登録日:2011/11/27 Sun 16:36:38
更新日:2023/08/10 Thu 14:28:56NEW!
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勇者王ガオガイガー 勇者シリーズ 終わる終わる詐欺 スタッフの本気 作画崩壊 神回 サンライズの本気 涙腺崩壊 谷口悟朗 勇気ある戦い 弾丸x 最終回? 最終回(1回目) ×マスターアジア、暁に死す ×城之内、死す 勇者シリーズエピソード項目 ei-01 山口宏 植田洋一 山根理宏 逆作画崩壊 勇者、暁に死す!
※推奨BGM:勇者王誕生!-PREVIEW-
次回予告
PREVIEW
君たちに最新情報を公開しよう!
EI-01を倒せ!
ついに発動承認が下った弾丸Xは、運命の片道切符なのか?
我らが勇者達の最後の戦いに、君達の燃える勇気を分けてくれ!
勇者王ガオガイガー・NEXT!
勇者、暁に死す!
次回もこのチャンネルでファイナルフュージョン承認!
これが勝利の鍵だ!
NEXT
弾丸X
the Projectile X
[#include(name=テンプレ2)]
[#include(name=テンプレ3)]
※この項目は“例のあの声”で再生してください。
「勇者、暁に死す!」とは、『勇者王ガオガイガー 』30話にしてTVシリーズ第一部「機界四天王編」の終了を告げるエピソードであった。
『勇者王ガオガイガー』には最終回と見違えるような内容の回が何個かあり、
その中でも作画・演出面において特に気合が入っているのがこの回であった。
次回、31話の予告を見るまで最終回と騙された視聴者も多かったという。
脚本:山口宏
作画監督:植田洋一(キャラ)/山根理宏(メカ)
絵コンテ/演出:谷口悟朗
【あらすじ】
機界四天王が撃破され、姿を現した全ての元凶ともいえるゾンダリアン「パスダー」は東京中の機械を取り込みつつその根を張り巡らせ。さらに関東一帯の電力を奪い取り、巨大なゾンダーロボ 「EI-01」へ変化。東京ごと宇宙への逃走を謀る。
それを阻止せんとGGG機動部隊が突撃するが、EI-01は関東中の電力を味方に付けたことによる圧倒的なエネルギーで、
最強勇者ロボ軍団の一斉射撃とディメンジョンプライヤーを弾くバリア、回避不能な湾曲ビームを武器にガオガイガー達を返り討ちにする。
さらにはゾンダーメタルのエネルギーを放出させGSライドのエネルギーを相殺、エネルギー枯渇により最強勇者ロボ軍団は膝を着き倒れてしまった……。
この最大の危機に、GGGは最終最後の希望【弾丸X】を起動。
弾丸X!! 発動!!
承ぉぉぉぉぉ認っ!!!
―【弾丸X】。それは、Gストーンに封印された高エネルギー集積体を爆発的に全開放させることで限界以上のパワーを引き出す、最強・最後のミラクルマシンなのである!!―
しかし、それはあくまでも切り札であり使ったが最後、Gストーンはその力を全て使い果たし力を失う。それは勇者たちの死を意味していた。
だがそれでも、最強勇者ロボ軍団は己の命と引き換えとなるその最後の輝きを開放するーーー
「皆、解ってるな。この弾丸Xは……」
「覚悟の上です、隊長!」
「勇者として望むところ!」
「さっさとおっぱじめようぜ!!」
『全ては、EI-01を倒すために!!』
発動までの時間を稼ぐためマイクはただ一人バリアを張って援護するが、それも破られ、
万事休すかと思われたその時、緑色の光柱が立ち昇り暗雲を貫き、吹き飛ばされた曇天から輝く満月が現れる。
※推奨BGM:勇気ある戦い
緑色の光を背に立つ四つのシルエット。
それは機界昇華に抗う、勇者たちの最期の煌きを纏った証でもあった。
赤と青の超竜神、諜報部影の戦士・ボルフォッグ、剛腕の鉄人・ゴルディーマーグ。
そして、我らが勇者王ガオガイガー。
鋼鉄の勇者ロボ軍団はGストーンの放つ命の輝きを受け、紫色の光を負けじと放ち畏怖させんとするEI-01と対峙する。
行くぞおおおおおおっ!!!!!
凱の雄叫びと共に地を蹴り、残像と共にEI-01めがけて最期の戦いに駆け出す勇者ロボ軍団。
湾曲ビームを跳ね除け、怒りの鉄拳を繰り出すガオガイガー。バリアシステムであわや弾かれんとするが、ブロウクンマグナムの応用で高速回転さる。
ガオガイガーに続けと両手を突き出す超竜神。豪快にタックルするゴルディーマーグ。
そのパワーが上乗せされて、ついにEI-01のバリアが破れた!
すかさずメルティングサイレンでバリアをさらに分解させるビッグボルフォッグ。
超竜神のハイキックとゴルディーマーグのタックルが同時に炸裂。これまで勇者たちを苦しめてきたEI-01が、今度はこの世のものとは思えない悲痛を上げていく。
それは、素粒子ZOとGストーンのエネルギーがぶつかり合い、相反するエネルギーの奔流が発生した証でもあった。
「これが、弾丸Xの力か……!?」
「反エネルギー体同士がぶつかればお互いに消滅するのみ。しかし、パワーが上であれば最後に残るのは……」
驚愕する大河長官と、最悪の結末を予想する獅子王博士。
相克にあるエネルギーを限界まで高めた結果、ただ触れるだけでもお互いに大きなダメージが発生していく。
それはEI-01だけでなく、勇者ロボ軍団も同じであった。
怒りを全身にみなぎらせ、鬼神のごとき形相でEI-01を睨みつける黒鉄の巨神。
その内部で凱は、トドメを刺すべく核の位置を探す。
――コイツの核はどこだ……?どこにある!?――
ウィルナイフッ!!
凱はサイボーグの機能をフル活用し、緑の短剣の名を叫ぶ。
ウィルナイフが機界四天王の一人ピッツァとの戦いで落としていたことが幸いし、核の位置を特定することができた。
そこかぁ!
ゴルディィィィマーグッ!!!
おうっ!!
ハンマーコネクトォォォッ!!
ゴルディオン・ハンマァァァァァ――――ッッ!!!
そして無敵のツール・ゴルディオンハンマーとパスダーの攻撃が激突。
弾丸Xの負荷のせいかゴルディオンハンマーに亀裂が走るが、仲間達の援護でパスダーも弱体化。
EI-01……!
光になれぇぇぇぇぇぇぇっ!!!
えぁぁぁぁぁぁぁ!!!
たとえこの身が尽きても奴だけは倒す……
自身をサイボーグにし、命の両親を殺害したEI-01。
これまでの戦いの記憶が凱の脳裏を駆け巡る。
そして、それを振り切るかのようにガオガイガーが振り返り光の戦槌の石突を突く……同時に、パスダーは光の柱となり完全に消滅したのだった。
やがて静寂が訪れ、永い夜が終わる。
朝陽が差し込む中、勝利した凱達の元に駆け寄る護。
だが、暁に照らされる凱と勇者ロボ達は応えることはない。
弾丸Xで限界以上の力を燃やした以上、勇者たちは燃え尽きた白灰のように物言わぬ躯となっていた。
「やはり、運命の壁は乗り越えられなかったか……」
「全てのGストーンのエネルギー量…ゼロ……全回路…無力化……再起動…不可能……!」
最悪の結末を迎えてしまった事に、静かに悔しさを滲ませる獅子王博士。
現状報告をしながらも、悲しみに耐え切れず涙を流していく命。
そして、護も……。
凱兄ちゃん!ギャレオン!
みんな……みんな、返事してよ!
凱兄ちゃん……!
答えてよぉぉぉぉぉぉっ!!!
GGG全員が悲しみに暮れ、護は無為だと思いつつも必死に輝きを失ったGストーンの活性を行い続ける……。
どうしたんだ。GGGの隊員がベソかいてちゃ、みっともないぜ……
かすかに凱の声が護に届く。
するとGストーンが輝きを取り戻し煌き始める、勇者達は奇跡の復活を遂げる。
奇跡と言わんばかりの光景を見て、歓喜に満ちるGGGスタッフ一同。
これまでの戦いを見届けた大河長官も力強く微笑む。
それでこそ……勇者だ!!
【おまけ】
この回のクオリティがやたら高かったのは、視聴率が悪い場合はここで打ち切りになる一歩手前だったためで、今回のために製作陣は『我々も弾丸Xに入ったつもりでこの話を制作しました』とコメント。
実際、復活シーンにはOPテーマの『勇者王誕生!』が流れ、ガオガイガーと護のカットでED『いつか星の海で』に繋がる流れとなっている。
この回のクオリティを上げるために前話はその8割弱がバンク映像という当時としても割ととんでもない内容。
しかしかつての映像をつなぎ合わせたものながら、わずかな新規映像と合わせて非常に見ごたえがある話になっている。
今回の作画も後にバンク映像として使用されている。
そして、それとは真逆に今回の話では逆にほとんど一切バンクが使われない。
ブロウクンマグナムですら新規である。(例外的に使われたのは発進、合体バンクくらい)
弾丸X使用時、凱はマイクたちに60秒待つように言っているのだが、実際の秒数もきっちり60秒だったりする。
今回の作画も別の回ではバンク映像として使われる時もある。
タイトルは『帰ってきたウルトラマン』第37話「ウルトラマン夕日に死す」のオマージュであり、内容も夕日の中一旦は倒され、その後復活している。
『スパロボW』でもこのエピソードは再現されており、弾丸X使用イベントでの勇者ロボの特殊能力に「気力上限が200になり、毎ターン開始時にENが全回復」が追加されている。
追記・修正は弾丸X発動承認後にお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
……しかし、戦いはここで終わりではなかった。
本編Cパート、穏やかな時が訪れた青き星・地球。
衛星軌道上を漂うひとつのデブリ。
そこに映し出されるゾンダーメタル……。
ぬははははは……
ぬははははははっ!!
そう、EI-01=パスダーは完全に消滅していなかったのだ。
配下を、そして肉体を滅ぼされてもなお不気味に笑うパスダー。
そこへ球体に乗ったピエロの格好をした女が舞い降りる……。
NEXT
さらばGGG
ぬははははははっ……!!
そして、謎の女は人形のような唇を大きく開け、パスダー目掛けて吸い上げる。
その勢いは、サイズに見合わぬほどで跡形も残さず取り込んだ。
――情報収集、完了。
機械的な声色で呟いた後、謎の女はかすかに微笑み……舌なめずりをする。
これから訪れる破滅を予知しながら。
……そして物語は、後半戦へと続く。
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▷ コメント欄
- 弾丸Xからの一連の流れは神だった
凱兄ちゃんも最強勇者ロボ軍団も最高にかっこ良かった -- 名無しさん (2013-11-01 20:27:11) - EI-01改めて見るとカッケー!!パスタ野郎の時とは大違い! -- 名無しさん (2013-11-29 19:10:57)
- そういえば昔録画したドラえもんにこの話の予告が流れてた -- 名無しさん (2013-12-04 18:56:10)
- この回の気合の入りようは凄まじかった。 -- 名無しさん (2013-12-04 20:29:55)
- 作画がすごすぎて普段とキャラクターが違う気がするのもあるんだけどね。凱と命が特にw神回だけど -- 名無しさん (2013-12-07 21:16:37)
- 作画がキムタカじゃない回で、作画は誰なんだっけ? -- 名無しさん (2014-04-12 07:25:10)
- 号泣する命の顔にはドン引きしてしまった -- 名無しさん (2015-02-07 01:24:35)
- ホント、これが最終回だと思ってたから次話を見逃したんだよな……一週挟んでガオガイガーがボロボロになってた時は一体何事かと -- 名無しさん (2015-04-05 22:58:10)
- サブタイ、「勇者王、暁に死す」だったと思うんだけど俺の記憶違いかな? -- 名無しさん (2015-06-15 20:11:10)
- ↑公式サイトも見ればわかるけど「勇者、暁に死す!」が正式な表記 -- 名無しさん (2015-06-15 20:48:32)
- この時まで流石の檜山氏も「ゴォルディオォン、↓ハァンマアアァァ!」だった掛け声も、「ゴォルディオォン、↑ハァンマアアァァ!!」と熱演されて本気で感動しつつマジで喉の心配したの覚えてるわ。 -- 名無しさん (2015-09-29 23:37:44)
- 田洋一さん。この話以外にも妙にキラキラした凱や命描いてた人 -- 名無しさん (2015-12-04 12:44:28)
- ミスった…。↑7 確か植田洋一さん。この話以外にも妙にキラキラした凱や命描いてた人だっけかな? -- 名無しさん (2015-12-04 12:46:21)
- ガオガイガーはリアルタイムで観ていたけど、この話は何度も観返した。 -- 名無しさん (2016-06-18 20:12:17)
- 劇中では、この回で初めて、命の両親はパスダーのせいで死んだことが明かされたけど、ドラマCDや漫画版を読んでいない人は驚いたろうな。 -- 名無しさん (2016-06-18 20:20:06)
- 第2次スパロボαでも待つのはキッチリ1ターン(=1分=60秒)。ただし、味方ユニット全員がHP50%、気力80という最悪の状態まで追い込まれるのでその1ターンが非常に長く感じられるのもまた原作再現 -- 名無しさん (2016-08-27 11:51:59)
- ↑そこからの勇者ロボ軍団気力300は心が震えたわ。まさに限界以上のパワーを引き出した。 -- 名無しさん (2016-10-28 14:17:21)
- スーパーロボット大戦Wだとこの話にフルメタルパニック、テッカマンブレード、オーガンが絡んで物凄く密度が高くて熱いシナリオだけど疲れた……。 -- 名無しさん (2016-10-28 16:02:38)
- ↑4 驚きましたとも、ええ -- 名無しさん (2017-09-05 11:27:29)
- リアタイしてたおっさんだけど、この回を観たときは本気で最終回かと疑って慌てて新聞のTV欄を確認したよ... -- 名無しさん (2020-10-09 17:35:08)
- 今見たけど今までと作画の気合が違いすぎる。 -- 名無しさん (2021-08-14 19:40:20)
- たった一発の弾丸Xどんな感じになるのかと思ってたけど、綺麗にまとまってた。個人的になんでゾンダーメタルこんな無駄遣いしてるんだってのも敵の強さで納得した。リアタイで見てたらこんなん絶対最終回だと思うは。今だとツイッターとかですぐわかっちゃうんだろうな。やっぱ昔は昔で情報が少ない分その瞬間をより楽しめる。 -- 名無しさん (2021-08-14 19:42:43)
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