ロトム

ページ名:ロトム

登録日:2010/11/18 Thu 11:49:14
更新日:2023/08/21 Mon 13:48:43NEW!
所要時間:約 9 分で読めます



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プラズマでできた体を持つ。

電化製品に潜りこみ悪さをすることで知られている。




出典:ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2、第44話『ロトムVSオーキド博士!』、
12年6月21日~14年3月27日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



ロトムとはポケットモンスターシリーズにおいて『ダイヤモンド・パール』から登場したポケモン



■データ


全国図鑑No.479
分類:プラズマポケモン
英語名:Rotom
高さ:0.3m
重さ:0.3kg
タマゴグループ:不定形(性別不明)


HP:50
攻撃:50
防御:77
特攻:95
特防:77
素早さ:91
合計:440


努力値:特攻+1、素早さ+1


タイプ:でんきゴースト


弱点:ゴースト/あく
半減:でんき/どくひこうむしはがね
無効:ノーマルかくとうじめん※「ふゆう」の効果


特性:ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」「特性:ありじごく」「各種フィールド」が無効)


HP:50
攻撃:65
防御:107
特攻:105
特防:107
素早さ:86
合計:520


タイプ:でんき/(ヒート:[[ほのお>ほのおタイプ(ポケモン)]]、ウォッシュ:[[みず>みずタイプ(ポケモン)]]、カット:[[くさ>くさタイプ(ポケモン)]]、フロスト:[[こおり>こおりタイプ(ポケモン)]]、スピン:[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]])


特性:ふゆう



■概要


でんき/ゴーストの独自の複合タイプを持つポケモン。
プラズマでできた体を持ち、その体であらゆる電化製品に潜り込んでいたずらをする。
特殊なモーターを動かす動力源として研究されたこともある。
名前の由来は「motor」を逆から読んだもの。名前の付け方の点では「アーボック」(cobraの逆読み)に近い。
プラズマポケモンでゴーストとあるのでどっかのなんでもプラズマで説明しようとする人をネタにしている節がある。


オレンジの体色を持つ他、通常時は水色のプラズマを纏っている。このプラズマはフォルムチェンジ時に変化する。色違いはオレンジからになっておりまるでスポイトの乳首のよう。


そのポップなデザインや「あらゆる機器に潜り込む」という設定のユニークさと商品展開における便利さから次第に人気を集め、近年ではポケモン界屈指のマスコットキャラの一角。
後述するフォルムチェンジやロトムずかんにちなんだグッズもたくさん発売されている。



■ゲームでのロトム


例の屋敷の夜、テレビに潜んでおり、調べると戦闘になる。
戦闘時のBGMは伝説戦と同じものだがタマゴ生産が可能。
おそらくはカビゴンウソッキー辺りと同じ扱いなのだろう。
なお、性別不明(タマゴにメタモン必須)ポケモンでありながらタマゴグループに「こうぶつ」「みはっけん」を持たない珍しいポケモンでもある。


XYでは荒れ果てホテルのゴミ箱に火曜日だけ出現する。
ごく稀にフォルムチェンジしたまま登場することもある。



ロトムの特徴は、個性的なタイプの複合に加え、不思議な鍵やシルフカンパニー等でフォルムチェンジが出来ること。 この際に、フォルムによって異なる特別な技を覚える。*1
これによりでんき/ゴーストタイプでありながら、じめんやドラゴンタイプ等をカモにすることや、特性により実質弱点2つと恵まれた耐性から耐久型も出来る。


が、DPにはフォルムチェンジのデータが無い関係上Wi-Fi対戦やバトレボではフォルムチェンジが解除されてしまい、
フォルムチェンジを使えるのはNPC戦以外ではワイヤレス対戦のみであった。


しかし第5世代である『ブラック・ホワイト』からWi-Fi対戦でのフォルムチェンジ形態の使用が可能となった。
しかもフォルムチェンジ時に第2タイプがゴーストタイプからそれぞれの技タイプへと変化するようになった。


この事に関しては、フォルムによっては弱点1と恵まれたり弱点増加や特性と被ったり一長一短ではあるが、
種族値の上昇に加え、2倍弱点のポケモンに対し、タイプ一致で技が撃てるようになった点では大きな魅力だといえる。


初出の第4世代から第7世代まで特定の場所に置かれた家電品の段ボール箱を調べるとフォルムチェンジを行えるようになっていたが、
剣盾ではカタログを使って任意の家電品を選ぶことで場所を選ばずフォルムチェンジできるようになった。
第4世代リメイクのBDSPではダイパの仕様を引き継ぎ、LEGENDS アルセウスではイチョウ商会のギンナンからカラクリ家電を買って部屋に置くとフォルムチェンジできるようになる。



■対戦でのロトム


いずれのフォルムも独特の耐性と攻撃範囲を持つことから、パーティ全体を見てみずやいわタイプが重ければウォッシュ、くさやはがねタイプが重ければヒートといったふうに、パーティの穴を埋めるような働きをしてくれる便利屋。
種族値はHPが低いが耐久寄りにバランスが良いのでパーティに応じて耐久型、アタッカー型、補助型など幅広い型で運用されている。
ただし配分に無駄がないとはいえ絶対的な数値自体はそう高いわけではない。素早さも激戦区の100を下回るなど数値不足を感じることもある器用貧乏タイプである。性格や努力値配分や持ち物などしっかり考え育成して初めてその真価を発揮してくれる。


通常フォルムもフォルムチェンジ版の劣化というわけではなく、特攻や耐久力は劣るが素早さでは勝り、攻撃技や「おにび」「でんじは」「トリック」などの豊富な補助技を先制でうちやすい。
「シャドーボール」「たたりめ」といった通りの良いゴースト技をタイプ一致で使用でき、ノーマル・かくとう技も無効となる。
条件付きとはいえ、命中安定の高火力技をデメリットなしで連発できるのはフォルムチェンジ版にはない利点であり、耐性もロトム系の中ではトップクラスに優秀。
アタッカーだけでなく状態異常撒きをメインとした耐久型でも使える。


どのフォルムも本格的にアタッカーとして運用するなら「めざめるパワー」を厳選されることが多かったが、第8世代にて「めざめるパワー」がまさかの廃止
しかし、そもそもめざパに頼る傾向はロトム以外の電気ポケモンの方がより強く、またカプ・コケコをはじめとする強力なでんきタイプのポケモンが欠席したことで相対的にロトム系の需要は爆上がりしている。
ただしDLCでサンダージバコイルなどの強力なでんきタイプが復帰したため、使用率は落ち着いた。



■フォルムチェンジ


  • ウォッシュロトム〈洗濯機〉

珍しいでんきみずタイプ。限定技は「ハイドロポンプ」。
この複合タイプは他にはランターン系統のみで、攻撃範囲も耐性も非常に優秀。
特性の『ふゆう』のおかげで弱点がくさタイプ一つしかなく、軽い為「くさむすび」は苦にならない。「ハイドロポンプ」ででんき技の欠点である「じめんタイプに通らない」をバッチリフォローできる。
雨パに投入すればみず技の火力強化と「かみなり」の必中化と一致技を両方強化することも可能。
攻め・守りどちらにおいても強く、ロトムのフォルムの中では特に使用率が高い。


  • ヒートロトム〈オーブンレンジ〉

唯一のでんきほのおタイプ。限定技は「オーバーヒート」。
組み合わせ的にじめんタイプに滅法弱いが、『ふゆう』でこれを完全にフォローしているため弱点はみずといわタイプのみ。かたやぶり』や「じゅうりょく」持ちは帰れ。特にそこのモグラ
攻撃面で見ると「オーバーヒート」はドロポンと比べると相性補完としてはやや微妙だが、単純に抜群範囲が広い。ほのお威力130は偉大。
攻撃範囲もさることながら耐性の数はくさ・ほのお・でんき・こおり・ひこう・むし・はがね・フェアリー全フォルム中最多の8(特にはがねは1/4)。守りも含めたサイクル性能がとくに高い。もちろん補助も可。
はがねやフェアリーに滅法強いのも評価点。
ウォッシュロトムと並んで人気の高いフォルムである、第5~6世代ではウォッシュに一番人気を譲っていたが、第7世代ではZ技との相性の良さやウォッシュが環境の変遷で数を減らしたのもあってついにロトム一番人気となった。


剣盾ではでんきタイプ同様、かつてのほのおタイプの強豪も殆ど全滅したのでより存在感が増した。もっとも、それも初期の話だったが。
SVでは初期こそ元気に顔を出していたが、ポケモン解禁に合わせてどんどん影が薄くなってしまった。


  • カットロトム〈草刈り機〉

珍しいでんきくさタイプ。限定技は「リーフストーム」。
同タイプにはヒスイマルマインがいる。
くさ技は「リーフストーム」1本であり、威力は優秀だがオバヒ同様連射が利かず、しかもこちらはくさ技自体の通りが悪いので魅力に乏しい…
…というのは第5世代までの話で第6世代では粉や胞子が無効という利点を獲得。でんきタイプのまひ無効と合わせて状態異常に対してかなり強くなった。
また他のフォルムチェンジ達が苦手とする相手に非常に強く出られる、ロトムで唯一じめん等倍なので『かたやぶり』や「じゅうりょく」で「じしん」を受けても即死しないなど独特の強みを持つ。
弱点(ほのお・こおり・どく・むし)と耐性(くさ・みず・でんき・はがね)の数が同じなのでくさタイプの中では比較的マシな方で、サイクル戦なら電気タイプの中でも使いでがある方。
ウォッシュ・ヒートほどの汎用性はないが、くさタイプらしくトリッキーな働きができることから使用率はおおむね第3位が定位置。
第8世代では環境で猛威を奮っている「ダイジェット」を等倍で受けられる数少ないくさタイプとしてポテンシャルが見直された。
『だっしゅつパック』を持たせることでカバルドン等の欠伸を回避しながら「リーフストーム」で沈めるという動きが可能となった。一致ダイマックス技が両方フィールド展開なのに『ふゆう』のため恩恵を受けられないという点は悔やまれる。


  • フロストロトム〈冷蔵庫〉

珍しいでんきこおりタイプ。限定技は「ふぶき」。
同タイプにはパッチルドンがいる。
脆弱なこおりタイプの耐性の影響を受けた結果、弱点3(ほのお・かくとう・いわ)・耐性3(でんき・こおり・ひこう)と平坦な耐性。サイクル戦にはあまり向かない。
「ふぶき」はタイプだけ見れば相性補完として非常に優秀で弱点は突きやすいが、やはり命中が不安。
限定技が唯一の全体攻撃である為、どちらかと言うとシングルよりダブル向きかもしれない。ユキノオーバイバニラのお供として必中「ふぶき」をぶっ放そう。
基本的に霰パに入ってこそ活躍できるタイプである。第5世代ダブルでは霰パの一員としてそれなりの人気があったが、第6世代以降は霰パもろともメガリザYに駆逐されてしまった。
こおり技は「他のフォルムのめざパ氷で十分」とされることが多く、残念ながらあまり日の目を見ないフォルムである。
第8世代で「めざめるパワー」が廃止になり、ネックだったこおり技の命中率もダイマックスすれば必中になったが、こおり4倍の強力ポケモンの大半が規制されてしまった。
「冠の雪原」でこおり4倍勢が大量に帰って来たので日の目を浴びるかと思われたが、使用率は伸び悩んでいる。
やはりこおり技が「ふぶき」のみでは霰パや重力パ以外での採用は厳しいのだろうか。


  • スピンロトム〈扇風機〉

でんきひこうタイプ。限定技は「エアスラッシュ」。
タイプは優秀な方なのだが、このフォルムになっても特性は『ふゆう』のまま。死に特性である。さらに『ふうせん』を持たせて徹底的に浮かせよう。一応、『かたやぶり』に貫通されないというメリットはあるにはあるが……。「うちおとす」で両方まとめて消えちゃうのは内緒
そして限定技はこれだけ何故か威力75の「エアスラッシュ」と異様に貧弱。
一応「でんじは」+「エアスラッシュ」のまひるみコンボができるが、それはトゲキッスエモンガでもいいわけで…ぶっちゃけライバルが多すぎ。
扇風機モチーフなだけにBWで初登場していれば飛行特殊最強技の「ぼうふう」が貰えていただろうに残念でならない。それ以前に問題山積みだが
でんき/ひこう組の中では唯一「トリック」や「おにび」を使えるが、上記の通り『ふゆう』の存在やエアスラとの相性の微妙さからひこうタイプの恩恵自体が薄い。
トリプルバトルでは準伝の同タイプ組が特殊ひこう技を対面に撃てないため局所的な利点がなくもなかったが、そのトリプル自体が廃止されてしまった。
多量の愛が無ければまず優先されない愛玩タイプ。そろそろ暴風下さい。
お察しの通り当初から使用率はFCロトム中最低…どころか7世代なんかはノーマルフォルム含めてなお最下位まで転落。
差が詰まるどころかますます扱いが酷くなり、時はシーズン中すべてのルールで使用率0%を叩き出すことさえあった。


そんな不遇を極めたスピンだが、第8世代になり目の上のたんこぶだった同タイプがまとめてガラル地方入場禁止に。
さらに新たに習得した「わるだくみ」で特攻を、強力なダイマックス技「ダイジェット」を一致で撃ちつつで素早さを上げて、無双を狙えることから再評価されつつある。
塞翁が馬とはまさにこのこと。
シーズン7からは隠れ特性の獲得により一気にトップメタになったエースバーンゴリランダーに対して強く出られるという点からまた評価を上げていき、シーズン8ではまさかの使用率トップ30入りを果たした。まあ、そんな天下もが帰ってくるまでの間だったが
え?ダイマックスが無くなった第9世代はどうなんだって?察しろ


■技候補


ボルトチェンジ
ロトムの代名詞。思考停止で打っても強い一致特殊の交代技。
繰り出し性能が高いロトムとは相性がよく、サイクル戦でチクチクダメージを蓄積させられる。
じめんを呼び、交代出来ないことがあるのが難点だが、ウォッシュやカットならじめんは敬遠されるので使いやすい。ただし電気技無効特性は帰れ。


10まんボルトかみなり
安定してダメージを与えられるタイプ一致技。「かみなり」は命中不安なので雨パでもなければ「10まんボルト」が優先されやすい。


ほうでん
「10まんボルト」より少し威力が低いが、3割の確率で相手をまひ状態にできる。
FCロトムはやや耐久が高めなので試行回数を稼ぐことができ、相手の妨害や後続への補助を狙える便利技。
「でんじは」を入れる技スペースがない場合や、『とつげきチョッキ』を持たせる場合等で採用される。


ライジングボルト
剣盾DLCで新たに追加された特殊電気技。
威力70と控えめだが場のフィードが「エレキフィールド」時に飛んでない相手に対して威力が2倍になる。
ロトム単体で倍増効果を活かすならダイマックスの使用がほぼ大前提となるので、大体において他のでんき技が優先される。
ただし、ダイマックスが強力なスピンロトムに関しては採用率が高い。


シャドーボール
フォルムチェンジ前ならタイプ一致で撃てる。
相性補完としては微妙なので、かつてはめざパ厳選したくない人の妥協なんて言われることもあったが、強力なゴーストポケモンも増えた近年は需要が上がっている。


たたりめ
「シャドーボール」より威力が低い65だが、状態異常の相手には威力が2倍になる。
「ほうでん」や「おにび」で状態異常を狙いやすいので、案外火力が出る。


あくのはどう
相性補完としては微妙なので(ry。
第8世代からはダイマックスすると「ダイアーク」となり、相手の特防を1段階下げる効果が付与されたので、とくにダブルバトルでは味方へのアシストとしても優秀。


イカサマ
悪の波動と同じタイプでパッと見の相性補完は微妙だが、相手のこうげきを利用する技なので「つるぎのまい」等の積み技を使った物理アタッカーを返り討ちにできる。
物理受けで運用する場合は優先的に採用される。


●[[トリック>トリック/すりかえ(ポケモン)]]
こだわり系を渡しての嫌がらせや、タイプ変化を利用した『かえんだま』の引き渡しも面白い。


でんじは
後続に繋ぐ技。
自身もなかなか素早いので先手で撃ちやすい。


おにび
物理アタッカー潰しに。
とくに耐久型の場合うんざりするほど固くなる。


みがわり
相手の状態異常技を回避でき、「いたみわけ」と併用すると低コストで居座りやすくなる。


わるだくみ
剣盾で新たに習得した、特攻2段階上昇の強力な積み技
サイクル戦に長けるロトムにとっては非常に相性がよく、耐久振りであれば使用機会が多い。



以下は残念ながらソード・シールドで没収された技


●[[どくどく>どくどく(ポケモン)]]
安定行動かつ強力。ヒートロトムの場合、はがねはまず呼ばないので非常に相性がいい。相手の特殊受けや積みポケの居座りを許さない。


いたみわけ
素早いので割と先制出来る。
ダメージを与えつつ回復でき、HPが低く防御・特防が高いロトムとは好相性。やけどどく状態にしておくと相手のHPをゴッソリ削ることも。


めざめるパワー
ロトムの場合フォルムチェンジである程度範囲を変えられるので粘るよりそのタイプによってフォルムを変えるのも手。
ヒートやカットの場合対抗しにくいドラゴンに刺さるこおり、ウォッシュの場合呼びやすいくさに刺さるほのお等がメジャー。第8世代で没収。



■ガジェット系ロトム


ある少年の発明からロトムを活かしたいろいろな機械が作られ始めたのだ。


SM以降は今までのロトムに加え、様々な機器に憑依して非戦闘時にプレイヤーをアシストするロトムが登場している。


ロトムずかん
SM・USUMで登場。ポケモン図鑑の中にロトムが入り、ポケモン図鑑兼多機能デバイスとして主人公の冒険をサポートする。
図鑑、タウンマップ、カメラ機能、音声通話、USUMではロトムパワー発動などの機能がある。
デバイスの本体に言語関係の機能が備わっているらしく、このデバイスの中に入ったロトムは人間の言葉を話すことができる。
SMでは無駄にお喋りだったが、USUMでは話していると時々ロトポン(ロトムパワーを引けるガチャ)を引けるようになり、一気に役に立つ存在へと変わった。


◆スマホロトム
剣盾で登場。スマートフォンの中にロトムが入り、多機能デバイスとして主人公の冒険をサポートする。
シナリオでは図鑑アップをインストールすることでポケモン図鑑を兼用するようになる。
前作と違って言葉を話すことはできないが、使用できる主な機能は前作とほぼ同等。(アニポケでは喋る)
また、ロトム図鑑がレアものだったのに対し、こちらは普及品であり、主人公以外のプレイヤーも使用している。
小型化したため手に持って操作することもできるが、ロトムが自ら宙に浮くこともできるスグレモノ。
ロトムずかんが画面と顔が一体化していたのに対してこちらは背面に顔が存在し、縦持ちと横持ちで顔や触覚の向きもキチンと変わる。
設定上は電話機能やインターネットブラウザなど様々なアプリがちゃんとあるようだが、プレイヤーが能動的に使えるものではなく、ストーリーイベントで使用される程度。
ゲームシステム上はメインメニューがスマホロトムの画面になっており、タウンマップ、ポケモンや道具の整理、リーグカードやレポート、通信機能などが使用できる。
また、スマホロトムを自転車に取り付けることで水陸両用電動自転車にすることができる。


◆ロトミ
剣盾で登場。ポケモンセンターのパソコンの上にいるグレーのアイツ。スマホロトムと違いこちらは会話可能(語尾に「ロミ」と付く。)
ロトムは性別不明のはずだが、海外版での文面や女性名っぽい名前などからメス(女性)という設定になっている模様。
パソコン自体にはポケモンボックスの機能しかなかったが、ロトミによって機能が追加されている。
IDくじセンターへの接続、ポケジョブ、リーグカードの管理を行うことができる。
通常時は動かずに居眠りをしており、プレイヤーの接近を感知すると飛び起きて待機モーションに入る。なかなか可愛いと評判。
またポケモンセンターの回復マシンとも連動しているらしく、回復マシンが動き出すと一旦動きを止める。


◆ドローンロトム
剣盾で登場。一言で言えばカメラ担当。ジムチャレンジにおける縁の下の力持ち。
黄色くなったロトムの下半分にドローンのプロペラが付いている。
バトルの様子を大型スクリーンやテレビに映し出すとき、このロトムがコッソリと活躍する。
撮影時は複数のロトムが稼働しており、1体は上からの固定支点担当、もう1体は動き回って遠景からズームまで様々なアングルで撮影している。
あまり目立たないが、スタジアムでの戦闘シーンをよく見ると固定視点担当のロトムが写っていることがある。



■ポケダンでのロトム


探検隊では通常ダンジョンにおいてもレベル1ダンジョンにおいても最強クラス。


ステータスの伸びが素晴らしく、レベルアップも早く、壁抜けが出来て、貴重な行動阻害技も覚え、全体技も二個覚え、基本技も物理特殊で一個ずつ……
タイプ相性の無効が大幅減に軽減されているためノーマル技やかくとう技が当たるようになったが、
こちらもじめんタイプにでんき技が効く様になっているのでとんとんと行ったところ。
しかも特性によるじめん無効はそのままのため、地面ポケモンは下手をすれば本家以上のカモとなる。
ポケモン世界広しと言えど、電気ポケモンにでんき技で一方的に嬲り殺される地面ポケモンが見られるのはここぐらいだろう。
紙という欠点のあるフワライドとは違い、非の打ち所がないスーパーなキャラである。


特に『空の探検隊』で追加された理不尽な仕様満載(罠チェック不可など)の運命の塔は壁抜けゲーとされており、ロトム一強説が広く支持されている。


そして『空』発売によるロトム一強説の流布と同時に、プラチナではフォルムチェンジを会得。
(限りなくトップに近かったユキトドに強い)ヘラクロスに圧倒的に強く、
メガネ流星群1.5耐えに調整しCに振らないのにメガネシャドボでラティを返り討ちする、あのロトムが蔓延し始めたプラチナ時代である。


『超』ではつながりオーブの依頼をこなせば仲間になるが…


かくして、本家でも、不遇ポケモンの逆襲の場とされたポケダンでも暴れ回るロトムの図がしばらく続くのであった……



■ポケモンスクランブルでのロトム


低確率で出現。フォルム違いは
ヒートロトム  :ロトム、ブースター
ウォッシュロトム:ロトム、シャワーズ
スピンロトム  :ロトム、サンダース
カットロトム  :ロトム、リーフィア
フロストロトム :ロトム、グレイシア


以上の組み合わせで別れるとフォルム違いが新たにやってくる。しかしうまいこと組み合わせを考えたもんだ。
スーパーではロトムが大量に出現する隠しステージで全フォルムを入手可能。



■アニメでのロトム


オーキド博士曰く「滅多に見つからないレアポケ」らしく、実際SMまで滅多に出てこなかった。
イッシュ地方デコロラ諸島にあるムトロ島にはそれなりに生息しているらしい。



DP編ではもりのようかんに住んでおり、フォルムチェンジを活用してサトシ達に様々なイタズラを仕掛けた。


ベストウイッシュ・シーズン2』ではオーキド博士がゲットした。
X・Y編の『オーキド博士のポケモンホロキャスター』にも毎回登場している。


サン&ムーン』ではレギュラー化を果たしサトシの第二の相棒となっている。


第7シリーズ第8シリーズではサトシほか様々な人物がスマホロトムを所有している。
滅多に見つからないポケモンのはずなのに、明らかにトレーナーの必需品になっている。



ロトム「プラーズマー!」


ロトム「オラ! 追記修正をしろ!」
バリバリ!


wiki籠り「やめたげてよお!」


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*1 通常ロトムに戻した際に特別技しか覚えていなかった場合は「でんきショック」のみを覚えた状態になる

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