蒼き雷霆 ガンヴォルト

ページ名:蒼き雷霆 ガンヴォルト

登録日:2015/12/10 (木) 15:13:45
更新日:2024/01/16 Tue 13:18:06NEW!
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―それは、蒼き雷霆が導く新たな神話



蒼き雷霆アームドブルー ガンヴォルト

ARMED BLUE: GUNVOLT




画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト ©INTI CREATES CO.,LTD.2014 ALL RIGHTS RESERVED.




■概要

『蒼き雷霆 ガンヴォルト』はニンテンドー3DS用の2Dアクションゲーム。
開発は『ロックマンゼロ』シリーズでおなじみのインティ・クリエイツ。同社初となるパブリッシュタイトルとなる。


2014年8月20日に3DSダウンロード専用ソフトとして発売。価格は1960円。
2015年8月29日よりsteam配信も開始。値段は3DS版と同額。追加要素もあるので、携帯機でなくてもいいという方にはこちらがおすすめ。
2016年8月25日には、続編『蒼き雷霆 ガンヴォルト爪』が3DSダウンロード専用ソフトとして発売。同時に本作と『爪』が同梱されたパッケージ版『蒼き雷霆 ガンヴォルト ストライカーパック』が発売された。価格は通常版4800円、初回特典付き限定版は6800円。
2017年8月31日には『ストライカーパック』のNintendoSwitch移植版が発売された。
2020年4月23日には『ストライカーパック』のPlayStation4移植版が発売された。


ダウンロード専売タイトルの中では割高な値段であったが、フルプライスのゲームに匹敵するほどのボリュームと作りこみが成されている。さらにはアクションが苦手な人への救済処置や、2Dアクション熟練者向けのやりこみ要素も豊富であり、ゲームバランスとしては「クリアするだけなら初心者でも何とかなるレベル、極めるならば修羅の道」という初心者から上級者まで幅広いユーザーが楽しめる内容になっており、ユーザーからの評価はおおむね高い。



ジャンルはライトノベル2Dアクション
ライトノベルの文言が示すように、作品全体にいわゆる「中二病」的な要素が散りばめられている。
ただ、中二といっても「痛い・寒い」といった物ではなく、ストーリーは王道風味でシリアス寄り。
ちなみに『蒼き雷霆』はアームドブルーと読む。タイトルからして中二全開である。


それ以外にも、主にインティ・クリエイツ製作のゲームに対するセルフパロディも随所に見られる。
インティファンならニヤリとできるところが多いだろう。



3DS版においてはオープニングステージを含めて3ステージプレイできる体験版もニンテンドーeショップにて無料配信中。
興味があるなら購入前に遊んでみてみるといいだろう。
またニンテンドー3DSのHOME画面をガンヴォルト仕様にカスタマイズできるカスタムテーマも有料配信中。
全11種類で、そのうち9種類はゲームに収録されているモルフォの歌が流れるという豪華っぷり。
カスタムテーマは100~150円(全11種類のテーマのうち10種類分のセット販売は840円)なので、残高があれば手に入れておくといいだろう。



ただし、これから購入を考えるならば、Switch版やPS4版の「ストライカーパック」での購入をオススメする。
というのも、フレームレートの60fps化やクードスシステムが選択可能になったり追加DLCが全て導入済など様々な点で遊びやすくなっており、今作の外伝作品である「白き鋼鉄のXイクスシリーズ」や今作の続編の続編である「蒼き雷霆 ガンヴォルト 鎖環ギブス」では3DSでのリリースがなくなっているためである。



Anime Expo 2016においてアニメ化が発表された。
現在はOVAとしてニンテンドーeショップでの有料配信(600円)や、一般販売のBlu-ray版が発売している。


密かにLINEスタンプもあったりする。モニカやエリーゼはデフォルメされてるにもかかわらずでかい。




■ストーリー

人類の中に『第七波動セブンス*1』と呼ばれる特殊能力を持つ者が現れ始めた近未来。
当初は大きな混乱をもたらすと思われていた能力者の出現だったが、巨大複合企業『皇神スメラギグループ』の統制により、国内では安定した秩序が保たれていた。


しかし、皇神のもたらした平和とは、能力者たちの犠牲によって成り立つものだった。


"能力者の保護"を名目とした強制収容
"研究"の過程で行われる非人道的な人体実験


それらの行いは全て皇神グループによって巧妙に隠蔽されていたが、その中でいち早く真実に気付き、皇神に抵抗を始めた組織があった。


私設武装組織"フェザー"。
それは、海外の能力者による人権団体が母体となって結成された、反皇神を掲げるレジスタンスグループである。


主人公"ガンヴォルト"もまた、フェザーの能力者だった。
彼のもとに皇神のバーチャルアイドル"電子の謡精サイバーディーヴァモルフォ"の抹殺命令が下ったことから、物語は動き始める……。


(公式サイトより抜粋)




■システム

いわゆるロックマンタイプの横スクロール2Dアクション。しかし、同社が開発していたロックマンゼロシリーズとの相違点も非常に多い。
本作ではステージを攻略するアクションパートの間に、装備やスキルを整えるインターミッションが存在している。それぞれのシステムをまとめて紹介する。



■アクションパート

避雷針ダート

電磁加速銃ダートリーダー』という特殊な銃から『避雷針ダート』を射出して相手に打ち込む。つまりはショットに当たる行動。
なのだが、今作ではかなり威力が低い。そこらの雑魚ですらダートで倒すには10発近く当てる必要がある。


ではそれでチマチマ雑魚と戦って進むのかというとそうではない。
ダートはあくまで敵をロックオンするための手段であり、メインの攻撃手段ではない。その真価は、後述の雷撃鱗との組み合わせにて発揮される。
複数の敵をロックオン、一体を多重ロックオンなども可能。避雷針の弾道や最大ロック数は装備している『避雷針カートリッジ』によって異なる。


ちなみに『避雷針』とは、ガンヴォルトの髪の毛を電気伝導率の高い特殊な金属でコーティングした銃弾で、これを『電磁加速銃』で目標に打ち込むことで、雷撃を的確に誘導することが可能となっている。



●雷撃麟

ガンヴォルトの第七波動セブンス、『蒼き雷霆アームドブルー』の力によって、ボタンを押している間、自身の周囲に電撃のフィールドを展開する。
雷撃麟を発動中に、画面内に避雷針ダートでロックオンした敵がいると、その敵に向かって雷撃が自動で飛んでいき、必中攻撃を行う。
対象にロックオンさえしていれば、敵が電撃のフィールドの外にいても雷撃が必中する。またロックオンした対象が複数存在すれば、ロックオンした対象すべてに雷撃が放たれる。


この「避雷針+雷撃鱗」のセットこそが、本作におけるメインの攻撃手段となる。


それ以外にも、実弾攻撃を防ぐバリアとして働くほか、空中で使うと落下速度がかなり緩やかになるなど、本作のアクションにおいて最も重要な役割を果たす。
一部のステージではギミックの発動にも利用することになる。
発動中にも移動やダート発射などの行動に制限はかからない。


ただし無限に使い続けられるわけではなく、使用中はEP(エレクトリック・サイコ)エネルギーを消費する。
EPは雷撃麟を使っていない間は時間経過で回復する。また、下キーを二回連続で入力するとかっこいいポーズを取って瞬時にEPが全回復する。
EPを使い切るとオーバーヒートしてしまい、時間経過で100%に回復するまで雷撃麟を使えなくなってしまう。ボス戦でのオーバーヒートは絶望が見えるので注意しよう。
また水中でも使用する事が出来ないので要注意である。


ちなみに読み方は普通に「らいげきりん」です。



電磁結界カゲロウ

EPゲージが残っており、攻撃動作を行っていないとき(オーバーヒートしておらず、雷撃鱗を使用していない状態)に被弾すると発動。自動で瞬間移動し、敵の攻撃を無効化する。


発動すると多量のEPゲージを消費するが、前述の通り瞬時に全回復する手段があるので、下キーを連打していれば実質無敵状態。キュアフラッシュ剛招来
ボス戦ではこれで行動パターンを観察すると楽に戦えるようになるだろう。


注意すべきは、ダメージは受けないが被弾として扱われること。被弾すると後述の通りスコア稼ぎには大きな影響が出るので、ハイスコアを狙うなら極力発動させないように立ち回るべきである。


なお、この電磁結界の力は装備のペンダントの力によるもので、ペンダントの種類によっては電磁結界が発動しないものもあるので気をつけること。



●クードス

敵を攻撃すると溜まる、「コンボ」や「チェイン」に当たるもの。スコア稼ぎにおける最重要項目であり、当然溜めれば溜めるほどに大量のスコアが獲得できる。
ただし、溜めるだけではスコアにはならず、


  • ステージ中のリトライマーカーに触れる
  • スペシャルスキル(後述)を使う
  • ステージをクリアする

のいずれかでクードス精算を行って初めてスコアに換算される。精算されるとクードスはゼロに戻る。
敵を複数同時に倒す、スペシャルスキルで倒すなどをするとボーナスで大きくクードスが増加する。というかそうしないとなかなか溜まらない。


そして何より注意しなければならないのは、一度でも被弾(電磁結界の発動も含む)するとその時点で稼いでいたクードスは、スコアに換算されず、ゼロになること。
欲張った結果、ちょっとしたうっかりで頑張りが全部パーに…なんてことにならないように引き際は見極めよう。


また、クードスの精算は溜まっているクードスが高ければ高いほど、高いスコアに還元される。
例えば、「クードスを500まで溜めて精算することを2回繰り返す」よりも「クードスを1000まで溜めて一気に精算する」ほうが獲得するスコアは高くなる。


つまり、高いスコアを獲得したいならば、リトライマーカーやスペシャルスキルに頼らずに、高いクードスを維持したままステージクリアを目指さなければならない。
後述するクエストの中にも出てくる「ステージクリア時のリザルトで最高ランクSSを獲得」を達成するには、ここまで述べたことをノーミスで完璧にこなさなければならないという、まさに修羅の道なのである。
かといって、リトライマーカーやスペシャルスキルに頼らずに頑張って些細なミスでクードス全損となるのなら、ノーミスでいける自信のある場所まで行ってクードスを精算したほうが、クリアランクSSはさらに困難になるものの、かえってスコアが高くなる可能性もあるのもまたジレンマ。



なお、クードスが1000を超えるとBGMがヒロインであるモルフォが歌う歌に変化する。かっこよく(被弾せず)戦っているとヒロインが応援してくれる、というわけである。
最初は各ステージに対応した歌が流れ、一度でも聞ければその曲は他のステージでも流れるようになる。



補足になるが、Steam版の最新バージョンとSwitch版「ストライカーパック」においては、次回作「蒼き雷霆ガンヴォルト爪」よりクードス保持の難易度選択が逆輸入されており、よりクードス保持がしやすいモードで遊ぶこともできるようになっているので、安心されたし。



●スキル


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト ©INTI CREATES CO.,LTD.2014 ALL RIGHTS RESERVED.


スキルポイント(以下SP)を消費して行う特殊行動。攻撃スキルである「スペシャルスキル」と行動を補助する「サポートスキル」に大別される。
敵を撃破すると経験値を獲得、一定量貯まるとガンヴォルトがレベルアップし、一定のレベルに到達すると新たなスキルを習得する。
スキルは習得しているもののなかから4つまで下画面に登録でき、ミッション中にスキルのアイコンをタッチすることで発動できる。
SPは最大値3で固定。スキルに対応した量を消費し、時間経過で徐々に回復していく。


敵をスペシャルスキルで倒すと大量のクードスが加算されるが、その直後に精算されてゼロになる。サポートスキルは使用してもクードスは清算されない。上手に使おう。


なお、スペシャルスキルを発動すると、上の画像のようなカッコいいカットインが挿入されるが、ガンヴォルトだけではなく、敵のボスキャラも専用のスペシャルスキルを使用してくる
ボスもカッコいいカットイン付きの大技を繰り出し、ガンヴォルトを追い詰めてくるため、プレイヤーの緊張感も高まること請け合いであろう。
ボスによっては最大の攻撃チャンスをくれるボーナスタイムになったりするが。特に当てる気ゼロブレイド。


ガンヴォルトの使用スキル

▼スペシャルスキル

●ライトニングスフィア


天体の如く揺蕩え雷
是に到る総てを打ち払わん


消費SP1。初期から習得しているスペシャルスキル。
ガンヴォルトの周囲に発生した雷球を回転させての攻撃。雷撃麟の超強化版のようなもの。ライド・ザ・ライトニングではない。移動しないし。
範囲が広く燃費もいいので使いやすいが、多段ヒット技なので全段命中させないと威力は低い。主に道中の雑魚敵相手やクードス精算用。



●スパークカリバー


煌くは雷纏いし聖剣
蒼雷の暴虐よ敵を貫け


消費SP2。習得レベルは13。
眼前に巨大な剣を出現させる。セイクリッドエッジではない。飛ばないし。
正面のみではあるが範囲も意外と広く、威力も全段ヒットしたライトニングスフィアの約二倍とかなり高い。ボス戦での切り札となるスキル。



●ヴォルティックチェーン


閃く雷光は反逆の導
轟く雷吼は血潮の証
貫く雷撃こそは万物の理


消費SP3。習得レベルは40。
画面を覆うように鎖を召喚、全体に雷撃を発生させる。
画面内に敵が多いほど威力が上昇し、二体いればスパークカリバーと同等の威力、上限はあるが数に応じて更に威力が上昇していく。
ブロックやミサイルなど破壊可能なものなら数に含まれるので、道中だけでなく相手を選べばボス戦でもかなりのダメージとクードスを叩き出す、まさしく最強の必殺技。



▼サポートスキル

●ヒーリングヴォルト
消費SP1。習得レベルは3。
生体電流を活性化させ体力を回復する。最大HPの25%回復。



●ブーストヴォルト
消費SP1。習得レベルは10。
30秒間EP回復速度が上がる。一見便利そうだがノーコストの瞬間回復があるので完全にいらない子。
オーバーヒートした時なら、と思ったら…



●チャージングアップ
消費SP1。習得レベルは18。
オーバーヒート状態からでも瞬時にEPを全回復する。とあるボス戦ではこれがあると非常に楽になる。
ブーストヴォルトの存在意義を完全に奪い去った罪作りなスキル。消費が2ならまた変わったかもしれないが。



●アルケミィライズ
消費SP1。習得レベルは24。
ドロップアイテムの効果が二倍になる。効果時間は30秒。
経験値、クレジット(お金)の獲得量も二倍になるため資金稼ぎがしたいときに使える。
ちなみに原理は「雷撃の波動で五行の金の力を高めている」らしい。完全に魔法である。



●リヴァイヴヴォルト
消費SP2。習得レベルは30。
HPを完全に回復する。緊急時の保険として便利なスキル。



●アンリミテッドヴォルト
消費SP1。習得レベルは65。
30秒間与えるダメージが二倍になる。ただしダートには効果が及ばない。
これとスパークカリバーの合わせ技、通称アンリミテッドカリバーはほとんどのボスの体力を一気に半分以上吹き飛ばす超威力になる。



●ライブノベル

本作の最大の特徴の一つ。
ステージ攻略中やボス戦の最中にキャラクターたちの会話が挿し込まれる。
たいていは攻略のヒント、ボス戦では各ボスとの熱いやり取りが交わされる。ガンヴォルトによるモノローグを除いてフルボイスである。


画面左下にキャラの顔グラフィック、画面下側に字幕が表示される。
顔グラは案外大きく、表示されている間は画面左下は死角になってしまう。メラク戦(2回目)で落っこちた人は何人いるだろうか。
ちなみに移植版のメラク戦(2回目)は落下穴ではなくトゲになっている。


あとプレイヤーの進行が速いと途中で別の内容に切り替わったり、ぶつ切りで終わってしまう時も。
かと言って内容を全部聴こうとするならば大幅なタイムロスに繋がるため、ストーリーを堪能するプレイとタイムアタックは別にすると割り切るのが吉か。
ボタン一つでオンオフを切り替えられるので、煩わしいなら切ってしまうのも手。



●SONG OF DIVA


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト ©INTI CREATES CO.,LTD.2014 ALL RIGHTS RESERVED.



SONG OF DIVA


あなたは死なせない・・・

立ち上がって・・・GV!



ガンヴォルトのアクションではないがここに記載。
ステージ攻略中にHPがゼロになったときに確率で発動。モルフォのカットインが入り、BGMも彼女の歌う「輪廻(リインカネーション)」へと変化。
ガンヴォルトのHPが全回復し、EPが無限になり、アクセサリの有無に関わらず空中ダッシュ、空中ジャンプの回数が無制限になる。


力尽きた主人公がヒロインの歌によって復活、パワーアップするというアニメの王道展開がシステムに組み込まれている。
ただしクードスはいくら敵を倒しても0のまま稼げなくなり、クリアランクは最低のCで固定される。
発生確率は攻略開始前にトークルームでシアンと会話すると上昇する。


別名「水没のテーマ」




■インターミッション


●カスタマイズ

装備のアクセサリ及びスキルの変更や、所持しているアイテムとステータスの確認ができる。
装備の箇所は避雷針カートリッジ、コンタクトレンズ二つ、指輪、ペンダントの五箇所。


避雷針カートリッジはストーリー進行に応じて、それ以外のアクセサリはステージクリア後に手に入る素材アイテムを消費して製作して手に入れる。
アクセサリを装備することで空中ダッシュや空中ジャンプが可能になったり、攻撃力や防御力の上昇、最大EPの増加といった恩恵が受けられる。
スキル以外の装備品はステージ中でも変更可能。いろいろ作っておくと楽になる。



●ショップ

アクセサリの作成と売却ができる。
アクセサリ作成には素材アイテムとクレジットが必要。
最初は大したものは作れないが、どれかアクセサリを作成すると他のアクセサリのレシピが解放され、作れるものが増えていく。
積極的に利用しよう。



●クエスト

ステージ攻略前にクエストを受諾し、それを達成することで報酬が貰える。
クエストは主に○分以内にクリア、ランク○以上でクリアなど。中にはステージ固有のちょっと変わったものもある。
一度に受諾できるクエストは三つまで。成否に関わらず、いずれかのステージをクリアすると受諾状況は全て解除される。がんばってSランククリアしたのにクエスト受けてなかった、なんてことにならないように気をつけよう。
クエストのタイトルは古今東西の映画アニメゲームのパロディが多い。



●トークルーム

ヒロインであるシアンと会話できる。たまにメタ発言に片足突っ込んだ攻略のヒントもあるが、大半は単なる雑談。
シアンとガンヴォルトの日常が垣間見られる微笑ましいものが多く、こちらもガンヴォルトのモノローグを除いてフルボイスなため、これだけでも十分楽しめる。
中には「モテモテになった男の子が眼力で女の子を気絶させる頭のおか・・・恥ずかしい内容のシューティングゲーム」の話題も。


なお、このトークルームを繰り返していると、次のミッション出撃の際の「SONG OF DIVA」の発生確率が上昇するので、こまめにシアンと会話しておこう。



●セーブ・コンフィグ

読んで字の如く。
セーブデータは4つまでで、毎回好きな場所にセーブ出来る方式。オートセーブ機能はないのでセーブはこまめに。





■キャラクター


■私設武装組織フェザー

海外の人権団体が母体となって結成された、第七波動能力者の自由と平和を掲げるレジスタンスグループ。本作に登場するのはフェザーの中の実働部隊の一つで、日本で反皇神のレジスタンス活動をしている「チームシープス」であり、フェザーそのものは反皇神に限らず世界中で能力者の自由を掲げて活動している。能力者と無能力者が混在しており、能力者が実働部隊、無能力者がサポートを務める。


●ガンヴォルト


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
©INTI CREATES CO.,LTD.2014 ALL RIGHTS RESERVED.


迸れ、蒼き雷霆よアームドブルー
我が敵を貫き滅ぼせ!!


"蒼き雷霆アームドブルー" ガンヴォルト
CV:石川界人



主人公。ガンヴォルトはコードネームであり本名は本人が話したがらないため不明。『GV』と呼ばれることも多い。
長い金髪を三つ編みにし、蒼いコートを纏ったクールな少年。一人称は『ボク』。
年齢は14歳で、戸籍を偽造した上でだが一応中学校にも通っている模様。作中での会話からすると、なかなかの美少年であるようだ。


詳細は不明だがもとは皇神の研究施設におり、フェザーによって救出されて以来フェザーの一員として皇神と戦っている。
境遇のためか年齢の割に異様に冷静で大人びているが、自分が正しいと信じたことは必ずやり遂げる芯の強さも持っている。


第七波動は雷撃を操る『蒼き雷霆アームドブルー
体内電流を活性化させての身体能力・治癒力の強化、電磁フィールド『雷撃鱗』を展開してのバリア、電磁力を応用したホバリングや空中移動、電子機器へのハッキングなどなど万能と言っていいような能力であり、ジーノ曰くチート。その力の強力さからフェザーの主戦力となっていた。


その他の装備として、『避雷針ダート』というガンヴォルトの髪の毛を電気伝導率の高い特殊な金属でコーティングした銃弾を撃ち出す『電磁加速銃ダートリーダー』という特殊な銃を所持している。この電磁加速銃から撃ち出される避雷針を目標に打ち込むことで、雷撃を的確に誘導することが可能となっている。



物語冒頭で『電子の謡精サイバーディーヴァ・モルフォ』の抹殺任務に参加。
当初、『電子の謡精』はプログラムデータと思われていたが、シアンと出会ったことで、モルフォが実はシアンの第七波動によって顕現した『電子の謡精の化身』であることを知ることになる。
そしてシアンとの対話の中で彼女の願いを聞き、彼女のチカラになるためにシアンを保護する。
同時にフェザーに身を置くことができないシアンのためにフェザーを脱退し、その後はフリーの傭兵となったが、フェザーからの依頼は現在も受けている。



●アシモフ


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
©INTI CREATES CO.,LTD.2014 ALL RIGHTS RESERVED.


これより、"電子の謡精抹殺"
ミッションを再開する。グッドラック!


"シープスリーダー" アシモフ
CV:雪田将司



フェザー実働部隊「チームシープス」のリーダー。フェザーの設立メンバーの一人でもある。コールサインは「シープスリーダー」。年齢は24歳。
冷静かつ適格な判断力と、ガンヴォルトをしてフェザー最強と言わしめる戦闘力を持つ頼れる男。
皇神からガンヴォルトを救い出し、訓練を始めとして彼にいろいろなことを教えた、ガンヴォルトにとって父親と呼べる存在。


台詞にちょくちょく英語が混ざったり(例:悪魔デーモンの所業だ)、ガンヴォルトの呟き(なんで荷物運搬用通路にトゲが?)に対して大真面目に「なんでだろうな?」と返したり、バリツを実在の格闘技だと思っていたり、忍者と陰陽師を混同していたり、お茶目というか天然な部分がある。


彼も第七波動能力者であるようだが……。



アスタラビスタさよならだ・・・GV


閃く雷光は反逆の導
轟く雷吼は血潮の証
貫く雷撃こそは万物の理


  • 登場Chapter:蒼き雷霆(アメノウキハシ)
  • スペシャルスキル:ヴォルティックチェーン


その正体は本作の真ラスボス。
ある条件を満たすことで最終ステージの表ラスボス撃破後に戦闘に入る。何らかの能力者であることは仄めかされていたが、その能力はなんとガンヴォルトと同じ『蒼き雷霆アームドブルー』だった。


そもそもガンヴォルトが持つ第七波動『蒼き雷霆』は、世界で最初に発見されたオリジナルの第七波動能力者のデータをベースに皇神の実施した人体実験によって人工的に植え付けられたものであり、アシモフもその被験者の一人だった。しかしその実験は失敗。適合者はガンヴォルトとアシモフのわずか2人を出したのみで他の被験者は殆どが死亡するという惨事となった*2


その経験から無能力者と皇神に対する憎悪に凝り固まって「地上の無能力者を皆殺しにして第七波動能力者だけの世界を創る」という狂気の思想に取り憑かれており、ガンヴォルトの活躍によって表ラスボスが倒されたことにより起こった皇神グループの混乱に乗じて自らの目的を達成すべく暗躍していた。


その礎とすべくフェザーへと戻るようガンヴォルトとシアンに誘いかけるも、2人はそれを拒絶。ガンヴォルトと対面する直前にアキュラから強奪した銃でガンヴォルトとシアンを殺害する。
表エンドならそのまま2人とも死亡して終了なのだが、ここである条件を満たしていると、シアンがモルフォと融合して精神体と化す。そして辛うじて即死を免れたガンヴォルトの魂と一体化することにより、ガンヴォルトが復活する。(なお、条件を満たしていようがいまいが、どの道、人間としてのシアンが死亡することには変わりはない。


その後、復活したガンヴォルトはアシモフとの戦闘に入る。
ガンヴォルトと同じ能力を持っているだけあって作中屈指の強敵。ガンヴォルトと同じ電磁結界を張っているのでこいつを破らないとダメージが通らず、アキュラから強奪した銃『ボーダー』から放たれる対能力者特殊弾頭『グリードスナッチャー』でこちらの攻撃を封印してきたりする。


シアンの死をトリガーに極限まで高められたガンヴォルトの能力を見て再び自らの計画に加担するように誘いかけるも、やはりガンヴォルトは拒絶。最期はアシモフの能力を上回ったガンヴォルトの蒼き雷霆によってズタボロにされて息絶えた。


「お別れ…だ……GV… 能力者の…未来は…お前に… …託す… グッドラック…」



なお、中の人こと雪田氏は本作とアシモフというキャラに対して、熱すぎる程の愛情を注いでいることでガンヴォルトファンの間で有名であり、非常に人気の高いお方。
ガンヴォルト関連のイベントではアシモフが掛けていたものと同形のサングラスを掛けて登場しては、アシモフ語録を披露してくれる。



●ジーノ


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
©INTI CREATES CO.,LTD.2014 ALL RIGHTS RESERVED.


ほーんと、オマエって
チートみてーなヤツだよな。ニヒヒヒッ


"シープス2" ジーノ
CV:石谷春貴



フェザー実働部隊「チームシープス」のメンバーの一人。コールサインは「シープス2」。もぎたてフレッシュ(本人談)の16歳。
ガンヴォルト曰く、フェザーでも上位の戦闘力を持った第七波動能力者であり、ガンヴォルトと並んでフェザーの主戦力の一人。ただその第七波動はおいそれと使えない代物らしく、基本的には武器で戦う。


ガンヴォルトとは対照的に明るい性格をしている。家に遊びにいったりゲームを貸したり、何かとガンヴォルトを気にかけているようだ。


レトロコレクターを自称しており、古い時代(つまり我々の現代)のものを好んでいて、あるステージでは「トゲに刺さると即死だった頃があった」とか「ビリビリ中学生の本領発揮だな」などの発言が聞ける。
ホラーゲームは一作目 がイチバン好きらしい。



●モニカ


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
©INTI CREATES CO.,LTD.2014 ALL RIGHTS RESERVED.


GV、無茶もホドホドにね


"シープス3" モニカ
CV:尾高もえみ



フェザー実働部隊「チームシープス」のオペレーター。コールサインは「シープス3」。かわいい。
第七波動を持たない無能力者で、通信でガンヴォルトたちのサポートを行うチームのお姉さん的存在。
アシモフに好意を抱いている。


触手に関する発言で恥ずかしがる場面がある。かわいい。
登場キャラ中いちばんおおきい。




皇神スメラギグループ

電力会社を中心として、宇宙開発や報道通信、軍需産業まで手掛ける日本の超巨大複合企業。
エネルギー供給を一手に担っており、実質的に日本を支配している。
能力者たちの保護・管理を行っており、一般の人々は皇神のおかげで秩序が保たれていると思っている*3
皇神所属の能力者には呪的アーティファクトを改造して作られた「宝剣」と呼ばれるデバイスが与えられる。
「宝剣」にはその能力者から取り出した第七波動の源、能力因子が封入されており、宝剣を使うことで能力の制御と強化を容易にしている。それと同時にこの国での身分を保証されている。


●シアン/モルフォ


(左:シアン  右:モルフォ)
画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
©INTI CREATES CO.,LTD.2014 ALL RIGHTS RESERVED.


わたしの歌が・・・
あなたのチカラになる・・・


"電子の謡精サイバーディーヴァ" シアン
CV:桜川めぐ



本作のヒロイン。13歳。
ガンヴォルトが『"電子の謡精抹殺"ミッション』の最中で出会った、おとなしめの少女。皇神に囚われていたところをガンヴォルトによって保護される。
その正体は、バーチャルアイドル『電子の謡精サイバーディーヴァ・モルフォ』の存在を、自身の第七波動として宿した第七波動能力者。


そしてモルフォは、シアンの第七波動『電子の謡精』が少女の姿として顕現した『電子の謡精の化身』で、「この国の人々の希望」とまで評されている皇神所属の国民的バーチャルアイドルでもある。
しかしそれは表向きの話で、裏では『電子の謡精』の能力の本質である「第七波動能力者限定の感応・強化」に目をつけた皇神によって、能力者をあぶり出すソナーのように扱われている。


モルフォの正体がシアンの第七波動であることは世間に知られてないようで、フェザーもガンヴォルトがシアンと対面するまで「電子の謡精はプログラム」と思っていた。
モルフォは、シアンが自分の第七波動の力を制御できないため、シアンとは半ば独立した意思を持っており、「シアンの本心」を自称するかのようにシアンとは真逆の活発な性格をしている。ちなみにシアンの意思に関係なく出てこられるようだ。


物語冒頭にてガンヴォルトと出会い、保護されて以降は、ガンヴォルトの隠れ家にて同居生活を始め、(ガンヴォルト同様に戸籍を偽造してだが)学校にも通い始める。
自分を皇神から解放してくれたガンヴォルトのことを「蒼の翼」や「天使」と心の中で形容しており、異性として好意を寄せている。



終盤、能力の成長に眼をつけた紫電によって拉致される。シアンは『歌姫プロジェクト』のために必要な生体部品として軌道エレベーター『アメノミハシラ』の最上階『アメノウキハシ』の中央制御装置に組み込まれるも、ガンヴォルトが紫電を撃破したことによって救出される。…かと思いきや、直後に本性を露わにしたアシモフにガンヴォルト共々射殺されるという衝撃の展開が待ち受ける。


通常ENDならそのままガンヴォルトもシアンも死亡して終了なのだが、ここで7つのステージで回収できる小さな宝石をシアンにプレゼントすることでシアンからもらえる「手作りのペンダント」を装備していると展開が変化。シアンがモルフォと融合して精神体と化し、シアンが贈った手作りのペンダントによって辛うじて即死を免れたガンヴォルトの魂と一体化。ガンヴォルトを蘇生させる。


真ED後は精神体の状態でGVに融合したままガンヴォルトと一緒に生きており、続編の"爪"においても『電子の謡精』の力でガンヴォルトをサポートする。


なお、彼女も実はガンヴォルト達と同じ様に人工的に第七波動を植え付けられた実験体である。
ただし生まれる前に手を加えられたデザイナーズベビーで、因子もコピーではなくオリジナルから摘出した物をそのまま移植されている。



●紫電


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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悲しいね・・・
またフェザーの連中のしわざかい?


天が意思、皇の神気
仇なす輩を狩り立てん


"高天の支配者バベルマスター" 紫電
CV:村瀬歩


  • 宝剣(メイン):天叢雲(アメノムラクモ)
  • 宝剣(サブ):八咫烏、黒豹
  • スペシャルスキル:サイコフュージョン
  • 名前の由来:ムーンクラフト・紫電


皇神の中心人物。まだ年若いが、多数の第七波動能力者や兵士を束ねるカリスマ。
人を食ったような捉えどころのない性格。
国家安寧のため能力者たちを使ったプロジェクトを推し進めている。


自身も第七波動能力者であり、その能力は『念動波サイコキネシス』。強力な念波により物体浮遊や衝撃波など、様々な現象を自在に起こすことが出来る。
物質に干渉できるという点で、精神に干渉できるシアンの電子の謡精サイバーディーヴァとはある意味対になっている力ともいえる*4



終盤にて、エリーゼの能力によって蘇生したメラクにシアンを拉致させた後この怠惰働きすぎである。、電子の謡精(サイバーディーヴァ)を強制的に制御、及び増幅を行う装置に拘束。
彼女を追いやってきたガンヴォルトを軌道エレベーター『アメノミハシラ』の最上層にある衛星拠点『アメノウキハシ』にて待ち受け、強制的に引き出されてしまったモルフォと共に登場。


彼の計画する『歌姫ディーヴァプロジェクト』とは、『電子の謡精によって日本国内すべての第七波動能力者を洗脳し、皇神の管理下に置くという計画』であることをガンヴォルトに語り、『歌姫プロジェクト』の障害となるガンヴォルトをこの手で排除する為に、増幅された念動波サイコキネシスを巧みに操り襲いかかる。


しかしシアンを助けるという意地によりガンヴォルトは辛勝。これで長い戦いが終わる…


+ …筈も無く。-

天統べる神の帝
銀河の彼方より招来れ天星
これが神罰 滅びよ愚者よ


  • 登場Chapter:天主(アメノウキハシ)
  • スペシャルスキル:鳴動の虚空、彼方より招来るもの


奥の手として意識を失ったシアン、そして自身の3つの宝剣と融合し、鳥と獣を模した子機を引き連れる神々しい神仏の様な姿へと変貌。
自身の力と正義によって世界を管理し、全てを支配する事を高らかに宣言。


こうして『正義の代行者』紫電と『自由の翼』ガンヴォルト、最終決戦の火蓋が切って落とされる。


その巨大で神々しい風貌と圧倒的な猛攻はまさしくラスボスに相応しい。誰が呼び始めたかシデトラマン。
攻撃もド派手であり、空より降り注ぐ極太レーザーや2体の子機から放たれるコンビネーション攻撃、更には実質的な時間制限となる隕石を落とす即死攻撃等とにかく凶悪。


更に真ENDを見たい場合はステージ開始時から特殊効果のないペンダント(=カゲロウも使えない)での戦いを強いられる。
カゲロウに頼り切りだったプレイヤーはここで一気に突き放されることになるが、
SONG OF DIVAはちゃんと発動するので第二形態まで行けてしまえば意外となんとかなる。トークルームで発動確率を上げてから挑もう。


死闘の果て、紫電を討ち取るガンヴォルト。
神の巨体が崩れゆく中、彼と皇神無き世界の行く末を示唆する不吉な捨て台詞を残し彼は散っていった。



▼七宝剣

『七宝剣』とは皇神グループに属する7人の第七波動能力者であり、各ステージのボスキャラクター。名前は車に、二つ名は七つの大罪に由来している。
普段は第七波動能力の因子を自身の体から摘出して、それを剣型のデバイス『宝剣』に封印することで自身の能力を封じている。
戦闘時は能力因子を封印した『宝剣』の力を解放し、大罪に対応した動物をモチーフとした姿に変身する。(画像の左が変身前、右が変身後)



●デイトナ


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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太陽の如く燃え盛れ熱波
激情の灼熱、うねる猛火
煉獄の焔に残るは灰燼


"怒れる爆炎バーントラース" デイトナ
CV:川上晃二


  • 登場Chapter:爆炎(化学工場)
  • 宝剣:火之迦具土(ヒノカグツチ)
  • スペシャルスキル:サンシャインノヴァ
  • 対応する大罪:憤怒
  • モチーフ:ユニコーン
  • 名前の由来:シェルビー・デイトナ


七宝剣の一人で『爆炎エクスプロージョン』の能力者。かつてはカラーギャング「メイデンブラッド」のリーダーだったがモルフォの歌に惚れ込み皇神の戦闘部隊に志願した。
シアンに歪んだ恋慕の情を抱いており、シアンを連れ出した恋敵であるガンヴォルトが化学工場に潜入したと聞きつけ、ガンヴォルトと対決する。


戦闘ではフィールドを縦横無尽に飛び回り、出るゲーム間違ってるんじゃないかと思うほどの2Dアクションにあるまじき弾幕で攻め立ててくる強敵。…なのだが、


  • モルフォの歌に惚れ込んだ→ドルオタ
  • 戦闘中も撃破時もシアンのことばかり→ロリコン
  • 対応する動物がユニコーン→処女厨
  • シアンが装置に繋がれ生体部品のように扱われていることを指摘されると「むしろそれが良い」と返す→緊縛&機械姦マニアの変態
  • 海外版の名前がViper(ヴァイパー)→VIPPER

……とネタ的な方面でも燃え上がってしまっている。どうしてこうなった。



ちなみにGVとの戦闘中のやり取りの一部がこれ


デイトナ:
オレらみてぇな能力者(ゴロツキ)に対して世間サマは冷てぇ…
皇神に居る限り、シアンちゃんは安全だ
そりゃ、多少は不満もあるかもしれねぇ…けど、アイドルってェのは…
“シゴト”ってのはそんなモンだろーが?
皇神を抜けンのが救いだっつーのはテメェの勝手な押し付けなんだよッ!!


ガンヴォルト:
彼女は自由を望んでいた…! 人を苦しめる歌は嫌だと言っていた…!
彼女にずっと…籠の中の鳥で居ろと言いたいのか!


デイトナ:
本人が望むことだけがッ…幸せとは限ンねぇーンだよッ!!


ガンヴォルト:
彼女の意志を無視して、何が幸せだ…!


デイトナ:
うっせェうっせェ!! つーか…何よりッ!!
機械に繋がれたシアンちゃんはなッ
サイコーに胸キュンなんだよッ!
テメェはその楽しみを…オレの目の保養を奪いやがった!!
ゆるさねェ、ゆるせねェ…ゼッテー蹴り殺すッ!!


ガンヴォルト:
錯しているのか!


ガンヴォルト(モノローグ):
険な男だ…かしておくわけにはいかない…!



なお、コイツの本性を知ったときのガンヴォルトのリアクションを略した"倒危生"は、ガンヴォルトファンの間で、公式やファンの病気とも取れる発言に対するお約束の返しとなってしまっている。


余談だが彼が好きなのは飽くまでもシアンであり、モルフォは純粋に歌が好きなだけでその容姿には大して関心を抱いていないらしい。何がとは言わないが筋金入りである。なお、皇神に入る前は強引で非人道的な行為を嫌う性格だったようで、上述の発言はモルフォの精神感応波や宝剣の悪影響で『シアンへの愛』が極端に歪められた物である事が伺える。


これ以降のシリーズで特定の人物に対し、変態的な愛情を向ける人物の事を『倒錯枠』と呼ぶ元凶となった人物でもある。


上述の彼とGVのやりとり、実際のところ後半部分はともかく前半部分の言い分は決して間違いではなかったと多くのプレイヤーが「爪」で彼への見方を改めた。
本作で最終的にGVとフェザーは見事紫電を打ち倒し、皇神の支配を脱し能力者の自由を勝ち取った。
能力者を御する唯一の能力である「サイバー・ディーヴァ」と
めちゃくちゃな世界で多少強引にでも平和を実現してみせていた「紫電という類稀な指導者」を
皇神という実質的な「統治機構」から奪い取って、能力者という「生身で兵器を凌ぐ戦闘力を持ちうる人々」の自由を、見事に。
…結果どうなったかって?
続編「爪」ではフェザーより過激で手段を選ばないテロリスト集団「エデン」が台頭し一般人が次々と犠牲になり
半壊した皇神からは技術も安々と流出されてしまい、マジに世紀末な世界が到来した。そりゃそうだ。
そう、世界からしたらGV達はあくまで「曲りなりにも平和な世界を荒らそうとしているテロリスト」であり、
サイヴァー・ディーヴァことシアンは(紫電曰く「少なくとも時間が無い今は」)「平和のために必要不可欠な人材」であった…


たしかにシアンはGVに初めて出会った時、自由が叶わないなら自分を殺してくれるよう頼むほどに苦しんでいた。
だがもしもデイトナの言うとおり、もう少しシアンが苦痛に耐えて「仕事」を全うできていたら?紫電のいう「時間」を確保しきれていたら?
世界も、GVも、シアンも、あんなことにならなかったかもしれない…
本当にデイトナの主張の前半部分は決して「間違い」とは言い切れないのだ。
後半部分はともかく


●エリーゼ


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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廻る輪廻が生命を紡ぐ
不可逆の帳を超えて
魂よ、現世に還れ


"妬ましき生命輪廻アンリミテッドエンヴィー" エリーゼ
CV:Ayano


  • 登場Chapter:葬魂(地下施設)
  • 宝剣:布都御霊(フツノミタマ)
  • スペシャルスキル:リザレクション
  • 対応する大罪:嫉妬
  • モチーフ:蛇
  • 名前の由来:ロータス・エリーゼ


皇神の研究施設に囚われている女性。七宝剣の一人で『生命輪廻アンリミテッドアニムス』の能力者。
その能力はなんと死者の蘇生
この手の能力にありがちな「ゾンビ化して復活した結果能力的には劣化」等ということはなく、デメリットなしで完璧に生前の状態へと蘇生するという凶悪能力である。
ただし、能力を加減することで蘇生した相手をゾンビ化させることも可能。


かつては無能力者によっていじめられていた気弱な少女で、平穏な暮らしを営む人々に『嫉妬』していた。
皇神の洗脳によって、本来の気弱な人格とは別の好戦的な人格を有する多重人格者。本来の人格のほうは気弱な性格のせいで好戦的な別人格の言いなりになっている。
当初は記憶を失っており地下施設に侵入したガンヴォルトに保護されたが、最深部にたどり着くと同時に記憶を取り戻し裏の人格が覚醒。敵対することとなる。
「生命を紡ぐ」能力の応用か、宝剣による変身後はそれぞれの人格が別個の体を持つようになり、二人がかりで襲い掛かってくる。おまけにどちらか一方を倒すと残った一方が相方を蘇生するとやりたい放題。
どうやっても避けられない技があるだって?それなら「見なければ」大丈夫だ。


素晴らしいおっぱいの持ち主。更に好戦的な方のエリーゼの胸元をよく見てみると…?



死死死死死死死死
死死死死死死死死
死死死死死死死死



実は攻撃的なもう一つの人格は三番目の人格であり、それ以前の実験の失敗によって発生した凶暴な第二の人格が存在するまさかの三重人格者だった。


この第二の人格「エリーゼ2」はおよそ理性というものが感じられない危険な代物で、危険視されたために封印されていた。地下施設にて、オリジナルの第一人格「エリーゼ1」と攻撃的な第三人格「エリーゼ3」が、ガンヴォルトに敗北した際に、この「エリーゼ2」がどさくさに紛れて地下施設から脱出*5し、実体化して暴走。リザレクションの能力によって今まで倒した能力者たちを続々と復活させて行き、軌道エレベーター『アメノミハシラ』のエレベーター内部『アメノサカホコ』でのボスラッシュへと繋がる。


再戦時には地下施設で戦った、「エリーゼ1」と「エリーゼ3」の2体に、「エリーゼ2」が加わった3体を相手に戦うことになる。



●ストラトス


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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貪る翅蟲の羽音が響く
終わりなき飢餓の牙
全てを喰らい咀嚼せよ


"貪り尽くす翅蟲グラトニーフライ" ストラトス
CV:三輪隆博


  • 登場Chapter:彩花(薬理研究所)
  • 宝剣:蜥蜴丸(トカゲマル)
  • スペシャルスキル:デスティニーファング
  • 対応する大罪:暴食
  • モチーフ:ハエ
  • 名前の由来:ランチア・ストラトス


七宝剣の一人で、『翅蟲ザ・フライ』の能力者。自らの体を無数の蠅状のエネルギー体に変換、他の物質を分解・吸収することができる。


度重なる実験によって能力が暴走、満たされない強烈な飢餓感に常に苛まされており、目に付いたものを次々と取り込む存在になってしまった。
現在は薬理研究所に監禁されながら、ViVidという植物から製造されるS.E.E.Dという薬品を摂取していないと正気を保てない禁断症状に陥っている。
本来はさわやかで人当たりのいい青年だったらしいが今では見る影も無くなっている。


暴走しているという設定からか体力はボスの中で最も低いが、ボス中唯一回避不能の即死攻撃を放ってくる初見殺しでもある。
また他のボスの戦闘形態が明確に実体のある存在として描かれているのに対しストラトスのみ揺らめく黄色い炎のような物で全身が構成された異様な外観となっている。



●メラク


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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森羅万象に穴穿つ
縦横無尽変幻自在
世界を貫く破滅の光柱


"怠惰なる亜空孔スロースホーラー" メラク
CV:粕谷雄太


  • 登場Chapter:深淵(第三海底基地)
  • 宝剣:不動国行(フドウクニユキ)
  • スペシャルスキル:レイジーレーザー
  • 対応する大罪:怠惰
  • モチーフ:驢馬
  • 名前の由来:マセラティ・メラク


七宝剣の一人で『亜空孔ワームホール』の能力者。ガンヴォルトとそう変わらないくらいの少年だが頭の回転がずば抜けて早く、優秀な参謀・指揮官として皇神の戦闘部隊を指揮している。
しかし本人は極度のものぐさ。というか行動原理が完全に引きこもりニートのそれ。どれくらいひどいかというと、


  • 自分のステージにガンヴォルトをおびき出して始末する作戦をネトゲをしながら一晩で考える
  • 作戦立案を引き受けたのはガンヴォルトを倒したら向こう数年有給休暇を貰えるから
  • 能力でワームホールを発生させるだけで攻撃は全部乗っているイス型の戦闘マシン「アームド椅子」が行う。自力で歩行すらしない。
  • 戦闘中にさっさと終わらせてネトゲの続きをやることを気にし始める

などなど。せめて攻撃ぐらい自力でやってくれませんかね…
部下の命より自分が楽をするほうが重要らしく、自分が出張らずにガンヴォルトを葬るために部下の命を切り捨てる作戦を実行する。


ちなみに皇神グループにおいてはそのめんどくさがりが「事態が面倒な状態に発展すれば結局自分が対応に当たらさせられるから、そうなる前にさっさと対応しておく」と言う方向に働いている為、結果的に勤勉かつ的確に成果を挙げているそうな。怠惰とは
またゲーム本編では発揮する場面が無いが、ハッキングの腕前も卓越しており、電子戦特化の第七波動を相手に技術と機転で打ち破れる程。


OVAではシルエットのみの他の七宝剣メンバーを差し置いて声付きで登場。
変態のオジサンに撫で回されたり、変身前後が描写されてGVと戦う姿を見せてくれる。
最期はスパークカリバーでアームド椅子ごと縦に両断され、「こりゃリスポーンは無理かなー」と遺して爆散したが、エリーゼが生きているので多分再登場するだろう。全くもって怠惰とは程遠い忙しさである。


モルフォの曲「輪廻(リインカネーション)」が「水没のテーマ」と呼ばれているのはコイツのせい。

彼のステージは上述の通り海底基地であり、搬入されている物資の内容や潜水艦ドックがあることから、
そこで武装潜水艦を建造しているかの調査、本当ならそれを破壊してこいという任務である。
ステージ後半に差し掛かると潜水艦のドックに到着するのだがそこには何もなく…
次の瞬間には大量の海水が基地に流れ込んでくるというもの。


生身の人間であるGVは息が出来なくなればもちろん命はない(全身が水没した状態で一定時間経過するとHPが減る。)のだが、
もう一つの問題が水中で蒼き雷霆の能力を使用すると電撃が水中に拡散してしまうため、GVは能力を使うことが出来ないという点である。
これこそが蒼き雷霆の数少ない弱点。そしてそれを理解して作戦を組んだのは今作で彼のみである。


このステージの後半は下からは弱点である海水が迫ってくる上に、
シャッター(破壊可能)が複数枚降りてきて行く手を阻むという初見殺しが待ち受けている。
前述の通り水没状態では雷撃鱗を使えないため、モタモタしているとシャッターを破壊したいのに、ダートリーダーしか使えないという状況に追い込まれ、海水にHPを持っていかれてHP0になって…ここまで言えばあとはお分かりだろう。


即死になる穴も多くなく、トゲに当たっても即死しなかったり、ダメージを無効化出来るカゲロウのおかげでライトゲーマーにも優しいゲームだが、ここだけは本当にやけに難易度が高いのもあり、「水没のテーマ」という愛称は確固たる物になったとさ。


なおSwitch版を始めとする移植版では窒息ダメージは減らされ、件のシャッターは水没すると壊れるように調整された。



●イオタ


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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集いし残光、輝く刃
終焉を告げる光の煌き
地平を裂いて無へと還す


"傲慢なる残光シルエットプライド" イオタ
CV:中村卓


  • 登場Chapter:光塔(大電波塔アマテラス)
  • 宝剣:小龍景光(コリュウカゲミツ)
  • スペシャルスキル:終焉ノ光刃(ゼロブレイド)
  • 対応する大罪:傲慢
  • モチーフ:クジャク
  • 名前の由来:ランボルギーニ・イオタ



七宝剣の一人で『残光ライトスピード』の能力者。光子をある程度操れる他、体を光子に変換する事も出来る。
これにより光の速さで移動する事が可能だが、自身を光子に変換している間は思考が出来ないため、高速戦闘は不可能で、ワープの様な使い方しか出来ない。
なので実際に相対すると火力はともかく、あんまり光速はやい印象は受けないと言う何処か妙な能力である。


元軍人であり、「国家安寧のためには皇神こそがこの国を支配するべき」と考え軍を抜け皇神へと参入した。紫電のことを心酔しており、そのためなら命を投げ出すことも惜しまない忠臣的存在で、紫電からの信頼も厚い。
モルフォの歌を広範囲に送信するための大電波塔アマテラスを守っており、破壊のために侵入したガンヴォルトと対峙する。


作中屈指の中二病。
音速おそい!音速おそいぞガンヴォルト!」などのイオタさん語録から始まり、技の名前が


  • 降リ注グ光ノ御柱(ルミナスレイン)
  • 災禍ノ裂槍(カラミティリッパー)
  • 煌ク断罪ノ滅光(ジャッジメントレイ)
  • 影絶ツ閃光ノ牙(フラッシュスティンガー)
  • 終焉ノ光刃(ゼロブレイド)

といった具合。これ自分で考えたんですかね・・・。


ちなみにボスとしての強さは、避け方さえ理解できればノーミスで倒すこともそこまで難しくなく、スペシャルスキルの「終焉ノ光刃(ゼロブレイド)」に至っては、公式で「当てる気ゼロブレイド」なんて言われる始末。



●カレラ


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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糾合せし磁力 引力が爆ぜる
全てを望み 全てを欲し
奪い、掲げよ、その豪腕


"欲深き磁界拳マグネットグリード" カレラ
CV:大西真央


  • 登場Chapter:磁界(データバンク施設)
  • 宝剣:岩融(イワトオシ)
  • スペシャルスキル:超重磁爆星
  • 対応する大罪:強欲
  • モチーフ:ハリネズミ
  • 名前の由来:ポルシェ・カレラ


カレラ殿は七宝剣の一人であり、褐色の肌をした筋骨隆々の青年で候。一人称は「小生」、ガンヴォルトを「貴殿」と呼ぶなどの時代がかった喋り方が特徴で候。
強い相手と戦いたいという一心から皇神の能力者鎮圧部隊に志願したで候。ちなみにちゃんと面接を受けて入ったで候。


能力は『磁界拳マグネティックアーツ』と呼ばれているで候。この能力で作り出す特殊な磁場には他者の第七波動を阻害する効果があり、対能力者戦のスペシャリストとして皇神では重宝されているで候*6


老け顔だけどまだ18歳で候。ちなみに"候"の読み方は"そうろう"で候。



……と設定上ではかなりの強敵であるはずなのだが、


  • 磁気に弱いはずのデータバンク施設なのに、磁力を操る自分が警護を担当し、施設内を磁気によるトラップで埋め尽くす。
  • 警護していたはずのデータバンク施設を、ガンヴォルトとの戦闘で自ら破壊してしまう。
  • 自身の能力がエリーゼの蘇生能力を阻害してしまって復活が遅れてしまい、六大ボスの中で唯一表最終面のボスラッシュでハブられる。
  • 結局裏最終面で復活させてもらってガンヴォルトに再戦を挑むのはいいが、その時点ですでに上司である紫電は倒され、「歌姫プロジェクト」も潰されてしまっているという後の祭り状態。
  • その復活後の再戦にしても、先を急ぐガンヴォルトにとって「時間の無駄」でしかなく、チート状態のガンヴォルトの噛ませ犬にされる。
  • それでいて能力をコピーした武器は、本人の活躍とは無関係なところで、話の流れを左右するレベルで猛威を振るう。

……と微妙にポンコツ臭い。


しかも、技がかなり大降りなため隙が大きく、ボスとしての強さも他に比べるとあまり強くないというのも、彼の残念さ加減に拍車を掛けているといっても過言ではない。



●パンテーラ


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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"色惑う夢幻鏡ラストミラージュ" パンテーラ
CV:野上翔


  • 登場Chapter:幻夜(歓楽街)
  • 宝剣:小烏丸(コガラスマル)
  • 対応する大罪:色欲
  • モチーフ:サソリ
  • 名前の由来:デ・トマソ・パンテーラ


皇神の能力者狩り部隊に所属している人物。
七宝剣の一人であり、『夢幻鏡ミラー』と呼ばれる幻惑系の能力の使い手。
それゆえか詳細なデータは一切が不明。性別でさえも見る度に変化するのだとか。ちなみに劇中では男性の姿のみ登場した。


実力のほうは折り紙付きのようで、ガンヴォルトや紫電に匹敵するほどの強力な第七波動を使うと言われているが…。



ド変態。


ステージである歓楽街では障害を突破して突き進むガンヴォルトそっちのけでひたすら愛に対する歪んだ持論をぶちまけ続けるというマジモンの変態。しかも、一見すると青年が少年に愛を叫ぶという、かなりアレな構図にしか見えないだけに、悪い意味で鳥肌モノである。
デイトナも大概だったが、ネタ的な要素が強いデイトナに対しこちらはサイコパス的な異常性を感じる変態だと言える。


自身の幻惑能力を使ってガンヴォルトを翻弄。ガンヴォルトが幻影を乗り越え、自身の元へたどり着くその直前に、なんと突如現れたアキュラに倒されてガンヴォルトと戦うことなく退場するというなんとも哀れな最期を遂げる。


そのため、彼が持っていた能力の全貌はどのようなものだったのか、性別は何だったのか、そもそも何者だったのかすらも全く以って不明。
最終ステージのボスラッシュにも登場せず、辛うじてアキュラがパンテーラのものだったと思われる技をコピーして使用してくるのみ。


その凄まじい変態性と合わせて、ある意味七大ボス中最大のインパクトを残したネタキャラと化した。



愛の姿は万華鏡
惑い見えるは走馬灯
ここはそう、境界なき鏡界


完全に死亡したと思われていたが続編「爪」にてなんと倒されたのは能力で創り出した虚像に過ぎなかった事が判明。本作では明かされなかったパンテーラの真の姿が明らかになる。


▼その他


●変態のオジサン


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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さぁ~、少年!いい絶叫(こえ)で鳴いてプリィーズ!
CV:牧野秀紀



OPステージに登場した皇神の幹部(画像の右のオジサン)。
命名はガンヴォルトによるもので本名は長らく不明だったが、後にロメオと言う名前が判明した。*7
オネエ言葉と紫のルージュが印象的な人。鞭を使ってショタを調教する事に快楽を感じる変態のオジサン
ちなみに無能力者で、意外にも地位は紫電よりも上だったりする。
モルフォを抹殺するために皇神ビルに潜入したガンヴォルトを捕縛し尋問…の名目で拷問にかけようとした。


そもそも本人曰く「フェザーの動向なんて把握済み」らしいので聞き出すべき情報もなかったのだろう。
なのでガンヴォルトへの行為は「カワイイ子をいたぶりたかっただけ…つまりは、シュミッ!!」とのこと。


しかし使っていたのが電磁ムチだったこと、相手がガンヴォルトだったことが運のつき。
難なく脱出され、彼が口を滑らせて漏らした情報によりガンヴォルトはモルフォのもとへと辿り着くことになる。
その後どうなったのかは不明。願わくば無事であるよう。




能力者を滅する者セブンススレイヤー

●アキュラ


画像出典:蒼き雷霆 ガンヴォルト
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断罪するのはこのオレだ、
蒼き雷霆アームドブルー・・・!!


世に仇たる天魔を滅する
この手が罪にまみれても
咎ある魂を、神の御許へ


"能力者を滅する者セブンススレイヤー" アキュラ
CV:増尾興佑


  • スペシャルスキル:ラストドップラー
  • 名前の由来:海外でのみ販売していたホンダ車・アキュラ


皇神にもフェザーにも属さずに第七波動能力者と戦いを続ける科学者の少年。第七波動能力者がいずれは能力を持たない人間の脅威になるとの考えの持ち主で、第七波動能力者のことを『バケモノ』と呼んで激しい憎悪を向けており、独自に能力者を狩っている。
キャラのポジション的にはガンヴォルトのライバルや宿敵といったところ。


第七波動を持たない無能力者であるが、皇神にも匹敵する高い技術力を持っている天才であり、卓越した戦闘センスと身体能力に加え、自身が開発した対能力者用の武装を巧みに操り、能力者でなくとも能力者と互角以上に戦うことのできる強敵。
強化ジャケット『メガンテレオン』を身に纏うことで運動能力や防御力を引き上げ、さらに能力者たちの能力因子を解析することで敵の第七波動を疑似再現した攻撃を操る大楯『エクスギア』を自在に使いこなしている。
また、他の攻撃武装として複数の弾丸を撃ち分ける退魔リボルバー銃『ボーダー』を操る。対ガンヴォルトに使用した弾丸は2種類で、1つは物理攻撃を無効化するはずの雷撃鱗ですらも貫通する白銀の弾丸 "ベオウルフ"、もう1つは七宝剣カレラの第七波動 "磁界拳マグネティックアーツ"を擬似再現した、敵の第七波動能力を封殺する対能力者特殊弾頭 "グリードスナッチャー"。


実家は神園家という古くから伝わる退魔の一族で、本名は「神園アキュラ」。
その家柄ゆえか(正確には母親の影響)、「天に召されよ」や「神の御許へ送る」等、宗教染みた発言が時々見られる。




彼の父親である神園博士は、神皇グループが所有する第七波動能力者関連の技術の基盤を作ったとされる人物。
しかし神園博士は第七波動能力者に対する危険性を訴えたものの、その声は神皇グループによって黙殺されて最終的に抹殺されてしまった・・・とされている。
そのことが能力者を過剰に憎み、能力者抹殺を繰り返すアキュラの行動原理となっている。


終盤において、機動エレベーター『アメノミハシラ』でガンヴォルトとの再戦後、手負いの所をアシモフに襲撃され、大盾『エクスギア』は破壊され、リボルバー銃『ボーダー』もアシモフに奪われてしまう。
その後の動向については不明であったが、一応のところ真エンディングにおいては、アシモフとの戦いで生き延びた後、ボーダーをアシモフから取り返すことが出来た模様。


そして続編の"爪"にてもう一人の主人公(プレイアブルキャラ)に昇格。
前回の反省を活かして新型の装備に身を包み、ガンヴォルトにとってのシアンにあたる相棒の小型ロボと共に新たな戦いに身を投じていく。


迸れ!追記・修正!


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  • コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-01-14 18:16:19)
  • 中2ラノベめいた世界観とキャラも上手く料理すれば名作に仕上がるという例 -- 名無しさん (2017-02-10 01:24:24)
  • 変態のおじさんアニメでよりキモくなってて草 -- 名無しさん (2017-02-13 21:20:00)
  • 「能力者に冷たい世間より皇神に居たほうがシアンは安全」だけならまだデイトナなりにシアンを想ってるで済むのに、直後に自ら台無しにするスタイル -- 名無しさん (2017-02-16 19:15:09)
  • 爪の展開考えると紫電の考えもあながち間違っていなかったような気がする -- 名無しさん (2017-02-16 22:57:10)
  • 曲がりなりにも国家の安寧に貢献してる皇神と違って、エデンは完全にテログループだからな -- 名無しさん (2017-02-16 23:10:37)
  • 爪の設定やエデンを見ると…サイキックフォースも結構ネタにしているよな、だって主人公が雷でヒロイン歌やし -- 名無しさん (2017-03-06 00:13:33)
  • スイッチ版ストライカーパック来たな。DLC全部入りで8月発売やで -- 名無しさん (2017-05-20 21:39:14)
  • RoRoの声優の人が引退するとは。ガンヴォルト惨どうするんだ… -- 名無しさん (2017-12-19 17:55:35)
  • ↑ 代役か、バージョンアップの名目でキャラを若干変えるとかいう手も… -- 名無しさん (2018-02-12 21:14:14)
  • 新作制作発表されたがGVはお休みか。爪で心身ともにボロボロだもんなぁ -- 名無しさん (2018-05-12 20:29:56)
  • ↑ そもそも爪の出来事は正史的にどう処理されてるのかな。両主人公の真エンドを折衷した形なんだろうか… -- 名無しさん (2018-05-12 21:19:23)
  • 爪はどのみちシアンがアレなんだからGVは休ませた方がいいね…まぁ新作には登場すると思うが それよりRoRoの声誰だろう -- 名無しさん (2018-05-13 03:19:02)
  • 新作のプレイアブルはアキュラ(GV)以外にも出るんかな?なんか何時だったかそんな話題なかったっけ -- 名無しさん (2018-06-17 16:11:30)
  • タイトル名がすごくデュエマっぽい -- 名無しさん (2018-08-02 13:20:22)
  • X世界がエライことになっていたせいで紫電君の評価また上がったのに笑うわw -- 名無しさん (2019-09-30 00:02:53)
  • ネタバレになるから詳しく書けないけどX世界は完全にアレだったな…というかこのシリーズまともな奴が異様に少ない、GVも倒錯してると見るや否や速攻で殺しにかかるし -- 名無しさん (2019-09-30 09:59:19)
  • 「X」は例えるなら劇場版555でたっくんが既に戦死してて、桜庭版草加が主人公ポジって感じの世界だったね -- 名無しさん (2019-10-02 21:38:04)
  • 紫電が生きていた方が世界はマシになっていたという皮肉 -- 名無しさん (2019-11-09 22:51:36)
  • ガンダムSEEDっぽい世界観だよね -- 名無しさん (2020-02-15 08:29:11)
  • 斬月おじさん、性格的に絶対噛み合わないでしょこの人たちと -- 名無しさん (2020-05-23 23:39:36)
  • ドルオタは属性的にもエデンに四字お兄様、エコテロとライバル多かったという皮肉。倒錯どうにかしてたらGVの手を伸ばしてやれていたかも。倒錯はともかく -- 名無しさん (2020-10-18 17:31:35)
  • アシモフ視点で見た外伝欲しいな。ガンヴォルトのキャラじゃ特に人間臭くて好きになる -- 名無しさん (2021-07-19 20:55:45)
  • 新主人公のきりんの傍らにいる青い狼っぽいの、まさかと思ったけどこれがGVなのか…(文字通り)犬になって年上っぽい女の子に付き従うとか、流石に倒錯し過ぎじゃない? -- 名無しさん (2022-06-09 22:32:29)

#comment

*1 名前の由来は従来の第一~第六階梯から外れた第七階梯に属する生命の波動と言う意味から。なお一から六までの内訳は、人間や動物が当たり前に有する波動が「第一~第三階梯」、超能力などの異能者が持つのが「第四階梯」、その中でも特に強い者が持つ波動が「第五階梯」、歴史に残るような『聖人』や『霊獣』と呼ばれる存在の波動が「第六階梯」にあたる
*2 完全に蒼き雷霆を制御しているガンヴォルトと違い、アシモフは因子こそ定着した物の制御が出来ない失敗作。しかも追加実験で能力が完全に暴走状態に陥ってしまっており、常に制御装置による封印が必要になっている。いつもかけているサングラスはその制御装置で、ガンヴォルトのコンタクトレンズと同系統の物。なお、実験当時のコードは「タケフツ」。
*3 実際、外国では能力者・無能力者間の問題が世紀末状態なところも少なくなく、燻る不満や差別意識、裏社会の闇はあれど表向きは普通の社会が営まれている日本は珍しいレベルで共存が出来ている方の国家である。
*4 同系統の能力は第七波動という概念が出来る前から確認されており、第七波動の中でも原始的なタイプとされている。なお、実は彼もガンヴォルトやアシモフと同じ実験の被験者であり、その失敗作の生き残り。蒼き雷霆に適合出来なかった紫電は、すぐに蒼き雷霆を摘出され、現在の能力を移植された
*5 地下施設で最初にエリーゼを撃破した際、よく見ると蛇が一匹画面外へと逃げ出してゆくのが確認できる。
*6 この能力、同系統物も含めて歴史上カレラ一人しか確認されていない超レア第七波動。能力の呼称が他と雰囲気が違うのも、そう言う理由でカレラが自称する我流拳法の名前がそのまま採用されたから。ちなみに皇神に採用されたのもこの能力ありきの一芸入社に近い。
*7 正確には中の人自らが勝手にロメオと呼んでいたのをインティが公式設定として採用した。

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