長谷部誠

ページ名:長谷部誠

登録日:2012/01/14(土) 23:21:05
更新日:2023/08/18 Fri 10:32:31NEW!
所要時間:約 3 分で読めます



タグ一覧
サッカー サッカー選手 日本代表 キャプテン mf mr.children 静岡県 人格者 よつばと! 藤枝市 心を整える。 the_end_of_love 長谷部誠 リベロ



長谷部はせべまこと
(1984年1月18日静岡県藤枝市生まれ)



ドイツのサッカーリーグ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルト所属のプロサッカー選手。



高校時代から将来の日本サッカーを背負う選手として期待されており、Jリーグ浦和レッズに入団すると高卒2年目からレギュラーに抜擢。
Jリーグのクラブとして初めてACL優勝を果たした浦和レッズ黄金期の立役者の1人となった。


当時はトップ下でプレーすることがある攻撃寄りのセンターハーフだったものの、ドイツではフィジカルの弱さも相まって全く通用せず。
長谷部はこの苦境から脱するためにプレースタイルの変化という答えを出した。


その後、ドイツへ渡ると鬼軍曹として知られるマガト監督の下で着々とトレーニングを積みフィジカルを強化。それとともにポジションはサイドハーフへと移していき、
今のバランサーへと変化した。



ポジションについて


本職はおそらく日本代表でもプレーしたセンターハーフ…なのだが、中盤の仕事はだいたいこなせ、運動量と献身性の高さから様々なポジションをこなす。


ヴォルフスブルクでは基本的に右サイドバック、センターハーフ、右サイドハーフで出場、そのユーティリティさから大変重宝された。


監督からの信頼も高く、味方ゴールキーパーが退場になった際、他に高身長の選手がいるにも関わらず監督が長谷部にゴールマウスを任せるほどである。
(ちなみに1vs1に持ち込まれて決められました)


フランクフルトでも相変わらず様々なポジションに回されるも、リベロ(CB)としての活躍が増えたのが特徴的。
身長180cm程度とCBとしては非常に小柄だが、大柄なストッパーと3バックを形成することでこの弱点を補い、長谷部はディフェンスリーダーとして抜群のカバーリング能力を発揮。
CBコンバート後は、これまでのキャリアを通して特に目覚ましい活躍を見せた。抜群の危機察知能力と、長短のパスを織り交ぜて攻撃のタスクを振るう様から、ドイツサッカーのレジェンドであるフランツ・ベッケンバウアーになぞらえて『カイザー(皇帝)』という愛称が付けられるほど。
強豪バイエルンを破り優勝を果たした17-18DFBポカール決勝戦では、相手の戦術に合わせて中盤の底のアンカーと、3バックの中央のリベロを行き来するという八面六臂の活躍を見せた。
そもそも現代ではリベロという概念がCB全体に吸収されている状態で、長谷部のリベロもある種言葉の綾な部分はあるが、今や絶滅危惧種の生き残りのような存在である(良い意味で)。



日本代表


日本代表に初招集されたのは2006年。その時点では定着せず、ドイツW杯への出場は成らなかった。
本格的に定着したのは2008年、第2次岡田ジャパンからであり、
パサーの遠藤保仁とコンビを組み、センターハーフのファーストチョイスとなる。
また、2010年アフリカW杯からはキャプテンを任せられる。以降、日本のキャプテンと言えば常にこの男であった。
そして2018年ロシアW杯までの3大会に出場し、その後本田圭佑ら共々代表引退を表明。
本田より2つ年上の当時34歳。退くには妥当なタイミングであり、
世代の看板と不動のキャプテンの引退をもって、日本代表は新たなフェーズに突入することになる。



チームメイトとは良好な関係にあり、年下である香川真司長友佑都、内田篤人らにもよく弄られている。


反面、しっかりしたところもあり、皆で食事に行く際には年下の選手には待ち合わせ時間を一時間早い時間を教えるなどの気遣いもみせる。
これは先輩に失礼がないようにとの配慮であるが、二回目からは看破されており早い時間を教えても
「本当の時間を教えて下さい」
と返されるらしい。



なお、その後


チームの要として長きにわたって戦い、一線を退いた長谷部――であったが、それは日本代表としての話
重荷*1が下りたのか、ドイツに戻ってからさらなる輝きを見せる。
新シーズン当初はクラブ自体の不振や方針転換もあってレギュラーの座を失うも、3バックのリベロとしてレギュラーを奪還。
ヨーロッパリーグでは準決勝にまで駒を進め、長谷部も優秀選手を受賞するほどとなった。
19-20シーズンでは再び4バックのボランチに戻ったり立場が落ち着かないところもあったが、総合的には主力として活躍。
そしてフランクフルトは今期限りだった契約を延長し、引退後もスタッフとして雇用する予定であることを発表。
また、19-20シーズン終了後、彼より年上の選手3人が揃って引退・退団した結果、36歳の長谷部は20-21シーズン開始時点でのブンデスリーガ最年長選手となる見込みに。
07-08シーズン途中からドイツに渡ったため、20-21シーズンをもってブンデスリーガ14シーズン目と、紛れもないブンデスリーガの大ベテラン。
何度となくレギュラーを失ったりポジションを移されたり怪我に泣かされたりと順風満帆とは言い難い中で、1つの欧州リーグ、それも4大リーグの一角において継続してプレーした実績は類稀なものとなっていた。
その後も

さすがに歳だし控えに回る→守備が不安定になる→メディア「ハセベを使うべきだ」→スタメンに→安定する→クラブ「来年も頼む」

という流れを繰り返し、気がつけば2023年にも選手契約の延長が発表。40歳の大台突入がほぼ確定している。



プレースタイル


豊富な運動量と危険察知能力を武器に攻撃の芽を摘み、攻撃時には縦の推進力のあるドリブルやパス、ミドルシュートでチャンスを作る。
また、コンディションの安定度と速いショートパスも長所である。
ウィークポイントとしてはパスの精度を欠きがちで、時折ピンチを招くことも。
30代中盤以降はより守備力に磨きがかかり、まさに燻し銀といった成長を遂げた。




その他


  • 将来的には監督をやることにも興味があるらしく、日々のトレーニングで自分が面白いと思ったものをサッカーノートに記録している。

  • クラブや代表での立ち回りについては周りを調整、調律することを心がけており、輪を大切にしている

  • 自己啓発本「心を整える。」を執筆。印税を東日本大震災被害者への支援金としてユニセフに寄付した。

  • 姉の子どもである姪にデレデレ。

  • Mr.Childrenのファンでありツアーにも行ったことがある。一番好きな曲は「終わりなき旅」。

  • 今では真面目な印象を受けるが、高校生の時はそうでもなかったようで、サボることも結構あったそうである。

  • 1人で温泉によく行っている。結婚した後でも続けたいそうだ。


追記・修正は心を整えてからお願いします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,1)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 運ぶドリブルが上手いからチーム事情によっては守備的トップ下やらされてただけで浦和時代からセンターハーフが本職だぞ -- 名無しさん (2018-01-06 19:50:00)
  • 代表引退か。お疲れ様でした。 -- 名無しさん (2018-07-10 10:24:39)

#comment

*1 日本代表は活動に遠征が嵩みがちなのもあり、単純に体力的な意味でも。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧