登録日:2024/11/02 Sat 10:39:15
更新日:2026/08/12 Tue 07:35:48NEW!
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出典:『異世界のんびり農家』第4話『水路は暮らしを充実させる』より
2023年1月~3月 ゼロジ―© 内藤 騎之介 /「異世界のんびり農家」製作委員会
笑顔の絶えない異世界農業ライフ
「大樹の村」へようこそ
『異世界のんびり農家』は、内藤騎之介によるライトノベル作品である。
「小説家になろう」にて2016年12月より連載され、2017年からKADOKAWA(エンターブレイン)より書籍版が刊行された。
イラスト担当はやすも。既刊20+短編集1巻(2026年6月現在)
●目次
【概要】
異世界転生作品の1つ。
原作者がソフトハウスキャラのシナリオライターだった経歴を持つため、同社製ゲームのエッセンスが濃いめ。
病気で亡くなった主人公が異世界へ転生することになる。
その際主人公が転生先の職業として希望したのは「農民になりたい」というものであった。
神からもらったチート性能を持った農具を駆使して、最初は主人公1人しかいなかった土地は肥沃な土地に生まれ変わり村になり発展していく。
次第には異種族のヒロイン達が住むようになり、いろんな意味で充実した生活を営むことが出来るようになる。
本作はファンタジー作品やなろう系作品にありがちなチート能力を駆使して英雄になるという展開ではなく、農家になってスローライフを過ごすことをコンセプトにしている。こうしたスローライフ要素を盛り込んだ作品もなろう作品において出てきている。よって、戦闘で無双して俺TUEEE展開になることや、ダンジョン探索してレアイテムをゲットしたり強敵を撃破したりする展開はない。
また、数多くのヒロインが出てくることからハーレム作品要素も盛り込まれているのが特徴である。
ヒロイン以外のキャラクターも恐ろしい勢いで増えるが、人死にや失踪などがほぼ発生しない(物語から退場しない)ため登場キャラクターが減らない。そのため、小説2巻以降はネームドキャラの辞典が後ろに掲載されているが、モブなどは省略されているにもかかわらず8ページにも及んでいる。
登場キャラクターが非常に多いことから主要登場人物でも名前すら出てこず話が進むこともザラにある一方、モブキャラクター視点で話が進む事も多い。そのため、モブとメインの境目が非常に曖昧であることも特徴の一つといえる。
メディアミックス展開として、剣康之作画によるコミカライズ版が「月刊ドラゴンエイジ」(KADOKAWA)より連載されているほか(既刊16巻)、スピンオフ漫画である『異世界のんびり農家の日常』がユウズィ作画にて連載されている(こちらも「月刊ドラゴンエイジ」にて連載されている、既刊7巻)
また、2023年1月~3月の期間にテレビ東京系列でテレビアニメ版が放送された。(1クール12話)
また、この他に書籍版10巻特典のドラマCD、オーディオブック(小説版のの朗読)、ASMRが存在する。
【あらすじ】
「農業をしながらのんびり暮らしたい」
病で命を落とした青年・街尾火楽(ヒラク)は、神様に望みをかなえてもらい、異世界へと転生するが……目覚めたのは深い森のど真ん中。
水も食料もなければ寝床もない、頼れるのは神様からもらった「健康な身体」と「万能農具」の力だけ。
それでもなんとか自給自足の生活を始めるべく、火楽は見渡す限り広がる森の中を右往左往しながら奮闘する。
(テレビアニメHPより引用)
【キャラクター】
・街尾火楽
CV:小林裕介(ドラマCD) / 阿部敦(アニメ)
本作の主人公。
元々はサラリーマンだったが、ブラック企業勤めで体調を崩し、39歳で逝去した。
その後、神によって体に巣くっていた病魔を取り去ってもらい、今の異世界に転生してもらった。その際本人は以前のブラック企業暮らしではない健康な体でのびのび過ごしたいという理由(と、某番組にあこがれたこと)から農民を志すことになった*1。
その際に神から「万能農具」を手に入れ、何もない森を1人で万能農具を駆使して耕作地を拡大させ村を作り上げた。
その後、ルールーシーを皮切りに様々な種族の女性が訪ねては共同生活を過ごしていくことになる。
作中では大半の者たちから「村長」と呼ばれている。これは、過剰に持ち上げられることを嫌った火楽が意図的にこう呼ばせているのだが、そのせいか本名で呼ばれることは極稀であり、あまり名前を覚えている者がいない*2。なお、話が進むにつれ多数の村のオーナーとなっているため、実質的には領主と呼べる立場になっているが、それでも肩書は頑なに村長としている。
彫刻など手先が器用。反面、ゲーム事には弱い。(麻雀では負けて裸一丁にされてしまった)
また、ネーミングセンスは皆無で、子供たちの名前はヒイチロウを除いてほぼ全員母親が命名している。
平和主義者で本人はあまり目立つことを避けている嫌いがあるが、村の特異性や万能農具のチート能力もあってか、何かと巻き込まれたり国の要人から注目されたりすることが多い。
子孫を残してもらおうと、エルフ族をはじめとする様々な種族の女性陣から思いを寄せられている。また、この世界の女性たちはあまり羞恥心がないのか風呂を作った際は基本混浴であり*3、いたたまれない気持ちであった。
本人はハーレムを作ろうなどという考えは一切無いにもかかわらず、種族維持のためだったり人柄に惚れられたりと様々な理由から女性たちに迫られており、なろう版・書籍版におけるこの記事作成時の最新話時点では100人以上の女性*4と関係を持ち、実子だけで12男15女の計27人*5という、なろう系の主人公たちもびっくりの大家族になっている*6。
●村長の持つ能力
火楽が異世界で生き返らせてもらった時に、創世神から貰った能力。
・万能農具
火楽の意思により出し入れ自由、農業に関わりがあるものなら鍬でもスコップでも斧でもジョウロでも様々な道具になれる。
おまけにこの農具で土を耕せば種を撒かなくても作物が生え*7、魔物を耕せばどんな屈強な魔物でも即死して肥料になる、他の人が1日掛けても切れない魔の森の木を1スイングで切り取る、しゃもじにして念じながら物を混ぜれば発酵する、虫がついている時はじょうろにして水をかけると退治可能…などのチート的な効果を発揮する*8。
さらに唯一なれる武器である槍として投げればドラゴンの強力な防御結界すら貫き致命傷を与え、手元に無い状態でも火楽に殺意を向けた相手をオートで迎撃すると言った極めて高性能な戦闘能力も有している*9。
しかも射程距離は実質無限で物理法則を無視して真っすぐ飛ぶ。
その正体は遥か古代に活躍していた神槍「グライム」の分霊。つまり、本業は農具ではなく槍である。槍にしかなれず、威力が高いのは当然と言えよう。
また、自我を持っており、変形可能かどうかはグライム自身が判断して決めている*10。
このため、猫車など農具かどうか微妙なものにもなってくれたりするが時には拗ねたり「遠くのものが取りたいから熊手になってほしい」などしょ-もないことを願ったりした場合は変形を拒否することがある。
火楽は意思疎通が可能なことには気づいており、たまに対話している。
その他、神具であるため常人では少し使用するだけで精神が消耗してしまうのだが、火楽は「健康な身体」を持っていることから精神を即座に回復できるため、実質無制限で使用可能となっている。
・健康な身体
火楽の前世が重病で苦しんだことから異世界では健康で居られるように、と与えられたもの。
病気になりにくい、と言った生易しいものではなく、肉体と精神の双方に神がかった回復力が与えられており、言ってみれば「不老不死に近い肉体+完全な精神耐性」を持っているようなもの。
この能力の影響か、火楽の下半身事情も非常に絶倫であり、複数の女性を相手に毎日のように夜の種蒔き(意味深)を夜通しやり遂げられるほど。
・意思疎通スキル
異世界だと言語が通じないのでは?という火楽の不安解消のために創世神が与えたチュートリアル能力。
元日本人の火楽でも異世界の言語相手に問題なく意思疎通ができるための能力…のはずだったが、創世神が一番良い能力を授けたために、火楽は異世界の言語なら共用語だろうがエルフやドワーフの言語だろうが、ルールーシーですら読めない古代文明の文字だろうが、何でも理解できてしまう状態になっている。
なお会話だけでなく読み書きもできるのだが、火楽が日本語で書いたつもりでも現地の文字という名前の記号を書いた事になるという凄いもの。
・ルールーシー/ルー
CV:井上麻里奈(ドラマCD) / 下地紫野(アニメ) / 種田梨沙(ボイスカード)
火楽の村にやってきた所謂「第一村人」。銀髪のロングヘアの吸血鬼。
好物はトマト。
魔法を始めとする様々な学問の権威を持つ「吸血姫」の異名を持つ実力者。
賞金首になって大樹の森まで逃げてきた中で火楽と出会う。そこで魔力回復のため彼から血をもらい、「最初の妻」として共同生活をスタートさせた*11。
村長が自ら望んで嫁に迎えたのは彼女だけ。
魔力に応じて身長を変えることが可能で、子どもっぽい見た目から大人の女性まで容姿を変えることが出来る*12。
村に来た当初は外交などを行っていたが、村が大きくなってきてからはティアと共に秘書のような立ち位置となっており、たまにケンカしつつも仲良くやっている。自身の後にティアが妊娠した時は経験をもとにサポートしている。
一応追われる身ではあったのだがそもそも人間の国では敵なしレベルの戦闘能力を持っているためかさほど気にしていないようで村長の村の外での活動が増えるとルーも普通に外の街で活動するようになる。
子どもっぽいところはあるが(オセロ・チェスなどをすると大体負けて拗ねてしまう)、女性らしい包容力をもって火楽に接することもある。
実子は7年目に出産したアルフレート、14年目に出産したルプミリナ。
アニメ版ではアルフレートの出産が最終話となっている。
・ティア
CV:ゆかな(ドラマCD) / 洲崎綾(アニメ)
「殲滅天使」の異名を持つ天使族の女性。
白い翼を有しており、金髪で可愛らしい顔立ち。見た目は高校生くらい。
賞金首になっていたルーを仕留めるためにやってきた。*13
好物はきゅうり。
可愛らしい顔であるが、天使族の中でも最強の戦力を有しており、「殲滅天使」の異名で知られている。村にやってきた後、ルーと和解し、火楽・ルーと共同生活を始める。
なお共同生活を持ち掛けたのはルー。ルー曰く「私一人だけでは身体が持たない」からである。
物腰は上品で丁寧だが本質的にはルーと同類であり、「面倒になったらぶっ飛ばせばいい」という考え方の持ち主。
村ではルーと共に火楽の秘書ポジションに落ち着き、たまにケンカしつつも仲良くやっている。
ルーと違い積極的に村の外で何かをしている描写はないが、五ノ村では肖像画が出回っていることからそれなりの頻度で外には出ている様子。
母は天使族の族長補佐(ナンバー2)のルィンシァ。ティア自身は嫌っているわけではないが苦手としているようで、子供を二人産んだあとも知らせておらず、その事実を知ったルィンシァが村に訪れた時にはお互いに無言のまま見つめ合っていた。
実子は7年目に出産したティゼル、14年目に出産したオーロラ。
・リア
CV:Lynn
ティアが大樹の村に連れてきたハイエルフのリーダー。リフ氏族。年齢は400歳で氏族では最年長。
とはいえ、エルフの属性もあり、本人はとても若々しく可愛い。
エルフ族は森の中を移動しながら生きてきたが定住できたら一族を増やすことが出来る。そんな思いを抱えながら死の森を放浪する中でルーを追って死の森へ入ったティアと出会い、夜の生活の負荷分散先が欲しがったティアに誘われ大樹の村に移住する。
村の労働力としてエルフ族は非常に重宝するのだが(実際建築や田植えを始めとする農作業にも大きく貢献している)、夜になると子孫繁栄のため火楽の種(意味深)を狙っていることが多い。
なお、原作ではしっかり「おいしく頂いて」いる。
村に来た当初は建築や生活用品作りの知識、持っていたパン種などで村を支え、村が大きくなってからは建築と火楽の隠れた警護活動が中心となる。
実子は9年目に出産したリリウス。同じタイミングで産まれたリグル、ラテと共にハイエルフ族のリーダーとすべく育てられている。
・フローラ
CV:富田美憂
ルーの従姉妹的な吸血鬼。ルーと同様に銀髪が特徴的である。
ルーを探しに大樹の村へやってきた。最初火楽に対してはルーの旦那様と紹介されても「パッとしない」と毒舌気味だったが、インフェルノウルフの主だと分かった途端血相を変えた。
ルーと同様、薬学に通じている。
後にそうした特技を見込んで火楽より味噌と醤油といった発酵食品の研究を任される。
原作では村長と男女の関係になったことは明言されているが,初期からいる準レギュラー女性陣の中では珍しく村長との間に子がまだいない。
・アン
CV:上坂すみれ(ドラマCD) / 藤井ゆきよ(アニメ)
フローラと共にやってきた鬼人族のメイド。それまでは20人ほどの規模感であるが、ルーやフローラに仕えていた。
フローラが大樹の村に住むことを契機にメイド達を引き連れてきて*14、火楽の生活をサポートする。
メイドとしての仕事を完璧にこなし、対人距離も完璧なスーパーウーマン。夜は積極的。
唯一料理の腕はいまいち*15だったことだが、火楽に様々な調理技術を教わり克服した。
物怖じしないクールな性格で、規律に厳しく、主人である火楽にも遠慮なく物申す村の肝っ玉母ちゃんとしての面も持っており、作中で描かれている範囲ではルールを破って悪戯などをしたクロの子供達や猫達に容赦なく夕食抜きの罰を下している。
また、元主のルー同様「面倒になったらぶっ飛ばせばいい」という考え方の持ち主で意外に短気な面もある。
上記から、火楽は「この屋敷でアンを怒らせるのが一番怖い」と称しているが、一方でその能力には部下共々絶大な信頼を置いている。
原作では後に村長との間に、種族にとって悲願であった男児のトラインを設け、後に第二子のサクラも産まれる。
・セナ
CV:Machico
大樹の村がハウリン村と交易をスタートさせた際*16、ハウリン村の提案により移住してきた獣人族の娘である。
当初村に来た際は警戒しており、自身は良いように扱ってもよいが仲間の身は保証してほしいという程に仲間思いである。
原作ではしっかり火楽が手を出している。火楽自身は夜の相手が増えすぎて参っていた時期であったため拒否しようとしたが「覚悟を決めた女性に手を出さないのは失礼」というアンの考えにより結局手を出すことになってしまった。
その後ハウリン村最強の戦士であるガルフや兄のガットなど年上かつ地位のある人物が移住してきた後も引き続き獣人族代表を務めている。
村では割かし古参ではあるものの、大人しい性格であることと他の住人のクセがありすぎるためか出番は控えめ。
ただ、他種族からも一定の尊敬を受けており、文官娘衆が(遊びではあるが)大樹の村四天王の一人に選んでいる。また、この時は竜など一部種族や個人が反則として除外されていたことから、大樹の村で地位を持つ人物としては常識的な存在として扱われていることも分かる。
戦闘能力は割と高く、投げ技が得意。
第一回武闘会ではフラウレムと互角の勝負となり引き分けた他、手合わせにやってきた四天王のグラッツに謝りながら快勝している。
実子は12年目に出産したセッテ。
・ラスティスムーン
CV:日岡なつみ
「狂竜」の異名を持つ龍人族の娘。
好物は干し柿。村で作った干し柿はほとんど彼女が消費している。
ドラゴン族ということで角と尻尾がある。愛称は「ラスティ」。
最初はよく村に入り浸る父親であるドライム(CV:稲田徹)が浮気していると疑い、大樹の村に乗り込んできた経緯がある。
かなりの大食いで、様々なものを食すことが出来る。
村に住んでからは様々な仕事をさせたが、細かい作業があまりできない。しかし礼儀作法ばっちりでコミニュケーション能力も高かったことから外交担当として訪問者の受付や斥候役を行うことになった。
初登場こそ荒々しいものだったが、基本的には真面目な委員長タイプ。そのためか、ハクレンと違い村の仕事には真面目に取り組んでいる。
実子は12年目に出産したラナノーンと18年目に出産したククルカン。
・フラウレム=クローム
CV:岡咲美保
魔王国四天王の1人であるビーゼルの一人娘。
何かと目立つ大樹の村に対して戦力を調査するために派遣された。
魔王国からの友好の証としてやってくるものの、規格外すぎる村のスペックや技術に圧倒されてしまうこともしばしば。
その後は文官としては村の内政を担うようになり、自身のコネを活かしゴロウン商会とのパイプを築いた。
自身が貴族学園からいなくなってから代わりにユーリの取り巻きとなった反フラウ派の貴族令嬢たちがユーリを唆し村に襲撃をかけようとした際は逆にラミア族を率いて*17返り討ちにし、襲撃を企てた貴族令嬢を村に強制移住させ*18「文官娘衆*19」を結成。以降は文官娘衆のまとめ役として動いている。
その後、村との関係を深める方針に舵を切ったビーゼルにより抵抗むなしく形だけの代官に任命されることとなった。
原作では村長との間に娘のフラシアを設けている。
・ハクレン
CV:生天目仁美(ドラマCD) / 伊藤かな恵(アニメ)
ドラゴン。竜王一家の長女。
姪であるラスティスムーンが先に相手を見つけたと知り、嫉妬に駆られて火楽の実力を試すため村に攻撃を仕掛けるも万能農具で撃墜され降伏。アイアンクローによる制裁と後片付けで許される。
その後は贖罪も兼ね村に移住することになるが頼み事をいちいち文句をつけることで頼み事自体を減らそうとするなど自堕落な姿勢を見せる。
最終的に延々と穴を掘ったり埋めたりする仕事を経て村の教師役(およびドラゴン形態を活かした遠方への輸送担当)として落ち着いた*20。教師役は長続きしており、村の子供たちからは「先生」と呼ばれ尊敬されている。
ドラゴン形態と人間形態に自由に変化することができ、人間形態はぽやっとした感じの銀髪ショートカット巨乳美女。しゃべり方も若干ぽやっとした感じなこともあり優しそうな印象を受けるが、基本的には自堕落かつフリーダムな性格である。
竜ということもあって戦闘能力は村でもトップクラスで、彼女(とラスティ)が武闘会に参加したがったときは他の住人の安全を考慮し模範試合が設けられることとなったが、そこでラスティやグラッファルーンに勝利を収めていた。
また、陰で「よく切れる聖剣」と呼ばれていおり、かつては各地で暴れていたようである。その頃の武勇伝(と悪名)は世界中に轟いており巣に遊びに行くという冗談にドライムが本気で怯え、妹であるセキレンの夫となったクォルンは「竜族でハクレンの名を冗談に使うのは命を弄ぶ行為」と評されるなど他の竜からも恐れられている。
実子は10年目に出産したヒイチロウと17年目に出産したヒカルとヒミコ*21。この他、温泉探しの際に出会ったウルザが事実上の養女となっている。
ハクレン……ひいては異世界のんびり農家世界のドラゴン自体が、巣作りドラゴンのリュミスや竜族のエッセンスを強く引き継いでおり、キャラ時代を知るファンからは作者の性癖が詰まったヒロインと言われることも。
・グランマリア
CV:吉岡茉祐
ティアの部下で、クーデル、コローネとまとめて「皆殺し天使」も二つ名で呼ばれている。
村人が増えていく中で天使族が一人だけという状況に危機感を覚えたティアに従者のリザードマンたちと共に呼ばれ、三人そろって村に移住した。
三人のリーダー格であり、作中で火楽と会話するシーンが特に多い。
村に移住後は村の上空警戒と来訪者の出迎えを行っている。
長い金髪の美女で見た目は大学生くらい。
三人そろって生活能力がなく、掃除、洗濯はリザードマンたちにやってもらっている。
村に来た当初はティアと争いたくないという理由で関係を持とうとしなかったが、許可を貰ったのかいつのまにか火楽と関係を持っていた*22。
三人での合体攻撃技を持っており、決まればティアにも勝てる・・・らしいが襲撃してきたハクレンには全く歯が立たず尻尾で「ペシッ」と蹴散らされていた。
個人での戦闘能力は、その二つ名と「オーガ族を100匹殺したけど数匹は見逃した」「ティアと共に敵軍に突撃したら勢い余って味方の陣地にも突っ込み双方の戦力を半壊させた」などの武勇伝を持っている*23ことから決して弱くないが、村の住民が強者揃いなためか武闘会においての戦績は低空飛行で、目立った活躍も描かれていない。
「もうこれ以上、私達の存在意義を脅かす強キャラが村に定住しない事を祈ります」と祈ったが、祈り空しくどんどん強キャラが登場している。
後に襲撃してきたキアービットとは仲が良い。
ラズマリアという母親がいる。
実子は15年目に出産したローゼマリア。
・クーデル
CV:嶋野花
ティアの部下。
見た目は概ねグランマリアに近く、違いとして前髪がアンのようなおでこを大きく出す髪型になっており、漫画ではデフォルトで細目になっている。
村に来た当初は個性が薄かったが、クロたちの抜け落ちた角で作った槍の試し撃ちで派手に大爆発したのを気に入り、急降下爆撃にドハマりする。
以降、爆撃ジャンキーとなりことあるごとに前述の槍を用いた急降下爆撃を行おうとする。
こんなんではあるが他の二人同様火楽と関係を持っている。
実子は17年目に出産したララーデル。コローネの娘トルマーネとほぼ同じタイミングで出産している。
・コローネ
CV:相坂優歌
ティアの部下。
見た目は概ねグランマリアに近く、眠そうな顔をしている。
他の二人と違い特に目立ったエピソード活躍もなく、個性が薄い。
個性の薄さは当人も自覚しているようで、「もっと個性を出せるように頑張ります」と発言している。
当然のように火楽と関係を持っている。
実子は17年目に出産したトルマーネ。クーデルの娘ララーデルとほぼ同じタイミングで出産している。
・クロ
CV:木内秀信
インフェルノウルフのオス。妻はユキ。本作のヒロイン
死の森で暮らしていたが、死の森最強クラスの魔獣であるグラップラーベアに襲われ、負傷し彷徨っていたところ火楽の畑兼居住エリアに迷い込む。「犬は農家の味方」という火楽の考えにより迎え入れられた後、ゲートボアの肉をくれ、産気づいたユキに場所を貸してくれたことを恩に感じ火楽を主人と認める。
名前は火楽がいくつかの候補を用意した中から自分で選んだもの。当初は「シュヴァルツ」を選ぼうとしていたがユキの圧力によりクロにした。
村に来た当初は火楽の警護のほか警備や狩りなどをしていたが、村が大きくなり住人、子孫が増えるうちにほぼすべての役割を周りに譲り、最新話の時点ではユキと共にずっと火楽の傍におり、村のインフェルノウルフのボスとして君臨している。
いつの間にかインフェルノウルフ・エンペラーという上位種のようなものになっていたりと強くはなっているのだが、屋敷での生活が快適なためかかなりだらしない生活を送るようになっており、すっかり太ってしまった。後にフラシアベルに「たくましい(太っている)」という理由でおなかを撫でられていらことにショックを受けダイエットを行い成功している。
エピローグでは心の声でがっつり喋っているため、アニメで登場した動物、魔獣の中で唯一声優がクレジットされている。
・ユキ
インフェルノウルフのメス。夫はクロ。
森で出会ったクロをボコボコにして従えパートナーとするが、妊娠中にグラップラーベアに襲われ負傷。火楽にゲートボアの肉を貰い、出産場所を用意してもらい、無事四つ子を出産する。
その後はクロと共に火楽の傍で暮らしており、主にメスのインフェルノウルフのまとめ役と子供の教育の総監督をやっているようだ。
クロと出会った経緯からも分かるように力関係はユキが上であり、クロを完全に尻に敷いているが、序列上はオスのクロを上としている。
また、自身もいつのまにかインフェルノウルフ・エンプレスという種になっていた。
・ザブトン
デーモンスパイダー族代表。
好物はジャガイモ。
火楽が革製品を作ろうとするもなかなかうまくいかない姿を見たインフェルノウルフらが紹介した。初対面でも気絶しなかったのを気に入ったのか、友好の証に送ったハンカチを火楽に送り、そのまま村に住む事になった。この際、シルエットが座布団に似ていたことから、火楽により「ザブトン」と命名された。
普段は村のシンボルである大樹の樹に住み、火楽始めとする村人の服を作っている。
非常に温厚な性格であるが、実は作中の登場人物の中でも最上位クラスの戦闘能力を持っており、武闘会に出場した際は竜族最上位(=作中最上位クラス)の戦闘能力を持つライメイレンを打ち破り、同レベルかそれ以上の戦闘能力を持つドース相手には敗北した*24ものの互角の勝負を繰り広げた。
作中の登場キャラクターの中でもトップクラスに謎が多く、グラッファルーンの知り合いだったり、200年以上引きこもっていたヴェルサに恐れられていたりと壮大な過去を持っていることが伺える。
【用語】
・貴族語
魔王国貴族の間で用いられる言語。
やたら尊大かつ傲慢な言い回しの中に伝えたい意図を込める言葉で、獣人族三人組と初日に出会ったエンデリ*25とのやり取りを例に出すと
- 「おや、こんなところに見慣れぬ平民たちが。来る学園を間違えているのではないかしら?」
→あら、どうしました?道に迷っているなら教えますよ。
- これはこれは美しいお嬢さん。貴女との出会いは、僕の人生で一番の出来事だ。このまま永遠に貴女と語り合いたいのですが、運命がそれを許さないようです
→いやー、助かったよ。悪いけど、偉い人のいる場所に案内してくれない?
- あら、平民にしては口が回るようね。気分は悪くないけど、目障りよ。出直しなさい
→申し訳ありませんが、時間がなく案内はできません。正門近くに案内できる者がいると思いますので、そちらに聞かれてはいかがですか?
といった感じ。
貴族間で用いられるスラングに近い言葉なので、貴族以外のやりとりや外交、公式な場所では使われない。
また、正式な言語ではないためか火楽の能力では翻訳することができない。しかし、五の村や子供たちの一部が通う貴族学園と関りを持ったためか火楽もある程度理解できるようになったようだ。
・やーい、神人族ぅ
ルーの祖父である始祖ことヴァルグライフが天使族のスアルロウとの喧嘩中に発した言葉。
始祖とスアルロウは互いを認識した瞬間にファイティングポーズを取り合うような関係であり、当たり前のようにその場で喧嘩が始まった。そしてその中で発されたのがこのセリフである。なお、スアルロウは「腐れ吸血鬼がぁっ!」と発している。どっちもどっちである。
なお、神人族とはかつて天使族が名乗っていた呼び名であり、現在の天使族はこの呼び名を黒歴史としている*26。始祖はこの事情を(おそらく)知っており、あえて悪口としてこの呼び名を使っているのである。
その幼稚かつコミカルな罵倒が読者に受け、以降はティア含めた天使族が何かやらかすやらかすたびにこのセリフが掘り返されている。
・ドラゴンが突っ込んでドーン「確実ですな」「いいアイディアです」「問題ありません」
剣聖のピリカを救うために火楽が村人(と、孫をかわいがりに来たビーゼル)に相談した際に出てきた解決策の一つ。
当時のピリカは人間の国「フルハルト王国」の剣聖であり、ガルフに弟子入りしようとしていたが、その経緯から無数の刺客が送り込まれ、移住しようにも弟子を人質に取られ、自身は国外に出れても定期的に帰らないとどうなるか分からない状態であった。
このため、ピリカをフルハルト王国から移住させるには弟子ごとどうにかする必要があったのだが、そのための案を出し合う中でハクレンが出したのがこの案である。
具体的にはハクレンなどの竜をフルハルト王国に突撃させ、暴れてもらうという案。要するに「相手に圧倒的戦力を初撃でぶち込み要求を飲ませる(もしくは相手を消滅させる)」というハクレンらしい脳筋極まりない作戦である。
面倒な相手はぶっ飛ばせばいいと考える村の住民やそれが出来ることを知ってるビーゼルはこの作戦に強く同意したが、ハクレンに悪評を付けたくないという理由から火楽の一存で一度没にされた。
しかし、最終的にピリカの弟子たちをフルハルト王国から逃す際、注目を逸らす囮として竜族のマークスベルガークが暴れるという形で採用となった。
これ以降もこうした面倒事に直面する度にこの案が出てくる。そしてそうした面倒事は大抵他国がらみであるため採用率も高い。そしてその度にマークスベルガークが突撃させられる。
【地名】
・ガルガルド魔王国
本作の舞台になっている。多種族国家ということで食に対する事情もそれぞれ異なっているのが特徴である。大樹の村のある「死の森」は魔王の王城の東に存在している。
隣接する人間の国と戦争状態にあり、人間の国が送り込んでくる教会の加護を受けた勇者の襲撃に悩まされている。戦況については戦っている国々が支援物資でなんとか国体を維持している悲惨な状況であることから勝とうと思えばいつでも勝てる状況なのだが、そのような状態の国に勝利して占領してもただ維持コストが増えるだけで何の旨味もないという判断からあえて膠着状態のままにしている。
全体的に強さを尊ぶ風潮があり、敵味方関係なく強い者は尊敬される*27。ただ、天使族についてはまだ戦争の記憶が新しく、今なお敵視する者も少なくない。
こうした国民性から、祭りで死人が出るのを許容する傾向にある。
また、多数派民族である魔族は魔力を多く持つ者ほど人間に近い容姿となり、同時に若い姿で固定されやすいことから、人間、子供、若い女性を侮らないのは常識となっている。
体制については、魔王は引退時の後継者指名か、魔王を選出する専門の組織の議論によって決定される。このため、魔王の子孫は継承権を持っていない*28ただ、どちらでも基本的に同族から選ばれることが多く、実質世襲制と化してるらしい。
一応、魔王の下部組織として、四天王や官僚が支える形ではある……というか実務はほとんど四天王と官僚でどうにかしてるらしく、重要な案件では魔王がハブられることもしばしば。
大樹の村は魔王国に所属する形を取ってはいるが、大樹の村に魔王国を軽々亡ぼせる戦力が揃っていることや、話が進むにつれ大樹の村の作物や加工品、料理への依存が強まっていることから実質的に魔王国は大樹の村に頭が上がらない状態になっている。
・大樹の村
火楽が異世界転移して飛ばされたのが「死の森」と呼ばれる森であった。そこから彼は「万能農具」を使って耕作を行い、同居人たちの協力を得て村を作り上げた。
物語の展開上、様々な種族が住んでおり、彼らが生産する農作物などの品質はすごぶる高く、市場でも高い価値を得ている。
・死の森
魔王国領にある森で、火楽の転生先として選ばれ、後に大樹の村が開拓された、本作のメイン拠点である場所。
ここを一言で言い表すなら、「RPGでラスボスを倒したあとに行ける裏ダンジョン」。
名前のとおり、普通の生物が生きていける環境ではなく、ここに生息する魔獣たちはどれも規格外の強さを誇る。*29
さらにこの森に生える樹は鉄よりも硬く、土地の下には厚い塩の層が広がっており、まともに開墾して作物を育てるなど普通なら絶対に不可能な厳しい環境が広がっている。
当然ながらこんな場所に常駐する者など普通は居ないのだが、「他の人間が近づかない」という点を逆手に取って隠れ住む者(リアたちハイエルフの一部)や、魔獣にも対抗できる実力を持って住み着いている者(ラミア族や巨人族など)も一部いる。
火楽は転生時に「あまり人がいない場所」を転生先として希望したことで、創世神は気を利かせたつもりがよりにもよってこの死の森を間違えて転生先にしてしまうこととなった。*30
一方で、この森がもたらす恵みは極めて貴重で高品質な素材であり、この森の魔獣の肉や魔石、塩の層から取れる塩、森に住むデーモンスパイダーの糸で作った布などはいずれも各国では滅多に出回らない超貴重品として高値で取引される。
・ハウリン村
大樹の村の東の位置に存在している獣人族の村。ほとんどが犬系の獣人。
鉱物の採掘や金属加工品が主要産物であり、大樹の村とはそれらの交易をするようになった。
鉱山の周りに居を構え、堀り尽くしたら別の場所に移住するという遊牧民のような暮らしを送っており、それ故に農業や牧畜ができず食料を外部に依存している。
また、そうした風土からか外交面が弱く、大樹の村に来た時点で近隣にある人間の村、ヒュマ村と婚姻を巡るトラブルを起こしており、これが原因でヒュマ村含む周囲の村から取引停止され苦境に立たされていた。
ヒュマ村とのトラブルの詳細
ハウリン村村長の息子であるガットがヒュマ村のナーシィを嫁として迎え入れたのだが、ナーシィが死の病として恐れられる鉱山咳を発症。鉱山から離し療養させるため彼女をヒュマ村に送り返した。夫婦仲は非常に良く、ハウリン村としては苦渋の決断であった。しかし、ヒュマ村が持つ「婚姻した女性を元いた場所に戻すのは大変な失礼にあたる」という価値観から、敵対行動と受け止められてしまい村同士の関係が急激に悪化。さらにはヒュマ村を管理する領主や周囲の村がヒュマ村に同調。結果、包囲網を敷かれる形となってしまった。
一方、病気にかかった女性をで善意で鉱山から離したのに上記のような仕打ちを受けることとなったハウリン村も態度を硬化させてしまい、問題がこじれてしまった。
上記の事情をガルフから聞いたフラウはヒュマ村の価値観を肯定した上で、状況からナーシィは領主の隠し子だったのではと推測。そんな彼女を一方的に送り返すという客観的に見てぞんざいな扱いをしたハウリン村が悪いと断じ、事態解決のために領主と直接交渉し事態を解決した。コミュニケーション不足です!!こんちくしょうっ!!
結果として、トラブルの原因となったガット、ナーシィ夫妻はナーシィがヒュマ村に帰った後に産んだ一人娘のナートも一緒に大樹の村に住むこととなった。
また、最初に大樹の村に来訪した際も数人を村の外に隠れさせたり、貴族の交流では当たり前のお土産物を渡す風習がなかったことなどが原因で村人から良い目で見られなかったことがある。
取引の際、大樹の村へハウリン村村長の娘、セナと若い女性を中心に一部住民の移住を要望*31。これにより移住した住民は大樹の村を支える重要な存在となっている。
こうした経緯から、火楽は良き隣人、お得意様という認識を持っているが、火楽以外は実質的に大樹の村の傘下にあるという認識である様子。
なお、死の森の近くに居を構えてることもあって村人の戦闘能力は高い。
・シャシャートの街
死の森の南に存在する港町。魔王国の玄関口ともいえる街であり、王都に次ぐ重要な都市となっている。
大樹の村の御用商人となったゴロウン商会が拠点を構える街であり、この商会を通して街との交易が始まった。
後に、大樹の村の店、ビッグルーフ・シャシャートとカレー屋「マルーラ」が出店。街の名物となった。
さらに、マルーラの管理のために四ノ村から派遣されたミヨが代官のイフルスにスカウトされ、結果として街の運営に携わるようになったことから、実質大樹の村が支配下に置いている。
この他、火楽が発案しルー、ティアが主導して設立した研究所私塾、イフルス学園がある。
【種族】
・インフェルノウルフ
オオカミの魔獣。
大樹の村ではクロやユキなどはこれに当てはまる。「死の森の四強」と呼ばれる強力なモンスターの1種類。体は黒い毛で覆われており、炎と雷の魔法が使える。単体で街1つ滅ぼせるほどの力を持っているとされ、恐れられている強力なモンスターである。
それを考えるとクロたちを手なずけている村長はなかなかの大物であるという評価もあながち的外れではない。
なお角は定期的に生え変わるが、何故か爆発物である。
・デーモンスパイダー
蜘蛛の姿をした魔物。大樹の森ではザブトンがこれにあてはまる。
痒い所に手が届くような存在のザブトンであるが、戦闘力は単独でも天使族や吸血鬼とも戦えるレベルに高い。「死の番人」とも呼ばれる。
蜘蛛ということで冬の期間は冬眠する。
・グノーシスビー
ハチの魔物である。
このハチが作るハチミツは極上品で天井知らずの値がつけられるとされるほどの超高級品であるが、死の森に生息するモンスターだけあってインフェルノウルフでさえ巣に近づけさせないと言われる程の戦闘能力を持つ。それ故に通常ハチミツの採取は困難であり、夢想家や妄想家、もしくは欲に溺れて危険な事をする者を指す「グノーシスビーのハチミツ狙い」という慣用句まで存在している。
大樹の村にいるグノーシスビーはグラップラーベアに襲われ壊滅しかかってたところをザブトン*32に保護され、以降共生関係となったもの。あくまで共生関係なので、大樹の村で定期的に行われる会議は毎回辞退している。
村の環境が快適なためか幾度か分巣が行われており、その中で誕生した太った蜂に関する要求が火楽に対し頻繁に行われている。
・竜族(ドラゴン族)
いわゆるドラゴン。
竜の姿と人の姿を自由に切り替えることができる。
神代竜族と混代竜族に分かれており、作中で主に登場するのは神代竜族。
神代竜族は全知全能、戦闘能力最強と存在そのものがチートと呼べる種族。世界的に力と畏怖の象徴とされており、一般人からは「近くを通るだけでも怖い」とほぼ災害のような扱いをされている。
というのも、元々は創造神の浮気対策で神により創られた種族であり、神相手でも一歩も引かないよう設計されているため。
それゆえ、世界の滅びを知らせる警報など神から与えられた役割があるがそのほとんどが失伝している。
ここからも分かるように性格は大雑把。なんでもできてしまうが故に細かいことは気にしない。
その存在から、大抵はどこかに巣を構え地域の重石となっている*33。ただ、働く必要がないため基本暇。そのため、一度宴会を始めたら延々続ける傾向にある。
社会構造としては一応、雄を家長とする男性上位社会ではあるのだが、基本的に雌は狂暴かつ力も上。そのため、雄は雌の顔色を伺うように行動することが多く、気弱な個体も多い。
大樹の村にはラスティやハクレンとその子供たち、後に移住したギラル一家が住んでいる他、王であるドースはじめとしたその他の竜も大樹の村に頻繁に遊びに来る。竜からの村の認識は「宴会場兼会談場所」らしい。
また、鱗は固く上質なことから武具や防具の素材として重宝され、鱗一枚で屋敷が建つほどの価値を持つ。……のだが、大樹の村では上記のように常時竜がいることから、そこらへんに鱗が落ちており、保管場所に困っている状態である。
混代竜族は神代竜族に従う竜。実力は一段劣るが、それでも神代竜族同様力と畏怖の象徴である。
ハクレンの節にも記したが、作者がシナリオを手掛けた巣作りドラゴンののエッセンスを強く引き継ぐ存在であり、同作をプレイしたものならニヤリとできる要素もちょいちょい登場する。
【テレビアニメ版】
2023年1月~3月までテレビ東京系列でテレビアニメ化された。
テレ東アニメだが、放送はAT-Xの方が早いという珍しいケース。
作風にあるようなのんびり暮らせるような雰囲気を意識したという。
反面、キャラが多い作品でもあるので、それぞれ描写をするのが大変だったという声もあった。
監督は倉谷涼一 シリーズ構成は待田堂子
アニメーション制作はゼロジー。
原作小説との目立った違いとしては、
- 原作で起きた出来事の時系列が多少入れ替わっている(特にルールーシーの出産イベント絡み)。2期においても原作の山場である太陽城を2期中に済ませるためか,太陽城より前のイベントが色々と省かれている。
- 多すぎたモブキャラの一部の人数が調整されていたり,(文官娘衆など*34),原作小説のイベントがいくつか飛ばされたためにアニメで登場しなかったキャラがいる(四天王のホウ=レグやガルフなど)
- 村長と肉体関係を持ったと明確に分かるのはルールーシーのみでハーレム要素はほぼ無い。ただしハイエルフたちが火楽に夜這いをかけようとする描写はある。2期においてもティアが村長の娘(ティゼル)を授かるなどの他の女性の出産イベントは無く,アニメ2期終了時点での村長の実子はアルフレート1人のままである。
などがある。
2026年4月より第2期が放送開始。タイトルは「異世界のんびり農家2」。
各種サブスクでも配信されているが、dアニメストアでは残念ながら1話220円の有料レンタル配信である。
そのうち無料配信に切り替わるかもしれないので、気長に待とう。
OP:「Flower Ring」
ルー(下地柴野)とティア(洲崎綾)による第1期オープニングテーマ
ED:「Feel the wind」
緋月ゆいによる第1期エンディングテーマ。
OP:「It's a beautiful story」
1期に引き続きルーとティアによる第2期オープニングテーマ。
ED:「Sunny Steps」
1期に引き続き緋月ゆいによる第2期エンディングテーマ。
追記・修正は異世界で農業を始めた時にお願します。
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- 中国製の広告がウザいスマホゲームの記事かと思ったらあっちは異世界のんびり『ライフ』だったか。…まさか「異世界のんびり農家」からタイトルパクった…なんてのは考え過ぎか? -- 名無しさん (2024-11-02 11:28:28)
- とにかく登場人物が多いし現在進行形で増えてるから誰がどんなキャラだったか把握するのが大変。たまに漫画版で確認してる -- 名無しさん (2024-11-02 11:44:02)
- 流石にアニメでは主人公からルーへのほのぼのレイプは改変されたか… -- 名無しさん (2024-11-02 12:36:36)
- 作者さん、タイトルパクったアプリゲームの詐欺広告には、本気で怒っていいと思うの -- 名無しさん (2024-11-02 13:13:33)
- アニメ版は原作の良さを尊重しつつも、マイルドな改変も混ぜてて出来が良かったな -- 名無しさん (2024-11-02 14:31:05)
- 記事作成乙です。なろうに連載してる作品だけど、仮にも作者が巣作りドラゴンとかのライターとして文書で食ってたプロだから話はすごく読みやすいし嫌味な感じもしないので未読の方は暇つぶしに読んでみるのもオススメできる。ただしなろ版で800話以上も続いているかなりの長編だからなかなか時間は必要になるが。 -- 名無しさん (2024-11-02 15:30:09)
- 農業舐めてると批判されることもあるが、「農業をしながらのんびり暮らしたい」とかいうふざけた願いを叶えようとしたら、これくらいのチートが無いと無理いう意味ではリアリティがある。 -- 名無しさん (2024-11-02 20:25:22)
- ブドウ踏みの歌が妙に耳に残ってる -- 名無しさん (2024-11-02 21:28:26)
- ブドウ踏みの歌良かったよな〜 -- 名無しさん (2024-11-02 22:32:10)
- 久しぶりに面白いアニメだった。原作も読もっかな。 -- 名無しさん (2024-11-03 00:08:41)
- 記事できたのか・・・さすがにアニメ版の方が取り上げられてるな -- 名無しさん (2024-11-03 10:45:04)
- 原作は登場するキャラも土地も設定も多すぎるからね・・・。その点でもアニメ版での諸々省略は英断だと思う -- 名無しさん (2024-11-03 13:46:10)
- タイトルパクリゲーム、内容は結構いいのよ。タイトルが完全パクリなのと広告が詐欺なだけで。 -- 名無しさん (2024-11-03 22:07:43)
- これアニメから入ると分かりづらいけど、登場人物ほぼお手つきしてるんだよなw -- 名無しさん (2024-11-05 15:41:36)
- クッソご都合主義の集合体ではあるんだけど不快感無くて読みやすいなー(漫画版)と思ってたらライター出身の方が書いてたのね。 -- 名無しさん (2024-11-06 18:39:32)
- ↑設定(キャラクターの性格や思考、社会や文化)が隅々までご都合主義なんだよな。だからこそ作中の登場人物の言動は合理的かつ自然。この辺がご都合主義でも嫌味に感じない理由だと思う。 -- 名無しさん (2024-11-10 21:12:38)
- うむ…?アニメ版はルールーシー以外との関係を匂わせるものはないって注釈あるけど、「ルールーシーが一人じゃ持たない」って言ってティアを引き入れたのは匂わせているに入らないのか? -- 名無しさん (2025-10-08 11:23:17)
- 面白そうだと思って試しに漫画を読んでみたけどヒラクがルーを襲った(ここは合意なのかな?)っぽいのでもきつかったのにティアがルーに騙されてヒラクに無理矢理襲われた時は暴れながら嫌がって抵抗してたのにあっさり許して2番目の妻になったのは流石にご都合主義が過ぎるのでは。伏字にするけどあれってもしかしなくてもレ●プじゃね。私一人だけでは身体が持たないってのはここにも書かれてたし別にエロいのが苦手とか嫌いってわけじゃないからそう言う描写もあるのかなーくらいの気持ちだったけど無理矢理襲われたなんて一切書かれてないからあまりに予想外過ぎて……こういう展開が続くのであれば読み進めるのを躊躇ってしまうんだがどうなんだろう。 -- 名無しさん (2025-10-08 11:35:00)
- アニメでもハイエルフが連係プレーで夜這いかけようとしてたな -- 名無しさん (2025-10-08 11:48:24)
- 女ややべぇモンスターに悉く懐かれてるのも身体か意思疎通の副次効果なのかな。犬とクモが村入りしなければ早々に詰みだったけど -- 名無しさん (2025-10-09 14:52:03)
- ↑3 その二人だけであとは合意かむしろ襲われる側(半分合意)…ですかね -- 名無しさん (2025-10-09 16:35:10)
- もともと結構面白かったけど、主人公の子供が喋るようになってからはぐんと面白くなった。トライン好き -- 名無しさん (2026-02-03 11:15:02)
- 下地さん、美琴(6期鬼太郎おどろおどろ回)といい、ルー(吸血鬼)といい、何かと吸血が絡んでる事に今日気付いた -- 名無しさん (2026-02-05 22:47:09)
- 今更読んだけど、大樹の村の関係者ですら村長を『神の使い』か『人間のふりをしている神』としか認識していなかったとは。まあ、設定上は神とすら戦えるドラゴン族を実質傘下に収めているから当然か。 -- 名無しさん (2026-05-20 11:42:10)
- 温泉回で謎の陰謀、面白くなってきたぞ -- 名無しさん (2026-05-21 22:06:23)
- のんびり農家2でお祭りの滑走を水着回にしたのはその手があったか、と感心した。 -- 名無しさん (2026-06-09 21:44:56)
- 2期お疲れ様 -- 名無しさん (2026-06-24 23:35:40)
- ティアの娘のティゼル(をはじめとするアルフレート以外の子供たち)が生まれてこないと,アニメはこの先どんどん原作と乖離していく一方だと思ったが,3期の予定は無いのかな -- 名無しさん (2026-07-13 18:36:27)
#comment()
*2 自分から名乗るときは普通に名前で自己紹介している
*3 火楽は男女風呂を別に作るのだが、火楽が男子風呂に入っていると女子が女子風呂を無視して勝手に入ってくる。
*4 これには名前の出ないモブキャラも多数含む
*5 養子扱いである長女のウルザ、獣人三人組を含むと31人
*6 アニメ版ではルールーシーの出産イベントで最終回を迎えたこと、他の女性との関係を匂わせる描写が皆無であることなら、ハーレムにはなっていない。
*7 耕すときに火楽が頭の中で思い浮かべた作物を植えたことになる、なので他の人に種まきからやらせようとする時は無心で耕すという逆の努力が必要になる。
*8 もっとも、このくらいのチート能力が無いと火楽の転生先である死の森で農家をやるなど絶対に無理な話ではあったが
*9 概要にある通りこの作品はバトルがメインではないので積極的に戦いに使われることはないが、それでも気性の荒いワイバーンが襲ってくるなどの危険な場面も存在する。
*10 一応基準は持っており、農具や誰の管轄でもない玩具などには変形可、他の管轄であるもの(銛など)は変形不可としているようだ
*11 なお血を吸われても被検体には特に変化はない。火楽はアンデッド化するなどを予想したが
*12 元々は省エネで生活するために日中は子どもの姿を取っていたが、火楽の子どもを授かってからは母親らしくあろうと大人の容姿でいることが多い
*13 当時ルーが「ひと暴れ」して貴族の面子を潰したため、ルーを捕縛するためにやってきた
*14 なお、この時牛を連れてきたことで酪農が出来るようになった
*15 この世界は料理技術が発達しておらず、世界的に見て特に下手だったわけではない
*16 この交易で大樹の村は包丁やフライパン、寸胴鍋などの調理器具を手に入れることができた
*17 ハクレンなど災害級の戦闘能力を持つ人物の介入を防ぐため火楽に知られないよう動いたことから。当時の人脈では火楽を介さず唯一動かせる「村の外」の戦力がラミア族だった
*18 なろう版および小説版では、襲撃に参加していないフラウ派の令嬢も移住させていたようである
*19 アニメ版では文官娘
*20 教師役になった理由は将来怠けられるようにというやはり自堕落なものであった
*21 双子で、同時に産まれた
*22 少なくともハクレンの襲撃時には関係を持っていることが明言されている
*23 後者についてはクーデルとコローネは参加していない
*24 実質的にはドースの立場を考え勝ちを譲ったようである
*25 後に三人組の一人、ゴールの妻となる
*26 ただ、古い考えを持つ古参についてはこの限りではなく、天使族に勢いがあった時代でもあるので単純に嫌っている訳ではない
*27 このため、敵国である人間の国の英雄女王ウルザベートは普通に魔王国でも尊敬されている
*28 このため、魔王の一人娘であるユーリは「王姫」という肩書である
*29 例えば、この森で食物連鎖の最下層に位置するであろうキラーラビットというウサギは、この世界の人間としてトップクラスの実力を誇るはずの剣聖ピリカが初戦でボロ負けするほど
*30 万能農具が無かったら、火楽は間違いなく転生してすぐに死んでいた
*31 食料不足による口減らしである。
*32 原作ではザブトンの子供
*33 例えば、ドライムは死の森の魔獣を外に出さない役割を持っている
*34 ただし文官娘は2期で増員されて文官娘衆に昇格した。もっともやっぱり原作ほどの大所帯では無いが
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