登録日:2022/05/14 Sat 16:30:20
更新日:2024/06/18 Tue 13:48:11NEW!
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遊戯王 遊戯王ocg 墓荒らし 罠カード 通常罠 墓地 強奪 城之内克也 curse of anubis -アヌビスの呪い- 効果ダメージ
ケッ 盗みの腕なんざ勝ちてぇとは思わねぇけどな…
墓荒らしとは、「遊戯王OCG」に登場するカードの1つである。
●目次
【カードテキスト】
通常罠
相手の墓地にある魔法カード1枚を選択し、ターン終了時まで自分の手札として使用する事ができる。
その魔法カードを使用した場合、2000ポイントのダメージを受ける。
【概要】
第2期のパック「アヌビスの呪い」で登場したカード。
イラストには目元の隠れデフォルメされたキャラクターが墓石を背負ってにやけた笑いを浮かべている。
相手の墓地のカードを奪えるという効果を持ち、決して弱い効果ではないのだが、相手にやや依存するのが難点。
《死者蘇生》等のようなどんなデッキにも入るような汎用性の高い魔法カードも存在するが、
手札に保持できるのがターン終了時ということもあり、自分が適切に使用できる状況を見極めて使う必要がある。
ただし、ミラーマッチなら相手のサポートカードを逆利用できるという利点がある。
奪ったカードを使用するとダメージを受けるというデメリットもあるが、これは効果ダメージに分類されるため、
《デス・ウォンバット》で無効にしたり、《レインボー・ライフ》で回復に変換することができる。
また、サンアバロン等のダメージを受けることで展開していくデッキの始動としても使える。
ちなみにコストとして使う場合にはダメージを受けないので、《零式魔導粉砕機》のダメージ源にする使い方もできる*1。
【原作・アニメでの扱い】
初代デュエルモンスターズにおいて、凡骨こと城之内克也の愛用するカードの1枚。
原作及びアニメでは魔法カード*2で、テキストは「相手プレイヤーの墓地に置かれたカードを1枚奪い取る!!」と原作カードならではのシンプルさと汎用性を誇る。
OCGのテキストに合わせるとこんな感じか。
このカードの発動時に、相手の墓地のカードを1枚選ぶ。
そのカードがモンスターカードの場合、自分フィールドに特殊召喚する。
そのカードが魔法・罠カードの場合、そのカードの効果をこのカードの効果として適用する。
ダメージを受けるデメリットもなく、相手のカードならどんなカードでも逆利用できてしまうという非常に強力な効果である。
初登場は王国編準決勝の「バンデット・キース」戦。
この時は《時の機械-タイム・マシーン》を奪い取り《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》を復活させて逆転勝利した。
ちなみにこの際キースがデッキを置いて行方知れずとなったので《時の機械-タイム・マシーン》をそのままちょろまかしている。コントロール奪取した相手のカードそのまま持って帰ってしまうデュエリストあるある。再戦時に返却するのも含めて。
この辺りはおそらくはRでのキース戦前に行われた「メンド・シーノ」戦で使用した際のフォローだと思われる。
アニメオリジナルの闇遊戯戦では、遊戯の《デーモンの召喚》を奪い、自分の《真紅眼の黒竜》と融合させ(融合カードも遊戯のカードをモノマネ幻想師でコピーした)、《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》を融合召喚した。
バトルシティ編のインセクター羽蛾戦では「殺虫剤」を奪い相手の切り札《インセクト女王》を破壊した。
羽蛾は女王様を召喚するために殺虫剤で《代打バッター》を破壊したため、皮肉にも女王様を呼んだカードに足をすくわれる形になった。
ちなみに城之内が最後にドローしたカードは《ギア・フリード》だったため墓荒らし自体は既に手札にあり、女王様を破壊するだけなら既に手立てはある状態だったと言える。*3
リシド戦では原作効果の《おろかな埋葬》と併用し《人造人間-サイコ・ショッカー》を相手の墓地に送りつけた直後に使用し特殊召喚する等、疑似死者蘇生のような使い方をしている。
その後も窮地において使用され、城之内の窮地を救っていることから、ある意味彼の真の切り札とも言える活躍をしている。
このカード然りバトルシティ編然り遊戯王R然り、城之内は「他人のカードを譲り受ける・一時的に借りるカードを使い戦う」傾向が強いが、
《墓荒らし》はその嚆矢にして典型と言える。
【類似カード】
原作では他にも相手の墓地のカードを利用するカードが存在している。
・二重魔法
闇遊戯が使用したカード。
原作では相手が使用した魔法カードをこちらも使用できるという効果で、魔法カード限定だが複数コピーできる効果だった。
OCGでは魔法カードをコストにして相手の墓地の魔法カードを奪うという効果になり、墓荒らしの相互互換といった効果になっている。
・機械じかけのマジックミラー
海馬が使用したカード。
原作では相手の攻撃宣言時に相手の墓地の魔法カードをコピーするという効果。原作描写的には《墓荒らし》の下位互換である。
OCGでは相手墓地の魔法カードをセットする効果になり、原作再現で《オベリスクの巨神兵》に関連した墓地での効果が追加されている。
・暗黒の魔再生
闇マリクが使用したカード。
前述のマジックミラーとほぼ同じ効果を持つ。
OCGにて相手墓地の魔法をセットする効果になり、《ラーの翼神竜》に関連した墓地での効果を持つという点も同じ。
・コピーキャット
ペガサスが使用したカード。
墓地のカードをコピーするという墓荒らしとほぼ同じ効果となっている。
OCG化が遅かったためにインフレの恩恵を受け、OCG版では発動するために自分フィールドに「トゥーン・ワールド」及びトゥーンモンスターが必要になったことと同名1ターンに1枚の発動制限が付いたが原作効果をほぼそのまま再現。
とはいえ流石に魔法・罠カードの効果をその場で発動するというのは処理上の問題が発生するためか、墓地の魔法・罠カードを選んだ場合は自分フィールドにセットする形になった。
・ゾンビの宝石
同じく闇マリクが使用したカード。
相手の墓地の魔法カードを手札に加える効果を持ち、その代わり相手に1枚ドローさせてしまうデメリットがある。
現在未OCG化。
追記・修正は相手の墓地のカードを奪ってからお願いします。
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▷ コメント欄
- これがあるから城之内のデュエルは作劇的にも面白くなりやすいっていうのを見たことがある。そりゃそうか。 -- 名無しさん (2022-05-14 18:31:38)
- こいつの存在により城之内はペガサス相手に真正面から対抗できたのではという説が上がったりしている(相手のトゥーンを奪って使えば同じ土俵で対決できるから)
- 凡骨のくせに海馬のカード(それもR含めて複数回使ってるカード)の完全上位互換 -- 名無しさん (2022-05-14 18:41:56) -- 名無しさん (2022-05-14 18:38:59)
- これとものまね幻想師は死者蘇生とかよりレアリティ低いってのが納得いかないとこがある -- 名無しさん (2022-05-14 19:29:59)
- ↑3マインドスキャンにどうやって対抗するんだっていう別の問題があるんだが… -- 名無しさん (2022-05-14 20:04:50)
- ↑だが発動自体を封殺しない限り読心関係ないギャンブルもあるからな。 -- 名無しさん (2022-05-14 20:48:38)
- ↑4 海馬は死んだ(本来の)親の遺産を親族に荒らされた=墓荒らしの被害に遭った、ようなものだから「名称自体が嫌い」なのかも -- 名無しさん (2022-05-14 20:58:53)
- ↑4 墓荒らしはともかくものまね幻想師はモンスターをコピーするのに制約付いてるからそこまででもない。OCG版墓荒らしの評価の渋さ見ればまぁ妥当じゃねって程度 -- 名無しさん (2022-05-14 21:25:54)
- ↑3ペガサスなら厄介なカードの発動自体を封殺なんて簡単だと思う。実際死のデッキ破壊ウイルスは不発にしたし。 -- 名無しさん (2022-05-14 22:34:14)
- 原作のカードが何年か経ってからその派生及びリメイク版がOCG化した様に、このカードの派生及びリメイク版も出そうな気がします。 -- 名無しさん (2022-05-14 23:14:55)
- 原作通り魔法カードなら結構強いと思うんだがなぁ…テーマデッキが主流で昔より汎用魔法減った今の遊戯王だと尚更使うの難しいけど -- 名無しさん (2022-05-14 23:43:52)
- ↑原作は魔法どころか罠カードとしても扱えるのでもっとイカれてるんだぜ…… -- 名無しさん (2022-05-15 00:28:39)
- このカードがデッキにあるだけで相手の出したカードが全部伏線になる名場面製造機 -- 名無しさん (2022-05-15 03:19:32)
- 妙に熱き決闘者たちのBGMが似合うカード -- 名無しさん (2022-05-15 11:26:34)
- これを使う時の城之内の頭の回転速度は王様や社長にも負けていないと思う。 -- 名無しさん (2022-05-15 13:02:58)
- 今思えば、原作ではもっと普及しててもおかしくない代物。王様や社長だって採用しててもおかしくないし。 -- 名無しさん (2022-05-15 13:13:10)
- 普段とっさの機転とかが光るけど、おろかな埋葬+墓荒らしは明確に構築段階でコンボ組んでるから成長を感じられる(ランドスターと天使のサイコロなんかもそう) -- 名無しさん (2022-05-15 14:54:46)
- 墓地効果の魔法カードにチェーンで一時的に取り上げる使い方…はその場しのぎか 効果切れで改めて相手の墓地に送る裁定とかなら面白そう -- 名無しさん (2022-05-15 16:01:55)
- 墓荒らしというネーミングや出した時のキャラの笑い声がいかにも悪役っぽいのに主人公側が使うのエモい -- 名無しさん (2022-05-15 18:32:17)
- 敵の死者蘇生すら利用するマリクがこれ使わなかったのは名前が気に食わなかったから説 -- 名無しさん (2022-05-15 18:50:15)
- ↑別人格かつやべーやつとはいえあいつ根本は表から分離して産まれた人格だからね。一応だけど墓守の一族って面もあるわけか -- 名無しさん (2022-05-15 19:04:16)
- 戦略的に確立しているキャラが使うカードではないと思う。どこか自分が周りと比べて弱いという気持ちが抜けない城之内だからこそ使うカードだと思う。 -- 名無しさん (2022-05-15 20:08:17)
- ↑と思ったけど他のキャラも似たようなカード使ってるのか -- 名無しさん (2022-05-15 21:16:44)
- 特定テーマ限定のカードが増えた現在の環境では使いにくくなるだろうが、だからこそ原作にかなり忠実にリメイクしても問題ない気がする…やっぱだめかな? -- 名無しさん (2022-05-16 00:01:51)
- ↑こいつの場合そのままだと裁定が難しい効果になるからいかんよ…というか禁止級でイカれてるから無理 -- 名無しさん (2022-05-16 02:03:10)
- ↑↑むしろ今の時代、原作そのままにリメイクしたら「相手が指定したカードをカウンターして墓地から奪う」って側面が強すぎてな…。 -- 名無しさん (2022-05-16 11:55:33)
- 城之内の強さの5割くらいはこれとモノマネ幻想師のおかげと言っても過言ではないくらい強い。特に王国編。 -- 名無しさん (2022-05-16 16:19:50)
- 原作版ならぶっちゃけレッドアイズなんぞ抜いてこいつをもう1枚入れたほうが、よほど勝率が上がりそう。 -- 名無しさん (2023-08-20 11:14:49)
- 相手プレイヤーの墓地のカードを奪い取るで、召喚できちゃうのはおかしくねえかと思いましたまる -- 名無しさん (2023-11-04 12:48:21)
#comment(striction)
*2 厳密に言うと「融合解除」などと同じく「魔法・罠カード」表記。あちらと違ってトリガーに関しての描写は見当たらないため、1ターンに一枚ずつしか使用できない原作ルールでも魔法カードとは別に発動できる可能性もある。
*3 この盤面でのネックは味方を昆虫族にしてしまう「寄生虫パラサイド」と羽蛾のフィールドにある「虫除けバリアー」のコンボで城之内が攻撃できない状態だった。
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