与ダメージ計算式調査(前編)

ページ名:与ダメージ計算式調査_前編

AC及びMT、LC、HC、C-Weaponへの与ダメージ計算式調査(前編)


はじめに

発売前にチュートリアルミッション「密航」のプレイ動画を見たときから気になっていたことがある。
最初に登場するLight Guard Mechに対し、攻撃力が「87」であるはずの
RF-024 TURNER(※1.01当時)の与ダメージが「80」だったことだ。
与ダメージ算出にどんな計算がされているのかを調べるため、様々な対象への与ダメージを記録する。

使用パーツ

App Ver. 22 / Regulation Ver. 1.02.1 環境にて実施

RF-024 TURNER 物理: 105
VP-66LH EN: 175
DF-BA-06 XUAN-GE 爆発: 895
IA-C01W7: ML-REDSHIFT コーラル: 727

AC-2000 TOOL ARM 近接武器適性: 100 ※1
VP-20C EN射撃武器適性: 100 ※2

OS TUNEは無駄な補正を避けるためすべて外した
※1 近接武器への補正を避けるため
※2 EN武器への補正を避けるため

与ダメージ調査①

まずは、AC TESTで Light MT を呼び出し記録する。

Light MT 属性 武器攻撃力 与ダメージ 軽減率
RF-024 TURNER 物理 105 97 0.92
VP-66LH EN 175 256 1.46
DF-BA-06 XUAN-GE 爆発 895 895 1.00
IA-C01W7: ML-REDSHIFT CO 727 727 1.00

同時に出てくる Helicopter Drone にも攻撃する。

Helicopter Drone 属性 武器攻撃力 与ダメージ 軽減率
RF-024 TURNER 物理 105 97 0.92
VP-66LH EN 175 256 1.46
DF-BA-06 XUAN-GE 爆発 895 895 1.00
IA-C01W7: ML-REDSHIFT CO 727 727 1.00

Light MT と同じ結果となった。

次は BAWS Tetrapod MT も呼び出し攻撃する。

BAWS Tetrapod MT 属性 武器攻撃力 与ダメージ 軽減率
RF-024 TURNER 物理 105 83 0.79
VP-66LH EN 175 200 1.14
DF-BA-06 XUAN-GE 爆発 895 774 0.86
IA-C01W7: ML-REDSHIFT CO 727 727 1.00

軽量MTと重量MTでは耐性に違いがあるようだ。

「輸送ヘリ破壊」に登場する Light Guard Mech に攻撃する。

Light Guard Mech 属性 武器攻撃力 与ダメージ 軽減率
RF-024 TURNER 物理 105 97 0.92
VP-66LH EN 175 256 1.46
DF-BA-06 XUAN-GE 爆発 895 895 1.00
IA-C01W7: ML-REDSHIFT CO 727 727 1.00

ザコとして配置されているMT系は同じ耐性が適用されていると言えそうだ。

「BAWS第2工廠」に出現する GHOST は以下の結果。

GHOST 属性 武器攻撃力 与ダメージ 軽減率 仮定
RF-024 TURNER 物理 105 83 0.79 0.79
VP-66LH EN 175 109 0.62 (0.79^2)
DF-BA-06 XUAN-GE 爆発 895 1632 1.82 (1.35^2)
IA-C01W7: ML-REDSHIFT CO 727 727 1.00 1.00

ここで、物理属性とEN、爆発属性でダメージ変動幅に差があることに気づく。
物理属性が0.92、0.79という値を使いまわしているところをみると、EN、爆発属性でも同様の値があってもおかしくなさそうである。
物理とEN、爆発属性で計算式が違う可能性を考え始めた時、偶然だが0.62が0.79^2に近似することに気づいた。
爆発属性ではどうかと探してみると、 BAWS Tetrapod MT の際の0.86は0.92^2に近似する。
端数処理を考えると0.93とすると更に近くなる。

「武装採掘艦護衛」に登場する Institute Tank Drone ではどうなるだろうか。

Institute Tank Drone 属性 武器攻撃力 与ダメージ 軽減率 仮定
RF-024 TURNER 物理 105 46 0.44 0.44
VP-66LH EN 175 33 0.19 (0.44^2)
DF-BA-06 XUAN-GE 爆発 895 1632 1.82 (1.35^2)
IA-C01W7: ML-REDSHIFT CO 727 727 1.00 1.00

やたらと硬いとは思っていたが、物理、EN属性の軽減率がとても高い。
また、先程の仮定通りであれば、EN属性のパラメータは0.44となり、そちらのほうが管理がしやすそうである。
GHOSTの値と比べても案外それっぽくなる為、あながち間違いでは無いのではないだろうか。

「地中探査 - 深度2」にてでてくる PCA Heavy MT(鹵獲機) は以下の通り。

PCA Heavy MT 属性 武器攻撃力 与ダメージ 軽減率 仮定
RF-024 TURNER 物理 105 119 1.13 1.14
VP-66LH EN 175 129 0.74 (0.86^2)
DF-BA-06 XUAN-GE 爆発 895 895 1.00 1.00
IA-C01W7: ML-REDSHIFT CO 727 727 1.00 1.00

最後に、「海越え」の IA-13: SEA SPIDER の記録を取る。

IA-13: SEA SPIDER 属性 武器攻撃力 与ダメージ 軽減率 仮定
RF-024 TURNER 物理 105 119 1.13 1.14
VP-66LH EN 175 200 1.14 (1.07^2)
DF-BA-06 XUAN-GE 爆発 895 774 0.86 (0.93^2)
IA-C01W7: ML-REDSHIFT CO 727 727 1.00 1.00

1.07は差0.07で0.93と対になると考えられるし、0.93も物理属性でよく見る数字だ。

結論

おそらく、機体ごとに以下のようなスケールで耐性が割り振られていると考えられる。

 

1.35 1.28 1.21 1.14 1.07 1.00 0.93 0.86 0.79 ... 0.44
-0.35 -0.28 -0.21 -0.14 -0.07 0 0.07 0.14 0.21 ... 0.56

そして、物理属性を基本ベースとし、EN、爆発属性の有利不利幅が大きく設定されている。
これは目標に応じた属性選択により、幅広いアセンブリの構築を促そうという狙いがあるのではないだろうか?
傾向としては、通常のMT群は物理に強く、ENに弱い。
惑星封鎖機構のLC機やHC機などはENに強く、物理に弱い。
ザイレムのドローンや、ゴースト、技研の遺産であるC兵器群は、爆発属性が特攻だが、物理、ENには高い耐性を持つ。

物理属性 武器攻撃力 x 物理耐性 x (各補正) = 与ダメージ
EN,爆発属性 武器攻撃力 x 属性耐性^2 x (各補正) = 与ダメージ

コーラル属性については、基本的に全て耐性を1.00に設定しており、
武器ダメージ = 与ダメージ となるように設定されているが、 「特務機体撃破」の Cataphract などは
コーラル属性含む全ての属性に+3.00%の耐性をもっており、 武器ダメージ = 与ダメージとならない。
おそらく、敵機側にもOS TUNEのような、パッシブ効果が設定されることがある。

なお、Missionの種類やChapterに関わらず、ストーリーのどのタイミングで出てきても同じ種類の機体ならば
ステータスは同じであると考えられる。(レベルのようなスケーリングは無い)

また、個別のパーツ情報をもつ、AC機体については今回調査した計算とは別のタイミングで
防御性能値によるダメージ計算がなされているようである。
次回は、ACへのダメージについて調査をしたいと思う。

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