木曜日のフルット

ページ名:木曜日のフルット

登録日:2026/02/12 Thu 20:20:08
更新日:2026/06/09 Mon 08:59:29NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



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2009年 ギャグ漫画 ネコ漫画 日常系 漫画 石黒正数 秋田書店 週刊少年チャンピオン 長寿作品 たまに4コマ漫画 木曜日に建った項目 木曜日のフルット





人間のようなネコネコのような人間のゆる~~く楽しいスローライフ。




木曜日のフルットとは、週刊少年チャンピオンで連載中の石黒正数による漫画。
2009年より始まり、本誌で連載中のモノだと弱虫ペダルに次ぐ古参勢。既刊12巻。




( 目次の巻 )




( 概要の巻 )

半分ノラ、半分飼いネコの「フルット」と、無職女性「鯨井先輩」の日常と苦悩を描いたショートギャグ漫画。
1話2ページで巻末固定掲載。ただし記念日などには巻頭カラーを担当したり増ページされたりもする。


大まかにフルットたち動物が主体のネコ側視点と、鯨井とその関係者たち人間側視点の2つで構成されており、基本的に1、2話ずつ交互に話が進んでいく。
サブタイトルには「〇〇の巻」といったその話の主体となるキャラやモノの名前が付き、タイトル下には登場しない側の主役の一枚絵が入ることが多い。
どちらの主役も出ないという話も珍しくはなく、長期の連載もあって登場人物(ネコ)がかなり豊富な作品である。
なお、枠外に一見ストーリー解説的な文章が乗っているが、全く本編と無関係な雑談(戯言?)というのがお約束のネタ。


鯨井先輩が住むとある浅草のアパートと、その周辺地区にあるノラネコたちの住処が主な舞台。
基本的にネコたち動物は擬人化され、日本語で意思疎通し人間の言葉も理解できるのだが、人間側にはどの言葉もただの鳴き声にしか聞こえない一方通行。
しかしながらごく自然に竿で釣りをしていたり、街中で二足歩行していたり(しかも認知されている)と生活圏を除いてほぼ人と変わらない行動を取っている。


一般的な動物の他にも、カッパや人魚、鬼や龍といった妖怪や幻獣から、宇宙人や幽霊、凶悪な怪異神的な存在まで幅広く登場。
さらにはエスパーを始めとした超能力やサイボーグ化技術まで存在し、ぶっちゃけなんでもアリな世界となっている。


何ともない日常や季節ネタから際どい下ネタ、他漫画のパロディやネットミームも積極的に取り入れている。
新型ウイルスによるパンデミックやウクライナ侵攻などの社会的時事ネタが長期に渡り直接ストーリーに関わっていたこともあった。
人によっては不快に感じる内容もあるものの中毒性は高く、とにかくネコの如く自由奔放な漫画といえよう。




( 登場人物の巻 )

~ネコ側~

様々なノラネコたちがチームを組んで縄張りを作り、侵略しつつされつつエサを奪い合う弱肉強食な世界……とはいえ血を見るような争いはほとんどない。
自然の厳しさを実感するような内容もあるが、後述の人間側と比べて比較的平和で癒される話が多い。
ネコだけでなく虫やカラス、UMAまで個性的なキャラが勢揃い。彼らのユルい生活を楽しんで見てみよう。


  • フルット

これから おれは 最高で最低なハードロック的ネコに なってやる!


本作ネコ側の主人公。白にグレーの縞模様がある丸っこい雄ネコ。何も考えていなさそうな(◎ヘ◎)な顔が特徴。
元々ペットショップで売られていた子ネコだったが、自由を求めて脱走。
弱っていたところを鯨井先輩に助けてもらって以来、気まぐれでアパートにお世話になったりならなかったりで半ノラ半家ネコ状態となる。
名付け親も鯨井先輩で、由来は「フルフル震えていた」から。誕生日は2月29日。


ノラネコチーム「アウトローズ」に所属しており、流れでチームボスも務めている。
見かけによらずプライドが高くて喧嘩っ早く、格上の相手に無謀に攻め入っては返り討ちに合いよく泣かされている。
とにかく騙されやすく、度々エサを取られてしまったり、貴重な道具を無駄にしてしまうなど散々な目に合うのもお約束。
飼い主(?)である鯨井先輩に良かれと思って取った行動が裏目に出てしまうドジっぷりも。
初期は無鉄砲さと無知さが目立っていたが、今では努力の甲斐あって全ネコの中でも喧嘩が強めの立ち位置にまで成長。
半端ながら家ネコならではの知恵をふり絞って問題を解決することもある。
ノラ子ネコや迷子の飼いネコを積極的に手助けしたり、恩人の仇討ちに挑んだりと正義感の強さ、面倒見の良さも彼の長所だろう。
恋愛感情は乏しい方だが同種からも異種からも何かとモテやすく、とあるメスネコとは相思相愛の関係にまでなっている。


  • ブロン

黒目で蒼い雄のノラネコ。「アウトローズ」の1匹でフルットとよくつるんでいる初期メン組。
ノラとしてのフルットの先輩で、初期は彼によくノラの心構えを説いていた。
ネコながらナイフの扱いに長けており運動神経も良い方。
クールな雰囲気ながらフルットと一緒になってふざけたり喧嘩することも多い。
実はノラになる前はとある秘密機関で飼われており、様々な特殊訓練を受け忍者ネコにされていたことが判明した。


  • ウッドロウ

薄茶色の雄ノラネコ。普段は糸目だが驚くと開眼する。「アウトローズ」の1匹。
同じく初期メン組でよくブロンと一緒になってノラ知識の甘いフルットにツッコミを入れていた。
どちらかというとマイペースよりな性格だが、何かと他のノラと因縁を持つことがあったりなかったり。
昔観た映画の影響か空手の戦闘スタイルを得意としており、人間を真似て太極拳を嗜むこともあった。
意外とプレイボーイでとあるメスネコをナンパしてチームにスカウトしたことも。ワイルドなメスが好みらしい。


  • タマ

つり目でスリムな雄の白ネコ。家ネコではあるがフルットたちアウトローズとよく一緒にいる本作の初期メンバー。
フルットとは悪友のような好敵手のような関係であり、半端者の彼を煽るのが定番……
なのだが飼い主であるマダムとその娘の女子高生に溺愛され、自身も甘えに甘えている。
後述のショコラことが好きでよくアピールしているが彼自身とても惚れっぽく、他のメスに何度も目移りしてしまっている。
ちなみに名前の由来は「ペットショップで『たまたま』目が合った」から。決して金玉からではない


  • マリア

フルットによく絡んでいる勝気な雌のカラス。彼女の台詞だけ細いフォントが使われている。
登場時はフルットからご飯を奪う、騙し騙されでエサを取り合うなど嫌味なキャラだったのだが、
何度もピンチを救われ、さり気ない優しさを見せ続けるフルットにガチ惚れ。いつの間にかツンデレキャラに。
カラスでありながらフルットとの共演回が多く、実質ネコ側のメインヒロインと化している。
羽や飛行能力を使った必殺技を複数持ち、新しく開発・命名する趣味がある。


  • デン

ぬう…


空き地に住み着いている巨大な赤いノラネコ。町一番の縄張りの広さを持つチーム「エンペラー*1」のボスを務める。
明らかにネコ離れしているデカさだが猫種はメインクーンとのこと。柿が大好物。
その力は計り知れず、パンチでコンクリートの壁を破壊し、くしゃみでネコを吹き飛ばす作中屈指の強キャラ
普段は空き地でのんびりしているが、邪魔する者や空き地を開発しようとする存在には容赦はしない。
フルットからよく決闘を申し込まれているが、適当にあしらい全く存在に気付かないまま勝利していたということもしばしば。
無愛想ながら面倒見はよく、花粉が治まった時には小躍りし、カッコいいネーミングに拘るなどかわいらしいところも。
過去回想からしてネコの寿命をとっくに過ぎているとみられ、その常識外れなパワーからすでに化けネコと化しているのかもしれない。


  • トラ

デンの下についている右眼に傷があるデカい雄ノラネコ。
他のノラたちからエサを奪ったり、縄張りの侵入者をボコボコにする乱暴な性格。
初期はフルットたちの天敵として描かれていることが多く、手も足も出ないことはザラだったが今では良きライバルに。
「A地区」には眼の傷を付けられた因縁の相手がおり、話の途中途中や長編で触れられることになる。
暴力的ながら意外と仲間想いで、後々おみっちゃんという彼女ネコがいることが判明した。


  • クロ

真っ黒な雄ノラネコで、トラと一緒にデンの下につく「エンペラー」のメンバー。
トラと2匹で組んでいたこともあったが、デンに敗れたことで共に心酔し彼の傘下に。
乱暴者だが、後述のコメットの親代わりとなったことでとんでもない親バカっぷりを発揮するように。
子ネコ時代は「ヒバリ一門」という大御所のノラネコチームに所属しており、大成して独立したという過去を持つ。
名前や境遇、トラとのコンビからどことなくサイボーグクロちゃんを思い起こされる。


  • コメット

「エンペラー」のメンバーと一緒に暮らしている垂れ耳の子ネコ。
最初にお世話、保護してくれたクロを「おとうちゃん」と呼んでとても懐いている。
クロ本人は父呼びされるのを嫌がっているが、コメットのピンチには真っ先に駆けつけてくれる。
訳あってフルットに稽古をつけてもらって以来、彼を「ししょう」と慕うように。
向上心が強く正義感もあるが、悪意のない善意のせいでトラブルを引き起こすことも。


  • ショコラ

焦茶の雌ネコ。フルットとは同じペットショップ出身の幼馴染だったが、彼女は飼われて家ネコとなった。
自身は家暮らしで幸せと言いつつ、ワイルドなフルットにも惚れ込んでおり駆け落ちを狙っている。
ノラネコたちに負けず劣らずとてもパワフル。しかし嫉妬深く気難しいところも。
フルットが他のメスとイチャイチャしていると何処からともなくマリアと一緒になって妨害に走ってくる。
タマからの猛烈なアピールを最初は受け流していたものの、後々考えを改め彼のことも好きになっていった。


  • ケイト

ブロガーの家で飼われているサバトラ雌ネコ。世間知らずのお嬢様キャラでデンのことが大好き。
短期間に何冊もの写真集が出るレベルで撮られる機会が多く、常に自身のプロポーションを気にしているがいつもギャグ方面に人気が出てしまう。
フルットはデンとの交際の為に利用しているだけの間柄なのだが、相談相手として結構信頼している模様。
毛糸玉を巧みに操り、石や釘、ガラスの破片を仕込んで殺傷力を上げていることも。色々あって危険視され全ノラチームから出禁を受けてしまった。
話のオチで大体ショックを受けている。Σ ガーン


  • スピア

地下下水道を根城にしているノラネコチーム「ザ・ポーカー」のボス雌ネコ。
セクシーな身体つきと狡猾さを持つ姉御キャラ。何かとケイトから目の敵にされている。
四つ子の親衛隊を持ち、彼女を中心に統率を取ればあのデンに匹敵するとも。
槍武器や棒術を得意としており単体でも十分強い。
ハニートラップなどを仕掛けることもあるが、内容が幼稚だったり仕掛けた罠に自らハマるなど少しお茶目なところも。


  • ランス

額にハートマークの模様がある茶色い雌ノラネコ。「だぞ」が口癖なボクっ娘
スピアの実の妹で、クロを兄貴分に持っていた過去を持つ。
回想シーンで顔見せされており、ウッドロウにチームへナンパスカウトされる話で本格的に登場する。
元気っ娘で正義感が強く、長編の「A地区戦争編」ではキーパーソンに。後にノラチーム「アップルホップ」を結束した。
本人及び仲間のネコ曰く、お尻がデカくてモチモチしているとのこと。


  • ???

突如現れた白黒の雌ネコ。彼女と過ごすフルットはとても幸せそうである。
単行本の表紙や扉絵にも登場しており、まるでメインキャラクターのような立ち位置だが……?
その正体はネコの霊にとり憑かれていた鯨井先輩を、一緒になって操られていたフルットが重ねて見ていた幻覚(?)。
霊媒師によって鯨井と共にフルットは正気に戻ったのだが記憶自体は消えず、彼女のことを時々思い出しては物思いにふけっている。
↓さらに深堀すると……


このネコは鯨井先輩の前世の姿であり、「ノコ」という名前の飼いネコだったことが後々判明。
かなり贅沢で気ままな暮らしをしていたようで鯨井の性格の基になったんじゃないかと言われていた。
幽霊だったのか幻なのか、はたまた実体として存在するのかいずれにせよ正体は謎のままである。


+ その他ノラ・家ネコたち-

  • バンク

お金を体に取り込めば取り込むほど巨大化する不思議なネコ。チーム「ゴールドラッシュ」のボス。
元はフルットが闇の商人と交換してもらったネコ型貯金箱に、鯨井先輩がお金を貯めた結果生命を得た超常的な存在。
お金を体から放出して攻撃するのでお札より硬い小銭の方が重要だったり。


  • ヨシオ

複数の名前と性格を持った多重猫(ニャン)格ネコ。「ヨシオ一座」というチーム(団員1匹)を持つ。
普段は「お人好しのヨシオ」という姿。情報通で何かと色んなネコの過去や内情を探っている。
いろいろ猫格を変化させて人助けをするがてんでダメ。生霊を憑依させてその人物になりきるイタコ的な能力も持っている。
肝心なところで「裏切り者のユダ」に変貌し迷惑をかけるのだが、彼の存在が長編で輝くことになる。


  • カンスケ

ノラネコチーム「風林火山」のボス。公園を拠点にし、タロ、コゲツ、モサという部下を持つ。
アウトローズに次ぐ縄張りの広さの持ち主らしいが、同盟仲間に裏切られたりと散々で特にこれといった活躍は出来ていない。
コゲツはウッドロウと映画俳優のことで因縁がある。


  • 四つ子親衛隊

「ザ・ポーカー」に所属し、スピアを「姐さん」と慕う四つ子のネコ。
仮面を被ったような不気味な顔をしており、見分けはつかないがそれぞれアイン、ツバイ、ドライ、カトル*2という名前がある。
単体では弱いものの複数で襲うとそれなりの強さを誇るとのことだが、4匹掛かりでフルットに敗北したことも。


  • ジライヤ

流れモノのノラネコ。弱い者の味方。
しかし力関係が覆ると裏切るどころか、そもそも口上が長くて役に立たない。


  • ハンマーヘッド

額に傷のある高貴な飼いネコ。
頭の固そうな名前だが特に石頭というわけではない。弱点も額。
飼い主が金持ちらしく、大金を盗んでバンクに貢いだことも。


  • マイ

家出したがりな家ネコの女の子。初登場時は事情を知らないショコラに嫉妬されていた。
自身は飼い主の3匹目のネコであり、主に100%愛されていないという思い込みがある。
慰めてくれたコメットと少しいい関係になる。


  • リリー

顔が焦茶模様の巨体なメスネコ。「A地区」のノラネコだったが圧政に追われて浅草へ逃げ込む。
紆余曲折あってランスに助けてもらい、惚れて彼女の作ったチームに入ることに。
普段は大人しいがお腹が減ると暴走する。


  • パルケ

世紀末のような地域「A地区」を支配しているネコ。
圧政がひどいが本人はA地区をより良くしたいと思っている。
「A地区戦争編」におけるボスキャラクター。何やら特殊な力を持っているらしいが……?


  • ムラマサ

「A地区」にいるという、トラの眼に傷を付けた因縁の相手。トラは彼にリベンジしようとしているが……?
実はすでに他界してしまっている。「A地区戦争編」では重要な役割も。


  • ひかり

1歳半の若いノラネコ。何事にもダル気なZ世代キャラ。こまちという仲間もいる。
アウトローズに入団しようとしたが面倒臭くなって速攻で脱退し、ボコられる。
新しくチームを発足するが政策がことごとく失敗し仲間にも怒られてしまった。


+ その他ネコ以外のキャラクター-

  • 闇の商人

時折フルットの前に出没する全身フードを被った謎の存在。
はんぺんと交換で回数制限のある時止めマシンなどの不思議アイテムをよこしてくれる。
効果は本物なのだが、肝心のフルットは使い方を誤って無駄にしてしまったり、そもそも運命が変えられないなど悲惨な目に合うのがお約束。
全く効果のない詐欺アイテムと交換してくるニセモノの商人もいる。
その神出鬼没性と話の特徴から、どこぞのセールスマン木曜日の老婆を彷彿とさせる。


  • ダニー

フルットの体に住み着いているノミ。ノミだけどダニー。
物知りな自称冒険家。ことわざを多用し、よく解説役を担っている。
初期こそ出番が多かったが、最近はあまり見かけなくなってしまった。


  • ヌルット7世

フルットに見た目がそっくりな宇宙人。
彼に間違えられてフルットがUFOに連れ去られたことも。
人類を滅ぼす計画があるとかないとか。


  • カッパ

池に住むカッパ。見た目はほとんど人間の女の子。
毎年夏の間に登場し、よくフルットを騙しては魚を奪い取っている。
池を荒らす者には容赦ない攻撃を仕掛ける。パンツ攻撃もあるがノーパン


  • ウルリッカ

ハイテンションな北欧風女性人魚。外国の妖怪だが豪雨の影響でカッパの住む池に流れ着く。
そのノリの高さでソリが合わないカッパから煙たがられている。
寒いと仮死状態になり、魚部分をかじられる(しかもめちゃくちゃ不味い)など散々な目にもあった。



~人間側~

無職と愉快な仲間たちのゆるふわな日常ストーリー……と思いきや、犯罪者や超人が蔓延る物騒で毒のある話が多い印象の人間側。
ほのぼので平和的なネコ側とはまた違った視点で楽しめる。


  • 鯨井先輩

辛い…! あの…全てが希望に満ちていた時間が今の私を苛む…


浅草のアパートに住む定職に就いていない金髪*3女性。人間側の主人公で本名は「鯨井早苗」。誕生日は12月27日。
ルックスは良いが、中身は周りの人間に飯をたかりギャンブルに明け暮れる典型的なダメ人間。いわゆる残念な美人
変なところで詐欺に引っ掛かる、怪しい保険や宗教には勧誘される、泥棒や変態の被害に遭うなど生活安全面でも散々。
しかしながら小賢しい方法で小銭を稼ぎ、巧みなライフスタイルでずぶとく生き残るサバイバル精神はなかなかなもの。
無職であること自体には責を感じており、大家さんや実家の母親からのプレッシャーには耳を痛くしている。
たまに自作飯のレシピを紹介し、その中の鯨井風汁なし麺*4はリアルでもかなり有名。
卑しい性格ながら人間関係には恵まれており、何だかんだ憎めない存在として本作の象徴の1つになっている。


幼少期のある出来事がきっかけでネコに対して深い思い入れを持つ。
そのためペット禁止のアパートでありながらバレないようにフルットを家にあげ、気まぐれではあるがこっそりお世話をしている。
フルットも彼女に対してそれなりの信頼を持っており、ノラ意識の高い彼が唯一心を許している人間となっている。


  • 頼子

少年誌で何やっとんじゃー!


鯨井先輩の大学時代の後輩で整体師をしている女性。本名「高見沢頼子」
いわゆるツッコミ担当。違うアパートに住んでいるが、定期的に先輩のもとを訪れては相手をしてあげている。
先輩のデリヘル*5発言や如何わしいやり取りに上記の台詞で物理的に突っ込むのはお約束。
常識人を謳っているが、先輩とは別方向に非常識で本人も結構危ない人間。また家事が苦手なメシマズ系女子。
重度のネコ狂いで撫でるためだけにボクシングを習い、ネコのコスプレをした先輩に欲情してしまうほど。
整体師としての腕は本物で、人の身体を自由に変形させたり、某暗殺拳もビックリな効果を発揮する技を持つ。


  • 白川先生

鯨井先輩と同じアパートに住む漫画家のおっさん。本名「白川市郎」
弱気なところもあるがとても真面目な苦労人。人間側の中ではおそらく彼が一番の常識人。
それゆえ損な役回りを押し付けられることが多く、よく鯨井に飯を奢らされている。
しかしながら男性キャラの中では出番もトップで、良し悪しはあるが女性と関係を持ちやすい点でもそれなりに得をしている。
作中漫画『狂闘先生!』を描いているが、編集者とアシスタントの奇行に悩まされることもしばしば。
人気低迷だった漫画を鯨井のアドバイスのおかげで存続につなげられた経緯もあり、アシスタントとして彼女をよく雇っている。


+ 主な関係者たち-

  • 大家さん

鯨井先輩の住むアパートの大家さん。昭和風おばあちゃん。
家賃を滞納する鯨井を催促する話がお約束だが面倒見は良く、働かない彼女のことを気に掛けてはいる。
高齢ながらたくましさはあるが、鯨井に負けず劣らず詐欺の被害に遭いやすい。


  • 富竹さん

ラーメン屋を営み、鯨井先輩と同じアパートに住んでいるおじさん。
腕自体はいいのだが自己評価は低く、人の言いなりになりやすい。
たまにアルバイトとして鯨井を雇うが、経営に関わせると大体碌なことにならない。


  • 森田さん

ハニワ顔の青年男性。ミュージシャンだが歌はあまり上手くないらしい。
鯨井先輩と同じアパート住民だが、他の人たちと比べると扱いが少し地味。
彼がヴィジュアル系に変装した姿に頼子が惚れてしまったことがあった。


  • 間先輩

鯨井の大学時代の先輩。輸入雑貨チェーン店の社長を務めているかなりのお金持ち。
鯨井をパシリとして扱き使っていた結果、彼女に悪知恵を付ける要因となってしまった。ある意味鯨井無職化の元凶の一人
先輩の先輩なりにも面倒見は良く、時々フルットを預かってくれている。


  • 沢村さん

借金取りに間違えられそうな強面のおっさん。白川先生の担当編集者。
漫画への情熱は本物だが、余計なことをして先生を困らせてしまうことが多い。
後々担当を外れることになってしまった。


  • 八平ペロ

女性の新人漫画家。鯨井もドン引きする本物のうっかり屋さん。
ペロという名前もペンネームではなく、親が出生届を間違えてネコの名前で出してしまったのが原因。
多忙の白川先生が時々彼女にヘルプを頼むが、彼女の方が先に大成することに。


  • 青竹史

沢村さんの代わりに新しく白川先生の担当編集者となった女性。
最初は編み物雑誌の担当をしていたが、入社3年目にして念願の少年漫画担当に異動される。
発言の1つ1つがオーバーで、周りに勘違いに次ぐ勘違いを生ませるトラブルメーカー。


  • 佐藤一

頼子と同じアパートの隣の部屋に住んでいる青年。彼女とは3つ年下。
純朴だが頼子に気があり、一歩間違えれば変質者と間違えられそうな少し危険な人物。
なのだが頼子の方が非常識さでは一枚上手でよく振り回されている。


  • 宍緒美弥子

本物の霊能者。弱い霊相手なら除霊もできる。
初登場時は頼子の守護霊を見抜いたが、モノがモノだけに*6インチキ扱いされてしまう。
鯨井との初対面時も負のオーラの強さに貧乏神と勘違いしてしまった。



+ その他サブキャラクター-

  • 地縛霊

鯨井先輩にとり憑き部屋に住みついている見た目が怖い地縛霊。
特に悪影響を与えるわけもないがその佇まいはただの変質者である。
彼を始めとした幽霊や怪異はフルットたちネコには視認でき対話も可能だったり。


  • 師匠

白髭と1本だけの歯、ハゲ4本だけの髪が目立つ老人。
たまに現れては凄技を見せてくれるがホームレス。『髭がリーゼントの番長』を弟子に持つ。


  • サンタさん

両親じゃなくて本物のサンタさん。
複数人存在し、いつものおじいさんや若い女性、泥棒風のおっさんと老若男女さまざま。
毎年クリスマスの時期になると登場し、いかにしてプレゼントを届けるか苦労している姿が見られる。


  • デクノボー

探偵姿の犬の棒人形。おそらく作中屈指のやべー奴。
「しらべてみよう」と称して女性の住宅に不法侵入しては下着を盗み被る行為を繰り返す変態そのもの。
人形ながら操っている人も見当たらず、とにかく謎の多い恐怖の存在である。





( 余談の巻 )

◇主人公の鯨井先輩は、同作者の作品『それでも町は廻っている』に登場する紺 双葉を始めとした石黒氏の作品キャラ特有の顔立ちをしており、
さらに苗字の鯨井も同著『ネムルバカ』の主人公、鯨井ルカと一致している。ただし同一人物というわけではない。
作者曰く、スターシステムというわけではないが、パラレルワールドのつもりで使いまわしているとのこと。


◇鯨井風汁なし麺はインスタントラーメン文化である韓国で大ブームを起こし、「쿠지라이식 라멘(鯨井式ラーメン)」として2024年に商品化もされた。
製品パッケージには作者である石黒正数氏による描き下ろしイラストもついている。


◇単行本の裏表紙は表と1つ違う箇所がある間違い探し的なお遊び要素が組み込まれている。
しかし4巻以降は主人公メンバーに混じって怪異が潜んでいるというホラー要素が強いモノになった。
また、とあるキャラの正体について仄めかす変化があるなど侮れない要素も含まれている。



★追記・修正はポストスクリプトとモディフィケーションですが、
この項目はノンフィクションであり、実在のアニヲタ・wiki等に関係ありますのでお願いします。



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  • ページ下の「〇〇といえば‪✕‬‪✕‬ション(毎回変わる)ですが、この作品はフィクションであり〜」の注意書きが単行本にも載っているところ地味に好き -- 名無しさん (2026-02-13 23:20:45)
  • ↑ああそのネタがあった…!すみません追記ネタに採用させてください… -- 名無しさん (2026-02-14 02:57:26)
  • 新聞の4コマ漫画を思わせる作風。 -- 名無しさん (2026-02-14 11:30:57)

#comment()

*1 元々チーム名は無かったが後々命名。由来はおそらく自分のこと
*2 ドイツ語で1、2、3の呼び方なのだが、4だけフランス語である。
*3 ちなみに染めてあり自毛は茶髪
*4 袋麺をフライパンで茹で焼きしたズボラ飯。本作は知らなくてもこれだけは知っているという人も多いはず。後述の通り、「鯨井式ラーメン」としてWikipediaに立項もされている
*5 デリバリー・ヘルだったりデリバリー・ヘルプだったり決してヘルスではない
*6 眼鏡をしてスニーカーを履いた戦国武将

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