シンプルアニマル

ページ名:シンプルアニマル

登録日:2019/02/20 (水) 00:32:45
更新日:2024/03/28 Thu 13:52:44NEW!
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漫画 シンプル 動物 panpanya 二匹目の金魚 シンプルアニマル ペットブーム



「税込み1361円です」


「値段はシンプルじゃないのかよ」



シンプルアニマルはpanpanyaの短編漫画、及び作中に登場するシンプルなアニマルの名称。
漫画は白泉社より発売の短編集「二匹目の金魚」に収録されている。



【キャラクター概要】

耳や話はなく、目は点、口は一本線で感情を一切感じさせない表情をしたシンプルな生き物。体型はトカゲに似ている。
スターシステムを採用しているpanpanyaの他のエピソードでは獣やクラスメイトなどとして同じ姿のキャラクターが登場している。


生態もシンプルで、専用フードはあるが餌はあげてもいいしあげなくてもいい、散歩はしてもしなくてもいい。一切世話をしなくても死ぬことはないと飼育の上でストレスフリーなお手軽な生物。
広告には「対象年齢4歳以上」と記載されており、生き物というより玩具のような扱いをされている(なお、その広告では笑顔を浮かべているが実物はそんなシンプルじゃない表情は浮かべない)。



【ストーリー】

友人の家に遊びに行った「わたし」は、彼女からシンプルアニマルの存在とブームが来ていると教えられ、さっそく感化されペットショップに向かい購入する。
意識して街ゆく人々を見てみると、みなシンプルアニマルを連れ歩くほどの一大シンプルアニマルブームが発生していた。


友人たちと見せあったり、お互いのシンプルアニマルを触れ合わせたりして遊んでいたが、
世話の煩わしさはないものの、餌をあげても表情は一切変わらないなど、シンプルすぎて飼育する張り合いも皆無。
最新のペットはそういうものだと納得して数ヶ月、友人の家を再び尋ねるが、そこにシンプルアニマルの姿はなかった。



「ああー…あれ売っちゃった」



味わいのなさは友人も感じており、彼女のシンプルアニマルは既に売り払われていた。多くの人々も同様の判断をしたのか日本でのブームは収束していった。


移動中に中古のシンプルアニマルを買い取る店「シンプルアニマルOFF」を偶然見つけた「わたし」は、店頭に貼られた海外ブームで品薄のために高価買取中という張り紙を見て、飽きられても需要のある別の誰かの元に渡るなら、売るという判断もありかと納得した。



10数年が経ち、「わたし」がTVを見ているとシンプルアニマルが日本で再ブームしていることが報じられていた。
ブームが収束したポルトガルから輸入されたとの報道に、シンプルアニマルたちはブームの勃発と収束の度に各地を渡る旅をしているのだと思いいたり、



「お前も…旅してみたかった?」



あの時、売ることなく飼育を続け、
人間サイズにまで巨大化し一緒に炬燵に入っていたシンプルアニマルに問いかけた。











「別にって顔してんな」





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別にって顔してんな


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