登録日：2010/11/17 (水) 15:57:03
更新日：2023/08/17 Thu 18:31:32NEW!
所要時間：約 5 分で読めます
▽タグ一覧
獣魔術 3×3eyes カプセル怪獣 藤井八雲の名において命ずる！出でよ ベナレスの名において命ずる。出でよ 藤井八雲に変わってアマラが命ずる！出でよ
獣魔術とは3×3EYESに登場する術の一種で、獣魔を使う魔術だから獣魔術。分かり易い 。
獣魔術はいわゆる「使い魔」をより使い勝手の良い「術」にしようという考えから開発されたモノ。
魔物は「精神」と「肉体」を持っており、術者はソイツと契約なり臣従なりの繋がりを作ってソイツを使い魔として使役するわけだが、
獣魔術は魔物から「能力」だけを取り出して0.3ミクロンという極小の核にして術者の身体に植え込んでおき、
発動時には核の情報を元に周辺空間や術者の「精」を吸収して獣魔の肉体と能力を生成するという手順を使う。
獣魔に精神はなくなるので制御に困る事はなく、契約も条件づけは要らないので血をかけてねじ伏せればよく、核は小さいので無数に契約して体内に「手札」として取り入れておける。
しかし使う度に毎回魔物をその場で作り出すという発動システムの消耗度合いは馬鹿げており、不老不死（「精」も無尽蔵）生物である「无」でもないとまともに使えない。定命の生き物が獣魔術を使うと「精」をごっそりもぎ取られ、身体が大きく欠損してしまう。
獣魔術を使用する方法は
１、卵から孵した獣魔を倒し、主と認めさせる
２、本来の主から借り受ける
の二通りがあるが、前者は獣魔を体に宿す必要があり(術の発現時以外は見えない)常に精を吸われ続ける為に実質的にほぼ無限の精を持つ无専用の手段となっている。
後者は本来の主が委譲の意志を示す事で可能であり、術の使用にかかる精は本来の主が負担する事になる。
本編で一度使用された方法だが、後々エラいことになった。
他にも契約した全獣魔をいっぺんに出したりも出来る。
ただし、全獣魔を召喚するには大量の精が必要。
本編で使用されたが、やっぱりエラいことになった。
ちなみに獣魔術を作り出したのは術開発に凝っていた時代のベナレス様である。
以下主な獣魔(登場順)
- 土爪(トウチャオ)
獣魔と言えばコイツ！な最も知名度の高い獣魔。初出は黄さんを狙う妖怪として登場した。
この時は獣魔の設定が無かったのか、普通の妖怪が使っていた。
身体の後端に三本の長い爪つき足を持つ、前進するカニ…といった形状の獣魔。
能力は、地面に潜った土爪自身が突っ込み、３本爪で敵を切り裂くというもの。
潜るべき地面がない中空で呼び出すとその場で斬撃を振る。
序盤は八雲の主力だったが光牙を入手してからは近接用として使用される様になった。
後述の走鱗もそうだが保護色能力があり、さらに地面に潜りたがるため滅多に実体を表さない。
- 鏡蟲(チンクウ)
土爪と共に八雲がハーンからパクった獣魔。
光術を反射でき、八雲がベナレス様に一目置かれるキッカケになった。
反射の他に口(？)から粘着性の糸を吐く事ができる。
- 光牙(コアンヤア)
土爪と並ぶ知名度の獣魔。
土爪と鏡蟲の代金を取り立てに来たハーンから走鱗と共になんやかんやで貰った。
光でできた龍の様な獣魔で、突進して攻撃する。要はビームであり、かめはめ波。光熱系なので、直撃しなくても熱ダメージが発生する。
分裂したりする他、気合で曲げることも可能。作中では曲げまくって光熱の繭にして中にいる奴の水分を蒸発させた。
非常に強力で、入手以降は最後まで八雲の主力を張った。鏡系の獣魔で反射されるのが難点。光線技は対策されやすいのである
単純な砲撃なのでかわされやすく、どうやって直撃させるかで難儀する事も度々。
精を伴わなくても鏡でさえあれば反射可能。なので、内側が鏡面状態の水筒…いわゆる魔法瓶に閉じ込められたことがある。熱はどうしたのかって？知らん。
- 走鱗(ツオウリン)
光牙と同時に入手した獣魔。
一言で説明するとエアーボード。短時間なら壁面走行や水上移動も可能。ただし、泳鱗じゃないのでそのうち沈む。
牽制にも使用された。
- 炸裂虫(チアリエチヨン)
記憶の世界でパールバティ三世の无マドゥライ(娘の方)が召喚した獣魔。使用されなかった上に恐らくはこれ一回きりの登場なので誰も(多分作者も)覚えていない。
名前から判断すると手榴弾的な獣魔か？
- 雷蛇(レイシヲ)
ベナレス様が割と頻繁に使用していた、文字通り雷術の獣魔。記憶の世界で名前だけ登場したのが初出。
八雲は雷術を防ぐ手段が無かったのでコイツが出ると大ダメージ食らってた。
後日談で八雲も使用した。
- 火磔甲虫(ホウリイチイアチヨン)
記憶の世界で先代鬼眼王の无ガネーシャが使用した。
全身から炎をまとった小虫をツブテのように飛ばす。
- 縛妖蜘蛛(フーヤオチチウ)
相手を糸で縛りつけ封印する獣魔。糸の中は結界になっている様で、術なども封印出来る。
第2部でベナレス様が使用しようとして不発に終わったシーンが印象的。後にマドゥライ(娘)も使用、封印用の筈だがガネーシャの雷蛇に飛ばしてた。発動中の獣魔にも縛妖効果が効くのかもしれない。
- 火猿猴爪(ホウユアンホウチャオ)
指先に炎の爪が宿る効果。格闘攻撃の攻撃力アップ、あるいは土爪の上位互換種？
初出はガネーシャが八雲に対して使用。
- 地精集気蟲(テイチンチイチイチヨン)
精の補給用の獣魔。
初出はベナレス様がパイに使用。
- 四天聖精奉還(ステイエンシヲンチンフヲンホアン)
ベナレス様が｢三只眼｣の光術を防ぐ為に開発した獣魔。四体一組で三角錐のバリアを作る。要するにフィンファンネルバリア。
面は無敵なのだが、角錐の点である獣魔そのものは無敵ではないため、そこを突かれると速攻で無力化される。
名前が長い。召喚に当たって獣魔の名前を呼ばないといけない獣魔術では結構な弱点。実際、詠唱しきる前に攻撃されてしまったことも。
- 憑蠱(ピンクウ)
高等生物間の融合を媒介する獣魔。要はジョグレスの"つなぎ"。
サルラーマがバカ殿に使用した。
- 精吸牙(チンシーヤア)
相手の精を吸い使用者のものにする。サルラーマが使用し、八雲をミイラにした。
- 假肢蠱（チイアチークウ）
八雲の五番目の獣魔。
失った身体を補う事が出来るが不死身の无には全く意味が無い能力である為か、登場してすぐにその頃右腕を無くしたばかりのハーンの義手にされた。
ハーンが生死不明になった後は八雲が自身に使用して翼を生やして飛行するという明らかに後付けっぽい能力が追加されていた。
- 哭蛹（クーヨン）
八雲が六番目に契約した獣魔。卵がやたらでかい。
のほほんとしたマヌケ面と気の抜ける鳴き声のせいで誰も見向きもしなかったハズレ獣魔。ある意味マスコット。正面から見るとハロ
その能力は「精食粒」を周辺にまき散らしどんな術(というか術に使われる精)であろうと問答無用で食らい尽くすというもので、
術士にとっては極悪過ぎる獣魔。使用頻度こそ少ないがあのベナレス様すら瀕死にした事がある*1。
｢三只眼｣曰わく「地上最大のごくつぶし」。
ちなみに、コネリーからもらったサポート術式「コネリーモード」は、絶体絶命の危機にヤケクソ気味に使用した結果、
発動中だったために精を喰われて使用不可となってしまった。
なお、精吸牙と違って剥き出しになっている精にのみ反応するため、肉体という殻があれば無効となる。
後に手の平で小さく召喚して、精食粒の展開量を最小にすることで制御するという形で術消去に使われたりもしている。
- 影牙(インヤア)
ベナレス様が使用する黒光牙。光牙へのカウンターに使われた。
光牙は熱を伴っていたが、こちらは冷気などを伴っているかは不明。
- 風牙(フォンヤア)
風圧版の光牙。
- ベナレス様が背負ってた獣魔
精不足のベナレス様が精を補う為に使用していた。地精集気蟲とは別物
- 泥毛(ニーマオ)
ベナレス様が使用。地面からワカメ召喚
- 回風(ホイフォン)
回転する刃を持った獣魔。ベナレス様が使用
- 炎头(イエントウ)
巨大な炎の髑髏。追尾？
- 凍血球(ドンシユエチウ)
ベナレス様が使用。ブリザド
- 石絲(シースー)
異空間に旅立つ八雲にベナレス様が進呈した獣魔の一体。
口から針の付いた糸を飛ばし、刺さった相手を石化させる。
「宇宙空間そのものの異空間を探索するのにそんなものを」という気がしないでもない。まあ、三只眼を見つけたら使えということなのだろう。
- 闇魚(アンユイ)
異空間に旅立つ八(ry
体が闇の魚で目くらましと水中での移動に使用された。
- タオ息(タオシー)
異空間に(ry
治療用の獣魔でゴチャゴチャした円盤に美女の顔が着いてる。作者曰く｢扱いにくかった｣らしい。スタッフからの愛称はピザ
使用中は動けない。ただ、精の消費が激しいわけではなく、後に2体同時召喚とかしているが、以前光牙を数発同時に出したりしてるので、契約した1体を精気で複製して、複数出してると思われる。
- 闇食魚(アンシーユイ)
ベナレス様が使用。闇魚を食べた。つまり、八雲の獣魔術を潰すためのもの。
- 鏡亀(チングイ)
ベナレス様が(ry。デカい亀版の鏡蟲。光牙対策。
- 泡蠱(パオクウ)
ベナレス(ry
獣魔の体内に相手を閉じ込める。
- 絲切頭(スーチエトウ)
べ(rz
石絲へのカウンター
- データ哭蛹
破滅の術への対抗策として哭蛹の能力をパソコンに取り込んだもの
- 被甲(ビージャー)
後日談にて八雲が使用。鎧の様に着込む獣魔。
フルアーマー八雲
- 追鱗(ジュイリン)
追跡用獣魔 後日談にて八雲が仕様
追記・修正はピザを食っちゃ寝しながらお願いします
[#include(name=テンプレ２)]
この項目が面白かったなら……＼ポチッと/
#vote3(time=600,2)
▷ コメント欄
- 縛妖蜘蛛はベナレスが最終戦で使ったのが初出 -- 名無しさん (2016-04-19 19:52:41)
- そう、二部の最終戦で化蛇がベナレスを拒絶する場面で、拒絶後の実力行使としてベナレスが使おうとした -- マメ (2016-09-04 13:23:26)
- 便利ではあるけどこんな精バカ食いする術使うなら自前（昔からある）術式でいいよねとか散々な評価だったとかなんとか -- 名無しさん (2019-05-15 21:41:11)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧