リククラゲ

ページ名:リククラゲ

登録日:2022/12/07 Wed 12:29:57
更新日:2024/06/27 Thu 13:04:39NEW!
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森の奥に 集団で 暮らす コロニーを 作る。 よそ者が 近寄ることを ひどく 嫌う。




10本の 触手で 絡みつき 養分を 吸い取って 苦しめる。 裾の ヒダは 珍味で 人気。




リククラゲは『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一種である。




■データ


全国図鑑No.949
分類:きくらげポケモン
英語名:Toedscruel
高さ:1.9m
重さ:58.0kg
タマゴグループ:植物
性別比率:♂50%♀50%


タイプ:じめん/くさ


特性:きんしのちから(変化技を使用するとき、同じ優先度の行動の中で最後に行動するようになるが、相手の特性を無視する)


種族値
HP:80
攻撃:70
防御:65
特攻:80
特防:120
素早さ:100


合計:515


努力値:特防+2


進化:ノノクラゲ→リククラゲ(Lv30)



■概要

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」にて初登場したポケモン。
名前にクラゲと名前についているが、彼等はクラゲではなく、キノコの一種である「[[キクラゲ>キクラゲ]]」がモチーフのポケモン。


ノノクラゲ

進化前のノノクラゲは初代から登場しているくらげポケモンのメノクラゲに非常に似ているが、リージョンフォームとかではなく似ているだけの全く別のポケモン
ノノクラゲは体色が茶色で、メノクラゲでいう発光部分が黄色い模様になっている。
2本の触手は白くなっており、これで体を支えて時速50kmで走る。速ェ!*1
そんな身軽さ故か、メノクラゲと比較するとサイズは同じながら体重が10kg以上軽い。


ノノクラゲの身体から剥がれ落ちたヒラヒラな一部は歯応えがあって非常に美味であるという。
「来来来軒」という店では「ノノクラゲとキュウリの酢の物」というメニューがある。


リククラゲ

ノノクラゲが進化したリククラゲはドククラゲに酷似した姿をしており、頭部のカサが黒く、触手が黄色くなっている。また、ドククラゲの体にあった青い牙のような部分はタコ口になっており、まるで火星人のようなシルエットになっている。
その10本の触手で獲物を絡めとって養分を吸い取り、森の奥には一族が集団で暮らすコロニーを作り、よそ者が近づくことを嫌う。
ノノクラゲ同様、裾のヒダは珍味として人気があるとか。


ちなみにドククラゲ%%ときららが誇るJKベーシスト%%よりも高さ・重さ共に増大している。
ただし、(恐らく)相似形で1.2倍も大型化している割に3kg程度しか変わらないので、比重で言えば同等か、むしろ進化前同様こちらの方が軽い可能性すらある。*2



■ゲームでのリククラゲ

進化前のノノクラゲは%%机の下とかではなく%%主に各地の木の周囲に野生で生息しているが、出現率は低く、こちらを見かけるとその2本の触手でスタコラサッサと逃げ出してしまう。その様子はなんともシュール。
また、リククラゲも一部の地域で野性として生息している。


トレーナーではアカデミーの先輩ペパーがレジェンドルートの「潜鋼のヌシ」戦で共闘する際にノノクラゲを繰り出す他、こちらとバトルする際にはリククラゲに進化した状態で使用してくる。
ラウドボーンのかえんほうしゃで焼き尽くそうとしたらその高い特防に耐えられ「だいちのちから」で返り討ちに遭うプレイヤーもいたりした模様。弱点以外のポケモンで挑んでも「キノコのほうし」を繰り出してくるので油断ならない。


ちなみにウミディグダディグダ一族とは違いメノクラゲ一族はパルデア地方には生息していない。



■対戦でのリククラゲ

タイプはドククラゲ一族とは対照的にドダイトス以来となるじめんとくさの複合タイプ
そしてステータスはドククラゲと全く同じ。やはりこの2種は何か関係があるのだろうか?


キノコもといキクラゲである為当然「キノコのほうし」を覚え、素早さはその中でもぶっちぎりの最速。
これにより、素早さ二桁種族値はまともに動けず環境の素早さラインがまたおかしい事に……
と、言う事になるのはさすがのゲーフリもわかっているのか、しっかりと強力な足枷をはめられている。


それがこの一族の専用特性「きんしのちから」。
なんと使用する変化技が全て後攻になってしまうという特性なのだ。
これにより最速のキノコのほうし使いどころか最遅のキノコのほうし使いと言う事になる。
ちなみにこの特性、優先度を変化させているわけではない為相手の優先度-1以下の技に対しては普通に先制できる。


当然ながら他の補助技も全てこの影響を受ける。
くさタイプである為かその種類は豊富で、「やどりぎのタネ」「ちょうはつ」「あやしいひかり」等の相手に干渉する技や両壁、積み技である「せいちょう」や「つぼをつく」と多彩。他の粉技も一通り揃っている。
意外な事に回復技は「ねむる」のみで「こうごうせい」等は覚えない。
キノコは光合成しないだろと言いたいところだがポケモンのキノコは揃いも揃って光合成できるので……


その代わり、自分の変化技を相手の特性を無視して当てる事ができるメリットがある。
例として「マジックミラー」「ミラクルスキン」「ぼうじん」「そうしょく」「おうごんのからだ」等。
但しあくまで無視できるのは技を当てる時に発揮する特性のみであり、状態異常にならない特性持ちに対しては技は通るものの即座に回復されてしまう。
当たり前だがくさタイプや「ぼうじんゴーグル」持ちに粉技が通る事もない。


ちなみにリククラゲの特性は隠れ特性含めてこれのみ。
その為、フルアタにでもしない限り嫌でもこの特性と向き合う必要がある。


攻撃面で見てみると、特殊技は一致であるくさ・じめん技には困らない。
サブウェポンも「たたりめ」「ヘドロばくだん」「マジカルシャイン」「ラスターカノン」等幅が広い。
いざという時の「ミラーコート」も備えている。
一方で物理技のレパートリーは少々厳しく、くさ技はいいのだがじめん技が何もない。
サブウェポンも「はたきおとす」「こうそくスピン」「イカサマ」程度とはっきり言って狭く、物理アタッカーにはあまり向いていない。素直に特殊型として運用すべきであろう。


欠点は4倍弱点のこおりを始め、弱点4耐性3とはっきり言って全体的な耐性は良くない事。
ドククラゲの特徴を引き継いだ結果防御は脆く、あちらが覚える「とける(バリヤー)」も無い事から物理技が直撃すると割とあっさり落ちてしまう。先制技の「こおりのつぶて」でも割とガッツリ持っていかれる。
また、攻撃範囲がかなり偏りがちで一致技だとくさ・ひこう・むし相手で止められやすい。
いわ技を覚えるドダイトスと違い、こちらはどく技で対抗できるくさ相手はともかく対ひこう・むしは有効打に欠ける。


テラスタイプは一致技が通りにくい相手に対抗するいわか、ほのお以外の耐性を持たせるはがねがお勧め。


ちなみにドククラゲが剣盾で覚えられなかった「どくどく」「アシッドボム」「どくびし」も覚えられる。
パルデアの皆さんの胃が心配である


そんな後輩の活躍をすっごい目で見ていたドククラゲだったが、その後DLC後編で復帰した際に、晴れてこの3点セットを再習得している。よかったねドククラゲ。


また、なぜかLv15にもなって「たいあたり」を覚えると言うコイキングみたいな妙な特徴も持つ。


■余談

  • 名前の由来はノノクラゲが「野のクラゲ」リククラゲが「陸クラゲ」だと思われる。…更に元ネタを辿ると、メノクラゲ共々『ねじ式』の「メメクラゲ」であるが。

  • モチーフのキクラゲ(木耳)はクラゲとは全く関係ないキノコの一種で、とんこつラーメンや中華料理によく入っているのでお馴染み。キノコは嫌いだがキクラゲだけは平気という人も多いことだろう。
    • 英語名は「Toadstool(毒キノコ)」に「cruel(残酷)」をかけたものと思われるが、一般的にToadstoolはベニテングタケのようなテンプレなキノコを指すので、コイツにToadstoolの要素はあまりない。…よくよく考えると、キクラゲは英語で「Wood ear」「Jelly ear」「Judas's ear」、フランス語で「Oreille-de-Judas」、ドイツ語で「Judasohr」、スペイン語で「Oreja de Judas」でありどの名前にもクラゲ要素はカケラもない全部ユダの耳じゃねーかよ なので国によってはなんでコイツがクラゲの姿をしているのだろう?とかなり謎に受け止められていると思われる。翻訳班も苦労しただろう

  • 同世代にディグダの姿に収斂進化したと思われるウミディグダが登場している。
    ノノクラゲ・リククラゲはこの2種以上に生態や生息する環境が全く異なるので、本当に偶然の他人の空似であると思われる。
    ただ、現実のクラゲもポリプと呼ばれる植物のように何かに固着する時期が存在するなどキノコっぽい生態を持っていたりする。



追記・修正は触手で走り回ってからお願いします。


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  • こちらを見つけたとたん全速力でメノクラゲが二本足で爆走し始めた時、爆笑してしまってから今作で一番好きなポケモン。 -- 名無しさん (2022-12-07 12:35:24)
  • テクテク歩いてる姿がシュール過ぎて笑う -- 名無しさん (2022-12-07 12:49:36)
  • 特性が強烈な足枷だからあくまでキノコのほうしはオマケとしたほうが強いかもな。攻撃範囲は草地面でかなり優秀だし -- 名無しさん (2022-12-07 13:01:18)
  • サーフゴーを眠らせることが出来るってことかな?実用性はともかく。補助技限定のかたやぶりか -- 名無しさん (2022-12-07 13:17:07)
  • 概要あたりにはいってるアイドルマスターとかけいおんのネタってなんかリククラゲと関連あるんじゃろか -- 名無しさん (2022-12-07 13:23:56)
  • 専用特性が完全に足を引っ張っているようにしか思えない。隠し特性が発覚したら、それがよほどのデメリット特性でない限りは皆そちらを使うんじゃないかな -- 名無しさん (2022-12-07 13:24:36)
  • ↑2 アイマスは名前(「ノノ」)繋がり。けいおんについてはドククラゲの項目参照 -- 名無しさん (2022-12-07 13:25:42)
  • ↑2とくせいパッチ使えないし、たぶん限定配布の特殊個体でもない限り隠し特性ないはず -- 名無しさん (2022-12-07 13:26:43)
  • 特性を無効にしやすいダブルバトルでワンチャン……ないな -- 名無しさん (2022-12-07 13:29:57)
  • 事前に何も情報入れてなかったからマップのアイコン見ておっ、メノクラゲだ。でもなんで陸上にメノクラゲ?って思って実物みたら触手で歩いてる姿がシュール過ぎて笑った記憶ある。 -- 名無しさん (2022-12-07 13:39:34)
  • クラゲテクテクでキノコ生える -- 名無しさん (2022-12-07 14:43:01)
  • メノクラゲとドククラゲから1文字しか違わないの本当よくできてると思う -- 名無しさん (2022-12-07 15:31:19)
  • きんしのちからって、禁止ともかかってる気がするな。せめて挑発や身代わりも無視できればハイリスクハイリターンでアリに思えるのだけど -- 名無しさん (2022-12-07 15:46:37)
  • アラブルタケもどう足掻いてもSに古代活性ブーストができないみたいで、それだけ高速の胞子使いはアカンってことね(草分けは使えるけど) -- 名無しさん (2022-12-07 16:12:35)
  • ガッサ全盛期はホントに大暴れだったからね… -- 名無しさん (2022-12-07 18:28:05)
  • マタドガスがいないのが惜しまれる。 -- 名無しさん (2022-12-07 19:50:33)
  • ノノクラゲのノが野ということならば、メノクラゲのメとは何のことだろうかと疑問に思ってしまった。 -- 名無しさん (2022-12-07 21:28:33)
  • ↑14 草地面で足が速いってのは確かにかみ合ってるのよね。同じタイプのドダイトスがスカーフやロッカ積んで無理矢理高速アタッカーとして使われてた例もあるし、コイツも補助技投げ捨てて持ち物で火力補強したアタッカーとして使うのもありかも?問題は昔と比べてすばやさのインフレも進んでて(だいたいあのステルス機のせい)S100は決して飛び抜けて速いわけではない、ってことだけど -- 名無しさん (2022-12-07 22:59:59)
  • もし隠れ特性があったとしても下位互換の後出しというオチになりそう -- 名無しさん (2022-12-08 01:23:53)
  • ウミディグダ発表のときになるほど収斂進化かぁ生物学からきっちり取材したんだなあって感心した俺が馬鹿みたい 収斂進化ってそういうことじゃねえから! -- 名無しさん (2022-12-08 03:42:07)
  • デザインが「帰ってきたウルトラマン」に登場する「台風怪獣バリケーン」を彷彿とさせる。 -- 名無しさん (2022-12-08 05:59:48)
  • ↑2 ど、どっちも獲物を触手で絡め捕るって共通目的があるから・・・ -- 名無しさん (2022-12-08 21:03:53)
  • ↑6そりゃ「目」だろ。医者を探していたのにあるのは目医者ばかりだったんだ。 -- 名無しさん (2022-12-08 21:21:17)
  • 高さ重さはドククラゲとほぼ同じだが触手の本数は大幅に減った -- 名無しさん (2022-12-08 21:41:22)
  • 初代ポケモンから26年 念願のイルカポケモンとバッタポケモンは登場したのに、タケノコポケモンは未だに登場しないという(アイテムのタケノコは登場した) -- 名無しさん (2022-12-09 12:20:05)
  • ↑竹ポケモンはいるんだけどねえ -- 名無しさん (2022-12-10 03:01:16)
  • リククラゲにも触手は80本って言い張って欲しかった -- 名無しさん (2022-12-10 16:50:03)
  • 僅か一文字変えるだけで、いかにも陸に住んでいるという事をアピールさせるその名前のセンス好きや -- 名無しさん (2022-12-10 20:48:04)
  • ノノクラゲの英名のToedscoolはToed(足を持つ)+Toadstool(傘のあるキノコ)+Tentacool(メノクラゲの英名)でこちらもかなり凝ってる -- 名無しさん (2022-12-14 16:17:59)
  • ドククラゲ「毒の俺ができなくなったのに、何で毒ですらねえテメェができるんだよ・・・。その姿といい嫌がらせか?(血涙)」 -- 名無しさん (2022-12-25 15:42:10)
  • ま、まあ、ドククラゲもパルデアにきたら覚えるようになってるよ!たぶん… -- 名無しさん (2023-01-03 21:12:00)
  • ノノタケって山が宮城の涌谷にあったけど、特に関係ないな -- 名無しさん (2023-10-23 21:14:42)
  • シュールで笑ったとの好意的な反応多いけど自分は見た目苦手なんだよなこの系統。ボックスや対戦は平気なんだけど野生で見かけるとギョッとする。特に触手うねらせて移動するリククラゲが苦手で妙にぞわっとする。 -- 名無しさん (2023-10-23 23:38:34)

#comment(striction)

*1 参考までに、ウサイン・ボルトが100m走で世界記録を樹立した時のタイム9.58秒は時速換算で37.5km/h程度。瞬間最高速度に絞っても44.7km/hと、どう足掻いても50km台には届かない。ノノクラゲの加速度やトップスピードを維持できる距離は不明だが、生身の人間が追い付く事はまず無理だろう。
*2 仮に高さだけでなく横幅なども完全に相似形になっていると仮定した場合、体積は1.2倍の3乗で約1.7倍。比重が同じだとすると90kg以上の重さになるはずなのである。そのため、リククラゲは比重が著しく軽いか、体内に空洞があるなど構造的に軽量化されている可能性が高い。

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