登録日:2010/09/24 Fri 16:32:43
更新日:2023/08/17 Thu 23:28:14NEW!
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昆虫 虫 イミフ ゲシュタルト崩壊 優柔不断 日本語でおk 都市伝説 アニヲタ動物図鑑 ややこしい ハムシ アリ ナシ トゲアリトゲナシトゲトゲ トゲアリ トゲナシ なんじゃこりゃ あるのかないのかどっちなんだ トゲハムシ 棘有棘無棘棘 バカリズム トゲアリトゲナシトゲハムシ
トゲアリトゲナシトゲトゲとはトゲのあるトゲのないトゲのあるハムシのことである。
何をいっているのかわからねーと思うが大丈夫、俺もだ。
学界で一般に呼ばれる和名はベニモントゲホソヒラタハムシであり、こっちは学名に沿った名前である。誰だトゲアリトゲナシトゲトゲとかいうふざけた名前をつけたのは。
1.ハムシという虫がいました。
2.トゲのあるハムシが見つかりました。
3.トゲハムシ、あるいはトゲトゲと呼ぶことにしました。
4.トゲのないトゲトゲが見つかりました。この時点で凡人には理解できません。*1
5.トゲナシトゲトゲと呼ぶことにしました。おい誰か止めろ。
6.トゲのあるトゲナシトゲトゲが見つかりました。もう悪ふざけだろ。
7.トゲアリトゲナシトゲトゲ誕生。あるのかないのかどっちなんだ。
日本国内には生息していないと言われており、近年発見された種ということでインターネット等では情報がほとんどなかった。
しかし、そのインパクトがありすぎる和名に反してそこまで情報がないということから「実在しないのでは?」というデマと共に拡散され、
特にインターネット上では非実在説がそれなりに有力視されてしまうという事態が起こってしまった。
昆虫学者たちの間では東南アジアに生息する種として認められており、むしろ実在を疑う根拠の方がない、とインターネット上とは正反対の状況になっている。
写真等もあり、NHK番組「日本人のおなまえっ!」のSPで「変な名前の生き物」を特集した時には専門家の方がトゲアリトゲナシトゲトゲを紹介している。
和名についても、「棘があるトゲナシトゲトゲ」という意味合いでしかなく、その字面のインパクトに反して名付け方自体は悪ふざけでもなんでもないものの、仮にトゲナシが先に見つかった場合を考えると、このふざけた名前の付け方では問題が生じてしまうことがわかるであろう。
また、「ベニモントゲホソヒラタハムシ」という名前でも呼ばれることがあり、学界ではこっちのほうがメジャーである。
なお、東海大学出版会『虫の名、貝の名、魚の名 和名にまつわる話題』に基づけば、
- 棘のあるホソヒラタハムシ(トゲナシトゲトゲ)は存在する。
- 東南アジア産である。日本にそんな虫は生息していない。
- 日本人愛好家が東南アジア産のトゲナシトゲトゲの棘がある亜種の俗称としてトゲアリトゲナシトゲトゲと呼んでいただけで、和名として扱われているわけではない。
ということのようである。
しかし、実のところ虫などの和名を登録するような機関は存在せず、『学者が名付けた名前を図鑑や論文で発表した後、それが通称として世間で定着すれば和名となる』らしく、
この虫の場合、世間で定着する以前にあまり話題に挙がらないマイナーな虫なので、未だ和名が決まっていないというのが現状の模様。
そのため、「トゲアリトゲナシトゲトゲ」と「ベニモントゲホソヒラタハムシ」、どちらが和名になるかはこれから次第。
書籍「不思議な生き物 生命38億年の歴史と謎*2」によれば棘のないトゲアリトゲナシトゲトゲもいるらしくそちらは、「トゲナシトゲアリトゲナシトゲトゲ」と呼ばれるとか…もうわけわかんねえな。
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▷ コメント欄
- で、結局こいつは実在するの? -- 名無しさん (2013-08-02 19:19:32)
- ないアルよ -- 名無しさん (2013-08-03 04:41:17)
- あくまでも学者ジョークなのにへんないきものの作者が実在するかのように書いたせいで… -- 名無しさん (2013-09-04 16:30:41)
- スベスベケブカガニと言う例もあるな -- 名無しさん (2013-09-04 16:34:40)
- オオアリクイクイアリに似たものを感じる -- 名無しさん (2014-05-05 20:46:33)
- オオアリクイクイアリは遊戯王のモンスターだが、「オオアリクイ」を食べる蟻と、まだわかりやすい -- 名無しさん (2014-08-14 18:45:10)
- ケンシロウ「トゲがあるのか、ないのかどっちなんだ(私刑しながら)」 -- 名無しさん (2014-08-31 06:52:25)
- ↑↑本当に紛らわしいとすると「オオアリクイクイアリクイアリクイ」って感じかね -- 名無しさん (2014-09-24 03:21:07)
- トゲナシトゲトゲの仲間でトゲのある種はいるのかもしれない。けど学者も「トゲアリトゲナシトゲトゲ」っていう和名の昆虫はいませんっていってたレベルだから、トゲアリトゲナシトゲトゲって名前自体はガセや非実在で間違いない気もする。素人にトゲハムシとトゲアリトゲナシトゲハムシの区別無理だろうから写真とかがあってもいまいちわからんけど -- 名無しさん (2015-12-27 03:20:35)
- トゲのないトゲトゲが見つかりました。←それハムシじゃねえのかよ -- 名無しさん (2016-08-02 19:46:09)
- トゲのないトゲハムシであってハムシではない……カードゲームでいえばイラスト違いではなく、イラストがそっくりなだけの別物というべきか -- 名無しさん (2016-08-12 23:21:28)
- 調べたらトゲのあるトゲナシトゲトゲの総称で固有名じゃないらしいな -- 名無しさん (2017-04-01 16:08:09)
- 代表例としてベニモントゲホソヒラタハムシが居る -- 名無しさん (2017-04-28 02:52:06)
- 「トゲハムシ」は「棘のある羽虫」ではなく(最初の由来がそうでも)、「由来となったトゲハムシとその近縁の系統」って意味だからな -- 名無しさん (2017-05-30 15:15:28)
- 多分、交配による一回きりのハイブリット種の可能性もある。 -- 名無しさん (2017-08-23 13:30:30)
- まあ、存在しないっていうのがデマなわけで -- 名無しさん (2018-08-18 03:14:48)
- 実在する非実在トゲアリトゲナシトゲトゲ -- 名無しさん (2018-08-18 04:02:43)
- 今やってる、国立科学博物館の昆虫展で展示されてた。 -- 名無しさん (2018-08-18 13:27:27)
- 棘のあるトゲナシトゲトゲが実在するかどうかじゃなくて、本当にその和名が一般に話題になる以前から使われていたのか(このインパクト先行の名前が、最初に面白い話として紹介した人が考えたジョークではないのか)が問題じゃないのかな -- 名無しさん (2018-08-18 20:00:54)
- あるのかないのかどっちなんだ! -- 名無しさん (2018-10-23 16:43:03)
- 中学時代理科のテストのコイツの絵を掛けというプチ問題があって、当然皆分からないからイメージで書いてた。その後全員の回答を見た先生は爆笑していたんだとか。 -- 名無しさん (2020-11-20 12:40:43)
- ハムシというのは葉虫と書き、植物の葉を食べる小さな甲虫のグループ -- 名無しさん (2020-11-20 13:36:39)
- 夜更かしだかで開設された時のVTRの〆に先生が「ちょっと休憩しましょうか」って言ったのが忘れられない -- 名無しさん (2023-07-10 11:40:10)
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*2 著者:池田晴彦、出版:角川学芸出版、発行年:2013年4月23日
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