ガリレオ(ドラマ)

ページ名:ガリレオ_ドラマ_

登録日:2020/06/17 Wed 06:37:37
更新日:2024/05/17 Fri 13:37:58NEW!
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実に面白い。



『ガリレオ』とは、かつてフジテレビ系列で放送されていたミステリードラマである。



概要


東野圭吾原作の推理小説『ガリレオシリーズ』を原作とした月9ドラマ。
福山雅治演じる物理学准教授の湯川学が、警視庁刑事の内海薫や岸谷美砂の依頼を受け、超常現象にしか見えない事象を科学的に解明し事件を解決していく。
原作では湯川の相棒となる刑事が草薙俊平であったが、第1シーズン第1話で警視庁に栄転しているため本作での出番は少ない。


犯人や動機よりも犯行方法、即ち「ハウダニット」が重視された作品の為、ノックスの十戒の第四則「未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない」を意図的に破る形で作品が作られている。


本作の音楽は湯川役の福山雅治が担当。
本作のテーマ曲「vs. ~知覚と快楽の螺旋~」は、福山氏が原作を読んだイメージをそのまま曲にしたものであり、タイトル以外でも湯川が数式を書きまくるシーンで使用されている。
各シーズンの主題歌も内海役の柴咲コウと「KOH+」というユニットを組み作成している。


本作はミステリードラマであるが、犯人当てよりも超常現象を解き明かすのに時間を費やしているので、『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』等のような「倒叙形式」に近い形式で話が進んでいく。
『古畑任三郎』のように毎回豪華芸能人が出演しているが、犯人役に限らず目撃者や証言者等事件のキーパーソンとして登場する事もある。


原作ではレギュラーキャラクターが少なかったが、ドラマ化に当たり本作では多くのドラマオリジナルキャラクターが登場している。
また、湯川の代表的な台詞である「実に面白い」や、謎を解き明かす時に数式を書きなぐり、その後に取るポーズもドラマオリジナルである。


トリックはほとんどが原作準拠であるが、エピソードの一部は各ゲストキャラクターの設定や事件の流れ等がドラマオリジナルとなっている場合がある。
特に『壊死る』『霊視る』『爆ぜる』『曲球る』『偽装う』は基本部分以外を全て変更したオリジナルエピソードとなっている。
他にも「助教授」が「准教授」となっていたり等、時代背景に合わせて細かく変更が加えられている。


劇場版は『容疑者Xの献身』、『真夏の方程式』『沈黙のパレード』の3作が作られており、一部登場人物以外は原作に準拠したものとなっている。
ドラマでお馴染みだった湯川の「実に面白い」というセリフや数式を書きなぐり推理を整理するシーン等もなく、ドラマ版と比較するとシリアスな雰囲気で話が進んでいく。
『容疑者Xの献身』は海外でリメイクされている。


余談だが、原作の『容疑者Xの献身』は発表直後から本格ミステリー作品として人気を博したが、これに対して他の推理作家から「この作品は果たして「本格ミステリー」と言えるのか?」という疑問を投げかけられ、結果的にミステリー作家・ミステリーファン全体を巻き込んだ大論争となった。


ゲーム化もされており、トムキャットシステムが推理アドベンチャーゲームとして発売している。
収録エピソードは、第1シーズンで高評価だった『燃える』『壊死る』『予知る』『爆ぜる』の4作だが、ストーリーはゲーム用に若干変更されている。



登場人物



  • 湯川学

演:福山雅治/三浦春馬(大学時代)
本作の主人公。
帝都大学理工学部物理学科准教授で第13研究室所属。
眼鏡をかけた容姿端麗な人物で、頭脳明晰かつスポーツ万能なため女子学生から絶大の人気を得ている。
しかし理系特有の理屈屋であるうえにマイペースな面もあるので、学生時代からの付き合いである草薙には「変人ガリレオ」と呼ばれている。
インスタントコーヒーを好んで飲んでいるが、単に「レギュラーコーヒーを入れる時間が無駄だから」という合理的な理由で好んでいるだけで、自販機のコーヒーを飲んでいる描写もない。
好物はオクラや納豆等のねばねばしたもの。


「全ての現象には必ず理由がある」という持論のもと、怪奇現象としか思えないような事象を科学的に解き明かしていく。
そのため「あり得ない」という言葉に敏感であり、内海等が超常現象の概要を話した後でその言葉を聞くと、世界中で報告されている事例をスラスラと話してから謎の解明に乗り出す。
基本的に事件よりも超常現象に興味があるため、よっぽどの事が無い限り事件そのものには関心を持たない。


「人間の感情は非科学的である」という考えを持つが、内海を怒らしてしまった時には不器用ながらも謝ったり、内海が傷心した時には同情する様子を見せたり等、非人情な人間というわけでもない。
また、彼のマイペースな行動はコミカルな要素としても描かれている。
「子供は非論理的だから」という理由で幼い子供が嫌い。
子供が走って来ただけで「近づくな!」と拒絶し、見つめ合うだけで蕁麻疹が出る。
女子高生と接した時は蕁麻疹が出なかったあたりを見ると、それなりに論理的思考ができる相手ならば未成年でも問題なく接することができるようだ。


超常現象としか言えない事象に遭遇した時に「実に面白い」と興味を示したり、簡単に解明出来ないと分かると突然笑い出し「さっぱり分からない」と笑顔になる。
また謎が氷解した時には頭の中を整理するために所かまわず数式を書きなぐり、左手をフレミングの左手の法則のような形にして眉間に当てる。
だがその場で説明せずに「まだ仮説の段階だ」と言い、自分の仮説を立証するために大掛かりな実験を開始する場合もある。


【原作にて】
基本的に立ち回りは同じだが、数式を書き殴った後ポーズを取るシーンはない(ドラマから逆輸入される形で、『偽装う』にて一度だけ披露したのみ)し、「あり得ない」という言葉を普通に連発したりもする(因みに「実に面白い」はさらっと言ったことがある)。
また女子学生から絶大な人気を誇るような描写も殆どない(ただし容姿が整っているという描写はあり、モテないわけでもないらしい)。
しかし女性から色仕掛けを食らった時は戸惑いを見せておりどちらかと言うと女性慣れしていないタイプのようだ。
自動車免許は持っているが、運転はもっぱら草薙や内海に任せて本人が運転するシーンが全くなく、ペーパードライバー疑惑があり、原作内でも実際にその件について言及されている。(本人は一貫して否定し続けているが。)
初期はどんな時でも自分のペースを崩さない飄々とした性格として描かれていたが、意外と情に厚い部分を見せていくようになり、トリックを解明する段階で事件の背景事情を知ってしまい、犯人に肩入れしてしまう事も。
その事であくまで罪は罪と職務に忠実な草薙と意見がすれ違い、険悪な仲になっていた時期も。


原作でも役職は准教授(助教授)だが、研究室の学部が途中から理学部に変わっている。『禁断の魔術』と『沈黙のパレード』の間で教授に昇進している。
専攻は不明だが、大学院時代にモノポールの研究をしている・「磁界歯車」なる技術で特許を取得している*1・帝大金属材料研究所の「磁気物理学研究部門」に出向している、などの事を考えると、電磁気学の中でも磁性物理学が専門分野である可能性が高い。
また、警察内ではごく一部の人間にしかその存在を知られていないドラマ版と異なり、原作では警視庁内部で広く名が知られているらしく、
警察の協力者のことを調べていたマスコミによって(名前と大学名を伏せた上で)湯川の事が公表された話もある。
また統和高校と呼ばれる高校の出身であることが『禁断の魔術』で明かされ、そこでも物理研究会という同好会に入っていたが、同時にバドミントン部にも入っていたと思われる発言が作中で出ている。
バドミントンは大学でも行っており、そこで草薙と出会い、ダブルスを組んでいたらしい。


文庫版『探偵ガリレオ』の解説によれば、原作者は当初佐野史郎をイメージして湯川のキャラクターを考案したというが、後年、映画『真夏の方程式』のパンフレットでは「小説中の湯川のイメージがドラマの福山雅治に近づいている」という旨が書かれている。
なお原作の世界観の中では福山雅治本人も存在しており、『聖女の救済』では内海がiPodで彼の曲を聴いているシーンがある。


余談だが、湯川役の福山雅治は、かつて同じフジテレビ系の『古畑任三郎』にゲストとして出演した時に湯川と同じ科学者を演じている。


  • 内海薫

演:柴咲コウ
警視庁貝塚北署刑事課刑事。
かつては交通課に所属しており、草薙に憧れて刑事課へ転属してきた。
草薙の紹介で湯川と出会い、超常現象が関わる事件の担当となる度に湯川の研究室を訪れ捜査協力を依頼する。
湯川とは違い刑事の勘を頼りに感情的に行動するので、当初は理屈屋の湯川とはそりが合わずよく腹を立てていた。
だが研究室に通ううちに湯川の扱いに慣れ、湯川が事件に興味を示すように事件の謎を超常現象に例えて説明する事も多くなった。
時々湯川のカッコよさに見とれる事もあり、ゼミ生の間で湯川と恋愛関係にあると噂されていた事もある。


超常現象が関わる事件を何度も担当したせいで、第2シーズン1話にて怪現象が頻発しているアメリカ・オクラホマ州への研修を命じられる。
これを湯川に報告していた際に「湯川先生のせいでこうなった」と漏らしており、後任者として岸谷を紹介していた。
7話では湯川にティラノサウルスの模型を贈っている。


ドラマオリジナルエピソード『ガリレオXX』では主人公を務めており、日本を離れる直前まで担当していた難事件での活躍が描かれている。
また、第2シーズン1話で内海は「怪事件をいくつも解決したせいで研修へ行かされる」と説明していたが、本作ではこれが真っ赤な嘘であったことが明らかにされる。
彼女がなぜオクラホマ州へ行くことを決めたのか、そしてそこまでにどのような逡巡があったのかも本作の大きなテーマとなっている。


【原作にて】
ドラマから逆輸入する形で『ガリレオの苦悩』からレギュラーとして登場。階級は巡査長*2→巡査部長。
役回りは基本的には草薙のサポート役であり、湯川と二人で捜査するドラマ版とは大きく異なる。言動もドラマ版のそそっかしく直情的な新米刑事という感じはなく、基本的にクールで優秀なエリート女性刑事として描かれている(ただし感情的な側面があるのはドラマ版と似ている)。
また『容疑者Xの献身』の事件をきっかけに湯川と草薙の関係が悪化したこと(一応言っておくとどちらの主張も間違ってはいない)から、第三者として両者の仲を取り持つ役目も担っている。
原作者によれば、ドラマ制作陣から「女性キャラクターを出したい」との相談を受けたため、「自分が女性キャラを先に原作に出すので、ドラマでも原作と同じ名前を使う」という条件で了承。その結果生まれたキャラクターとのこと。
容姿に関しては「切れ長の瞳」「一本結び」「黒い長髪」など、ドラマ版の柴咲コウと共通する描写が多い。


  • 岸谷美砂

演:吉高由里子
警視庁貝塚北署刑事課刑事。階級は警部補。第2シーズンから登場。
帝都大学法学部卒のキャリア組で、入庁2年目で捜査一課警部補となっている。内海の海外研修に伴い本庁から貝塚北署に赴任してきた。
まだ実績はないがプライドが高い自信家で、自分よりも下であると見なすと年上であろうとタメ口を使う。なので草薙からは「口のきき方を知らない」と評されている。
肝心の推理力はそれほど高くなく、湯川にもいいように扱われている。だが全くの的外れでもなく、科学的な根拠を元に真犯人をマークしていた事もある。
超常現象の存在を信じる事もよくあり、『幻惑す』では送念を信じ危うく改宗しかけた。
正義感は人一倍強く、容疑をかけられた女子高生に親身に接する等優しい面もある。


原作にも準レギュラーとして「岸谷」刑事が登場するが、こちらは男性。草薙・内海以外で唯一湯川研究室を訪れた警察関係者であり、『聖女の救済』では湯川も「岸谷君」と名前を覚えている。
また原作の草薙の姪に森下「美砂」と言うキャラクターがおり、両者を合体させたドラマオリジナルキャラクターと言って差し支えない。


内海と交代した理由については、映画『容疑者Xの献身』パンフレット・映画『真夏の方程式』パンフレットにて、
「湯川の相棒には彼のマイペースさに振り回される新米刑事が合っている。"この人は何なんだろう?"という目線があるからこそ湯川は面白いキャラクターになる。『容疑者Xの献身』で内海は湯川という人物の内面を理解してしまっているので、その次作があるなら相棒は内海ではない方がいい(要約)」
という柴咲コウや制作プロデューサーのコメントが紹介されている。


  • 草薙俊平

演:北村一輝/佐野和真(大学時代)
警視庁刑事部捜査一課刑事。湯川とは帝都大学バトミントン部の同期で、大学時代からの友人(草薙は社会学部卒)。
かつては貝塚北署に所属し、湯川の協力で「田園調布ねずみ男事件」「蒲田念力殺人事件」「羽田空中浮遊事件」等を解決する。
その功績が認められ『燃える』の時に本庁捜査一課に栄転した。
その際に内海に湯川を紹介し、湯川と内海が出会うきっかけを作っている。
『幻惑す』では内海に岸谷を紹介し、岸谷が内海の後任となるように仕向けていた。
ドラマ版では内海に役割が引き継がれているため出番が少ないが、第1シーズンより前に起きた『エピソードΦ』では原作のように湯川と組んで事件の真相に迫っていた。
原作で主人公を務めている関係か、湯川を除けばただ1人ドラマ・映画の全作品に登場している(スピンオフ除く)。
『エピソードΦ』では学生時代に殺人事件の容疑者になっていたというドラマオリジナル設定が追加。最有力容疑者として警察に疑われるが、湯川の知恵を借りて無実を証明している。


【原作にて】
恐らく原作とドラマ版でかなりイメージが異なる人物の一人で、そこまで話の本筋には絡まないドラマ版と異なり原作だといわゆるワトソン役で、基本的に彼の視点で話が進む。湯川の相棒として幾つもの難事件を解決している。階級は巡査部長→警部補→警部。
卒業以降湯川と疎遠だったのはドラマと共通だが、初めて捜査協力を依頼したのはドラマでは『エピソードΦ』だったのに対し、原作では『燃える』である。
マイペースな湯川とは対照的に感情豊かな人物だが、警察官なだけあって、仕事に自身の感情を持ち込む事はせず、犯罪者に対しては罪は罪として割り切っている場面が見られる。
ドラマ版だとやや高圧的に見える性格をしているが、原作だと「人を安心させる顔と態度」と評されているくらいには温和な性格(本人は「間抜け面って事かよ」とこの評価を気に入ってなかったが)。
ドラマ版の設定も輸入された『ガリレオの苦悩』以降は横柄な姿を見せるようになった。
この二人の主張が決定的に食い違った『容疑者Xの献身』の一件がきっかけで湯川と絶交状態になり、捜査協力要請もしなくなったが、『ガリレオの苦悩』以降、「湯川自身が興味を抱いた事件」あるいは「湯川自身が何らかの形で関係している事件」については再び協力を要請するようになっている。
『虚像の道化師』あたりからは、徐々に和解していき、湯川とは絶交以前と同じような距離感に戻りつつある。『禁断の魔術』では一度容疑者に関するやりとりが原因で彼と再び険悪な関係に陥りかけるが、後に和解している。


湯川からは理系オンチぶりをよくからかわれるが、同時に後輩である内海の意見も、(捜査については)素人の湯川の意見も平等に聞く姿勢は高く評価されている。


既婚者の姉・森下百合がおり、準レギュラーとして時たま登場する。彼に身の回りでの厄介事の解決を依頼して草薙が事件に関わるきっかけを作ったり、湯川に見合い話を勧めてきたりする。
原作『聖女の救済』では容疑者の女性に恋をし、湯川以上に真相解明に活躍するが、ドラマ版では完全に出番をカットされている。残念。


  • 弓削志郎

演:品川祐
警視庁貝塚北署刑事課刑事。第1シーズン、ガリレオXXに登場。
草薙の後輩で内海の先輩。内海の事は邪険に扱っている。
この手の作品にいがちな短絡的な考えの刑事で、見込み捜査や厳しい取り調べで無実の人間を犯人扱いする事がよくある。
態度はデカいが小心者で、大人しそうな犯人が豹変するとものすごくビビったり、変死体の検案に立ち会った時に思わず吐いてしまう事もある。


第2シーズンには登場しないがスペシャルドラマ『ガリレオXX』では登場。
第1シーズンの頃と同じく内海に先輩として接しているが、態度はかなり親切になっており、内海の依頼で捜査を手伝ったりもしている。また本庁に栄転している事が判明している。


スピンオフドラマ『ユンゲル』では主人公を務める。
ちょっとしたひらめきで事件を解決する刑事として描かれているが、署の女性警官からは信用されていない。


原作では同じ名字の弓削刑事が登場するが、いわゆる「名有りのモブ」程度の登場頻度。実質上のドラマオリジナルキャラクターである。


  • 太田川稔

演:澤部佑
警視庁貝塚北署刑事課刑事。ドラマオリジナルキャラクター。
内海の後輩で岸谷の先輩。第2シーズンから登場。
役回りは弓削とほぼ同じだが、コメディリリーフとしての役割が大きい。
岸谷からは格下と見なされており、タメ口で話しかけられる度に「先輩だぞ」と顔をしかめている。
岸谷の推理は基本信用していないが、彼女に協力を求められると渋々ながらも手伝っている。
時折意図せずに事件解決に貢献する事もある。
そのキャラから湯川とは共演シーンが一切なかったが、沈黙のパレードの番組宣伝で『新しいカギ』に福山とともに登場して本格的な共演を果たしている。


スピンオフドラマ『タガーリン』では主人公を務める。
だが活躍は柏木由紀演じる江島千尋に食われている。


  • 城ノ内桜子

演:真矢みき
東京都監察医務院監察医。ドラマオリジナルキャラクター。
豪胆な性格の女性。死体の検案を行っている時以外は遺体保存用の冷蔵庫に保管している菓子をつまんでいる事が多い。
草薙が湯川の協力を得て事件を解決していた事を知っており、『壊死る』で湯川と初めて会った時には心臓麻痺の話題で盛り上がっていた。
第2シーズンには未登場。


  • アイザック

演:安原マリック勇人
東京都監察医務院監察医。ドラマオリジナルキャラクター。
第2シーズンで城ノ内と入れ替わる形で登場。


  • 栗林宏美

演:渡辺いっけい
帝都大学第13研究室助手。ドラマオリジナルキャラクター。
湯川よりも一回り年上だが、湯川を科学者として尊敬しており、事件の捜査に湯川が協力する事で湯川の学内での立場が危うくなってしまう事を危惧している。
そのため湯川が警察の捜査に関わる事を快く思っておらず、内海や岸谷が事件の相談に来ると強引に追い出そうとするが、その結果逆に湯川に事件の興味を持たせてしまう事もよくある。
機嫌が悪くなると学生に当たる事もあるので学生からの人気はあまりない。湯川の代わりに講義をする事となった時には、講義を受講していたのが男子学生3人だけであった。
湯川が学生の頃から助手をしているが、定年までに准教授になる事を夢見ている。しかし湯川からは「この論文では難しい」と評され、内海や岸谷からも「万年助手」とバカにされている。
学生時代のあだ名は「くりちゃん」。『指標す』で自分のあだ名と同じ名前の犬が殺されたと知ると、殺した犯人に誰よりも怒っていた。
友人は少ないらしく、『攪乱す』では心を開いていた友人が実はサイコパスであった等、数少ない友人にも恵まれていないようである。



エピソード一覧



第1シーズン(2007年10月15日~12月17日)

主題歌は「KISSして」。


タイトルゲスト現象・謎
燃える唐沢寿明人体発火
離脱ぬけ虻川美穂子幽体離脱
騒霊さわ広末涼子ポルターガイスト
壊死くさ香取慎吾心臓の壊死
絞殺しめ大後寿々花
水野美紀
人魂
夢想ゆめみ堀北真希予言
予知深田恭子予知
霊視みえ釈由美子霊視
テレポーテーション
爆ぜる
(前編・後編)
久米宏
本上まなみ
デスマスク
爆発事件

第2シーズン(2013年4月15日~6月24日)

主題歌は「恋の魔力」。


タイトルゲスト現象・謎
幻惑まどわ大沢たかお送念
指標しめ川口春奈ダウジング
心聴きこえ大島優子幻聴
曲球まが田辺誠一火災
念波おく桐谷美玲
桐谷健太
テレパシー
密室とじ夏川結衣密室殺人
偽装よそお香椎由宇
渡部豪太
天狗伝説
演技えんじ蒼井優アリバイトリック
攪乱みだ生瀬勝久予告殺人
聖女の救済
(前編・後編)
天海祐希毒殺トリック

テレビスペシャル(不定期)


タイトルゲスト放送日現象・謎
エピソードΦ(落下おちる、操縦あやつる)長澤まさみ
蟹江敬三
香里奈
2008年10月4日転落死
遠隔殺人
ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄もてあそユースケ・サンタマリア2013年6月22日警察の闇
ガリレオ 禁断の魔術新木優子
中村雅俊
鈴木浩介
2022年9月17日レールガン


映画作品


タイトルゲスト公開日
容疑者Xの献身松雪泰子
堤真一
2008年10月4日
真夏の方程式
風吹ジュン
前田吟
2013年6月29日
沈黙のパレード飯尾和樹
戸田菜穂
他多数
2022年9月16日

スピンオフ


タイトル放送日
ユンゲル2008年1月1日(テレビドラマ版)
タガーリン2013年4月13日~6月22日





追記・修正には必ず理由がある。


実に面白い項目だ。


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  • ドラマ化の前後で、原作での湯川先生の描写も、内面まで含めて明らかにイケメンに変化してる気がしてくるのが、実に面白いw -- 名無しさん (2020-06-17 07:36:37)
  • 原作もドラマもどっちも好きだ。でも湯川の相棒は草薙の方が好きだったな。 -- 名無しさん (2020-06-17 07:46:06)
  • これ今までなかったのか...折りたたみでいいから、各回のトリックとかあってもいいかもね -- 名無しさん (2020-06-17 08:16:13)
  • 本編だけならそこそこのエンタメドラマだけど、映画二作の出来がぶっちぎってる と言うか雰囲気まで違いすぎる辺り意図的に作風使い分けてるんだろうね -- 名無しさん (2020-06-17 08:22:57)
  • 聖女の救済は原作だと草薙が主役みたいなものだったのに、ドラマだと別物になってて残念だった。原作は今でも続編が出てるしまたドラマ化してほしいな。 -- 名無しさん (2020-06-17 09:34:46)
  • 2期で内海ちゃんが交代したのがショックで視聴やめたな…今度はちゃんと見ようか -- 名無しさん (2020-06-17 12:32:15)
  • 二期は全体的に粗かった印象。岸谷のキャラもあんまり好きになれなかったし、超常現象を肯定するようなオチがやたら多かった。 -- 名無しさん (2020-06-17 12:56:48)
  • スマスマで吾郎ちゃんがやってたパロディ企画も印象に残ってる。 -- 名無しさん (2020-06-17 15:02:46)
  • 「東野先生は(ドラマ以前の)湯川について佐野史郎でイメージしていた」という噂を聞いた覚えがあるが、どこで見たんだったか… -- 名無しさん (2020-06-17 16:33:51)
  • 二期は吉高由里子のクチャクチャ喋る演技がかなり気になったな。何よりキャラも良くなかったけど -- 名無しさん (2020-06-17 18:50:45)
  • 1stシーズン2話の虻川、彼女が犯人だと思った人は多いだろうか…(実際は全く別の人物が犯人)いわゆるミスリードなのか? -- 名無しさん (2020-06-17 20:05:51)
  • 被害者役で蒼井そら出てたよな -- 名無しさん (2020-06-17 20:34:36)
  • イメージは佐野史郎〜についてはなんか文庫版の推薦文?みたいなやつで見た気がする。だんだんと福山雅治でイメージするようになったとかも書いてあったかな -- 名無しさん (2020-06-17 20:40:34)
  • 木島教授、原作だと厳然としてて人格者だったのにドラマ版ではマッドサイエンティストになっちゃってるのがなぁ…… -- 名無しさん (2020-06-17 20:44:42)
  • 2期は「科学関係なくない?」な展開が多かった印象。特に最終回はまさかの力業だったし。 -- 名無しさん (2020-06-17 20:48:17)
  • 子供嫌いと言いつつ、映画で気が付いてしまった子に対して「花火楽しかったな」と言うのとか、必要だと判断すれば不器用ながらも誠実に対応してるんだよね -- 名無しさん (2020-06-17 21:03:33)
  • ↑その子供に関しては非論理的でなかったからかじんましんも出なかったのよね -- 名無しさん (2020-06-17 21:57:23)
  • ↑3 科学トリックより草薙の恋愛 -- 名無しさん (2020-06-18 00:14:25)
  • 途中送信してしまった...原作は科学トリックではなく草薙の恋愛に比重を置いた長編だったから、草薙がいないと無理やり科学トリック扱いにするしかない、って判断だったんだろうね -- 名無しさん (2020-06-18 00:16:59)
  • 佐野史郎をイメージしてたってのは原作のあとがきに書いてたはず。 -- 名無しさん (2020-06-18 05:16:45)
  • このドラマで福山雅治のしてるのと同型の眼鏡が売り切れたそうな。眼鏡業界まさかのヒットであった。 -- 名無しさん (2020-06-18 09:34:34)
  • 福山雅治は決して演技が上手くないというかむしろ下手なんだけど、独特の雰囲気があるんでこういう役柄がハマる -- 名無しさん (2020-06-18 19:50:56)
  • 「壊死る」は科学者としての完璧な勝利って感じで好き -- 名無しさん (2020-06-19 01:26:19)
  • ↑犯人が数年かけて作った装置の欠陥を見抜いた上で、そこを改善した物の設計図を数時間で作ったという天才 -- 名無しさん (2020-06-19 10:10:08)
  • 短編は犯行方法(科学トリック)の解明がメインだけど、長編作品は犯人当て・動機(人間の感情)がメインな印象がある -- 名無しさん (2020-06-25 11:01:17)
  • 1期は好きだった。2期は途中から「科学現象を利用したトリックを天才物理学者が解明する」っていうのを売りにしていたのに途中から科学要素薄まって「それ最早科学関係なくない?」って印象だからあんまり…。『聖女の救済』とか最終回なのに「滅茶苦茶時間をかけた計画的犯行」ってオチでそれこそ湯川学しコ○ン君にでも頼めよ -- 名無しさん (2020-11-22 16:32:56)
  • 3期が決まったみたいで楽しみ -- 名無しさん (2021-04-23 00:29:21)
  • ↑2ドラマ化したあと青山剛昌の名探偵図鑑で湯川が紹介されてて、後の劇場版ではドラマに出演した福山雅治や柴咲コウが関わってたりする -- 名無しさん (2021-05-03 09:42:43)
  • ↑3 原作のストックが短編1作品(『透視す』)と長編2作品(『猛射つ(禁断の魔術)』『沈黙のパレード』)しかないから連ドラは無理そう ネットニュースでは新作映画とスペシャルドラマをやるらしいって話が出てるけど、所詮ネットの芸能ニュースだからなぁ -- 名無しさん (2021-05-04 04:39:00)
  • "↑3"じゃなくて"↑2"だった、間違えた -- 名無しさん (2021-05-04 04:39:49)
  • ↑2 ネットニュースじゃなくて週刊誌報道だったわ、間違えすぎてた まあ以前週刊誌が記事にしてた古畑任三郎新作の噂や孤独のグルメ主演交代の噂なんかも結局全部外れたし、あまり期待しない方がいいと思うよ -- 名無しさん (2021-05-04 04:47:05)
  • 第二シーズンはトリックみたいな展開が多かった気がする -- 名無しさん (2021-05-04 05:28:21)
  • 岸谷刑事の「悪い人ではないけど本人が思うより賢くはない」感(むしろアホの子っぽく見えてたのは気のせい?) ただ他人宛の贈り物を勝手に開けて作るのは…… -- 名無しさん (2021-05-10 19:56:19)
  • 第2シーズンは科学実証モノではなく湯川先生が人の心を持った推理モノになってしまったのでなんか違った -- 名無しさん (2021-06-30 09:56:31)
  • 実に面白いはさらっとだけど原作でも言ってたと思う -- 名無しさん (2021-09-16 23:38:58)
  • 1期1話のレーザー使って人体発火を起こした唐沢寿明が演じる犯人の豹変ぶりが怖かったな…「まさか当たるとは思わなかったんです!あれは事故なんです!」→「…ゴミにしちゃあよく燃えたよ……」って感じで -- 名無しさん (2022-05-10 06:25:22)
  • ↑小説にはあのシーンないんだよな。いいオリジナルシーンだったわ。 -- 名無しさん (2022-06-20 22:15:02)
  • ↑・↑2: 小説とドラマで動機が正反対なんだよね。あれはいい改変だと思った -- 名無しさん (2022-08-08 03:09:07)
  • 昨日NHKの番組にKOH+の2人が出てて、ガリレオの主題歌の「KISSして」と「最愛」を歌っていたの見て、やっぱりこのドラマは自分にとって青春だなと思った。2人の歌声が本当に綺麗だった。あと柴咲コウがもう40代ってことに衝撃。 -- 名無しさん (2022-09-16 13:51:06)
  • 沈黙のパレードで容疑者Xの献身を想起しているような場面あったのがまた感慨深い -- 名無しさん (2022-09-18 21:41:03)
  • もしもイメージ通り佐野史郎が湯川だったらどうなってたんだろうか。 -- 名無しさん (2024-05-10 16:28:19)

#comment(striction)

*1 しかし実用化には至らず、机上の空論扱いされているらしい。
*2 『禁断の魔術』時点。それ以前も巡査長だったかどうかは不明。

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