登録日:2020/12/14 Mon 18:52:11
更新日:2024/05/23 Thu 13:00:47NEW!
所要時間:約 8 分で読めます
▽タグ一覧
ac ac2 ac2aa 生体兵器 昆虫 虫 機械生命体 火星 正体不明 フライトナーズ 弱いボス 無人機 量産機 物量戦 ザコ敵 ボス ラスボス レオス・クライン ジオ・マトリクス フォボス ディソーダー 有人機
ディソーダーとは、フロム制作のメカアクションゲーム『アーマード・コア』シリーズに登場する敵キャラ群。
『ARMORED CORE 2』(以下、AC2)
『ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE』(以下、AA)
に登場する。
●目次
概要
AC2の舞台である火星に出没する謎の無人装甲兵器。
人類が火星に移住している火星社会の最初期から確認されており、火星の各地に現れては様々な被害をもたらしている危険な存在。
その種類や大きさは多岐に渡り、四足型から人型、飛行型など様々なタイプのディソーダーが確認されているがどれも昆虫に似た姿や生態を持っている。
姿かたちは明らかに機械であるものの、ACのバイオセンサーに反応することから装甲の内部は何らかの有機質で構成されていることが考えられる。
数が極めて多いために全てを駆除しきるのも難しく、火星社会にとってはまさに迷惑な害虫としか言えない存在であるが、ジオ・マトリクスはこの無人兵器を解析・技術利用するため研究に熱心であり、人工的にディソーダーの開発にも漕ぎつけている。
一見、自律的に活動する無人兵器のように見えるが、実際はディソーダー全体を制御する司令塔的な中枢があるのではないかとされており、火星の衛星フォボスにその制御装置が存在していた。
その正体とは?
ディソーダーの正体は一切が謎に包まれているが作中の火星では未知の古代文明が存在していたことが示唆されており、人工建造物や遺跡が発見されていることからディソーダーは古代火星文明の番人的存在では? という見解がジオ社の前身であるムラクモ・ミレニアムによって成されている。
事実、フォボスにはディソーダーを制御できる装置が存在していたためにその可能性は高い。
……だが、果たして本当にディソーダーが火星文明の遺物であったかは疑問が残る。
何故なら、ディソーダーは火星だけでなくAAの時代では地球においてもその存在が確認されているからだ。
別の見解として、地球政府所属の統治機関LCCの研究によれば大破壊以前に国家主導で行っていた火星第一次テラフォーミング計画(AC2の時代から130年近く前)においてAIを搭載した無人作業機械が送り込まれており、これらが火星環境に適応・自己複製を繰り返して進化したものではとも言われている。
本当に未知の文明の産物ならジオ社が短期間で解析に成功したというのも実に不自然極まりなく、その大元はやはり地球人類の手によって生み出された存在である可能性も捨てきれない。
AAの時代では地球の遺跡において小型ディソーダーを量産する供給装置が発見されており企業の策略ではないと見られていること、ジオ社の依頼で侵入したムラクモの廃棄施設にも出没したことから企業達が独自に持ち帰って量産したとも考えにくい。
ちなみにそのムラクモの施設に出てきたディソーダーは金属を腐食させる毒ガスに耐性を持っており、初代ACに登場した毒ガス基地にも同様の耐性を持つ無人兵器が登場したことから、やはり何らかの関連があると思われる。
結局、その正体は作中では明かされず謎に包まれているものの様々な状況証拠から、かつて大破壊後に地球の地下世界を裏から支配し、大破壊前の高度なロスト・テクノロジーを所有していたあの組織が関わっていた可能性も考えられる。
事実、彼らが未だ生き延びていることを示唆する描写も見受けられている……。
以下、作中に登場したディソーダー
登場するディソーダーはどれも昆虫をイメージしたような姿をしており、名称もそれに準じている。
作中では生体兵器として扱われているため、バイオセンサーを搭載していないACではロックオンすら不可能という厄介な存在。
●アーマイゼ
●ビーネ
ドイツ語で『アリ』を意味する。
四足の小型ディソーダーで、背部のラインビームを武器にしている。
大・中・小と大きさもそれぞれ異なっており、小さいタイプには背の高いACのブレードが外れることもあるので意外に厄介。
単体では弱いザコ敵だが、数に物を言わせた物量で攻めてくるので集中攻撃を受けると非常に痛い。
ビーネの方はアーマイゼに酷似した同じ四足型のディソーダーで緑色のアーマイゼと違ってこちらは赤い色をしている。
名前はドイツ語で『ミツバチ』の意味。
武器も同じだがこちらの方が能力が高い。赤いから能力が3倍というわけでもない。
こちらはカラサワの直撃にすら耐えるのでエネルギー武器より実弾の方が有効。
●ソートレル
フランス語で『キリギリス』を意味する。
赤い装甲をした逆関節二足の中型ディソーダーでアーマイゼ、ビーネよりもそこそこ早く動き回りながら三門のレーザーを連射してくる。
ジオ社が研究のために捕獲したものを輸送していたが、エムロードの依頼を受けて襲撃した輸送車から動き出したものを撃退することになる。
●ツィカーゼ
ドイツ語で『セミ』を意味する。
青い装甲の小型ディソーダーで、空中を浮遊するのが特徴。
武器は拡散ビームで近距離で当たると痛いが、能力的にはアーマイゼやビーネと変わらないので大したことはない。
●プレディカドール
スペイン語で『カマキリ』を意味する。
赤い装甲の戦士型ディソーダーで、ディソーダーでは珍しくほぼ人型の姿をしているのが特徴。
戦士型だけあってこれまでのディソーダーと比べると戦闘能力が高く、ソートレルよりもさらに素早くジャンプ移動を駆使しながら遠距離では衝撃力のある拡散レーザー、接近戦では両腕のレーザーブレードと本格的な武器で攻めてくるので結構手強い。
●マリーエーケンファー
ドイツ語で『テントウムシ』を意味する。
なお、綴りの「Marienkafer」を見ても分かる通り、正しい発音は「マリーエンケーファー」である。
六足の巨大ディソーダーでACの数倍もの巨体を誇る。
両腕の巨大なビームキャノンを主な武器にしており、複砲のレーザービームの連射と合わせて凄まじい正面火力を誇る。
だが、戦闘場所が狭いトンネルの中でしかもほぼ動かず完全な置物と化しているので接近してしまえば何も怖くない。はっきり言って見掛け倒し。
ディソーダーを研究していた火星のジオ支社は火星社会を独占支配しようとこいつや熱核ナパームミサイルを切り札に地球本社から一方的に独立(実質的にはテロ化)しクーデターを起こした。
ちなみに天然のディソーダーはエネルギー兵器を武器にしているのだが、こいつだけは実弾のバルカンを装備している。恐らく回収したジオ社が追加したのだろう。
人工ディソーダー
ジオ社が技術利用&火星社会の支配のために研究していたディソーダーを人工的に開発したもの。
どれも大型のタイプで性能は天然ディソーダーよりも極めて高い。
事実上、AC史上で唯一の生体兵器がラスボスという変わった展開にもなる。
●リュシオル
フランス語で『ホタル』を意味する。
人工ディソーダーのプロトタイプで、ブーストで空中を自在に動き回る移動要塞のようなもの。
宇宙ステーションハンマーヘッドや衛星フォボスと2回戦う中ボス的存在。
武装もかなり充実でグレネード、ミサイル、バルカンとディソーダーでは唯一の実弾メイン。
弾幕も激しいのでミサイルを使ってさっさと倒してしまいたい。
「全ては理想のため……復活のため……」
「消えろ、イレギュラー!!」
●スカラバエウス
ラテン語で『コガネムシ』を意味する。
衛星フォボスの最終局面で登場するラスボスの第一形態。
反乱を起こした特殊部隊フライトナーズの隊長、レオス・クラインが搭乗している。
マリーエーケンファーに匹敵する巨体でフロート型の脚部で不規則に飛び回り、両腕のマシンガンに加えてレーザービームやロケット弾、ミサイルなどを満載した巨大なバックユニットから猛攻を仕掛けてくる。
しかし攻撃はミサイル以外はそこまで激しくなく巨体の割にマリーエーケンファーのビームキャノンより地味なレーザーに劣化しているので、迫力に欠けるのでやや見掛け倒し気味。
図体がでかくて攻撃を当てやすいので、接近してロケットやレーザーブレードで連撃すればあっさり倒せる。
●フィリアル
ラテン語で『子世代』を意味する。
ラスボスの第二形態で、スカラバエウスを撃破すると出現する人型のディソーダー。
スカラバエウスはいわば外装で、フィリアルはコアユニットに相当する。
頭部にはポニーテールを髣髴としたパーツが伸びており、細身の姿も相まってどことなく女性的なフォルムが印象的。
プレディカドールのように頭部には拡散レーザー、両腕にレーザーブレードを装備し、オービットキャノンまで装備している。
更にブースト移動もするので動きもさらに素早い上、こちらの側面から死角に向かって移動する特徴があるため、ロックから外れやすい。
距離を離してもオーバードブーストで高速移動して詰めてくるため、引き離すのも難しく衝撃力が高い拡散レーザーでじわじわと削ってくるので長期戦になると極めて不利。
しかし、ミサイルが弱点であり特にコンテナミサイルは適当に垂れ流すだけであっさり沈んでしまうので弱いラスボスとされている。
実はあまり知られていないが、フィリアルにはミサイル迎撃装置のレーザーが備わっており、攻略本などにもデータが載っているのだが何とその発動確率はたったの8%!
産廃どころの話ではない存在しないも同然な代物で、こちらが撃った大型ミサイルを稀に撃墜する程度のことしかできない。
一説では元々80%だったのが、バグで数値を打ち間違えてこんな産廃以下の性能になったのではと推測される。それくらいの性能だったらラスボスの威厳も保てただろう。
チートなどを使ってこの迎撃装置を80%に直してみると、こちらのミサイルを悉く無力化してくる強ボスへと劇的にパワーアップするため、やはりバグであった可能性が高い。
追記、修正はディソーダーを全て撃破してからお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- これまた懐かしくコアな項目が……リュシオルは回避の覚束ないガチタン初心者の自分により高火力のゴリ押しでトラウマを植え付けてくれた因縁深い相手だった。 -- 名無しさん (2020-12-14 19:29:56)
- マリーエンケファーって覚えてたw -- 名無しさん (2020-12-14 20:01:38)
- フィリアルの件だが、もし80%のままだったら殆どの人がふるい落とされて投げ出してただろうな……それを考えればマシな方かな……(遠目) -- 名無しさん (2020-12-14 23:10:12)
- 火星開拓の時代になっても桁の打ち間違いのようなミスはなくならないんやな…これが人類のサガ -- 名無しさん (2020-12-15 09:03:01)
- 高性能のミサイル迎撃装置を持っていたとしても、結局は大ロケに殴り倒される運命だと思う<フィリアル -- 名無しさん (2020-12-16 01:15:49)
- 大ロケ積んでも中途半端な構成だと死角からなぶり殺しにされるからどのみち無理ゲー -- 名無しさん (2024-01-11 19:21:56)
- 続き、当てられたらの話だけどね。少なくともオービットのせいでゴリゴリ削れるからダメージレース圧倒的に不利 -- 名無しさん (2024-01-11 19:26:19)
#comment(striction)
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧