ケルベロス

ページ名:ケルベロス

 

ようやく暴れられるぜェ、嬉しいなァ兄弟たち!

あとは銭勘定しながら勝手にやりなッ!!

今回も景気よくブッ飛ばしていこうぜ!!!

■現実の設定

名前:ケルベロス(トリア)

年齢:不明

身長:193㎝

性別:女性

瞳の色:深紅

髪の色:深青

所属:生ける夢→ゼロメア株式会社

階級:一等境界潜夢士

-設定
ゼロメア株式会社に所属している生ける夢の傭兵。現実世界では雑種の大型犬か大柄な女性の姿をとる。基本的にはケルベロスの名で通っているが、少数の者は以前の名残であるトリアの名で呼ぶ事もある。
性格は一言でいえば"ノリがよく"、良くも悪くも大雑把で豪快で人懐こい。歯に衣着せぬ物言いから無礼で配慮に欠ける印象を持たれる。しかし仲間を大切にし、よく気に掛ける一面もある。

大の甘党であり、特に甘いパン類が大好物。砂糖が塗布され大量の生クリームをサンドしたお気に入りのパンをコンビニで購入し、任務時の軽食として携行している。同じく甘党で菓子類に造詣が深いカナデとはよく菓子を並べてお茶会を開く仲。

かつては渡りの生きる夢として特殊心理対策局の監視のもとにダイバー活動を続けていたが、現在ではインビジブルウォール所属の少年音無 忍を宿主として傭兵業をしている。

今日はオフだろォ?遊びに連れてってくれよ!-ケルベロス

えぇ……っと……。近所の廃墟じゃダメ……だよね?- 音無 忍

基本的に日中は犬の姿で首輪を着けて街中を散歩しているか、宿主の実家で本来必要としない昼寝をしているが、夜中には女性の姿で街を遊び歩いている。
傭兵仲間とつるむために完全に夜型の生活を送っているが、宿主である中学生の忍と遊ぶためには昼間に起きていなければならない事に葛藤している。

+ケルベロスの過去-ケルベロスの過去

彼女は上の二人の姉と共に、三姉妹で一つの身体を共有する悪夢『ケルベロス』として誕生した。宿主であるホルダーAは多重人格者であり、複数の姉妹の人格を持つ女性だった。

宿主に対して彼女自身の記憶は曖昧だが、残されている記録に拠れば、特殊心理対策局がケルベロスへの対処を行った際に発生した家屋の火災によりAは焼死している。焼け跡には身元不明の三人の焼死体が残されており、ホルダーの事前情報との差異に様々な説が唱えられたが、有力な証拠は得られず捜査は終了となった。
また火災が発生した原因は不明とされているが、Aが使用中だったベッド付近が火元と断定されたため、ベッド脇に設置された燭台が原因と推定されている。
鎮圧後、ケルベロスは『一つの夢に三つの個体が共存する』という特異性のために特殊心理対策局に回収された。

ケルベロスは三姉妹共に協力的な姿勢が評価され、基礎的な学習を終えたのち作戦での協働を許される。姉妹はそれぞれ長女『エナ』次女『ディオ』三女『トリア』と名乗った。その後、複数回の作戦に参加し悪夢やローグダイバーの撃破に貢献し、その有用性が実戦で照明された。
エナとデュオの学習に対する意欲は凄まじいものがあり、宿主を通して様々な知識を取り込んでいった。一方でトリアは甘えん坊は性格であり、学習よりも甘いお菓子のパンに執着を見せた。ただしトリアだけにごく直近の未来を視る『予兆』の能力があった。
この時点でケルベロスの首それぞれに別々の意識がある事がはっきりしていたものの、その原理は未だ不明であった。

特殊心理対策局が一時後退を余儀なくされた作戦Bにおいて、ケルベロスはしんがりに志願した。ケルベロスの奮戦により特殊心理対策局は犠牲者を出す事無く体勢を立て直す事ができたが、帰還したケルベロスは消滅寸前の状態で、エナとデュオに当たる首は完全に脱落した状態だった。トリアの証言に拠れば、彼女を生かして帰すために姉たちはリソース分配のパイプを断ったのだという。
すぐに治療がなされたが、最終的に首は回復しなかった。またトリアの必死の捜索も虚しく、領域内で脱落した首やクオリアやその欠片を発見する事はできなかった。

精神と身体の傷が癒えるにつれてトリアの夢体は姿が変わってゆき、動けるようになるまでに夢体は完全に人間の姿となった。トリアのみになった事で研究対象としての価値を喪失したケルベロスは特殊心理対策局の制限が解除され、本人の意思を尊重し実働部隊へと編入されることとなった。

その後実働部隊でのある任務を最後に、彼女は特殊心理対策局を辞めた。理由は気まぐれとされているが、真意を知る者はごく限られている。それから傭兵となった彼女の姿が、皆がよく知る彼女の姿である。

+ある任務での出来事-ある任務での出来事

ローグダイバーによる特心対施設への強襲を迎撃したとある任務において、トリアはローグ所属の生ける夢の一人に先制攻撃で致命傷を負わせた。
しかし傷を押さえて壁にもたれるその夢は、信じ難い事に自分を助けてくれた姉その人だった。トリアにリソースを委ねたデュオは、ローグ派閥に拾われ生き延びていたのだ。しかし今の彼女は、ただローグの使い魔の一匹としてトリアの眼前で装置のトリガーに指を掛けている。
今この部屋にはトリアとデュオしか居ない。あわよくば再び姉妹が揃うかもしれないと淡い希望を抱いたトリアの脳裏に、爆発で多くの死傷者が出る予兆が過った。
その未来を恐れたトリアは、反射的に実の姉に銃口を向けた。
「姉さん。"それ"を、離して。お願いだ」

デュオは弱った様子で口を開いた。
「トリア。残念だ」

「まだ間に合うよ。姉さんも見つけて、また三人で」

「エナは死んだよ、トリア。リソースは一人分が限界だった」

トリアが言葉を失っているのを見てデュオは続ける。
「もう二度と、私たちのような思いをする夢が生まれない為に」
そう呟いて装置を目線の高さで持つと、トリガーを押さえる指を動かす。トリアに選択肢は残されていなかった。

 

任務の報告では砕けたクオリアが回収されているが、保存されている情報が破損していた為に本格的な調査は行われず、そのまま撃破者であるケルベロスに戦利品として渡された。彼女はそれを万が一にも転用されないように粉砕してから、丘の上にある生ける夢専用の霊園に建てられている姉たちの墓に埋めた。

彼女と、ごく親しい僅かばかりしか知らない、姉妹の物語の本当の結末である。

 

 

 

 


■夢の姿の設定

名前:サーベラス

武器:グレートアクス

外見:大斧を携えた巨躯の戦士

-設定
肩に担いだ大斧と目元のすぐ上までを覆うバンダナが特徴的な戦士の姿。名前の由来はケルベロスの英語読み。

彼女は魔法や飛び道具などを一切用いず、尋常ならざる膂力と巨大な鉄塊のような大斧のみを武器としている。そのため魔法などのエンチャントで武器を強化するダイバーと比較して総合的な火力面でやや見劣りするが、武器そのものの破壊力と戦士としての経験で穴を埋める。愛用の大斧はただ武器として扱うだけではなく、分厚い斧頭は自身や仲間を攻撃から護る盾にもなり、身を護る構えはそのまま無防備な攻撃者に対する反撃へと繋げることができる。

傭兵としての彼女は大斧がシンボルの戦士として知られ、手練れの戦士であっても彼女と正面から打ち合うときには一太刀ごとに警戒する。それは仮に彼女に対し先に先手を打てたとしても、彼女が力任せに反撃を差し込んでくるからである。通常ではありえないタイミングの反撃に並の戦士は気圧されてしまい、形勢逆転することも少なくはない。

おいおい逃げんのかァ?残念だぜ!頭カチ割ってやろうと思ったのによ!!-ケルベロス

斧頭の側面には緻密な彫刻とともに三頭の犬の口が彫られており、これはケルベロスの三つの口を表している。
傭兵となる以前、彼女と姉妹は三頭で一頭の犬の姿をした伝承上のケルベロスに似た生きる夢だった。しかしある日の戦いで彼女は姉である『エナ』と『デュオ』を喪ってしまう。そうして一人になった『トリア』は一頭で「ケルベロス」の名を背負い、一人で生きることを決意した。このときから彼女は人間の戦士の姿で戦うようになり、一説では失くした姉妹の痛みを癒すために斧頭に姉妹の牙を象ったのだという。

二対一なら抑え込めるとでも?こちとら三人力だぜ。-ケルベロス


  • 音無 忍
    ケルベロスの宿主である少年。ケルベロスの一番身近な遊び相手。普段は彼の家に犬の姿でペットとして暮らしている。ケルベロスが夢現領域内で遭難している音無 忍を発見・保護したことが出会いとなり、その後正式に契約を結んだ。

 


■スキル

【ケルベロス】

HP:16 速度:3 切札:【研鑽】(【精緻】【庇う】)

【痛撃のハチェット】

■威力:6点
■攻撃傾向:近接
■間合:0
■種別:行動(補助)
■判定:あり
行動:攻撃判定を振る。補助:1ターンに1度のみ他者からの攻撃が自身に命中したときに判定を行い、成功した場合4点の近接ダメージを反撃で与えることができる。反撃をされる対象は反撃に対して回避を行うことができる。

【集中】
■威力:なし
■攻撃傾向:なし
■間合:0
■種別:補助
■判定:あり
行動スキルの判定前に発動。そのターンの攻撃スキルの達成値を+1する。

【予兆】
■威力:なし
■攻撃傾向:なし
■間合:0
■種別:補助
■判定:あり
行動フェイズの任意タイミングで発動。判定を4回振る。出た出目を任意で2つずつの組にし、組ごとの和を2回の判定で用いる。

【鍛錬】
■威力:なし
■攻撃傾向:なし
■間合:なし
■種別:常駐
■判定:なし 
装備者の近接攻撃の目標値は1下げてよい。

【精緻】
■威力:なし
■攻撃傾向:なし
■間合:なし
■種別:常駐
■判定:なし 
装備者の近接・射撃でない行動の目標値は1下げてよい。

【庇う】
■威力:なし
■攻撃傾向:なし
■間合:なし
■種別:常駐
■判定:なし 

装備者は間合内の相手がダメージを受ける時、代わりに自分のHPを減らすことができる。
ただし、相手自身が自らにダメージを与えるときはこの効果を適用することができない。

【アイアンボディ】
■威力:なし
■攻撃傾向:なし
■間合:1
■種別:補助
■判定:あり
行動フェイズの任意タイミングで発動。対象に次のターンの装甲点を+3する。ただし対象がスキルなどで増加させた装甲点には加算されない。

 

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