ドラン・ゴルギーニ

ページ名:ドラン_ゴルギーニ

登録日:2023/03/19 Sun 00:00:00
更新日:2024/07/05 Fri 11:01:28NEW!
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ドラン・ゴルギーニは確信した。彼らこそ伝説にうたわれる古の支配者、アビスロイヤルだと。


*1



ドラン・ゴルギーニ》とは、TCGデュエル・マスターズ」のタマシード/クリーチャー。
DM22-RP1「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」に収録された新たなレアリティ「オーバーレア」の1枚である。



解説


ドラン・ゴルギーニ OR 光文明 (4)
タマシード/クリーチャー:メカ・デル・ディネロ/スーパーカー・ドラゴン/ACE 11500
このタマシードが出た時、相手のクリーチャーを2体まで選んでタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。
自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。その後、自分クリーチャーの数が相手のより多ければ、次の自分のターンのはじめまで、自分のクリーチャーは破壊されない。

ゴッド・オブ・アビスから実装された新たなカードタイプ「タマシード/クリーチャー」の一枚で、通常時はタマシードでありながら条件を満たす事でクリーチャーになれる特殊なシステムを取っている。
ゴルギーニの場合、自分の場に光文明のクリーチャーまたはタマシードが合計4つ以上ある事を条件としてクリーチャーに変身できる。


cipでは光文明らしく相手クリーチャーを最大2体までタップし、次の相手ターンの始めまでアンタップを封じるフリーズ効果を有している。
コスト4としてはなかなか優秀な効果であり、クリーチャー化の条件を満たしていなくとも出しただけで仕事をしてくれるのはありがたい。


そして4枚の光クリーチャーorタマシードが自身の場に揃えば、ついに2打点持ちかつパワー11500のクリーチャーとして起動する。
アタックトリガーでは手札からコスト5以下のクリーチャーを場に出せるため、クリーチャーの展開に貢献できる。
そうして踏み倒し後で自分のクリーチャーの数が相手より多ければ、次の自分のターンの始めまで破壊されない強力な除去耐性を味方全員に付与してくれる。


総じて防御と展開に優れており、往年の光文明らしさを残しつつもタマシードクリーチャーとしての新基軸も活かした優秀な1枚。
堅実ながらも地味な効果から事前評価はあまり高くなかったが、登場後の環境では《ドラン・ゴルギーニ》入りのデッキが幾つもの大会で優勝して見事に成績を残している。



相性の良いカード


ブルトゥーラ-D1 R 光文明 (3)
クリーチャー:メカ・デル・ディネロ 3500
自分の他のクリーチャーは、破壊以外の方法で離れない。

同じくDM22-RP1に収録されたメカ・デル・ディネロ。
常在効果で自身以外の自分クリーチャーが破壊以外で離れなくなるするため、アタックトリガーで「破壊されない」耐性を付与するドラン・ゴルギーニと合わせればあらゆる除去を受け付けなくなる鉄壁の耐性を敷く事が可能となる。
このコンボは漫画でも用いられ、光文明の使い手である覚知山ボウイが「ゴールデン・スーパーカーコンボ」として使用していた。
ただし、ブルトゥーラ自身はバウンスやマナゾーン送りといった破壊以外の除去に耐性がないため、そこが穴となっている。


シェケダン・ドメチアーレ SR 光文明 (5)
クリーチャー:メカ・デル・ディネロ 5500+
ブロッカー
このクリーチャーが出た時、自分の光のクリーチャーまたは光のタマシード1つにつき、カードを1枚引いてもよい。
自分の光のクリーチャーと光のタマシードを使うコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
シビルカウント5:自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが合計5つ以上あれば、このクリーチャーのパワーを+10000し、「T・ブレイカー」と「このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。相手はそれをシールド化する」を与える。

同じくDM22-RP1に収録されたデザイナーズコンボ。
cipで自身の場にいる光文明のクリーチャー及びタマシードの数だけドローできる効果に加え、常在効果として光クリーチャーorタマシードの使用コストを2下げるという破格のコスト軽減を持つ。
手札の充実とコスト軽減による大量展開によって、自身のシビルカウントと同時にドラン・ゴルギーニのクリーチャー化条件も満たしやすくなる。


「正義星帝」 <鬼羅.Star> SR 光文明 (5)
スター進化クリーチャー:メタリカ/ヒューマノイド/レクスターズ 8500
スター進化:レクスターズまたは光のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、カードを1枚引く。その後、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
自分のコスト4以下のクリーチャーはすべて「ブロッカー」を得、自分のターンの終わりにアンタップする。

「正義星帝」 <ライオネル.Star> SR 光文明 (5)
スター進化クリーチャー:メタリカ/エンジェル・コマンド/レクスターズ 9500
スター進化:レクスターズまたは光のクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、カードを1枚引く。その後、光のタマシードを1枚、自分の手札から出してもよい。
自分のタマシードが出た時、コスト6以下の進化クリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。この能力は、各ターン1度しか使えない。

レクスターズとして《「正義星帝」》が持つ二つの姿。
ドラン・ゴルギーニとは互いに互いを踏み倒せる関係にあり、<鬼羅.Star>ならcipとアタックトリガーによる展開で、<ライオネル.Star>ならcipによるタマシード踏み倒しでクリーチャー化に向けて着々と数を増やしていける。
2枚とも強力なカード故にそれぞれを主軸にした【鬼羅.Star】【ライオネル.Star】としてデッキが成立しているため、それらにドラン・ゴルギーニを挿して活躍するパターンも環境では確認されている。



関連カード


ルベル・ゴルギーニ SR 光文明 (5)
タマシード/クリーチャー:メカ・デル・ディネロ/スーパーカー・ドラゴン/ACE 16500
ブロッカー
T・ブレイカー
相手が自分のクリーチャーまたはタマシードを選んだ時、相手のクリーチャー1体または相手のタマシードを1枚選んでもよい。相手はそれをシールド化する。
自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーとタマシードをすべてアンタップする。

ドラン・ゴルギーニの兄「富轟龍」。
パワー・打点・コストがそれぞれ一回り大きく、弟と異なりブロッカーも付いている。
常在効果では自分のクリーチャーかタマシードが相手に選ばれた際、相手クリーチャー1体をシールド送りにしてしまうえげつないカウンター能力を搭載している。
おまけにターン終了時にはタマシード含む味方全員をアンタップするため、自身のブロッカーも相俟って相手に付け入る隙を与えない。


相手からすればとっとと除去したいところだが、タマシードなのでクリーチャーを対象とした除去はすり抜ける上に、クリーチャーとしても3打点持ちのパワー16500という破格の数値でバトルに強く出られる。
このようにコストが1重い分、弟以上に強烈な守りを固めてくれる。


ウィリデ・ゴルギーニ SR 光文明 (5)
クリーチャー:メカ・デル・ディネロ/スーパーカー・ドラゴン 7500
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶自分の山札の上から1枚目をシールド化する。
▶次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは離れない。
カードが自分のシールドゾーンから離れた時、このクリーチャーをアンタップする。

アビス・レボリューションに収録されたもう一人の兄「富合龍」。
弟たちと異なりACEではなく通常のクリーチャーとして登場し、そんな違いを反映してかデザインも武骨な軍用車風に描かれやや浮いたものとなっている。


性能についてはブロッカーかつ2打点持ちで、cipとアタックトリガーで二つの効果から選択して発動できる。
山札の上から1枚目をシールド化するか、ウィリデ自身が場を離れなくなる除去耐性の付与の二択であり、いずれも防御に秀でた能力となっている。


加えて自分のシールドゾーンからカードが離れればアンタップできるため、ブロッカーとしての性能は随一。
一つめの効果であればシールドの増加で単純にアンタップの機会も増やせるため、より多くブロックする事が可能になる。
二つめの効果なら《CRYMAX ジャオウガ》のシールド焼却とアタックトリガーの破壊による猛攻もガードできたりと、状況によって使い分けられるので汎用性は結構高い。


フラウム・ゴルギーニ VR 光文明 (9)
クリーチャー:メカ・デル・ディネロ/スーパーカー・ドラゴン 11500
自分のブロッカーを持つクリーチャーが二体以上あれば、このクリーチャーのコストを3少なくする
W・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、メカ・W・メクレイド8をする。(メカ・W・メクレイド8:自分の山札の上から6枚を見る。その中から、コスト8以下のメカを2枚まで、コストを支払わずに使う。残りを好きな順序で山札の下に置く)
各ターンの終わりに、自分のメカをすべてアンタップする。


アーテル・ゴルギーニ SR 光文明 (5)
クリーチャー:メカ・デル・ディネロ/スーパーカー・ドラゴン 6000
ブロッカー
W・ブレイカー
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
►自分の山札の上から4枚を墓地に置く
►コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。


背景ストーリー


富を豪快に築く者「富豪龍」と称される光文明の盟主。
彼が治めるゴルギーニ・タウンにはその巨万の富を費やし、自身が全力で走れるようサーキット仕様に改造してある。
光文明の住人達もこのサーキットを存分に活用しており、高速移動が日夜盛んに行われていた。


そんなある日、超獣世界を突如として七日間に渡る天変地異が襲い、ゴルギーニ・タウンのサーキットは崩壊して多数の事故が発生してしまう。
未曾有の大災害の中で、ドラン・ゴルギーニは「深淵」より伝説の種族アビスロイヤルが復活したとの情報を聞き付け、護衛部隊を引き連れ事の真偽を確かめる事にした。


目的地へと近付くにつれて周囲の風景がどんどん不気味な様相を呈していきながらも、どうにか「深淵」の入口に辿り着いたドラン・ゴルギーニ一行はそこで異形の者の集団を目撃する。
高貴かつ不気味という矛盾したようなその姿から、彼らこそがアビスロイヤルであると確信して護衛部隊に攻撃を命じるものの、その瘴気を前に近づくこともできずに一人また一人と倒れていく。
そしてドラン・ゴルギーニの前にも3つ頭を持つ怪物《深淵の三咆哮 バウワウジャ》が立ちはだかっていた…。


バウワウジャのただならぬ重圧を前にし、ドラン・ゴルギーニは全てのギアを解放することを決意する。
自傷も覚悟の上で速度制限のリミッターを解除し、龍形態へと変身したのだ。
その圧倒的スピードで縦横無尽に駆け回り、バウワウジャの六つの眼からなる捕捉をも残像で欺くと、背後から超スピ―ドによる体当たりを見舞って見事撃破に成功した。


しかし安心したのも束の間、今度はただならぬ雰囲気のアビスロイヤルが真正面から堂々と、優雅に歩いてきてきた。
そのアビスロイヤルが放つあまりの威圧感に動く事ができなかったドラン・ゴルギーニは、次の瞬間「深淵」へと引きずり込まれ……気づけば腹を貫かれてタイヤは空を切り、エンジン音だけが空しく響いていた。
かの者こそ、古の支配者にしてアビスロイヤルの王《アビスベル=ジャシン帝》であった。


腹を貫かれたドラン・ゴルギーニは最後の力を振り絞って超スピードで拳から抜け出し、配下の《幾層の守り 針亜》が張ったバリアに守られながら辛うじて「深淵」の入口を脱する事に成功した。
もはやゴルギーニ・タウンに帰る余力は残っていなかったが、アビロイヤルもそれ以上は深追いしてこなかったのだった。



結果的にアビスロイヤルに返り討ちにされてしまったドラン・ゴルギーニだが、その敗北は決して無駄では無かった。
敗北の一報は、幼竜の頃からの付き合いである火文明の長《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》の怒りに火を付け、兄である《ルベル・ゴルギーニ》もまた立ち上がろうとしていた…。



余談


  • 背景ストーリーではアビスロイヤル及びジャシン帝のかませ犬のような役回りだったドラン・ゴルギーニだが、実はジャシン帝に負けるまでのフレーバーテキストを載せた《フォーク=フォック》が初期に公開された事でカード公開と同時に敗北をネタバレされるという何ともシュールな光景が見られた。
    似たような現象は、前シリーズの王来MAXでも神ナル機カイ「亜堕無」とEVENOMIKOTOにて発生している。

  • 背景ストーリーにおける「龍形態」の存在は恐らくタマシードからクリーチャーへの変形を表現したものと思われ、実際に漫画『デュエル・マスターズ WIN』ではクリーチャー化の条件を満たすと同時に龍形態へと変形する姿が映されてる。
    また、シークレット版のイラストではその龍形態に変形したドラン・ゴルギーニが描かれている。



追記・修正は最速でかませ犬にされてからお願いします。


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  • ……ところでゴルギーニ兄弟の一族はどうやって増えるのだろうか……?もし、兄弟が我々ヒト同様に「同じ親の有性生殖によって生まれた者同士」であることを指すならば、ドラゴンでスーパーカーということは……?! -- 名無しさん (2023-03-19 08:41:46)
  • 次の弾でも新しい兄弟が出そう 今度は打って変わって迷彩柄の軍用車っぽい -- 名無しさん (2023-03-19 17:17:57)
  • 名前(と外見)の元ネタはランボルギーニ? -- 名無しさん (2023-03-19 17:23:39)
  • ↑2 これがほんとの「カーSEX!!.」 -- 名無しさん (2023-03-19 20:43:34)

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*1 画像出典:Twitter イラストレーターマルヤマルイ氏 @mochisuna 2022年9月17日掲載 https://twitter.com/mochisuna/status/1570945354388090881?s=20 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

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