登録日:2019/06/22 (土曜日) 07:55:50
更新日:2024/04/19 Fri 10:12:46NEW!
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艦これ 艦これイベント 白鯨 j ハワイ 太平洋 艦隊これくしょん 北方棲妹 太平洋深海棲姫 過酷な掘り 軽巡ツ級flagship 烈風祭り レッパラ 燃料枯渇問題 水母と補給艦の需要多すぎ問題
WARNING!!
A MAIN BATTLE SHIP
PACIFIC OCEAN ABYSSAL FLEET
IS APPROACHING FAST.
前回→邀撃!ブイン防衛作戦
次回→欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」
艦隊これくしょん -艦これ-の2019年春に開催されていた期間限定イベント。
新元号・令和で初となる今回のイベント規模は中規模イベント。
小規模イベントの前回より約4か月という猛烈に長い戦間期を経ての開催となる。
開催は4月10日前後、運営TwitterにてGW前後に開始と告知された。
後の5月12日の瑞雲祭りにてイベント期間は5/20より開始予定と告知。時空が歪んでいるが気にしてはいけない。
終了日時は当初は3週+αとぼかされていたが、イベント中盤の段階で6/25までと珍しく明言された。
当初の予定より大きく伸びることとなったが、イベント終了に関するトラブルはなく終了した。
各海域の突破率はE1・E2が90%、E3・E4・E5が95%、完全クリア率は約7割となった。
イベント前半の友軍未達状態ではE3以降のクリア率が著しく低かったものの、最終的にはほぼいつも通りの突破率に落ち着いた。
また甲作戦の選択率が比較的高く、前段作戦はいずれも甲が最多。後段作戦は丙が最多だがどちらの海域でも2番目につけている。
イベントのモチーフは3度目となる真珠湾攻撃。と、艦これ改における最終決戦。
3年前の16年春イベントにおいて、奪還できなかったハワイ攻略へのリベンジとなる。また米軍が壊滅しておられるぞ!
13春、16春、19春と3年おきに実施される恒例行事と化しつつあるが、イベント規模は前回と違って中規模に納まっている。
ただし甲難易度に関しては中規模らしくない難易度水準であり、報酬の豪華さもまた中規模とは思えないほど。
他方の丁作戦では「着任1か月」「第4艦隊開放未了」提督が完走したという報告もあり、難易度や報酬にこだわらなければ初心者にもくみしやすかったと思われる。
主な新要素
今回のイベントで実装された新システムは以下の通り。
戦間期が非常に長かったため、イベントまでに更新された要素も含める。
対空射撃回避
日向改二と共に実装された新システム。
ネームド攻撃機・爆撃機・陸上攻撃機*1と、一部の水上爆撃機*2、噴式戦闘爆撃機の対空射撃による撃墜数が低減されるようになった。
詳細
運営が告知ではっきり効果は少ないと言っていたためあまり注目を受けなかったが、蓋を開ければとんでもないアッパー調整であった。
機体ごとにそれぞれ低減割合が決まっており、最低でも30%、最大で55%も対空射撃による被害を減らすことができる。
制空権確保は戦闘の定石であり、攻撃機の損害≒対空射撃による損害と考えれば破格の措置。
もっと分かりやすく言い換えると、ツ級の脅威度が大幅に減少した。
制空優勢以上なら20機以上の艦載機スロットはほぼ全滅しなくなり、11機スロットでも3回以上遭遇しなければ耐えられる程度に被害が減少。
ボス戦までに生き残る機数が増えたことで攻撃機の火力も大幅に増強。特に噴式戦闘機がほぼ確実に生き残るようになった点が大きい。
総じて告知の文言と実際の効果がプラスの方向でまったく噛み合っていない珍しいシステム更新と言える。
…が、個人名のない熟練の攻撃機/爆撃機は含まれないというのが曲者で、
本イベントの途中でランカー報酬として先行実装され、イベント終了後の任務で本実装された流星改(一航戦/熟練)は熟練度を付けるのに無茶苦茶時間がかかるにも関わらず
対空射撃回避が一切ないため、友永隊や村田隊と渡り合える性能を持ちながら使い勝手が悪いという評価を下す提督も多い。
海空立体攻撃/瑞雲立体攻撃
こちらも上記と同じく日向改二と合わせて実装された。
制空権を確保し、主砲1門と瑞雲か彗星を複数装備している場合に発動する強化攻撃となる。
詳細
怪しさが大爆発している字面はともかく、実際の効果は弾着観測射撃の一種。
やや効果量の低い徹甲弾カットインと言ったところで、装甲の厚すぎるボス相手に対しての通りはいまいち。
ただし、制空値が足りている場合は徹甲弾カットイン・連撃と重複するためダメージ期待値を伸ばせる。
現状では航空戦艦に瑞雲を2つ装備するシチュエーションが少なく、実用性はあまりないのがネック。
回転翼機
これも日向改二合わせの新要素。
カ号観測機等のオートジャイロとは違う、本物のヘリコプターである。
詳細
ゲーム内においては航空戦艦用の対潜ヘリとして実装されており、S-51Jとその改が存在する。
日向改二はこれを装備している場合に先制対潜攻撃を行うことが可能。
対潜値が+12と高く、並の潜水艦であれば単横陣で撃破できる…のはいいのだが、言い換えれば潜水艦に攻撃してしまう。
ボス艦隊に潜水艦が混ざっている場合は戦艦としての火力を発揮しづらく、投入場所には要注意。
大型艦の改二
前回のイベントよりかなり間が空いており、陸奥改二、日向改二、金剛改二丙といった大型艦の改装が複数行われた。
またイベント開幕に合わせて赤城改二も実装。
赤城改二・赤城改二戊
直前の第三次瑞雲祭りもとい烈風祭りの目玉として取り上げられ、文字通り汎用性では最強クラスの空母に進化した。
なんといっても、正規空母(あと高速艦)としては初の5スロットがとても強力。
流石に5スロット目の搭載機数は少ないが、電探の要求が多い本イベントにおいては圧倒的なアドバンテージと言っても過言ではない。
また本体スペックや搭載機数も上昇し、一航戦の名に恥じない性能に仕上がっている。
最大スロット32機、次点21機なのが、攻撃機を搭載する際生存率に若干の不安を感じるが、対空砲火耐性のあるネームド機でフォローすれば良い。
ただし装甲空母ではないので、中破で無力化してしまうのは他空母と変わらない。
さらに、夜間航空作業員の装備妖精でフラグは立っていた通り、夜戦空母の改二戊にもコンバート改装可能。
こちらも5スロット、かつ最大スロットが40機と増えている代わり、他のスロットの搭載数は減っているため、自艦隊に入れての運用は若干扱いにくい。
今イベントではE-3以降は全て連合艦隊海域なので、連合第一艦隊にしか入らない正規空母は夜戦の機会がないのも一因。
友軍で来援する際に真価を発揮してくれる。あと一部艦載機を装備した際の装備ボーナスがぶっ飛んでいるのが特徴。
難点としてコンバート実装艦共通の改造時の装備がないこと、そして瑞鳳改二(とコンバートないけど武蔵改二)の際にも発生したイベントと同時実装故に専用任務もないこと。
つまり、本当に持参してくる装備が何もなかった。
というか、ぶっちゃけ本イベントの報酬の烈風関連が持参装備扱いになっている感さえあった。なんでか、イベントと同時に5-5任務が実装されるに違いないと発言する提督も結構いた。
だが、どうやら杞憂だったようでありイベント後に赤城改二の関連任務が実装された。
非常に豪華な報酬が準備されており、ぜひこなしたい。5-5には行かないものの難易度は低くなく、流石にイベント中に実装したらヘイトを集めたかも…
余談として、この改装は赤城1946と呼称されている。
赤城が1946年まで生き延びていたIFを想定していると思われ、ビジュアルもアングルド・デッキを装備したものに変貌している。
陸奥改二
長門改二と特殊攻撃含めてほぼ同スペックの改装。
また実装に合わせて6-4左ルートの分岐条件が緩和され、長門と陸奥のセットに限り戦艦2隻の投入が可能に。
長門とはお互いに特殊攻撃のブースターとしての役割を持っており、条件を揃った場合にキャップ後2.6倍という強烈な3連撃を放てるようになった。
日向改二
伊勢改二に比べて各ステータスがやや劣るものの、5スロットに加えて回転翼機による対潜能力を持たされた。
ただし戦艦としての素スペックは改二最低と言ってもいいラインで、豊富な火力補正を持つ装備を揃えなければ実力は発揮させづらい。
輸送護衛部隊の護衛役・制空役としての性能も伊勢互換だが、2隻体制となったことで有用性は大きく上がっている。
金剛改二丙
まさかの第三改装。雷装を持ったことで夜戦火力が大幅に強化された。
またWG42を装備することが可能になっており、対地攻撃役としても活躍できるようになっている。
その代償として装甲が低下し、なんと重巡のZara Dueと同値まで下がる。
ゆえに純粋強化ではなくボスキラーとして先鋭化したと言った方が正しい。
水上爆撃機も搭載出来るようになったが、搭載数が2/2/3/6とツ級がいる海域ではあっという間に全滅する恐れがあるのも玉に瑕。
本改装から大規模改装での特殊演出が実装されている。
演出自体は良好なのだが、文字が白背景で微妙に見辛いのが玉に瑕だが、海風改二は青背景になっている事から艦娘ごとに演出が異なる事になる模様。
なお、これら4艦の改装には、合計すると
- 改装設計図7枚
- 試製甲板カタパルト2つ
- 戦闘詳報3つ
- 新型航空兵装資材3つ
- 新型砲熕兵装資材2つ
- 開発資材581個*3
という、莫大な改装費用がかかる。
うち一部はゴールデンウィーク限定任務や今回のイベントの報酬で賄えるが、長年勲章やアイテムを備蓄できている提督でないと、容易には捻出できない。
大型艦ばかりなので、弾薬と鋼材の消費も馬鹿にできない。
友軍艦隊
実に6年もの間第二期実装予定と焦らされていたが、メニュー機能としてついに本実装と相成った。
母港での友軍艦隊タブをクリックすることでNPC友軍を使用する/しない、強力な友軍を要請する/しないを切り替えられる。
詳細
今回からの仕様として、バーナーを6消費する代わりに強力な友軍を呼べるようになった。
その破壊力はマップ難易度を一段階下げるとまで表現できる凶悪きわまりないものであり、消費に見合うだけの価値はある。
もちろんバーナー枯渇の危険はあるため、マップクリア時や高難易度の掘りはともかく丁掘り等での使用は考え物。
ただし5本以下しか所有してない場合、あるだけ全部消費で来てくれる。
つまり任務などで1本でも工面したら即座に呼び出し可能である。なんと甲斐甲斐しい…
余談だが、デフォルトでは何故か友軍要請自体がOFFになっている。
非バーナー友軍でも十分に強力な上に消費無しで呼べるため、忘れずにONにしておきたい。
何故強力な支援を呼ぶとバーナーを消費するのかは永遠の謎。
その場で支援部隊を建造しているだとか、背中に括りつけてカッ飛んできているだとか様々な憶測が飛び交っている。
公式4コマでは尻に火をつける高速建造材を使って明石が艤装を多く準備したという解釈で描かれている。
なお、今回の友軍艦隊は、海域での特効対象艦で構成されるものも多数ある。
その分呼べれば強力だが、本隊に採用してしまうと来なくなってしまうため、今まで以上に編成のバランスに注意が必要。
しかし、当初E-3及びE-4の友軍艦隊は敵艦隊の編成に対して装備がツッコミどころしかなく、友軍艦隊に一縷の望みを掛けることすら憚られる状態だったが6/12アップデートで改善された。
出撃制限
- 第百四戦隊:E-1
- 第二艦隊:E-2
- 北方部隊:E-3
- 機動部隊:E-4機動部隊
- 攻略部隊:E-4水上部隊
- ハワイ派遣艦隊:E-5
連合艦隊・海域ごとの出撃制限札は6枚。
海域数より多い札も恒例となりつつあるが、今回は投入すべき箇所の決まっている艦も多い。
最終海域も別札となっているが、クリア後にはE-4までの札艦もE-5に投入可能になる限定解除仕様。(E-5札艦はE-4以前にはクリア後も投入不可)
真珠湾攻撃であるため、一航戦・二航戦・五航戦は基本的に後段まで温存推奨。
最終決戦ではアメリカ艦がキーとなるため、こちらも温存しないと確実に地獄を見る。
例によって航巡と水戦も重要となる。さらに今回は水母が必要な場面もちらほら。
E-3からE-4にかけては対地攻略となるので、上陸用舟艇の運用可能艦などの投入も計画的に。
特に霞と阿武隈はE3,E4,E5で(+霞はE2も)特効を持ち、上陸用舟艇を搭載できるので早く切りすぎると後が辛くなる。
新規実装艦娘
今回実装された艦娘は5隻。
- 占守型海防艦 石垣
- 占守型海防艦 八丈
- Luigi di Savoia Duca degli Abruzzi級軽巡 Giuseppe Garibaldi(G.Garibaldi)
- Fletcher級駆逐艦 Fletcher
- Colorado級戦艦 Colorado
このうち八丈とColorado、Giuseppe Garibaldiは4月中の実装予告に加えてランカー装備やリアルイベントでも告知。
また石垣に関しても5月に八丈と合わせる形で告知された。
今回の報酬装備は烈風改、烈風改(353空/熟練)、烈風改(試製艦載型)、烈風改二、烈風改二戊型、烈風改二戊型(一航戦/熟練)の6つが新装備となる。
リアルでの烈風祭りに合わせたのか、これでもかと烈風が押し寄せてくる烈風これくしょん状態。
ただし、これら全てをコンプリートするには、全海域甲作戦での攻略が必要。
BGM
- 単冠湾に集う雄姿:E-1~E-3マップ
- 空母機動部隊、抜錨!:E-1~E-4道中
- 母艦攻撃隊、発艦始め!:E-1~E-4ボス、E5道中
- 敵機動部隊の策動:E-4~E-5海域マップ
- 深海棲艦拠る紅の海:E-5ボス戦
今回のBGMは、16年春イベントの曲のアレンジ。例の運動会じみたマーチで、苦々しい記憶の蘇る提督も多いはず。
最終海域では、怨念じみた歌声の響き渡る沈メタルなコーラス曲も。
海域解説
海域数は中規模イベントの標準となりつつある5。
前段作戦3、後段作戦2で、後段作戦の解放と友軍艦隊の増派が段階的に行われる。
この友軍艦隊の増派が曲者で、今までの友軍と異なり、1マップごとに解放される。また解放ペース自体もやや遅め。
その分極めて強力な友軍ではあったのだが、甲報酬の豪華さと微妙に手が届きそうで届かない高難易度が重なった結果として、
「友軍待ってれば甲も楽に攻略できるんじゃね?」という様子見提督を大量に生む事態に発展。友軍を救援しにきて友軍を待つという意味不明な状況である
ただし、丙難易度でも強力な装備や貴重な消耗品は多数取得できるため無理は禁物。
甲の難易度が高いことには変わりはなく、友軍が助けてくれるのはあくまでボス戦のみである。
詳細な解説
※解説は甲作戦選択時の難易度を基準にしています。
また便宜上、戦力ゲージ1本目をEx-1、2本目をEx-2と呼称します。
E-1『艦隊集結地哨戒! 単冠湾泊地』-津軽海峡/北海道沖/南千島沖-
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ツァ!
ハワイ方面に展開中の友軍艦隊から救援要請を受けた我らが鎮守府。なんで3年前にあれだけ酷い目に遭っておきながら米軍単独でハワイに展開した上に救援求めるような状況になってるの
なんと、ジョンストン着任回にて日本へ向かう途中のジョンストンがハワイからの救援要請を受け取って鎮守府へ届けるという流れとなった。なお、イベント本編は1回分しかやる枠がなかったため、中規模イベントとしては内容が端折られまくる事になった。
まずはハワイへ出発する艦隊の集合地点となった単冠湾泊地の周辺海域を哨戒するために、
大湊警備府より救援作戦の露払いを行うマップ。
難易度が極めて低く、ある程度育成ができていればほぼ確実に甲クリア可能。
お札は『第百四戦隊』。
E1にしか出撃できなくなるため、今後投入する予定のある艦の誤出撃に注意。
改造と改修が終わったコモン艦で十分戦えるので強力な艦を出す必要はない。
また最初から基地航空隊が1隊使用可能。
編成における縛りは戦艦・空母・揚陸艦の出撃不可。
お札の第104戦隊からして海防艦中心だったのだから当たり前だが。
初期状態ではボスマスが出現しておらず、ギミックを解除する必要がある。
といっても条件はさほど難しくない。
- G・Uマスへの到達
- O・SマスでS勝利
このうちGマスへの到達は軽巡1駆逐5、Uマスへの到達は駆逐艦を1隻減らせばOK。
OマスはGマスへの編成を流用すれば到達できる。
Sマスは2回目の能動分岐で下を選択すればよい。
条件を満たせばボスマスが出現し、本格的な攻略開始となる。
編成は軽巡1駆逐5、雷巡1駆逐5などが主流。
ボス前分岐の関係で水上電探が3つ必要なので、駆逐艦の連撃装備に仕込んでおくとよい。
道中は潜水艦が1回、水雷戦隊が1回。
潜水艦はカ級eliteしか出現しないためほぼ空気。
水雷戦隊は敵の雷巡を仕留めきれずに被弾するパターンが起こりうる。
警戒陣で回避できるだろうが、気になる場合は道中支援を出すと被害を減らしやすい。
E1ボスは軽巡ツ級flagship。
ついに現れてしまった軽巡ツ級のフラグシップ。
そのスペックは怪物的な高さで、耐久130、火力126、雷装98、装甲108ともはや完全に戦艦である。
とはいえ海域ボスとして見た場合は力不足もいいところ。
コモン駆逐艦でも夜戦連撃の火力はおよそ150強あるため、夜戦にさえ持ち込めばほぼ1撃で落としきれるだろう。
また削りでもゲージ破壊段階でも編成が特に変化せず、分身したりスペックが上がったりもしない。
要は単なる雑魚。ただし、非ネームドの雑魚ということは……?
一方乙だとツ級eliteに、丙以下だとノーマルツ級にランクダウンする。
海域クリアボーナスは特注家具職人、間宮、補強増設の消耗品セット。
丙作戦以上でなんと烈風改が手に入る。
乙作戦以上では戦闘詳報が追加、甲作戦では新型航空兵装資材も追加される。
新烈風改は旧烈風改(現在は烈風11型)と異なり局地戦闘機。
艦載能力を失った結果か、対爆のステータスが空の彼方にぶっ飛んでいる。
なんと防空時の制空値は今までの最高値を大幅に更新する24。管野デストロイヤーですら19だったところにこれである。
迎撃が低いため防空専門なのは残念なものの、入手ハードルに対しての優秀さで言えば旧烈風改にも匹敵する。
防空自体があまり重要なファクターとは言えないが、絶対に入手しておきたい装備のひとつ。
できれば丙作戦以上での攻略をオススメする。
レアドロップはSマスでの春日丸、明石、ボスマスでの秋月、岸波、大鯨、占守、国後、択捉が目玉。
中でも秋月は非常に頼りになるので未入手の場合は是非とも掘っておきたい。
いつものようにE1において切り込み役を担当した結果、入渠ボイスでネタにしていたワイハに行けなくなった那珂ちゃんも多かったとか。
E-2『防備拡充! 南西諸島防衛作戦』-九州南部/南西諸島沖-
表示
シズミナサイ!
オチロッ!
救援作戦の嚆矢となる掃討作戦は無事に終了したが、南西諸島海域より深海棲艦が策動している事が岩国基地の航空偵察により判明。
南西諸島海域の防衛を万全のものとすべく、陽動を兼ねた敵戦力の漸減を図る。
なんとE2にして坊ノ岬沖海戦を戦うこととなる。正確には作戦目的が違うが、太平洋戦争の始まりと終わりの海戦を同時にやるというまさかの状況となった。
輸送ゲージはさほど難易度が高いわけではないが、戦力ゲージでは史実よろしく怒涛の空襲を切り抜けなければならない。この時点でハワイ行ってる場合じゃないんじゃないの…という気になってくる
お札は『第二艦隊』。
E2全体で1枚ではあるが、輸送・戦力のダブルゲージマップなので戦力の選定には注意。
最初から基地航空隊が2隊使用可能で、エアカバーや敵戦力の漸減に役立つ。
その代わり、正規空母が一切出撃できない。史実的には正規空母がいないため、本イベントの目的としては正規空母はハワイ方面投入用に温存されたためと思われる。
E2-1/輸送ゲージ
軽空母1+軽巡1+駆逐4の高速統一編成が主流。
E1同様、水上電探の装備が最短ルートの条件となる。全体で2人に装備していればOK。
本イベントの輸送作戦はここのみなので、以降のマップで出番に乏しい睦月型改二等を使用すると手早く終わる。
敵編成は空襲戦1回、水雷戦隊が2回。
いずれも輪形陣と警戒陣を使い分ければ通り抜けられる。
輸送装備で戦闘能力が低下しがちだが、苦戦することはあまりない。
空襲戦が不安な場合はエアカバーに陸戦部隊を送りこむとよい。
ナンドデモ…シズメテ…アゲル…
ボスは戦艦棲姫。
もはや恒例となったダブルダイソンだが、輸送ボスであるため下4隻を倒せば輸送は成功する。
また陸攻が弱点であることも変わらないため、陸攻4を2部隊送り込めばS勝利も不可能ではない。
TPも280と少なく、大発を詰め込んでいれば数回の輸送で終わることも。
ゲージ破壊後は第二戦力ゲージが出現…するが、ボスマスはお預け。
ギミックを解除してボスマスを出す必要がある。
とはいえ、解除条件はこれだけ。
- B・Cマスで航空優勢
陸戦4の制空補助を送り込み、軽空母に艦戦を詰めれば特に編成も変えずにクリア可能。
どちらも初手の能動分岐から派生するマスなので、その辺で拾った軽空母×6に艦戦を詰め込んで出しても達成できる。
E2-2/戦力ゲージ
ギミック解除後は出撃ポイントが追加。
ここからが本当の地獄だ…
編成は非常に自由度が高く、様々な攻略パターンが存在する。
基本的な傾向としては戦艦と水雷戦隊による軽量編成、複数の戦艦と軽空母による重量編成による攻略に分かれる。
またどちらも共通して水上電探を1以上装備していなければボス前で逸れる。
以下は2つの編成例と道中の様相となる。
戦艦1+駆逐艦5による史実編成。
戦艦枠は特効を持つ大和、駆逐艦は秋月型や特効が無いながら高ステータスの江風などを起用する。
雪風や潮も特効を所持しているものの、後述の友軍艦隊を阻害するためあまり推奨されない。
こちらの道中は対潜戦闘1回+空襲戦3回+水雷戦隊1回+水上打撃部隊1回となる。
このうち、空襲が制空値を持たない艦隊であるゆえ激烈に痛い。
強力な友軍艦隊が来訪するようになったため、後半の2回にそれぞれ制空部隊を派遣すれば多少被害を抑えられる。
水雷戦隊と水上打撃部隊は警戒陣で回避に専念。
ただし後者のTマスは戦艦ル級flagship×3の単縦陣という鬼畜編成になることもあり、そのままでは突破が難しい。
陸攻4の航空隊を派遣することである程度打撃は与えられるが、全て仕留めきるのは困難。
警戒陣の4~6番目の艦は火力減衰が無いなことを利用し、4番目に戦艦を置いて残った敵を掃討すればある程度は安定する。
ただし二巡目のスタートが火力面で全く期待できないので事故る可能性は残る。
駆逐艦1+戦艦3+軽空母2という暴力で解決するのが一番な力押しがこちら。
戦艦枠は特効を持つ大和の起用はもちろんのこと、下で述べる12㎝30連装噴進砲改二の無効化を発動できる航空戦艦が推奨される。
軽空母は何でも良いが、今後のマップであまり起用箇所がない低速軽空母を使うと無駄がない。
特に特効のある上に低速な隼鷹と龍鳳、対潜で活躍する大鷹、神鷹。
道中は軽量編成と同じ戦闘に加えて空襲戦2回or対潜戦闘1回+空襲戦1回。
実に4-5回という猛烈な空襲を受けることになり、無策で挑めば到底ボスに辿りつくことができない。
たとえ軽空母に艦戦をガン積みしたとしても、最後の空母棲姫混じりの空襲を2回切り抜けるのはかなり厳しいと言わざるを得ない。
この地獄のような空襲への回答は回避盾である。
発動すれば自身への航空ダメージを無効化する噴進砲改二と、被ターゲット率を上昇させる警戒陣を組み合わせることで、空襲を無効化することができる。
ただし無効化は確実に発動するわけではない上、噴進砲自体がかなりの貴重品なのがネック。*4
それと空母系、航巡、水母、航戦のみが弾幕発動可能なので編成が若干制限される。
例えば駆逐1戦艦3軽空母2で組む場合、涼月大和といった史実艦に搭載量が多く制空能力が高い上に低速で後腐れがない隼鷹飛鷹と組んだ場合
残りの戦艦2は噴進弾幕可能な伊勢型か扶桑型に限定される。拘らないなら他の戦艦でもいいが空襲で一発大破リスクは残ってしまう。
そして航空戦艦はE5で重要になるので、下手に伊勢型を切ると地獄を見たりする。航巡はいわずもがな
理想は4-6番艦にそれぞれ装備できる3つだが、足りなくても1枠は大和にバルジを装備させて耐え抜く手段もある。ふたつでじゅうぶんですよ。
噴進砲改二は伊勢型改・改二に装備させることで発動率が上昇するが、上記の通り伊勢型は後のマップで使用する編成もあるのであまり推奨されない。
ただ、伊勢と日向を並べて使う場面はないのでどっちかは切ってもいいかもしれない。
制空能力に長ける伊勢は温存したほうが良いだろう。あるいは噴進砲改修用で用意しているならサブ伊勢型もアリである。火力面で期待は薄くなるが。
ランカーやネジ長者向けの確率アップ法としては、噴進砲の装備数を増やすという技もある。2個積みで+15%なので結構馬鹿にできない。運が低い艦にオススメ。
ただし火力を考えると軽空母くらいにしか導入できないのがネック。
制空を取っていくスタイルなら艦戦箱になって置物確定なのも問題になるか。
空襲戦を切り抜けた後に待ち構えるル級の巣窟もかなり厄介。
軽量編成と違って燃料消費による回避率の低下が大きく、警戒陣であっても避けることは困難。
陸攻隊の派遣はもちろんだが、いっそのこと道中支援の効果が最大になる単縦陣でやられる前にぶっ潰す戦術もあり。
ヒノカタマリトナッテ…シズンデシマエ…
ボスは空母棲姫。
すっかりイベントの常連として定着した馴染みの顔だが、撃破難易度はE2とは思えないほど高かった。
随伴艦にヌ級改2隻を従えており、制空値を稼ぎづらい通常艦隊に対して320という法外な制空値を叩きつけてくる。
軽量編成では制空権を喪失した此方を一方的にタコ殴りにし、重量編成でも弾薬と燃料補正の厳しい艦隊を容赦なく痛めつける。
おまけに増える。正確にはゲージ破壊段階でヌ級が1隻置き換わるのだが、なんとE1同様削り時からランダムで出現する。
こちらに遭遇してしまった場合は重量編成でも太刀打ちが難しい。
正攻法で倒す場合、陸攻隊ではなく陸戦隊を派遣することで空母棲姫の艦載機を削り、対空カットインで枯らして棒立ちにする戦術を取る必要がある。
攻撃不能のカカシであれば流石に脅威とはならない……と思いきや、夜戦ではきっちり攻撃してくるので全く安心できない。
装甲そのものは150とさほど高いわけではないが、とにかくこちらの被害が拡大しやすく、有効打を与えるのが極めて困難だった。
ただし、上記の苦闘は友軍によってほぼ過去のものになっている。
母港の友軍タブで「強力友軍要請」という身も蓋も無い若干シュールなスイッチをONにした場合、とんでもない戦力が駆けつけてくる。
例を挙げると、
- 北上改二+大井改二+鹿島+響改+潮改二
- 矢矧改+浜風乙改+磯風乙改+霞改二+朝霜改+初霜改二
まるでイベント終盤にやってくるかのような陣容である。
おまけに、全員が攻撃可能な小破以下の状態で魚雷カットイン装備や砲雷カットイン装備で夜戦前に攻撃する。*5
当然装甲150しかない空母棲姫などひとたまりもない。夜戦突入前に敵が5隻健在であってもS勝利が狙えてしまうほど。
バーナーを消費することだけがネックだが、この戦闘能力を使わず置いておく選択肢は存在しないだろう。
大型艦建造を繰り返してバーナーを過剰消費でもしていない限り熟練提督なら3000近くある余剰アイテムだし、
なんなら枯渇しても2-1でゴーヤに1本だけでも拾ってきてもらえば呼び出し可能である。
完全にもう全部あいつらだけでいいんじゃないかな状態であるがゆえ、ボスマスへの陸攻派遣や決戦支援は必要ない。
軽量/重量編成問わず、このマップの真のボスは過酷な道中と言っても過言ではないだろう。
とはいえ友軍が来る前は大変だったんですよ…
回避が容易であるため気にならない範囲ではあるが、能動分岐で選択していない側のルートに移動してしまうバグもあった。
海域クリアボーナスは占守型海防艦 八丈。
イラストレーターはUGUME氏、CVは神鷹やGotlandと同じく高尾奏音氏。
雛祭りの家具にてお披露目されていた通りの茶髪。
立ち絵でキャンディをくわえているほか、ポシェットにも大量のお菓子が詰め込まれている甘党。
それゆえか、太ももが姉妹に比べて明らかに太い。この太ももで海防艦は無理でしょ…
性能面は姉の占守との互換で特筆すべき面はない。UGUME氏はこの八丈を第二旗艦として本イベントのE5甲を突破するという離れ業を披露した。
また丙作戦以上では試製甲板カタパルト、新型航空兵装資材が追加される。
乙作戦以上は改装設計図と勲章が増え、甲作戦では烈風改(353空/熟練)が追加。
烈風改(353空/熟練)はE1の報酬であった烈風改の完全上位互換。
迎撃・対爆のステータスはさらに向上し、なんと防空時の制空はにも及ぶ。
烈風改との同時運用で基地空襲による資源へのダメージを大幅に減らせるが、入手ハードルは高め。
友軍来訪によって甲のゲージ破壊難易度はかなり下がっているが、道中が抜けられそうになければ早めに見切りを付けた方がいいかもしれない。
ちなみにレッパラで展示されていた1/1模型はコイツである。
レアドロップは新規艦となる占守型海防艦 石垣。
イラストレーターはUGUME氏、CVは八丈同様に高尾奏音氏。
黒のショートボブカットで大人しい性格…なのだが、妙に意味深な発言が多かったりする。地味にウッアタマガする2人目の艦。
ドロップマスはE2-2ボスおよび道中のJマス。
ボスマスは到達難易度からして論外。というかめぼしいレアドロップがほぼ全てJマスでも落ちるので行く意味が全くない。
もうひとつのJマスは非常に掘りやすい。
潜水艦×3で空襲戦2回と水雷戦隊1回を経由して到達でき、各水雷戦隊マスに陸攻や攻撃機隊を派遣すれば一切被害を受けずに周回することが可能。
ただし掘り自体は簡単な反面、ドロップ率そのものは極めて低い。
某サイト調べで1%も無いという話もあり、いくら回っても出ない時は出ない。
旗艦をローテーションすれば一切疲労せずに回せるほか、掘り自体が極めて低燃費なことも相まって潜水艦の監獄と化している。オリョールから解放された58を待っていたのは、また地獄だった。
その他のレアドロップはJマスでは葛城、鹿島、対馬、大淀、浜波など。石垣掘りの副産物で大量に出る。
また、戦力ゲージのボスマスでは涼月、早波、浜波、石垣に加え、ついに大和がドロップ。ようやく解禁されたとはいえ、ここで掘るのはよほどの傾奇者だろう。建造縛り提督にとっては格好の入手機会だったりするが
E-3『敵戦力牽制! 第二次AL作戦』-アリューシャン列島沖-
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………
ノシテ…アゲルヨッ!
南方方面の敵戦力の漸減は成功し、ハワイ出発のための準備は整った。
さらに北方方面での敵戦力牽制を企図し、第二次AL作戦が始動する。
お札は『北方部隊』。
E1・E2同様このマップの専用札だが、E3-1・E3-2で共用。
本番はE3-2なのでこちらを意識した選出を行いたい。
基地航空隊は2部隊の出撃が可能で、1部隊を防空に回せる。
烈風改(とその熟練)の圧倒的な防空能力は一見の価値あり。
南西諸島だけでなく北方もエラいことになっててハワイ行ってる場合じゃないのではという気に(ry
E3-1/戦力ゲージ
編成は高速統一の水上打撃部隊が基本。
逸れを防止する場合は戦艦を1隻しか入れられないため、重巡中心に第一艦隊を編成する必要がある。
第一艦隊は戦艦1+重巡3+軽空母2、第二艦隊は軽巡1+駆逐3+雷巡1+重巡1で最短ルートを進行可能。
電探がルートに関係している可能性があるが、重巡の基本的な装備*6は電探が自然に入るためあまり心配しなくともよい。
特効を持つ那智、足柄、Ташкент、木曾改二は編成しておきたい。
道中は機動部隊1回、空襲戦1回、水上打撃部隊1回。
初っ端の機動部隊が警戒陣を取る可能性があり、敵を殲滅しきれずに手痛い閉幕雷撃を受けることも。
不安ならば道中支援で回避率の高い5・6番艦を潰せる態勢を整えておくとよい。
空襲戦と水上打撃部隊はそれぞれ第三陣形、第四陣形を取ればさほど労せず突破できる。
バカメ…ヤクタタズ…ドモ…メ…
マタ…シズンデシマエ…
ボスは重巡棲姫。甲作戦限定で色の指定が間違っています。。
装甲が大きく強化されており、削り段階で227、ゲージ破壊段階では277にまで上昇する。
随伴艦が非力気味なため1隻まで追い詰めるのはさほど難しくないのだが、決定打を与えるハードルはそれなりに高い。
Ташкентの魚雷カットインや木曾改二の連撃などでトドメを刺すことになるだろう。
もっとも特徴的な点として、喋らないので静か。ヴェアアアア…
一方乙以下ではいつも見慣れたあの重巡棲姫であるため、やっぱりやかましい。ヴェアアアアッ!!!
注意点として、この段階で苦戦している場合は潔く難易度を下げることを勧める。
E3-2ボスの撃破難易度はE3-1に比べて比較にもならず、ここを手早く片付けられない戦力では苦労する可能性がある。
友軍来訪によって大きく難易度は低下しているが、報酬と戦力を天秤にかける必要があるのは変わらない。
ボス撃破後はE3-2の戦力ゲージが解放されるが、そのままでは消耗が大きいためポイント追加が必要となる。
条件自体はあまり複雑ではなく、E3-1の編成をそのまま流用可能。
条件は以下。
- Eマスで制空権確保
- Iマスで制空優勢
- OマスでS勝利
最初はE3-1編成の軽空母2隻に艦戦を詰め込み、Iマスに基地航空隊を派遣して優勢をクリア。
次に戦艦を正規空母に変えて機動部隊を組み、Eマスに基地航空隊を派遣して確保をクリアし、そのままOマスに進んでS勝利もクリア。
このうち、OのS勝利の際に敵編成が極めて強力なJマスを通らねばならないのがネック。
Eを確保したら一旦帰還し、改めてJに派遣して突破を容易にするのもアリ。
E3-2/戦力ゲージ
ギミック解除後は中央に出撃ポイントが追加され、少ない戦闘回数で辿りつけるようになる。
そしてやっぱりここからも本当の地獄だ…
編成は正規空母抜きの水上打撃部隊か、高速統一かつ補給艦入りの空母機動部隊の2択。
どちらも一長一短だが、制空権を確保しやすい空母機動部隊での攻略が主流。
第一艦隊が戦艦1+軽巡1+重巡1+正規空母2+補給1、第二艦隊が軽巡1+駆逐2+高速化戦艦or高速戦艦1+重巡2となる。
特効を持っているのは第五艦隊のメンバーである多摩、那智、足柄に加えてソビエト連邦のГангут、Ташкент、Верный、そして霞と阿武隈。
霞と阿武隈はこの後も重要なポジションなので、それ以外の艦で編成したいところ。
またNelsonの攻撃スキルたるNelson Touchが攻略上非常に優秀。高速化してでも投入する価値はある。
またГангутも投入する場合は高速化が必要なので注意。補強増設を使っていなければ三式弾を装備できない。
道中は最短が対潜戦闘1回+空母機動部隊1回+空襲戦1回。
迂回ルートを通る場合は空母機動部隊が水上打撃部隊となり、空襲戦が1回増える。
このうち、最短ルートで通過するJマスが鬼門として立ち塞がる。
ギミック解除でもかなりの難所だったが、攻略に際してはここに基地航空隊を派遣している余裕がないため体感的な辛さは段違い。
空母機動部隊で通る場合第二が真っ先に矢面に立つのでボス戦に禍根を残しかねない。
またJマスを避ける迂回ルートでも単縦or副縦のル級+ヌ級改が待ち構えており、空襲戦での大破リスクも増加する。
どちらを通ってもボスマスでの火力減衰は無いため、ルート選択は好みでOK。
ソコニ…オイテケ…
イノチヲ…オイテケ…アハ、アハハハハッ!
ボスは北方棲妹。
ただでさえ小さい北方棲姫に妹がいたという衝撃の事実が発覚した。
性格はやんちゃの盛りなのか姉よりもかなり好戦的で、台詞もやたら勇ましいものが多い。ちょっと老け声
スペックは近年の前段ラストマップボスに違わず非常に強力。
耐久790・装甲256の陸上型であり、対地装備を整えていなければ撃破は到底おぼつかない。
また最大の難点は随伴艦に陸上型が5隻もいることだろう。
削り段階から飛行場姫、砲台小鬼がそれぞれ1体に加えて集積地棲姫が2体登場。
しかも厄介なことに装甲種別がどれもこれもバラバラ。全ての装甲を安定して貫通できるのは特効艦による三式弾の連撃しかない。
またいずれも陸上型の例に漏れずハードパンチャーであるがゆえ、攻撃前にこちらの被害が拡大しやすいのもネック。
ナゼ…ナゼ…シタガワナイノ…ナゼ…
オイテケッテ…イッテル…ノニ!
ゲージ破壊段階では砲台小鬼が2体に増え、集積地棲姫が1隻減る代わり壊に強化される。
珍しく制空値が削り編成よりも低下する最終編成となるが、ボスの装甲向上が著しいためあまり恩恵は感じられない。
とはいえ、もはやカンスト間近の装甲程度は珍しくもなんともない。一番の課題は、ボス本人の堅牢さ以上に随伴艦の殲滅である。
耐久力に劣る砲台、キャップ後特効でこなみじんになって死ぬ集積地棲姫もうまく噛み合わなければ倒しきれない上、飛行場姫の始末が極めて難しい。
火力キャップの関係で昼に撃破することは無理ゲーに近く、夜戦までに残ってしまった場合にターゲットを吸われがち。
最終編成は砲台が増えた関係で陸攻による攻撃も効果が薄くなりがちで、開幕で砲台が1基も減らなかった場合はかなりの絶望を味わえる。
対地装備を第一艦隊にも充実させなければ撃破はおぼつかないが、対地装備が可能な艦はおおよそ短射程であり、攻撃前に中大破させられることも多い。
ならばどうすればよいか?最初に叩き込めばいい。
Nelson Touchに対地装備の特効艦を巻き込み、特効×対地補正×Touch補正のウォーズマン理論で一気に敵編成を壊滅させる。
この戦術であれば対地攻撃艦の手数を効率的に増やせる上、敵が減ることで損傷の危険も減って一隻二鳥となる。
まぁ駆逐艦が大破してても普通に砲台や集積地は特効がでかすぎて大ダメージor爆発四散だが。
撃破には対地装備のかみ合わせがかなり重要であり、どうしてもトライ回数がかさみがち。
結論として、削りダメージを効果的に蓄積してくれる友軍の来訪を待つのが正解だったと言わざるを得ない。
一応タッチや陸攻が上手く噛み合えばボスだけに絞って夜戦突入も可能。
そうなれば友軍なしでも勝ち目はある。ただしやたら装甲が高いため、那智や足柄、Гангутの三式弾連撃で大ダメージをを引かないとしんどい。
後日、友軍が段階を踏む形で実装された。
しかし、第一陣はバリエーションだけは豊富だが誰も彼もが対地装備を一切装備していないばかりか駆逐はいつものカットイン狙いという体たらくであり、削り以外にはあまり当てにならなかった。おかげで大炎上した。
第二陣では一転してきっちり対地装備を所持した上で連撃装備と、E2に続いてもうあいつらだけでいいんじゃないかな状態と極端な強化が施されている。
この強友軍にはソビエト所属の艦や日進が含まれているため、友軍の大火力に期待する場合は前述した編成から抜いてしまってもよい。
ただし札の関係でカッツカツな部分はあるので迂闊に引っこ抜きすぎるのも考えもの。
自前でしっかり用意しているならそっちを起用するに越したことはない。
またNelsonもE4での掘り作業に有用と判明しており、有力な選択肢のひとつ程度までには優先度が低下している。
とはいえ昼でどこまで削りきれるかが勝負にはなっているという部分は変わりないので、万全を期すならNelsonはここで切っても良い。そのくらいこのメスg…妹は硬いし耐える。
此処から先難易度を落とす、と言うならばなおさらである。
共通クリアボーナスはLuigi di Savoia Duca degli Abruzzi級軽巡 Giuseppe Garibaldi(ゲーム内ではG.Garibaldiと表記)。長い。
イラストレーターはじじ氏、CVは今回艦これ初参加の浅見春那氏。
実艦は最上型に対抗して建造された大型軽巡洋艦。
そもそもの最上型が主砲の口径が小さければ軽巡理論で作られた重巡であったため、こちらも重巡相当の巨体を誇る。
複数の海戦や作戦に従事しており、対艦戦闘・通商破壊などで活躍したが、レーダーの不足や機関不調による戦闘力低下を懸念され、温存されたまま連合国軍に投降。
その後は連合国側として海上護衛や兵員輸送をこなし、無事に終戦を迎えることができている。
戦後のイタリア海軍においても艦載ヘリの発着試験をこなすなど活躍したが、予備役からの復帰後に核ミサイル発射機を搭載する改造を受けたことは有名なエピソード。
とはいえ搭載したのは発射機のみであり、実際に核ミサイルが搭載されることはなかった。
外見はピンク髪にイタリア海軍共通の艦橋型帽子に腋開け制服。
何を置いてもデカい。恐らく軽巡では最大なのではないかと思えるほど。重巡相当恐るべし。
性格は摩耶と天龍を足して2で割ったような勝気。最新鋭であることをよく自慢する他、姉のLuigi di Savoia Duca degli Abruzziとはピアスを分けるなど仲が非常に良好。
なおゲーム内表記は当初「ガルバルディ」であったが、運営から「ガリバルディ」の表記ミスという通達があった。ボイスでもガルバルディと言っているため、後日再収録とされている
性能も軽巡詐欺を体現したかのような高さ。
ほぼ全てのステータスが重巡の水準であり、スロット数もきっちり4。
連撃装備であれば火力は100以上にもなり、完全に重巡として運用することができる。
さらに他の4スロット軽巡に比べて夜戦火力も標準程度にはある万能ぶりだが、青葉型に匹敵する軽巡としては重い燃費と対潜能力だけはやや低めなのがネック。
対潜能力を要求されない水上反撃部隊等の任務消化で活躍するだろう。
他のクリアボーナスは丙作戦で勲章と烈風改(試製艦載型)が追加。
乙作戦で新型航空兵装資材と改修資材が追加され、甲作戦では烈風改二が追加。
このうち、烈風改二はデフォルトで対空+13という非常に強力な性能を誇る。
高難易度に挑むのであれば垂涎の的ではあるが、甲作戦の難易度が高いため難易度選択は慎重に。
レアドロップはE3-1ボスマスではLuigi Torelliや日振、E3-2ボスマスでは福江、照月、Гангут、Ташкент、神鷹、まるゆなど、どちらのボス共通で石垣、大東、Gotlandなどがドロップする。
ただし第一ゲージはノードロップあり。
神鷹が初のドロップ落ちになり、なかでもТашкентはイベント開始前からドロップ場所が告知されるという異例の扱いであり、未入手の提督は是非ここで掘っておきたい。
のだが、前述した通りボス戦の難易度も道中の難易度も高いため、友軍来訪までは掘り足も鈍っていた。
またOマスで石垣・大東のドロップも確認されているが、素のドロップ率が1%を切っているとされており、道中マスなのでガシャンも日常茶飯事なのでおすすめは出来ない。
E-4『防備拡充! 第二次ハワイ作戦』-北太平洋ハワイ諸島戦域-
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フザケルナッ!
北方方面の敵戦力漸減に成功し、後顧の憂いは断たれた。
同胞を救出すべく、艦隊は再び因縁の地に舞い戻る。
三度目のハワイ攻略作戦。
お札は『機動部隊』&『攻略部隊』。
1マップに2枚のお札再び。しかも今回はスタート地点も同じなので心臓にとてもよろしくない。
出撃させる艦隊をミスすると容赦なく詰むので艦隊の編成チェックは絶対に欠かさないように。
指先確認と点呼を推奨。ご安全に。
基地航空隊はE4同様2部隊の出撃が可能、防空に1部隊を回すことになる。
烈風改(とその熟練)は相変わらず防空で派手に暴れてくれるが、流石にE-3ほど被害を抑え切ることはできない。
近年の後段作戦としては非常に珍しく、ゲージが1本しかない上ボスマスも最初から出ている。
とはいえ難易度的なハードルは複数ゲージに勝るとも劣らない水準な上に札も複数枚。油断してはならない。
E4/削り・ギミック解除
まずはギミック発動条件の戦力ゲージ漸減をこなす必要がある。
道中の長さ・到達難度含めて第一段階と呼んで差し支えない。
編成は高速統一の空母機動部隊が基本。
戦艦1+空母3に加えて全艦を高速+にすることで鬼門のJマスを回避する上ルートの通過が可能となる。
タービン+缶のセットが足りていない場合はJマスを通ることになるが、ここはE3のJ以上に鬼畜そのものの編成なので要注意。
駆逐込みの編成以外は全員固定撃墜15以上で対空射撃回避持ちの攻撃機すら枯渇が懸念されるので、1スロットのみに攻撃機を積むのは棒立ちの危険がある。
攻略部隊とはメンバーを一切共有できないので別個に重巡や対地装備の駆逐艦が必要。
空母だと五航戦はオススメ。中破でも攻撃可能でジェットで手数も増やせるので、削りに最適。
砲台に上手く噴式強襲がぶっ刺さると一発撃破も十分にある。
熟練度も減りにくくなったので鉄の残量と相談の上切っていくとよいだろう。
ただしゲージ破壊や掘り、E5-1でも使えるので手持ちの札と相談の上決めると良い。
片方だけ切ったりいっそ割り切って両方切ってしまうのもあり。
道中は高速+を満たしていれば対潜戦闘2回+空襲戦1回+水上打撃部隊1回。
満たしていない場合は空襲戦1回+水雷戦隊1回+重空母機動部隊1回+水上打撃部隊1回。
高速+ルートであれば到達そのものはさほど難しくない。
また友軍来訪によって到達時の戦闘力低下をあまり気にしなくてもよくなったため、司令部施設で強引に通常ルートを押し切ってもOK。
ただし、最後の水上打撃部隊がル級×3の縦とE2-Oを彷彿とさせる重編成。
不安なら支援を出して確実に戦力をそぎ落としておきたい。
ナゼダ…ドウヤッテ…キタァ…?
ドウ…ヤッテ…
ボスは中枢棲姫。3年ぶりの再戦となる。
カタログスペックも3年前と全く変わっていないのだが、重要なポイントとして航空支援や艦爆による爆撃に特効がない。
随伴艦も手加減しておらず、集積地棲姫に飛行場姫、戦艦水鬼改が控える。
また削り段階においては特効も機能していない節があり、撃破することはほぼ不可能。
ゆえにギミック発動条件を満たすまで地道に削らねばならないのだが、燃料/弾薬/艦載機を大きく消耗した状態ではまともに戦うことはできない。
友軍来訪後でもどうにか2撃、3撃を届かせる消耗戦を強いられるポイントであり、E4の本体とまで称されている。
どれほど困難かと言うと、ボスを中破で最高、小破で御の字、削ればOK、ノーダメが普通に起きる、というくらいに苦行であり、随伴に攻撃が全て吸われてボスノーダメがザラに起きるほどであった。
とにかく到達して旗艦のHPを1ポイントでも削る、あわよくばAで後述の掘りの試行回数を増やす、この二点が大切である。
HPゲージを残り1/3程度まで削れば第一条件はクリア。
残りのギミック解除条件は以下の通り。
- JマスでS勝利
- TマスでS勝利
- Lマスで航空優勢
- SマスでS勝利
- Kマスで航空優勢
- 基地空襲で航空優勢1回
見てわかる通り非常に条件が多く、複雑。解除した条件をメモしながらクリアしていくことが推奨される。
まず、JマスのS勝利とLマスの航空優勢は削り編成に戦艦代わりに低速の水上機母艦を1隻入れ、基地航空隊を集中させれば到達とクリアが可能。
陸戦1陸攻3を前者に集中、陸戦4を後者に集中で1回の出撃でまとめてこなすことも可能と言えば可能だが、解除音は1回分しか鳴らないため要注意。
TマスのS勝利もそのままJマス・Lマスの解除編成で進撃可能だが、基地航空隊を派遣せずに突破するのは困難。一度撤退して振り分けなおすとよい。
SマスとKマスの解除は水上打撃部隊で行うが、誤って空母機動部隊で出撃するという大事故だけはくれぐれも起こしてはならない。
友軍第二陣の来訪によって予備戦力でも強引に撃破できる程度まで難易度が低下しているが、それでも指差し確認は怠らぬよう。
第一艦隊に戦艦2+軽空母2+巡洋艦or駆逐2、第二艦隊に軽巡1+駆逐3+巡洋艦2でどちらにも到達できる。
ただ水上打撃は以降軽空母を使わないので、割る段階を考えて正規空母1+航巡などもアリ。
ゲージ破壊も水上打撃部隊で行うことになるため、それを前提に戦力を選定しておきたい。
ギミック解除自体は軽空母2隻に艦戦、もしくは正規空母に艦戦、航巡に水戦を満載し、
Kマスに陸戦1陸攻3を集中すれば1出撃でさほど労せずクリアできるはず。
ただし水母水鬼がやや硬めなので、第二艦隊の駆逐艦に魚雷カットイン装備を施しておくとよい。
補足として、上記のギミック解除はほぼ全て道中支援が前提。
特にJ・T・KのS勝利はボス級の深海棲艦や大幅に消耗した状態での戦闘となるため、ケチると逆に沼りかねない。
E4/ゲージ破壊段階
無数のギミック解除したのち、ようやく中央に出撃ポイントが追加される。
友軍来訪前はかなりの難関だったものの、現状ではここまで来ればほぼ消化試合。
編成はギミック解除時の編成をベースとした水上打撃部隊となる。
高速統一で第一艦隊に戦艦2+正規空母1+(航巡or重巡or軽巡or水母or駆逐)3、第二艦隊に軽巡1+航巡2+駆逐2+対潜駆逐が基本。
とにかく敵編成に陸上型が多いため、トドメ役となる第二艦隊はもちろん、第一艦隊にもある程度対地装備艦を用意しておきたい。
大発動艇+特二式内火艇+WG42の対地3点セットや水戦が装備可能かつ4スロット、さらに高速を満たす日進はかなり活躍できる。
さりげに水戦に砲台特効があるので航巡を使いたくなるが、E5のルート固定に2隻必要な上に複数所持でなければ利根、筑摩は第2艦隊に置きたいところ。
第二艦隊のメンツは特効を持つ上にWG42+三式弾の連撃が可能な利根・筑摩がほぼ確定枠。
また霞・霰も対地装備を持てる特効艦だが、E5でも特効があるのでカットイン可能な霞は温存してもよい。
軽巡はWG42を2つ持って連撃可能な艦なら何でもよい。大淀・Gotland・夕張・G.Garibaldiから誰を選んでもあまり差はない。
が、掘りまで見据えるなら増設枠に高角砲を装備でき、対空カットインが可能な大淀一択となるか。
戦艦を1まで減らせば低速でも通れるが、なぜかタービンの高速化は無効。
道中は混成打撃部隊1回+空襲戦1回+水上打撃部隊1回。
初戦の混成打撃部隊は縦・複縦の確率が高いにも関わらず潜水艦が混じっているため、第二艦隊のうち一隻は必ず先制対潜装備としておきたい。
複縦陣相当の第二戦列を使って対潜と水上戦を両立させたいところ。
ボス前の水上打撃部隊は削り時に比べてこちらの消耗が少なく、道中支援さえ出していればさほど苦戦しないはず。
フタタビ…ココニ…タドリツイタノカァ…
キサマラガ…!
ゲージ破壊時は3年前と同様、中枢棲姫―壊にパワーアップ。
随伴艦の戦艦水鬼と集積地棲姫も壊に変化するため、正面からの打倒はかなり難しそうに見える。
しかし実際はスタート地点が前進した時点で特効や対地装備が機能するようになっており、対地装備艦の連撃でゴリゴリHPを削られてしまう。
陸攻も刺さると三桁ダメージを与えることもあるので有効度は上がっている。
また随伴の集積地棲姫・砲台小鬼の陸攻や対地セットに対する脆弱性も変わっておらず、夜戦までには大抵3隻程度しか残らない。
ただし向こうの命中率が猛烈に高いので第一艦隊が速くにズタズタにされると結構厳しい展開になることも。
それでも友軍来訪前はタフな戦艦水鬼改にターゲットが吸われることがあったのだが、来訪後はその生残性の高さが仇となった。
友軍艦隊は最後の1隻にはトドメを刺せないという制約を持ち、それ単体では海域をクリアできなくなっている。
しかし、いくら殴られようと必ず残る随伴艦がいた場合はどうなるか。答えは明白であった。
撃沈とまでは行かなくとも残HP200-300程度の瀕死に追い込まれるパターンが大半で、特効持ちの対地連撃で難なく破壊できるだろう。
友軍艦隊はこちらもバリエーション豊富だが、6/12に一新されるまでは戦艦組は三式弾を積んでいるが、駆逐艦は霞以外対地装備なし。阿武隈も一部編成を除いて内火艇なしという珍事となっており、E-3と並んで批判が殺到した事を受けてか第二陣で装備が大幅に変更された。
上記の通り、クリアするだけなら完全な張り子の虎に等しい。
3年前の悪夢はどこへやら、ラストは拍子抜けするほど簡単に撃破できてしまう。三年前も三年前で空爆が思いっきりぶっ刺さると他5隻健在で旗艦だけが一撃で砕け散っていた、なんてことにもなったが
しかし、本当の悪夢はその後に控えていたのである…
共通クリアボーナスは洋上補給と戦闘詳報。
丙作戦以上でGFCS Mk37、乙作戦以上で新型航空兵装資材と勲章が追加。
甲作戦では烈風改二戊型が獲得可能。
烈風改二戊型は対空+11の強力な夜間戦闘機だが、E5の丙作戦でも入手可能。
後述の掘りを懸念するのであれば諦めるのも手。
レアドロップは新規艦となるFletcher級駆逐艦 Fletcher。
イラストレーターはZECO氏、CVはまたまた艦これ初参加の宇民祐希氏。
実艦はFletcher級駆逐艦のネームシップ。
175隻という史上最も多く建造された艦級の長女、つまり陽炎や夕雲が目じゃないほど史上最も多くの妹持ちである。妹の中には戦後自衛隊に入って仇敵から友邦となった日本の護衛艦となった者も。
自身も働き者であり、数多くの戦闘を経験しながらも太平洋戦争を生き延びた。
戦後も朝鮮戦争、ベトナム戦争に参加しており、まさに歴戦の駆逐艦と言っても過言ではない。
また「ラッキー13」、「ファイティング・フレッチャー」、「マザー・フレッチャー」などの多数の愛称を持つ。
外見は金髪のミニサイドテールに加え、Johnston同様の肩出し制服。
まず何よりも目を引くのは規格外の胸部装甲。
もはや駆逐艦とは思えない大きさで、アメリカの豊かさを見せつけられること請け合い。
どれだけデカいかというと、駆逐艦胸部装甲ランキングでナンバー2に躍り出るほどの豊かさである。これより僅差で上の浜風はワールド級
Johnstonでさえかなりのものだったのにとんでもないインフレである。米帝恐るべし。唯一アメリ艦でストンな胸部装甲のサムは泣いていい
胸部装甲だけに目を奪われがちだが、中破時に強調するお尻もなかなかのもの。
性格はマザーの名に相応しく落ち着いたもので、時報でも妹のJohnstonと違って焦る場面は見られない。
ただしやたらコーヒーを飲ませたがるという謎の傾向が見られる。
朝昼晩全ての食事にコーヒーを勧めた上で夜にもおかわりを持ってくるため、明らかに飲みすぎである。
性能はほぼJohnstonのコンパチで、運用の差異は特に無いと考えられる。
ただし戦歴が非常に充実しているゆえ、今後の特効艦として出番がある可能性は高いかもしれない。
入手することができればの話だが。
ボスマスでドロップし、なおかつ乙作戦以上であればA勝利でも落ちる…のだが、難易度が茨の道どころではない。
前述したとおり、このマップは友軍来訪によってクリアするだけなら非常に簡単になっている。
しかし掘りではそうはいかない。甲・乙作戦のS勝利以外でのドロップ率が極めて低いため、S勝利をもぎ取れなければ莫大な周回を強いられるのである。
S勝利にはボスに加えて戦艦水鬼改、集積地棲姫、飛行場姫、砲台を全て殲滅しなければならず、その難易度はもはや天井知らずと言ってもよい。
甲作戦が厳しいため、丁作戦でリセットしながら掘ることを推奨する攻略サイトがあるほど。
ただし、某統計サイトによれば甲S勝利で5.1%、A勝利で1.2%、丁S勝利で1.3%となっており、丁掘りだと無慈悲なまでの低確率が立ちはだかってくる。しかも丙・丁作戦ではS勝利時限定のドロップ。
特にA勝利はコモン艦のドロップ率が非常に高いため、もし入手を試みる場合は心を強く保っておいた方がいい。
甲S勝利の確率を上げる戦術はいくつかある。
以下は一例。
- 利根・筑摩の装備を主砲2門+熟練整備員か副砲2門+魚雷1基と三式弾orWGにし、戦艦水鬼改と陸上型への両用装備にする。
- 第二艦隊の最後尾に雷巡を配置し、道中の安定と戦艦水鬼改へのトドメを担当させる。ただし雷巡はE5-2の主砲になるのでサブ艦及びE5-2用の代案は必要。
- 第一艦隊の空母に対地艦爆を装備させておき、砲台を夜戦開始前に始末できるようにしておく。
- 上とは逆に空母に通常艦爆を乗せて戦艦水鬼を100%削ってもらう。上手く噛み合えば第二の閉幕雷撃込で大破くらいまでは行ける。
- 比叡霧島を外して友軍に託す部分を増やす。
- 第一の水母や航巡から対地装備を外して電探保持及び制空補助に特化させ、集積地は航空攻撃、戦艦の砲撃や友軍の夜戦などに託す
掘りのみを見据えてNelsonをここに温存する戦略も考えられる。
対地装備艦をNelson Touchで射出する戦術はこのマップでも有効で、S勝利の確率を大幅に上げることが可能。
ただしその分E3での苦戦は免れないため、資源配分と戦力配分の判断は慎重に。
さらにNelsonを使うと他に大型艦を空母1隻しか入れることができなくなる。
また、攻略を優先した提督の中にはS勝利をあきらめて安定A勝利での掘りを選択した提督も少なくない。
一方、丁掘りの場合はE3までで使った艦娘使い放題であるため、使用済みのNelsonやТашкентらもバンバン投入できるのが利点。
さらに丁難易度のみボス随伴に戦艦水鬼がおらず、ギミックを一切解かずとも戦力が整っていれば友軍や決戦支援なしで十分S勝利が狙えるのでリセマラにも優しい。
しかし、丙以下での掘り作業においてもボス前のル級3隻が壁となり大破撤退の危険性は健在、ボスではPT小鬼群をうっかり仕留め損なうとA敗北となる恐れもあるため毛根へのダメージは否めない。
他のレアドロップはボス前マスで神威、瑞穂、秋津洲、雲龍、Commandant Teste、Gambier Bay、まるゆ。
ボスマスでは大淀、Sammel B.Roberts、Johnston、伊400などがドロップする。
中でもGambier BayやSammel B.Robertsは運営から事前予告されていた初のドロップ落ちである。
特に他のアメリカ駆逐艦2隻や伊400はFletcherより確率が低いにも関わらず何故かドロップ報告が多い。
E-5『波濤の先に――』-北太平洋ハワイ諸島南東沖-
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コノ…ホノオハ…アツイダロウ!
ハナシニナランナッ!
艦隊は今再び波濤を超え、友邦の元に辿り着き、遂に中枢泊地の奪還に成功した。
しかし、そのさらに果てに聳え立っていたのは、昏き深淵より出づる巨体――
お札は『ハワイ派遣艦隊』。
このマップ限定の札であることに変わりはないが、基本的に投入すべき艦はほぼ決まっているのであまり問題にはならない。
ここまでに温存してきた全戦力を投入して勝負を仕掛けよう。うっかりE4に突っ込んでしまったという声もあったが
基地航空隊は3部隊出撃可能。
ギミック以外で防空を行っている余裕が無いため、烈風改は残念ながらここではあまり活躍できない。
ゲージは戦力・戦力の2本立て。
友軍前は1本目と2本目の難易度の落差が非常に激しかったが、現在では資源消費を除きやや2本目が勝る程度に落ち着いている。
E5-1/戦力ゲージ
編成は水上打撃部隊、空母機動部隊のどちらでもOK。
道中・ボス共に要求制空値が高めなので機動部隊の方が制空を取りやすいが、第二艦隊への被害を懸念するなら水上打撃部隊もあり。
機動部隊は正規空母3隻以内で最短ルート、水上打撃部隊は特にルート固定上の編制制限は無し。低速艦を入れても特におとがめなし。
長門+陸奥の特殊攻撃が非常に強力なため、どちらを選択する場合でも入れておけば頼りになる。
脇を固めるのは制空の伊勢型改二、おなじみ決戦兵器の武蔵改二等が候補か。
またアメリカ艦はいずれもやや高倍率の特効を所持しているが、大型艦たちはともかく第二艦隊を担当するSamとJohnはそこまで元の夜戦火力が高くない。
第一ゲージに限って言うのであればあまり優先しなくともよい。削り中の対潜要員として起用するのもあり。
道中は空母機動部隊では対潜戦闘1回+空襲戦1回+水雷戦隊1回+空母機動部隊1回。
水上打撃部隊では対潜戦闘1回+空母機動部隊1回+混成打撃部隊1回となる。
難易度的にはヌ級改と遭遇する機会が少ない機動部隊の方にやや軍配が上がる。
とはいえ水上打撃部隊も先手を打って始末できる可能性があるので、特筆するほどの差はないかもしれない。
また、どちらでも通過しなければならない潜水マスは脅威の6隻編成。
潜水新棲姫が不在とはいえ、ここまで数が多いとクリティカルや装甲乱数の下振れによるラッキーヒットの確率も馬鹿にならない。
削り中はガッツリ対潜装備を整えるか東海を投げた上で臨みたいところ。
コンナ…トコロマデ…キタンダネェ…
ジャア…アイテヲシテ…アゲヨウ……カ?
ボスは深海海月姫。
クロスロード作戦の時と違い、今回は高倍率特効無しで挑まなければならず、
しかも甲作戦ではダブルダイソンと空母棲姫が削り段階から常時随伴、かつゲージ破壊段階ではさらにダイソンが1体増える。
まさかのトリプルダイソン&空母棲姫を含め、最終的には姫5体を相手取らならければならない。
姫だらけの第一艦隊に目を奪われがちだが、第二艦隊にツ級と潜水艦がしれっと混じっているという地味な嫌がらせも。
…のだが、本体スペックは2年半前の初出そのまま。
装甲も206と今となってはさほどでもなく、雷巡や魚雷カットインであれば普通に貫通できてしまう。インフレに毒されすぎである
あれから時を経て実装された特殊攻撃も有効で、発動すれば同じく型落ち気味な装甲の随伴艦たちを一気に薙ぎ払える。
ただし、敵制空値の水準が非常に高いため、航空隊による劣勢削りを怠れば弾着観測射撃が使えずに苦戦する可能性もある。
慢心せずにきちんと制空値を計算した上で臨めば勝利はたやすい。
第一ゲージを撃破した後はボスマスが出現するが、例によってそのままでは撃破が困難。
ギミックをこなして最短ルートの出現と特効を機能させる必要がある。
条件は以下。
- G・F・Eマスで航空優勢
- XマスでS勝利
- VマスでB勝利
- 基地空襲で優勢1回
G・Fの航空優勢とXマスのS勝利は機動部隊、Eマスの航空優勢は水上打撃部隊、VマスのB勝利は輸送護衛部隊で行う。
Fは第1ゲージの編成をそのまま流用し、空母に艦戦を詰め込めばOK。Gは艦隊のうち1隻を水母に置き換えればよく、やはり艦戦詰め込みで問題なし。
Xマスまでは道程が非常に長い上、水上電探6を装備しなければレーダー射撃を受けてしまう。Gを経由すれば到達可能だが、一度出直した方が無難。
X自体も警戒陣のレ級eliteという邪悪な陣形を取ることがあり、基地航空隊の振り分けという面から見ても再出撃が有効。
Eマスは能動分岐で到達可能なので特筆すべきことはない。適当に陸戦部隊を集中させておこう。ここで防空のギミックをこなしてしまってもよい。
ただし、防空ギミックは烈風改におまかせ…とは流石にいかず、2部隊程度を割く必要がある。烈風改の隙間を雷電やネームド陸戦で埋めよう。
最大の問題となるのはVマスのB勝利。
まず輸送護衛部隊の非常に貧弱な戦力では辿り着くことすら難しい。
しかも航巡2or水母or補給艦がいないとボスに流される。また航巡か!さらに水母と補給艦は第2艦隊に配置できない。
道中も水上打撃部隊の道中に加えて水上打撃部隊が1回プラスされた上で戦闘となり、燃料/弾薬的な側面から見ても消耗が激しい。
特に制空・対空能力と装甲の乏しさから空襲戦で大被害を被りがちなので、Fletcher級や秋月型などの対空カットイン艦を可能な限り投入したい。
よほど艦隊の戦力に自信があるならともかく、艦隊司令部施設の装備と道中支援の要請はしておくべき。
他の難所同様、下手にケチるといつまでも沼る可能性がある。
…実は索敵をかなり下げると先の条件を全て無視してVマスに行けたりする。
航空戦艦と護衛空母、特に伊勢型や瑞鳳改二乙などが残っていれば難易度は大きく下がる。ロケランも積めるし
なお、後段作戦実装直後は第二ゲージ出現後に深海海月姫を撃破すると第二ゲージが削れてクリアも可能という特大のバグがあった。
E5-2/戦力ゲージ
ギミックを解除した後はショートカットルートが開通。
ボスまでほぼ一直線に到達できるようになる。
編成は水上打撃部隊一択。空母機動部隊でも到達可能ではあるが、ギミック解除の恩恵がほぼ無い上にボス前がとてつもなく強いので意味が薄い。
ルート固定上の制限は水上電探の6隻への装備のみ。低速艦や雷巡を何隻入れようが逸れることはない。
とはいえ実際のメンバーはほとんど固定されており、
- 第一艦隊に特殊攻撃を持ち、電探も無理なく装備可能*7な長門改二・陸奥改二のセット、道中安定を求めるなら二番艦は弾着セット推奨。
- 高倍率特効を持つ阿武隈改二
- 単純な高スペックと5スロットで電探役、対空カットインも兼ねられる武蔵改二
- 艦戦で制空補助しつつ5スロットで電探役も兼ねられ、対空カットインも無理なく撃てる伊勢改二
- 水上戦闘機による制空補助と電探役として航空巡洋艦か4スロット水母
は持っていればほぼ固定と見ていい。
一応、電探枠が鬱陶しいため軽巡に大淀を入れて火力を捨て電探+夜戦補助枠にさせる手もあるが、オーソドックスとはいいがたい。
自由枠に入れる候補も
- 何故かやや高倍率な特効を持つ雷巡。連撃でもカットインでも強力だが、電探枠を圧迫するため無理に入れすぎると編成が歪む可能性あり。
- 夜戦グッズ保持役の高速戦艦or重巡。大型探照灯でより有効なデコイになる上レ級の開幕を受けての盾役を考えると重巡よりは戦艦が向く。
雷巡に特効があるのに重巡はなぜか特効がないのでほぼ2択になってしまっている。
そしてここで問題になるのが
高倍率特効を持つアメリカ艦のIowa+Saratoga MkⅡ Mod.2(・Intrepid)+Sam・Johnston(・Fletcher)
電探や高い制空を持て、やはり高倍率特効をもつ赤城改二
が同時に艦隊にいると強力な友軍を全て弾いてしまう。
赤城改二を外す方が主流だが、一応の補足として
アメリカ駆逐艦は素の火力があまりにも低いので高い特効倍率を加味しても弱特効の霞とほぼ同程度だったりする。というか綾波あたりともそこまでの差がない。
所持していない・耐久に不安があるなどの懸念材料があるならアメリカ艦たちの方を交代してしまってもOK。
火力が落ちるのを覚悟できるなら対潜+電探枠対策でТашкентに対潜シナジー装備と電探を持たせる手もある。E3で使ってなければ、だが
Johnstonとサムを組み込むなら自動対潜がある上連合補正でそこそこ火力は出せるが、駆逐にソナー積んどる場合ではあんまりないし撃ち漏らすと痛いので
第三航空隊に東海を一部隊(潜水艦を狙ってくれない事があるので万全を期すなら二部隊だが、当然その分の火力は減る)回した方がいい。
道中は空襲戦2回+水上打撃部隊1回+強襲部隊。約1年半ぶりに最短なら道中に潜水艦が居ないボスマップとなる。ルート固定をしくじると潜水新棲姫に遭えるぞ!(白目)
2回経由する空襲戦が地味に面倒。道中ヌ級改による事故の可能性も捨てきれない。
伊勢型及び武蔵改二は対空電探+高性能機銃で対空CIを撃てるため、補強増設が余っているなら使用できる体制にしておきたい。
強襲部隊はギミック解除でも通ったレ級eliteが出現する脅威のマス。
初登場から5年の時を経て、ついに回避不可能な道中かつ通常艦隊で出現。
長年に渡って5-5で猛威を振るってきた先制雷撃の破壊力は一切の衰えを見せることはなく、ほぼ確実に第二艦隊の誰かが中大破させられてしまう。
司令施設による退避は電探不足を招くため削り段階でも非推奨。
ただし、削り段階では1隻しか出現しないパターンがほとんどなので見た目ほど凶悪ではない。通常砲撃の命中率は下がるし、基本的に閉幕雷撃前に始末されている。警戒陣パターンを引くと始末できないこともちらほら…
問題はゲージ破壊段階で、案の定増える。おまけに単縦陣固定。警戒陣パターンがなくなる分マシという説も
こうなると一気に危険度が増し、ここまで無傷でも先制雷撃が集中して大破を喰らったりすることが多発する。
とはいえ相変わらず閉幕雷撃はほぼ阻止されるし、ここまで凶悪な事項を羅列しても対潜装備が不要なだけ潜水新棲姫よりはマシという声も多い。
波濤ヲ越エテ
ココマデ来タ
ノコノコト…ヨク…キタッ!ウレシイゾッ!
生命ヲ越エテ
再ビ来タ
ワタシノ…スベテデ…カンゲイ…シヨウカ!
アアアアアアアアアア
ボスは太平洋深海棲姫。BGMに沈メタルの新曲つき。
巨大な白鯨を従えた迫力あるビジュアルで、戦闘時に此方の艦隊が隠れるほど。
ただしその偉容に反して声が文字通りやたら嬉しそうなので微妙に気が抜けると評判。
モチーフは「白鯨」、及び報酬艦の元となった州に存在する化け鯨の都市伝説と推測される。
背中に巨大な砲を背負った鯨ということで、別の海洋生物モチーフの敵勢力を連想する人も。
また、ここまで迫力があるにも関わらず、主力戦艦止まり。こんなのと戦い続けていればアメリカ軍に余裕がないのも当然である。
スペックは前マップのボスである中枢棲姫をあらゆる面で完全に上回っている。
艦これ改でのラストマップに相当する場所で出現するあたり、エンディング後も戦いがまだまだ続くというのはこういう意味だったのかもしれない。
とはいえ装甲値がカンストしているわけではない上、幅広い特効や強力な友軍が来訪する現在では削り段階ではさほど強敵とも言えない。
制空値がラストマップとしては極めて低水準なのが大きく、基地航空隊も第一部隊を陸戦1陸攻3にすれば第二部隊以降は対空3以上の陸攻4でも劣勢に持ち込める。
ただし第1ゲージ同様にボス編成にしれっと潜水艦が混じっているので、基地航空隊に東海を1~2部隊忍ばせてカバーしておきたい。嫌がらせのように第二艦隊にツ級がしっかり2隻いるので、基地航空隊の熟練度もボロボロになる可能性はあるが
アメリカ駆逐組は対潜装備なしで先制対潜可能なためそこに賭けるのも一つの手だが、潜水艦が夜まで残ると友軍艦隊の水雷艦の攻撃まで吸われるためかなり痛いことを覚悟する必要がある。
本人及び随伴艦のパンチ力はかなり高いが、長門型改二の特殊攻撃や特効艦の弾着観測射撃、カットインがうまく突き刺されば割合簡単に撃破できる。万全の状態なのにカットイン不発からのA敗北とかもよくあるけど
昨日ノ敵ハ 今日モ海ヲ
遥カナ海原
コレイジョウ…ハ…ヤラセナイッ! ココデ…スキ…カッテハ…
静カナ海ヲ 守ッテイケ
静カナ海ヲ 守ッテエエエ
サセル…ツモリハ…ナインダヨォッ! ……カエレッ!
アアアアアアアアアア
ゲージ破壊段階になると例によって壊にパワーアップ。
最大級のHPはそのままに装甲が301と通常夜戦火力キャップに到達し、有効打を与えるのが著しく困難になる。また随伴艦にいた戦艦棲姫改が増える。
これ自体はもう特に驚くべきことでもないが、この3体からの攻撃はまったく回避できないということを合わせて考えると難易度の上昇幅は大きめ。
数値にして+70以上の命中補正によってこちらの回避は一切の意味を為さず、小破以上で狙われればほぼ確実に中~大破させられてしまう。
ゆえに何が何でも長門型改二の特殊攻撃を先制で叩き込んで流れをこちらに引き寄せる必要がある。というか発動しないとほぼ無理ゲーに近い。(不使用で友軍来訪前にクリアした猛者もいるが)
ただし発動してもCI2が入らないとうまいこと回らないこともしばしば。
また回避できないがゆえ、空母枠はSaratoga MkⅡ Mod.2でなければ攻撃前に沈黙させられて折角の特効を活かせないことがほとんど。
ボス戦の制空値は下がっているものの、ボス前がレ級2隻固定になり、そこで航空優勢を取ろうとすると必要制空値はむしろ上がっている。
特殊攻撃と並ぶ頼みの綱である友軍にも注意が必要で、赤城か第17駆逐隊に加えてJohnstonを含んでいる場合は決定打を与えられる友軍が来訪しなくなる。
どちらか片方を抜いておけば問題はないが、総合的な戦闘力は前者抜きの方が上回ると判断されることが多い。
とはいえ、ここまでならあくまで中規模の甲としてはそこそこ程度の難易度とも言える。
増派された強友軍は敵を大きく痛めつけてくれるし、カットインルーレットも特効があるためにクリティカルを引かずとも良い上に陸上型も随伴にいない。
そもそも特効は特定の艦が高倍率なだけでほぼ全ての艦に存在するため、○○がいない!という事態にも陥りづらい。
甲難易度としては例外的なほどに装備や艦娘の要求ハードルが低く、戦力が不足気味でも甲難易度をクリアできる目は十二分に存在する珍しいラストマップと言える。
とはいえ第二艦隊をほぼカットイン艦で固めなければ話にならん硬さではあるので
魚雷の改修や運改修が足りない、あるいはここまでで主力を切ってしまっていた場合苦戦は免れない。
いつもは史実特効艦二枚くらいを後ろに鎮座させておけばよかったのだが
今回はいわゆるフィニッシャーが重巡を除き全員特効艦といえる補正がかかってようやく勝負になっている編成が相手、というのは忘れてはならないだろう。
道中のレ級で中破しやすく、火力が落ちている場合が多いのもネックである。
下記の理由もあるので難易度下げの判断は資源を見ながら早めに行うべき。
しかし、落ち着いているのは撃破難易度だけということも忘れてはならない。
このゲージの最大かつ最凶の問題点は、資源消費があまりにも重すぎること。
編成例の部分を見てもらえれば分かりやすいが、このマップは最適解が完全に決まっていて弄れる余地が無い。
ゆえに、戦艦5+装甲(正規)空母1+航巡1+軽巡1+駆逐2+雷巡or重巡2という激重編成での出撃が基本となる。しかもその内訳も武蔵改二、長門型改二、Iowa改とこれまた資源泣かせの超重量艦が勢ぞろいである。
これに加えてゲージ破壊では道中支援・決戦支援を当然欠かすことはできず*8、基地航空隊の出撃・補充コストも追加。
さらに重量艦艇が大破すればもちろん修復に資材が猛烈に持っていかれる。というかボス戦での殴り合いの結果、ほぼ確実に大破祭りとなって帰ってくる。
これを総合した1度の出撃に要するコストは青天井としか形容できず、酷い場合は1回5000以上という莫大な燃料が消費される。
燃料が10万あっても20回しか出撃できない可能性があるというとんでもない海域となってしまっている*9。
ゆえに、ゲージ破壊に挑む際は徹底的に下準備を整え、出撃の質を上げることを意識するべきである。
キラ付けはもちろんのこと、基地航空隊の熟練度も全て最大まで上げておくべきである。キラ付け自体にも資材を食う艦が多いため、間宮伊良湖の投入も視野に入れていいだろう。
敵の対空砲火がかなりゆるいため、一度最大まで上げれば一気に剥がれることは無い。
試行回数を稼いで突破などとやっていれば光の速さで燃料が溶けて詰むので、よほど追い詰められていなければ急がば回れの精神できちんと準備しよう。
幸いというべきか、乙作戦以下と甲作戦だと月とスッポンすら生ぬるいレベルの難易度差があるにも関わらず報酬差が極めて小さい。
乙作戦ではノーマルレ級なので開幕無しで攻撃力も減少しているので支援を入れておけば余裕だし
丙作戦に至ってはボス前マスのレ級はノーマル固定であり、しかもゲージ破壊圏内に入らないと出現しないという点だけでもボス到達率は大きく引き上げられている。
どうしても力及ばず戦略的撤退することになってもあまり格差は生じないので、普段甲に挑んでいない提督にとってはある意味気軽にチャレンジできる…かもしれない。
静カナ海ヲ 守ッテイケ
静カナ海ヲ 守ッテイケ
静カナ海ヲ 守ッテ
静カナ海ヲオオ
アアアアアアアアアア
共通クリアボーナスはColorado級戦艦 Colorado。
イラストレーターはパセリ氏、CVはG.Garibaldiと同じく浅見春那氏。あの「有明の女王」を世に送った絵師さん。
なお、事前に「戦艦を担当したことがない」「初期から絵師だった」という情報が出ていたためかある程度候補は絞られていた。
実艦はビッグセブンとして名を馳せたColorado級戦艦のネームシップ。妹はMarylandとWest Virginia。
Colorado級戦艦は長門型・Nelson級と比べてやや小型の船体であり、幅はともかく全長は重巡より短いという寸胴体形が特徴。
史実においては制海・制空権がアメリカ軍優勢になったのち、対地砲撃にて活躍した。
ただし、スリガオ海峡で真珠湾攻撃のリベンジを果たした妹たちと比べるとやや華々しい戦果には欠ける。
なお、真珠湾攻撃の際にはオーバーホール中でハワイにいなかったので本作戦での実装理由は謎。まぁ、艦これだとよくある事ではある。
外見はくせ毛の金髪ショートボブ。ビッグセブン共通のツノ、Colorado級の特徴たる籠マストも完備している。
また大胆な横乳とまぶしい腋が目を引く。実艦の全長を反映したのか、ビッグセブン内ではやや小柄気味。*10
性格はビッグセブンに列する戦艦のネームシップたる堂々としたものだが、ドヤ顔とCVの影響か随分と子供っぽい印象を受ける。
改造後の時報ではそれがより顕著に表れており、テンプレのようなツンデレ発言を放つことも。
余談として、日本語と英語で会話トーンの落差が猛烈に激しい。Warspiteとは別ベクトルで確実に戸惑う。
また自己紹介で息切れするという地味ながらオンリーワンな一面も持つ。
性能は戦艦としては申し分ない…のだが、長門型改二、Nelsonと比べるとやや劣る。
船体の小ささに加え、3世代先のアメリカ戦艦であるIowaが既に実装されているのも理由かもしれない。(コロラド級の次代はノースカロライナ級2隻、次いでサウスダコタ級4隻がいる。)
とはいえビッグセブンの特権である攻撃スキルを所持しており、Iowaにはできない仕事も可能。
攻撃スキルの性能は以下の通り。
◆名称不明
発動条件:自身が旗艦+2・3番艦に戦艦配置+全艦小破以下で梯形陣か連合第二陣形を選択
発動タイミング:自身の砲撃時
発動確率:不明
デメリット:自身を含めた参加艦の弾薬消費1.5倍
ダメージ倍率:自身は1.3倍、参加艦は1.15倍
徹甲弾装備:ダメージ1.35倍
電探装備:ダメージ1.15倍
参加艦がビッグセブン:2番艦はダメージ1.1倍、3番艦はダメージ1.15倍
バッサリ言ってしまうとスキル性能自体はNelson Touchと胸熱の悪いところを足して二で割らなかったものとなっており、長門型、Nelson級に比べて使い勝手は大幅に劣る。
素の威力が低い上、強化条件を全て満たしてもNelson Touchとどっこいでかなり扱いづらい。
また発動条件も戦艦3かつ小破以下でなければならず、この点でもNelson Touchに劣ってしまう。
トドメにこの低威力と扱い辛さできっちりデメリットが存在するため、現時点ではわざわざ使う意義が無いとしか言えない。
恐らく姉妹が揃った時に真価を発揮するタイプと考えられる。今後に期待。
他の報酬は丙作戦以上で烈風改二戊型と勲章、乙作戦以上で152mm/55 三連装速射砲改と改修資材。
甲作戦では烈風改二戊型(一航戦/熟練)と甲勲章が入手できる。
烈風改二戊型(一航戦/熟練)は名前の8割がIFというサイボーグじみた名称に反してスペックは控えめ。
素の戊型との性能差は実質対空+1しかないようなものなので、いざとなったら丙で妥協する選択肢を取りやすい…かもしれない。
とはいえ対空+12の艦戦はランカー報酬でもなければすぐ不足する高対空。
勿論入手できれば今後もスタメン確実である。赤城改二戊に装備させると火力+6という強烈な装備ボーナスがかかるため、
赤城(もしくは今後改二実装時のボーナス強化が見込まれる加賀)が嫁という提督には見逃せない装備となっている。
一応、烈風改二戊型の二種は熟練度が付くのに異様に時間がかかるという難点もあるが艦戦である以上一度熟練度がついてしまえば
よほどマズい運用しない限り剥がれる事態はないはずなので気長に熟練度を付けてあげよう。あ号で連れ回すと終わる頃には大分ついてるし
乙以上でついてくる152mm/55 三連装速射砲改はガリバルディ改の所持装備。
火力補正がついており、ガリバルディが装備すると火力が+2、対空が+1、回避が+1される。
なぜかゴトランド*11も補正がついており火力が+1になっている以外は同様である。
累積可能なので2本揃えるとガリバルディの火力が改二重巡に迫るレベルに上がる。
軽巡砲としてはオーバースペック、重巡砲と比べても2号砲に見劣りしないので取れるんなら取っておきたい。
レアドロップはE5-1ボスマスでSaratoga、神風、朝風、山風が、E5-2ボスマスでIowa、Intrepid、松輪、佐渡、まるゆのドロップが報告されている。
ただし第一ゲージはノードロップあり、Iowaは所持数1隻以下、Intrepidは未所持限定のドロップである。
掘り難易度はゲージ破壊後でもそこそこ高めで、支援無しでの安定Sはやや厳しいかもしれない。
ちなみに丙作戦はXマス・ボスマスともに弱体化が非常に激しく、実質ボーナスステージのような様相を呈する。
Coloradoの育成を兼ねながら掘るのも可能なので、戦略的撤退後で掘りを行いたい場合はここに来てもOK。
追記修正は捕鯨に成功してからお願いします
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*1 個人名を含む物。部隊名や「熟練」と付くものは含めない*2 六三四空所属の瑞雲+瑞雲一二型
*3 赤城改二止めの場合。改二戊改装する場合は追加で高速建造材30個と開発資材80個が必要になる
*4 任務報酬で確定入手できるのは1個のみで、追加はランカー報酬か改修で製作する必要がある。さらに製作には墳進砲が大量に必要で牧場行為がほぼ必須に近い。
*5 鹿島だけやや場違いに見えるが、夜戦連撃+夜戦装備2種の理想的な補助装備。おそらくは史実生存組つながりか。大井は沈没組だが…
*6 主砲2+水偵+電探
*7 電探+徹甲弾で特殊攻撃の攻撃倍率をブースト可能。とにかく最初に強烈な攻撃を叩き込んで機能停止させることを狙うため、弾着不能でもさほど問題がない
*8 ただしボス戦で特殊射撃他の為に第二陣形を用いる場合、陣形補正で決戦支援の火力が下がる。効果がイマイチと思ったら資源節約の為に決戦支援を見送るのも一考か
*9 もっとも一番資源を持ってかれるのは戦艦まみれな第一艦隊の修理費なので、道中で事故って撤退するくらいならそこまで資源を消費しないのは幸いか
*10 特殊攻撃のイラストが分かりやすい
*11 しれっと妖精さんもイラストに紛れ込んでいる
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