登録日:2014/05/16 (金) 09:00:32
更新日:2023/12/18 Mon 10:45:20NEW!
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ヴィンランド・サガ 主人公 奴隷 ヴァイキング 元奴隷 元少年兵 海賊 商人 戦士 少年兵 復讐者 復讐 元海賊 アシェラッド海賊団 トルフィン アイスランド人
ヴィンランド・サガの主人公。
CV:石上静香(幼少期) / 上村祐翔(少年期) / 松岡禎丞(朗読劇、LOAD OF VERMILION Ⅳ)
元々はアイスランドで暮らす少年で好奇心が強くやんちゃではあったが父トールズを慕っていた。しかし、ヴァイキング集団の首領アシェラッドに父を殺害されてしまう。
以後、父の仇であるアシェラッドの命を狙い、アシェラッド兵団に入団して成果を挙げることで報酬として彼との決闘の権利を得る事で彼に勝つまで決闘を挑み続けている。
戦士としてのプライドの為に寝込みを襲う事はせず、正々堂々一騎打ちで彼を殺すことに拘っている。
- 幼年期
前述の通り好奇心旺盛。冒険家レイフ・エイリクソンの話に目を輝かせながら聞き焦がれていた。また強い戦士に憧れを抱いており、父がかつては戦場で名高い戦士だったことを知った際には喜びを露にした。
反面、子供にすぎない自身の非力さに感じ入るところがあり、子供の戦士ごっこに物足りなさを感じていた。
そのためか父の道具箱から武器を見つけた際に見惚れていた。
その際に父に武器を持つことの意味と人を傷つけることの不要さを説かれても、その幼さもあってか全く理解できなかった。
「よく聞けトルフィン。お前に敵などいない。誰にも敵などいないんだ。傷つけてよい者など、どこにもいない」
「おっおかしいよ。そんなの だって父上は明日いくさに行くんでしょ?敵を殺しに行くんでしょ?父上がウソを言っていることぐらい、ぼくにだって分かる。」
翌日、父の船に忍び込み共についていく。しかし、その航路の途中にフローキにトールズを殺すことを依頼されたアシェラッドに船を襲撃されてしまう。
父トールズはその圧倒的な強さと一兵団に一歩も引かない態度を見せつけ、息子トルフィンや友人を巻き込まないように乱戦を避けて、首領アシュラッドに一騎打ちを申し込む。
決闘はトールズの勝利で終わるも、アシュラッドの部下がトルフィンを人質に取る。トールズは自分の命を差し出す代わりに息子と友人の命を救うも、トルフィンは尊敬する父を殺された憎しみからアシェラッドへの復讐を決意。
以降は復讐の為だけに生きていった。
「よくも!!よくも父上を殺したなァァァッ!!お前も殺してやる!!絶対に殺してやる!!ブッ殺してやるぞ!!殺してやるゥゥァァッ!!」
まだ幼いながらもこのときの気迫は彼をおちょくっていた大人すら沈黙するほどのものだった。
- 少年期
幼年期の10年後。
アシェラッドへの復讐だけを原動力に生きている。
口調は荒れていて、性格も無愛想で口数も少ない。戦士としての実力は確かであり、獲物は父の形見の短刀。
小柄ながらも成果を挙げては決闘を挑むも、アシェラッドの強さとカッとなりやすいその性格が足を引っ張り一方的にやられてしまう。
復讐の為にアシェラッドについていき、彼の指示でクヌート王子の護衛を命じられるも度々口喧嘩するなど、おせじにも仲は良好とは言えなかった。
何度も決闘を挑んでも生きているのは無鉄砲な彼を体よく利用するため、アシェラッドが手加減しているためでもある。
クヌートの首を狙う大叔父であるトルケルとは二度決闘を行うも二度とも圧倒的な力を誇るトルケルに大苦戦し、最終的に片腕を折られる。
その際に父であるトールズを「本当の戦士」として尊敬しているトルケルの「本当の戦士とは何か?」という問いに答えることは出来ず、また父とはまるで似ていない眼をしてると酷評された。
窮地に追い込まれたもののアシェラッドの助言を生かすことで彼の隙を突き、勝利を収めた。
その後も同行を続けるも、故郷を守ることとクヌートを王にする為に捨て身の策にでたアシェラッドは最終的にクヌートにわざと殺される事を選択。
策をやり遂げて致命傷も受けたアシェラッドはトルフィンに首をやるよと言うも、正々堂々と彼を倒すことに拘っていたトルフィンは全く納得いかず激昂する。
しまいにはトルフィンが復讐の先について問われて何も言い返せず、最後には助言までされる。こんなくだらねぇ場所に留まってないでトールズの歩んだ先へ行けと。
父を失った時からそのまでの人生を復讐に費やしたにも関わらず、その仇を目の前で別人に殺された事実を受け止められず茫然自失。
茫然自失のまま仇を奪ったクヌートを切りつけた結果、奴隷にされてしまう。
- 青年期
奴隷となったことで、売られるもケティルに買い取られる。
性格は復讐相手がいなくなった反動でそれ以前はうって変わって大人しくなっており、自暴自棄になっている。
しかし追加の奴隷としてやってきたエイナルや大旦那との交流の結果、過去に行ってきた自身の非道な行いを自省していく。
アシェラッドに対しても今までの彼の発言や行為のどこかに自身に対する思いやりがあった事を感じ取っており、既に彼に対する憎しみは消え去っていた。
反面、憎しみを失った為に自身がからっぽの人間だった事を自覚する。
そこから農場の大旦那から「からっぽならこれから入れていけばいい」、友人となったエイナルの「人は変われる」という言葉で自身を変えたいと感じ始める。
しかし、奴隷である自身達を見下してせっかく作った畑を奉公人たちに荒らされてしまい再び暴力を犯してしまい乱闘。
背後からクワで頭を殴られて昏倒、そこで見た悪夢の中でトールズとアシェラッドと再会。
父の言葉の意味を実感し、自分が生きてきた場所を見つめ、自らが殺めてきた人々に対面する。
「行けェ!お前が殺したそいつらを連れて!本当の戦いを戦え!本当の戦士になれ!トルフィン!!」
アシェラッドの言葉を受けて、亡者を背負って悪夢から這い上がる。
この日を境に暴力から完全に決別することを決意。
その後ケティルとの約束通りに奴隷から解放されるまで働いた間際、親友エイナルの想い人アルネイズが前夫とともに逃げようとした罰で瀕死の傷を負わされてしまう。
死に瀕したアルネイズを必死に励ますも、彼女の「なぜ私は生きなければならないの?」という問いにすぐに答えられかった事を悔いる。
全て失った彼女にとってもはや死は救いであった、だから「生きろ」という言葉を出せなかった。
ならば死を超えるもの、安らぎと平和の国をヴィンランドに作ることを決意。あらたな目標を手に入れた。
その後、農場を欲しがったクヌートとケティルとの間に戦争に起きるのを止める為、遅ればせながらも和平交渉の使者として自身がクヌートの元護衛である事を説明し、
クヌートへの謁見を望むもクヌートの親衛隊にんはまるで相手にされず、その中の一人のドロットに殴られてしまう。
そして「100発殴られても諦めなければクヌートへの謁見を取り次ぐ」という滅茶苦茶な条件を受け入れ、殴られ続けられてしまう。
しかし最初は小ばかにしていた回りの戦士たちも耐え続けるトルフィンの姿に驚愕と敬意を抱き、クヌートへの謁見を取りづいてもらえるようになる。
その際に彼が発した言葉は父トールズの教えを理解した証でもある。
「なぜ殴り返さないのだ?ドロットを倒せば元護衛だというお前の実力の証明になるだろうに・・・・・・・」
「……なんだその質問。和平交渉の相手をぶん殴ってりゃ世話ねェぜ・・・あんた方とは今日会ったばかりだ。お互いのことはなにも知らねェ、なんの恨みもねェ。なんで俺たちが殴り合わなきゃいけねェんだ、バカバカしい。」
「いがみ合ってるのはクヌートとケティルじゃねェかよ。親玉のふたりで将棋でもやって白黒つけりゃいいだろうが・・・・」
「こんな大勢集まって血を流す必要は全くねェ。オレ達は今日あったばかりだ。あんた方はオレの敵じゃない。」
「オレに敵なんかいない」
その後、クヌートとの交渉の末に自分は戦わずに逃げ続ける事を宣言、クヌートの国土が広がり手が広がろうと逃げ続けて戦わないことを宣言。
クヌートはなんの策もなく、ただ諫言する為だけにボロボロになったトルフィンに呆れるも、そのやり方を認め戦争を止めることに成功した。
現在はレイフによって奴隷から開放され、故郷であるアイスランドに帰宅し、ヴィンランドを作る為に資金集めに手間取っている。
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- 青年期はガチで漢。だけど荒んでた少年期も結構好き -- 名無しさん (2016-04-21 09:59:23)
- 史実?詞実?の方に触れて無いのはネタバレに成るからなのかね。 -- 名無しさん (2018-12-22 03:40:27)
- 実際の人物だと知った時は驚いた -- 名無しさん (2019-06-28 23:45:34)
- 祝『ヴィンランド・サガ』アニメ放送中! ずっちさんと上村祐翔くんの演技、好き……。松岡禎丞さんのトルフィンは聴いたことがない…… -- 名無しさん (2019-09-10 17:57:15)
- ファームランドサガが長すぎると言う批判もわかるけど 肩書きだけならありふれてる平和主義・非暴力姿勢のキャラ※本当は超強い…の中ではダントツに好きだし、それは農場編があったからこそだと思う 昔の狂犬と今の紳士を繋いでくれる農場編のアニメ化おめでとう。本人はしんどい時期だけど -- 名無しさん (2022-08-16 13:39:35)
- 色々やった挙げ句に奴隷の身から開放され ヴィンランド建国のために旅立つまでが プロローグだったと思ってる -- 名無しさん (2022-11-08 15:34:29)
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