登録日:2019/03/07 Thu 20:09:03
更新日:2024/04/04 Thu 11:11:16NEW!
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バイオハザード パラレル パラレルワールド ドラマcd どうあがいても絶望 アンブレラ ゾンビ 前日譚 ラクーンシティ バイオハザード2 バッドエンド 全滅エンド 死亡フラグ 皆殺し 死亡フラグのオンパレード オワタ 救いがない そして誰もいなくなった だけどみんな救われねぇ どうせみんないなくなる 鬱展開 オムニバス 地獄 地獄絵図 モブ 一般市民 鬱展開の嵐 救われない話 運命 \(^o^)/ 誰も助からない事が約束された物語 モブルート 皆殺しエンド ※これが正しいラクーンシティの一般市民です 助からなかった人達の話
ゾンビと恐怖の闘い(ドラマ)再び…空白の2ヶ月が、今、解き明かされる!
『運命のラクーンシティ』とは、バイオハザードシリーズのドラマCDのタイトル。
前作のボイスドラマ「マコバヴィレッジの惨劇」に続く二作目のラジオドラマである。
ドラマCD「バイオハザード ドラマアルバム」のエピソードの1つであり、97年12月から文化放送/ラジオ大阪「佐竹・林原の無法塾」内で放送された。
バイオハザードからバイオハザード2へ至るまでの「空白の2ヶ月間」に起こった惨劇の話。VOL.1からVOL.3まである。
タイトル通り、ラクーンシティが舞台であり、1998年にT-ウイルスの流出で災害が起きた直後の物語。
今回は主人公のジルやクリスとは違い、『バイオハザード アウトブレイク』と同じく市民達が主役である。
アウトブレイクは2003年発売のため、一般市民視点という点では本作の方が先駆けている。
時系列が1の後であることに間違いないが、本作の内容にはゲーム本編と矛盾する描写があり、結末も正史と異なっている。
そのため今となっては後のシリーズとは繋がらないパラレルワールドと考えるのが妥当か。
ただし、バイオハザード発生からラクーンシティ壊滅までの裏側を垣間見れるという意味では興味深く、貴重な資料と言えよう。
なお、シリーズには欠かせない用語であるアンブレラが作中では「アンブレラ薬品」と呼称されている。
シナリオ担当は原作の2を手がけたフラグシップだが、ゲームのキャラは登場せずオリジナルキャラで話が展開される。
後に同じくバイオハザードのラジオドラマ『小さな逃亡者シェリー』も放送、発売された。
【VOL.1あらすじ】
1998年、アメリカ中西部の町ラクーンシティが舞台。
ある日、アークレイ山へハイキングに出掛けたジェーンと母アニタ。だが突然のスコールに遭い、帰ろうとするが道に迷ってしまう。
雨宿りができる場所を探して辿り着いた先は、一ヶ月前アークレイ山地猟奇殺人事件があった洋館の跡地だった。
雨が止むまで雨宿りをしていると、夜の闇から謎の怪物が現れ…。
VOL.1サブタイトル一覧
- 1. 惨劇の兆し
- 2. 洋館が招く〈第弐夜〉
- 3. 天井の屍体
- 4. 死霊の復活〈第参夜〉
- 5. 疫病の氾濫
- 6. 変調!〈第四夜〉
- 7. 死闘
- 8. 警告…
VOL.1の登場人物
- ジェーン(CV:笠原留美)
Vol.1における主人公で17歳の少女。ラクーンシティーハイスクールに通う女子高生。ハンバーガーショップでバイトをしている。
一ヶ月前、ピクニックに出掛けた際に突然の雨に遭い、帰り道で道に迷って雨宿りのために洋館に立ち寄るが…。
尚、バイオ本編では洋館は証拠隠滅のために木端微塵に吹っ飛んでいるが、本作では何故か建物が爆発跡があるだけで残っている。*1
ジムと共に再度洋館を訪れゾンビを目撃するが、父にも誰にも信じてもらえなかった。
後に家に訪れたジムが徐々にゾンビになっていく過程を、看病する形で目の当たりにしてしまう。更には最期まで。
父が身を挺して逃がしてくれたが、火事場見物に来た連中に絶望、更には父が母の名を叫ぶ声を聞き、炎で倒壊する家に戻っていく。
そこで物語からフェードアウトしてしまうが、VOL.2冒頭でリンダとエドの会話から病院に搬送後、死亡したことが告げられている*2。
- ジム(CV:野島健児)
ジェーンの友人であり、同時にジェーンに想いを寄せている少年。
クラスメイトにからかわれたジェーンをかばい、ジェーンの母親が化け物になってないことを証明するために洋館へ行こうとする。
父親はアークレイダムの管理責任者をしているマーカーで、もうすぐ誕生日を迎える妹がいる。
アークレイの森でジェーンの母、アニタのゾンビと遭遇し、それを伝えるが誰にも信じてもらえなかった。
汚染された水道水を飲んだことで感染してしまい、地下室に閉じ込められるが、ゾンビになる前にニックに頼み拳銃を貸してもらい自殺した。
- ニック(CV:坂口哲夫)
ジェーンの父親。アルコール中毒。(ただしアル中っぽさは最初だけで、あとは終始ほぼ正常な様子)
アンブレラ薬品の配送トラックの運転手をしている。飲んだくれている自分のことをダメな男だと自嘲している。
昔デトロイトの工場で班長として働いていたが、設備の安全問題の上告について、言えば自分がクビにされるのではないかと見て見ぬふりをした。
しかし結局それが原因で事故が起きてしまい、従業員が死亡、町を追われてしまう事になってしまった。*3
最初は娘達の言う事を信じていなかったが、ノーマンを食い殺した巨大蜘蛛と遭遇、さらに製材所でノーマンのゾンビに出会い事態の深刻さを思い知った。
真相を町に伝えに向かうが、アンブレラ傘下の住民達は話を聞こうとしなかった上、騒がぬよう釘を刺されてしまう。
終盤、10人のゾンビに家を包囲されて交戦するも、その中にいた妻アニタのゾンビに出会って撃てず噛まれて感染。
最期は娘を逃がすために家にガソリンを撒いて火をつけ、愛する妻と共に天国に行く為に自爆した。*4
- アニタ(CV:関根明子)
ジェーンの母親でありニックの妻。ラクーンシティの出身。
一ヶ月前、ジェーンとハイキングの帰り道に雨宿りに立ち寄った洋館で悲鳴と共に行方不明になる。
警察は禄に捜査もせず、遺体も発見していないのに服の切れ端から山犬に喰われて死んだと判断して捜査を打ち切った。
…作中では明言されていないが、おそらくはアンブレラと癒着している署長の圧力によるものと思われる。
しかしゾンビになって蘇りアークレイの森を彷徨っており、ジムにそれを目撃されることになる。
その後も徘徊を続け、ついには家に辿り着き夫を襲って感染させてしまう。最期は夫ニックと共に家ごと火事で焼かれた。
- ノーマン(CV:阪脩)
ジェーンの家の近所に住む男。犬のサムソンを飼っている。最近飼い犬の様子がおかしいことを不審に思っている。
再度ジェーンが会いに訪れたときには、二階の天井で巨大蜘蛛に喰われ、その後ゾンビになって徘徊し始める。
- マーカー(CV:不明)
アークレイダムの管理責任者でジムの父。
同僚が水道水を飲んだことでゾンビになり、彼以外の職員はすでに全員ゾンビ化、自身も襲われてゾンビになる手前になっている。
ニックに「水道の水を飲むな、ねずみに気を付けろ」と市民に伝えてくれと頼み、ゾンビになる前に銃殺するようニックに頼んだ。
しかしニックがそれを拒否したので、仕方なく窓からダムへと投身自殺した。
名前のあるキャラで唯一CVが判明していない。
帰り道でニックが車ではねてしまったのもゾンビ化したダム職員で、ニックが見た限りでも7~8人が町へ向かっていった。
汚染された水道水と彼らがVOL.2の原因に繋がっていく。
【VOL.2あらすじ】
ラクーンシティ郊外で起きた事件の後、ほどなく街全体がT-ウイルスで汚染された。
ラクーンシティ・ホスピタルの女医リンダと恋人エドのもとに、ひっきりなしに運びこまれる患者達。
T-ウイルスに感染した彼らはやがてゾンビとなり、医師達に襲いかかる。
ますますエスカレートする病院内の惨劇に巻き込まれる少年ボビーと老婆ローズ。
4人に待ち受ける運命とは…?
VOL.2サブタイトル一覧
- 1. 修羅の病棟
- 2. ラクーン市街
- 3. 死霊に追われて〈第弐夜〉
- 4. 静寂の恐怖
- 5. ジルのファイルを探せ!〈第参夜〉
- 6. 月光の想い出
- 7. 犯人はアンブレハ…〈第四夜〉
- 8. 八歳の脱出
VOL.2の登場人物
- リンダ・パール(CV:冬馬由美)
Vol.2における主人公。ラクーンシティ病院の女医師。
優秀な医師で正義感が強く、親身になって患者と接している。ちなみにVOL.1のジェーンが全身火傷を負ったあと彼女が治療に当たっていた。
2年前に重い病を患っていた母親を安楽死させた過去を持ち、母親が亡くなってから半年後に治療法が発見されるという皮肉な結末を経験していた。
恋人と共にニューヨークに行く予定だったが、T-ウイルスが街全体に流出した状況の中で患者達の治療法を見つけようと残る。
実はジル・バレンタインの友人であり、中盤で彼女が残したとされる機密ファイルを見つけてアンブレラの実態とB.O.W.の存在を知ることとなる*5。
何体ものゾンビを射殺し、ローズの家から持ってきたショットガンで下水道のハンターの撃退にも成功している、割りととんでもない女医。
終盤ではローズとボビーに機密ファイルのデータをバックアップしたディスクを託し、2人を病院から逃がすために殿となってゾンビと奮戦した末に命を落とした。
- エド・サンダース(CV:松野太紀)
リンダに惚れているプログラマーの男。34回もデートの申し込みをして断られているらしい。
コンピュータの扱いに長けており、近々ニューヨークの病院からのオファーでプログラマーとして選ばれた。
プロポーズを兼ねてリンダも一緒に連れていく約束をしていたが、彼女が逃げずに残ったことで事件に巻き込まれる。
リンダがローズを迎えに行っている間に運び込まれた患者達がゾンビ化し、警備室に武器を取りに行っていたエドだけが助かった。
その後はリンダが戻ってくるまで、コルトパイソンで変わり果てた嘗ての仲間達を何体も撃ち殺した。
約束を果たすために生き延びようと奮闘するも、運悪くゾンビに噛まれて致命傷を負ってしまう。
最期にリンダに対して自分の想いを伝え、生涯の幕を閉じた。
- ローズ・ホワイト(CV:三田ゆう子)
ラクーンシティ病院で通院している老女。
会計士の息子がいるものの、後述の理由によりロスで暮らしている。ピアノの部屋の隣にショットガンを常備
元は名のあるピアニストであり、全盛期は有名オーケストラの一員として満員のカーネギーホールで演奏した時期もある。
しかし家庭を顧みずにピアニストとしての活動に没頭していたため、当然ながら息子からは愛想を尽かされて今では絶縁状態になってしまった。
彼女自身もその過去に負い目を感じているようであり、同じ病院にいるボビーを息子のように可愛がってピアノを聴かせている。
終盤でリンダから託されたデータディスクを持ってボビーと共に車で新聞社に行こうとするも、運転中に運悪くハンターに襲われて死亡。*6
ただしボビーがこの地点から新聞社まで歩いて辿り着けていている事を考えると、彼女がハンターからボビーを守って死んだと思われる。
ちなみに若い頃は飛ばし屋だった。
- ボビー・デュバル(CV:前田このみ)
ラクーンシティ病院で通院している少年。Vol.2の当日退院する予定だった。
現在こそイタズラ好きで元気な性格であるが、実は母親とその愛人に虐待を受けた過去を持つ。
施設に保護されて病院へと移った当時はリンダにも心を開かなかったほど身も心も衰弱しきっていた。リンダ曰く「立派な殺人未遂」
多感な幼少期に親に殺されかけたことから孤独感を抱えている上にどこか病んでおり、自分と同じように家庭的に不幸なローズに対してシンパシーを感じている。
やがてローズと一緒に暮らすことを強く望むようになるが、その想いが叶うことはなかった。
マンホールから病院の地下のボイラー室に通じている事を知っているが、下水道にはハンターが待ち構えていた。
ちなみに退院した後は施設に戻される予定であったが、その施設が警察署の近くの孤児院であるかどうかは不明。
Vol.3では、ハンターに襲われた後にかろうじて逃げ延びたことがナンシーの口から語られているが、新聞社は既に崩壊しており、ボビーも致命傷を負っていた。
瀕死の状態でナンシーに事の次第を話しデータディスクを託したボビーは、ローズの後を追うかのごとく命を落とした。
- 神父(CV:不明)
リンダ達が逃げ込んだラクーン教会の神父。ボビーとは知り合いであり、彼の無事を喜んだ。
ボビー曰く、神父様だけが自分を愛してくれたとの事で、虐待の日々の唯一の希望であった事がわかる。
街のみんなに危険を知らせようと、傷を負った身体をおして教会の鐘を鳴らしていた。
リンダに応急手当を受け、一緒に病院へ行こうと誘われるが、街のみんなと運命を共にする事が神に与えられた自分の使命とし、断った。
彼を助けようとリンダは彼に懺悔する形で母親の事を話すが、すでにTウイルスに感染していたため理性を失う前にリンダ達を帰らせた。
- ジャック、ケイト、マリガン、フィリップ、パティ
エドとリンダの知人であり病院内にいた生存者達。院内の患者の応急処置をしている。
しかしリンダがローズを迎えに行っている間に運び込まれた患者達がゾンビ化し、襲われた彼等もゾンビとなってしまう。
1人だけ部屋を離れていたおかげで助かったエドに半狂乱で撃ち殺された。なおエドとリンダの話に出るだけで登場自体はしない。
【VOL.3あらすじ】
街中がゾンビで溢れかえるラクーンシティ。もはや生存者はほとんど残っていなかった。
数少ない生き残りであるストリートチルドレンのジョージとナンシーは、仲間達と共に悪夢の街から脱出を試みる。
迫り来るゾンビ、予期せぬアクシデント、極限状態での人間のエゴが彼らの行く手を阻む。
VOL.3サブタイトル一覧
- 1. 地下アジト
- 2. 街から逃げろ
- 3. 蜂の巣〈第弐夜〉
- 4. 嫉妬
- 5. 弔い〈第参夜〉
- 6. 裏切り
- 7. 決意の梵鐘〈最終夜〉
- 8. この橋を渡れ!
VOL.3の登場人物
- ジョージ(CV:私市淳)
Vol.3における主人公。ストリートチルドレンである青年。決して宇宙一カッコイイ一頭身ではない。
詳しい経緯は不明であるが、父親のDVが原因で弟と共に家を飛び出して現在に至っており、弟とサリーと3人で生活している。なお、父親はアル中で既に亡くなっている。
当然ながら環境は良いとは言えず、生きるためにかっぱらいや恐喝、麻薬の売買に手を染めていたようである。
基本的に約束を破ることを嫌うなど誠実な人物であるが、前述の境遇のせいか性格が不安定で感情に流されやすい上に激昂すると周りが見えなくなる傾向がある。
サリーがT-ウイルスに感染して命を落とした際には、あろうことか「死んでも宿無しじゃあんまり」という理屈で彼女の遺体を埋葬しようとゾンビがいる墓地へと向かっていた。
次々と仲間を失い、最期はトムだけでもラクーンシティから脱出させようとゾンビの群れに立ち向かって命を散らした。
ちなみにジョージをはじめとするストリートチルドレンは街の人々からは蔑まれ、警官(おそらくはR.P.D.)に至っては
「街をウロついてる」という理由だけで一方的に暴力をふるう有様であった。
- ケン(CV:野田順子)
ジョージの弟。兄と比べると皮肉屋で自制心に欠けている一面があり、尚かつ感情的に任せて発言することも多い。
それが原因で人間関係でのトラブルを起こすことも少なくなく、サリーにナンシーがジョージを奪おうとしているなどと煽った。
虐げられてきた過去から利己主義に徹し、幼いトムの食料や武器を奪うなど、兄からすらも人間のクズだと思われている。
サリーの遺体をわざわざ墓地に埋葬しに行くという自殺行為に、すぐにでも逃げるよう反論したが、聞き入れられず仕方なく同行。
その際に家の鍵をかけるのを忘れ根城と食料を失ってしまい、銃も乱射して弾切れ、トムの拳銃を奪い取った。
川を渡る為の船が一人乗り用のカヌーしかないと知るや、仲間達を銃で脅してカヌーを奪い一人で生き延びようとした。
しかしその生き汚い様に怒ったジョージと殴り合いになり、その際に咄嗟の誤射でナンシーの腹を撃ってしまう。
どさくさにまぎれカヌーで一人だけ逃げ出そうとしたが、直後に近くを泳いでいたネプチューンに喰い殺されてしまった。
- ナンシー(CV:豊嶋真千子)
ストリートチルドレンの少女。かつては両親と弟の4人家族であったが、交通事故で両親を亡くして幼い弟と二人きりになる。
更に親戚からたらい回しにされては疎まれる生活に耐えられず、弟と共にストリートチルドレンとなった。
そしてある日、空腹に負け農家で食べ物を盗もうとしたところを家人に見つかり、逃げる途中で弟が銃で撃たれる。
しかし恐怖からまだ息のある弟を残し逃げたことで、弟は命を落としてしまい、天涯孤独となって現在に至る。*7
その後悔から故にバイオハザードの渦中で出会ったトムを贖罪も込めて弟のように可愛がっていた。
実は5日前に神父からトムの母親の手紙を受け取っていたが、トムと離れ離れになることを恐れるあまり、魔がさして手紙をずっと隠していた事を明かす。
本編後半でケンと口論になった際にはずみで銃弾が腹部に当たって致命傷を負ってしまい、死に際に手紙をジョージ達に渡して息を引き取った。
- サリー(CV:鈴木真仁)
ジョージの恋仲である少女。ケンと同様に感情的になりやすい性格に加え、ケンに煽られてナンシーを目のカタキにしている。
ジョージの心がナンシーに移ってしまうという被害妄想に陥るあまり、ナンシーがジョージと行動を共にした際には嫉妬心を剥き出しにしていた。
挙句にゾンビの近くに落ちていた拳銃を拾おうとした際、わざとビンを割ってゾンビをナンシーにけしかけ見殺しにする。
根本的・本質的に女の負の面が服を着て歩いているような人物といえる。
だがナンシーが事無きを得てトムが待つ根城にしていた家に戻るも、その際に侵入したワスプに刺されてT-ウイルスに感染してしまう。
最期はジョージに自分のことを愛していると言ってくれと言いながら、ワスプの毒がまわり命を落とした。*8
その後、ジョージに墓地に埋めてもらえるはずだったが、墓穴を掘っている最中に墓地からゾンビが這い出てきて中断。
ゾンビ相手に手間取っているうちにシーツに包まれたままゾンビとして復活、ジョージに涙ながらにガソリンで焼かれた。
- トム(CV:桑島法子)
ナンシーと行動を共にしている幼い少年。ケンには足手まといで鬱陶しいと邪険に扱われている。中の人は前作のロリ姉枠。
気弱で泣き虫であるが、5人の中では一番マトモな性格。他の4人が武器を調達に行った際は、根城にした豪華な家で一人オルゴールを聞いて待っていた。
置き去りにされてストリートチルドレンになったのだが、神父に届いた手紙で一度自分を捨てた母親が会いたがっていることを知る。
ジョージのおかげで母親がいるカントシティを目指してラクーンシティを脱出した。
そのまま行き倒れたところ偶然通りかかったトラックに拾われ、行き先を告げられた運転手は気前良くトムをトラックに乗せて街を出発した。
そして、すっかり疲れきったトムはそのまま車内で眠りについて退場。
ハッピーエンドになるかと思いきや、トムがフェードアウトしてから約10分間の無音の後に、どこかで車が事故を起こして爆発する音と、謎のゾンビらしき音声が流れた。
単に別の車がラクーンシティで事故を起こしたのか、またはトラックの運転手が感染していて事故を起こしたのか。
それともトムが気づかぬうちに感染していて、トラックの中でゾンビ化して運転手に襲いかかった末に事故を起こしたのか、それは誰にもわからない…。
ちなみに同じタイミングでのトラック事故がバイオ2冒頭にあり、その際はトラックは運転手一人で襲ったのも成人男性のゾンビ。
運転手が同じ人物だとしたら、トムをカントシティに送り届けた後でラクーンシティに戻ってきたところでバイオ2冒頭に自然と繋がるが…。
- トムの母親
存在が語られるのみで本編に直接登場しない。
手紙には、現在はラクーンシティの隣町であるカントシティに住んでいてトムを捨てた事を後悔していること、
2年前から息子に会いたくても会えない場所にいたこと*9、そして最近になってようやく会える状況になったことが記されていた。
もっとも同じくラクーンシティの隣町であるストーン・ヴィルの顛末を見ると、カントシティも無事とは思えないが。
どっち道、ラクーン全土を巨大なクレーター跡を残し消滅させたミサイル群の余波で多分壊滅しているだろう。
- 神父
教会の神父。ナンシーの懺悔を聞いたり、トムの母親の手紙を預かっていた人物。
VOL.2の神父と同一人物かは不明。ナンシーの回想でしか出てこないが、多分生きてはいないだろう。
【登場クリーチャー】
T-ウイルスに感染した人間のなれの果て。
シリーズではお馴染みのザコだが、シリーズでお馴染みのハーブすら手に入らず武器もろくにない市民には充分脅威。
頭部を破壊しない限り活動を止めないが、お約束というか登場人物達はあまり狙おうとしない。*10
- ケルベロス(ゾンビ犬)
T-ウイルスでゾンビ化したワンちゃん。VOL.1冒頭でジェーンのお母さんに襲い掛かる。
VOL.2の機密ファイルからケルベロスであることが判明した。
このファイルを見た後は、登場人物達もクリーチャーを正式名称で呼ぶようになる。
- クロウ
T-ウイルスに感染した生物の肉を食べることで二次感染を起こしたカラス。要所要所で現れる。
外見は特に変わっていないが、銃声にもひるまず人間に襲いかかってくるなど凶暴性が増大している。
様々な地域に生息している上、飛行能力を有しているためT-ウィルスの拡散を後押しした要因の1つとなっている。
- ウェブスピナー
巨大化した蜘蛛。毒液を吐き出す他、死ぬと子蜘蛛を腹から出す。
本作ではVOL.1で2mのものがノーマンを食い殺していた。
子蜘蛛は換気ダクトに逃げ込んだリンダとエドを追い詰めるが、ショットガンで掃討された。
- ネプチューン
アークレイ研究所の地下にいる巨大化した御大層な名前の引きこもりのサメ。
本作では何故かラクーンシティの川を泳いでいたところ、のこのこカヌーで出てきた裏切り者のケンを美味しく頂いた。
- ワスプ
大きいスズメバチ。どこにでも巣を作り飛び回っていて厄介な上に、刺されると猛毒を受ける。
ゲームのプレイヤーキャラは耐性があったのか、サリーは刺されて程なくして死亡(ゾンビ化してるので仮死状態)した。
もちろんT-ウィルスに感染しているので、刺された人間はゾンビ化する。
2足歩行する爬虫類のような化け物。狙われたらまず生き延びることはできない。
武器も持ってない老婆と子供相手にはあまりに容赦がない配置である。
ローズが身を挺してボビーを庇ったのだろうが、老婆一人でよく時間稼ぎをしたものである。ぅゎrobaっょぃ
下水道にいたのもハンターγと思われるが、リンダがショットガン一丁で撃退した。流石ラクーンの女傑達は一味違う
【備考】
上述にある通り、登場人物が助かることなく全滅しているが、バイオハザード2の前日譚である以上少なくとも
- 徐々に街全体を蝕むT-ウイルスの汚染
- 次々とゾンビ化していく人々の惨状
- ラクーンシティの壊滅ならびにミサイルによる浄化
…は確定しており、なるべくしてなったとも言える。
せめてもう少し救いが欲しいと思った人は、『バイオハザード アウトブレイク』をプレイして生存者達を助けよう!
追記・修正はラクーンシティから生還してからお願いします。
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▷ コメント欄
- そもそも洋館の跡地が雨宿りできるぐらい残ってる(玄関入ってホールで声が響くほど)時点で、バイオラストで木っ端微塵に吹っ飛んだのと矛盾するし、ジルとクリスがとか署長が握り潰したはずの詳細情報を知ってたりね… -- 名無しさん (2019-03-08 10:14:50)
- 主人公補正が発動しないアウトブレイク。 -- 名無しさん (2019-03-09 10:03:20)
- まさかだけどさPS版のバッドエンドルートの(クリス編だとレベッカ死亡、ジル編だとバリー死亡)の場合の未来とか? -- 名無しさん (2019-03-14 22:49:30)
- アウトブレイクのプレイアブルキャラ達の超人ぶりがよく分かる -- 名無しさん (2021-03-30 19:16:57)
- 最新作のヴィレッジにも「ローズ」という名前のキャラが登場してたね -- 名無しさん (2021-05-27 00:30:44)
- 後にゲームでも「体験版の操作キャラは死ぬ」という嫌なお約束が出来てしまった -- 名無しさん (2021-05-27 00:46:13)
- ジムの中の人がインフィニットダークネスに出演 -- 名無しさん (2021-07-10 23:23:01)
- 中の人ネタ必要? -- 名無しさん (2022-11-26 15:46:04)
- しつこいしいらない -- 名無しさん (2023-03-17 16:01:32)
- 消しちゃったらだめなのかな、中の人ネタ滑ってるし -- 名無しさん (2023-03-26 09:07:27)
- 舞台版バイオハザードのルーカス・バトラーとオリヴィアは「運命のラクーンシティ」にいたら主役になれたカップルだと思う -- 名無しさん (2023-04-07 14:30:13)
#comment
*2 ただし何故かリンダには「まだ15(歳)だったのに」と言われており、エドは「ニックの娘」と言っているのでどちらかが勘違いしてると思われる
*3 漏電による火災、爆発事故。ラクーンシティに移住した今でも従業員を死なせた過去がトラウマとなっており、それが原因でアル中になっていた。
*4 死後、住人達からは「泥酔によるタバコの不始末」と決めつけられる等、最後の最後に最愛の娘を救うために戦いながら、死してなおその行動が報われなかった彼の最期はあまりにも悲惨で救われないものであった。
*5 ちなみに幼馴染らしく、ジルの好物がアップルパイで子供の頃から目が無かったと言っている。他にも趣味はピアノと乗馬、愛馬の名前がジルの姓バレンタイン(聖バレンタイン)にかけた「セイント」である事も知っていた。ちなみにこの愛馬の名前がジルのパスワード。
*6 新聞社に誰もいなかった場合はラクーンシティを出るという選択肢も考えていた矢先であった。
*7 ちなみにいくらアメリカとはいえ野菜泥棒程度で子供を撃ち殺すなんてのは過剰防衛もいいところであるし、そもそも普通撃たない。
*8 後にゾンビ化して蘇っているので、実際はこの時点ではまだ仮死状態である。
*9 ナンシーの推測によれば刑務所と思われる
*10 唯一この弱点に気付いたのは、ジムに「自殺するなら頭を撃ち抜かないとゾンビになる」と説明していたニックのみ。
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