登録日:2021/01/27 Wed 22:41:52
更新日:2024/05/24 Fri 13:36:27NEW!
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scp foundation tale 財団用語解説 scp foundation tales 財団tale
Foundation Tales/財団Taleはシェアード・ワールド『SCP Foundation』におけるSCPオブジェクト・GoIフォーマットと並ぶ公式サイト上の創作種類の一種*1。
単に『Tale』と呼ばれることが多く、本稿でも以下はTaleとのみ表記する。
▷ 目次
概要
Taleは『物語』を意味する単語である。
SCP報告書が収容したオブジェクトについての説明を綴った『財団内の公式な報告書』であるのに対して、
Taleは財団世界や特定のいくつかのオブジェクト、また財団世界に生きる人々を主眼にした物語である。
基本的には掌編~短編くらいの長さのものが大半だが、
稀に中編くらいの長さのものもあり、シリーズハブと言う形で事実上の長編作品となるケースもある。
オブジェクトそれ自体を主眼としないものもあり、普段オブジェクトだけに囚われた目とは違う景色を描くことも可能。
このため、TaleもTaleで財団世界を理解するのには重要なファクターとなる。
SCP報告書が「フォーマット」というものが存在し、それを逸脱した項目が「フォーマットスクリュー」と呼ばれるのに対し、
Taleは読み物として読むに耐えうるものであれば形式を問わない。
『SCP-173のRevised Entry』や『SCP-0166』などのようにSCP報告書と同じ形式を取るTaleすらある。
長さも自由であり、『やりかけの仕事3』なんかは隠し文字を含めてさえ100字も行かない。
Taleは『二次創作』?
Taleはしばしば『公認二次創作』と称される。
SCP報告書と同じ本サイトにて投稿されている以上『アニヲタwiki(仮)でそれをメインとした項目の作成を禁止される対象の二次創作』ではないが、
実際本来のSCPにない物語や報告書の内容にはない部分の補完、場合によっては報告書から逸脱した特性を示すケースもあり、
またSCP報告書以上に個々人のヘッドカノンが強く押し出されるためそう呼ばれる事が多いのである。
これは本報告書とは別の人がTaleを執筆することが多いからというのもあるが、
「もとの報告書を執筆したサイトメンバーが直々に書いたTale」でさえ報告書とは違う振る舞いをするケースが有り、
旧SCP-1548のTale『5700 Years Later(5700年後)』やSCP-2006のTale『The Meaning of Fear(恐怖の意味)』などが代表例。
前者はKeter級実体でほぼ地球オワタな存在に対し、「人類に友好的な1548の同類が1548を追い払ってくれました」というオチがつき、
後者は「基本おバカなはずの2006がTaleにおいてはめちゃくちゃ高度な哲学を述べ始める」。
こういうことから特定のTaleの描写をもとにオブジェクトについて議論するのはあまり好ましいとは思われておらず、
「あのTaleではこうだったよね」とか述べると「ああ、あのTaleではな」とやんわりと苦言を呈されたりする。
Taleによってはカインがクソトカゲとアベルを2体まとめて鎮圧することすらある(『戦士アベルと1600万色ぐらいに光るドラゴン』)。
カインがいくら人外といっても2体の「これ以上強いチートオブジェクトを作っちゃ駄目ですよ」ラインを超えることはないだろうが、
「面白いからヨシ!」とTaleであれば許されたりするのである。
しかし、「すべてのTaleがSCPを理解する上で無視していいわけではない」という点もまた重要だったりする。
例えば、シリーズハブの中核を構成している作品にTaleが据えられているケース(『Class of '76』など)があるが、
こういったケースではTaleも読んでいないとSCP側が理解できないケースも有る。
極端な例だとSCP-1000-JPのように「報告書側がカバーストーリーであり、Taleで本当のことをネタバラシ」というケースすらある。
シリーズIII以降、シリーズCN-II以降、シリーズJP-II以降のオブジェクトはシリーズハブ内Taleの描写が前提となったオブジェクトが増加しており、
この辺りのオブジェクトは必ずしも「TaleはTaleだから」が通用しなくなりつつある。
また、アノマリーの登場しない、ないし登場はするけどメインテーマではないTaleもあり、
財団職員や一般市民が財団世界においてはどういう生活を送るのかなどを語るという、
世界を理解し楽しもうとするには重要なファクターとなるものもある。
SCPだけでなくTaleもぜひ読んでほしい。
報告書それ自体が物語性を有するケース
さて、かつては『SCP報告書』と『Tale』は役目を分けられていた。
報告書は報告書、TaleはTaleという形であり、報告書がストーリー性を持たされるケースは少なかった。
といっても最初から少ないと言うよりは、ごく初期こそlol的なオブジェクト記事は多かったが、
その大半が剪定されてしまったからである。
しかしシリーズIII以降、オブジェクトの補遺でストーリーが展開されるケースが増えている。
SCP-2273は最もわかり易い例で、あくまで補遺が別ページとなっているが、Taleと同等レベルの物語が展開される。
SCP-2039もオブジェクトの異常性の根源として、メイベルの思い出話が展開される。
サーキック・カルト系の記事は各記事がストーリーを持っているケースが多い。
シリーズVIのトップバッター、SCP-5000に至っては、オブジェクトそれ自体の説明はあっさり終了する。
あとはそのオブジェクトに記録された情報がずっと続くのだ*2。
この傾向は旧来のSCP Foundationを求める層*3からは反発もあり、
RPC AuthorityやThe Chaos Insurgency*4をはじめとする多くの分派・派生創作が生まれるきっかけになったりもしている。
他方で、「アノマリーが生まれる以上はその根源を調べるのは財団に限らず当然の行動なのではないか」としてこれを歓迎する一派も登場しており、
このあたりは人によるというところなのだろう。
Tale紹介
マリアナ海溝から回収された文書
彼は止まり、私を見て、笑った。「なぜ出来ないと? 前にもやったんだぞ」
GH-0 "デッドグリーンハウス"シナリオを描いたTale。
『マリアナ海溝から回収された文書』という体を取った、「再起動される前の世界」の一市民の視点を描いたもの。
財団職員と思しき男が「ブーツを履き直す(=再起動)」などの言葉遊びも秀逸。
黒、白、黒、白、黒、白、灰色
昨日
俺は三人の男たちが血と糞と光に満ちた部屋で死ぬのを見た。一人がくしゃみをしただけで奴らは死んだ。
今日
また別の三人が部屋へと入る。安いモップとそいつら全員の命だけを持って。
財団世界における、財団職員たちの日常を散文詩の形式で綴ったTale。
淡々とした語り口ながら、職員のある種の苦悩を読み取れる。
メアリー・スーその人
エージェント・ドクター・メリー・スゥーは財団が知る中で最も偉大な研究者にして工作員でした。そして年齢は17歳、最年少でもあったのです!彼女は驚愕の年を経て財団に加わりました。ウエストポイントで4年分相当の勉強をまとめて主席で修め、絶対最も物理的に完璧な生徒として注目されたのです。
財団に超優秀な研究者にして、超優秀なエージェントにして、超絶美少女メリーが現れた!
彼女はありとあらゆるオブジェクトの問題を平和裏に解決。
そんなある日、メリーはクソトカゲの収容に取り掛かるが……?
チャウダークレフ
ジョー・ナイフは女の子を壁に押さえつけ、醜悪でよだれを垂らした顔を嘲笑に歪めながら彼女のスカートをめくり上げた。「心配するこたぁない。」彼は冷笑した。「酷く痛めつけること請け合いだぜ。なんたって俺は強姦魔だから、ヤることと言ったらレイプかそんなような事だ。」
次の瞬間、彼は一皿のチャウダー ──美味しいハマグリとジャガイモたっぷりで湯気立ち、また程良く火が通っており、オマケに食感と風味付けのため沢山の細切りセロリが入っている── によって打ち倒された。
SCP-732の影響を受けたクレフ博士の人事ファイル。
何故かクレフ博士が単に超有能なだけでなく、ハンサムな男として描かれている。
そしてなぜか夜になると、チャウダーで街の悪党どもを打ち倒すのだ!
……当然、当の人事ファイルを改竄されたクレフ博士は当惑しながらも元の人事ファイルを復旧しようとするのだが、
ラストで衝撃の結末が――!
静かな森
日本支部で制作されたtale。
サイレント形式の漫画であるためアートワークの分類にも含まれている。
あるSCPが静かな森で出会ったある少女とのお話。
独白、あるいはモノローグ
日本支部のtale。
夢を見ていた/見させられていた二人の少女の独白、
あるいはある先生のモノローグ。
追記、修正、お願いします。
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Revised Entry
by FullHazard
http://www.scp-wiki.net/revised-entry
http://ja.scp-wiki.net/revised-entry
SCP-166
by UraniumEmpire
http://scp-wiki.wikidot.com/scp-0166
Unfinished Business III
by TroyL
http://scp-jp.wikidot.com/unfinished-business-iii
5700 Years Later
by Von Pincierhttp://www.scp-wiki.net/5700-years-later(削除)
http://ja.scp-wiki.net/deleted:5700-years-later(保管)
The Meaning of Fear
by weizhong
http://www.scp-wiki.net/the-meaning-of-fear
http://ja.scp-wiki.net/the-meaning-of-fear
戦士アベルと1600万色ぐらいに光るドラゴン
by Kiryu
http://scp-jp.wikidot.com/af2020jp-gaming-kusotokage
Document Recovered From The Marianas Trench
by Dr Gears
http://www.scp-wiki.net/document-recovered-from-the-marianas-trench
http://ja.scp-wiki.net/document-recovered-from-the-marianas-trench
black white black white black white black white black white gray
by tunedtoadeadchannel
http://www.scp-wiki.net/black-white-black-white-black-white-black-white-black-white
http://ja.scp-wiki.net/black-white-black-white-black-white-black-white-black-white
Mary Sue Who
by AdminBright
http://scp-wiki.wikidot.com/marysuewho
http://scp-jp.wikidot.com/marysuewho
Chowderclef
by DrClef
http://www.scp-wiki.net/chowderclef
http://ja.scp-wiki.net/chowderclef(翻訳)
静かな森
by ikuragunkan
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独白、あるいはモノローグ
by FeS_ryuukatetu
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- 「大連合」って本家のTaleはヘッカ衝突もあるだろうけど、自分は好きだったな。「隕石の落下」という「何の異常もない非異常のものだが、人類を滅ぼす危険性のあるもの」に対して財団はどのように対処するのか?って部分が。 -- 名無しさん (2021-01-27 23:00:01)
- 大怪獣決戦テイルはぜひ他のメディアで見てみたいと思った -- 名無しさん (2021-01-27 23:18:59)
- 1600万色に光るドラゴン……? -- 名無しさん (2021-01-28 00:26:09)
- ↑間違いなく256*256*256色のゲーミングドラゴン -- 名無しさん (2021-01-28 14:38:20)
- 106なんか作者自ら正体やら起源やらを混乱させてくるtaleお出ししてくるからな。 -- 名無しさん (2021-01-28 14:48:43)
- ゲーミング682とかいう発想… -- 名無しさん (2021-01-28 14:53:14)
- アドレスがゲーミングクソトカゲですから…… -- 名無しさん (2021-01-28 18:55:32)
- taleだからって軽い気持ちでしんにを読んだ時マジでビビった -- 名無しさん (2021-01-28 18:59:46)
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*2 このため、SCP-5000の考察のひとつに「そういう映像を記録しているだけ/作られた映像である」という身も蓋もない考察がある。
*3 先程も言ったとおり、旧来といってもlolFoundation時代はオブジェクトとストーリーは結構不可分であり、Wikidot移行直後の頃を指すことになるわけだが。
*4 SCPにおけるカオス・インサージェンシーを元ネタにした創作コミュニティ。
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