ジェイコブ・テイラー(Mass Effect)

ページ名:ジェイコブ_テイラー_Mass Effect_

登録日:2021/07/26 Mon 23:45:18
更新日:2024/05/30 Thu 13:54:25NEW!
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今回の任務は人類の歴史に残る偉業となるはずです

ノルマンディーの一員になれて光栄です





【概要】

種族:人間
性別:男性
英語版CV:Adam Lazarre White


Mass Effectシリーズの登場人物。三部作の2と3に登場する。
ME2では最初に部隊メンバーとなるキャラクターで、女性シェパードでのみロマンスが可能である。


元は地球連合の軍人だったが、政治に縛られている軍に嫌気がさし、ミランダにスカウトされてサーベラスに入ったという。
しかしイルーシブマンやサーベラスの全てを妄信しているわけではなく、あくまで「サーベラスが正義の側に立っている間は信用する」という考えを持っている。


部隊メンバーの中では珍しく真面目で実直な性格をしているが、それ故にあまり表情を変えない堅物でもある。
しかし後述するように、歴代の部隊メンバーの中でも不遇な扱いをされている。




【活躍】

■Mass Effect 2

○目覚めた英雄

シェパードの蘇生を試みるステーションに勤めていたが、突如保安用のメックが暴走を始め、銃撃に晒される。
1人でメックの排除をしていたところで目覚めたシェパードに出会い、以降はシェパードと行動を共にする。


途中でメックに襲われたというウィルソンという研究員と合流し、幹部であるミランダの元へ向かう。
ミランダの元にたどり着くと、彼女はいきなりウィルソンを射殺した。
彼女によると今回のメックの暴走はウィルソンが計画したもので、どうやらミランダの後釜を狙って下剋上を試みたようだが、結局失敗に終わった。
ミランダからはサーベラスの機密事項をシェパードに漏らしたことを咎められるが、信頼を得るために必要なことだったと反論する。


そして、ステーションを脱出した後はシェパードの記憶が正常かをミランダと共に調べ、イルーシブマンが用意した二代目ノルマンディーに乗船する。
ノルマンディー乗船後はシェパードの指揮下に入り、部隊メンバー兼武器の整備係として多くの任務に携わっていく。



○人格者

ホライゾンでコレクターに遭遇した後、十年以上前に消息不明になっていた宇宙調査員の父親からのSOSを受信したとシェパードに相談してくる。
その情報はどこから送られてきたものか不明であり、ジェイコブ自身も父親の生存をほぼ諦めていた*1が、真偽を自分の目で確認したいということでSOSの発信源である惑星に向かうようにシェパード要請する。


2175アエイアと名付けられている無人の惑星に上陸したジェイコブとシェパードは、生存者と思しき人間の女性に出会う。
しかしこの女性はひどく錯乱している様子で、呂律が回らず、意味の分からないことをひとりでに喋り始めた。
シェパード達が女性を落ち着かせようとしていると、今度は武装した人間の男性たちが同じように意味の分からないことを口走りながら一行に襲い掛かってきた。


女性からハンターと呼ばれているその男性たちを始末した後、一行は女性だけが集まっているキャンプにたどり着く。
そこにいた女性たちの話や航海日誌によると、この星の食物を食べた人間は死にはしないものの、神経に異常をきたしてしまうらしい。


墜落した船の通信装置は壊れており、修理には時間がかかる。
だがこの星の植物には神経を侵す物質が含まれており、残り僅かな非常食を全ての生存者で分け合えば救助が来るまで持たない。
悩んだ末に、クルーたちは「安全な食糧は少数の士官と技術者に集中させ、それ以外はこの星の食べ物で食いつなぐ」という策に賭けることになった。
異常をきたしたクルー達は後で治療を受けられることを約束され、士官たちに望みを託し自らこの星の食べ物を口にしたのだ。


そして大半のクルーが正常な思考能力を失った時、間違いが起きた。船長代理であったジェイコブの父・ロナルドがその権力を使って男性クルーを殺害または追放し、女性クルーは他の士官たちとの間でペットのように扱い始めたのである。
そして生き残った技術者が通信装置を直しても起動せず、その技術者たちも始末していた。
つまりロナルドは船長代理という責任ある立場であるにもかかわらず、クルーたちが異常を起こしても特に対処する事もなく、職権の乱用によって自分に都合の良いハーレムを築き、男性クルー(=ハンター)の反乱で身の危険を感じたのでようやくSOSを発信したというのが今回の騒動の顛末であった。


その後襲い掛かってくるハンターやメックを排除しつつ進んでいくと、バリケードに囲まれた安全地帯に隠れていたロナルドを発見する。
ロナルドはシェパード達がSOSを受信して救助に来てくれたと思い込んでおり、「この星の食物を口にして発狂したクルーたちに監禁され、隙を見てSOSを発信した」「SOSを出すまでは地獄のような毎日だった」などと何故か自信満々な態度でほざく*2
しかし救助にきた者が実の息子であり、この星で起きたことを全て知っていることが分かると、途端に態度を変えて自分の行いに対する言い訳を次々に並べ始めた。


そんな情けない父親の姿を見たジェイコブはついに怒りの頂点に達し、「引き金を引く価値さえない」と吐き捨てる。
そしてシェパードはロナルドをどうするか以下の三つから選択する。

  • 銀河社会の法によって裁く
  • 丸腰の状態で生き延びたハンターの元に放置する
  • 弾一発分しかチャージされてないピストルを渡し、今ここで罪を悔い改めさせる

どれを選択しても生存者は全員地球連合によって救助され、ジェイコブはシェパードを信頼するようになる。


ちなみに父親のSOSをジェイコブに流したのはミランダ。
二人の間には何やら過去の約束があったようだが、それはまた別のお話。



○特攻任務

ノルマンディーのアップデートをしていなくてもコレクター基地の上陸までは必ず生存する。
扉をハッキングする役割に立候補するが、「あなたでは扉を開くのに時間が掛かり過ぎる」とミランダに言われる通りハッキング役には不適である。
だが、父親の問題を解決していれば別動隊のリーダーを務めることができ、犠牲者を出さずに進軍できる。
バイオティックのバリア担当にも候補として名前が上がるが、その道のには及ばず、彼を選択すると犠牲者が出てしまう。


メンバーの選択にミスが無ければ仲間たちと共に生還できる。
イルーシブマンが基地の保存を提案に対しては一線を越えていると主張し、反対の意志を示す。



■Mass Effect 3

○サーベラスの亡命者

特攻任務から生還後、サーベラスを抜けて地球の地中海を眺めて過ごしていた。
だがサーベラスから亡命した科学者たちのことを知り、傭兵として彼らの護衛を務めることを決意した。
そんな中、身を隠していた惑星をサーベラス兵に襲撃され、ノルマンディーに救助を要請してくる。
現地に着いたシェパード達はサーベラス兵を一通り片付け、負傷したジェイコブと共に研究所に戻った。
そこではブリン博士を中心としたサーベラスの亡命者たち*3とその家族が立て籠もっており、後詰めのサーベラス兵に追い詰められる前に脱出する事を計画した。
ちなみにブリン博士とジェイコブはME2~ME3の約半年の間にデキており、女性シェパードでロマンスをしていた場合はこの事に関しての会話が発生する。


シェパードは負傷したジェイコブを待機させ、通信装置の修理に向かう。
そして衛星通信が回復した後、対空砲を起動させてサーベラスの増援を防ぐことに成功した。
対空砲に援護させている間に次々と亡命者たちをシャトルで脱出させ、対空砲を起動させて戻ってきたシェパードもジェイコブと合流して施設から脱出した。


その後はハケット提督の指揮下に入ったようで、クルーシブルの開発現場などの警備をしているようである。
またシタデルの病院でシェパードと再会したときに、ブリン博士との間に子供ができたことを報告してくる。



○最終決戦とその後

シェパードがロンドンに到着する頃にはすでにリーパー勢力と交戦していたようである。
そしてリオの隠れ家系のバーで酒を酌み交わす事を約束し、再び戦火に身を投じていった。


終戦後は地球の復興に協力している他、ブリン博士と共に戦災者の支援を行っている様子が描かれる。




【戦闘能力】

人間にしては珍しい生粋のバイオティックであり、その腕前はイルーシブマンからも評価されている。
またイルーシブマンからはサーベラスの中で最高の兵士とも評されており、軍人としても優秀であることが窺える。


しかしゲームの味方キャラとしては、はっきり言って最弱部隊メンバーの最有力候補となるくらい弱い。
使用武器がショットガンとピストルで火力があまり高くないうえに、持っている全てのアビリティがどれも微妙であまり役に立たない。
アシュリーのように「アビリティが微妙だけど武器の火力はある」というわけでもないし、かといってタリのように「武器が弱い上にアビリティで直接攻撃できないけど、後方支援としては非常に役立つ」というわけでもない、と良いところが全くと言っていいほど無い。


同じく最弱候補とされるジャックと比べたとしても、高性能な弾薬のワープバレットがある彼女の方がまだマシということから、やはりジェイコブはどこをとっても微妙という評価をせざるを得ない。
低難易度で遊ぶならまだしも、インセイン攻略において彼の出番が回ってくることは無いだろう。
アビリティは以下の通り。


  • プル

バイオティックで敵を浮かび上がらせる。ハスクを即死させられるがHPにしか効果がないので高難易度では扱いにくい。
どうしてもこのアビリティを必要なら、同じプルと高難易度でも大活躍の強力なアビリティ「リーヴ」を使用できるサマラを連れていけばおk。


  • インセンディリーバレット

敵を炎上させる焼夷弾を装填する。弾薬アビリティをもっているシェパードでプレイしているならほぼ捨てアビリティ。
弾薬アビリティをもってないシェパードだったとしても、上位互換と言えるグラントを連れて(ry


  • サーベラスオペレイティブ

ジェイコブのHP/バリアと武器の威力を上昇させる。ショットガンで突撃させるために体力の強化をしておくとよいだろう。
上位互換のグラント(ry


  • バリア

一定時間、バイオティックを纏って防御力を上昇させる。これを使わせたうえでショットガン片手に突撃させよう。
でもそれをやるならもっと耐久力が高いグ(ry


  • リフトグレネード

3の戦闘シミュレーションで追加されたアビリティ。バイオティックのグレネードを投げる。弾薬数が有限なので使いどころに注意。
同じくリフトグレネードを持っているうえにアサルトライフルを使用でき、バイオティックコンボの仕込みに便利な「ダークチャンネル」を持っているジャヴィック(ry




【主な台詞】

  • 「ノルマンディー号が襲撃され、あなたは死にました。ここへ連れ込まれたときはどこからみても死体でしたよ」

  • 「質問ゲームはこのメックを片付けてからにしましょう。サーマルクリップは残りわずかですが、私はバイオティックです。潰したい敵がいたら指示してください」

  • 「連合に居た頃は個人的なことに首を突っ込まれるのが悩みでした。でもその点はサーベラスも同じです。スパイのように隠れて行う分、余計にタチが悪い」

  • 「本当に重要なことは報道されないんですよ。社会がどれだけ崩れやすくて、悪党がどれだけ近くに迫っているかは大衆には知らされないものなんです」

  • 「サーベラスにいると疑い深くなるんです。そうでないと生きていけませんから」

  • 「頭に一発食らわせてもいいくらいだ。まあ、その価値もありませんけどね。あんたが誰でも関係ない。記憶にある親父とは別人だ」

  • 「正しい目的のために戦う。やはり、それが私の望みなのだとわかった」

  • 「シェパード、全て片付いたら一杯おごります。ご武運を」

  • 「覚悟はいいですか?世話を焼いてくれる部下抜きじゃ大変でしょうけど。そう力まないで、あなたはすでに英雄だ。負けたからといってどうってことありませんよ」

  • 「これが終わったら戦果を見せ合おうか」
    「いいですね。リオに隠れ家系の素敵なバーがあるんです」
    「約束だぞ、ジェイコブ!」
    「了解です」



【余談】

  • DLC「シタデル」ではロマンスをしていたか否かでイベントの内容が変化する。
    ロマンスをしていた場合はブリン博士と浮気したことに関する修羅場となり、いつか見た父親と同じように言い訳を並べてシェパードとの関係を終わらせることとなる。
    ロマンスをしていなかった場合は難民の子供たちをゲームセンターに連れてきており、シェパードと格ゲーで勝負することに。
    格ゲーで勝負する直前にやたらと饒舌になり、何故かノリノリでシェパードを煽ってくる。
    そして1ゲームだけプレイした後は勝敗に関わらず解散する。

    パーティーではサーベラス仲間のミランダやEDIと絡んでおり、ME2のメンバーたちと歴代ノルマンディーに関する談義を繰り広げている。
    そしてダンスタイムではリアラジェームズのバイオティックと筋肉のどちらが優れているかの討論に参加し、シェパードがジェームズを支持した場合はケイダンやジェームズと腕立て伏せで競うことになる。


  • ME2で他の部隊メンバーが(地球人キャラに絞っても)「クローンのような性質の人造人間」、「非道な人体実験のモルモットとして育ってきた強化人間」、「宇宙一の大泥棒」、「悪名高いベテラン傭兵」などといった肩書を持っている中で、ジェイコブの肩書は「元軍人の工作員」と地味。
    一応バイオティックの兵士という特徴はあるが、1の時点で「超能力者(バイオティック)の軍人」という肩書のケイダンが部隊メンバーにおり、キャラが被ってしまっている。
    更に3では褐色肌でゴリマッチョのジェームズという強力なライバルが登場してしまい、黒人マッチョキャラとしての立場も危ぶまれることに。

    また、ただの堅物真面目キャラというのも他の濃いメンツに比べて面白味が無く、女性シェパードでロマンスをしても結局浮気されるという結末を迎える事になる。
    以上のようにジェイコブ自身のキャラも弱く、仲間キャラとしての性能も微妙なうえ、ロマンスをしても浮気されるという後味の悪さもあり、プレイヤーからの人気は低い。





冥殿とWiki篭りが然るべき行動をとる限り、私は編集の成功に向けて最善を尽くします。


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*1 元々親子の仲はあまり良くなかったようで、父親が行方不明になる3年前から会話も無かったらしく、「そのときから親父は幽霊のような存在だった」と語る
*2 しかもシェパードたちが彼の元へ辿り着く前にも、無線で自分の部下(=ハンター)を殺すように頼んでくるという救いようのない下衆である
*3 ME2の『プロジェクトオーバーロード』に関する事件で出会ったアーチャー博士もここにいる。

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