巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast(MtG)

ページ名:巨大なるカーリア_Kaalia of the Vast_MtG_

登録日:2013/02/18 (月) 17:33:26
更新日:2023/12/14 Thu 11:04:58NEW!
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mtg クリーチャー 伝説のクリーチャー マルドゥカラー 巨大なるカーリア



マジック:ザ・ギャザリングに登場するカード。
の多色クリーチャ-。構築済みデッキ「統率者」の「天空の業火」に収録された。一応神話レア扱いだが、構築済みなのであまりレア度に意味は無い。


因みに発売されたのは新たなるファイレクシア以降だが、スタンダード、エクステンデットでは使用出来ず、レガシー、エターナル環境でのみ使用出来る。


…まあ、効果を見たら、まずスタンダードやエクステンデットでは明らかに力不足と分かるが。


以下カードテキスト。


巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast (1)(白)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
飛行
巨大なるカーリアがいずれかの対戦相手に攻撃するたび、あなたはあなたの手札にある天使・クリーチャー・カード1枚かデーモン・クリーチャー・カード1枚かドラゴン・クリーチャー・カード1枚を、
タップ状態で、その対戦相手を攻撃している状態で戦場に出してもよい。
2/2


…何かがおかしい。


…もう一度見てみよう。


巨大なるカーリアがいずれかの対戦相手に攻撃するたび、あなたはあなたの手札にある
天使・クリーチャー・カード1枚か
デーモン・クリーチャー・カード1枚か
ドラゴン・クリーチャー・カード1枚を、
タップ状態で、その対戦相手を攻撃している状態で戦場に出してもよい。



そう、なんとMtGの花形種族三種を攻撃状態でマナ・コスト踏み倒しで出せるのである。
もちろん自身の色は白黒赤という上記の三種族が該当する色である。


そして伝説であり、更に自身のコストは4マナと何度も踏み倒せる可能性があるにしては軽め。
統率者にするには持ってこいである。
と言うか、統率者というセットの為に彼女は生まれたのだ。


勿論弱点はある。
飛行という回避能力を持っているが、タフネスは2しかない。
稲妻どころかショックでも落ちる。
その為彼女の効果を活かすにはタフネスを直接上げるか、頭蓋骨絞めを付けて除去を躊躇させたり(統率者環境では頭蓋骨絞めは禁止されていない)、稲妻のすね当てをつけて除去耐性を得たりして守る必要がある。




以下このカードと相性がいいクリーチャー




白赤どちらもカードパワーは言わずもがな。
プロテクションも優秀。
もしカーリアが倒されても勝負を決めてくれるだろう。


赤アクローマは同じデッキに最初から投入されているあたりもう使えと言ってるような物である。


  • 敵対の大天使

同じデッキ出身の新規カード。


平和を選べばカーリアのタフネスを3プラス出来る。
勿論戦争を選んで打点を増やすのもあり。


攻撃しながら登場するため効果が即発動。
一番攻撃が鬱陶しいプレイヤーやタイタンがいるプレイヤーを殴ろう。


  • エメリアの盾、イオナ

「青を選びます」
リクー、あざみ、ジェイス、その他青の皆さん「(°□°)」


統率者は無限コンボに特化したデッキが多い。しかも多くの無限コンボは青に集中している。その為これだけで大半のデッキは無力化する。


だが残念ながら、統率者戦では禁止カードにされてしまった。


スタンダードだと当たった瞬間破られる事も多いコイツ。
しかし出た瞬間攻撃してるのなら話は別。


パワー底上げで殺すのも良し。
破壊効果を即利用するのも良し。
スタンダードの鬱憤を晴らしてあげよう。


  • ヘルカイトの突撃者

スタンダードで破り捨てられましたの会、会員その2である彼。


カーリアと一緒に攻撃すれば二連続カーリアによる天使デーモンドラゴンの突撃バーゲンセールを開催出来る。


  • 黎明をもたらす者レイヤ

カーリアが死んだらわざと統率者領域ではなく墓地に送ろう。
後は…分かるな?


シェオルドレットより重いが、天使であるのがポイント。


  • マルフェゴール

統率者戦では圧倒的なアドバンテージを稼ぐ彼。
もしレイヤも出てたら…。


  • 希望の天使アヴァシン

全員に破壊不能追加。後続を出す際も安心できる。なおライバルはあっという間に禁止になったのが残念である。


無限コンボも縛れば怖く無い。




天使・ドラゴン・デーモン以外で相性のいいカード




  • 憤怒

墓地にいたらカーリアが即祭を開催出来る。
よく手札をコストに使う黒の呪文で送っておこう。


祭に必要なカードを手札に加えられるサーチカード達。
増援は手札から呼ぶ以上、手元で待機していてくれないと困るのだ。


カーリアを守るだけでなく、踏み倒した奴らの打点上げ、邪魔者の弱体化に貢献。
因みにカーリアも割と貧乳。貧乳同士仲がいいのか?


憤怒に比べると死んだらおしまいなのが劣るが、タップ状態で敵が出るのでカーリア祭の邪魔物が少なくなる。


まだまだ相性がいいカードはいくらでもいるので探してみよう。




余談であるがイラストは天使っぽいが、クリーチャータイプは人間・クレリックである。


また、攻撃したらドラゴンを踏み倒しという点が『デュエル・マスターズ』の紅神龍バルガゲイザーと似ているが、統率者構築済みデッキ開発メンバーにデュエル・マスターズの開発メンバーが参加している為と思われる。




さて、ここからは彼女の背景設定について。


彼女は元々アラーラの一地方、かつてバントと呼ばれた断片の地域に住む幼い少女「リア」だった。
生まれつき醜く曲がった指を馬鹿にされいじめられる日々。
だが、彼女にはその曲がった指と同時に与えられたものがあった。それこそが「石殺し」の能力。彼女は魔法の才能を持っていた。


しかしその力も近くの小石を遠くに飛ばすぐらいしか能がないと思っていたある日、
かつてグリクシスにいたデーモン達が村人たちを連れ去ってしまう。
すんでのところでナヤの住人、ナイラに助けられたリア。


ナイラは語る。
村人たちはあるデーモンの執り行う闇の儀式に従事させられる。
それを阻止して彼らを助けるためにはリアの「石殺し」の力が要る。
リアは、彼女の説得を受け、共に村人たちの救出に向かう。
ナイラから与えられた戦士としての名、「カーリア」となって。


他のナヤの猫族たちと一緒に、儀式を阻止するカーリア。
だが、村人たちを助けるのは間に合わなかった。
儀式場が崩落する。かのデーモンがその力を振るったのだ。
何もかもが崩れ去ったあと、そこにはナイラもいなかった。
だが、カーリアはいた。彼女は空っぽだと感じた。
しかしデーモンに対する憎悪だけは残っていた。
「私は必ず奴を殺す。いつか、必ず」


クレリックとして天使・デーモン・ドラゴンを使役できるほどにまでなったかつての幼い少女リア。
復讐の黒と怒りの赤を手にした彼女の姿に、小川のせせらぎと共に遊んでいたあの頃の姿を見ることはできない。
ただ一つ、かつてのバントの中心であった色、白を除いては。






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