:佐々木敏
ポールの同僚。


■パーシー・ウェットモア
演:ダグ・ハッチソン
声:平田広明
ポールの同僚にして、刑務所のお荷物。
ポール曰わく“残忍で不注意でバカの三拍子”が揃った、看守には最も向かない男。
知事夫人の甥っ子であり、身内を後ろ盾にしている為にポール達も手を灼いている。
精神病院に転属願いを出しているが、死刑を執行したいだけの為に刑務所に居座る屑。


■ウォーデン・ハル・ムーアズ
演:ジェームズ・クロムウェル
声:糸博
コールド・マウンテン刑務所所長。
最愛の存在である妻のメリンダ(演:パトリシア・クラークソン)が脳腫瘍により余命幾許も無いばかりか、人格すらも歪んでいく事に心を痛めている。


■アーレン・ビターバック
演:アーレン・グリーン
声:郷里大輔
死刑囚。
ネイティブ系で、劇中で最初に刑を執行された。


■トゥート=トゥート
演:ハリー・ディーン・スタントン
声:後藤敦
模範囚で掃除夫としても働いている。
死刑の練習役もする。


■エデュアール“デル”ドラクロア
演:マイケル・ジェッター
声:牛山茂
死刑囚。
フランス人で、いつも素っ頓狂な事ばかりを言っている陽気な親父。
人懐っこいネズミを手懐け、Mr.ジングルスと名付けて芸を仕込む。
……残酷なパーシーにより、刑の執行は凄惨極まる物になってしまった。


■Mr.ジングルス
ある日から刑務所内に姿を見せる様になったネズミ。
デルと仲良しになり、芸を仕込まれる。
当初は細かい芸や演技をする姿をCGで再現しようとしていたそうだが、演じたネズミ君の頑張りにより何と99%が実写であるそうな。


■クラウス・デッターリック
演:ウィリアム・サドラー
声:内田直哉
殺された二人の女の子の父親。


■バート・ハマースミス
演:ゲイリー・シニーズ
声:仲野裕
弁護士。
コーフィへの疑念を胸に訪ねて来たポールに“思い込み”の危険性を語る。


老人のポール・エッジコム
演:ダブス・グリアー
声:内藤武敏


■エレーン・コネリー
演:エヴァ・ブレント
声:京田尚子


■ウィリアム“ワイルド・ビル”ウォートン
演:サム・ロックウェル
声:成田剣
死刑囚。
残酷な事件を繰り返しつつ、各地を転々としている“問題児”で、若いが極めて狡猾で残忍。
常に人をからかう事を好む。
二人の少女を殺した真犯人である。


■ジャン・エッジコム
演:ボニー・ハント
ポールの妻。
悩むポールに、助言を与えると共に、決断をする勇気を説いた。
コーン・ブレッドが得意料理。


■ジョン・コーフィ
演:マイケル・クラーク・ダンカン
声:大友龍三郎
2m、150kgに迫る巨漢の黒人で、二人の少女を強姦し残虐な手段で殺害した罪により収監されてきた。
多少、頭が鈍い様に見えるが純粋な魂の持ち主。“奇跡”の力の持ち主で、ポールの尿路感染症は疎か、一度死んだMr.ジングルスをも生き返らせた。
取り込んだ“悪い物”は口から蝿の大群の様な姿で吐き出される。
世の中の苦しみや憎しみを無意識に察知してしまう性質であり、死刑になる事を自らへの「救い」であると語った。
映画を見るのが夢で、その願いはポールらに叶えられた。
死の前に、心を通わせていたポールに自らの力の一部を渡す。






【余談】


※コーフィを演じたマイケル・クラーク・ダンカンは2012年9月に心筋梗塞にてこの世を去った……。



※劇中で流されている映画は1935年公開の『トップ・ハット』であり、それに併せて原作とは年が変更されている。









♪ここは天国♪
♪僕は天国にいる♪
♪探し求めていた追記修正がやっと僕のものに♪



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  • ウィリアム“ワイルド・ビル”ウォートンがパーシーに射殺されて地獄行きになったのがせめてもの救いよねこの作品は。 -- 名無しさん (2016-12-06 18:54:54)
  • コメント欄のほとんどを削除しました -- 名無しさん (2017-05-02 13:59:50)
  • デルが何をやって此処に入ったのかを考えると -- 名無しさん (2018-03-16 12:58:16)
  • ちょっとあの最後でも仕方ないんじゃないかって思ってしまう、少女二人に対する強姦殺人に死体火葬して火が広がってその火事で六人死んでるし -- 名無しさん (2018-03-16 13:00:23)
  • 「ああ神よ、グリーン・マイルは長すぎる。」 -- 名無しさん (2018-07-06 22:43:07)

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