登録日:2022/12/15 Wed 13:25:00
更新日:2024/06/28 Fri 13:27:27NEW!
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腹踊り(はらおどり)とは踊りの1種である。
▽目次
【概要】
お腹を出して踊る踊りで、主に宴会の余興や祭りなどで踊られる。発祥はトルコだといわれている。
時には腹に顔を描いたり、上半身に被り物をしたり、服で見えなくすることがある。
「腹芸」と呼ばれることがあるが*1、腹芸は「意思を言葉に出さずにそれとなく示す」的な意味のことわざとして使われることが多いため、こちらの方が一般的。
日本では「へそ祭り」と称されていて、大勢の人が腹踊りをしながら街を練り歩くお祭り(後述)が全国各地で行われている。
また、同じく腹を露出して踊る芸に「ベリーダンス」があるが、腹に顔を描いたか否かで区別されることが多い。描いているのが腹踊りで、そうではないのはベリーダンス。*2
【踊り方】
踊り方は様々だが、シンプルなものはお腹を出して踊るだけと非常に簡単である。
――だが、そんなものでは到底ウケないので、基本は顔を描くのが多い。
顔は不細工に近いほうがウケる。動物系は微妙。また、顔の輪郭は描かない方がウケを取りやすい。
描く際には鏡を見て自分で描いたり、友達や知り合いに頼んで描いてもらうといいだろう。後者のほうがその人のセンスにもよるが期待できるのでオススメ。
踊り手はダイナミックに踊れる男性の方が多いが、最近は色気のある女性の腹踊りがウケることが多い。ただし、見たいからってリアルで若手社員や女性に強要するのはパワハラ・セクハラになるので注意が必要。無理やりやらせるとセクハラや強要などで訴えられることになるので注意。(後述)
踊る際には出来る限り腹を揺らして、顔の起伏を激しくするとよい。
お腹を強調する芸のため、スリムな腹や筋肉質な腹よりもぼてっと太った腹のほうが豪快に揺れて見栄えが良くなる。
中には胸を目に、その下の鼻と口を描いて踊るものや、見せてはいけないところをお盆を使って隠しながら踊るものもある。
【実際の腹踊りの祭り】
- アシュク・マシュク(トルコ)
腹踊りの起源とされるトルコの伝統舞踊。
腕を高く上げて衣装を脱ぎかける感じで本物の顔を隠し、露出したお腹部分に顔を描く。さらに腰の辺りからダミーの腕をぶら下げ、さながら「腹人間」といったような見た目に扮する。
タイトルの意味は「愛する者・愛される者」。
その名の通り男女の恋愛話を腹踊りで表現するもので、男性が女性に求愛を繰り返し、少しずつ近寄ったり、フラれたり、恋敵と戦ったりしながら、最後にはくっつくというコミカルなストーリー。
なお、踊るのは男性のみ。女性役も男性が演じる。
激しい動きが特徴で、クライマックスの場面ではお互いのお腹を合わせてキスをする。おっさん同士で。
2015年には『世界の果てまでイッテQ!』の企画でこのお祭りが取り上げられ、手越祐也が実際に体験。
腕を上げ続けるのがキツいらしく、「超疲れた…」とコメントしている。
- 北海へそ祭り(北海道富良野市)
毎年夏に開催されており、お腹に図腹と呼ばれる顔を描き、街を練り歩き踊るお祭り。
大人も子供も女性も参加できる。胸にも描くため、女性は肌色に近いブラジャーを着用し、その上に図腹を描く。
お腹を出すのが恥ずかしい人用に「図腹Tシャツ」も作って売られているため気軽に参加でき、市民はもとより観光客にも愛されている。なお、最優秀団体には賞金10万円が贈られるため、友達や知り合いと共に参加するのも一興。
- 渋川へそ祭り(群馬県渋川市)
毎年7月に開催されており、腹に顔を描いて参加者が踊り歩く祭り。
渋川市が地図上では日本の中心、つまりへそであることから地域おこしのために開催し始めたのが由来。
- 田間矮人舞(中国広西壮族自治区)
中国の少数民族壮(チワン)族の伝統的民間舞踊。
地域によって秋の収穫期や正月に開催されており、若い男性が上着を腰に巻き腹に顔を描いて頭に竹籠を被り矮人=小人に扮して踊る。かつては黒土と赤土を絵の具代わりに腹の顔を描いていた。
踊り手たちは脚を蹴りあったり尻を突きあったりしながら、呼吸を調整して腹の顔の表情を動かす。
ちなみに若い女性は腹を出さず矮人ではなく案山子に扮して踊る。なんで海外の祭りでは女性は腹踊りを踊らないんだ。踊りたい人もいるかもしれないのに。
【創作における腹踊り】
昔から宴会で酔っぱらいやひょうきんな男が腹踊りをするシーンが度々描かれていた。
見た目の可笑しさから羽目を外していることが分かりやすく、裸踊りほど風紀を乱していないので低年齢向け作品でも描くことができるのが利点。
踊っているシーンがない、あるいは本人が記憶に無くても腹のペイントが何があったかを物語る…という使われ方もされる。
近年の創作では主に女性の腹踊りが描かれることが多い。
シチュエーションとしては「主に宴会などで酒に酔ったりして」「催眠術にかかって」…などがある。メディアで腹踊りを踊ったのが確認されたキャラクターは違う形で踊っているイラストを描かれることもある。ただし、中には女性の胸を露出させたり、裸にして踊らせるといった恥辱を与えたりする目的などで描かれたR-18に該当する絵もあるので注意。
【踊った・または関連するキャラクター】
- はらおドリ(妖怪ウォッチ)
取り憑いた相手に自分の腹に描かれたのと同じ顔のような模様での腹踊りを踊らせる妖怪。
アニメでは第17話で初登場。さくらニュータウンで腹踊りブームを起こし、学校でカンチ、先生に取り憑いて踊らせた。その後、先生の腹踊りを邪魔したフミちゃんに取り憑き踊らようとしたが、女子に腹踊りを踊らせるのはいろいろまずいのかとっさにケータがドンヨリーヌを召喚し、彼女に取り憑かせたことで興ざめし阻止される。しかしその後、ケータは取りつかれてそのまま踊らされて、クラスメート達から白眼視される羽目になった。ざまあ。なお、初登場回の放送終了後「フミちゃんの腹踊りを見たかった」と大きなお友達からの意見も出た。
アニメ第101話にて、ケータの家で行われたパーティーを盛り上げるために呼び出され。
カンチ、クマ、タクミ、コウイチに取り着いて腹踊りをさせた。
アニメ第117話にて、魔の5年1組を倒すために現れた。
手始めにUSAピョンに取り憑いて腹踊りをさせた。
魔の5年1組の1人、ラージ君に腹踊りをさせて世界中に腹踊りを広めようと目論むが取り憑いてもラージ君はナマステダンスしか踊ら無かった。
ワカメくん、メカブちゃん、コンブさんに協力を求めて再度取り憑くが、ナマステダンスのパワーを強めるだけに終わった。USAピョンにはらおドリの能力を説明された時イナホが自分のお腹を庇うような仕草をしていたのは大変よろしかった。
アニメ第128話にて、無茶振りっ子によって酷い仕打ちを受けたウィスパーとジバニャンが何も被害を受けていないケータに同じ思いをさせるために
「鼻をほじりながら腹踊りしながらチャック全開で街を徘徊する」という無茶振りを用意した際、
助っ人としてハナホ人、パッカーと共に呼び出された。
その後ケータがどうなったかは誰も知らない。
妖怪ウォッチ♪83話にて、ケータに呼び出されない妖怪として妖怪再生工場にやってきた。
再生を試みて新必殺技の「お腹背中両面腹踊り」をケータに踊らせるがウィスパーに「あ〜だめだめ、大して変わってないでしょそれ」とあしらわれて再生失敗となった。
ちゃお版の漫画では9話で登場。ケータ、クマ、カンチと夏祭りに来ていたフミちゃんの前に他の妖怪と共に現れ、カンチに取り憑いて腹踊りをさせた。そこへフミちゃんをデートへ誘おうと現れたキュウビに威圧され、ほかの妖怪共々怯えながらフミちゃんにメダルを渡した。
コロコロ版の漫画では直接の登場はないが、32話でジバニャンが召喚された際に一人花見をしており、その時にしていた腹踊りの顔がはらおドリのお腹の顔と同じだった。
良牙は術師から「喜面流拳印術究極奥義 喜面闘神図」を施されたことで世界最強になるも、腹に某不二家のマスコットの顔のような拳印が描かれた恥ずかしい姿となってしまう。
拳印を消すためには誰かに負けるしかないが最強になったので負けることが叶わない。乱馬との試行錯誤の結果、「拳印の顔が歪めば最強になる効力が消える」とわかり必死に腹踊りを踊ることに。
だが丁度その場で婦人会の宴会が始まってしまい、余興の腹踊りと勘違いされる羽目に。なお拳印の顔が歪んだことで効果が消え、乱馬に殴られたことで消えたため、手品と勘違いされた。
- 原田左之助たち(薄桜鬼)
「遊戯録」などで原田左之助や斎藤一が腹踊りの練習をすることがあった。
- 蓮華、華風流(閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS)
巫神楽三姉妹の長女と三女。次女である華毘の体質による花火の爆発*3をそらすために踊ることがある。特に蓮華は特技が腹踊りである。巨乳であるためか踊るときの胸元の露出が広い。なお、2回目に蓮華が踊った時は見慣れてしまったのか止められなかったため、華風流が渋々ながら踊ることになった。
趣味がかくし芸であり、その中には腹踊りも含まれている。シンデレラガールズ劇場でもたまに披露しようとしている。
その後、『シンデレラガールズ劇場Extra Stage』34話で映像としては初披露となった。なお、その腹の絵を描いたのはあの響子画伯だった。
- エルマ(小林さんちのメイドラゴン)
アニメ2期の『小林さんちのメイドラゴンS』の最終話で花見をしている時にいきなり服を脱ぎ、ブラジャーとパンツのみの姿となり披露。翔太と別の意味でトールにウケていた。なお、調べてこれを選んだらしいので、見るものや甘いもので釣るなどがあれば胸を目にしたものを踊る可能性もあった。
- 邪神ちゃん(邪神ちゃんドロップキック)
富良野市とのコラボの際まめアニメ第12話にて
富良野に訪れた邪神ちゃんが腹踊りを披露してぺこらと一緒に腹踊るシーンが描かれた、この際ぺこらは衣装を着ていたが邪神ちゃんは直接腹に顔を描いていた。恐らくだが胸に目を描いているように見える。
本編アニメでは3期9話にてメデューサハイの能力によって町中の人が腹踊りをしだすシーンがある。
その際は男の人は胸まで描かれた顔を出しており、
女性はブラジャーを丸出しにしてお腹の絵を見せびらかしていた。邪神ちゃんメンバーも腹踊りすれば良かったのに…。あと顔はいつ描かれたんだとか野暮なことを突っ込んではいけない。(流石に常日頃から描かれているわけではないと思うが。)*4
- 岩木亜希子(義母と娘のブルース TBSドラマ版)
1話のラストで、義母として自分を採用した宮本みゆきに対して感謝の意を込めて、ひよこのようなキャラクターの顔が描かれた腹での腹踊り(本人は腹芸と言っていた。)を披露。
ちなみにその顔は彼女の部下に描かせていた。作中にも描いていると思わしきシーンがある。
彼女を演じた綾瀬はるかの熱演っぷりで放送終了後には「女優魂に感銘」「すごすぎる」などと話題を呼んだ。
その後、『2020年謹賀新年スペシャル』でも再び『ベビーシッター(という、諸事情で名乗った設定)による赤ちゃんを泣き止ませる技』として披露された。
TC7巻収録「エスパーぼうし」で、エスパーぼうしの能力の1つの透視(クレヤボヤンス)で、のび太にかくし芸大会で披露するためのくだらないへそ踊りの練習を見られた。その後隠し芸大会でも披露しようとしたが、のび太に何をやるのかを言われて興ざめしたため披露しなかった。
アンソロジーコミック1収録の『水着品評会』にて、水着の試着中に庶民と親しみやすくしたいという彼女の願望に対し、三日月夜空によって体に腹芸の模様が描かれた。目が胸の下に描かれているものとかなり攻めている。その後、ほかのみんなが恥ずかしくて描かないと言ったことにキレて、「お前らも腹芸魔人になれぇえええええええ!!!!!」と言いながら他のみんなの腹にも顔を描き*5、その光景に爆笑していた。なお、主人公の羽瀬川小鷹にも描かれて、その顔を志熊理科がかなりグロデスクなものに変えてしまった。なお、腹芸は結局流行らなかった模様。残念。
- 原田いずみ(ハートキャッチいずみちゃん)
『どっきん‼︎はらおどりの巻』で、いずみちゃんと菊丸、リンダの3人がアルバイトしていた旅館*6の料理長が、その日の夜に来る団体さんの大宴会1番の呼び物である腹踊りの練習をしていた*7。腹踊りは3人にはウケて、リンダは感動したのか、「日本の伝統芸能をモット知リタイノデス!!」と腹踊りを修行しようとしていていたがそう思ったリンダと彼女を止めようとしたいずみちゃんを止めた菊丸は素晴らしい、いずみちゃんがリンダを止めようと立ち上がった時になんで邪魔するんだいずみちゃん。*8料理長を突き飛ばしてしまい、突き飛ばされた料理長は足元にあった瓶に滑って転んだことでぎっくり腰になってしまい、腰を痛めて腹踊りができなくなってしまった。だが、それでも責任感の強い料理長は腹踊りの準備をしようとしたため、菊丸はこれを制止し「はらおどりは‥‥ぼくといずみちゃんにまかせてください!!」といずみちゃんに断りなく勝手に引き受ける。いずみちゃんも最初は自身にも責任があるのと思っていたのと、おなかを出すだけでいいと菊丸になだめられたので渋々やろうと決めて、準備を始めるのだが…
この後の展開は是非とも自分の目で確かめてほしい。
「今どき運動会事情の巻」で披露。
また、アニメの145話「SF宇宙人の逆襲!」では町で酔っぱらって腹踊りする両津が雑誌に載ってしまったせいで部長が激怒した。両津は派出所でおとなしくしていたのだが、部長は町で酔っぱらい腹踊り姿の両津を発見する。当然本人は派出所にいるため、ありえないはずだが…
正体は宇宙人が変身した姿。この姿になったのは、本物の両津が酔っぱらった時に撮られた写真をモデルに変身したため。
- アカレンジャイの腹芸(世紀末戦隊ゴレンジャイ)
全員でアカレンジャイのバリエーションで挑んだ第9回でモモレンジャイ(蔵野孝洋、現・ほんこん)が扮した。胸から上が大きなアカレンジャイのマスクになっておりむき出しの腹に滑稽な顔がペイントされている。普段に増して戦闘能力はない。
- 斎藤龍興、羽柴秀吉(信長の忍び)
龍興は竹中半兵衛が稲葉山城を乗っ取りに来た際、ちょうど宴会の真っ只中で褌一丁で腹踊りをしていたところだった。どうやら十八番らしい。
なお龍興の叔母である帰蝶も(踊ったかは不明だが)腹踊りのペイントをしたことがある。…斎藤家の血筋なのだろうか。
秀吉は織田家の宴会大将として作中何度も腹踊りをする姿が描かれている。「超神速無限腹おどり」で海老すくいを得意とする酒井忠次に勝負を挑んだこともある。
ちなみに本作には尻に顔を描いて踊る尻踊り(ほか数々の宴会芸)を得意とする下間頼旦も登場する。
- 岸田百合(SIREN2)
一樹が異界の夜見島で初めて出会った美少女。特技が腹踊りであるようだが…。
一樹に助けられたあと彼を誘惑して儀式を実行させ、それによって「冥府の門」と呼ばれる空間が開き、そこから「闇霊」と呼ばれる怪物が押し寄せてくる。その時に裸体を晒し、自らが異形の存在であることを明かすのだが、その際腹に顔が浮かび上がり、それが腹踊りの顔のように見える。
- 富良野ちゃん(どさんこ娘。)
上述した「北海へそ祭り」で知られる富良野市の擬人化キャラクターで、紹介テキストではテンションが上がると腹を出して踊り出す癖があるとされている。*9
現状、テキスト上の設定のみに留まっており、富良野ちゃん本人が腹踊りをするイラストの類は描かれていない。残念。
- はらだし(一部の妖怪図鑑)
頭が無く、胴体に顔のある妖怪。落ち込んでいる人を陽気な踊りで元気づけてくれたり、
酒を勧めると幸運を呼ぶ踊りを踊ってくれるという。
自然発生した伝承ではなく、妖怪図鑑を手掛けた作家・佐藤有文による創作であることが確実視されている。
水木しげるは『百鬼夜行絵巻』などに描かれている妖怪「五体面」も同類としている。
同様の体型だがこちらは髪が生えており、笑ってもらえないと泣きながら暴れて終には不貞寝してしまう一面を持つ。
- ゴブタ(転生したらスライムだった件)
アニメ37話において、ファルムス王国との戦いに勝利した後行われた宴会にで友人のゴブゾウと共に披露していた。
- 小林綾乃(コタローは1人暮らし)
アニメ版第4話の「ヨッテウタッテ」より、コタローに母の保険金を届けるためにコタロー宅に訪問したところ、流れでビールを飲むことになり、ベロベロに酔ってブラジャーを丸出しにして腹踊りをした。酔いから覚めて我に帰った後はコタローに謝罪をしていた。
およそ幼稚園児の前で弁護士が行う行為として相応しくない。
- 小山内聡 小沢カナ(爆笑頭)
2巻より、笑うと頭が爆発してしまう島、爆笑島で小山内はいじめっ子への仕返しのために自らの体型を使い磨きあげた腹踊り【カルメン】によりいじめっ子を笑いによって殺害した。
その後主人公やヒロインまでも腹踊りによって笑わそうとするが武力で取り押さえられ、牢屋に監禁された…。
3巻より、小山内は小沢により牢屋から解放された。
小沢の目的は小山内の腹踊りを見ることだった、小山内は不思議がりながら腹踊りを始めると小沢は当然のように爆笑する。
しかし小沢の頭は爆発せず、突然に小沢はシャツを脱ぎブラジャーを外し小山内と同じく顔の描かれた上半身を露わにし、
腹踊り【人間失格】を小山内に見せつけ小山内を爆笑させ殺害した
(小沢は小山内と違い腹は膨らんでいないがその分胸があるのでまた違う面白さがあると考えられる)。
その後小沢はヒロインとのギャグ勝負にて腹踊りを披露するがヒロインのギャグに敗北して笑いそうになったところを主人公に助けられる事になる。
- 藤原国経、藤原遠経ほか(応天の門)
2巻より、藤原高子の屋敷に物の怪が現れたことで高子の兄である国経と遠経、検非違使たちが警備にあたっていた。だが物の怪が一向に見付からないため菅原道真の案で彼等は儀式を行い物の怪を追い祓った。
この儀式というのが目隠しをして顔に泥を塗り、上の衣を脱ぎ胸から腹にかけて顔の絵を描いて、火の周りを笑いながら踊るという現代でいう腹踊りそのもの。目隠しは物の怪に頭を見せない、踊るのは陽の気で物の怪の陰の気を祓う効果がある模様。
…実は物の怪の話は女官の吐いてしまった嘘。儀式は女官を守りつつ警備を退かせるための道真の案であった。
- ボンさん(味いちもんめ)
3巻、料亭の慰安旅行で伊豆に宿泊した際に披露された。
直前で師弟と人生の浮沈を語る湿っぽい話が挟まれていたのだが、そんな空気をものともせずに高齢のボンさんが隠し芸として乱入、なぜ腹に目しか書かれていないのかを突っ込まれると「ヒゲのおじさん」と称して仲居さんも多数いる中、お鼻の下半身を露出するという、時代があるにせよモロにアウトな行為をして総スカンを食らいギャグ落ちにした。
- 里見・一郎(戦翼のシグルドリーヴァ)
第2話で館山基地内で行われた歓迎会内で行われた余興の一環で披露していた。作中の様子を見るに本人は酔った勢いでやったと思われる。周りの面々も酒に酔っていたためか割と盛り上がっていたようだが中には年齢的には酒が飲めないはずの六車・宮古も混じっていたが普通に受けているのだと信じたい、クラウディア・ブラフォードがこのことに現況した際に、おそらく酒を飲んでいないと思われる渡来・園香は「ノーコメントです!」と手厳しい評価をしていた。
(その他確認次第追加をお願いします。)
【余談】
「腹を出す」「腹に顔を描く」「腹を揺らして踊る」と見た目も行為も恥ずかしさ満載な踊りなので、前述したようにリアルで立場を用いて若手社員や女性に無理やり踊らせようとすると、パワハラやセクハラで訴えられることがある(というより、種類を問わず今や余興を強要すること自体がパワハラに当たる)。自ら踊るのも「見たくないものを見せられた」とマイナスな評価をされがちなため、今はリアルでは見るのが難しくなってきている。
また、女性の場合、酔いが激しくなって多くの人の目に付くところで上半身裸になって踊ると公然わいせつ罪が適用されて警察の厄介になってしまうことがある。時と場所を考えて楽しく踊ろう。
追記・修正はお腹を冷やさないよう注意しながらお願いします。
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▷ コメント欄
- こち亀の武装おしおきの原因でもありましたね -- 名無しさん (2022-12-15 14:31:48)
- 『サロメ』にてサロメが招待客と義父を惑わせた踊りも腹踊りと訳されてしもうておる。 -- 名無しさん (2022-12-15 14:53:46)
- 良牙くんを忘れちゃいかん -- 名無しさん (2022-12-15 15:10:31)
- ワンパンマンのホームレス帝もしてたんだっけ -- 名無しさん (2022-12-15 16:38:11)
- サザエさんの原作で酔って倒れた男の目撃証言が食い違っていて「(布団の頭をめくる)ほら痩せた男でしょ」「(布団の下半身をめくると腹踊りの顔)ほら太った男でしょ!」 -- 名無しさん (2022-12-15 17:27:01)
- 猫の恩返しの腹踊りもどきが咄嗟に思い浮かんできた。中盤結婚式を祝うために王様(丹波哲郎)を喜ばせるためにモブ猫ダンサーが踊ったあの腹踊りが(この項目を見たときから)何故か頭から離れない -- 名無しさん (2022-12-15 19:57:01)
- 発祥はトルネコだといわれている。 に見えて「そうだっけ…」ってなった -- 名無しさん (2022-12-15 22:51:09)
- ↑3思い出してみたらサザエさんじゃなくて長谷川町子かぶき迷作集の銭形平次で「ほっそりした顔」「(腹踊りの腹)ふっくらした顔」だった -- 名無しさん (2022-12-16 12:59:49)
- SIREN2の岸田百合がしてた -- 名無しさん (2022-12-16 23:09:07)
- 良牙がない……だと -- 名無しさん (2022-12-17 07:26:10)
- アメノウズメたんは踊ったキャラクターに入りますか? -- 名無しさん (2022-12-17 11:41:21)
- あれは腹踊りってよりただの裸踊りでは? -- 名無しさん (2022-12-17 12:43:09)
- 丹下段平も腹踊りしたらしい -- 名無しさん (2022-12-23 12:27:38)
- ONE PIECEのミス・ウェンズデー(ビビ)がやる魅惑のメマーイダンスも腹踊りに近い何かだよな・・・さすがに素肌を出して踊るんじゃなくて、身体にピッタリフィットする服を着てでのダンスだから、腹踊りとは違うけど。 -- 名無しさん (2022-12-28 13:27:09)
- 薄桜鬼で腹踊りと言ったら原田なのに何故遊戯録の斎藤のみをPUするのか -- 名無しさん (2022-12-28 14:26:19)
- ↑2メマーイダンスの元ネタはベリーダンスの方…だと信じたい -- 名無しさん (2022-12-28 21:55:19)
- ↑3単行本にミス・ウェンズデーのコスプレしたイガラムがメマーイダンスしてる読者投稿ハガキが載ってて爆笑した -- 名無しさん (2023-01-12 16:48:54)
- なんかのジブリ作品でも誰か踊ってなかったっけ・・・?うろ覚えすぎてヒントすら出せないけど -- 名無しさん (2023-02-06 17:53:14)
#comment(striction)
*2 ちなみに腹踊りを英語にするとベリーダンスとなる。
*3 主に難しいことを考えすぎると起こる。
*4 ちなみにまめアニメ、3期9話のどちらもYouTubeの公式チャンネルで配信されているので気になる方はぜひ。
*5 ただ、衝動的に行ったからか顔は自身に描かれた顔よりだいぶ雑な顔になっている。
*6 前々回にアルバイトで来ていた旅館で、この回では諸事情あって料理長にバイトを頼まれ、臨時で一日だけ働くことになった
*7 この時練習中の料理長がいた部屋にお膳を運んでいたいずみちゃんとリンダは間違えて入って驚いてしまい、お膳を落としてしまったが特にその辺は言及されなかった。
*8 その際「いずみちゃんは女の子ははらおどりなんてしないの!!」と言ったが、リンダは「‶男ノ世界"デスカ⁉︎ワタシソーユー考エカタ古イト思イマス」と反論していた。現在の視点ではリンダが正しい。
*9 なお、富良野市は上富良野、中富良野、南富良野、富良野の四地区に分かれていて、四姉妹という設定で擬人化されているが紹介テキストで明確に踊ると言われているのは富良野だけ。
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