登録日:2012/03/21 Wed 11:54:33
更新日:2023/10/05 Thu 10:57:42NEW!
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zoids ゾイド gb トミー 迷作 カオス ゲーム タカラトミー ゲームボーイ 横スクロールシューティング←何故ゾイドでそれをやろうと思ったのか… サラマンダー「血涙」 誘導弾の恐怖 怪しすぎるアイテム ゾイド伝説
熱く熾烈な戦いが今、始まった。
君は共和国側で攻撃するか
帝国側で爆走するか
ゾイド星中央大陸を舞台に繰り広げられる、伝説のバトルから、もう、目が離せない!
迫力と興奮のシューティングゲーム、遂に登場!!
ゾイド伝説とは、トミー(現タカラトミー)が旧ゾイドシリーズ末期に発売したゲームボーイ用横スクロールシューティングゲームである。
…横シュー…?
〜ストーリー〜
ここゾイド星では、ヘリック共和国と、ゼネバス帝国の2大強国が、いつ終わるともない戦いを続けていた。
戦火はすでに、50年の長きに渡り多数の有能な兵士、国民の命が失われていった。
ついに、ヘリック大統領とゼネバス皇帝は、時を同じくして同じ内容の命令を下した。
「君の力で、この無益な戦いを終わらせてくれ」
何万人もの兵士が待ち望んだ「最後の戦い」へ。
敵首都への攻撃がついに開始された。
R.S.トーマス
なんか文法がおかしいとかトーマスって誰だよとか思うかもしれないが、公式なんだからしかたない。
※R.S.トーマスとは、ロイ・ジー・トーマスのこと。
旧シリーズにおけるバトスト一巻の主人公。ゾイドバトルストーリーは彼の著書という設定。
乗っ取られたウルトラザウルスをカノントータスで止めたり、ゼネバス直属の精鋭コマンダーが駆るアイアンコングMk-2をゴジュラスMk-2で討ち取ったりと活躍したが、
新シリーズ以降のユーザーにはなじみが薄い。
このゲーム最大の特徴は、自機のゾイドが撃墜されて再出撃する際、より強力なゾイドに乗り換える点である。
また、共和国ルートと帝国ルートで使えるゾイド、敵のゾイドが変わる。
敵や敵弾、壁や草むらなどの障害物に接触してダメージを受けると、ライフが1減り、通常武器が1段階弱くなる。ライフは最大値6、武器は3段階まで強化できる。
- 初期自機:シールドライガーMk-2orグレートサーベル
初期はお馴染みシールドライガーとサーベルタイガーの強化型。初期ライフは2。通常武器はバルカン(BALCAN)、必殺技は誘導ミサイル。
通常武器のバルカンは前方ショット→前方と上方→前方、上方、下方と強化される。
ライガー背部のキャノンは飾りである。シールドも飾りである。爪も牙も飾りである。ドット絵は微動だにせず、空中を駆け回る。
- 第2自機:ゴジュラスMk-2orアイアンコングMk-2
お馴染みゴジュラスとアイアンコング。
初期ライフは4。通常武器はビーム、必殺技はナパーム。
通常武器のビームは強化すると前方をある程度広くカバーできるようになる。ある程度だが。
キャノンやミサイルランチャー、爪も牙もナックルも飾りである。あとやっぱり微動だにせず、空中を駆け回る。
- 最終自機:マッドサンダーorデスザウラー
最強メカ、マッドサンダーとデスザウラーである。これに乗っている状態で撃墜されたらゲームオーバー。
初期ライフは最大値の6。通常武器はキャノン、必殺技は荷電粒子砲。今まで微妙だった必殺技だが、荷電粒子砲は画面全体の雑魚と敵弾を消し去ってくれる。
通常武器のキャノンは強化すると3way弾になる。
角も背面ビームキャノンも牙も爪も尾も飾りである。デスザウラーにいたっては、背面の小型ビーム砲に喰らい判定がある。いくら背中が弱いといってもやりすぎである。もちろん両者とも微動だにせず、空中を駆け回る。
- 敵ゾイド
シューティングであるからには敵が出る。共和国ルートと帝国ルートで違う敵が出る。
赤字が共和国、青字が帝国ルートの敵である。
シュトルヒorサラマンダー
一直線に飛んでくるだけの雑魚。後半ステージになると弾を撃つ。
シュトルヒはともかく、サラマンダーが雑魚とはどういうことか。念の為に確認しておくが、サラマンダーは共和国最強の大型飛行ゾイドである。プテラスのつもりで作ったら、間違ってドットに口パーツを付けたとか…?
レドラーorレイノス
1機を中心に3機が円を描きながら飛来、という4機編隊で現れる。弾を撃つ。
こちらはまともな人選。
ツインホーンorグランチュラ
最強雑魚。なかなか消えない誘導弾を発射する。さっさと倒すべし。
ちなみにツインホーンはともかく、グランチュラは骨ゾイドの一種でもある貧弱ゾイド。サラマンダーとは逆の意味で格差が凄い。
砲台
ルート共通の雑魚。こちらも誘導弾を発射する。さっさと倒すべし。
サイカーチスorダブルソーダ
4機編隊で現れるが、最初は全機重なって現れるため、まるで1機から分裂するように見える。
ウォディックorバリゲーター
水棲らしくピチピチ跳ねながら、4機編隊で現れる。
ジークドーベルorカノンフォート
画面下から現れ、突進してくる。
ギルベイダー
ラスボス。ルート共通である。
めちゃくちゃデカい。デスザウラーやマッドサンダーは、ギルベイダーの頭よりも小さい。
様々な場所から弾を撃つ。弾を撃つ箇所すべてを破壊したら撃墜。晴れてエンディングである。
ちなみに、自機は微動だにしないのに雑魚ゾイドとギルベイダーはしっかり動く。
- ステージ
1、2面:草原
草村の茂みや岩に激突しないように。
3、4面:火山地帯
火山が噴火して出てくる火山弾やマグマに注意。
5、6面:地下迷路
地形が入り組んでいる。アイテムが多い分岐路は行き止まりの場合が多い。
7、8面:要塞
ギミック満載の、地形が入り組んだ要塞。
なお、偶数面ではボス戦がある。ボスは、選ばなかったルートの自機である(共和国ルートなら、帝国ルートの自機がボス。乗り換え順と同じ順番で2、4、6面に出てくる)。
8面ラスボスはギルベイダー。
- アイテム
「W」:通常武器が1段階強くなる。
「SP」:必殺技が使えるようになる。
「L」:ライフを1得る。
迷路ステージでは、これらのアイテムを大量に行き止まりルートに配置する。
- 総評
かなりのカオス作品。ゾイドでやる必要性は微妙だし、知名度も低い。
とはいえ遊べないというわけでもなく、当時としては頑張った方か。
追記・修正伝説
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