登録日:2022/12/07 Wed 01:00:30
更新日:2024/06/27 Thu 13:04:36NEW!
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我が名はエンブラ。この体はもう、私のものぉ……。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
■概要
『閉神エンブラ』とは『ファイアーエムブレム ヒーローズ』の第6部に登場するキャラ。
ゲームのシステム上、クラスは特にない。
イラストは第1部のキャラと同じくコザキユースケ氏。
CV:丹下桜
主人公が属するアスク王国と長年敵対関係にあったエンブラ帝国の開祖。作中では『憑竜エンブラ』とも呼ばれている。
大昔、後にエンブラ帝国初代皇帝となるスラシルという女性と血の契約を交わし、エンブラの地に繁栄をもたらした。
そのため彼女と契約を交わしたエンブラ皇族は『異界の扉を閉じる力』を有している。
人間に化身している時の姿はガリガリな体をしている。歴代で屈指の貧乳な女性といっても過言ではない。
竜としての姿は大きな蝙蝠のような姿。戦闘時は四つん這いの状態で、腹部にも目がある。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
上記画像のように、彼女が本来の姿に化身した時には衣服を身に付けていない事もあり、その胸部のガリガリ具合が良く分かる。
陰湿で嫉妬深い性格で、「でふふふふ」という笑い声など、いかにも陰キャ根暗な言動をする。
神竜アスクを恨んでいるようで、自身の血をひく帝国の血族にアスクやその王族を殺させようとしていた。
また、帝国領には自身の眷属であるエルムを遣わし、自身の復活のための布石を打たせていた。
憑竜の名が示す通り、自身の血をひく帝国の皇族達を自身の意のままに操る力を持つ。
第1部の時点ではそれらは「呪い」という形で表現され、それは「アスクの者を殺せ」という声という形で唐突に現れ、
抗うことは出来ても気休め程度で、最終的には完全に自我ごと乗っ取られて正気を失う。
但し、これには体に流れているエンブラの血の濃さが関係しているようで、ヴェロニカやブルーノのような血が濃い皇族には強く現れるが、
同じ皇族でも末端にあたり、その血も薄いレティシアにはこうした影響はほとんど見られない。
長年エンブラ帝国がアスク王国と敵対している原因である。
さらにエンブラ皇族とは比較にならないほど強力な『閉じる力』を持つ。
異界の扉を閉じるだけしか出来ないエンブラ皇族に対し、エンブラの力は『世界を闇に閉じる』という極めて強大な力。
帝国内で起きた内戦を尻目に眷属エルムの働きで復活を遂げ、アスクとエンブラを「ミズガルズの闇」に閉ざす。
その血の濃淡に関わらず、自らの血を持つ者に取りつくことで呪いより強く操ることができる。抗う術は無く、憑依されたものは意のままに操られるしかない。
そんなエンブラに対抗すべく、アルフォンス達はアスクの元を頼り、彼が決死の力で作り出した唯一の対抗手段・ユグドラシルの果実を得る。
それを食べたブルーノをエンブラに憑依させ、その状態でその力を解放して致命打を与える……という腹積もりであった。
だがエンブラは数百年もの間、執念深く探りを入れ続けていたことでユグドラシルの果実の存在を知っており、アルフォンス達の行動も察知する。
ブルーノへの憑依をすぐに解き、果実の力を無駄遣いさせ、かつ自らの力で封じてみせる。そして操ったブルーノをアルフォンス達と戦わせ、殺させた。
仲間と切り札を失いアルフォンス達は絶望するが、かと言って彼らにも抗う以外の選択肢はない。
エンブラは残るヴェロニカを操り、勝てないと見るや憑依し、情を抱いたヴェロニカと殺し合わせる最悪の形でアスクの血族を根絶やしにしようとする――
――が、この状況までが彼らの取った決死の策だった。
果実を本当に食べていたのはヴェロニカであり、エンブラにそれを気取らせず勝利を確信させるためだけに、ブルーノはあえて“無駄死に”したのである。
実はブルーノは果実に一切手をつけておらず、それをひっそりエンブラの者ではないマークスに渡していた。そして、マークスの手からヴェロニカへ…
思慮深いアルフォンスでも、神の目をも欺いたこの作戦に気付くのには少々時間を要したほど。
まんまと罠にかかり、果実の力で大ダメージを負ったエンブラは自身の居城に撤退して態勢を整えて襲いかかるも、力を思うように振るえず、遂には敗れ世界から消滅。
ミズガルズの闇は晴れ、長くヴェロニカを苦しめていたエンブラの呪いも消え去った。
だが、エンブラはもともとからこのような暴虐の神だった訳ではない。
元々エンブラはアスクと共に繁栄のため、協力し合うほど国や民を愛する者だった。
初代皇帝となったスラシルにその血を与えたのもその証左である。
しかし一部のエンブラの民が交流を尊ぶため、相性の良いアスク王国へ移住した事を知った事をきっかけにそれは暗転する。
国を捨てたと激怒したエンブラは、その者に厳しい処罰を与える。
誤解だと説いても聞く耳を持たず、民はそんな彼女の姿に恐怖を覚えることになる。
結果的に離れる事は無くなるが、そのやり方に疑問を持っていたアスクは説得を試みるが、彼女はますます反発。
遂には「ミズガルズの闇」で民を逃げられないようにしてしまった。
アスクに反発を覚えるようになったのには別の理由もある。
その昔、アスクからの誘いで今よりも荒れ果てていたミズガルズに君臨していた彼女は、
恵みをもたらしたことに感謝する人間を少しずつ慈しむようになっていた。
しかし、ある日貢ぎ物を届けに来た人間が、自分の力を狙って襲いかかる事件が発生。
回避はしたものの、ここで彼女は「人間は自身の欲のために恩を仇で返すときもある」ということを知る。
これにより、自国の民に疑う事をしないアスクを狙っている人間がいることに感づき、アスクに人間を信じ続けるなと忠告するが、
アスクは「たとえ騙されてもそれでも人間を信じ続ける」と全く揺らがず、彼との決別を決意したのだった。
人間を信じることの出来ない猜疑心と、周りから人間がいなくなる寂しさの狭間で、彼女はずっと苦しんでいたのである…。
なお、担当声優の丹下桜氏は、長期休業前にかつてOVAでシーダを演じていた事がある。
■性能
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
第6部終了後の2022年11月末に闇の神階英雄として伝承版のヴェロニカと共に実装。
赤属性の飛行獣ユニットにあたる。伝承ヴェロニカも同じ赤属性のため、前年のトールとエイトリ同様属性が重なっている。
武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)キラー武器効果に加え、戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中全ステータスを+5し、
敵の攻撃、速さ、守備が、自身を中心とした縦3列と横3列以内にいる敵の数×3(最大9)だけ減少し、自身のキャンセル効果を無効、
更に自身を中心とした縦3列と横3列以内にいる敵の数が2人以上のとき、戦闘中、敵の絶対追撃を無効、敵にキャンセル効果の『絶闇の翼爪』。
化身については他の飛行獣と同じ。
Aスキルは攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動後のマスが移動前と異なる時、戦闘中自分の攻撃速さを+6し、
戦闘中、移動後のマスから移動前までの距離分だけ自分の攻撃速さが上昇(最大4)し、2以上のときは自分の攻撃速さの弱化を無効化する『攻撃速さの激突4』。
Bスキルは化身状態を無条件化し、戦闘中速さが敵より1以上高ければ、自分の追撃不可を無効にする『絶対化身・敏捷3』。
Cスキルはターン開始時、自身を中心とした縦3列と横3列に敵がいる時、その敵に、護り手で護られることができなくなる「護られ不可」と、戦闘中自分以外の味方のスキルを無効化する「暗闘」を付与し、
自身に速さが敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを速さの差×4(最大40)%軽減する「回避」と、
その前にかかっている不利な状態異常を解除する効果を与える『すべてが閉じた世界』。
その性能は、攻撃も嫌がらせも出来る妨害型アタッカー。
専用Cスキルの範囲内にいる者は、護り手で守られる事も他からのスキルでの助けを得る事もできなくなり、孤立無援の闇に落とされる。
特に実装以来猛威を振るう護り手の無効化は極めて強力な効果だが、闇の神階英雄である都合上、飛空城では事実上防衛でしか使用できない。
更にBスキルのお陰で無条件で化身状態になれるので、普段は竜か獣以外とは組みにくい獣ユニットの大きな欠点を克服。他の兵種とも組みやすい利点がある。
弱点は飛行特効と魔防が低い事。再移動も持たないので、一度の攻撃で倒し切らないと攻撃の的になってしまう。
人間たちはみなアスクを選んだ。誰も私を選ばない…
そんな私が…花嫁になっても…?
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2024年5月には花嫁版の超英雄として登場。イラストは∀ir氏。
無属性の飛行獣ユニット。
案の定、自分は場違いだという調子で嘆きっぱなしである。
武器スキルは『閉ざす花嫁のブーケ』。
【再移動(残り+1)】を発動可能、奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時自身のHPが25%以上なら、奥義発動カウントが「最大値」なら、奥義発動カウント-2、「最大値-1」なら、奥義発動カウント-1
(対象は、自軍内に支援を結んでいる相手がいる時は、周囲2マス以内にいる支援相手、自軍内に支援を結んでいる相手がいない時は、周囲2マス以内にいる最も速さが高い味方)
戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中攻撃、速さ、守備、魔防が自分を中心とした縦3列と横3列以内にいる敵の数×3+5だけ増加(最大14)、与えるダメージ+速さの20%(範囲奥義を除く)、受けるダメージ-速さの20%(範囲奥義を除く)
ターン開始時、竜、獣以外の味方と隣接していない場合化身状態になり、移動+1(1ターン、重複しない、そうでない場合、化身状態を解除)化身状態なら、攻撃+2
Aスキルに周囲1マス以内の竜、獣以外の味方が1体以下の時、または自分が化身時、戦闘中、攻撃、速さ+7、自身の奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)、戦闘後7回復の『攻撃速さの野性』。
Bスキルに化身状態になる条件を無条件にする、戦闘中敵の速さ、守備-4、かつ敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効(無効にする数値は端数切り捨て、範囲奥義を除く)の『絶対化身・強襲4』。
Cスキルは『すべてを鎖す世界』。
ターン開始時、自身を中心とした縦3列と横3列にいる敵に【護られ不可】、【暗闘】を付与
ターン開始時、自身を中心とした縦3列と横3列に敵がいる時、自分の【不利な状態異常】を解除、自分に【回避】を付与(同ターン開始時に受けた不利な状態異常は解除されない)
化身状態なら、戦闘中攻撃、速さ、守備、魔防+4、敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効。
ステータスは神階版と能力値の傾向は同じだが、HPと魔防以外は全てわずかに上回る。
総じて神階版を一回りアップグレードしたような性能。
目立った変化と言えば、実用上は大差ないが武器の「戦闘中敵のステータスを下げる」効果が同様の条件で「自分のステータスを上げる」効果になっている。一応ポジティブになったのだろうか。
再移動も搭載されたため格段に使いやすくなった。
ステータスも特徴も同じなので当然弱点も変わらない。無属性なのでレイヴン系の攻撃にも注意。
そして飛空城プレイヤーにとっては、性能そのものより「神階英雄でないエンブラ」が登場したことで、(混沌シーズン以外の)攻城編成で【護られ不可】が付与可能になったことが何よりの特徴だろう。
■台詞
- でふふふふ……アスクはころす……みんなころすぅ……。私が、今、ここでぇ!
- ……ころして……しまった……。そんなつもりはなかった……。この人間は笑顔で、貢ぎ物をしたいと……。
なのに急に……恐ろしい顔で私を殺そうと……。なぜ……なぜ私を殺そうと……? - 人間たちよ、聞くが良い。かつてお前たちが求めた私の言葉を。見るがいい、かつてお前たちが褒め讃えた私の姿を。
お前たちが幸せに生きたいのなら、私はそれを奪ってやる……。
そうすれば、お前たちは永遠に私を忘れることはない……そうだろう……人間っ! - ここが、アスク王国……人が多い、騒がしい……私が好む場所ではない……。
- 私は人間どもが嫌いだ……あれらは弱く、生き急ぎ、かんたんに死ぬ……すぐ心変わりする……。
私が人間に血を与えたのは、仕方なくアスクの酔狂につきあっただけのこと……それなのに……。
人間たちは私に感謝し、涙を流した。おかげで皆の命が救われたと……慈悲深き神の救いだと……。
そうして、幼子まで皆、私を敬い、尽くすようになった。あの姿を見て、私は……。
……くだらぬことを思い出した。二度と取り返せぬ過去など……はじめからない方が良い……。
追記・修正は闇に閉ざされた中でお願いします。
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- コウモリ(?)だから仕方ないとはいえ、思っていた以上にガリガリでちょっと心配になる。召喚されたからには美味しいものいっぱい食べてお肉付けて…。 -- 名無しさん (2022-12-07 18:52:58)
- 結構好き -- 名無しさん (2022-12-08 19:04:51)
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