エターナル・Ω(デュエル・マスターズ)

ページ名:エターナル_Ω_デュエル_マスターズ_

登録日:2014/08/06 Wed 11:34:09
更新日:2023/12/21 Thu 10:29:13NEW!
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dm デュエル・マスターズ エターナル・ω ゼニス オラクリオン エピソード2 ゼロ文明 無色 キーワード能力 常在型能力 能力 範囲の広いモヤシ 置換効果



エターナル・Ωとは、TCGデュエル・マスターズ」におけるキーワード能力である。



概要


エピソード2で初登場した常在型能力で、同時期に登場した新種族・ゼニスのクリーチャーが所持している。
ゼニス以外でエターナル・Ωを所持しているクリーチャーは、2023年現在のところ《聖忌祭 レイヴ・ディアボロス》のみ。


さて、どのような能力なのか説明しよう。


エターナル・Ωは「このクリーチャーがバトルゾーンを離れる場合、かわりに手札に戻す」という能力である。
速い話、簡単にまとめると『効果が広くなったモヤシ』といった感じである。


バトルゾーンを離れる時であればいつでも機能する。そのため破壊能力だけでなく

  • マナゾーンへの除去
  • シールドゾーンへの除去
  • デッキボトムに埋められる除去

といった、破壊以外のあらゆる手段で除去されても手札に戻ることができる。
ロイヤル・ドリアン》のような、進化クリーチャーの一番上を剥がす除去の場合でもエターナル・Ωは起動する。


このように、従来のモヤシ能力では対処しきれなかった破壊以外の除去に対応できるという点がエターナル・Ωの魅力だろう。


なお、進化クリーチャーがエターナル・Ωを発動させる場合、進化元も一緒に手札に戻る。



ゼニスの多くは、召喚時に強烈な能力を発動する点にも注目したい。
つまり、エターナル・Ωで手札に戻った際に再び召喚すれば、驚異的な能力を再び起動できるわけである。
そのため、ゼニスの召喚時のcipとエターナル・Ωは極めて相性が良いともいえる。



このように、エターナル・Ωを所持したクリーチャーがバトルゾーンに出た場合は対処は厳しい。
だが、じゃあ『対処はできないのか?』というと、そういう訳でもない。


まず、エターナル・Ωは手札に戻る形質上、ハンデスなどはやや苦手。


バウンス後に手札のハンデスを行う呪文の《陰謀と計略の手》や《執拗なる鎧亜の牢獄》は苦手呪文の筆頭。
特に、陰謀と計略の手は採用率が高い方なので、ゼニスを使用する際には頭に入れておきたい。


クリーチャーでは、フォートEによってバウンスと手札のシャッフルを行わせる《魔皇アスティマート》などもエターナル・Ωの対策を行える。
アスティマート自体は、知名度が低くあまり使用されないが、グランド・デビルデッキでは積まれていることも意外と多い。


また、エターナル・Ωは置き換え効果であるため、一部の置き換え効果を持った除去には対処できない。


恐気の覚醒者ランブル・レクター》《神羅スカル・ムーン》などは、ゼニスを直接粉砕できる数少ないクリーチャーである。
ゼニスが主軸のデッキを使う際、相手の超次元ゾーンにランブルが存在するかなどは一応確認した方が良い。


後は注意点として、効果が強制の置換効果であることを忘れてはいけない。
つまり、《母なる星域》などの能力でマナに送りたくても、手札に戻さないといけないので注意。



このように、一部のカード以外では対処法が無いと言っても過言ではないエターナル・Ω。


対処法が少ないこの能力は、エピソード2環境では大暴れをした。
「祝」の頂 ウェディング》や《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》などの持つ能力を最大限に生かすのに一役買った。


モヤシの能力範囲が広くなったらどのような結果になるか、それを体現してくれた能力だろう。



エターナル・Ωを持つ主なクリーチャー


「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス P(R) 無色 (10)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 12000+
パワーアタッカー+12000
ワールド・ブレイカー
エターナル・Ω

この圧倒的な威圧感ッ! ゼニスの登場が世界を変えるッ!


コロコロコミックの付録として登場したゼニス。
初めてデュエリストの目の前に姿を見せたゼニスであり、エターナル・Ωを見せたクリーチャーでもある。


ゼニスにしては、ワールド・ブレイカーとパワーアタッカーだけという淡白なスペック。
ゼニスでは唯一ホイルではないため、フレーバーテキストとともに、よくネタにされるカード…他のゼニスが強力すぎるともいえるのだが。


だがスペックは悪くなく《メッサダンジリ・ドラゴン》などと組み合わせれば相当強力になる。
エターナル・Ωも地味にこの淡白なスペックのクリーチャーを厄介にするのに一役買っている。


詳しくは個別項目を参照。


「智」の頂 レディオ・ローゼス SR 無色 (10)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 17000
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、カードを5枚まで引き、その後、相手は自身の手札を5枚選んで捨てる。
T・ブレイカー
エターナル・Ω

DMR-05で登場した無色のアンノウン/ゼニス。
5枚までドローし、相手の手札を5枚ハンデスする召喚時限定のcip能力を持つ。


このクリーチャー1枚で最大10枚という膨大なハンドアドバンテージを稼ぐことができるという訳のわからないゼニス。
エターナル・Ωがあるため、除去しても手札に戻りまた召喚してハンデスやドローが出来る。


詳しくは個別項目を参照。


「祝」の頂 ウェディング SR 無色 (11)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 13000
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手はバトルゾーンの自分のクリーチャーまたは自身の手札から合計4枚を選び、新しいシールドとして裏向きにし、自身のシールドゾーンに加える。
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを自身の手札に加えるかわりに墓地に置く。
T・ブレイカー
エターナル・Ω

DMR-06で登場した新たなる2体のゼニスのうちの1体。
召喚時に相手のカードを4枚シールドに送る能力とシールド焼却能力を持ったT・ブレイカーを所持しているゼニス。


シールド送り+シールド焼却を行えるという、どこからどう見ても隙のないゼニス。
また、直接相手クリーチャーに干渉できる効果なので、エターナル・Ωの恩恵を活かすことが出来る。


エターナル・Ωを一番有効に使っているといってもおかしくないクリーチャーでる。


詳しくは個別項目を参照。


黄金龍ゴールデン・ドラゴン 鬼丸「王牙オーガ ≡V≡ 無色 (11)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ゼニス/ハンター 13000
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、無色ではない相手の、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーをすべて破壊する。
スピードアタッカー
T・ブレイカー
バトルゾーンにある自分のハンターとエイリアンはすべて「エターナル・Ω」を得る。(「エターナル・Ω」を得たクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)

DMR-07で登場した無色のレッド・コマンド・ドラゴン/ゼニス/ハンター。
召喚時限定のcipで、自身よりパワーの低い相手の有色クリーチャーをすべて破壊するうえに、スピードアタッカーを所持する。


王牙のエターナル・Ωを素で所持しておらず、少し特殊な形態で所持する形を持つ。


王牙は、自分のハンターやエイリアンにエターナル・Ωを所持させるという能力なのである。
つまり、味方のハンターやエイリアンはゼニスでなくともエターナル・Ωを所持できる。


また、王牙自身もハンターを所持しているため、結果的にはエターナル・Ωを所持することになる。
従来のエターナル・Ωの強化版ともいえるかもしれない。


「戦慄」の頂 ベートーベン ≡V≡ 無色 (10)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 13000
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、ドラゴンまたは無色呪文を合計3枚、自分の墓地またはマナゾーンから手札に戻す。自分の山札の上から3枚をマナゾーンに置いてもよい。その後、このクリーチャーをタップしてもよい。
相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
T・ブレイカー
バトルゾーンにある自分のドラゴンとコマンドはすべて「エターナル・Ω」を得る。(「エターナル・Ω」を得たクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)

DMR-07で登場したキング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス。


召喚してバトルゾーンに出したとき、ドラゴンか無色呪文を合計3枚、墓地とマナゾーンの片方または両方から回収しつつ、3マナ増やし、自身をタップすることができる。
また、相手が攻撃を行う場合、攻撃対象をベートベン自身にする能力を持つ。
こちらも王牙同様に、素ではエターナル・Ωを所持していない。


ベートーベンは、バトルゾーンにある自分のドラゴンとコマンドの全てにエターナル・Ωを与える。
ベートーベンもキング・コマンド・ドラゴンなので、結果的にエターナル・Ωを所持することとなる。
強力な大型クリーチャーの多いドラゴンなどが、エターナル・Ωを所持できるのは非常に強烈。


詳しくは個別項目を参照。


「無情」の極 シャングリラ ≡V≡ 無色 (11)
進化クリーチャー:ガーディアン/ゼニス 17000
超無限進化・Ω-ガーディアンを1体以上自分の墓地、マナゾーン、またはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。
メテオバーン-このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。
T・ブレイカー
このクリーチャーがタップされている時、相手のクリーチャーは攻撃できない。
エターナル・Ω

DMR-08で登場した進化ガーディアン/ゼニス。
メテオバーンによる山札への確定除去と、タップされている時相手のクリーチャーを攻撃不可能にする常在型能力を持つ。


進化ゼニスであるかつ、当然エターナル・Ωを持つ。
エターナル・Ωが発動した際には、進化元も手札に戻すことができる。


詳しくは個別項目を参照。


聖忌祭せいきまつ レイヴ・ディアボロス SR 無色 (10)
進化クリーチャー:オラクリオン/ワールド・コマンド 23000
進化-自分のオラクリオン1体の上に置く
このクリーチャーが攻撃する時、相手の光のクリーチャー、水のクリーチャー、闇のクリーチャー、火のクリーチャー、自然のクリーチャーを1体ずつ破壊する。
Q・ブレイカー
エターナル・Ω

DMX-15で登場した無色の進化オラクリオン/ワールド・コマンド。
あのデビル・ディアボロスZがオラクリオンとして転生を果たしたカード。


ゼニスではないクリーチャーでは、初めてエターナル・Ωを所持したクリーチャー。
だがエターナル・Ωで手札に戻った際には、超無限進化・Ωであるシャングリラやイギーと比べると再召喚に多少手間がかかる。


効果自体は、デビル・ディアボロスZと同じで、シンプルかつ強力なアタックトリガーを持つ。



余談


「バトルゾーンを離れる」動作を、特定のゾーンへの移動に置き換える効果は、エターナル・Ωが初めてに思われがちである。
しかし、このような置き換え効果はすでに《大神砕オーガ》が所持している。


このオーガは、バトルゾーンを離れる代わりにマナゾーンへと置かれる効果を持つ。




追記・修正は、エターナル・Ωで手札に戻ってからお願いします。


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  • 対抗手段が少ないとめちゃくちゃ面倒な能力。ゼニスの強さの根本はこの能力にあるといっても過言ではない、 -- 名無しさん (2014-08-06 19:22:14)
  • ぶっ倒しても! ぶっ倒しても! ぶっ倒しても! -- 名無しさん (2014-08-07 01:15:34)
  • デスカール「ゼニスとも拳で語り合える」イーサン「いくら上司が強くても一度に全て戻せば再召喚も厳しいでしょう」他の七英雄「なんもできねえ」 -- 名無しさん (2014-08-07 12:26:51)
  • シザー・アイさんはゼニスが出てくる前にゲームエンドに持ちこめるやろ!ゼニスクラッチ?知らん! -- 名無しさん (2014-08-07 21:13:19)
  • 「戦慄」の頂 ベートーベンの効果の解説に誤りがあるぞ、正しくは「相手に強制攻撃」じゃなくて「相手の攻撃対象を自身に限定させる」だよ。 -- 名無しさん (2014-08-07 21:47:23)

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