登録日:2014/09/29 Mon 21:07:23
更新日:2023/12/21 Thu 11:06:54NEW!
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one piece 王下七武海 操舵手 麦わら大船団 賞金首 ワンピース 世界政府 海賊嫌いの海賊 魚人島 リュウグウ王国 非能力者 魚人空手 宝亀克寿 魚人 ジンベエザメ 麦わらの一味 任侠 鮫 魚人海賊団 タイヨウの海賊団 巨漢 ちょんまげ 親分 柔道 空手 着流し 下駄 脱獄囚 漢 サメ 兄貴 ジンベエ 郷里大輔 武人 ジンベイザメ 海賊 船長 七武海 one piece登場人物項目 達人 エネル顔 輸血 私掠船 略奪を許可された海賊 10億超え 苦労人 加害者にして被害者 激動の人生 魚人柔術 ビッグ・マム海賊団 海侠のジンベエ 大型新人 殿軍
体など痛うない………!!!
エースさん… 痛ェのは…………!!!
仁義を通せぬ… わしの心じゃァ!!!
●目次
【プロフィール】
本名:ジンベエ
異名:海侠のジンベエ
所属:リュウグウ王国ネプチューン軍→タイヨウの海賊団(魚人海賊団)・王下七武海→ビッグ・マム海賊団傘下→麦わらの一味
役職:ネプチューン軍兵士→タイヨウの海賊団副船長→タイヨウの海賊団二代目船長→麦わらの一味操舵手
出身地:偉大なる航路・リュウグウ王国・魚人島・魚人街
懸賞金:7600万ベリー→2億5000万ベリー→七武海加入につき免除→4億3800万ベリー→11億ベリー
悪魔の実:なし
種族:ジンベエザメの魚人
覇気:武装色・見聞色
年齢:44歳→46歳
誕生日:4月2日
星座:牡羊座
身長:301cm
血液型:F型(現実だとB型)
初登場:単行本54巻・第528話・『海侠のジンベエ』
出身:偉大なる航路・魚人島・リュウグウ王国
好きな食べ物:お茶漬け・もずく酢・フルーツ
嫌いな食べ物:パフェ(食べづらいから)
得意料理:かつおのたたき
一味の目玉焼き事情:片面蒸し焼き、塩
好きな季節:夏島の秋
就寝•起床時間:午前3時〜午前9時
ニオイ(チョッパー談):海のにおい
都道府県に例えると:鹿児島県
脳内可視化:仁、仁、拳、水、鬼
イメージ動物:くま(ジンベエザメじゃないんかい!)
イメージナンバー:10
イメージカラー:黄土色
イメージ花:牡丹
イメージ国:インド*1
職業に就いていたとしたら:駅員さん
一味の氷事情:飲み込む派
笑い方:「ワッハッハ」
声優:郷里大輔→宝亀克寿
【概要】
モンキー・D・ルフィの9人目の仲間で、麦わらの一味の操舵手。
元王下七武海で魚人島の魚人や人魚たちで構成されている魚人海賊団の船長。
『海侠』の二つ名を持つジンベエザメの魚人。
外見は牙も含め、サメというよりは唐獅子や鬼瓦のような顔立ちと丁髷が特長。
名前自体が出たのはノコギリのアーロンが初登場した69話、ヨサク&ジョニーの説明で、名前だけなら七武海のメンバーの中でも鷹の目のミホークに次ぐ2番目と非常に早い時期から出ていたが、
実際に登場したのは11年後の「インペルダウン編」528話と、連載開始当初の七武海のメンバーの中では最も遅い登場となった。
更に麦わらの一味への正式加入はそこから更に11年後の976話であり、名前が出てから加入するまでに22年907話を費やした。
麦わらの一味の船員で一味加入前も海賊団に所属していたのはブルックとジンベエのみで、ジンベエに至っては二代目ではあるが船長も担っていた(ウソップ海賊団はだだの悪ガキ集団なので除外)。
【人物】
その異名に恥じず仁義に厚い漢で魚人島では「親分」と呼ばれ慕われている。
魚人島を大海賊時代到来期に海賊に散々荒らされた過去があるため、自身が海賊でありながら海賊を嫌っている。
とはいえ肩書だけで他人を判断するような偏見の目は持ってはおらず、
四皇の“白ひげ”エドワード・ニューゲートや主人公のルフィに対しては、島を守ってもらっていた事や脱獄のチャンスを貰った事や、個人の性格の良さから好意的に接している。
特に白ひげとその幹部であるエースに対しては、2年前の頂上決戦の際に七武海の称号を捨てて助太刀するほどに慕っていた。
これでもかつてはアーロンと同等以上に人間という種族を嫌っており*2、オトヒメの活動にも冷ややかな反応を示していたが、
タイヨウの海賊団での活動やコアラとの出会い、そしてフィッシャー・タイガーの遺した思いを受け継ぎ、
オトヒメや白ひげと触れていくうちに考え方を改め、現在では相手が人間だからと言って一方的に敵視するような事は無くなった。
無論、相対した者が魚人島に害を成す危険性があれば黙ってはおらず、魚人や人魚に危害を加えるのは大半が海賊なので、王下七武海の立場としてそういった輩には容赦しない。
この点から政府からは「海賊嫌いの海賊」と認識されていた。
人情溢れる性格でありながら、危機的状況化では無暗に人情に振り回されずに判断できる冷静な思考力を持ち合わせていることから周囲から頼れる存在として見られている一方で、
やや天然ボケ気味でルフィがしらほしを連れだしているのに気付いてエネル顔を披露したり悠長に作戦名を考えたりとコミカルな一面もある。
一味加入前のインペルダウン脱出の際も、海軍から奪うはずだった船を槍波でうっかり破壊してしまったこともあった。
ルフィに対して初対面時は「ルフィ君」と呼んでいたが、ホールケーキアイランド編以降は「ルフィ」と呼ぶようになった(ナミやサンジなど他の船員も名前呼びだが、まだ馴染みの薄いゾロやロビンに対しては「ロロノア・ゾロ」「ニコ・ロビン」とフルネームで呼んでいる)。
【操舵術】
幼い頃より荒海で過ごしてきたためか海流を読む技術に優れており、大波の中に発生するグリーンルームを帆船で華麗にサーフィンするほどの航海術を持つ。
元々麦わらの一味には操舵手がいなかったため、その高い技術から必然的に操舵手に選ばれた。
(ゴーイングメリー号には舵輪が無く、2人がかりで棒を押すことで方向を定めていた。サウザンドサニー号には舵輪があるが、完成以降殆どログを辿っていない)
このことをナミとチョッパーから知らされたフランキーは「やっと『夢の船』の本領を発揮する男が現れたか」と嬉しそうにしていた。
天候を含めた総合的な「海を読む力」では航海士であるナミには一歩劣るだろうが、非力なナミに対し、こちらはグランドラインの荒波でも舵を取られない剛力の持ち主でありダイレクトに船をコントロールできる強みを持つ。一長一短の関係にあり、2人揃うことで船の力を最大限に発揮することができる。
なお伏線なのか、インペルダウン脱出の際にも一行の乗った軍艦を操舵していたのはジンベエである。
更に言うとインペルダウンの大きな扉を壊し、その上にバギー、Mr1,クロコダイルの3人を乗せて泳いでいたのもジンベエである。
【戦闘能力】
魚人空手の真髄は辺り一面の“水”の制圧…!!
大気中の水から体内の水へ…衝撃の波動は駆け抜ける!!!
悪魔の実の能力者では無いが、魚人空手と魚人柔術の達人。
こと海上や水中での戦いにおいては魚人であることもあって無類の強さを発揮し、陸上戦闘においても高い戦闘力を誇るオールラウンダー。
当然、武装色、見聞色の覇気も習得しており、対自然系の戦闘も可能な上鉄壁の防御力も兼ね備えている。
その力は四皇のNo.3をたったの2発でKOする最強の老婆ともある程度張り合えるほどで四皇最高幹部クラスの実力を兼ね備えていると言ってよい。
以上の点から″加入時点においては″一味の中でルフィに次ぐ、もしくは同格の戦闘力を誇ると言っても過言では無いだろう。麦わら三強の立ち位置が危うい。
ただし鬼ヶ島の死闘によってゾロは覇王色に覚醒、サンジも外骨格が発現するなど、戦闘力を大幅に上げて四皇最高幹部を撃破したため現時点だと単純な比較は難しい*3。
ゾロとサンジが『両翼』ならば、ジンベエは『殿』といったところだろうか。
また、魚人にしては珍しく魚と会話することができ、ジンベエザメを呼んで背中に乗って移動する事もある。
クロコダイルからは「粗暴な種族のハミ出し者」と評された。
技
- 五千枚瓦正拳
魚人空手。
巨大な獄卒獣をも一撃で倒す程の威力を有する。
技名の時点でクロオビが使おうとした「千枚瓦正拳」を遥かに超えている。
空想科学読本によれば瓦を5000枚破壊するエネルギーは爆薬5.6tの起爆に匹敵するらしい。
確かにバギー玉*4より強力ならそのくらいあってもおかしくは…
- 唐草瓦正拳
魚人空手。
「周囲の水(水蒸気)」をパンチで揺り動かし、離れた相手をも打ちのめす。
対集団戦に無類の強さを発揮する技。
- 水心 海流一本背負い
魚人柔術。
水中で海水を掴み、背負い投げしてぶつける。
直接的な攻撃にはあまり使われておらず、水上の仲間を陸や船上に打ち上げる、赤犬のマグマの拳やプロメテウスを鎮火する、雷ぞうが放出したゾウの水を誘導するなど、サポート面での活躍が多い。
派生版として、巨大なティーカップに入った紅茶で代用した「紅茶一本背負い」がある。
こちらはカタクリのモチをふやかすのに使った。
- 槍波
魚人空手。
海水を槍の様に投げつけ、物体を突き破る。
戦艦を半壊させる程の威力。
対プロメテウスでは乱れ撃ちする派生版「群雨」を披露。
- 鮫肌掌底
掌底を打ち込む。
ゲッコー・モリア戦で彼のハサミによる攻撃を弾いて、体勢を崩した。
- 鮫瓦正拳
疑似ナイトメア化したモリアをも吹き飛ばすほど強力な正拳突き。
「唐草瓦正拳」と同様水分を動かす技のため、覇気を用いずともゴム人間等にダメージを与えられる。
- 七千枚瓦回し蹴り
身長80mのワダツミのパンチをも押し返す回し蹴り。
- 撃水
アーロンやホーディも使っていた、水滴を高速で飛ばす技。
覚醒したホーディによる岩盤を何十枚もぶち抜く撃水を、更に打ち落とす程の威力と精度を有する。
何気に動体視力も凄い。
- 武頼貫
魚人空手『奥義』。
水の塊を纏わせた掌底で、相手の体の水分を突き動かし叩き潰す。
作中では山ほど大きいワダツミの巨体を貫通し、並の攻撃ではビクともしないビッグ・マムの体勢をも崩した。
- 梅花皮
武装硬化させた両腕で相手の攻撃を受ける。
ビッグ・マムの「皇帝剣」をも受け止めた。
「梅花皮」とは鮫皮*5を乾燥させた物で、ザラザラしているため刀の柄などの材質として用いる。
- 渦潮一本背負い
魚人柔術。
相手の腕を掴み、本人が宙に浮いた状態から一本背負い投げを決める。
ビッグ・マムの体を難なく投げ飛ばした。
- 閑羅瀬
魚人空手。
『ONEPIECE episode A』にて使用。
エース自慢の“火拳”を容易く相殺して見せた。
- 引潮一本背負い
魚人柔術。
武装硬化した腕で相手の攻撃を受け止め、そのまま掴んだ相手を後方へ背負い投げる技。
- 粗鮫
魚人空手。
ホーディも使っていた技。
驚異的な握力をもって掴んだ物を握りつぶす。
フーズ・フーの両手を握り砕いた。
- 鉄塊 (?)
六式の基本技の一つ、フーズ・フーの「嵐脚」を防御した。
見様見真似で習得したものらしく、傍から見ると武装硬化した右腕でガードした様にしか見えないが詳細は不明。
或いは「武装色の覇気」≒鉄塊という事だろうか?
- 鬼瓦正拳
魚人空手『奥義』。
「武装色の覇気」を纏った拳を相手の前に突き出し、凄まじい衝撃波を放ち攻撃する。
フーズ・フー戦の極め技となった。
【来歴】
時系列は新世界編基準。
過去
元々は魚人島の孤児が集まるスラム「魚人街」の出身。
後に冒険家となるフィッシャー・タイガーを「タイのアニキ」と慕い、また後に海賊となるアーロンからは「アニキ」と慕われていた*6。
成長後はリュウグウ王国兵士(既に小隊長クラス)となり、30歳時点で「親分」と慕われ
同僚や市民からの信頼も厚かった(アーロン曰く「こんなマフィアみてぇな騎士いるか」)が、15年前に兄貴分のタイガーがマリージョアを襲撃した事件が発生。
既に「アーロン一味」の船長として魚人街を中心に活動をしていたアーロンをはじめとする他の魚人街出身者たちと共に、タイガーを護るべく『タイヨウの海賊団』に参加する。
当時は人間との共存を訴えるオトヒメ王妃の考えに否定的であり、さらにタイヨウの海賊団に入団して以降はタイガーを狙って襲ってくる海軍と戦ううちに人間に対して憎しみの念を募らせるようになっていた。
敵を殺さないように言い含めていたタイガーからはアーロン共々「お前ら二人度が過ぎやしねェか!?」と説教されることすらあった。
信じていたのは例外的に、約24年前となる大海賊時代の始まりの時に、魚人島を自分のナワバリにすることで救った白ひげくらいであったが、元奴隷の少女コアラをはじめ多くの人間と出会いを経て態度は軟化した模様。
しかし12年前、コアラを故郷に帰した際に海軍の罠によりタイガーが襲撃を受け死亡、報復を行おうとしたアーロンも捕縛されてしまう。
それでもタイガーの意志を継ぎ、残った仲間達をまとめ、不殺の方針を引き継いで船長代理として暫く航海を続けていたが、11年前に世界政府より王下七武海への就任要請を受ける。
魚人である自分が政府中枢へ近づくことでオトヒメ王妃の手助けとなり、また七武海とその部下に適応される「恩赦」の特権を用いて、「脱走した奴隷」という身の上故に本意でない海賊を続けざるをえない一部クルーを船から降ろす為にこれを受諾。
この時アーロンも恩赦によって牢獄から解放されたが、アーロンは人間への憎しみから七武海(政府側の人間)になったジンベエと決別し、再びアーロン海賊団を率いることを決意。
アーロンは「それが嫌ならここでおれを殺せ」とジンベエに言い切り、タイガーの遺志を理解せず人間への憎悪のままに動こうとするアーロンをジンベエは叩きのめすも、「種族主義」のアーロンは決して手を出さず、ジンベエもまた弟同然の彼を殺すことはできなかった。
ジンベエは、もしアーロンが人間に危害を加えたと聞いたときは止めに行くつもりであったが、それを見越していたであろうアーロンが現地の海軍高官を買収したため、悪行の報せはジンベエには届かず、結果としてココヤシ村の悲劇を招いてしまった。
そのため、世間では「七武海入りを条件に東の海にアーロンを解き放った」という間違いではないにせよ正確でもない噂が広まった。
その後は七武海の一角として活躍。
ジンベエの七武海加盟は、世界政府の手によって魚人と人間の両種族の和解の象徴として宣伝された*7。
また無法な海賊から魚人島を守る意図もあって、魚人海賊団が積極的に海賊狩りを行っていたことから、世界政府からも「海賊嫌いの海賊」という認識を受けていた。
しかし白ひげが魚人島をナワバリと定め島を守ってくれた恩義から白ひげ海賊団とだけは懇意にしており、政府に気づかれないよう海底を移動する形で度々接触していた模様。
本編の数年前には白ひげの首を狙うポートガス・D・エースを警戒し彼が率いる「スペード海賊団」を襲撃。
エースと激突し5日に及ぶ勝負を繰り広げるが勝敗は着かなかった。
それを見た白ひげが自ら赴き、エースをあっさりと叩きのめして半ば強引に白ひげ海賊団に加入させることとなった。
その後は何だかんだで友好的な関係を築いた模様。
インぺルダウン編
アーロンパーク編で名前のみ登場していたが、インぺルダウン編にて正式に登場。長年、上記の噂と人間に対しては残虐無比なアーロンの人物像から読者に抱かれていたイメージと全く異なるキャラのギャップに戸惑う読者もけっこういたとか
(後にサンジが読者の気持ちを代弁した)。
白ひげ海賊団との戦争に向けて召集されたが、白ひげへの恩を仇で返すまいと七武海の称号剥奪も辞さず是を拒否し大暴れ。
なんとか取り押さえられ、戦争が差し迫っている中で極力七武海の戦力を落としたくなかったセンゴクの意向で反意を促す懲罰的な意味でインペルダウンへ移送されLEVEL6に幽閉されてしまっていた。
この時エースの救出に単身潜入したルフィと出会い、エースを救い戦争を止めるため、協力を申し出て脱獄。
同じく牢を出たクロコダイルと共に元七武海としての実力を如何なく発揮し、脱出路を切り開いていく。
脱出船を確保する際にはクロコダイルとMr.1、おまけでついてきたバギーを船にたどり着かせた後『魚人柔術・水心』で十数隻の軍艦の大砲を瞬く間に無力化し、
さらにジンベエザメの群れを呼び寄せ、ルフィたちを脱出船にたどり着かせた。
またMr.2に口止めされていたがルフィと最後の会話を果たさせた。
マリンフォード頂上戦争編
マリンフォード頂上戦争では中盤からルフィらと共に参戦。
その場でセンゴクに改めて七武海脱退を宣言し、白ひげ海賊団およびルフィらと協力しエース奪還のため奮戦。
途中には七武海の元同僚ゲッコー・モリアやジュラキュール・ミホーク(アニメ)と戦ったり白ひげの直衛も務めた。
───わしはこの男を 命に代えても守ると決めとる
ルフィの姿に惚れ込んでおり、「命に代えても守る」と決意。
エース・白ひげの死後気絶したルフィを守りつつ離脱しようとするが、青キジに海を凍らされて脱出を阻まれ、追撃してきた赤犬からルフィを庇おうとした結果、自身もマグマの拳で胴を貫かれる重傷を負った。
しかし、クロコダイル、バギーらの援護によりトラファルガー・ローの潜水艦に収容され、ルフィと共に戦場から離脱には成功。
その後ローの治療を受けハンコックの厚意でアマゾン・リリーへ逃れ療養に入る。
その中で心身共に大きく傷を負い自暴自棄になったルフィに対し、エースの頼み・ジンベエ本人の意思として毅然とした態度で叱咤激励し立ち直らせた。
もう何も見えんのかお前には!!!
どんな壁も越えられると思うておった”自信”!!疑うこともなかった己の”強さ”!!!それらを無情に打ち砕く手も足も出ぬ敵の数々…!!!この海での道標じゃった”兄”!!
無くした物は多かろう。世界という巨大な壁を前に次々と目の前を覆われておる!!!
それでは一向に前は見えん!!後悔と自責の闇に飲み込まれておる!!
今は辛かろうがルフィ…!!それらを押し殺せ!!!失ったものばかり数えるな!!!
無いものは無い!!!
確認せい!!
お前にまだ 残っておるものは何じゃ!!!
仲間がいる"よ!!!!
その後、アマゾン・リリーを訪問したレイリーの提案を受け、ルフィ、レイリーと共にマリンフォードでの16点鐘を敢行。
そして、新世界で駆け上がる実力をつけるべく、レイリーと共に修行に入るルフィと再会を約束して自身は魚人島に帰還した。
魚人島編
白ひげの死後、魚人島が四皇“ビッグ・マム”のナワバリとなり、その関係でジンベエとタイヨウの海賊団もビッグ・マム海賊団の傘下に入った模様。
魚人島にてルフィと再会し、ルフィに魚人島の過去・タイヨウの海賊団・オトヒメ王妃の事を語る。
また、ナミに対してもアーロンの一件について自決覚悟で謝罪するが、彼女はジンベエを許し、ジンベエも涙を流して感謝した。
その後クーデターを企てたホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団をただ倒すのではなく、島を救うヒーローになってくれと要請した。
自由を好むルフィは当初難色を示したが、うまく説得し共にホーディ一味を打ち破った。
この戦闘でルフィは深手を負い輸血を求めるも、国の法律で国民は輸血を申し出ることができなかった。
そんな中「わしは海賊じゃ(だから法律は無視して当然)」と輸血を申し出てルフィを救う。
恩を感じたルフィから一味に勧誘されるが現在タイヨウの海賊団はビッグ・マムの傘下のため、筋を通すまで待つようにルフィと約束し麦わらの一味の出港を見送った。
扉絵連載
『カリブーの新世界でケヒヒヒ』では、人魚を攫おうとしたカリブーを懲らしめては連行し、海軍G-5支部に置き去りにした。
『ジンベエの海侠一人旅』では主役を務め、迷子になった小海猫と旅をしている。
旅の最中、魚人島を永久追放になったワダツミと再会し、彼の起こした事件を解決する最中「歴史の本文」を発見。
これをビッグ・マムに献上し、彼女の機嫌を取り持った。
しかし、恩義もあるがゆえに、ビッグ・マム海賊団の傘下から降りるのは骨が折れるようである。
ホールケーキアイランド編
食い煩いを発症して首都を破壊するビッグ・マムの元に彼女が望む菓子を届けて暴動を止めることに成功する。
正気を取り戻した彼女に、魚人島でのルフィとの約束を通す為にビッグ・マム海賊団の脱退を言うも「抜けるのであれば落とし前としてお前も何かを失え」とルーレットを迫られる。
ルーレットの内容が『自身が必ず死ぬことになり、さらに船員たちも犠牲になる』という余りにも理不尽な内容だったので、
船員たちの犠牲をさせまいと脱退を取り下げたが、ホールケーキ城への出入り禁止の処分を受けてしまう。
なお万国で出回った新聞では『落とし前に怖気づいた』と報じられ、住民たちからは「裏切った上にフヌケ野郎」とボロクソに言われる。
しかし、捕まったルフィとナミを助けに、囚人図書室で見張りしていたシャーロット・オペラを倒す。
2人を救出後は本格的にビッグ・マム海賊団に反旗を翻し、ビッグ・マムに捕まったブルック救出、
サンジの願いでヴィンスモーク一家を救うというルフィにビッグ・マム暗殺を目論むカポネ・ベッジと手を組まないかと案を出したりとサポートにまわる。
茶会当日にルフィと共に会場を滅茶苦茶にしたので完全な謀反として怒りを露わにするビッグ・マムに向かって
ここをやめて"麦わらの一味"にわしは入りたい
そして落とし前として「他の誰も手を出さんと約束するなら自身の寿命を差し出す」と言う。
その言葉にビッグ・マムは“魂への言葉”を使ってジンベエの寿命を抜き取ろうとする。
それで手を打とう愚か者!!
『Stay』!? or『Life』!?
ライフじゃ!!
だが、微塵もビッグ・マムを恐れないジンベエの体から魂が出ない。
ビッグ・マムの子ども達も「嘘だろ…」とジンベエの強靭な精神に驚き。
未来の海賊王の仲間になろうっちゅう男が
「四皇」ごときに臆しておられるかァ!!
持っていた盃をビッグ・マムの前に差し出し、作戦中にビッグ・マム海賊団からの脱退を宣言した。
これにはナミは驚き、チョッパーはその男気に号泣。
その後はビッグ・マムの子供たちと戦い、ルフィを始末しようとするシャーロット・カタクリを足止めする等と活躍するも、暗殺計画は失敗する。
一時は全滅の危機に瀕したが、玉手箱の爆弾の暴発によるホールケーキシャトー崩壊の最中に脱出に成功。
ビッグ・マム海賊団からの逃避行では、元七武海の現役の海賊としての冷静な考え方により、感情的になりやすいルフィの仲間たちを鼓舞し時には戒める役目を担っている。
ホールケーキアイランド編のラストでルフィ達を逃がすために現れたタイヨウの海賊団の部下達を見捨てられず、ワノ国での再会を約束してその場に残り殿軍を務める。
ルフィ達を逃がすため仲間と共にビッグ・マム海賊団と交戦するも、サンジの作ったウェディングケーキを食べ正気を取り戻したビッグ・マムが戦場に到着。
ジェルマ66やタイヨウの海賊団と共にビッグ・マムに応戦したようだが、その後の消息は不明となっていた。
ワノ国編
鬼ヶ島への討ち入り当日を迎えた忍者海賊ミンク侍同盟だったが、未だジンベエの姿は見えず。
さらに常影港には同志達の姿もなく赤鞘九人男の中のスパイまで発覚し絶体絶命に…。
だがローの合流、カイドウへの復讐を誓うキッドの参戦、ついに名乗り出た傳ジローと一気に戦力がひっくり返り、再び一行に光明が差す。
しかしカイドウ軍の物量は凄まじく、砲撃により小さな船を沈めていく。
反撃しようにもしようがない距離、もはや手詰まりか……
そこへ、突如何者かがカイドウ軍の砲撃を止める。
どちらさんもお控えなすって!!
手前生国と発しますは海底の国リュウグウ王国「魚人街」
方々のお兄いさんとお姐さん方に厄介をかけながら
この度“麦わら”の親分さんに盃を頂く駆け出し者にござんす!!
人呼んで
“海侠のジンベエ”!!!
以後面体お見知りおきの上
ロー「ウソだろ」
キッド「“麦わらの一味”に入るのか!!?」
よろしくお頼み申します!!
ワッハッハ!! わがまま聞いて貰うてすまんかった!!
ルフィ!! 約束通り生きて戻ったぞ!!
討ち入り作戦の最中、ついに麦わらの一味にジンベエ参戦!!
しかも五体満足のまま駆けつけることができた。
到着が大幅に遅れた理由は「タイヨウの海賊団の負傷者の手当て」と「送別会が盛り上がった」こと。
…心配されていたわりには何にしてとも呑気な理由であった。まあ麦わらの一味に加わる男らしいといえばらしいか。
ともあれ、ストーリー終盤にして一味に新たな強大なメンバーが正式に加わることとなり、元王下七武海の人物が仲間になるのは当然初であり、これには前述の通りローとキッドも驚きを隠せずにいた。
その後は鬼ヶ島の討ち入り作戦に参戦し、幹部・飛び六胞の一人フーズ・フーと対峙することになる。
当初はサシの勝負に持ち込めず苦戦を強いられるが、お玉の能力によりタイマン勝負に持ち込むことに成功し、徐々に形勢を逆転させていく。
フーから魚人族に対する差別発言や煽りを受けたことで普段は冷静沈着なジンベエも遂に激怒し、フーを圧倒。魚人空手鬼瓦正拳をフーにぶち込み完勝した。
戦いの終盤では火の海となった城内を侍たちを引き連れて脱出しようとしていた所で、福ロクジュに勝利した雷ぞうを発見。
彼がゾウの噴火雨を巻物にストックしており、この火を消すのにジンベエの力がいるということで海流一本背負いで各階に水を送り込み鎮火させた。
尚、麦わらの一味の船員には船長であるルフィも含め、全員に大きな夢がある。ルフィは「海賊王になる」、ゾロは「世界一の剣豪になる」といった夢があり、新たに一味に加わったジンベエの夢は現時点では明記されていないが、「麦わらの一味の船に乗ることが、結果として魚人族が真の自由を勝ち取る旅になるはず‼︎」と言っていたことから、ジンベエの大きな夢は「自分達魚人族と人間の融和を築くこと」「魚人族が本物の太陽の下で暮らせるようにする」といった内容が考えられ、そこにはやり方こそ違えど魚人と人間が和解する未来を望んだ「フィッシャー・タイガー」と「オトヒメ王妃」の意思を継ぐという思いも込められていることだろう。
【初期設定】
『ONE PIECE GREEN』で断片的にボツデザが紹介されていたが、『ワンピースマガジン』Vol.10で詳細が明かされた。
『GREEN』ではネタバレ防止の為か白抜きにされていたようだが、本来、操舵手になることも想定されていたらしい。
元々は西郷という仮名で考案され、その名前のイメージ通り坊主頭の巨漢であった。
その後、「海侠」のイメージ通りでかい顎、繋がったマユゲ、傷だらけの顔など怖そうなデザインで変遷したのちに、
現在のどことなく愛嬌を感じさせる顔立ちに決定した模様。
初期構想ではアーロンの黒幕としてアーロンのカタキ討ちにルフィたちに逆襲するというストーリーも考えられていたらしい。
【タイヨウの海賊団/魚人海賊団】
フィッシャー・タイガーがたちあげたタイヨウの海賊団が彼の死後にアーロン一味とマクロ一味と3グループに分裂し、
ジンベエがアラディンをはじめとした大部分のメンバーを率いている海賊団。
対外的には魚人海賊団と呼ばれる事もあるが、船員たちは一貫してタイヨウの海賊団と名乗っている。
- アラディン
CV:長嶝高士
タイヨウの海賊団現・副船長でイタチウオの人魚。10年以上前は船医を務めていた。
ジンベエと同格の兄貴分として慕われており、アーロンからも「兄ィ」と呼ばれていた。
ビッグ・マムの21女プラリネの夫で、政略結婚だが夫婦仲は良好。
かつては天竜人の奴隷だったらしく、フィッシャー・タイガーの起こしたマリージョア襲撃事件によって奴隷から解放される。
その後はフィッシャー・タイガーを頭とするタイヨウの海賊団に所属し、フィッシャー・タイガーの死後は跡を継いだジンベエの下で魚人海賊団の副船長を務める。
過去に魚人島に漂流したミョスガルド聖の治療をした。
ホールケーキアイランド編のラストでルフィ達を逃がすため魚人海賊団の仲間たちと共に参戦。
シャーロット・オーブンと交戦するも、決着がつく前にサンジの作ったウエディングケーキを食べ正気を取り戻したビッグ・マムが戦場に到着。
ジンベエやタイヨウの海賊団の仲間たちと共にビッグ・マムに応戦した。
- シャーロット・プラリネ
CV:橘U子
シャーロット家21女。
「シャシャシャ」という笑い声が特徴。
シュモクザメの半人魚で、アラディンの妻。船員からは「姐さん」と慕われている。
そばかすが特徴的な女性で、結構美人だがかなり大柄(800cm)。ジンベエを傘下に加えた際にアラディンに嫁いだ。
アラディンを尻に敷いているが、同時にメロメロで、ジンベエが傘下を抜ける際には実家よりもアラディン側に就く気だった。
半人魚なので歌で魚を操る事が出来、作中では歌声で海の監視役であるナワバリウミウシを誘い出し、
警戒網の一部を麻痺させることで麦わらの一味、ファイアタンク海賊団、ジェルマ66の逃走をサポートした。
初登場時は29女と記載されていたが、単行本87巻で21女に訂正された。
- ワダツミ
CV:宮田幸季
元フライング海賊団戦闘員でフグの魚人。異名「大入道」。
巨人族としても規格外の67mの巨体を持つオーズすら凌駕する身長80mという異名に違わぬ途方もない巨体を誇り、その大きさはサウザンド・サニー号が丸ごと掌に収まるほど。
巨体由来の怪力が自慢だが間抜けな性格が祟っていかんせん成果が上がらない。
デッケンの指示を受けて深海でサニー号を破壊しようとしたがクラーケン(スルメ)に殴られ失敗。
デッケンに見捨てられフライング海賊団を放り出されたため一時新魚人海賊団に加入する。
新魚人海賊団が起こしたクーデターにも参加するも麦わらの一味に完全に寝返ったクラーケンに大苦戦を強いられる。
しかしゼオの言葉とE・Sで大幅パワーアップして形勢逆転し、クラーケンを下す。
その後はフグの魚人の能力で膨れ上がり巨体に任せて敵を押し潰そうとするがジンベエとサンジに敗れKO負け。
新魚人海賊団壊滅後はその巨体を収められる牢屋が無かったので、クラーケンの手で島から永久追放された。
扉絵『ジンベエの海侠一人旅』で再登場し、彼の勝手な勘違いで海底遺跡を港町に置いたことで町は潰され、
遺跡を住処にしていた海獣たちが町や海上の船を破壊する騒動を引き起こした。
ジンベエに大目玉を喰らい、港町の住民と海獣に謝罪後は遺跡を再び海に戻した。
その後はジンベエの漢気に惚れたのか仲間にしてほしいとジンベエに申し入れ、タイヨウの海賊団の一員と加入した。
因みにジンベエがビッグ・マム海賊団傘下に加わる際に持ち込んだ海"歴史の本文"はこの海底遺跡に安置されていた物。
万国では麦わらの一味に魚人島での非礼を侘び、撤退を手助けした。
- フィッシャー・タイガー
CV:石井康嗣
タイヨウの海賊団の初代船長。タイの魚人。懸賞金は2億3000万ベリー。本編の時点では既に故人。
迷彩柄のバンダナを付け、胸に太陽の焼印を入れたジンベエをも超す体躯の男。
魚人島の魚人街出身で若い頃はジンベエやアーロンの兄貴分だった。
成長後は冒険家になるも、冒険の途中で奴隷商人に捕まり、天竜人の奴隷となってしまう。
逃亡後、赤い土の大陸の絶壁を素手でよじ登り、聖地マリージョアを襲撃。
捕らえられていた奴隷たちを解放するも、この事件によって犯罪者となり、世界政府に懸賞金を懸けられる。
その後は解放された元奴隷の魚人や彼を慕って集まった魚人たちと共にタイヨウの海賊団を結成し初代船長に就任。
「解放」と「自由」を謳い、不殺を貫く異色の海賊としてその名を轟かせた。
だが、元奴隷のコアラを故郷に送り届けた際に海軍の罠に嵌められ致命傷を負う。
魚人と人間の融和を望む意志と人間への憎悪で揺れ動く彼は、人間を愛せなくなった自分にはもう望みは成し得ないとし、人間の血による輸血を拒みそのまま息を引き取った。
今際の際、優しい人間だってたくさんいる、未来を変えられる“何も知らない次の世代”のために死んでゆく者が憎しみを遺すべきではない、自分の身にあったことは何も伝えるなと懇願した。
彼の死後タイヨウの海賊団は三つに分裂し、人間への復讐を誓ったアーロンは東の海に向かいココヤシ村で圧政を敷く事となる。
【余談】
ジンベエの中の人は(泳げなくなるが)能力者にするならばトリトリの実を食べたいらしいが、作中のジンベエは今のところ能力者希望は確認されてはいない。
追記・修正さえできれば……わしは命もいらん!!!
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*2 タイガー配下時代、人間の海賊を殴り倒した際には、あまりの苛烈さにアーロンさえもが諫止を試みたほどである。当時のアーロンがアーロンパーク編ほどには憎悪の塊ではなかったこともあるだろうが……
*3 参考までにカイドウ撃破後の懸賞金はゾロ>ジンベエ>サンジという並びになっている
*4 一発で小さな町ぐらいなら破壊出来る威力がある為低めに見ても0.5t相当以上の威力は間違いなくある
*5 実際にはエイの皮
*6 ただしジンベエは荒くれ者のアーロンを邪険に扱っていた
*7 ジンベエも両種族の融和を望んでいたため、この件に関しては本人も積極的に協力したと思われる
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