登録日:2021/04/27 Tue 17:44:39
更新日:2024/05/27 Mon 10:43:24NEW!
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「レクスターズ」。それは英雄たちと魂を通わせられる「英雄の器」を持った者たち。
レクスターズとは、TCG「デュエル・マスターズ」の種族。
●目次
概要
DMSD-17「キングマスタースタートデッキ ジョーのスター進化」から登場。王来篇とその続編である王来MAXのメイン種族の一つとしてフィーチャーされる。
王来篇のメイン種族であると同時に背景ストーリーにおける主人公勢力である。
同じメイン種族であると同時に敵役であるディスペクター及びディスタスとはライバル関係にある。
種族名の元ネタはラテン語で「王・君主」を意味するrex(レクス)と「人気者」を意味するstar(スター)を合体させたネーミングと見られる。
過去のクリーチャーの力を借りる設定から「解説する」を意味するlecture(レクチャー)の意味も含んでいるとする説もある。
所属クリーチャーは、所属している文明などの勢力ごとにそれぞれ独特な連なったデザインの模様が身体に描かれている。
スター進化のクリーチャーは、新章以前の歴代クリーチャーの外見的特徴を模した鎧や使用していた武器を身に着けている事が特徴。
レクスターズにおけるメイン種族は新章以降の主要種族が基本となっている。
一部の所属クリーチャーは十王篇においてチーム勢力*1として活躍したクリーチャーであり、チーム種族と交代でレクスターズに変貌したと言える。
また、レクスターズにおけるジョーカーズの一部クリーチャーは新章以前の旧種族と複合となっているが、基本的に新章以前の旧種族との複合がほぼ無かったジョーカーズとしては地味に革命的な出来事である。
敵サイドであるディスペクターやディスタスは完全に新章以前の旧種族メインであるため、ある意味「新章以降のDMシリーズVS新章以前のDMシリーズ」の戦いという構図にもなっている…のかもしれない。
レクスターズは種族固有の専用能力として、スター進化やシンカパワーなどの能力を抱えている。
そのため、進化クリーチャーや進化をサポートをする性能を持つクリーチャーが目立つ種族となっている。
スター進化クリーチャーは既存クリーチャーのオマージュでもあるのだが、元になったクリーチャーの能力を再現しているクリーチャーもあれば全く無視しているクリーチャーもいたりとバラバラ。
再現度に一貫性のないという点ではディスペクターと同じと言える。そもそも侮蔑が目的のあっちと同じレベルじゃいかんでしょとか思ってはいけない
「再現度に一貫性のない過去クリーチャーのオマージュ集団」「過去クリーチャーのコスプレをしている」という点では、ドラゴンギルドに近い種族とも解釈可能か。
「過去の英雄に認められてその力を鎧として言えるが、何とも言えない再現度」という構図は、とある特撮作品のネタから構想を得ているのではないかと言う説があるが、実態は不明(王来篇がデュエル・マスターズの20周年記念シリーズであることから、本シリーズ全体がその作品を参考にしたとの見方もある)。
背景ストーリー
DS世界における各文明*2に襲撃を仕掛けてきたディスペクターに対抗するために結成された勢力。
十王大戦の末に鬼札王国を龍頭星雲の向こう側に退却させることに貢献したチーム勢力のキングマスターの勢力及び種族が中心となっている。
というか、チーム勢力におけるキングマスターが十王大戦後にそのまま各文明のマスターに即位したという経緯がある。
「世界をつなぐ柱」に発生した「王来空間」で『超獣王来烈伝』がモモキングに発見された後、《ボルシャック・ドラゴン》がモモキングと接触。
同時期に各文明のキングマスターも超獣世界の記憶に触れ、超獣世界の過去の英雄と交流を行った末にディスペクターへの怒りに燃えたことで立ち上がることになった。
各文明の代表者がレクスターズになった影響で、各文明の一部クリーチャーも世界の記憶に触れることとなった。
記憶に触れた者の中で一部が過去の英雄と魂を共鳴させてスター進化に目覚め、ある者は修行によって過去の英雄に認められるという手段で魂を共鳴させた。
レクスターズの中でも英雄の魂と心を通わせた者のみが可能な絶技がスター進化とされている。
そして、魂を共鳴させるには時空を超えてその英雄と心を通わせる必要がある。時空というか別世界に超えている規模な気もするが。
ディスペクターやディスタスは過去の英雄の肉体のみを悪用しているが、レクスターズは魂を共鳴させて過去の英雄の力を鎧として得ている。
《ミクセル <タージマル.Star>》の発言から推測するに、共鳴した過去の英雄の思考や思いがそのままレクスターズは読み取れる模様。
ちなみに、過去の背景ストーリーで敵勢力だった《奇天烈 シャッフ》がルーツの《オニカマス <シャッフ.Star>》などの存在から察するに、過去の世界において侵略者・破壊者だった存在でもレクスターズに加担した者もいる模様*3。
レクスターズである《凶鬼49号 バダバーダ》によると、レクスターズ自身でも能力を完全には把握しておらず、一説では普段はポテンシャルを5%しか発揮していないらしい。
そして、その眠っている潜在能力が引き出された力がシンカパワーではないかと解釈されている。
専用能力
シンカパワー
非進化のレクスターズが所持している専用能力。シンカパワーを持っているクリーチャーが進化した時に何かしらの能力が起動する。
進化先のクリーチャーがcip能力を所持していた際には好きな順番で効果の処理が可能。
場に出た時の進化にのみに対応するので、マナ進化やら墓地進化やら手札進化やらで効果を起動することはできないが、侵略には反応可能。
スター進化
レクスターズの進化クリーチャーが所持している進化。レクスターズを指定した進化と文明指定による進化のどちらかを進化条件にしている。
最大の特徴としては、場を離れる際に置換効果で進化元となったカードを場に残すことが出来る。
過去の例で言えばあの《太陽王ソウル・フェニックス》の能力に性質は近いが、あちらと違って置換効果による除去には無効化されるという点でやや劣る。しかし、スター進化の除去耐性は能力では無くスター進化クリーチャーに付随するルールである為、あちらと違って能力を無効化されていても進化元を残すことができる。
スター進化をプッシュする必要があったためか、進化クリーチャーの一番上のカードを剥がす動作である「退化」に関するルールが大幅に変更された。
説明すると長くなるので詳細は公式やDM Wikiを各自で参照して欲しいが、このルール変更によって退化デッキの状況は大幅に変わることに。
つまり、スター進化はある意味ではDMの歴史に変革をもたらした存在と言える。
アニメ版では進化元とスター進化クリーチャーカードが切り結ぶ演出がなされている。一部のクリーチャーは進化プロセスも披露してくれるので、変身ヒーロー物が好きな人は一見の価値あり。掛け声は「カモン、王来!*4スター進化!」
S-MAX進化
王来MAXにおける新たなキーワード能力。
「自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊するか、自分の手札から《同名カード》を1枚捨てる。」という敗北回避効果であり、最大の特徴は進化元が不要という点。
そして、そのコンセプトはプレイヤー自身が進化(すなわち変身)するというもので、上述の敗北回避効果もスター進化の耐性の対象がプレイヤーになったようなもの。
また、プレイヤーそのものであるため、バトルゾーンに1体しか存在できない。
鬼レクスターズバージョンとして、鬼S-MAX進化も存在する。こちらでは敗北回避に加え、自身の退場回避も可能だが、その条件が「バトルゾーンの表向きの3枚のカード*5を墓地に送る」になっている。
主なカード
ボルシャック・モモキングNEX KGM 火文明[ジョーカーズ] (6) |
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アーマード・ドラゴン/レクスターズ 9000+ |
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) |
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする) |
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがレクスターズまたは火のクリーチャーなら出す。それ以外なら墓地に置く。 |
攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+2000する。 |
ボルシャックカテゴリのモモキング系列のクリーチャーであり、モモキングと《ボルシャック・NEX》の合体クリーチャー。
ボルシャックを連想させる墓地参照のパンプアップやボルシャックなのに《紅神龍バルガゲイザー》を連想させる踏み倒しを持つ。
更にパワード・ブレイカーとなっており、パワー次第でブレイク数が変動する。
素のパワーの高さのおかげで最低でも2枚ブレイクできる上に、パンプアップによってパワード・ブレイカーの攻撃力を上げやすく、進化クリーチャーなので召喚酔いによるタイムラグも発生しない。ただしパンプアップは自身の攻撃中のみなので、返しのターンには用心すべきだろう。
ボルシャックやNEXのカテゴリに属しているため、専用デッキを想定としたサポートにも恵まれている。
マニフェスト <マルコ.Star> SR 水文明 (4) |
スター進化クリーチャー:トリックス/サイバーロード/レクスターズ 8000 |
スター進化:レクスターズまたは水のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、他のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
このクリーチャーが攻撃する時、カードを3枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。 |
マニフェストが《エンペラー・マルコ》と合体したスター進化クリーチャー。
cipによる敵味方問わない幅広いバウンスとアタックトリガーによる手札補充兼手札交換による墓地肥やしを行う。
スター進化によって除去されても場の数を残しやすい点や手札補充の強力さから、ビートダウンデッキには色が合えば投入したい存在。
4コストというコスト設定も軽く、2コスト域に多いコスト軽減系のカードから綺麗に繋がりやすい数字となっている。
イラストはマルコの要素は薄い……というかぶっちゃけ言われないと気づかないレベルなので《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》におけるダイナボルトのコスプレの頑張りっぷりと比較して呆れられることも。
一応能力的にはドロー要素があるのでマルコ要素はあると言えばあるが、どちらかと言うと《プラチナ・ワルスラS》に近い。
実はこのクリーチャーは《マニフェスト <ワルスラS.Star>》の可能性が存在する…?とか言っていたら《キユリ<ワル.Star>》が登場した。
青守銀 ピアチェレ C 光文明 (2) |
クリーチャー:メタリカ/レクスターズ 2000 |
シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。 |
DMRP-17における2コストのコモンのシンカパワーサイクルの1枚。進化時に相手のクリーチャーを1体タップさせる。
単純に進化クリーチャーでタップキルを狙うことや進化クリーチャーで攻勢する際に邪魔なブロッカーの動きを封じるなどで幅広く役に立つ。
かぐやば姫 C 自然文明[ジョーカーズ] (3) |
クリーチャー:ジョーカーズ/レクスターズ 3000 |
このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。 |
スター進化でもなければシンカパワーも持たないタイプのレクスターズ。マナ召喚が可能なシンプルな性能。
スター進化をしたくても進化元が場や手札に存在しないという場合に対応できるという点で便利なレクスターズ。
イラストもジョーカーズにしては珍しくアイドルカード的な方面での愛らしさを持つ。
追記・修正は、過去の歴史の偉人と魂を共鳴させてその偉人のコスプレをしてからお願いします。
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- 罰怒ブランド復活を見るにサッヴァークやデスザーク果てはジョラゴンの復活もありそうなんでジョニーとジョラゴンが鬼丸「覇」を継承する者とばかり思っていたのだが鬼丸と修羅丸は正義星帝に力を継承させてしまったからなぁ。ジョニーとジョラゴンは誰の力を継承するんだろう -- 名無しさん (2021-04-27 20:32:37)
- 個人的にはモルトとガイギンガではないかと睨んでいる -- 名無しさん (2021-04-27 20:39:38)
- スター進化(笑)って感じだったのに使われると意外と強え… -- 名無しさん (2021-04-27 22:06:36)
- 進化クリーチャーの欠点の「離れると二枚以上のディスアド」が解消されてるからなスター進化。進化元も結構な強力カード出てるわけで…元敵勢力でも力を貸してくれてるのはやっぱり歴史を破壊する奴らには反発してるって感じなのかな -- 名無しさん (2021-04-27 22:27:44)
- ↑↑↑↑そもそもブランドは死んでないからサッヴァークやデ・スザークとは事情が異なる -- 名無しさん (2021-04-27 23:12:21)
- ↑4 残念ながらガイギンガは超獣王来列伝にいるクリーチャーなのでディスペクターにされているのはほぼ確定。実際王来篇1弾のFTでボルシャックが明言してる -- 名無しさん (2021-04-28 01:02:31)
- ジョラゴンがドギラゴン、ジョニーがモルト、モモキングがラスト・ストームとか? -- 名無しさん (2021-04-28 10:38:38)
- ジョニー〈シーザー.Star〉とジョギラゴン〈GILL.star〉で -- 名無しさん (2021-04-28 16:13:15)
- モルトはアイラがディスタスになってることを考えるとディスペクター陣営になりそうな予感 -- 名無しさん (2021-04-28 16:17:40)
- 「過去の英雄の魂と心を通わせ、その力を武具として纏い借りる」ってオーバーソウルみたいなものか……? -- 名無しさん (2021-04-28 19:01:34)
- 邪推だけど、王来篇って新章のクリーチャーで新章以前のクリーチャーをメッタメタにやっつけることそれ自体が目的なのでは…? -- 名無しさん (2021-04-29 01:51:53)
- 速報!彼らはディスペクターから開放したクリーチャーの力をそのまま継承する模様!これならガイギンガをジョラゴンが継承できる可能性もワンチャン! -- 名無しさん (2021-05-15 23:43:10)
- ↑8 何か新パックの情報見たら普通にサッヴァーク戻って来てるんだが -- 名無しさん (2021-05-23 20:25:18)
- 普通にサッヴァーク生き返りましたね……ってことはデ・スザークも生き返る? -- 名無しさん (2021-05-23 20:28:37)
- そもそもサッヴァークっていつ死んだんだっけ… -- 名無しさん (2021-05-23 21:32:06)
- 確か漫画だと零龍にやられたはず -- 名無しさん (2021-05-29 16:44:03)
- 久しぶりに特殊種族がメリット持ちになったな 革命軍以降の特殊種族だいたいいいとこフレーバー止まりが多かったし(ドラゴンギルドはメリットでしかなかったが) 他文明スター進化を使えるのマジでありがたい -- 名無しさん (2021-06-01 20:03:01)
- 上でジョニーとジョラゴンの話が出てるけど、王来篇じゃくていいから二人は復活して欲しい。じゃないと、体のいい言い訳の元ストーリーから追放されたことになってかわいそうだし。 -- 名無しさん (2021-06-01 20:23:39)
- ↑ ガイギンガがモモキングに継承されてしまった…これはジョラゴン復帰絶望的か?まぁメタいこと言ってしまうとジョラゴンをアニメから追放したのはジョラゴン規制の前触れだったのかも -- 名無しさん (2021-07-03 20:27:20)
- ↑むしろジョラゴン・モモキングとか出すんじゃない? -- 名無しさん (2021-07-03 20:30:24)
- ガイアハザードや王国はともかく、新章闇文明までが協力し、力を貸す英雄も禁断や侵略者、五体の王など悪役が多いあたり、ディスペクターが善悪関係なくやべーやつって印象が高まりつつある -- 名無しさん (2021-09-06 10:56:39)
- デュエプレの調整版エンペラー・マルコがマルコstarに似た効果になってて草。そっちから継承してたのかよ…… -- 名無しさん (2021-09-06 11:04:51)
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*2 厳密には革命ファイナル→新章、超天篇→十王篇のタイミングで世界観が若干変化しているので少し違う
*3 というか、興味深いことに、英雄の多くがかつての敵やライバルだったクリーチャーであり、逆にかつての主人公格の大半がディスペクターやディスタスにされている。
*4 王来篇と「オーライ」を掛けている。
*5 アニメを見る限り、進化クリーチャーの進化元も含めても良い様子。
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