ファントゥーン(メトロイド)

ページ名:ファントゥーン_メトロイド_

登録日:2026/07/22 Wed 22:06:11
更新日:2026/07/25 Sat 18:51:32NEW!
所要時間:約 11 分で除霊読めます



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アストラル体 ゲーム スペースパイレーツ スーパーメトロイド ボスキャラ メトロイド メトロイド other m メトロイドシリーズ 幽霊? アストラル生命体



ファントゥーンとは、任天堂のゲーム作品「メトロイドシリーズ」に登場する生命体(?)である。



【概要】


シリーズ3作目「スーパーメトロイド」にて登場した、スペースパイレーツの本拠地である惑星ゼーベスの中枢エリア ツーリアンへの入口を守護する4大ボスのうちの1体。


パイレーツ幹部とされているが、明確に幹部を務められる知能を持つリドリーならまだしも、

  • 「捕獲サンプルが少なく詳しい生態は不明」という設定がありながら、幹部がやれているのか?
  • そもそもコイツに組織運営が可能なのか?

等、細かい疑問は尽きない。
重要エリアを守るための単なる用心棒、生体兵器としての扱いの方がしっくり来そうではある。
尤もこれはクレイドドレイゴンにも言えることではあるが…


外見としては、大きく膨らんだ風船のような頭部を持ち、その下部に小さな胴体(?)がある。
胴体両側には貧弱な触手が1本ずつ垂れ下がり、胴体中央には牙の生え揃った口、そしてその中に単眼が存在するという不気味な見た目をしている。


実体化と非実体化を自在に切り替えながら神出鬼没に現れ、青白い鬼火を放つという、まるで幽霊のような性質を持つ。
「スーパー」での設定は、

  • 旧マザーブレインの怨念が実体化したもの。
  • エネルギーを常食としている。
  • 邪悪な念波を発し、古代鳥人族の霊を悪霊化させた。

等と、出るジャンルを間違えているんじゃないかと言いたくなるような物となっている。


実際、シルエットだけ見るとマザーブレインに似通っており、このような設定が成されても違和感が無いようにみえる。信じるか信じないかはあなた次第です


と、長らくそう思われていたのだが…?


【シリーズでの活躍】


スーパーメトロイド


初登場作品。
惑星ゼーベスの各エリアのうち、地表に打ち捨てられた古代鳥人族の難破船のボスとして登場。


難破船はファントゥーンのせいでエネルギーを根こそぎ奪われており、ゲートはおろかセーブステーションやマップステーションすら動かなくなっている。
そのため、他のエリアのように「エリア最奥部に大ボスが潜伏している」のではなく「エリア探索のためにまず大ボスを倒す」という変則的な構成となっている。


探索の末に辿りついたボス部屋にて、真っ暗な部屋の中に突如として複数の鬼火が出現し、それらが集合して姿を現すという実にホラーチックな登場をする。
戦闘BGMはクレイド、クロコマイアーと共通。


  • 鬼火攻撃

幽体化した状態でふらふらと高速で飛び回りつつ、青白い鬼火を次々と投下する。
投下された鬼火は地面でバウンドする。
幽体化している間はダメージを与えられないが、鬼火をビームで迎撃するとエネルギーやアモの回復アイテムをドロップするため、この間はひたすらチャンスを待とう。


  • 鬼火拡散

上記のふらふら移動の最中、突然動きを止めて実体化しつつ目を開き、複数の鬼火を周囲に拡散する。
ダメージを与えられるのは目が開いて実体化している間のみのため、この機を逃さず攻撃しよう。
ダメージを与えられずにいるとすぐさま姿を消してしまい…


  • 鬼火一斉投下

姿を消したまま鬼火だけが延々と出現する中、突然目をクワッと見開いたファントゥーンがランダムな位置に出現し、天井付近に一列に出現させた鬼火を一斉に投下する。
一応ファントゥーンの真下が安全地帯となるが、実体化している時間は一瞬のうえ、ランダムに位置を変えながら連続で繰り出してくる。一定時間が経過するとまた幽体化してふらふらと移動するパターンに戻る。
基本的にファントゥーンはサムスの方向に目を向けるのだが、この攻撃の時はカメラ目線のため、ホラー演出の苦手なプレイヤーの精神にもダメージを与えるいやらしさも持つ。


  • 突進攻撃

鬼火拡散攻撃時にダメージを与えられた場合はこちらに移行。
目を開いて実体化したまま、延々とサムスに向かって体当たりしてくる。意外と沸点の低い野郎である
動きは非常に素早いが、この間は実体化したままのため、この瞬間に畳み掛けるチャンスタイムでもある。





この時点でのサムスの装備でファントゥーンに有効打を与えられるのはチャージビーム、ミサイル、そしてスーパーミサイル
ボス戦となれば、特に単発火力に優れるスーパーミサイルをまず選択するプレイヤーは多いと思われ、事実ファントゥーンに対しても有効ではあり、「ふわぁ…」みたいな情けない声を上げる。
そして実際に、実体化したファントゥーンに対して使用すると…


  • 鬼火回転拡散攻撃

ファントゥーンがスーパーミサイルを受けると、ステージ上部中央に幽体化したまま居座り、延々と大量の鬼火を回転・拡散させて放ってくる発狂モードに移行。
鬼火の飛来速度は速いうえに、隙間が狭いため避けにくい。おまけに発狂モードが終わるまでファントゥーンは無敵状態。
なんの予備知識もない初心者であれば、一方的に攻撃を受け続けてしまう地獄絵図。強力な火器を安易に使用してしまったプレイヤーに対しての、手痛いカウンターともいえる。


+ 実は-

一見すると対処困難なこの発狂モードにも対処法はある。
それはチャージアタック
今作から追加された「ビームをフルチャージ中に回転ジャンプすることで、現在チャージ中のビームと同威力のダメージを与える」というテクニック*1であり、このチャージアタック中は発狂モード中の鬼火の攻撃を受けず、すり抜けることができる。
コレを知っていれば、発狂モード中はまるで縄跳びでもするかの如く飛び回るだけで良くなるため、心置きなくスーパーミサイルをぶち込むことができる。



ファントゥーンは非常に素早いうえ、チャンスタイムが少ないため、慣れない初心者にとっては非常に厄介な相手となる。
特に上記の通り、難破船ではファントゥーンを倒すまでセーブが出来ないため、妙に早い登場のガドラ(ボス部屋のゲートを塞いでいる一つ目のアイツ)を倒したと思いきや、案の定始まるボス戦と共に「最後にセーブしたのいつだっけ?」と絶望した方は間違いなくいる。
近年で新規に「スーパー」をプレイするユーザーはNintendo Switch版でプレイすることになる方が多いと思われ、Switch版の巻き戻し機能どこでもセーブ機能に救われた方も多いとか…
だがその一方で体力そのものは実はそこまで多くなく、慣れたプレイヤーであれば、実体化中に一気に畳み掛けることで瞬殺することも出来てしまう。


慣れない相手には猛威を振るい、腰の据わった相手には一蹴されてしまう、まさしくオバケそのもののようなボスといえる。


除霊撃破すると半透明になりながら姿を消し、ツーリアンへの道を塞いでいる像に変化が表れる。
そして難破船全体が通電し、プレイヤーはようやくセーブステーションで一息つくことができるように。



今作限りの登場かと思われていたが…?



メトロイド Other M


「スーパー」から実に16年後。
「Other M」のクリア後の隠しボスとしてまさかの再登場を遂げる。


「スーパー」の頃は、何も知らない人に「これはゴーストタイプのポケモンです」と言っても通用するんじゃないかというくらいにはキモカワイイどこか愛嬌のある外見だったのに対し、

  • 今作では毒々しい紫と緑の体色
  • サムスが小さく見えるほどに巨大化
  • 胴体左右の触手も強靭になり、打撃攻撃に使用する
  • 以前とは比べ物にならないくらいの鬼火の弾幕
  • 目玉はまるで燃え盛っているかのようにオレンジ色に発光する球体 火口に指輪投げ込んだら消滅しそう

等と、禍々しいパワーアップを遂げている。


ギャラリーモードでは設定も新たに書き起こされ、「別次元に生息する巨人型のアストラル生命体で、こちらの世界には頭部と手のみを実体化させている」ということになっている。


ちなみにアストラル体とは神智学において肉体を構成する要素の一つで、

  • 肉体∶言葉通り、物質的な肉体
  • エーテル体∶肉体を維持する生命エネルギー(気)の体
  • アストラル体∶さらにその外側にある「感情」「欲望」を司る精神エネルギー体

と分類されており、幽体離脱の際に肉体から分離する意識なども、このアストラル体であるとされている。
……ここまでくると、上記の疑問点も含めて本当にパイレーツ所属なのか怪しいところである。
やっぱりオバケなんじゃねーかよこいつ


本編終了後、舞台となるコロニーボトルシップの爆破処理の時間が刻一刻と迫る中、「かけがえのないもの」を求めてボトルシップを再訪したサムス。
本編では第7小隊のジェイムスが探索を任され、サムスが訪れることがなかったコントロールブリッジに差し掛かった瞬間、巨大なガラス窓越しの宇宙空間に以前よりも数倍以上に巨大化したファントゥーンが出現、サムスに襲いかかる。


  • スペースパイレーツ召喚

これは戦闘中ではなく、コントロールブリッジより前の長い廊下にて使用。
ボトルシップ内で改造されたスペースパイレーツ軍団たちを召喚し、サムスを襲わせる。
出現の際、これまでのように天井から降ってくるのではなく、ドス黒いワームホールのようなものから出現しており、ファントゥーンが召喚しているものであることがわかる。
長い廊下は隔壁で段階的に閉じられており、先へ進むたびに召喚される軍団が強力なものになっていく。
特にある区画では、本編中は1体しか存在しなかったレドギア星人が2体同時に召喚されるという場面も。
なお、このクリア後パートではパワーボムが使い放題のため、身も蓋もない事を言えばパワーボムで瞬殺しまくれば楽に通過出来てしまえなくもない。


旧来の設定を引用するならば、ボトルシップで改造・撃破されてきたスペースパイレーツ、もしくはMBの怨念が呼び寄せたものとでも言うのだろうか…(恐怖もののナレーション風)


  • 鬼火攻撃

コントロールブリッジにて対峙したファントゥーンは、まずはガラス越しに大量の鬼火の弾幕を矢継ぎ早に飛ばしてくる。
追尾性が高く攻撃が絶え間ないため、こちらはセンスムーブを駆使しつつ、隙を見てウェイブビームの効果でガラスを貫通できるチャージショットで、弱点の眼球を攻撃していくことになる。
センスムーブの効果でチャージ自体は一瞬でフルになるため、着実に回避しつつダメージを与えていくことになる。


  • 触手攻撃

ある程度ダメージを与えると、以前よりも強靭になった2本の触手を振るい、コントロールブリッジのガラスを粉砕しつつ薙ぎ払ってくる。また、接近した場合も引き続き使用してくる。
これ以降はガラスが無くなるため、ミサイル系の攻撃も有効になる。
しかし、今作のミサイルは「wiiリモコンを画面に向け、主観視点となり一切の移動ができないサーチングビュー」の間しか使用できないという制約がある。
一応、サーチングビュー中もwiiリモコンを画面外に向けることでセンスムーブが可能だが、通常の横持ちの時よりも圧倒的にテンポが悪くなる。
矢継ぎ早に弾幕を飛ばしてくるファントゥーン相手にミサイルを使用するのは極めて困難だが、今作でもスーパーミサイルが有効であるのもまた事実。
ハイリスクハイリターンだが、隙を見て狙ってみるのも良いだろう。


  • 手の召喚

戦闘中、スペースパイレーツを召喚した時のようなドス黒いワームホールを発生させ、そこから手の形をした敵キャラクターを複数召喚し、サムスを襲わせる。
手のひらにはファントゥーン同様にオレンジ色の眼球が存在する。
こいつが出現している間も鬼火の弾幕は続いているうえ、単純に敵の数が増えるためロックオン対象がこいつに向いてしまうこともあり非常にウザい。
ダウンさせればリーサルストライクも可能。
戦闘中は鬼火とこいつのオンパレードとなるため非常に忙しい。
ギャラリーモードの設定では、これは実体化したファントゥーン自身の手であるとされている。手多くね?


  • ビーム照射

今作のファントゥーンの眼球は口(瞼?)から触手で伸ばすことができるようになっており、戦闘が進むとワームホール越しにブリッジ屋内に伸ばされた眼球が出現。眼球からビーム照射を行うようになる。
ビームが床に照射されると、その箇所が赤黒く変色し、一瞬間を置いて爆炎が立ち昇る。
自ら弱点部位を狙いやすくしてくれるようなものだが、引き換えに攻撃が更に苛烈になる事も意味しており、ミサイルのチャージどころか回復のためのコンセントレーションのチャンスも少なくなる。






体力を僅かまで削ると、眼球が地面にへたり込むグロッキー状態となり、リーサルストライクのチャンスが到来。上手く決めることが出来ればそのまま戦闘終了となる。
リーサルストライクに失敗したとしても、そのまま体力を削りきれば撃破することができる。
なお、リーサルストライク成功時と普通に撃破した時で撃破演出が微妙に違う


  • 通常時∶苦しみ悶えたファントゥーンが眼球を何度も地面に叩きつけ、眼球がガラスのように砕け散る。眼球の無くなったファントゥーンはそのままボトルシップから遠ざかっていき、鮮やかな光と共に大爆発して姿を消す。

  • リーサルストライク成功時∶眼球はそのままの状態で、通常時と同じように大爆発。


なぜ今になって再び姿を現したのかは不明だが、それでもサムスによって再度撃破されたファントゥーン。
だが、ファントゥーンの性質を考えると死亡したわけではなく、元の世界に還っただけと考えるのが自然だろうか。


今後、さらに強力になったファントゥーンが登場してもおかしくないのかもしれない…



ちなみに、今作のクリア後パートはメタ的には「タンク類の回収パート」でもあり、タンク類が一切存在しない難易度ハードモードではクリア後パートそのものもカットされている。
つまり、ハードモードのファントゥーンと戦うことは出来ない。
その代わりなのか、ノーマルモードでも非常に手強いキャラクターではあるものの、やはりハードモードのファントゥーンとも戦ってみたかったというユーザーも少なからず居るのは確実であろう。


【余談】


「スーパー」制作段階での仮名は「オバケーン」であった。
やっぱりオバケなんじゃねーかよこいつ
尤も、現在の名前も「Phantom(亡霊)」をもじったものなので、日本語か英語かの違いなだけでおんなじようなノリの名前だったりする。


「スーパー」における難破船のような展開は、続編「フュージョン」でもオマージュされている。
ストーリー中、宇宙ステーションB.S.L.の動力炉が停止したことで施設内のゲートやセーブステーションが使用不能となり、サムスは騒動を起こしているボスを撃破しにいく展開が存在する。
通常プレイであれば少々手間のかかるだけのイベントだが、廃人向け高難易度のアイテム1%クリアを目指しているプレイヤーにとっては話が違ってくる。
その道中には、

  • 画面外から突っ込んでくるキハンター星人
  • ビームが障害物を貫通するゼーベス星人
  • やたらと天井の低い通路のド真ん中に置かれたエネルギータンク
  • 回避困難かつ不規則な動きをする鬼畜ボス ゲドゥ

といった障害が存在し、数多の廃人プレイヤーの心を折った。
「スーパー」の難破船同様、ボスを倒すまではサムスのスターシップ以外ではセーブが出来ないうえ、道のりも長くミスをしようものならまたスターシップからやり直しである。何ならタンク取ってもミス扱いである。まさに外道ゲドゥ


こちらの作品も現在はSwitch版が配信されているため、ファントゥーン戦同様に巻き戻し機能どこでもセーブ機能のおかげでやり直しがしやすくなっているのがありがたい。




メトロイドシリーズ以外では「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」にフィギュアやスピリットとして登場。



追記・修正はアストラル界からパワーアップして還ってきた方がお願いします。





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  • Xやフェイゾンの毒牙に罹りでもしたら間違いなくシリーズ随一の地獄が生まれそうなお方 -- 名無しさん (2026-07-23 20:37:31)
  • 設定からしてパイレーツ所属なのかすら怪しいお方 -- 名無しさん (2026-07-23 20:59:11)
  • たまたまあそこに居ただけ…ではなさそうかな、彫像あるし -- 名無しさん (2026-07-23 21:25:58)
  • 彫像は単なるゲーム的な演出表現で、実際はああいう見た目じゃない説。それならファントゥーンがパイレーツ所属でなくても矛盾しないはず。 -- 名無しさん (2026-07-23 21:35:39)
  • たった今思いついた妄想だけど、ファントゥーンが「今度こそあの小娘を負かしてやる…」とサイラックス・メトロイドに手を出す→当然制御なんかできるわけなく暴走し、神出鬼没に現れては生命エネルギー(魂?)を吸収するファントゥーン・メトロイド爆誕とかあったらどうしよう -- 名無しさん (2026-07-24 15:10:46)

#comment()

*1 ステータス画面でチャージアタックについての説明が記載されるのは「ゼロミッション」が初。今作と次作「フュージョン」では説明がない。

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