登録日:2022/01/29 Sat 15:46:30
更新日:2024/06/17 Mon 13:44:30NEW!
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《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》とは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DMRP-20「王来篇 第4弾 終末王龍大戦」にて収録されたスーパーレアの一枚であり、《超神星ブラックホール・サナトス》と《超神星ビッグバン・アナスタシス》を合体させた縫合勢力のディスペクター。
●目次
解説
不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン SR 水/闇/自然文明 (8) |
クリーチャー:ディスペクター/フェニックス 13000 |
EXライフ |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置き、その後、カードを2枚引く。 |
自分の山札が0枚でも、自分はゲームに負けない。 |
自分がカードを引く時、自分の山札が0枚なら、かわりにクリーチャーを1体、墓地から出してもよい。 |
T・ブレイカーのブロッカーで、ディスペクター特有のEXライフによる除去耐性を持つ。
更に出たときまたは攻撃するときに2枚の墓地肥やしと2枚のドローを行う。
さらに山札切れで負けなくなる効果も持っており、自身のブロッカーとEXライフを合わせて高い防御力を持ったカードであるように見える。
しかしながら、当然というべきか最も特筆すべきは1番下の効果。
山札切れの状態で更にカードを引こうとすると、代わりに墓地から条件無しでクリーチャーを踏み倒すことができる。
やろうと思えばゼニスだろうが重量級ディスペクターだろうが、進化元さえあればフェニックスだろうが踏み倒すことができる。
条件を満たせばほぼ勝利が確定する非常に優秀な効果と言えるだろう。
実はこの《ブラック・ビッグバン》、登場当時の評価はそれほど高くなかった。
1マナ上に単色であり山札の最後の1枚を引くとその時点で即勝利の《水上第九院 シャコガイル》が存在するのが原因であった。
《ブラック・ビッグバン》は多色なので入るデッキが限られ、しかも構築を寄せないと勝利できないために《シャコガイル》に見劣りすると評価されていたのである。
だが《ブラック・ビッグバン》は《シャコガイル》とは全く似て非なるカードであった。
まず大きく違う点はそのマナコスト。
《ブラック・ビッグバン》は8コストであるため、優秀なトリガー付き踏み倒し呪文の《灰燼と天門の儀式》や《襲来!鬼札王国!》で踏み倒すことができる。
さらに、相性のいい墓地肥やしカード《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》(コスト7)に《蝕王の晩餐》を打つことでも繋がる。
また闇文明を含んでいるため、《闇王ゼーロ》でも踏み倒せる。
もう一つ重要な点はその種族。
ディスペクターなのでディスタスのササゲールでコスト軽減が可能であり、さらなる早出しに繋がる。
さらに非進化のフェニックスなので、《究極銀河ユニバース》を重ねることでそのまま勝利することができるのだ。
もちろん進化元にしてしまうと効果が消えてライブラリアウトで敗北してしまうので、2体目のこいつを用意するなどの簡単な工夫は必要である。
相性の良いカード
襲来、鬼札王国! R 闇/火文明 (6) |
呪文:鬼札王国 |
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) |
次のうちいずれか1つを選ぶ。 |
►相手のコスト8以下のクリーチャーを1体破壊する。 |
►コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 |
<鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、1つのかわりに両方選んでもよい。 |
前述した鬼札王国の呪文で、踏み倒しと除去の効果を持つ。
《ブラック・ビッグバン》ももちろん踏み倒せる上に、《ブラック・ビッグバン》のブロッカー、EXライフ、このカードの鬼タイムによる除去と最大3体の攻撃を止めることができる。
《ブラック・ビッグバン》が先に盤面に出ることになるので、返しのターンに一気に墓地を肥やして、即死コンボへつなげよう。
黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド SR 闇文明 (7) |
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 7000 |
E・ソウル |
W・ブレイカー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から3枚選び、残りをすべて墓地に置き、その後、選んだ3枚を好きな順序で山札に戻す。 |
山札を一気に3枚まで削り取る墓地肥やし。
こちらから《ブラック・ビッグバン》に繋げることで即座に踏み倒しの条件を満たし、2体の踏み倒しに繋げることができる。
しかも残すカードは自由に選べるので、キーパーツのEXライフによる盾落ちの心配もないという至れり尽くせりの仕様。
詳しくは個別項目を参照。
究極銀河ユニバース 光文明 (5) |
クリーチャー:フェニックス 17000 |
進化―自分のフェニックス1体の上に置く。 |
メテオバーン―このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そのカードが最後の1枚でフェニックスならば、自分はゲームに勝利する。 |
T・ブレイカー |
《ブラック・ビッグバン》から呼び出すフィニッシャー。
《ブラック・ビッグバン》に重ねてメテオバーンを使うことで即勝利できる。
前述の通り《ブラック・ビッグバン》が1体しかいない場合にそちらの効果で乗せてしまうと敗北するので、2体目の《ブラック・ビッグバン》は忘れずに用意しておこう。大会でやらかしたら目も当てられない。
詳しくは個別項目を参照。
関連カード
超神星ブラックホール・サナトス SR 闇文明 (8) |
進化クリーチャー:フェニックス 13000 |
進化GV−自分のグランド・デビル、ティラノ・ドレイク、ディープ・マリーン、ブレイブ・スピリットのいずれか3体を重ねた上に置く。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、進化クリーチャーの下にあるカードをすべて、持ち主の墓地に置く。 |
G・L・ゲート:グランド・デビル、ティラノ・ドレイク、ディープ・マリーン、ブレイブ・スピリット(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに、好きな数のグランド・デビル、ティラノ・ドレイク、ディープ・マリーン、ブレイブ・スピリットを、自分の墓地から手札に戻してもよい。そうした場合、このクリーチャーを山札の一番下に置く) |
T・ブレイカー |
超神星ビッグバン・アナスタシス SR 自然文明 (8) |
進化クリーチャー:フェニックス 13000 |
進化GV-自分のアーク・セラフィム、ドリームメイト、グレートメカオーのいずれか3体を重ねた上に置く。 |
ブロッカー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からクリーチャーを好きな数、コストを支払わずに召喚してもよい。その後、それ以外のカードを墓地に置く。 |
T・ブレイカー |
合成元。このクリーチャーが所属するサイクルは、それぞれブロックの最終弾のラスボスとその敵対者が融合しており、不死鳥編第5弾ラスボスの《サナトス》とそれに立ち向かった最後の希望・《アナスタシス》が縫合されている。
墓地関連の置換効果であることは《サナトス》、踏み倒しを行うことは《アナスタシス》から引き継がれたものと考えられる。
《ブラック・ビッグバン》はディスペクターとフェニックスの2種族しか持っておらず、基本的に3種族以上を持つのが通例のディスペクターとしては異端である。
これは縫合元の両者の種族がどちらもフェニックス単種族であることが理由だろう。
また縫合派閥故に元の両者が持っていないはずの水文明を抱えているが、これは両者の進化元のグランド・デビルとグレートメカオーが持つ文明でもある。
背景ストーリー
王来篇背景ストーリーにおいて登場した縫合派閥のディスペクター。
ユニバースの裂け目から突如として現れ不死鳥が跋扈していた時代、生命力を吸収する能力で超獣世界を絶望に陥れた《超神星ブラックホール・サナトス》と、希望を司り文字通り最後の希望として出現したフェニックス《超神星ビッグバン・アナスタシス》の肉体が悪意の糸で縫合された存在。
作中では「歴史の転換点となった戦いにおいて中心となった超獣たち」のディスペクターとして、《DS電融 ザ=デッドNEXT》《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》《覚醒連結 XXDDZ》《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》らと共に各文明を急襲。
《終末縫合王 ミカドレオ》が誕生してモモキングと交戦していた頃、ブラック・ビッグバンは自然文明に襲い掛かった。
自然文明の超獣として対峙する《バラギアラ <ヴェロキボアロ.Star>》および《ディダノス <デスフェニ.Star>》に対し、ブラック・ビックバンは高速で反転を繰り返し、衝突、対消滅、そして再生を繰り返していた。
対消滅のエネルギーが世界を滅ぼしかねないため、ディダノスが介入しようとするが、莫大なエネルギーに弾かれてしまう。
しかし、バラギアラとともに自らの死の力とバラギアラの生の力をもって衝突を開始。
『希望と絶望の対消滅』を、『生と死の対消滅』により対消滅させ、ブラック・ビッグバンの対消滅を無効化したのだ。
ディダノスとバラギアラの生と死の力により衝突の威力を850000000倍*2に増幅されて再衝突を開始。
威力が高すぎたためかブラック・ビッグバンは崩壊して二度と再生することはなかった……
元ネタとの関係性
両者は不死鳥編のかたやラスボス、かたやラスボスと戦った最後の希望である。
このサイクルの他のカードと同様、敵対者同士で融合させられ、ディスペクトされているといえる。
自らの希望の力を超獣世界を消滅させることに用いられたことは《アナスタシス》への強いディスペクトがうかがえるが、
生命力を「奪う」ことで超獣世界を絶望させた《サナトス》に対し、対消滅でエネルギーを「生み出す」ことで絶望をもたらそうとしたことは《サナトス》へのディスペクトといえるか。
余談
- 「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」で再録された際には、合成元にあたる《超神星ブラックホール・サナトス》を手掛けた脳痛男氏による新規イラストが描かれており、往年のファンを沸かせた。
また、氏本人もサナトスを描いた自分がブラック・ビックバンも担当できた事について「嬉しい限りです」と喜びのコメントを残している。
追記・修正の編集が衝突した衝撃は宇宙の開闢に等しいエネルギーを生んだ。
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▷ コメント欄
- 自然(アナスタシス)・闇(サナトス)・水(ネプチューン)って紙・デュエプレそれぞれの主人公勢力とラスボスの組み合わせになってる文明設定好き -- 名無しさん (2022-01-29 16:23:15)
- このサイクルから更に出来たか!残るは「連結」と「電融」だな -- 名無しさん (2022-01-29 18:44:27)
- 最終決戦融合サイクルのなかで、まさにらしい冠詞でかっこいい -- 名無しさん (2022-01-29 20:47:13)
- ↑ サイクルの電融担当の冠詞がダサいことも理由だよな。「ドラゴンサーガ」を和訳して「龍譚電融」じゃダメだったのかね? -- 名無しさん (2022-02-02 01:00:37)
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*2 奇しくも、これはバラギアラのパワー17000とディダノスのパワー50000の積である。
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