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更新日:2024/06/25 Tue 13:52:51NEW!
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逃走中は未来の月世界で開催されているゲーム
天才科学者が追跡アンドロイド・ハンターを開発
賞金を獲得を目指す逃走者がハンターから逃げ回るエンターテイメントショーだ
(第47回 ハンターと進撃の恐竜 オープニングより)
クロノス社とは、テレビ番組『run for money 逃走中』に登場する企業。
尚、本記事ではこのクロノス社を舞台にした通称「未来ドラマ」及びその登場人物についても記述する。
●目次
概要
ゲーム「逃走中」を西暦2900年の未来から開催・運営している企業…という設定がある。
「沖縄」編のラストにてゲームを監視する人物が登場し、そこから回を重ねるごとに「ゲームの結果を保存する」「ミッションを発動する」など関与を見せるようになり、「大統領暗殺計画」編を以て準備が完了。その次の回である「エピソード1 ~ハンター誕生~」を持って「逃走中第1回開催」という形で正式にスタートした。
ゲームの合間にストーリーが進むという展開に当初は「邪魔」「尺稼ぎ」といった批判もあったものの、ストーリー展開そのものの面白さだけでなく、これまでただ不気味な存在だった「ハンター」そのものの肉付けがなされたことにより次第に認知度も上昇。また、ハンターが身に付けているサングラスやピンバッジ、逃走者のつけているスマホケースなどにクロノス社のロゴが入れられるなど「逃走中」という番組名と並行したブランドを確立するに至った。
ここ最近では「クロノス社に入りたい」という出演者・視聴者も多数存在する一方、逃走者を嘲笑い人間性を試すゲームの数々に敵対する逃走者もいる。
浪川大輔「クロノス社の社員になろうと思ったらどこで募集してるかわからなかった。*1」
せいや(霜降り明星)「クロノス社を潰す。それが目的だ。このゲームを終わらせる。」
またゲーム番組ではどうしても「出演者 VS ゲーム展開やミッションを考える番組スタッフ」という味気ない見方になってしまう所だが、ゲームマスターの立場であるクロノス社の存在により「逃走者 VS ゲームマスター」の攻防戦という見方もできるようになった。
ピエール瀧「月村!このやろう!」
那須川天心「ゲームマスター大丈夫?俺らで遊びすぎじゃない?」
舞台背景・あらすじ
西暦2500年、地球に住めなくなった人類は宇宙移民船によって月へと移住。そこから400年かけそれぞれがコロニーを建設し都市を繁栄させていった。
そして西暦2900年。巨大企業「クロノス社」に所属する科学者・月村サトシはハンターを完成させ「逃走中」を開催する。
しかし、その裏ではハンターを奪い恐ろしい計画を実行せんとする一派が暗躍していた…
メンバー
名字は「月」という字が入っていたり月に関連していたりすることが多い。
ゲームマスター
逃走中のゲーム運営を主に行う人物。その業務はミッション・通達の発令、ハンターやアイテムの設置・起動を始め、ゲーム中は円滑かつ問題なくゲームが進行しているかの監視。もちろんゲーム前にはゲーム内容やミッションの考案、新要素・アイテムの開発、時にはクロノス社幹部やVIPゲストへのご機嫌取りと何気に多忙。
- 月村サトシ
演 - 細田善彦(幼少期 - 鈴木福)
これより第1回逃走中を開催する
さあ、ゲームを始めよう
初代ゲームマスター
元々月村の母が狭く危険なコロニー内に公園を設置するための資金源として「逃走中」を立案。母が亡くなったあとはその遺志を継ぎついにハンターの開発に成功。「大統領暗殺計画」以前の回ではこのハンターや運営のテストという名目でゲームを行っており、「エピソード1」にてついに正式開催にこぎつける。
常にゲームを冷静に運営しており、トラブルが起こったとしても動揺する様子を見せるのは少な目。
一方、初回で助手に裏切られたこともあってか「何事も全て1人で解決しようとする」面を見せており、そのためには自分が囮になろうとしたり、自ら黒幕を捕まえに行こうとするなど結構無茶している。また、水無月の気持ちに対しハンゾウが茶化すヒントまで入れても気づかないなど他者に対して鈍感。
月村が持つペンダントと指環を合わせることがハンターの起動方法であり、これにより他者がゲーム内外でハンターを無断で起動させることができないようにするセーフガードの役割を担っている。また、ペンダントには亡き母親がホログラムで映し出されるようになっており、一仕事を終えた際には想いにふける場面も。
ハンターX計画編(2011年度)
ハンターを完成させ逃走中の正式開催にこぎつけるも、初回から助手のミレイの妨害に遭う波乱の出だしとなるが何とかトラブルを収め終了。しかし、「白雪姫と野獣王子」編終了後に何者かに逃走中のゲームファイルをコピーされ、その経路探索で「ハンターX計画」という謎のファイルを見つける。
「狙われたハンター」編ではゲームをしながらもそのファイル解析に臨むが突破できず、気づいたハンゾウが呼び寄せた竹取によって解析。その内容や監視されていることを知りあえてハンターを設置するなど相手をおびき寄せ、ミッションによる逃走者の助力もあり逆探知に成功。背後に幹部の有明が絡んでいることを突き止めるが取り逃がしてしまう。
「沈黙の巨大迷宮」編ではついにゲームエリア内に入り、同じくエリア内に侵入した不審な人物を単独で追うなど次第に無茶をしだすようになり、「ラストミッション」編ではエリア内に逃げ込んだハンゾウが黒幕である総裁だと思い、居場所を突き止め問いただすがそれこそが総裁の罠であり味方であるはずの警備員に気絶させられエリア内の空き店舗に監禁。その隙に総裁にペンダントと指環を奪われゲームを乗っ取られてしまう。ゲームを崩壊させようと好き勝手する総裁に何もできないまま時間だけが過ぎていくが、ハンゾウと逃走者の協力により気絶させられた時に落としたコントローラーを入れてもらい脱出に成功。対抗ミッションを発令してゲームの崩壊を防ぎ、最後は警備員に変装して自ら総裁に銃を突きつけ制圧しペンダントと指環を取り戻す。
全てのカタがつき、ペンダントの母親のホログラムに無事を報告し一件落着…
かと思われたが、総裁が起動したカラス型ロボットが月村のいる指令室に突撃し爆発炎上し瀕死の重体を負ってしまう…
アルティメット編(2012年度)
なんとか一命はとりとめ、半年に渡る医療部門チームの懸命な治療の末無事に復帰し、観客の前で逃走中アルティメットの開催を宣言。ハンゾウとのWゲームマスター体制で見事に成功させる。また、この回からオレンジ色のバイザーを使用している。
ゲーム後、ハンゾウから「次回から新たなサポートメンバーを加える」と通達。一旦は固辞するも、前年のような事態になることを心配されたハンゾウによってその命令を受け入れる。
しかし、その事がまた新たな脅威になることとは誰も知らなかった…
ゲームマスター候補生編(2013年度)
ゲームマスター候補生としてサク・シズカを向かい入れ、意外にもノリノリで2人にゲームのノウハウを教えていくが、その最中にサクが迎い入れた警備員によって気絶させられヘリオス社に拉致されてしまう。
拉致された先では有明に逃走中のゲームその物を奪うことを明かされる。それもクロノス社の仲間たちが助けに来ることを信じて待つが、有明によってサクがスパイであることが伝えられる。
「ハンター消滅」編ではついに逃走中がそのスパイのサクの手のひらの上にあるという危機的な状況の中でようやく居場所を突き止めたシズカが救出しに来るが、救出に気づいた有明がシズカを気絶させ転送装置であるモバイルも破壊され窮地に陥る。
そしてサクの捨て身の特攻でハンター1号機がヘリオス社に転送。ハンターが手に入ったと知るとサクの情報を抹消し関係を切り捨てるという無情な行為をする有明に怒る中、ついに始末のためレーザーが発射される…
しかし、その窮地をハンター1号機が自ら盾になり助けてくれた。だが背後から別のレーザーで撃たれてしまい崩れ落ちる。「ハンターを修理してからコピーする」という有明に対し、ハンターの指輪に隠された「時限爆破装置」を起動し隠滅するとともに自らハンターと運命を共にすることを決断。
「たかが機械に命を懸けるだと?悪い冗談だ!」と育てた部下すら簡単に切り捨てる有明に対し涙ながらに
「あなたにはないのか…命を燃やして作ったモノが…命を懸けてでも守りたいという思いが!!!」
その言葉に「愚かな…」と吐き捨て逃げる有明を見ながらも、助けに来てくれたシズカを自分のコントローラーでクロノス社に転送させて避難させハンターと2人きりになる。
「始まりも終わりも…お前と2人か…ありがとう…ハンター」
その瞬間、ヘリオス社の社屋から爆炎が上がり、月村の生体反応が消滅した。
公式には亡くなった瞬間を見た者はいないことから「生死不明」とされるも、彼はもう…
その後は、自身の遺した10周年記念ゲーム編やハンター1号機がミッションアンドロイドとして1回限りの登場を果たしためちゃ逃げ編、放送冒頭のゲーム紹介にて名前のみ登場している。
ノベルス版
2019年から刊行されているノベルス版ではゲームマスターを担当。小学生を逃走中に招待しゲームを行っている。相手が小学生と言えども自首成立・逃走成功すればちゃんと数十万円を気前よく出してくれる。
一方、確保された逃走者は「ハンターの影が大きくなり地面に吸い込まれるように消える」「巨大な雪だるまに囲まれた末取り込まれ消える」「巨大なヘラに挟まれ消える」という中々エグい消され方をされる。もちろんそんなことができるのはこの逃走中自体が…?
もちろんただ逃走中を開催しているだけでなく、大人とは違う子どもの行動・思考データを取るために行っており、将来的には子どもの参戦も考えているような様子を見せている。
実際に2020年からは子役・キッズYouTuberなど小中学生による「キッズ逃走者」が大勢参戦する回も設けられており、賛否はあれどやはり大人とは違う子ども達の戦い方に早くから目をつけていたことも伺わせる。
アニメ版
2023年4月から放送されるアニメ『逃走中 グレート・ミッション』でもゲームマスターとして登場。声優は前述の浪川大輔氏。アニメでは念願のクロノス社への入社を果たした。
- 如月カケル
演 - 駿河太郎(幼少期 - 隆之介)
さて、このミッション。もちろん誰かがやればいいんだけれど…
臨時ゲームマスター→2代目ゲームマスター
10周年記念ゲーム開催に伴いシズカの負担を軽減するためにハンゾウが呼び寄せた新ゲームマスター。
10周年記念ゲームではゲーム中に考えついたミッションを発令したり、「めちゃ×2本気で逃ゲてるッ!」では「ゲームに参加できなかった」と乱入し逃走者に妨害を加える江頭2:50に「邪魔にならないならとりあえず放っておこう」「面白いからいいんじゃない?」と放置するなどおおらかで大胆であり、きっちり進行したいタイプのシズカとは反りが合わない存在。ただ、濱口優に羽交い絞めまでした際には流石にミッションアンドロイドに排除を命じるなど最低限ゲームの成立は考えている。
一方、登場以後のミッションでは「使うと限られた人数の安全を確保できるが他の人は5分間今までのハンターに加えさらに+10体と戦わないといけない『誘惑の扉』」「サイコロを振って1面の当たりを出せば網鉄砲が貰えるが、その他の面を出すとミッションが始まってしまう『サイコロ場』」など安全とリスクを天秤にかけるゲーム展開が多い。
その正体は月村の兄。元々月村が幼少期に語っていた思いを引き継いでおり、弟が完成させたハンター1号機も秘密裡に回収・改造しミッションアンドロイドとして登場させるなどただ陽気なだけな人間ではない。
- 青山シズカ
演 - 足立梨花
さあ、ヒーローは現れるかしら?
ゲームマスター候補生→ゲームマスター代行→ゲームマスター補佐→3代目逃走中ゲームマスター・2代目戦闘中ゲームマスター
クロノスクリエイタープラントを優秀な成績で卒業したゲームマスター候補生。
冷静沈着で真面目な性格であり、月村による教授や課題に対しても真面目に取り組むなどあまり感情を露わにすることはないが、月村が誘拐されてからはその居場所の捜索に奮闘。さらにその途中ではサクが裏切り者の可能性があることが分かるとその事を信じたくないと祈るが、真実が明らかになるとショックを受けながらも急ごうとするハンゾウに対し「目的が分からない状態でサクを追い詰めると月村の命に関わるかもしれない」と確固たる証拠が見つかるまで泳がし、月村の居場所を突き止めると単身ワープして救助しに行くという大胆な面を見せる。
しかし、自身も気絶させられワープ用のモバイルも破壊されるが、月村の命と引き換えに月村のコントローラーでクロノス社にワープさせられ助けられる。
その後はハンゾウの助力を借りながらもゲームマスター代行を担当。技術的には安定しているものの、真面目過ぎてかゲーム内のストーリーをハッピーエンドに導かせようとするなどアドリブ力が足りない上、経験が浅いのに10周年記念ゲームを担当することとになり影では弱音を吐く所もあったが、本番ではカケルを迎えWゲームマスターで運営し、その後はカケルの補佐を担当。が、今度は今度で冷静でキッチリとした月村とは違い楽天的でグイグイ来るというカケルを「苦手なタイプ」とハンゾウに漏らすなど苦労続き。
「ハンターと鋼鉄の魔神」編からは正式に3代目ゲームマスターに就任。
その間に演じる足立氏の悪女役に磨きがかかったのもありかなりのドSに変化。新型ハンターやミッションアンドロイドの投入、難関ミッションの発令なども多く、これまで成功率が高かった「ハンター大量放出ミッション」が失敗することが多くなったり全滅回も多くなるなど、何気に歴代ゲームマスター中一番過酷なゲームプランにしている。また、課題だったアドリブ力も「ルフィと黄金の秘宝」編ではブルックに設置した復活カードを持っていかれてしまうも「少しだけ様子を見てみましょう」と静観するなど動じることも少なくなった。
さらには「戦闘中」の方も2代目ゲームマスターに就任し運営している。
一方、自身が開発・調整したと思われるミッションアンドロイドや忍に対し「さあ、暴れておいで」「その実力を見せてちょうだい」と声をかけて起動するなど、「我が子」達への愛は恐らく月村以上。
ただし、以前と変わらず後述の兎川のような性格の人物は苦手なようである。
というか月村時代以上に仕事量増えすぎなんじゃ…
ゲームマスターたちの味方
- 高月ハンゾウ
演 - 高知東生
ここからが本当の戦闘中の始まりだ
クロノス社エンターテイメント部門チーフ。
逃走中ゲームマスターたちの直属の上司。
と言っても厳しさはほとんど無く、月村の新たなゲーム案に興味津々だったり月村や候補生たちに冗談を飛ばすなど明るく優しい上司。
月村にハンターX計画の首謀者だと疑われ、後に真相を知り謝られた時も「気にすんな!」の一言で許すなど器が非常に大きい。
一方、1人で全てを抱え込もうとする月村に対し支援するべく竹取やゲームマスター候補生をつけてバックアップを見込むが、それが裏目に出てしまうことも…
先祖には「信長と忍者の里」で登場した十代目服部半蔵、その子孫には明治時代初期に花火師として活躍した半蔵、さらに遡ると卑弥呼の弟であるハンゾという系譜であるらしい*2。
また、戦闘中のゲームマスターも担当。やはりご先祖様の血を受け継いでか和の世界観や忍者をモデルとした忍が登場する趣向の一方、江戸の町に戦車を出現させたり、やはり自身が好きな恐竜を出させるというハチャメチャ展開にするなど、まさに「お祭り騒ぎ」的なゲームバランスはきっちり冷静な月村のゲームメイキングとはある意味対称的。
- 竹取カレン
演 - 森口瑤子
あなたを助けなかったら天国にいるあなたのお母さまに怒られちゃうわ
クロノス社上級分析官。
プロテクトのかかったハンターX計画ファイルを暴くためにハンゾウが呼び寄せた。
月村、そして亡き月村の母とも顔見知りであり協力を快諾。その実力は軽いプロテクトなら簡単に突破し、難しいプロテクトも1ゲームを終えたころには解除できるほど。
その後はハンターX計画を阻止しようとする月村のサポートとして共にする一方、囮になろうとするなど危険な行動に出る月村を心配する面も。
- 水無月ユリエ
演 - 上原歩
忍、スタンバイ完了です
ハンゾウの助手。忍開発担当。
忍の開発やプログラムのみならず忍の装備品・プレイヤーの装備品など戦闘中全般の開発・調整を担当。ゲーム中はハンゾウのサポートに回る。
ただ、ゲーム内容までは携わっていないようで、大胆でハチャメチャなゲーム展開をするハンゾウに心配したり困惑する場面も。
月村にはほのかに恋心を抱いている様子を見せ、ハンゾウが月村に「水無月みたいな助手を付けたらどうだ」と言われると照れた様子を見せるが、ゲーム運営に集中しすぎて全く興味の無い月村の態度に残念がる様子もしばしば。
- 兎川バガンザ
演 - 大竹しのぶ
運命?抗おうとするなんて…愚かね… 天命に…逆らうな!
レジェンドゲームマスター。これまで数々のゲームを成立させてきた伝説のゲームマスター。
生放送込み6時間45分・ゲーム時間180分という超大規模の大晦日SPゲームを運営するシズカに活を入れに来訪。が、やってくるなりシズカから席を奪い取り、シズカが考えたミッションをさらに盛り盛りにして発令する。
シズカに対し「小娘」と言う一方、自ら用意した「メダリストハンター」にエリック・ワイナイナ(シドニー五輪マラソン銀メダリスト)など短距離向きではない人を選んだばっかりに復活カードを8人分も取られてしまいツッコまれると駄々をこねるように怒るなど少々面倒くさい性格。あとベン・ジョンソンややまかつWinkなどやはりネタが古い。
しかし、失敗してもリカバリーするミッションを発令して絶妙なゲームバランスにしたり、最初のミッションからの伏線を最終ミッションにつなげるゲームプランニングなどは流石「レジェンド」というだけの腕前。最後はシズカの力量も認めて帰っていった。
未来らしい制服が多いクロノス社の面々に対し裃風。また、出演予告時には「NHK大河ドラマ出演者がレジェンドゲームマスターとして登場」と煽られており、そしてこの回のサブタイトルが「お台場殿の31人」とやはりあちらを意識した人物。
- 若月シオン
演 - 浜野謙太
大掃除は済んでるようですね。
クロノス社管理部。シルクハットに燕尾服風というこちらも今までのクロノス社の制服とは違った制服を着用している。
兎川の来訪をシズカに伝え一緒にゲームを見学。兎川をヨイショをする一方、時折めんどくさい言動をする兎川に陰で愚痴ることも。
- 最新AIクロノス
演 - 秋山竜次(ロバート)
シズカ ココハワタシノカンガエタ ハンターノデバンダ
コレヲミロ ハァ~~
クロノス社の最新AI……のはずだがうまく言葉を聴き取れなかったりイントネーションがおかしかったりと本当に未来の最新AIなのかと疑いたくなるAI。
シズカのミッションに面白味が足りないと感じ、ミッション失敗時に放出されるハンターを自身の考えた「ナダルハンター」と「ZAZYハンター」に差し替えさせた。
ゲームマスターたちの敵
- 総裁
演 - ???
あの計画を実行するには十分だ。次の手段を考えよう。
クロノス社のトップに立つ人物。しかし、その裏では「ハンターX計画を主導する」というトップ自ら武力によるコロニー制圧を目論んでいた。
望月、有明とハンターX計画に賛同する部下を送り込みハンターを奪うことを目指す一方、この手の黒幕にしては高圧的な言動や性急な行動はあまり見せず、エピソード1で月村の失脚に失敗した際も謝罪する幹部Cに対し失敗を責めずハンターが無事に完成したことを評価し次の手段に向けて考えようとするなど組織のトップに立つだけの懐の広さを見せている。
竹取によると総裁の顔を見た者は社内におらず、普段は普通の社員として溶け込んでいるらしいが…
真相
お前は…本当に甘いな…ねえ、サトシくん?
その正体は竹取カレン。分析官として月村に接近し、「ハンターX計画を共に阻止する仲間」を演じる一方、総裁の正体を極秘で探るハンゾウをスケープゴートに仕立て上げて月村に疑いの矛先を逸らさせていた。
「ラストミッション」編では正体を知ったハンゾウを追いつめるもゲームエリア内にワープで逃げられ、月村に風船を使ったミッションをアドバイス。その際についに透視で今までつかめなかったハンターの起動方法を掴む。エリア内にワープし単身ハンゾウを追いつめようとする月村を警備員を使って気絶させハンターの起動に必要なペンダントと指環を強奪。さらに月村を空き店舗に監禁し正体を明かす。
ワープやミッション発令ができるコントローラーも気絶時に失い打つ手の無い月村の前で「人間とは手に入れたいものの為なら形振り構わぬ生き物だからな。」「人間は欲しい物を目の前にして欲望を抑えることはできないんだよ。それがいかに他の者を省みない選択だとしてもね。」と賞金と安全を天秤にかけるミッションや裏切り者の正体がわかる(が、実は自分が裏切り者になるかを選ばされる)という通達を発令。しかし、この回の逃走者達はお金よりも安全を選び、仲間を裏切るよりも相手への尊敬を選択するが、その様子を「結局こういう奴らは気休めを塗り重ねることに満足し本当の脅威に気づけない」と理念に反する逃走者達を見下している。
逃走中を乗っ取りハンター30体強制放出でゲーム崩壊を目論むが、その間にハンゾウと逃走者の助力で月村がコントローラーを手に入れ監禁場所から脱出に成功。対抗ミッションを発令しハンター28体を停止させゲーム崩壊を止められた事に焦りを見せ、警備員を呼び出し月村とハンゾウの拘束を命令。しかし、その警備員こそが月村であり、銃を突き付けられ制圧・逮捕される。
しかし、連行中にイヤリングのスイッチを起動し、月村に向けてカラス型ロボを突撃させ…
「さようなら。サトシくん。」
その後はハンターX計画の罪について全て1人で被ったものの、それにより残党の有明を逃がす結果となり、ハンターを狙う脅威は総裁無きあとも続くことになる…
- 有明リョージ
演 - 津田寛治
月村…俺の計画からお前は逃がさない…
クロノス社幹部→ヘリオス社幹部
月村の上司として「白雪姫と野獣王子」ではゲームを終えた月村を労う様子を見せるが、その裏でハンターの機密ファイルをコピーする。しかし、その際に月村のコピー経路の探索で「ハンターX計画」を知られてしまう。
しかし、肝心のハンターの起動方法はつかめず、「狙われたハンター編」ではハンターX計画を嗅ぎまわる月村にカラス型ロボットを突撃させ「これ以上嗅ぎまわったらゲームを妨害する」と脅迫。それでもハンゾウ・竹取の力を借りてハンターX計画を暴こうとする月村を監視しつつ、ゲーム内にニセ逃走者・山根良顕を出現させハンターの起動方法を探るが失敗。山根のカメラからの映像の送信履歴が割り出されそうになると山根を21体に増殖させ妨害するが、逃走者の助力で送信機が奪われついに妨害していたのが自分だと割れてしまい、ハンゾウによって警備員を呼ばれ拘束される…かと思われたが何故か警備員を突破し逃走に成功し姿をくらませる。
が、その後1度は逮捕はされたものの、全ての罪を総裁が被り証拠不十分で釈放。1年半の雌伏を経てライバル企業・ヘリオス社の幹部に収まり、今度はスパイとしてサクを送り込み逃走中のゲームプログラムごと奪い、その収益で軍事国家設立を設立し他のコロニーの制圧を目論み始める。
月村を送り込んだ警備員が気絶させ拉致し拘束し、サクによってゲームプログラムのコピーデータも手に入れることに成功。クロノス社内では月村の捜索が行われる中で逃走中の臨時ゲームマスターをついにサクが担当することになり、最後に必要な「ハンター」、それも月村が最初に作った「ハンター1号機」を狙うことを月村の目の前で宣言。しかし、逃走者の活躍とシズカ・ハンゾウの助力で失敗するも、ゲームエリア内に入ったサクが捨て身でハンター1号機の転送に成功し手に入れる。
が、その瞬間「これであいつの役目は終わりだ」と自身の周りからサクのデータを全て削除し関係を抹消。そのあまりに冷酷なやり方に月村からも怒りが上がる中、最後に月村をレーザー銃で殺そうとするもハンター1号機が盾に。別のレーザー銃で月村に致命傷を負わせハンターを回収しようとするが、月村はハンター1号機の爆破スイッチを起動。アンドロイドであるハンターに命まで懸ける月村の事を高笑いしながらその場を去った。
自分のオフィスをがっつり爆破されたのは大丈夫なんだろうか…
「仲間」を否定し、自分の身の為であればどんな人間でも間柄でも切り捨てる非情な男である一方、軍事国家設立を目論む背景には自分達が生まれ育ったコロニーが資源戦争に巻き込まれ滅んだことから「『力による制圧』という形での『迅速な平和』」を実現するというものであり、生い立ちを考えてしまうとその思想を否定するのも難しい物でもある。
「なるべく多くで逃走成功したい」とミッションに積極的に参加するなど、月村のような「全員が幸せになる策」を取る人もいれば、「賞金を取りに来た」「自分の身が最優先」「ミッションに構う暇はない」と同調せず、時には他人を囮にしたり操るなど有明のように「自分が生き残る策」を取る人もいる。
ある意味では逃走中のゲームその物を象徴する対極的な関係性である。
- 望月ミレイ
演 - 北川弘美
そんなことよりお忘れなく。上手くいけば約束通り2階級昇進ですよ。
月村の助手。
共に逃走中第1回を開催し、幹部への説明などサポートを行う。
…のだが、実は既に「ハンターX計画推進派」だった幹部Cと裏でつながっており、出世の約束と引き換えに月村のミスに見せかけてゲームプログラムをいじり逃走中を妨害し失敗させようとしていた。
しかし、月村に逆探知で操られていることに気づかれ、ショックを受ける月村に「計画」と「黒幕」の存在を示唆しようとしたところで「裏切り者」として幹部Cが転送した警備員によって拘束される。
恐らくエピソード1の前から共に運営していただけに、月村にとって側近の裏切りのショックが大きいのは間違いなく、その後「何でも1人で解決しようとする」というのを見せるのも仕方ないかもしれない…
- 朱月サク
演 - 冨浦友嗣
ニセモノは…すぐそばに潜んでいますよ…
ゲームマスター候補生
シズカと共にクロノスクリエイタープラントから派遣されたゲームマスター候補生。明るく元気で無邪気に逃走中のノウハウを学ぼうと奮闘する。
…が、実は逃走中をゲームプログラムごと奪うために有明が送り込んだスパイ。
一方、有明と同じコロニーの出身であり、戦災孤児であった有明に拾い上げられ育てられたようで、有明のために必死に任務を遂行しようとするなど心酔、あるいは洗脳気味の様子も見せる。
順調に月村を気絶させヘリオス社に監禁し、捜索されている間に着々と計画を進め、「ハンター消滅」編ではハンゾウの付き添いがあるとはいえついに1人でゲームマスター代行を担当。当該回では「いきなりハンター10体を放出し、3人が確保されるまで減らないという最初からクライマックス」「通常の逃走者の中にゲームを妨害するニセ逃走者が紛れ込んでいる」という凝ったミッション展開を見せるが、全てはゲーム中にハンターを奪うためのエサ。ゲーム中にニセ逃走者を使いハンターをヘリオス社へ転送させる作戦を実行する。
しかし、この時点で既にシズカによりサクがスパイであることがバレており、月村の居場所を突き止めるまで泳がされていた。月村の居場所がわかりシズカの合図で拘束されそうになるがゲームエリア内にワープ。停止させられたニセ逃走者を再起動しエリアの中からミッションを発動させ再度ハンター1号機を狙うが失敗。
だが、有明の為にも失敗できないことから自ら転送装置を持ってハンター1号機に接近。警備員に拘束されるもその寸前で転送装置をハンター1号機に取り付けることに成功し転送させる。
しかし、その奮闘とは裏腹に有明はハンター転送後にすぐにサクのデータを削除し「単独犯」に見せかけられるという「捨て駒」にされた。
行ったことは良いとは言えないが、シズカ曰く「大胆に見せて本当は臆病で疑い深い」という性格、そして境遇や結末を考えると決して根っからの悪人ではないかもしれない。
ハンター
- ハンター1号機 01KR/ミッションアンドロイド
演 - 笠原竜司
月村が最初に開発したハンター。
ドラマ登場前からも「ロン毛のハンター」として有名であり、放送開始前のCMやゲームルールの際のアイキャッチ等にも登場するなど「ハンターの代表格」的存在。カッコよさには眞鍋かをりを始めとするハンターガチ恋勢を生み出すなどハンター萌え視聴者を生み出したきっかけでもある。
月村にとっても相当思い入れがあるらしく、「エピソード1」では唯一のスタートハンターとして1体からのスタートとなった。
「ハンター消滅」にて、サクによってヘリオス社へ転送され奪われそうになるが、レーザーで撃たれそうになった月村の盾となる。しかし、月村も別のレーザーで撃たれ、瀕死の月村が指輪に隠していた「自爆装置」のスイッチを起動。月村と運命を共にする。
が、こっそりとカケルが回収しており極秘で修復。「めちゃ逃げ」では「ミッションアンドロイド」として逃走者の前に立ちはだかった。
また、原則非公開であるハンターのキャストが公開された唯一のハンターである。
そのほかの人たち
- 幹部
エピソード1にて登場。モニター越しに第1回逃走中を観戦する。
逃走中に期待しつつもトラブルに心配する様子を見せる幹部A(緑の円)、ゲームに興味を見せ満足する女性の幹部B(赤い円)、月村に皮肉や煽りを入れる幹部C(オレンジの円)の3人。特に幹部Cは「このままじゃゲームが成立しないぞ」「第1回目で逃走中は終わりか?」と煽る一方、裏では望月を使いゲームを混乱させ、ラストでは総裁に対し月村を失脚させられなかった事を謝っており、イメージカラーも同じであることから正体は有明である可能性が高い。
- 千鳥
ハンター迎撃作戦にて登場。スタディオンのVIPルームにて「クセがスゴい服」を纏いながらゲームを観戦する。
ゲームを楽しみつつも、ハンターの独特な髪型や牢獄回し(牢獄にてゲーム情報を読み上げたりトークを進行する人)に注目するなど見方が結構ガチの逃走中マニア。
当該回は「千鳥のクセがスゴいネタGP」とのコラボ回として登場。なにより千鳥の2人は本家逃走中&テレ朝「テレビ千鳥」の逃走中パロディの両方に出ている。
- せいや(霜降り明星)
クロノス社被害者の会会長を自称する芸人。
別番組「私のバカせまい史」の「『逃走中』大研究SP!」にて、クロノス社が20周年に渡り送り出してきたハンターの歴史を、クロノス社の設定が成り立つ前の初期の映像も交えながら紹介した。曰く、キッズハンターやパワースーツハンターは「ゴールデン進出に伴う賞金放出額増加に伴う開発」、髪型がユニークなハンターは「クロノス社が深夜の会議でとち狂って生み出した」ものらしい。
主な用語
クロノス社
月面世界のコロニーにて運営されているエンターテイメント企業。
「逃走中」「戦闘中」を企画・運営し、その様子を「スタディオン」と呼ばれる競技場や外部モニター(現代におけるテレビやネット配信)で放映。また、劇中ではオッズ表も確認できており、ブックメーカー的賭けの胴元でもある模様。スタディオンは毎回10万人近くの来場者、外部モニターは200万人以上の視聴者がいるなどかなりの人気を誇る。
一方、得られた収益はコロニー内の環境整備や資源開発資金などコロニーを発展させるために使われている。
社内にはゲームマスターが所属する、実際のゲーム運営などに携わる「エンターテイメント部門」、アンドロイドやアイテムの設計・開発・製作に携わる「開発部門」の他に、負傷した際の治療などを行う「医療部門」もあることから様々なセクションがあると思われる(アサシンクリードシリーズにおける「アブスターゴ社」に近い)。
現代で言うならスポーツの試合の主催・会場管理・道具管理・試合管理・放映管理・ブックメーカー・人材育成を全て一手に行っていると言えよう。
クロノスクリエイタープラント
次世代のゲームマスターを養成するための教育機関。略称は「CCP」。この中でもトップ成績だったサクとシズカが新ゲームマスター候補として月村の下につき指導を受けることになったが…
黒を基調としたクロノス社員の制服に対し、白を基調とした制服が特徴。シズカの正ゲームマスター昇格後も胸にはCCP時代のワッペンをつけている。
ハンターX計画
総裁を筆頭に陰で進行していた計画。
そもそもハンター自体軍事転用可能ではあるが、月村を始めとする穏健派はあくまで「ゲームの駒」としてそれ以上の働きは求めず、開催による収益を還元し環境整備・資源開発を行うという地道で長い道のりだが平和的な手段を取っている。
しかし、総裁を筆頭とする強硬派は月村しか扱えない状態のハンターを奪い、ハンターの人工知能をヒトに移植し完全に支配できる状態にし『軍隊』を形成。他のコロニーを侵略・制圧するという壮大にして強行的な計画を立てていた。
何事にも動揺せず、ただ『目的』のために一直線に向かいコントロールも容易いハンターはまさに「兵士」としてうってつけである。
ラストミッションにて一時はハンターのコントロールが総裁の手に落ち、あわや逃走中の終焉かと思われたがハンゾウの助力と逃走者達の奮闘によりなんとか危機を脱出。月村自ら総裁を制圧し逮捕、これを機にクロノス社内の不穏分子も一掃された。
月村も総裁も「狭いコロニーを拡大していき環境を良くする」という最終到達地点こそ同じだったものの、「理想論と言われても平和的に着実に進めていく月村」と「自分達が攻め込まれ滅ぶ前に手段を選ばず迅速な解決を求める総裁」の両者はついぞ分かり合う事は無かった。
逃走中アルティメット
月村が療養中にハンゾウが受け取った報告書から知らされた「究極の逃走中」。
逃走中の要素である「時間」「エリア」「賞金」「ハンター」「逃走者」を史上最高のスケールで用意。
「エリア」に関しては過去最大規模、「賞金」も過去最高賞金、もちろん「ハンター」も過去最多数が放出。
また、「逃走者」については過去の賞金獲得者(逃走成功経験者・自首成立経験者)、ゲーム最終盤まで生き残った逃走者、ミッションをクリアするなど積極性と運を持ち合わせた逃走者に加えアスリートなど新規逃走者も参加し過去最多人数の30人が参加するというまさに「究極の逃走者」を決めるにふさわしい戦い。
そして「時間」は…
オープニングゲームで負けた15人が挑む1stステージが70分、ここを生き残った逃走者とオープニングゲームで勝ちシードされた15人による2ndステージが60分の合計130分。
しかし、ゲーム時間を全て消化した時点で2人以上残っていた場合「アルティメットルール」が発動。自首もできない状況下にて他全員が確保され1人になるまで時間無制限で続行する。
その分賞金も「ゲーム終了時点での賞金の2倍」となるため「超高額賞金かゼロか」という究極のゲームである、
ヘリオス社
クロノス社のライバル企業であり、クロノス社の指令室からもその社屋を見ることができる。
「月」面世界が舞台に対し、太陽神「ヘリオス」から名をつけているなどまさに正反対。
シュッとした流線形のクロノス社に対し角ばった社屋が特徴。
具体的な事業内容は明かされていないが、最終的はクロノス社から逃走中を奪い資金源にしようとしていた。
また、複製技術が得意なようで、ハンター1号機を手に入れたら複製技術でコピーし量産化を企んでいた。ニセ逃走者が絡む回ではこの複製技術によってニセ逃走者が増殖しており、恐らく有明がクロノス社にいたころから裏で技術提供を行っていたのだろう。
10周年記念ゲーム
月村が遺していたゲーム草案。ここで言う10周年とは逃走中第1回放送から10周年のため、「ハンター誕生」からの年数のズレが生じてしまうが細かいことは気にしない。
逃走者は1エリア10人だが、なんと2エリアを同じタイミングで並行開催するという思い切った趣向。さらに前半戦は通常の逃走中同様各個人が逃走成功を目指す形だが、一旦ゲームが終わった所で今度は後半戦が開始。後半戦では各エリア10人がチームとなり姿の見えない相手チームと対決。最終的により多くの人数が逃げ切ったチームが勝利となり賞金を10人で山分けすることができる。尚、前半戦賞金獲得者は任意参加であり、参加して勝てば「山分け賞金+前半戦の賞金も2倍」とより高額賞金が得られるが、負ければ全額没収というハイリスクハイリターン。
ミッションもクリアすれば相手エリアのハンターを増やしたり、強制的に確保させるというまさに削り合いの戦いである。
2つのゲームを同時に開催するということから運営側も大変であり、ゲームマスター代行を務めていたシズカの経験値も考えハンゾウがカケルを呼び寄せるWゲームマスター体制で行われた。
長期間の停滞と再開
10周年ゲーム以後、クロノス社を中心としたパートは2015年7月の「めちゃめちゃ逃げてるッ!」まで行われたものの、そこから長期間に渡り停滞することとなった。
主な理由として
- ハンゾウチーフとして盛り上げてくれた高知東生が2015年秋に芸能界を引退し、さらに翌2016年には覚醒剤所持・使用により逮捕されたこと*3。
- 逃走中の企画者として番組の最初から携わっていたスタッフが2017年に異動、さらに翌2018年にフジテレビを退社したこと。
が挙げられる。
その影響もあってか多い時では戦闘中と合わせ最大年7回ペースの放送だった番組も2017年に至っては1回とかなり追い込まれた状態となっていた。
そして、クロノス社パートについてはめちゃ逃げの時に収録した部分のパートを繰り返し使い続けるという状態で完全にストップしてしまった。
しかし、時にこういった「凝られた世界観」で始まった番組が有耶無耶に終わってしまうことが多い(例として「バリキン7 賢者の戦略」では「Kinki Kidsの2人が勇者となり仲間と共に魔王ゾナバウトを倒し姫を救う」という設定がオミットされ、後期からは剛軍VS光一軍の対抗戦へとシフト。また「天才てれびくん」シリーズではターゲット層の年齢入れ替えなどもあり最大でも同一世界観のシリーズは3年が上限となっている。)中でも「ゲームマスターからの挑戦状」という形でのミッション発令というスタンスは崩さず、2018年に初の番組外エキシビジョンとして開催された「春の祭典SP・フジテレビ局内で逃走中」においてもゲームマスターからミッションが出されるなど設定を堅守。
その後、2019年に行われた「15周年記念プロジェクト」記者発表ではシズカ役の足立梨花がゲームマスターの衣装で登壇するも、「20歳の時に撮った映像を使いまわしている」「いつの間にか撮影に呼ばれなくなったのに番組を見るといる」「5年ぶりに制服に袖を通したが衣装の紛失があったりサイズが合わない」とファンですら見て見ないふりをしていた痛い所を的確にぶっ刺し「そろそろもう1回撮り直したい」と希望を出していた。
司会の佐野瑞樹アナ「いかにフジテレビの予算が下がってきたのかが…」
そしてそこから1年後の2020年開催「ハンターと鋼鉄の魔神」編にてようやく新規撮影パートが始動。シズカが3代目ゲームマスターに就任し、さらにはこれまで指令室から発動していたミッションをこの回ではエリアに赴き高台からミッションを発令する形で実施。以後も新要素導入回を中心に新規パートが組み込まれるようになり、かつてのような「陰謀渦巻くストーリー」というわけではないが再び止まっていた時が動きだした。
また、シズカ以外のクロノス社の人物が登場するドラマも2022年の「お台場大決戦」にて再開された。
また、これまでフジテレビオンデマンド(FOD)にて配信されていた逃走中の過去回に関しても、高知氏の逮捕による配信停止によりクロノス社パート時代がほとんど見れない状態、さらに直前には出演していた清原和博も覚醒剤使用で逮捕されたことによる配信停止を含むと「ほぼ最初期の回しか残っていない」という惨状になってしまったが*4、こちらも清原氏と高知氏の執行猶予満了を期にほぼ全ての配信が再開された。
なお、同局の番組である「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」では、「(番組で)誰もがいらないと思ってるのに、無駄に尺の長いドラマパート」と直接的にイジられ、バナナマン設楽から「やめてあげて…」と声が上がっていた。
追記・修正はクロノス社製ハンターサングラスを手に入れた方がお願いします。
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▷ コメント欄
- 最初はあやふやな設定だったのが徐々にストーリー化していった印象だな。 -- 名無しさん (2022-08-12 05:32:13)
- 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-10-09 20:55:31)
- 細かすぎてで芸人さんが「誰もがいらないと思ってる」って言ってたけど誰もがいらないってのは一言余計かなとは思ったな。ドラマパート好きだった人もいるんだし。 -- 名無しさん (2023-11-06 00:07:20)
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*2 いずれも未来ドラマ本格始動前の回だが、全て高知氏が演じている
*3 現在は芸能界に復帰している。
*4 特に2016年の「どうぶつ島」からの多くの回は肖像権に厳しいジャニーズタレントの出演が解禁、2017年からはワンピース、サザエさんなどの版権物とのコラボが解禁されたためそもそも配信すらできない。
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