登録日:2016/04/28 (火曜日) 16:11:19
更新日:2024/01/23 Tue 12:29:06NEW!
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神父 紅茶 吸血鬼 聖者のような悪魔 聖職者 クルースニク カーズ様 ナノマシン お人好し 銀髪 眼鏡 贖罪 次男 双子 貧乏 主人公 トリニティ・ブラッド ダメ神父 吸血鬼の血を啜る吸血鬼 十字架を背負う者 アベル・ナイトロード
アベル ナイトロード
トリニティ・ブラッドシリーズの主人公。教皇庁に所属する巡回神父で、位階は司祭。
主人公だけあって、外伝を除くほぼ全ての話に出演している。汝、ROM編は実質主人公降板しているという事なかれ。
非常に丁寧な口調で話し、一人称は私。
ただし、余裕が無い時には地の荒々しい言葉遣いが出てしまう。
190㎝を超える瘦せ型の長身で、見事な 銀髪を持ち、
冬の湖のような青く澄んだ目をしているなど、割と容姿には恵まれている方である。
だが、三枚目な言動や行動、牛乳瓶の底のような丸眼鏡で帳消しになっている。
そうして付いたあだ名が「ダメ神父」
大変お人好しな性格で、この作品の聖職者にはあるまじき事だが、吸血鬼の事も〝人間〟として対等に向き合おうとする。
そして、聖職禄(聖職者に下賜される月給、日本円にして五万円程度)の大半を募金に寄付してしまう為、
ロクに食事も取れない赤貧生活を送っている。
その為、経費で落とせる出張の度に食べ溜めと称して何人前も平げたり、血糖値を上げて空腹を誤魔化すため、
紅茶に13杯も砂糖を入れた、ゲル状の何かを好んで飲む。
もはや貧乏が条件反射になっているらしく、厨房でパーティ料理を物色する許可を得た時も、
わざわざ料理の残り物や切れ端を漁っていた。
少ない持ち合わせをはたいて苗を買い、司祭寮裏の空き地に勝手に家庭菜園を開いた事もあった。
本人曰く、これで悪魔的な贅沢が楽しめるとの事。
しかしながら、実はその空き地は資料の保管庫の予定地であり、翌日から工事が始まる事を出張先で知ったのだった。
慌てて列車の最終便に乗ろうとするも、結局事件に巻き込まれて帰還を果たせなかった…。
追記・修正はゲル状の何かを啜りながらお願いします。
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その正体は、教皇庁 国務聖省 特務分室、
通称Ax所属の派遣執行官〝十字架を背負う者〟
コードネームの由来はスラブ語で、吸血鬼と戦う精霊から取られている。
数カ国語に堪能で、ありとあらゆる環境に溶け込む事が出来る教皇庁最高の人材と評される。汝、カテリーナの身びいきと言うなかれ。
Ax及び、その前身の組織から在籍する創設メンバーの一人で、カテリーナ達との付き合いは10年来にもなる。
専門の技師でないと扱えない電動知性に造詣が深く、ロストテクノロジー級の物であっても難なくプロテクトを解除可能。
因みにお人好しは偽装ではなく、地の性格である。
吸血鬼への対応も基本的に捕縛を前提としており、甘さが抜け切らない。
また、過去の〝約束〟に拘り、不殺主義を貫こうとしてたびたび窮地を招く偽善的な面がある。
現在の人となりからは全く想像が出来ないが、どうやら過去に大きな罪を犯したようだ。
その罪を知る者は、現在の彼を嘲笑うか、むしろ憐れみの情を見せる程である。
装備
CAW社製 五十一式三十八口径回転式拳銃〝ピースメーカー〟
古めかしい旧式回転拳銃で、薬莢を用いず、直接弾倉に火薬を封入する。
そのため、リロード時は弾倉ごと引き抜いて交換する必要がある。装弾数6発。
対吸血鬼用として、弱点である銀の弾丸が装填されている他、
防弾ジャケットや〝機械化歩兵(この作品ではサイボーグ)〟の人造皮膚を貫くため、強装で運用する。
抜き打ちの速さは、地の文に「幻のように表れる」と形容されるレベルである。
得意技は、回転式拳銃の機構を生かした〝連続発射〟
引金と撃鉄を同時に上げる事で、機関銃に匹敵する速射を行う。
この旧式回転拳銃1丁で、武装した人間100人分の戦闘力を持つと言われる吸血鬼と互角に渡り合う事が出来る。
また、二足歩行の戦車と言える〝動甲冑〟を
武器破壊に巻き込む形で撃破した事もあるなど、その戦闘能力は十分人外の域である。
が、悲しいかな上には上がおり、作中大抵苦戦するか、止むを得ず〝切札〟を発動させる羽目になる…。
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オ前/我々ノ/餌ダ
我々/コレカラ/オ前ヲ喰ウ
「こういうことをお考えになったこと ありませんか?人間が牛や鶏を食べる。その人間の血を吸血鬼が吸う……ならば、吸血鬼の血を吸って生きるなにかがどこかにいるのでは、と……」
トリニティ・ブラッドRAM第1巻
46ページより
〝吸血鬼の吸血鬼〟を自称する、短生種でも長生種でもない第三の存在〝クルースニク〟
それがアベルの正体だ。
コードネームのもう一つの由来は、ド直球にこれである。汝、安直という事無かれ。
正確には、宿主の体内に潜む十字型桿状細菌群、
正式名称ナノマシン〝クルースニク〟に適合した人間を〝クルースニク〟と呼ぶ。
アベルはその内の一種である〝クルースニク02〟に適合している。
この生きた極微小機械群は、どうやら長生種の血中に存在する溶血性桿状細菌群を専門に捕食して活動し、
寄生した宿主に対して長生種を上回る圧倒的な戦闘能力と、限りなく不死に近い生命力を与えるようだ。
しかも、クルースニクはクドラクと異なり日光や銀などの明確な弱点を持たないなど、あらゆる面でクドラクを上回る。
ただし、この極微小機械群は群体としての知性と擬似的な自我すら備えており、
稼働率に比例して戦闘力と宿主の自我が喰われる危険性が増していく。
アベルが安易に〝力〟を振るえないのは、この為である。
〝大災厄〟前ですらナノマシンは実用化されておらず、単なるロストテクノロジーの範疇にはない。
その正体は果たして…
「ナノマシン〝クルースニク02〟四十%限定起動ー承認!」
クルースニクの力を限定的に発動させた形態。
外見的には瞳の色が鮮やかな赤に変わり、見事な銀髪は、王冠のように逆立つ。
そして両手には鋭い鉤爪が生成される。
武装として、柄の両側に刃の付いた漆黒の大鎌を生成する事が出来る。
(挿絵では赤)
生成プロセスは、差し伸べた腕が真っ二つに裂け、切れ目から染み出した漆黒の液体が大鎌の形に硬化して完成する。
能力を限定した40%限定起動状態であっても、長生種を物ともしない圧倒的な戦闘能力を発揮する。
ただし、アベル自身の不殺を貫こうとする舐めプスタイルのため、
作中たびたび長生種の攻撃を浴び、特に腕がよくもげる。
圧倒的な再生能力を見せ付けるように再生を始めるのだが、そのプロセスは下記の通りである。
落ちている自分の腕を掴む。
→自分の掌にパックリと開いた口から、取れた腕をムシャムシャと食べ始める
→ウマー!と舌舐めずりしつつ咀嚼する
→同時に傷口から新しい腕がワキワキとしながら生え出してくる
→何だこの化け物は⁉︎
までのやりとりが一連の様式である。
とはいえ、実は欠損部位が無くとも再生自体は可能である。宿主共々食い意地が張っているに違いない。
下記の形態の能力も限定的ながら一部使えるようだ。
「ナノマシン〝クルースニク02〟稼働率上昇80%ー承認!」
上記の形態から更に稼働率を上昇させるか、直接80%限定起動で変貌する戦闘形態。
もはや〝加速〟中の長生種ですら捕捉出来ない程の圧倒的な身体能力と、
半身が吹き飛ばされても瞬く間に再生する生命力を併せ持つ。
さらに異形化が進み、背中に黒い翼状器官が常時現れる事から、堕天使あるいは悪魔と形容される。
発現した黒翼は機関砲弾に耐えるほどの耐久力を有する他、吸血や発電時の放熱など様々な能力がある。
アベル自身この形態を完全には掌握出来ておらず、
非常にたどたどしい言葉遣いになり、言動や行動は攻撃的になる。
また、発せられる鬼気は本能的な恐怖を掻き立てる。
クルースニクは超常的な固有能力を備えており、アベルの場合は80%以上の稼働率で生体発電能力を発動可能。
最大出力を発揮した場合、一国の総発電量に匹敵する規模の発電能力を発揮する。
電撃を直接攻撃にも用いるが、発電能力の副産物として作中では下記の能力を発揮した。
スパークギャップ衝撃
二つの電極間に強力な放電を起こした時、周囲の空気はイオン化しながら、その圧力は一点に収束して放電切断を起こす。この時に発生する衝撃力は、理論上大聖堂すら両断可能という。
この一撃の狙点を、どういう理屈か自在に操る事が出来る。
イオノクラフト効果
帯電した翼状器官による浮遊・飛行能力。現実では余り重いものを浮かせる事は出来ていないが、〝02〟は持ち前の発電能力で無理矢理実現しているようだ。
ナノマシン〝追記・修正〟40%限定起動-承認!
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▷ コメント欄
- これからAx組とかもできていくのかな。でも、先に本編の項目を… -- 名無しさん (2016-04-28 21:17:04)
- 作品の項目は収拾がつかなくなって、内容を個別項目への分割を検討中。キャラクターまで網羅していたらいくらやっても終わらない上に、作品の世界観をまとめはじめると主人公の簡単な説明がどう考えてもまんなか辺りに来るという…。コンテンツそのものの文量はそれなりにあるので、もうしばしお待ちを…。 -- -〇^〇- (2016-04-29 23:26:56)
- 作者が死んじゃったから仕方がないけど出来れば完結まで読みたかった -- 名無しさん (2016-08-16 17:41:37)
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